JPS5811594Y2 - キヤツプにおけるクリツプの取付け構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はクリップのキャップへの取付けを簡易化した、キ
ャップにおけるクリップの取付は構造に関する。

キャップにクリップを取付ける構造については種々のも
のが提案されているが、クリップの取付は構造を簡単に
し、クリップの取付けを簡易化するとともに、クリップ
の固定を強固にすることはむずかしいことであった。

取付は構造を簡単にするとクリップの取付けは簡易化さ
れるが、クリップの固定は強固にできず、反対にクリッ
プの固定を強固にしようとするとクリップの取付は構造
が複雑になる。

本案はクリップの取付は構造を簡単にし、かつクリップ
の固定を強固にする目的で考案されたものである。

すなわち、本案は、クリップに、外面に凹部を有する対
向した脚片を設け、筒状のキャップ本体の内面に、クリ
ップの凹部に合致する凸部を設け、クリップの脚片をキ
ャップ本体に挿入して脚片の凹部をキャップ本体の凸部
に係合させ、キャップ本体に固定子を挿着して頂部をク
リップの脚片間に挿入し、脚片に接触させた、キャップ
におけるクリップの取付は構造である。

本案の特徴は、クリップの脚片の凹部とキャップ本体の
凸部を係合させることにある。

この保合のためクリップの移動が防止でき、クリップの
固定が強固になる。

本案の実施例を図面により説明する。

クリップ１には、挟持片２と、外面間の間隔がキャップ
本体３の頂部４の内径にほぼ等しい対向した脚片５を設
け、脚片５の外面に凹部６を形威しである。

キャップ本体３の頂部４の内面には、クリップ１の脚片
５の凹部６の幅とほぼ等しい幅で、深さとほぼ等しい高
さの凸部７を脚片５の所定の取付位置に対向して設けで
ある。

また、頂部４の端面に、クリップ１の挟持片２の幅とほ
ぼ等しい幅の切欠き８を設けである。

筒状の固定子９は外径がキャップ本体１の内径とほぼ等
しく、また頂部１０の外面間の間隔とほぼ等しくしであ
る。

クリップ１の挾持片２をキャップ本体３の頂部４の切欠
き８に挿入するとともに、脚片５をキャップ本体３内に
挿入し、脚片５の凹部６を凸部７に係合させる。

固定子９をキャップ本体３に挿着し、固定子９の頂部１
０をクリップ１の脚片５間に挿入して、脚片５に接触さ
せる。

クリップ１の脚片５を固定子９の頂部１０とキャップ本
体３とで挟持すればクリップ１の固定は一層強固になる
。

しかし、クリップ１は脚片５の凹部６とキャップ本体３
の凸部７が係合しているので脚片５をキャップ本体３と
固定子９の頂部１０とで強く挾持しなくてもよく、すな
わち、脚片５がキャップ本体３の内面に接しない状態で
もよい。

キャップ本体３の凸部７は円周状のものでもよい。

本案はクリップの脚片の凹部とキャップ本体の内面の凸
部との保合と、クリップの脚片間に挿入し脚片に接触さ
せた固定子とによりクリップの固定が強固にでき、構造
が簡単で、組立が簡単にできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案を施したキャップの一部を縦断した側面図
、第２図は第１図の２−２線の縦断面図、第３図は第２
図の３−３線の横断面図、第４図はクリップの一部を省
略した側面図、第５図はキャップ本体の正面図である。 １・・・・・・クリップ、３・・・・・：キャップ本体
、５・・・・・・脚片、６・・・・・・凹部、７・・・
・・・凸部、９・・・・・・固定子、１０・・・・・・
固定子の頂部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. クリップ１に、外面に凹部６を有する対向した脚片５を
   設け、筒状のキャップ本体３の内面に、クリップ１の凹
   部６に合致する凸部フを設け、クリップ１の脚片５をキ
   ャップ本体３′輪挿みして脚片５の凹部６をキャップ本
   体３の凸部７に係合させ、キャップ本体３に固定子９を
   挿着して、頂部１０をクリップ１の脚片５間に挿入し、
   脚片５に接触させた、キャップにおけるクリップの取付
   は構造。