JPS58115053A - シラスを主成分とする水硬性物体の製造法 - Google Patents

シラスを主成分とする水硬性物体の製造法

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JPS58115053A
JPS58115053A JP21220881A JP21220881A JPS58115053A JP S58115053 A JPS58115053 A JP S58115053A JP 21220881 A JP21220881 A JP 21220881A JP 21220881 A JP21220881 A JP 21220881A JP S58115053 A JPS58115053 A JP S58115053A
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高平 純一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は火山地帯Q多量に存在するシラス即ち火山噴出
物を利用した水硬性物体の製造法に関するものである。
従来火山地11PK無尽蔵に存在するシラスは軟弱地盤
を形成し雨季には崩落して災害を起すおそれが多く、特
にシラスの多い鹿児島地方においてはシラスの利用開発
が強く望まれている。
本発明者はさきにシラスとアルミナセメ・/トとを?l
K祁し九水硬性吻体を提案しく特願昭66−a4フ41
.j14〒42.514フ43゜!1666フ、5ss
ass)、従来の如く焼成の必賛なく責逼な燃料エネル
ギーを消責する必要のないシラスの利用法を提供し九が
、この水硬性物体において使用するアルミナセメントは
ボーキサイFより電気炉を使用して製造する−のでその
製造Kmつては多量のエネルギーを使用し価格本著しく
高い廟点があることは周知の通シである。
アルミナセメントの代J)Kポルトランドセメント系、
混合セメント系、高硫酸塩スラグセメント系の如き比較
的安価な汎用セメントを使用してシラスよ〕水硬性物体
を得ることができれば前記アルミナセメントを使用する
場合に比し遥かに廉価Km供することができるが、シラ
スに上記汎用セメントを加え水で捏練するときはシラス
中の酸化アルミニウムがエトリンガイト Co−(z A% CDH)2y (Soak ・sD
 H20の針状結晶となって硬化セメント相中に析出し
その内部応力によってセメント相が内部よル崩壊し水硬
性物体の強度を著しく低下せしめる。
−シラスの成分は、鉱物組成では火山ガラス50〜〒8
優、長石および石英go−so−その他とミナ13〜1
6チその他となる。この火山ガラス即ち非結晶質の部分
に言まれるシリカおよびアルミナがセメントと混和し水
を加えた場合硬化するファクターとなるが、このうちア
ルミナは上述の如く汎用セメントを加え友場合エトリン
ガイトの社状結lI&を生成し水硬性物体の強度を低下
せしめるめでこれを防ぐ丸めシラスに酸を加えてシラス
中のアルミナをアルにニウム塩に変換せしめ、組成分全
体のpHをほぼ中性とするため余剰の陵をアルカリによ
って中和し、均一相の水硬性物体を得て本発明を完成し
丸、アルミナセメントの場合本勿論本発明は同様に冥施
し得る。
本@明において使用する酸は塩酸、硫酸その他水溶液状
でアル々すと反応しアルミニウム塩を生成する任意の−
を使用することができるが、その選択に肖っては作−条
件等を考慮し、たとえば着しく作業者に刺戟を与える舗
酸などは避ける方が望ましい、を九上記酸を中和するア
ルカリとしては消石灰、縦酸塩、アンモニア水等任意の
アルカリを使用し得るが酸の場合と同様刺戟臭のあるも
のは避ける方が望ましく、硬化物の使用途によっては硬
化物内に炭酸ガスの気泡を生じる炭酸塩の使用も慎重に
考慮すべきである。
本発明において使用するセメントはアルミナセメントお
よびそれ以外のすべての汎用セメントたとえばポル)ラ
ンドセメント系、ジェットセメント、混合セメント第九
とえば高炉セメント、フライアツシエセメント等および
高硫酸塩セメント第九とえば水滓スラグ〜石膏〜(消石
灰およびポルトランドセメント)系等も使用することが
できる。
ボーキナイトからバイヤー法によ〕アルミナを製造する
とき赤泥と呼ばれる鵬秦物を生じる。これはTA鉱中に
含まれる酸化萬二鉄、アルζす、シリカなどが残った弱
アルカリ性の泥状物で上述のシラスルセメント混和物の
一部と置換して使用することができ、41に咳化縞二鉄
の赤褐色を利用し必1’に応じ顔料を加えて色調を選択
すれば有利である。
以下夷總例によ如本発−を爽に詳1!に説明する。
実施例1 シラスを天日乾祿後紛分けし、粒度g、o〜5.0mm
程度のシラス粉1.5KgK:9Bg6硫酸を4000
.水をB□oec添加しよく攪拌した後水酸化カルシウ
ム1200gを加え攪拌する。
攪拌後のpHは約6であり九。
これにB11高炉セメント(水滓スラグとポルトランド
セメントとの等量混金物)850g、硫酸カルシウム1
50gを加えてよく攪拌するとpH約18になるのでこ
れをIIIK充横し加圧して余剰の水分を除去し常温で
放置硬化する0例えば厚形スレート瓦に成形し28日間
養生した後の曲げ破壊荷重はQ OOK@fであった。
実施例2 赤泥300g[5%硫酸400ccを加えよく攪拌した
後シラス@1.5Kg、スラグ450 g。
アルミナセメントS’15g、水1600 ccを添加
し攪拌する。攪拌後のpHは約9であった。
これを盤に充填し加圧して余剰の水分を除去し常温で放
置硬化する。厚形スレート瓦に成形し38日間養生し九
後の曲げ破壊荷重は220 Kg!であった。
実aSS シラx1.5Kgx水4xッグ6301に98−硫酸1
0aa、水5oocc を加えよく攪拌する。このとき
のplIは約1であつ九、これに石灰入赤泥300gを
入れpHを約6゜6に調整し先後ポルトランド七メン)
!lag、硫酸カルシウム180gを入れ攪拌する。攪
拌後のpmは約9であつ九。
これを臘に充填し加圧して余剰の水分を除去し常温で放
置硬化する。厚形スレート瓦に成形し庸・日間養生し九
後の曲げ破壊荷重はl 85 ][1gであった。
実施飼養 シラス1.5KgK35−塩@tslsav、水1(O
Oaeを加え水酸化カルシウム50gを加えpH8とじ
先後、高炉上メン)850g、硫酸カルシウム150g
を加えてpH1o〜11に調整し、これを臘に充填し加
圧して余剰の水分を除去し常温で放置硬化する。厚形ス
レート瓦に成形し118日間養生した後の曲げ破壊荷重
は180Kgfであつえ。
実施例δ 実施例1のシラス、セメント調合物を押出成形に適当な
水分量的17wt5K*るように脱水調整し小量の可臘
剤例えばメチルセルローズを添加し押出機により板・状
に押出し、適宜裁断後常温で放置硬化し、タイル、建材
用の柱、瓦その他内装材、外装材を製造し得る。必要に
応じ補強の九め長尺材の場合は鉄筋を入れることも可能
である。
実施例6 酸処理シラス細粉2フ、水滓スラグ40、石膏番、高炉
セメントフ、廃パルプ13、石綿6、無逃場粉砕シラス
60重量比でスラリー#IkK4優にな 源如く水に分散し、抄造機によ)適宜厚みの建築用内外
装パルプセメント板(J工S ム!5414−19’F
8相尚)を得る。j18日間養生した後の曲げ破壊荷重
は91.2Kg  (厚さ・6xun)、e+y、iK
g(厚さlamm)であつえ。
実施例1 実施例4に示し九シラス〜セメント調合物を人形その他
適宜成形品成形用lI!1IIiに流し込み、常温で放
置硬化して成形後−から填出して88日間養生後乾燥し
塗装彩色する。*合物に着色剤を混入し流し込み成形し
てもよい。
上記シラス、セメント調合瞼の原料を頁に微粉砕し、過
量の保水剤および硬化遅延剤を加え、石膏盛を使用して
泥秦鋳込み成形を行なうこともできる。
実施例8 シラx@ l、 5 Kg fC98−硫g[40cc
、水800 aaを添加しよく攪拌した後水駿化カルシ
ウムljioOgを加え攪拌する。攪拌後のpHは約6
である。これIICB種高デセ高炉)850g。
iim*ルシウム150gおよび発泡剤としてアルミニ
ウム徽扮末11〜19gを加え攪拌後ll1K流し込み
発泡成形させ必要寸法に裁断して嵩比軍0.6〜1.2
のム10椙幽壕量醜材を得る。11圧60℃の水Jif
i養生塘九はlO気圧楊度O圧力下におけるオートクレ
ーブ高温高圧水蒸気養生が適している。
実施例9 シラスlJsOKgに989!硫酸gQOQ%水80リ
ットルを加えよく攪拌し消石灰1 slo zgを加え
中和し九後ポルトランドセメント1601Cgを添加し
、揄和水を加えスランプ値を5〜6 amの硬練りとす
る。
この練和物を組立て鉄筋とともに遠心力成管機に入れ管
状に成形し、−次蒸気養生し先後脱臘し、二次養生とし
て水中、散水、空中、オートクレーブ(10−15気圧
、8〜16時間)養生を行いJ工S  A  530!
5相幽のヒエーム管を得る。
尚臘成形によfiJ工S ム 6302相当の鉄筋成形
管を得ることもでき、を九鉄筋人遠心力成形およびオー
トクレーブ養生(No〜15気圧、8〜16時間)によ
plI8  A  5310相蟲の基礎杭を得ることも
できる。
以上の如く本発明はシラスとセメントとを混和するに当
如酸を加えることKよってシラスに含まれる酸化アルミ
ニウムをアルミニウム塩に変換し−って混和物を水硬化
して得られる均一相中にエトリンガイトの針状結晶を生
じ成形物の強度を低下するのを防止し、同時に上記酸お
よ゛びこの余剰酸を中和するために加えるアルカリによ
ってセメントのアル力り性をも中和し、あわせてシラス
に含まれる結晶相の表面も酸によって活性化され水硬化
反応によってKmな均一組織を生じ著しい強IfLが得
られる。JI形スレート瓦を例にとれば、TI#規格に
よる蝋低蘭げ破壊強度は粘土瓦(JIB  1 5s1
08〜19’y?)の場合13i。
■gfと定められ一般の竜メント瓦(JIB ム540
1−19)8)の場合はloo]4f、厚形、:<v−
ト(rxa  A  5402−1ovs)。
場合は110’ Elfと定められているのに対し本発
明による厚形スレート瓦においては殆んど180〜ag
o夏gfの値を示し、また一般のセメント画晶に比し表
面のアルカリ度が低右ためこれに使用する塗料の選択も
容易であ〕、使用する原材料とし′Cは雛蔵量が無@に
近くしかもその有効な用途が確立されていないシラス、
あるいは海岸諷立埠によって廃棄処分され現在有効な用
途が見出されていない赤泥など採取費用を含め運搬費以
外は殆んど原価のかからない原料によって焼成などエネ
ルギー費その他成形費用も殆んど要せず、九とえば水分
調整して少量の可膳剤を加え押出成形することによシ焼
成粘土瓦相当(、Tfa  ムagoa−1977)の
非焼成瓦を製造することができしか4従来のアルミナセ
メントその他セメントのみによる製品に比し強tにおい
て4ffiかにすぐれ、表面も緻密な平滑面を有するす
ぐれた品質の製品を提供することができ、屋根瓦、JI
B吻の天井板その他内装、外装勢の構築材その他あらゆ
るセメント、コンクリート製品、非焼成無業製品に利用
することができ、比重も1.9内外の低い値に抑えるこ
とができ、便用途によっては製品を発泡化またはその一
部を空洞化することによ〕電量を更KIi減することが
でき、また赤泥な使用しない場合は淡灰色で顔料混入ま
たはm装によ〕殆んどあらゆる色114に自由に着色し
得る等樵々の面ですぐれ九特徴効果をMする−のである
代理人 井 手  −j 手続補正4(自発) 昭和61年3月 10日 特許庁長官島田春樹殿 1、事件の表示 昭和56年特許願第21gji08号 2、発明の堪称 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 4、代1人  〒811−44 福w4県粕屋都篠栗町大字和田104fs番地の55、
補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄 6゜補正の内容 Ijli細w6頁第2〜3行の「粒度$1.O〜5.0
 m1ll Jを「粒[2゜0mIn以下乃至s、on
un以下」と訂正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、シラス粉に酸を加えてシラス成分中の酸化アル建エ
    クムをアルミニウム塩となしこれにアルカリを加えて中
    和し、セメントを添加することを特徴とする水硬性物体
    の製造法。 3、セメン゛Fがポルトランドセメント系、アルミナセ
    メント、ジェットセメント、混合セメント系、高硫酸塩
    スツダセメント系ま九はその混合物よ)適訳され九特許
    請求の範囲第1項記載の水硬性物体の製造法。 3、アルカリが消石灰、炭酸カルシウムまたはその混合
    物よ如選択され九特許請求の範囲111項ま九は第2項
    記−の水硬性物体の製造法。 番、シラス粉〜セメント混和物に赤泥を混和する特許請
    求の範囲第1項乃至第S項記載の水硬性物体の製造法。 6、酸を赤泥によ〕中和する特許請求の範囲第1項記載
    の水硬性物体の製造法。 6゜赤泥を酸処理し先後シラス粉を加え、シラス成中の
    酸、化アルミニクムを鍍酸によ如アルミニウム塩となす
    特許請求の範囲第4項記載の水硬性物体の製造法。 〒、押出成形によ)所要の形状に成形する特許請求の範
    囲ts1項乃至gs項記載の水硬性物体の製造法。
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