JPS5810507B2 - 拡幅網状経ウエブ並びにその製法 - Google Patents

拡幅網状経ウエブ並びにその製法

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JPS5810507B2
JPS5810507B2 JP55002315A JP231580A JPS5810507B2 JP S5810507 B2 JPS5810507 B2 JP S5810507B2 JP 55002315 A JP55002315 A JP 55002315A JP 231580 A JP231580 A JP 231580A JP S5810507 B2 JPS5810507 B2 JP S5810507B2
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栗原和彦
谷春久
矢沢宏
矢沢将英
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KOBUNSHI KAKO KENKYUSHO KK
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    • D04BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
    • D04HMAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
    • D04H1/00Non-woven fabrics formed wholly or mainly of staple fibres or like relatively short fibres
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
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  • Textile Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本願は皮膜の成形から割膜−延伸−拡幅−糊付−乾燥一
定巾拡幅網状経つニブの全工程を連続作業として、毎分
200〜400mの高速で製造も可能であり、且つその
使用に当っては寸法安定な耳部の案内で常に定巾保持が
可能で、直管芯に平巻きすれば、耳部は軟巻き胴部は硬
巻きとなって長尺平巻きが可能で独立商品として出荷し
うる拡幅経ウエブ製品並びに網状経ウェブからかかる製
品を製造する製法に関する発明である。
皮膜を長さ方向に延伸してえられる網状経繊維ウェブ(
以下経ウェブと略称する)は網目を拡げれば縦長菱形又
は亀甲網目であり、縦の対角線が長いのが一般であるが
、拡幅すれば網状となる割目又は切目を入れるのは、皮
膜の延伸前又は延伸過程或ば延伸後等何れの過程で行っ
てもよい。
かかる網状経ウェブはいづれも繊維間に間隙のない即ち
拡幅をしていない場合は、長さ方向は寸法安定で張力下
に長尺巻きも可能であるが、網目繊維間に所定の間隙を
もつ形に拡幅したウェブは、何等かの方法で繊維配列を
固定しない限り、拡幅ウェブのままでは張力の方向に網
目が長(変形するので、拡幅ウェブをそのまま巻取って
も繰出す張力で網目が変形して定巾取出しが困難である
例えば再縁に耳端案内器、例えばクロスガイダーを用い
て定巾を維持せんとすれば、張力のかかる巾方向に耳部
の網目が変形し易く長さ方向は短くなり勝で、この形で
の案内ではウェブ胴部が引き拡げられてウェブの縦割れ
や、巾方向での網目の不均一化を起し易く又クロスガイ
ダー通過後は再縁の作業張力で拡幅前の原巾にかえる傾
向があり、その取扱いが困難である。
従って従来は延伸膜からのスプリットウェブは、拡幅と
同時に経緯積層不織布(割繊維不織布)として市販せざ
るを得なかった。
その後網状ウェブは経・緯ウェブの間に押出しによるラ
ミネート層を介層せしめる用途とか、紙パルプとの抄き
合せ補強ウェブとして経・緯ウェブが単独に取扱い易い
独立した商品形体として出荷されることが強く望まれる
方向となり、本願製品はこの用途に好適した寸法安定し
た拡幅網状経ウェブである。
そもそも網目空隙のある網状体は、編織網であるが、網
状割繊維ウェブ(スプリットウェブ)であるかをとわす
、網目は張力方向に変形し易く縦横寸法安定性のないの
が網の特性である。
この網を寸法安定した状態で用いるには耳や縁に寸法安
定な糸やロープ等を添付する以外方法がないことは、魚
網や、テニス・ピンポン・ゴルフ用網・其の他等で実用
上誰でも経験する所である。
所が耳部に糸を添えてその部が厚くなれば、長尺平巻体
で耳部が厚く硬くなり耳部れして長尺巻が不可能となり
、到底独立商品として出荷しうる網状拡幅経ウェブの直
管芯上の長尺平巻体は作りえない。
本願発明人は上述の欠点を持たない網状経ウェブに就い
て研究したが、かかるウェブでは、その耳部が寸法的に
安定化されており、然もその耳部はウェブ全体が目的倍
率に拡幅されたのちの両耳部内側のウェブ胴部の繊維坪
量に等しいか、又はより少ない坪量を持っていることが
必要であり、更にウェブ胴部も併せて安定化され、目的
倍率に拡幅後ウェブ全体に渉る経方向の長さか実質的に
等しいものでなければならないことを知った。
更にかような拡幅網状経ウェブな製造するには耳部と胴
部とを別個に拡幅するのがよく、先づ耳小巾部のみをウ
ェブの胴部の目的拡幅倍率より大きい倍率で拡幅して、
この部分に適量の寸法安定な細経糸を添着すれば所要の
耳部が得られる。
然しこの場合耳部は拡幅に伴い、その部分の経方向の長
さが胴部の長さにくらべて短くなってくる。
このような状態で網状経ウェブな連続的に送るには胴部
の直径か犬で、その両端にそれぞれ直径の小さい部分を
持つ段差付きローラーを用いて両耳の小巾部を除いたウ
ェブ胴部を直径の大きいローラ一部分で押しつけて可及
的に拡幅されることを防ぎながら長い行程を経由して方
向転換せしめ、その間に両耳小巾部は直径の小さいロー
ラ一部を廻って短い行程を経由しながら自由状態で方向
転換せざるを得ない状態とし、この間にこの耳の小巾部
のみを拡幅すれば所期の両耳部のみを所期の倍率に拡幅
したウェブが安定して得られることを見出した。
そこで網状ウェブを上述のような段差付きローラーを用
いて方向転換する間に耳の小巾部の拡幅倍率を特に犬と
なして、即ち耳部の坪量を低減することにより耳部ウェ
ブの長さ方向を短縮した状態で、該拡幅耳部に寸法安定
な細糸を1本乃至数本添着して而もこの部の糸を含めて
の繊維坪量が、ウェブの両耳部中間の目的倍率に拡幅後
の胴部ウェブの坪量に等しいか又はより小さい形の糸添
着耳部をもつ経ウェブとする。
次いで該耳部の張力下に耳端案内器(例えばクロスガイ
ダー)で加熱用の熱ドラムに向って胴部が定幅拡幅する
形にウェブを末広りに案内すれば胴部は定幅に拡幅され
るが、その拡幅倍率がなお耳部より低いので胴部の軽技
は耳部より長くなり、この過長分は熱ドラム上でのウェ
ブの胴部の熱収縮で吸収せしめると、耳部と長さは等し
くなり、かつ同時にウェブ内拡帽子は除かれる。
網状ウェブの網目構成の繊維中が犬であり、例えば巾が
約1mm以上である場合には、拡幅すれば繊維の巾方向
が斜めに立上る傾向があり、割れ単位繊維が広巾程拡帽
子が犬となるが、熱ドラムを通せばその繊維は平面内に
平伏し、且つ熱セットされてより安定な拡幅ウェブとな
る。
せっかく延伸した材を収縮せしめることは一見不利のご
とく見える。
而し網状ウェブの網目の絶対角線が長い場合は拡幅倍率
が犬であっても長さ方向の収縮が少ないが、網目がこま
かく絶対角線が短い場合は同一拡幅倍率の場合でも拡幅
に伴う長さ方向の収縮は大きくなるが、一般的に網状ウ
ェブが作り易い拡幅前の絶対角線が30〜5Qmmと長
い場合は、2〜3倍の拡幅に伴う長さの縮みは数%以下
である故、熱収縮しても強度の低下は問題となることな
く、むしろ数%から10%位の収縮をさすときは弛緩熱
処理効果として繊維の脆さが低減して熱安定性が向上し
望ましい場合が多い。
ウェブ全体を特に弛緩熱処理する場合は数個の熱ドラム
を用いて、その上を転々移動する間に耳部を含めて全体
としての収縮を与える弛緩熱処理を行えばよい。
次に耳部の拡幅を犬として長さを短くして糸を添着して
寸法安定にすることは本発明構成の重要点の1つである
ので、之に関連して耳部のみの拡幅についてのべる。
網状ウェブそのものを均一に拡幅すること自体は公知事
項から容易に実施可能であろうが、本願の場合は経ウェ
ブの耳部だけを特に大きく拡幅して、耳部の長さ方向を
短縮した状態で細糸を添着して而もその繊維坪量な目的
拡幅倍率の胴部坪量より小ならしめて寸法安定な耳部を
得ることである。
かかる際の拡幅については本出願人の先発間である特許
第823093(特公昭5O−40186)J拡幅され
た割繊維網状ウェブの製法」や、本出願人の先発間特許
第648038(特公昭46−43275)「繊維・糸
の集束帯の展開収斂方法」、その他公知の方法を応用す
ることができるが、通常網状経ウェブの定倍率拡幅には
全く使用不可能とされている方法、例えば外方へ向う圧
気噴射による方法、逆に外方へ向う吸引気流による方法
、又は外方へ廻る回転ブラシなどの摩擦による方法など
を用いても小直径のローラ一部を廻って自由状態で方向
転換中のウェブの両耳小中部を拡幅すれば、上記のよう
な簡単な方法でも利用することかできる。
このような拡幅を行う場合では、ウェブの胴部が大直径
のローラ一部分上に押しつげられて送られる間に拡幅す
るのがよく、この際耳部の小中部のみ不定な大倍率に拡
幅しようとしても、拡幅は平面内で行われるのでなく、
胴部より直径の小さいローラーの外周に泊って方向転換
しなくてはならない故、この方向転換が可能な範囲しか
拡幅に伴うウェブの長さ方向の収縮が許されないので、
胴部との直径差が大きい程拡幅倍率は高くなし得るが、
全く自由な倍率には拡幅されない。
従ってかような簡単な方法が本願で適用されることを見
出した点も亦本願の特徴である。
以下耳部の拡幅には外方へ向う圧気噴射の方法を用い、
更に加熱には熱ドラムを用いた場合につき図によって本
願を説明する。
猶耳部の拡幅には本願明細書記載の方法以外の他の適宜
方法を用いても差支えなく、何れも本願の請求範囲に属
する。
第1図は連続供給される未拡幅経ウェブが段差付ローラ
ー上を廻って方向転換せしめるとき、その胴部は直径の
大きいローラーとニップローラーとの間に挾まれて可能
な限り拡幅されることをふせぎながら送られ、その耳部
は第2図に示す如(挾まれない自由状態にある部分で外
側方向への圧気噴射で拡げられながら、胴部より小径の
ローラ一部に清い方向転換する形で高倍率に拡幅され、
この拡幅耳部に第3図に示す如く細糸2本を並列添着し
、熱ドラム手前設置のクロスガイダーで耳部の張力下に
末広りに案内してウェブ胴部を目的倍率に拡幅する。
この際熱ドラム上に導かれたウェブ胴部は熱収縮して拡
幅子は除去され、耳部と胴部は全く等長となり、必要に
応じて糊付げして第4図の巻取概念図に示す如く耳部は
軟巻き胴部は硬巻きの長尺平巻体をうる。
第1図乃至第4図は上述の工程を示す略図である。
第1図において上記の如(長尺巻末拡幅ウェブを再縁す
るか又は製膜からの網状経ウエブ製造までを一貫した工
程を経た経ウェブ1は案内ローラー2をへて僅か(5〜
10%)拡幅する形でクロスガイダー3をへて3段のニ
ップローラー4,5,6間に案内されるが、該ニップロ
ーラーは正面を第2図に示した如く上段の段差付ローラ
−6の中央胴部はローラー5とニップ関係をもつ大直径
胴部6′部であるが、該胴部両端はそれぞれ之より多く
の場合数%小直径の6り部から成り、クロスガイダー3
で案内された経ウエブ中の大半を占める胴部はローラー
6の6′部にニップされて可及的に拡幅されることなく
送られるが、経ウェブの左右両耳部の小中部分は6′部
の両側にはみ出してσ′郡部上あり、挾まれない自由状
態で6′部の外周に案内されて方向転換される形をとる
この際ローラー5,6′のニップ部の両端部で細孔7,
8から圧気を両側方向に噴射すれば、ニップされない耳
部は外側横方向に拡幅され、夫に伴って耳部の網目は横
に拡がり、ウェブの長さ方向が短くなって、耳部は6′
部より小直径の6“部の外周にそって方向転換される。
拡幅耳部は小直径6“部外周に沿って方向転換する関係
上拡幅倍率は自動的に制御される。
この際ホットメルト糊付の細糸を例えば2本9,10を
並列して例えば約10mm間隔で案内し、通電加熱され
たプリー11,11’上で付着糊が溶けて、ローラー6
“部で拡幅ウェブ上に第3図に片耳部展開図に示した如
く添着する。
耳部は拡幅倍率大なる故長さ方向が短く之に等長の細経
糸が添着されて耳部は胴部より長さが短いので、この耳
部の張力下に拡幅ウェブ巾の数倍の長さに離れて位置す
る熱ドラムの直前左右に所定の間隔を隔てて設置した両
耳案内のクロスガイダー12,12’で末広りに案内す
れば、12,127の間隔で目的拡幅倍率にウェブ胴部
は拡幅される。
耳部の拡幅倍率は胴部より大きいので胴部が拡幅されて
も猶経方向の長さは胴部の方が耳部より長い。
所が拡幅直後ウェブ全体は熱ドラム13上に続いて14
上に案内されるので耳部は縮まないが、胴部の過長分は
ウェブがドラム上で熱収縮して胴部と耳部との長さは同
一となると共に拡幅網目が均整となる。
そのまま糊付加工をしないで後方に巻取る場合もあるが
、紙と貼り合せたり、紙パルプと抄き合せ等の場合は、
糊槽15内で回転するキスローラー16上にウェブを接
触せしめてホットメルト糊又はエマルジョン糊付けし、
ローラー17.17’上を転々する間に糊付修正又は乾
燥後冷却してクロスガイダー18、案内ローラー19を
へて直管巻芯20に平巻きする。
案内ローラー19の所で耳部のみニップローラーを付す
方が耳端案内が確実である。
耳部に糸を添着する故、この部分は坪量は低くても基部
は厚いので巻き進むに従って糸の重なり部は厚く(高く
)なる理であるが、実際には糸の左右隣は繊維密度の小
なる谷間である故、糸の重なり部は左右に崩れ落ちて糸
添着部は厚くはならないで、耳部は繊維坪量小なる故、
軟巻となり広巾胴部は硬巻となり巻崩れしない長尺平巻
体が作られる。
猶図示したウェブの熱ドラムに向う拡幅行路は斜下向き
であるが水平又は上向き方向でもよい。
かようにして得られた拡幅網状経ウェブは寸法安定な糸
添着耳部を案内にすれば、常に定幅を維持して直接又は
糊付げ等の後加工を施して後、直管芯上に定巾で長尺平
巻することが可能である。
特に耳部に細糸を添着して猶その坪量がウェブ胴部より
低い場合は、第4図に示したとおり巻取の案内は寸法安
定の糸添着耳部で行って長尺巻しても、耳部は軟巻きと
なり、坪量のより犬なる胴部は広巾で硬巻きされるので
巻崩れなく、直管芯に長尺平巻きできて、独立商品とし
て出荷された場合も、後加工に際して寸法安定な糸添着
耳部を案内とすれば、常に拡幅倍率一定なウェブとして
繰出し使用可能である。
又ウェブの耳が寸法安定で薄いことは、2枚以上並列し
で巾の広い緯ウェブに積層する場合も、耳を重ねた継目
が厚くならない長所ともなる。
本願製品の経ウェブは紙・皮膜・不織布等の経補強材と
して単独に使用される場合もあるが、より広く緯ウェブ
と組合せて用いられる場合が多い。
即ち本出願人の先願特許第956336号(特公昭53
−38783)「広巾ウェブの経緯積層布体の製法」の
経・緯ウェブとして使用されるばかりでなく、本出願人
の特願昭54−34027号「膜・繊維材の横延伸装置
」によって作られた広巾緯ウェブに積層する際に、本願
の耳端部の薄いウェブを2枚以上多数枚並列積層して広
巾経緯積層品を製造する場合には、耳部の坪量が小さい
と重なり目が厚くならないので商品価値が向上する。
特に同じく特願昭54−120413号「3層積層不織
布体並にその製法」により経・緯ウェブ間に物性の異な
る第3層、例えば紙・皮膜・不織布等を挾むか、又は経
・綿量に直接押出しによるラミネート層を挾むか、又は
紙との抄き合せにおいて、経・緯ウェブが単に重なる形
に又は経・線間にパルプ層を挾む形に抄き合せた製品を
作る場合は、経・緯ウェブは夫々が目的繊維坪量に拡幅
されていて寸法安定であって、夫々が独立して取扱い易
いウェブである必要があるか、該用途の網状拡幅経ウェ
ブとして本願製品が最も好適で使い易い。
そして特に耳部の強い製品を得たい時は後加工時に耳部
に別の経糸を追加補強すればよい。
このように拡幅網状経ウェブの耳部が寸法安定な細糸を
添着して猶繊維坪量が胴部より小さい場合は長尺平巻体
としても耳部は軟巻き胴部は硬巻きとなり胴部は巻部の
大半を占める故、巻部れなく輸送その他に取扱い易い長
尺平巻体かえられる。
再縁りに際しては耳部に寸法安定な糸を含んでいて定巾
の案内が容易であり、胴部は網状拡幅経ウェブである構
成は巾が安定に使用可能で、経血(タテフ)と呼称する
に値する独立商品形体である。
通常紙・皮膜の軽補強には4〜5P/dの繊維を用いて
経緯合せて20〜25?/m2、重補強は40〜60P
/m2の繊維坪量が必要とされるのが一般である。
従って軽補強には厚さ20ミクロンの延伸膜の網状経ウ
ェブが拡幅前20?/m2で2倍拡幅されて約LOP/
m2の経ウェブとなる。
之は10mm巾に900dの繊維坪量である。
之が胴部坪量である場合に耳部を4倍拡幅すれば耳部の
網状ウェブの繊維坪量10mm巾当り4s0dとなる。
之に200dのフラットヤーンを10mm間隔で2本並
列すれば耳部の繊維坪量は850dとなって胴部より僅
か薄く糸を含んで長さ方向の寸法は安定である。
耳部ウェブを6倍拡幅して200d糸2本積層すれば耳
部は10mm巾で550dで胴部の約半分の繊維坪量と
なる。
ポリオレフィンの経・緯ウェブで10〜15?/m2の
ウェブは約厚さ60ミクロン位の厚膜を8〜9倍延伸し
て2倍拡幅(繊維間空隙50%)したものが軽補強材用
として用いられ、20〜30g/m2の重補強材として
は厚膜の厚さを100〜120ミクロンとして8〜9倍
延伸後約2倍拡幅して用いられる。
勿論拡幅倍率を3〜4倍と拡大したり、ウェブを多層重
ねて坪量の多い重補強材として用いる場合もある。
猶本願発明は全ての繊維形成能を有するポリマーの皮膜
から得た網状経ウェブに適用されて広巾1枚の大量巻(
100kg以上)製品であるため、そのまま整経ウェブ
として用いられる点で、在来の500〜2000dのフ
ラットヤーンの1本巻管糸で市販され整経後広巾にして
用いられる場合より工程の短絡省力化に役立ちコストの
安い点が有利である。
実施例 1 高密度ポリエチレン(HDPE)の厚さ0.06mm直
径480mmの管状膜を25m/minで水冷成形し、
円周−線で切開き観音開きして1枚の1.5mm脱膜し
、之を回転カッターで左右ピッチ3mm、切り長さ1.
Omm毎3mmを切り残す形で、切目を左右千鳥状配置
に割膜後、高さ35m上方の案内ローラーをへて、床の
巾1mの100℃の湯槽中に垂直に下向する過程で、膜
が横方向に自然に波形屈曲して巾がせまくなる形で下向
し、0.8m深さの湯槽底部に設置した案内ローラー向
けて熱水中に突入して原反の6倍延伸した平板延伸膜と
なし、続いて槽内液上の案内ローラーをへて再度熱水中
ローラーに向い、之を2〜3回繰返す間に原反の8.5
倍に延伸して槽外のニップローラーに巾510mmとな
った延伸ウェブを212m/miηで引取り、次に熱ド
ラム上を転々して乾燥したウェブな、第1図のクロスガ
イダー3で僅か拡幅して巾620mmのウェブとし、之
を3段ニップローラーの4゜50間を通し、段差付ロー
ラ−6の直径の大きい巾600mmの中央胴部を通って
、左右耳部の10mm巾宛は挾まれない形で通し、胴端
部位置の管孔からの左右外側方向に圧気を噴射してウェ
ブ耳部を高倍率に拡幅し、この部に熱ブリー11.11
’上で軟化したエチレン酢ビ系ホットメルト糊剤が付着
したHDPEの200dフラツトヤーンを両耳端にそれ
ぞれIQmm間隔で2水添着し、熱ドラム130手前に
設置したクロスガイダー12でウェブ胴部を2倍(]、
222mに拡幅して、熱ドラム13.14上を通過する
間に弛緩熱処理して速度を200m/minとなし、之
をホットメルト糊付キスロール16上をへて、熱ドラム
17.17’上を転々移動してウェブ全表面に糊付修正
せしめて最上段の冷ロールを経て冷却後、クロスガイダ
ー18を経て直管芯20上に巾1.250mmの耳部糸
付きの2倍拡幅ウェブで繊維坪量10?/mの製品を2
00m/minで長尺平巻体として巻取った。
実施例 2 2台の押出機からえた同一中心線上に重っている2枚の
厚さ0.06mmで、]、5m巾の膜を割膜後、1枚ず
つ離してから実施例1と仝様に高所から垂直下降して、
延伸熱湯槽を通過する間に6倍延伸した後2枚重ねて、
更に仝様に8.5倍までの追加延伸を行い、2枚重ねの
まま乾燥して第1図の拡幅装置に実施例1と同様に通し
て繊維坪量2倍の20グ/m2の1.25m巾の拡幅ウ
ェブを200m/minで得た。
更に繊維坪量30〜401/m2の製品をうるためには
厚い厚膜を原料とする。
実施例 3 実施例2において胴部の拡幅倍率を4倍として繊維坪量
10P/m、巾2.5m巾の拡幅経ウェブが200m/
minで得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は連続供給される網状経ウェブの耳部のみを第2
図に示すニップローラーの出口での圧気噴射で特に高い
倍率に拡幅し、この拡幅耳部に第3図の展開図に示す如
く細糸2本を並列添着し、熱ドラムに向って耳部を案内
にクロスガイダーで胴部な目的倍率に拡幅し、ウェブ胴
部の過長分を熱収縮すると共に熱セットし、必要に応じ
て糊付等の後処理を行って第4図の概念図に示す如く耳
1部は軟巻、胴部は硬巻きで長尺平巻体をうる工程略図
を示した。 主たる記号の説明、1…中原料の網状経ウェブ、6……
段差付ローラー、61田…ローラー6の直径の大きい部
分、6q中…仝上の直径の小さい部分、9.10ψ嬰耳
部に添着する細経糸、12’、12’m…胴部拡幅用の
耳端案内器、13,14……熱ドラム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 目的中に拡幅された網状経ウェブにおいて、該ウェ
    ブの左右両耳端の小中部の拡幅倍率がウェブ胴部の目的
    拡幅倍率より犬であり、その左右各拡幅耳部に寸法安定
    な細経糸がそれぞれ1本乃至数本宛添着されていて、而
    も該糸添着部の添着糸を含む繊維坪量が、目的倍率に拡
    幅したウェブ胴部の繊維坪量に等しいか又はより小であ
    り、且つ網状経ウエブ金山に渉り、軽技が実質的に糸添
    着耳部と同長になっていることを特徴とする拡幅網状経
    ウェブ。 2 広巾胴部は直径が犬であり、その両側部に夫夫胴部
    直径より数%小直径の部分を持つ段差付きローラーの外
    周に沿って網状経ウェブな方向転換せしめ、この際ウェ
    ブ胴部は直径大なるローラー胴部に沿って押しつげられ
    ながら廻り、ウェブの左右耳端の小中部はローラーの小
    直径部を自由状態で廻りながら送られる如くなし、この
    間に該耳部をウェブ胴部の目的とする拡幅倍率より大き
    く拡幅し、この拡幅につれ軽技が短くなったウェブの耳
    部が、それぞれローラー両側の手直径部外周に沿って廻
    る形となし、その大きく拡幅された耳部に寸法安定な経
    細糸をそれぞれ1本乃至数本宛添着し、而も添着糸を含
    む耳部の繊維坪量な目的倍率に拡幅後のウェブ胴部の繊
    維坪量に等しいか又はそれ以下となし、次いで糸添着耳
    部を張力下に末拡り軌道に清って案内して、ウェブ胴部
    な目的倍率に拡幅し、拡幅ウェブ全体を加熱ローラー上
    に導びき、仝ウェブの耳部と胴部との拡幅倍率差に伴う
    胴部の過長部を加熱による収縮で吸収せしめて拡幅ウェ
    ブ金山に渉る経方向の長さを実質的に等長ならしめるこ
    とを特徴とする拡幅網状経ウェブの製法。 3 特許請求の範囲2の方法に於て、段差付きローラー
    の表面に沿って網状経ウェブを方向転換せしめるに当り
    、両端の直径が小である部分のローラー上を自由状態で
    廻る経ウェブの両耳部の拡幅を、外方に向う圧気噴射を
    用いて行うことを特徴とする拡幅網状経ウェブの製法。 4 特許請求範囲2の方法に於て、段差付きローラーの
    表面に沿って網状経ウェブを方向転換せしめるに当り、
    両端の直径が小である部分のローラー上を自由状態で廻
    る経ウェブの両耳部の拡幅を、外方へ向う吸引気流を用
    いて行うことを特徴とする拡幅網状経ウェブの製法。 5 特許請求範囲2の方法に於て、段差付きローラーの
    表面に沿って網状経ウェブを方向転換せしめるに当り、
    両端の直径が小である部分のローラー上を自由状態で廻
    る経ウェブの両耳部の拡幅を、外側方向へ廻る回転ブラ
    シノの摩擦を利用することを特徴とする拡幅網状経ウェ
    ブの製法。
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