JPS5810408A - コレツトアダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はコレットアダプタ、特に特定寸法のコレットを
収容すべく設計された工作機械に対し、より容量が小さ
い小型のコレットの使用が望まれる場合に使用されるア
ダプタに関する。

工作機械の分野では、主軸の寸法並びに容量が種々に異
る旋盤やチャック機械等の機械がある。

使用し得る主軸寸法は、ある程度、機械のメーカー、及
びその機械でなすべき作業の種類により決定されるが、
所謂゛標準”寸法の各種の主軸が使用されている。

例えば、“５Ｃ”は、多数の各種の機械に採用されてい
る一般的な寸法であり、米国規格協会（ＡＮＳＩ）の°
Ａ２−５”主軸は、大きい工作物を掴む大型の１６Ｃコ
レツトを挿入し得る、他の大型主軸である。多くの機械
工場では、大型の１６Ｃコレ・７トを使用する能力を具
えようとするが、小型の５０コレツトをも必要とする。

そのような機械工場において、１６Ｃコレツトのような
大能力を必要とすることは稀れで、１〜１／１６インチ
径までの工作物に対して多数の５Ｃコレツトを常備して
いる場合が多い。従って本発明によるコレットアダプタ
は、大寸法の主軸を具えた機械に小寸法のコレットを使
用することを可能にする。

加えて、回りセンタ、拡げコレット等、小寸法のコレッ
トの外形を有する従来の主軸工具も、本発明のコレット
アダプタと小型コレットと共に使用し得る。

小型のコレットを大型の主軸に適応させるアダプタはこ
れまでにも提案されており、米国特許第２．４７８，１
９５号には、ネジ付の管部に摺動可能に係合するテーパ
状頭部を具えたアダプタが開示されている。前記管部は
、その外面で工作機械の引込管（ｄｒａｗ　　ｔｕｂｅ
）に螺合する一方、内面に小径のコレットを螺合される
。しかし、この従来構造には以下の欠点がある。特に、
工作物を解放するために引込管を解放したとき、コレッ
トが工作物を積極的に解放することは全くない、１！Ｉ
Ｉも、工作物を解放すべくコレットを上記頭部外に押出
すのではなく、このアダプタは、工作物に対する保持力
は維持したまま、頭部を主軸外に押出すものでしかない
。その上、このアダプタの頭部と管部は、両者間に著し
い摩耗を生じ、工作機械の精度を減少させるような態様
でしか結合されていない。

従って本発明は、一定寸法のコレットを、より大きい寸
法の工作機械の主軸に適合させる、改良されたコレット
アダプタを提供することを目的とする。

本発明の他の目的は、コレットの解放時であっても、主
軸内方にスプリングで付勢されるコレットアダプタを提
供することにある。

本発明の更に他の目的は、改良された構成のコレットア
ダプタを提供することにある。

本発明の以上の目的、及び他の目的並びに利点は、添付
図面と共に、以下の説明及び特許請求の範囲から明らか
となろう。

第１図において、ＩＯは実質的に従来構成の工作機械の
主軸であり、通常のテーバ状カム面１２を含む。この主
軸１０内には縮径ブシュ１４が挿入されており、該縮径
ブシュ１４には、上記カム面１２と角度が等しい外部テ
ーパ面゛１６と、使用される小型のコレットＣと角度が
等しい内部テーバ面１８が形成されている。

縮径ブシュＩ４の内端には拡大内径部２０が形成され、
この拡大内径部２０は、一端に肩部２２を具える一方で
内端にネジを形成されており、このネジ部に、図示する
ような保持ナンド２４、或はスナップリング等の他の保
持具が取付けられている。

主軸１０は２６で示すように穴開けされ且ネジ切りされ
ており、ここに従来形状のキーネジ２８が螺入されてい
る。前記ＩＩ径ジブシュ４にはキー溝３２が形成され、
前記キーネジ２８に設けられ得る。

３４は引込管（ｄｒａｗ　　ｔｕｂｅ）で、コレットＣ
の標準ネジに係合し得るネジ部３６を内周面に有すると
共に、外方に折曲されたフランジ３８を前端に具えてい
る。このフランジ３８と前記保持ナツト２４の間の空間
にはコイルスプリング４０が設けられ、保持ナンド２４
により定位置に保持されている。従って第１図に示すよ
うに、引込管３４のフランジ３８はコイルスプリング４
０により縮径ブシュ１４の肩部２２に当接させられ、装
着されたコレットＣが上記ブシュ１４外に付勢され、コ
レットＣ内の工作物を積極的に解放する。

引込管３４の外周面にはネジ部４２が設けられ、このネ
ジ部４２にアダプタブシュ４４が螺合されて肩部４６に
当接させられている。アダプタブシュ４４は、同ブシュ
４４に締付けられた止めナツト４７により、前記肩部４
６との当接位置に固定されている。またアダプタブシュ
４４は、その外周面にネジを形成され、このネジ部によ
り、従来のコレ・／ト駆動機構（ＦＩ！Ｉ示せず）の引
込主軸４８ニ係合ｔ、ている。加えて、上記アダプタブ
シュ４４には・同ブシュ４４が肩部４６に締付けられた
状態で前記キー溝３２に軸線方向で一致する位置に、キ
ー溝５０が設けられている。但し、場合によっては、ア
ダプタブシュ４４の通常の摩耗や遊びにより、同ブシュ
４４が肩部４６に係合したとき、両キー溝５０．３２が
一致しないこともある。

また、場合によっては、両キー溝５０，３２が一致する
までアダプタブシュ４４に若干の逃げを形成してもよく
、その後止めナツト４７を締付ければ、キー溝５０，３
２の一致状態が保持される。

５２は縮径ブシュ１４内に設けられたキーネジで、コレ
ットＣのキーｊｌ１５４に係合し、同ブシュ１４内での
コレットｃの相対回転を阻止する。

これらアダプタ及び工作機械の主軸内に小型のコレット
を組込むには、全ての部品を分解した上で、周囲にスプ
リング４ｏを装着した状態の引込管３４を縮径ブシュ１
４の拡大内径ブシュ２ｏに挿入し、保持ナツト２４によ
り固定する。次に、コレットＣを縮径ブシュ１４内に挿
入し、引込管３４内に完全に捩じ込む。縮径ブシュ１４
内でコレットＣは、キー１１５４がキーネジ５２に一致
するまで回転させられ、これにより、コレットＣと縮径
ブシュ１４の相対回転が防止される。続いて、アダプタ
ブシュ４４を完全に引込管３４に螺合して肩部４６に当
接させ、前述したように、止めナツト４７により調節位
置で固定する。この時点で、キー溝５０がキー溝３２に
軸線方向で一致している必要がある。

この状態で、キーネジ２８を、その中子部３０が主軸１
０の内壁より僅かに突出する程度まで、主軸１０に挿入
する。次に、縮径ブシュ１４を、組付けられた引込管３
４、コレットＣ１アダプタブシュ４４とともに主軸１０
内に挿入し、その際、中子部３０をキー溝５０，３２に
通す。そして、引込主軸４８を回転させてアダプタブシ
ュ４４に螺合させた後、全体を通常の使用時の手順で調
節する。

第３図に示すアダプタブシュ５６は、前記アダプタブシ
ェ４４に類似しているが、ネジ部を５８で示すように切
除している点で異る。この構造によれば、アダプタブシ
ェ５６を主軸１０に挿入し、そのキー溝５０が突出した
中子部３０を通された後、該中子部３０がキー溝３２に
一致し且係合する程度まで、全体を回転させることがで
きる。この場合には、キー溝３２，５０を軸線方向で一
致させる必要がない。

以上の説明から分かるように、コレット駆動装置を動作
させ、コレットＣを縮径ブシェ１４内に引込むことによ
り閉じると、肩部３８が第１図で左方向に移動してスプ
リング４０を圧縮する。このように、縮径ブシュ１４は
、コレットＣが同ブシュ１４の内部テーパ面１８に係合
するまでバネ力により主軸１０内方に付勢され、コレッ
トＣが閉じて工作物を掴む、同様に、コレット駆動装置
が、コレットＣを第１図で右方向に移動させて工作物を
放すように動作させると、縮径ブシエ１４はスプリング
４０の引張力により主軸ＩＯ内方に付勢され続け、コレ
ットＣは右方向、つまり解放位置に移動する。このよう
に、コレットＣ内の工作物が積極的に解放される一方、
縮径ブシエ１４は主軸１０内゛に強固に着座させられて
精度を維持し、埃、チップ、及び冷却液の主軸ｌＯ内へ
の侵入を阻止し、且主軸１０の摩耗を減少させる。

以上、本発明を好適な実施例について説明したが、更に
他の変形も可能である。従ってこの応用は、本発明の全
般的原理に従い、本発明に関連“した技術分野における
周知の、或は通常の実施範囲に属するような本発明から
の逸脱も含む、全ての変更、使用、適用を包含するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は主軸内に組込まれた、本発明のコレットアダプ
タを示す長手方向の横断面図、第２図は本発明の同アダ
プタを示す長手方向の横断面図、第３図はアダプタブシ
エの変形例を示す長手方向の横断面図である。 １０・・・主軸、Ｃ・・・コレット、１４・・・縮径ブ
シエ、２０・・・拡大内径部、２４・・・保持ナツト、
３４・・・引込管、３８・・・フランジ、４０・・・ス
プリング、４２・・・ネジ部、４４・・・アダプタブシ
ェ、４８・・・引込主軸。 特許出願人　　バーディング　ブラザーズインコーポレ
イテッド 代理人　瀧　野　秀　雄 ＦＩＧ、２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１工作機械のオーバーサイズの主軸にコレットを適
   合させる装置にして、外周形状をオーバーサイズの上記
   主軸に適合するような寸法とされ、内周形状をコレット
   （Ｃ）を収容する寸法とされた略管状の縮径ブシユ（１
   ４）を設け、該縮径ブシユ（１４）の内面に、環状凹部
   （２０）の軸線方向で前端を画定する環状肩部を形成し
   、また、上記縮径ブシユ（１４）に係合し、上記環状凹
   部（２０）の軸線方向で後端を画定する保持部材（２４
   ）と、コレット（Ｃ）に係合するもので、少くとも一部
   が縮径ブシユ（１４）内に位置する引込管（３４）を設
   け、この引込管（３４）に、前記凹部（２０）内に延び
   る半径方向の突起（３８）を形成し、更に、凹部（２０
   ）内に位置して引込管（３４）を軸線方向で前方に縮径
   ブシユ（１４）内に押圧するスプリング手段（４０）と
   、引込管（３４）をコレット駆動装置（４８）に結合す
   る手段（４４）を設けたことを特徴とする装置。 （２）　　スプリング手段（４０）を、引込管（３４）
   を包囲するとともに、半径方向で外方へのフランジ状の
   半径方向の突起（３８）に当接するコイルスプリングと
   したことを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の装
   置。 （３）保持部材を、縮径ブシユ（１４）に係合する保持
   ナツト（２４）としたことを特徴とする特許請求の範囲
   第２項に記載の装置。 （４）　　結合手段を、引込管（３４）のネジ付後部（
   ４２）と、該ネジ付後部（４２）に螺合するアダプタブ
   シュ（４４）で構成したことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項または第３項に記載の装置。 （５）更に、アダプタブシュ（４４）を引込管（３４）
   に固定する止めナツト（４７）を含んでなることを特徴
   とする特許請求の範囲第４項に記載の装置。 （６）更に、主軸内での縮径ブシュ（Ｘ４）の相対回転
   を阻止するキ一手段（２８）を含むことを特徴とする特
   許請求の範囲第５項記載の装置。 （７）キ一手段（２８）を、ケーブルブシエ（１４）の
   外面とアダプタブシュ（４４）に形成されたキー溝（３
   ２）（５０）、及び、装置の主軸内への挿入時、アダプ
   タブシュ（４４）の上記キー溝（５０）と縮径ブシュ（
   １４）の上記キー溝（３２）に順次係合すべく、主軸内
   面から突出したキ一部材（３０）で構成したことを特徴
   とする特許請求の範囲１６項に記載の装置。 （８）　　両キー溝（３２）　　（５０）が軸線方向で
   一致することを特徴とする特許請求の範囲第７項に記載
   の装置。 （９）　　両キー溝（３２）　　（５０）を軸線方向で
   、キ一部材（３０）の軸長より、大きい距離だけ相互か
   ら離間させることにより、キ一部材（３０）がアダプタ
   ブシュ（４４）のキー溝（５０）は通過するが、縮径ブ
   シュ（１４）のキー溝（３２）には未だ進入しない程度
   まで装置が主軸内に挿入した時点で、同装置を主軸内で
   回転させ得るようにしたことを特徴とする特許請求の範
   囲第８項に記載の装置。 αΦ　アダプタブシュ（４４）に、実質的にその軸線方
   向の外面全体に亘ってネジを形成したことを特徴とする
   特許請求の範囲第９項に記載の装置。