JPS5811259B2 - センタ−ピボット式潅漑装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、センターピホット式潅概装置の改良に関する
。

従来より、大規模な機械化農業における潅概装置として
センターピボット式潅概装置が知られている。

これは、第１図に示すように、固定された送水管センタ
ー１から数十メートル乃至数百メートルに及ぶ送水管を
兼ねたアーム２を伸ばしたもので、該アーム２は、地上
数メートルの高さに略水平に保持された構造を有する。

アーム２には所定の間隔でノズル３が取り付けられてお
り、アーム２中を送られてきた水は、ノズル３より散布
される。

まだ、アーム２は、送水管センター１に接続部４を介し
て回動自在に接続されており、アーム２の支持脚５の先
端に取り付けられた車輪６によって散水の際にゆっくり
回転するようになっている。

上記センターピボット式潅概装置は、立上がり管式スプ
リンクラ−に代って大規模な潅概装置として使用さ凡て
いるが、アームには一定間隔で支持脚が取り付けられて
いるので、散水作業時に、支持脚、車輪によって作物を
損傷する惧れがあり、まだ、構造も複雑で高価になる欠
点があった。

本発明は、構造が簡単で、散水作業時に作物を損傷する
ことがないセンターピボット式潅概装置を提供する目的
で成されたものであり、送水管センターと略同位置に設
けた柱と該柱を中心に所定の半径で回動するタワーとの
間にロープを張り、該ロープに懸垂されてロープ上を往
復移動する散水装置を備えると共に散水装置と送水管セ
ンターを可撓性の管で接続し常時給水が行なえるように
したことを特徴とするものである。

次に、本発明の実施例を第２図によって説明する○ 固定された送水管センター１に接続部７を介して送水管
を兼ねだ柱８を回転自在に取り付けてあり、柱８を中心
に数十メートル乃至数百メートルの半径で回動するタワ
ー９の上端と前記柱８の上端との間にワイヤーロープ１
０が張られている。

該ワイヤーロープ１０には、散水装置１１が懸垂されて
おり、懸垂車輪１２の駆動によりワイヤーロープ１０を
往復移動する。

散水装置１１のノズル１３ば、送水管を兼ねた柱８に可
撓性の管１４で接続され常時散水可能となっている。

管１４は、散水装置１１の移動に伴なって柱８に取り付
けだり一ル１５から引き出され、まだ、自動的に巻き取
られるのであるが、可撓性を有するので水の流通を妨げ
られることはない。

散水作業時には、タワー９が、車輪１６の１駆動により
柱８を中心に案内軌道１７に沿って回動し、同時に散水
装置１１がワイヤーロープ１０を往復移動しながら作物
に均一に散水を行なう。

この時、ノズル１３の上方に送風機１８を下向きに取り
付は風を送ることによって、散布された水は、乱気流に
巻き込まれ微細化されるので、より均一な効果的な散水
が行なえる。

まだ、作物の種類によって、ノズルの地上からの高さを
変更できるように、柱８およびタワー９に高さ調節機構
をもだせるとよい。

１９．２０は柱８およびタワー９の高さ調節用バンドル
である。

上述のように本発明は、二点で支持したロープに散水装
置を懸垂し往復移動させることによって、従来の装置の
如き支持脚を除去しているので、作物を損傷する惧れは
なく簡単な構造にすることができる。

また、ロープに懸垂された散水装置には、１個乃至数個
のノズルがあればよいので、水を供給する可撓性の管は
細くてもよく、従来の如く多数のノズルを備える場合に
比べて軽量化も図ることができる等その価値は極めて犬
なるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のセンターピボット式潅概装置の一部欠截
側面図、第２図は本発明の一実施例を示す一部欠截側面
図である。 １は送水管センター、８は柱、９はタワー、１０はワイ
ヤーロープ、１１は散水装置、１２は懸垂車輪、１３は
ノズル、１４は管、１９．２０は高さ調節用バンドル。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 固定された送水管センターと略同位置に設けた柱と
   該柱を中心に所定の半径で回動するタワーとの間にロー
   プを張り、該ロープにロープを往復移動する散水装置を
   懸垂し可撓性の管によって送水管センターから散水装置
   に水を供給せしめる如く構成したセンターピボット式潅
   概装置。 ２ 柱およびタワーが高さ調節機構を有する特許請求の
   範囲第１項記載のセンターピボット式潅厩装置。