JPS58107166A - たばこ用フイルタ - Google Patents

たばこ用フイルタ

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JPS58107166A
JPS58107166A JP20514781A JP20514781A JPS58107166A JP S58107166 A JPS58107166 A JP S58107166A JP 20514781 A JP20514781 A JP 20514781A JP 20514781 A JP20514781 A JP 20514781A JP S58107166 A JPS58107166 A JP S58107166A
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JP
Japan
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filter
hemin
cigarette
smoke
tobacco
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JP20514781A
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English (en)
Inventor
楠 慎一郎
西川 啄人
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Advance Kaihatsu Kenkyujo KK
Original Assignee
Advance Kaihatsu Kenkyujo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は喫煙時のたばこ煙中に存在する発がん性物質Z
効果的に除去するたばこ用フィルタに関する。
上記発がん性物質の主成分としては、ベンゾ(に)ピレ
ン(以下BPという)及びその誘導体乃至類縁体が知ら
れており、これらヶ除去する為に、牛乳乳清蛋白質、卵
白蛋白質等の蛋白質やコーン油、ひまわり油等の植物油
ケ添加した素材を有する1こばご用フィルタが先に提案
されている。しかし、この種の蛋白質及び植物油等はB
P等との結合が弱く、結合による抗発がん能が結合能に
比例して弱いので、BP等を完全に消失させることが難
しく、しかも経時変化等で当初の性質を維持することか
困難であるたぬ、たばこ用フィルタに用いるのは不適当
と思われる。
そこで発明者は、BP等と強結合して、BP等の発がん
性を消失した物質に変換させ、更に当初の性質を比較的
長時間に亘って維持する安定な物質Xの探紫な次の点に
主眼をおいて行ったO +IIBP等と結合する物質は、第1に生体に対して無
害であること。
(2)  止揚(1)の無害であるためには化学合成品
の使用は極力寧けたければならない。従って天然に存在
し、且つ生体に無害な物質であること。
上記の条件を考慮して本発明者がスクリーニングの対象
とした化合物群θ)ごく一部分を示せばFeC15e 
CuCl2. ZnCl2. NiCl2等の遷移金属
、3.3′−ジアミノジプロビルアミン、P−フェニレ
ンジアミン、ヒドロキシルアミン、ヒスタミン等σ)ア
ミン類、ヘミン等のヘム、フェリチン等の鉄v含む蛋白
質類、カタラーゼ、オキシヘモグロビン、メトヘモグロ
ビン等のヘム蛋白質類等々ビ例示し得る。
そして、これ等から物質XY探索するために次の2つの
指標乞利用した。
指標IはBPと結合してその発がん性ケ除去する物質X
のBPとの結合の強さであり、指標■は抗突然変異能で
ある。
〔指標Iを求める試験方法〕
物質XとBPとの結合の割合は、物質XとBPとの種々
濃度の混合溶液”e MerlcA 5641 (無螢
光)薄層クロマト板上で、メタノール:水(3:1)の
溶媒Z用いて10分間展開し7、物質Xと結合しない遊
離のBPを薄層クロマト板上から抜き取り、2II+7
!のジメチルスルフォキサイド(DMSO)で抽出して
その抽出液の螢光強度’&BPの吸収及び螢光波長であ
る励起光384 nm及び螢光波長410μm(DMS
O)中を用いて測定した。
物質Xの入って−ない時の3.7μモルーBPの螢光強
度(Fo)’Y100とし、入った時のそれを(F)と
してF/Fo X 100から物質Xと結合していない
遊離のBPの濃度が算出される。
またFoとFとの関係馨表わす次(1)式乞作図するこ
とによって、結合定数(物質Xの1モル当りの結合の割
合)が得られる。
但し、Kassは結合定数である。
(1)式によって得られる結合定数の値は大きい程BP
との結合力が大きいことを示す。
〔指標■を求める試験方法〕
Salmonella typhimurium T 
A−100変異株ケ用いてAmesの突然変異テスト法
(11に従って行った。
BPの突然変異能の指標は34℃、2日間培養後の突然
変異コロニー数乞以てその突然変異の強さとした。結合
物質Xが入らない時の、3.7μモルーB P / p
lateのコロニー数(Mo)’Y100として、結合
物質Xの入った時のコロニー数を(M)として突然変異
定数M/Mo X 100から算出した。
突然変異定数(Kmu t )はMoとMとの関係を表
わす次(2)式を作図することによって求められる。
この突然゛変異定数(Kmut )の大きいもの程抗突
然変異能が大きいことを示す。
以上のようにして求めた試験の結果、3価の鉄ビ含む化
合物が好適であることが判明した。
具体的には指標■ケ求める試験方法の結果ビ見れば明確
に判る。
第1図は指標■を求める試験方法の結果に基づいて作成
した特性曲線であって、ヘム、鉄乞含む蛋白質、ヘム蛋
白質類の濃度に対する抗突然変異能(M/Mo)の大き
さの関係を表わしたものである。但し、同図に於いてX
lは人の、モグロビン、X2はカタラーゼ、X3はフェ
リチン、X4はメトヘモグロビン、X5はヘミンである
図乞見て判るように、図線X1の人のヘモグロビンは2
価の鉄乞含む有機物である為、濃度が高くなっても抗突
然変異能に対する効果が見られない。
図線X2〜X5でそれぞれ示すカタラーゼ。
メトヘモグロビン、ヘミンの如く鉄(mプロトポルフィ
11ン系化合物乃至フェリチンは、濃度が高くなるにつ
れて抗突然変異能が大きくなる。
このようなことから、3価の鉄を含む鉄(110ブロト
ホルフィリン系化合物又はフェリチン等の有機物は、B
P等の発がん性を消失する性質を有することが理解でき
る。
なお、第1図において図線X2〜X5の3価の鉄を有す
る有機物の抗突然変異能における効果の差異は、それぞ
れの有機物中に占める蛋白質の割合(分子量)により左
右される。
丁なわち蛋白質の占める割合が大1八はどBPとの抗突
然変異能が低下する。これは蛋白質がBP等と活性な3
価の鉄との相互作用ンさまたげるためであると考えられ
る。
特に3価の鉄を含む活性有機物の中では、分子構造中に
蛋白質Y持にない鉄(助ポルフィリン誘導体、就中、ヘ
ミンが最も効果がある。
さらに、生体に安全なメカニズムで発がん性Z消失させ
るためには、結合定数と抗突然変異定数との相関関係が
略一致(相関係数Th 1.0 )することが望1れる
が、この点に関しては上記した3価の鉄乞含む活性化合
物は全て満足し、特にヘミンにつきこれ7表で示すと第
1表の通りとなる。
但し、同表に於てAは結合定数(Kass)モル−1,
Bは抗突然変異定数(Kmut)モル−1であり、aは
塩化第二鉄(FeC1g ) 、 bは塩化鋼(CuC
l2 )。
Cはヘミンである。
第1表 第1表Zみて判るように、符号(c)で示したヘミンは
BPとの結合の大きさ、抗突然変異能の大きさとが最も
大きく且つ両者の相関関係が略一致(相関係数ご1.0
)しているので、このヘミンが物質Xとして最も好適で
あることが判明した。
本発明は上述したようにして選定した3価の鉄を含む活
性化合物を用いることで、BP等と結合してBP等の発
がん性乞消失させ、発がん物質については実質的に無害
とたったTこばこ煙ン吸込み得ろようにしたたばこ用フ
ィルタを提供することを目的とする。
以下、3価の鉄を有する活性化合物乞へミンとした場合
の実施例について詳細に説明する。
第2図は本発明の一実施例7表わ1要部切欠断面図であ
って、本発明のたばこ用フィルタ(1)7シガレツト(
2)に合体させて包装(3)により支持させた紙巻たば
こ(4)ン示している。なお(5)は吸口側部、(6)
は燃焼側部である。
第3図は本発明の他笑施例ケ表わ丁要部切欠断面函であ
って、本発明のたばこ用フィルタαηを収納してなるパ
イプα2を示しており、filは紙巻たばこである。な
おIは吸口側部、(L9は燃焼側部である。
第2図及び第3図に於論て、たばこ用フィルタ(1) 
、 (II) +1公知のフィルタ素材例えばアセテー
ト繊維、ポリビニルアセタール系多孔質体等の担体にヘ
ミンZ精製水等の溶媒で希釈した溶液乞含浸させたもの
である。
実験によるとヘミンの濃度(μモル)に対する遊離のB
Pの割合(F/FoX100)A’(%)及び突然変異
率(M/Mo X 100 ) B’ (%)7表にす
ると第2表に示す通りとなる。但し、A′はへミンの入
っていない時の3.7μモル濃度のBPの螢光強度(F
o) ’a=100とした値。
B′はへミンの入っていない時の3.7μモル濃度のB
Pによるサルモネラ菌の突然変異のコロニー数’210
0とした値である。   □第2表 なお本試験に於いて、ヘミンとの結合能、抗突然変異能
を測定するために3.7μモル濃度のBP’Y2.7d
使用しており、その分子量252.3よりBPの重量を
算出すると、約2.52μ2となる。
BPの含有量はたばこ100本から発生する煙当り0.
2μグないし12.25μmに達する。
(Adv、 Cancer Re5−+ 8巻、249
頁、1964年)したがって本試験におけるBP量は、
たばこ約21本なりし約1,260本分に相当てるもの
である。
なお、たばこ煙中のBPを完全に無害化でるために必要
なヘミンの量は、第2表より明らかなように140μモ
ル以上のへミン水溶液が必要であり、本試験に於いて使
用したヘミン溶液の液量2,7mA’、ヘミンの分子1
651.94よりその重量を算出すると約0.246■
以上ということになる。
以上より、たばこ1本当りの煙中のBP’&完全に無害
化するために必要なヘミンの重量は、理論上約02μm
〜約11.7μmである。
才た第2表に示した関係からヘミンについてヘミンの濃
度に対するBPとの結合能(F/Fo)及び抗突然変異
能CM/Mo)の特性は第4図に示すような関係になる
。第4図から判るように、BPとヘミンとの結合能(F
/Fo)と、抗突然変異能(M/M o )とがよく一
致している。この両者の相関乞図示すると、第5図に示
すようにその相関係数はほぼ1に近く、このことはへミ
ンがBPと結合することによってBPの発がん性Z消失
させることに示すものである。
更に、たばこ煙凝縮物につき同様の実験ンした処、その
変異原性はへミンにより同様に完全に抑制された。
なお、上記実施例においてはフィルタ素材にアセテート
繊維乃至ポリビニルアセタール系多孔質体を使用したも
のについて説明したがこれに限定されるものでは無く、
フィルタ素材はセルロース繊維やガラス繊維のマトリッ
クスまたは活性炭等いかなるものでも良い。またフィル
タ素材にヘミンを含浸させたものについて説明したが、
これに限定されるものでは無く、例えばヘミン乞破裂可
能’I’、cカプセル体に封入し、喫煙時にカプセル体
乞破裂することによりフィルタ素材に含浸させる構成ン
しても良く、さらにシガレットの一端にヘミンン直接合
浸させ、この含浸部ビフィルタとしたものであっても良
い。
1fこ、フィルタ素材にヘミンZ溶媒で希釈した溶液乞
含浸させたものについて説明したが、ヘミンに溶媒乞含
浸させてなる例えば粒状の構成物ケフィルタ素材中に介
在させたものであってモ良イ。さらに、実施例において
はフィルタ素材としてアセテート繊維等を使用したたば
こ用フィルタをシガレットとパイプに適用したものにつ
いて説明したが、ヘミンZ精製水等の溶媒で希釈した溶
液をたばこ用フィルタとし、喫煙時にこの溶液中を煙が
通る構成、いわゆる水パイプ装置に適用したものであっ
ても良い。また、実施例においては、3価の鉄火含む活
性化合物の一例としてへミンについて説明したが、これ
に限定されるものでは無く、例えばメトヘモグロビン、
フェリチン、カタラーゼ、フェレドキシン、パオキシダ
ーゼ、チトクロームP−450゜トリプトファンピロラ
ーゼ等であっても良い。
また、3価の鉄が活性になんらかの寄与をなしているこ
とは、塩化鉄(FeC1g)における(F/Fo)と(
M/Mo)との相関関係が第6図に示すように第5図の
それと同様に相関係数がほぼ1となることから明らかで
ある。
以上の説明で明らかなように、本発明のたばこ用フィル
タによれば、吸口側部と燃焼側部との間に、ベンツ(に
)ピレンと選択的に強結合する3価の鉄を含む活性化合
物ヒ有するため、たばこの喫煙時に発生する発がん物質
、少なくともベンゾ(ロ))ピレンの発がん性を完全に
消失することかできる。
特に実施例に示すように、3価の鉄を含む活性化合物と
してヘミンを使用すると、ベンゾに)ピレンとの結合の
割合が大きいので、上述した理論上の計算から明らかな
ように極く微量で効果Z奏し、且つ抗突然変異能が太き
いと共に両者の相関関係がほぼ一致するので、非常に効
率よくベンゾに)ピレンと強結合し、ベンゾ(に)ピレ
ンの発がん性を効果的に除去することができる。
なお、たばこ用フィルタとして、シガレット、パイプ等
に実施する場合は、たばこの種類、喫煙形態、吸煙速度
、喫煙寸法等によりベンゾ((7)ピレンの発生量に差
異があるが、通常のたばこ1本当り1μf〜1■のヘミ
ンを比較的高濃度(数mM程度)で用いれば、喫煙時に
おけるたばこ煙中のベンゾ仁)ピレンは確実効果的に除
去することができる。
より具体的には、フィルタ1本当り、濃度0.5〜10
mMのヘミン及び/又はその誘導体(ヘマチン等)の水
溶液0.1〜0.81117’にポリビニルアセクール
連続多孔体等の通常フィルタ素材に含浸配置して実用に
供される・ 尚、以下に示τ本発明の他の1つの主題におけるヘミン
乃至その誘導体水溶液含浸フィルタ部においても、上記
実用範囲はそのまま適用されるものである。
次に、本発明の他の1つの主題につきより詳細に説明す
る。
第7図は、Salmonella typhimuri
um T A−100変異株(S9賦加)?用い前述A
mes法により、シガレット(マイルド・セブン)1本
分ノミwケンブリッジ・フィルターで所謂粒子相と気相
とに分画して得られた各両分の変異原活性を測定した結
果7示すデータ(復帰コロニー数/プレート1本である
。第7図から明らかなように、変異原活性は単に1こば
こ煙粒子用のみならず気相にも相当量認められるものと
云い得る。
そこで、本発明へミン乃至その誘導体水溶液含浸フィル
タのたばこ煙気相中変異原住物質除去効果を確認丁べく
下記実験7行なつfこ。
実験例 ケンブリッジ・フィルタとへミン水溶液含浸フィルタ(
直径8wn、長さ2mのポリビニルアセタール・スポン
ジ柱状材に3mMヘミンZ200μl含浸)とを連結し
てスモーキング・マシンに装置し、シガレット(マイル
ド・セブン)Y30秒毎に2秒間、8回にて残長2cr
nとなるように吸引し、両フィルタ通過気相暑捕集しそ
の変異原活性ヶ前記Ames法に準じて測定した。対照
としでは、上記ヘミン・フィルタに代えてそのヘミン水
溶液を蒸留水としたものを使用した。
結果Z第8図に示す。
尚、図中、縦軸は対照(蒸留水フィルタ)においてシガ
レット10本全吸引時の変異原活性Z10(但し、ケン
ブリッジ・フィルタ捕捉粒子相重量で正規化)としたと
きの変異原活性相対値であり、横軸はシガレット本数で
ある。
図から明らかなように、本発明フィルタは従来法によっ
ては特に除去困難な気相成分乃至遊離状成分中の変異原
性物質の除去を極めて効果的に達成するものと云い得る
次に、本発明フィルタの上記特性をより効果的に発現し
得る複合型フィルタ構造につき、添付図面を参照してよ
り詳細に説明する。
第9図は複合型フィルタ構造の第1の実施例〉示す断面
図である。
図において、(1)は喫煙用パイプで本体(2)とこの
本体(2)に圧入されたフィルタ容器(3)とこのフィ
ルタ容器(3)に圧入されたタバコ保持部(4)と前記
フィルタ容器(3)に収納されたヘミン水溶液含浸フィ
ルタ部であるフィルタ素材(5)と7有している。本体
(2)とタバコ保持部(4)とは水密性と裂断性と7有
する素材例えばスチロール樹脂で形成されている。前記
フィルタ容器(3)は圧入時の間隙による蒸散乞防止す
るために、本体(21tたは゛タバコ保持部(4)に比
較して若干柔かい素材例えばポリプロピレン樹脂で形成
されており、その端面の略周縁部には煙導孔(Ill 
、α11.(11)、Qυが開孔されており、またその
中央部には、フィルタ素材(5)ト煙導孔(11) 、
 (+、11 、 (11) 、 allとの密着Z防
止するためのスペーサー突起a4が一体に形成されてい
る。前記フィルタ素材(5)は含水性と通気性と乞有す
る物質例えば発泡P、V、F(ポリビニールフォルマー
ル)で長さ約10=に形成されており、このフィルタ素
材(5)には約120■の液体例えばヘミン溶液混合水
が含浸されている。
このヘミン溶液混合水は、例えばヘミン溶液0.2岬と
、防腐剤例えばデヒドロ酢酸ナトリウム1.2岬とイオ
ン交換水118.6w9とを混合した活性物質で構成さ
れているものである。また、前記タバコ保持部(4)に
は、たばこ煙衝突式除去部(50)が設けられている。
このたばこ煙衝突式除去部(50)は0.3露程度の小
孔(5す、(5す、(5す、(5りを有する開孔板(5
2)と、前記タバコ保持部(4)の前記小孔(5す。
←す、(5す、 (511に対応する位置に一体に設け
られた衝突壁(53)とで構成されている。
次に本発明たばこ用フィルタの使用法及び作用を説明す
る。まず、通常のパイプと同様にタバコ保持部(4)に
タバコ乞装着し喫煙ン開始する。
それによりタバコより発生した煙は、1ずrこばこ煙衝
突式除去部(50)に導入されろ。そして、このたばこ
煙衝突式除去部(50)の小孔←す、(5す、(5す。
(5りと衝突壁←3)とによりたばこ煙中の固相的成分
が、この部分で効果的に凝縮捕捉される。
その後、煙(・まタバコ側煙通口α1よりフィルタ素材
(5)に導入される。そしてフィルタ素材(5)Z通過
する間に、含浸したベミン溶液混合水の作用にJ、’1
3−4ペンツピレンやトリブP1.P2等のたばこ煙中
に含1れる気相的成分王なわち変異原物質に選択的に反
応し、固相的成分に妨害されること無く、より効率的に
除去される。
ソノ後煙は煙導孔(Ill、 fill、 (Ill、
 01)J ’)吐出される。この時煙導孔00.・・
・・・・・・・はフィルタ容器(3)の周縁近傍に開孔
されて−るfこめ煙は比較的均等にフィルタ素材(5)
の全体を通過する。そしてその後吸口側煙通口(81、
J:り人体に吸引される。
次に本発明たばこ用フィルタ丁なわち複合型フィルタ構
造の第2の実施例を図面第10図乃至第12図7参照し
て詳細に説明するが、前記第1の実施例と同一部分には
同一符号を付してその説明〉省略する。本実施例におけ
ろタバコ用フィルタ(1)の本体(2)には吸口部(6
)が形成されている。この吸口部(6)丁なわち吸口側
部にはその接続部乞極薄に形成された吸口側棒状突起(
7)が本体(2)と一体に形成されており、この吸口側
棒状突起(7)乞折って取外した時に吸口側煙道口(8
)が形成されるように構成されている。捷に、同様にタ
バコ保持部(4)丁なわちタバコ側部にもその接続部を
極薄に形成されたタバコ保持部側棒状突起(9)が一体
に形成されており、このタバコ保持部側棒状突起(9)
乞折って取外した時にタバコ側煙通口00が形成される
ように構成されている。捷た、たばこ煙側通口員とフィ
ルタ素材(5)との間にはたばこ煙衝突除去部である衝
突除去板(6o)が間挿されている。この衝突除去板(
60)は比較的成型しや丁い材料例えば塩化ビニ゛−ル
やポリプロピレン等の樹脂で抜型により一体に成型され
たもので、その内部には2つの衝突壁(61)。
(62)7有する小孔(63) 、 (63) 、 (
63) 、←3)が形成されでいる。
次に、上記のように構成した喫煙用パイプ(1)の喫煙
時における使用方法及び作用ケ説明する。
捷ず、2つの棒状突起(7+ 、 (9)の先端部を図
面上下方向に抑圧する。この操作により極薄に形成され
た各接続部は裂断され、棒状突起(7) 、 (9)乞
取外丁ことによりタバコ側煙通口01及び吸口側煙道口
(8)が形成される。そして、衝突板(6o)の小孔−
)、←31 、 (63) ! (63)及び衝突壁(
6す、(6→によりたばこ煙中の固相的成分が凝縮捕捉
され、その後は前記第1の実施例と同様の作用で気相的
成分の有害物質も除去される。
尚、上記実施例においてはタバコ保持部すなわちタバコ
側部と本体すなわち吸口側部の両方に棒状突起馨形成し
たものについて説明したが、いずれか一方に形成したも
のであっても良い。
さらに、棒状突起はタバコ保持部と本体とにそれぞれ一
体に形成したものについて説明したが、内部に液体を有
する密閉タイプの喫煙用パイプのタバコ側および7寸に
は吸口側に一体に形成しfこものであればいかなる構成
であっても良い。
また、棒状突起の先端ン偏平に形成し、回動することに
より極薄の接続部ケ裂断して取外すようにしたものであ
っても良い。さらにフィルタ素材は発泡PVF ’i+
−使用したものについて説明したが、含水性と通気性と
7有していれば綿や紙質状の素材等であっても良い。ま
た、タバコ保持部と本体とはスチロール樹脂で成型した
ものについて説明しTこが、水密性と裂断性と7有して
いれば例えばABS樹脂や金属等であっても良い。
以上の説明で明らかなように、本発明たばこ用フィルタ
によれば、たばこ煙中の固相的成分と気相的成分とを分
けて夫々最適な構成により凝縮乃至吸収捕捉する構成と
したため極めて効率的に有害物質馨除去することができ
る。
特に気相的成分は固相的成分に訪客されることt(<極
めて良好に除去できるとともに、固相的成分除去め相当
量凝縮捕捉した後のたばこ煙中の主として気相的成分中
の有害物質7−\ξン水溶液乞含浸したフィルタ部が除
去する構成としたため、このフィルタ部は湿分を多量に
含んでいるにも拘らず、その汚れによる異臭も殆んど生
ぜず長時間乃至多数本喫煙使用しても有害物質除去作用
馨良好且つ効率的に維持できる。
特に第2の実施例のように、たばこ保持部及び吸口側部
にその接続部ケ極薄に形成した棒状突起を設け、この棒
状突起7折って取外した時に煙通口が形成されるように
構成すると蓋等乞使用せずに極めて簡単な構成で部品点
数も少なく製作工程も著しく減少することができる。筺
た、そのため安価に製造することができ、さらにパイプ
内部は実質的に密閉構造となり格段に秀れた乾燥防止効
果を有する。また、この乾燥防止効果にまり略必要量の
液体を含浸させるだげで、内部の湿潤状態乞長期に亘り
良好に維持し、使用時における余剰水分の吹出し排出作
業?必要とせず、貫た余剰水分の吸入の恐れもないたば
こ用フィルタが得られる。
壕1こ、この実施例のTこばこ煙衝突除去部は、単一の
部品に小孔及び衝突壁を一体に形成した構成としたので
、廉価且つ装着スペースも小であり、更に小孔−衝突壁
との間隙は、別部品乞使用するものに比較して常に一定
であるため、その製造時に間隙の調節χしなくてもよく
、また、間隙の不揃いによる固相的成分除去の不均一も
無くなる等種々の効果馨有jる。
【図面の簡単な説明】
第1図は2価及び3価の鉄乞含む有機物の濃度に対する
抗突然変異能の関係を表わす特性曲線図、第2図は本発
明たばこ用フィルタの一実施例乞紙巻たばこに適用した
要部切欠断面図、第3図は本発明たばこ用フィルタの一
実施例をパイプに適用した要部切欠断面図、第4図はへ
ミンの濃度に対するBPとの結合の割合(F/Fo)及
び抗突然変異能(M/Mo)の特性曲線図、第5図はヘ
ミンにおける(F/Fo)  とCM/Mo)との相関
関係図、第6図は塩化第二鉄(FeC1s)の(F/F
o)と(M/Mo )  との相関関係図、第7図及び
第8図は本発明の詳細な説明図、第9図は本発明たばこ
用フィルタの第1の実施例を示す断面図、第10図は同
第2の実施例〉示す要部断面図、第】1図は第10図の
タバコ煙衝突除去部ケ示す拡大断面図、第12図はその
正面図である。 (1)・・・・・・喫煙用パイプ、(2)・・・・・・
本体。 (5)・・・・・・フィルタ素材(ヘミン水溶液含浸フ
ィルタ部) (樽・・・・・・タバコ煙衝突式除去部。 (60)・・・・・・衝突除去板(タバコ煙衝突式除去
部)参考文献 (11Amesら(1975) Mut
ation Res、 31.347(2)八木美智子
(1980)日本生化学会誌特許出願人  株式会社 
アドバンス 第4図 M X 10−′ 第5図 00.1020,3 C140,50,60,7O,8
0,91,0″′  l ト1゜ 第6図 M。 第7図 第11図 第12図 手続補正書(方式) %式% 1、事件の表示   昭和56年特許願第205]47
号2、発明の名称   たばこ用フィルタ3、補正をす
るもの 事件との関係  特許出願人 住所 〒103  東京都中央区日本橋小舟町5番7号
昭和57年4月9日 (発送日 4月27日) 5、補正の対象 明細書及び図面 6、補正の内容 (1)明細書の浄書(内容に変更なし)(2)図面第1
図乃至第6図及び第9図乃至第12図の浄書(内容に変
更なし)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. たばこ煙凝縮物衝突式除去部と、ヘミン及び/又はその
    誘導体の水溶液含浸フィルタ部とビ併せ有することを特
    徴とする、たばこ用フィルタ。
JP20514781A 1981-12-21 1981-12-21 たばこ用フイルタ Pending JPS58107166A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996000019A1 (en) * 1994-06-27 1996-01-04 Ioannis Stavridis Removal of noxious oxidants and carcinogenic volatile nitrosocompounds from cigarette smoke using biological substances
WO2023218713A1 (ja) * 2022-05-13 2023-11-16 日本たばこ産業株式会社 フィルタ、喫煙物品、及び煙流又はエアロゾルに含まれる特定成分を減少させる方法

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