JPS5811351A

JPS5811351A - 太陽熱温水器における給湯配管のサイフオン効果回復装置

Info

Publication number: JPS5811351A
Application number: JP56108607A
Authority: JP
Inventors: Kenji Mukai; 向井　賢次
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-07-10
Filing date: 1981-07-10
Publication date: 1983-01-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、太陽熱温水器における給湯配管のサイフオ
ン効果回復装置に関する。

昨今、太陽熱温水器の貯湯タンクからの風呂場違の給湯
配管は、一般に温水器が屋根の南＠斜面に設置され、風
呂場は北側の室に設けられるため、屋根の南側から峰を
越させて北側へ配管されることが多い。峰を越させない
配管方法もあるが、建物の側面に回り込ませる必要があ
り、配管距離カ長くする上に建物の外観も損ね望ましく
なかった。

コノ峰をｍ−ｔ−配管の場合、貯湯タンクのタンク液面
は通常峰の高さより低いので、サイフオン効果を利用し
て給湯していた。しかし、冬期に凍結防止のために、又
は貯湯タンクに給水バルブ全閉じたまま給湯して給湯配
管を空にしてしまうとサイフオン効果が消失してしまい
、最早給湯不能となる。このサイフオン効果を回復する
ための対策は、種々構じられているが、いずれも配管が
面倒テアッタリ、ポンプ等の装置を必要としたりして高
価についた。

この発明は、上記にかんがみて、太陽熱温水器における
給湯配管のサイフオン効果の回復対策を、簡単な配管で
かつポンプ等の余分な装置を用いずに安価にできるサイ
フオン効果回復装置を提供することを目的とする。

この発明は、上記目的を、ピストン弁と、元部に調整錘
を先端に中空体をそれぞれ備えた揺動杆とからなり、ピ
ストン弁はピストンロンドが揺動杆と連結されて′開閉
可能とされ、中空体はピストン弁の流出口と可撓性管を
介して連通され、装着に際して、ピストン弁の流入口及
び流出口は、それぞれ給水配管及びサイフオン部を備え
た給湯配管と連通され、サイフオン効果消失時には前記
中空体が空となりピストン弁が開゛となり、サイフオン
効果ｔ−圓復した後中空体が水で充満されピストン弁が
閉となるようにしたサイフオン効果回復装置により達成
する。

以下、この発明の実施例を、図例に基づいて説明する。

第１〜３図に示すもの位、この発明の一実施飼で、貯湯
タンク内へ配設するタイプのものであるこのサイフオン
効果回復装置は、ピストン弁λと、ピストン弁−を開閉
する揺動杆Ｓとからなる。揺動杆ｊは、先端に中空ボー
ル（中空体）６を、元部に調整錘７を備え、ピストン弁
上の軸台ｌに支持されるとともに、中間部でピストンロ
ンド９とクランク結合されて−る。また、中空ボール６
はピストン弁コの流出口２ａとビニルホース又祉伸縮管
等の可撓性管ｉｉを介して連通されており、また、上方
に通気孔６ａを備えている。この中空ボール６社通常、
ＰＰ、ＰＥ等の軽量プラスチック材料て成形する。

上記サイフオン効果回復装置は中空ボール６が空の状態
で貯湯タンク最高水位より高位にあるように貯湯タンク
ｌに装着される。

との貯湯タンクｌＦｉ、給水配管ｌコからフロート弁−
ｌを介して給水可能となっており、仕切板λλを経て、
使用した湯と同量の水がタンクへ底部から補給され湯を
押し上ける構成となっているピストン弁コの流入口−’
ｂ＃ｉ、給水配管（図例では貯湯タンクｌへの給水配管
／２から分肢したもの）ｌコミと連結され、流出口２ａ
は、タンク内の給湯配管１３の逆止弁１４！の直後に連
通されている。このとき、−給湯配管１３はタンク外へ
配設され屋根の篩部ｌＯを越えて構成されたサイフオン
部Ｓを経て風呂場の蛇口２０と連通している。また、給
湯配゛管１３はその元端が排出口ｉｓとされている。こ
の排出口１５の構造は任意であるが、例えば第１図に示
すようなものが好まし−０即ち、給湯配管１３の元端部
を艦直に折曲し、その上端を最高水位より高くするとと
もに、垂直部１３ａに上端に環状フ四−）’／４を備え
た摺動筒１７を外嵌し、垂直部ｌダａには長孔／ｒを、
摺動筒１７には環状７＄２−）／４直下に丸孔１９をそ
れぞれ設けた構成である。この構成により給湯に際し、
水位の変動があっても確実に上面部の湯（上面部程湯温
が高い）のみを排出口／ｊから流出でき、湯水の混合が
少なくなり、湯の有効利用を図ることができる。

次に、上記サイフオン効果回復装置の使用態様を説明す
る。

給水配管１２の給水パルプ２３を閉じた１１、蛇口−〇
を開けて給湯すると、給湯配管１３のサイフオン部Ｓに
空気が入りサイフオン効果が消失する。このとき、中空
ボール６内も空となって揺動杆Ｓの先端が上方へ回動し
、クランク機構によりピストン弁２轄開となる。ζこで
、蛇口−〇を開とした１１給水バルブ２３を開とすると
、水はフロー）弁−Ｉを介して給湯タンクｌ内に供給さ
れるとともに、ピストン弁コを介して給湯配管１３内へ
流入し、サイフオン部Ｓを経て蛇口２０から流出する０
蛇口２０から水が流出し始め友ら、蛇口−〇を閉じると
、水はサイフオン部Ｓｔ−充満後、即ちサイフオン効果
を回復した後中空ボール６内に可撓性管／／を介して流
入する。このとき、給湯配管／３へ流入する水は、逆止
弁／４ｃの作用により貯湯タンクＩ内へ逆流することは
ない。

すると、中空ボールｔが水で充満され揺動杆Ｓの先端が
下方へ回動し、クランク機構によりピストン弁λは閉と
なり、給湯配管への給水は停止される。従って、再び貯
湯タンクｌ内の昇温した湯を、給湯配管１３を経て風呂
場へ給湯可能となる。

なお、第１図で二点鎖線に示すように、給湯配管の排出
口ｌｊを可撓性管２≦で給湯配管１３と連結して水位に
従って上下動可能とすれば、給水を止めて貯湯タンクｌ
内の湯を略完全に利用でき、冬期等において有効である
。

第５図に示すものは、この発明の別の実施例で、貯湯タ
ンク外の給湯配管途中に装着されるものであり、箱体−
ｊに収納されて―る。

このサイフオン効果回復装置は、上記実施例において、
中空ボール６Ａが給湯配管１３の途中に直列に配管され
るものであり、通気孔社有しない。この実施例の作用は
上記実施例と同様であるが、貯湯タンクｌ内に装着しな
いので配管がより容易となる。

この発明のサイフオン効果回復装置は、上記のような構
成なので、太陽熱温水器における給湯配管のサイフオン
効果回復対策を、簡単な配管でかつポンプ等の余分な装
置管用いずに安価に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図飼はこの発明を示し、＠／図は貯湯タンク内”　に装
着したサイフオン効果回復装置の概略図及びその配管図
、第一図はピストン弁閉時のサイフオン効果回復装置の
概略断面図、第３図はピストン弁開時のサイフオン効果
回復装置の概略断面図、＃！り図は貯湯タンクの排出口
の詳細断面図、第５図は貯湯タンク外の給湯配管に装着
するサイフオン効果回復装置の概略図及びその配管図で
ある。ｌ・・・貯湯タンク、コ・・・ピストン弁１．２ａ・・
・流出口、２′ｂ・・・流入口、Ｓ・・・揺動杆′、６
・・・中空ボール、７・・・調整錘、９・・・ピストン
ロッド、／／・・・口■撓性管、ｌコミ・・・給水配管
、１３・・・給湯配管、Ｓ・・・サイフオン部。特許出願人藤井繁光弁理士　　　飯　１）昭　夫「「密］第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

ピストン弁と、元部に調整錘を先端に中空体をそれぞれ
備えた゛揺動杆とからなり、前記ピストン弁はピストン
ロンドが揺動杆とクランク結合されて開閉可能とされ、
前記中空体社ピストン弁の流出口と可撓性管を介して連
通され、装着に際して、前記ピストン弁の流入口及び流
出ロー、それぞれ給水配管及びサイフオン部を備えた給
湯配管と連通され、サイフオン効果消失時には前記中空
体が空となりピストン弁が開となり、サイフオン効果を
回復した後齢記中空体が水で充満されピストン弁が閉と
なるように構成された太陽熱温水器における給湯配管の
サイフオン効果回復装・置。