JPH1198076A - 光源の線形性およびノイズ性能を改善するための装置および方法 - Google Patents

光源の線形性およびノイズ性能を改善するための装置および方法

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JPH1198076A
JPH1198076A JP10175588A JP17558898A JPH1198076A JP H1198076 A JPH1198076 A JP H1198076A JP 10175588 A JP10175588 A JP 10175588A JP 17558898 A JP17558898 A JP 17558898A JP H1198076 A JPH1198076 A JP H1198076A
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Kooen Yakobu
コーエン ヤコヴ
Hanchinton Utsudo Toomasu
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 光源の線形性およびノイズ性能を改善するた
めの装置および方法を提供する。 【解決手段】 安価な光信号源の線形性およびノイズ性
能がフィードバックあるいはフィードフォワード修正技
術を用いて改善される。変調信号、例えば、広帯域アナ
ログCATV信号が、エラー信号と共に光源16に加え
られる。このエラー信号は、フィードバック経路24内
で、高速の光ダイオードを用いて光源によって生成され
た出力光信号の一部分を検出することによって生成され
る。フィードバック経路内の遅延補償フィルタ26は、
光源の非線形性およびノイズを広い帯域幅に渡って修正
できるようにエラー信号の遅延の変動を周波数の関数と
して修正する。本発明のフィードフォワードを用いる実
施例においては、光源の出力の一部分から生成されたエ
ラー信号が、変調信号の帯域幅の外側の周波数帯域に変
換した後に、光源の入力に加えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、光信
号伝送システムにおいて用いるための光信号源、より詳
細には、線形性およびノイズ性能をフィードバックある
いはフィードフォワード技術を用いて、光信号源のコス
トを不当に増すことなく、改善する光信号源のに関す
る。
【0002】
【従来の技術】多くの光信号伝送用途において、光源が
優れた線形性およびノイズ性能を示すことが要求され
る。一つのこのような用途として、有線テレビ(CAT
V)サービスを提供する高品質アナログ光ファイバシス
テムがある。このシステムにおいては、数個のビデオチ
ャネルを含むアナログCATV信号が一つあるいは複数
の光搬送波信号上に変調され、光ファイバを介して、ケ
ーブルシステムのヘッドエンドから分配される。光ファ
イバを用いてアナログCATV信号を伝送する従来のシ
ステムは、高度に線形性で低ノイズのレーザおよび/あ
るいは光変調器を必要とした。このタイプの光信号源
は、通常コストが非常に高く、このために光ファイバを
用いて信号を家庭に伝送するシステム(ファイバ・ツウ
・ホーム伝送システム)の普及の大きな障害となってき
た。従来の高価な光信号源の例としては、アナログ等級
の分布フィードバック(DFB)レーザの他、外部の変
調器を必要とするイットリウム−アルミニウム−ガーネ
ット(YAG)レーザやイットリウム−ランタン−フッ
化物(YLF)レーザなどの持続波(CW)レーザが含
まれる。
【0003】従来の光伝送システムが、例えば、199
6年8月20日付けでRamachandranらに交
付された“Optical Transmission
System ”という名称の米国特許第5,54
8,436号;1995年10月10日付けでZare
mらに交付された“Low Cost Optical
Fiber RF Signal Distribut
ion System”という名称の米国特許第5,4
57,557号;1995年12月12日付けでDec
usatis らに交付された“Apparatus
and Method for Optical Fi
ber Alignment Using Adapt
ive Feedback Control Loo
p”という名称の米国特許第5,450,508号;お
よび1995年1月24日付けでVan de Voo
rdeらに交付された“Optical Transm
ission System”という名称の米国特許第
5,384,651号において開示されている。ただ
し、残念なことに、これら従来のシステムのどれも、低
コストの光源、例えば、デジタル等級のDFBレーザダ
イヤルあるいはファブリ−ペロレーザダイオードを、上
述のような高度に線形性で低ノイズであるが高価な光源
の代わりに用いられるようには構成されていない。
【0004】光源の線形性あるいはノイズ性能を改善す
るための様々な技術が知られている。これら技術には、
予備歪み回路を使用する方法や、第二の光源の使用を伴
うフィードフォワードアプローチが含まれる。ただし、
従来の予備歪み回路は、通常は、光源の非線形性のみを
修正するために、光源のノイズを修正するために別の機
構が必要とされる。さらに、予備歪み回路は、通常多数
のきわどい調節を必要とし、このために光源と関連する
コストと複雑さが増加する。また、従来のフィードフォ
ワードアプローチでは、第二の光源が必要で、このため
にコストおよび複雑さが増すばかりか、新たに波長制御
の問題が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、光ファイバを
用いてのアナログ信号の伝送あるいは他の重要な用途に
おいて要求される優れた線形性およびノイズ性能を、従
来の高度に線形性で低ノイズではあるがコストが高く複
雑な光源に代わって提供する技術に対する必要性が明ら
かに存在する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、安価な光源の
線形性およびノイズ性能を、フィードバックあるいはフ
ィードフォワード技術を用いて改善する。本発明の第一
の特徴においては、安価な光源、例えば、デジタル等級
のDFBレーザダイオードあるいはファブリ−ペロレー
ザダイオードのノイズおよび歪みがフィードバックを用
いて除去される。この特徴によると、光信号源に光源出
力の非線形性およびノイズに起因する変動を修正するフ
ィードバック経路が設けられる。変調信号、例えば、広
帯域アナログCATV信号が、光源に、広帯域フィード
バック信号と共に加えられる。この広帯域のフィードバ
ックエラー信号は、フィードバック経路内の高速の光ダ
イオードを用いて光源によって生成された出力光信号の
一部分を検出することで生成される。広帯域フィードバ
ックエラー信号は、最初に、遅延補償フィルタに送ら
れ、ここでその帯域幅に渡っての群遅延変動を修正した
後に、光源の入力に加えられ、ここで光源の非線形性お
よびノイズを修正するために用いられる。本発明のこの
特徴は、特に、デジタル直交振幅変調(QAM)信号、
デジタルn−レベル残留側波帯(VSB)信号、および
一定でない変調包絡線を持つ他のデジタル変調信号と共
に用いるのに適する。
【0007】上述のフィードバック技術を用いる本発明
の一つの実施例においては、閉フィードバックループ内
において高速の光ダイオードが安価なレーザダイオード
の出力を監視するための監視デバイスとして利用され
る。高速の光ダイオードは、一般に安価なレーザダイオ
ードよりも線形性に優れ、このために、安価なレーザダ
イオードの線形性を修正するためのエラー信号を生成す
るために用いることが可能である。高速の光ダイオード
は、約500MHz以上の利得帯域幅積を持ち、このた
めに安価なレーザダイオードの動作帯域幅を増加すると
同時に、線形性およびノイズ性能を改善する。フィード
バックループは、フィードバックエラー信号の広い帯域
幅に渡っての群遅延変動を補償するための遅延補償フィ
ルタを含む。
【0008】本発明の第二の実施例は、フィードフォワ
ード技術を用いて安価な光源の線形性およびノイズ性能
を改善する。この実施例においては、光源の出力を監視
することによって生成されるエラー信号は、最初に、変
調信号の帯域幅の外側の周波数帯域に変換され、その
後、光源の入力に加えられる。光信号を受信する受信機
は、変換されたエラー信号および変調信号の両方を検出
し、こうして検出されたエラー信号を用いて、検出され
た変調信号を、光源の非線形性およびノイズの影響につ
いて修正する。
【0009】本発明のこの第二の実施例は、光信号送信
機を含む。この送信機において、高速の光ダイオードの
出力は、低域フィルタリングされた後に、第一の信号コ
ンバイナに加えられる。第一の信号コンバイナは、他方
において入力変調信号の結合された部分も受信し、低域
フィルタの出力と、変調信号の結合された部分との減算
によってエラー信号を生成する。こうして生成されたエ
ラー信号は、次にミキサーの入力に加えられ、ここでエ
ラー信号とローカル発振器によって生成された搬送波信
号とを混合することにより、エラー信号の周波数が変調
信号の周波数帯域の外側の周波数帯域に変換される。こ
うして変換されたエラー信号は、第二の信号コンバイナ
において、変調信号と結合され、こうして変調信号およ
びエラー信号の両方が光源に加えられる。光源によって
生成される出力光信号は、こうして変調信号およびエラ
ー信号の両方に対する光搬送波として機能する。こうし
て送信された光信号は、受信機で検出され、こうして検
出された信号の変調信号の部分と、エラー信号の部分を
別個に処理することで、それぞれ、変調信号と、エラー
信号が回復される。次に、このエラー信号が、受信機内
で光源の非線形性およびノイズの変調信号への影響を修
正するために用いられる。本発明による光信号伝送シス
テムは、上述の送信機と、少なくとも一つの受信機およ
び光信号を送信機から受信機に配信するための光信号分
配網を含む。光信号分配網は、受動スプリッタ、マルチ
プレクサ、デマルチプレクサの他、他のタイプの光信号
ルータを含むことが考えられる。この伝送システムに
て、複数の送信機を周知の波長分割多重(WDM)技術
と共に用いることで複数の光信号をルートすることも可
能である。
【0010】本発明に従って構成される光源は、従来は
これよりかなり複雑で高価な光源によってしか得られな
かった品質に匹敵する線形性およびノイズ性能を提供す
ることが可能である。本発明は、こうして、安価な光
源、例えば、デジタル等級のDFBレーザダイオードあ
るいはファブリ−ペロレーザダイオードを、アナログC
ATV信号の伝送および他の重要な用途に、システムの
線形性およびノイズ性能を害なうことなく、従来の高度
に線形性で低ノイズであるが高価な光源に代わりに用い
ることを可能にする。本発明の上述のフィードバックお
よびフィードフォワード技術は、従来の予備歪み回路が
通常光源の非線形性のみを修正するのとは対象的に、線
形性および光源ノイズの両方を修正し、同時に、多くの
予備歪み回路において要求される様々なきわどい調節を
回避する。本発明のこれら技術は、他のフィードフォワ
ードアプローチと異なり、第二の光源の必要性および第
二の光源と関連する波長制御の問題を回避する。本発明
のこれらおよびその他の特徴および長所が、付録の図面
および以下の詳細な説明から一層明白となるものであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明について、一例とし
ての光信号源と信号伝送システムとの関連で解説する。
ただし、本発明は、特定のタイプの光信号源あるいは信
号伝送システムと共に用いるのに制限されるものではな
く、より一般的に、コストおよび複雑さを不当に増すこ
となく、光信号源の線形性およびノイズ性能を改善する
ことが要求される任意の光信号伝送システムに適用でき
るものである。さらに、本発明は、以下では一例として
光ファイバベースのアナログ信号伝送システムと共に用
いるように説明されるが、デジタル信号伝送用途を含む
これ以外の他の多くの用途において用いることも可能で
ある。例えば、本発明は、特に、デジタル直交振幅変調
(QAM)信号、デジタルn−レベル残留側波帯(VS
B)信号、および一定でない変調包絡線を持つ他のデジ
タル変調信号と共に用いるのに適する。ここで用いられ
る“光源”という用語は、デジタル等級のDFBレーザ
ダイオード、ファブリ−ペロレーザダイオード、および
光信号を生成する能力を持つ他の任意の光源を含むこと
を意図する。“安価な”光源とは、従来の光信号伝送シ
ステムにおいて通常用いられる高度に線形性で低ノイズ
の光源、例えば、アナログ等級のDFBレーザと比較し
て、一般的に、あまり複雑でなく、従ってコストの低い
光源、例えば、デジタル等級のDFBレーザダイオード
やファブリ−ペロレーザダイオードなどの光源を意味す
る。“フィードバック”という用語は、一般的には、光
源出力から生成されたエラー信号を、光源の入力に供給
するプロセスを指す。ここで用いる“フィードフォワー
ド”という用語は、一般的には、光源の出力からエラー
信号を生成し、これを、受信機に供給し、受信機内でこ
れを光源から受信される信号を修正するために用いるプ
ロセスを指す。エラー信号の周波数を変換する背景にお
いて用いられる“変換”あるいは“変換器”という用語
は、エラー信号のアップ変換およびダウン変換の両方を
含むことを意図する。例えば、ここで図2との関連で説
明される一例としてのフィードフォワードを用いる実施
例では、送信機においてエラー信号をアップ変換し、受
信機においてエラー信号をダウン変換するが、本発明の
別の実施例として、逆に、送信機においてエラー信号を
ダウン変換し、受信機においてエラー信号をアップ変換
することも可能である。
【0012】図1Aは、本発明による安価な光源を用い
て高度に線形性で低ノイズの光信号を生成するための一
例としての装置10を示す。装置10は、入力12を含
むが、これは、光搬送波信号上に変調されるべきデジタ
ルあるいはアナログの入力電気信号を受信する。この入
力信号は、アナログRFビデオ信号、デジタルデータ
流、あるいは任意の他の適当な変調信号であり得る。こ
の入力信号は、抵抗Rを介して増幅器14の入力に加え
られる。本発明によると、増幅機14は、単一段増幅
器、あるいは他の適当な低遅延の増幅器として構成され
る。増幅器14は、入力信号を、レーザダイオードの光
源16を駆動する電流信号に変換する。図1には示さな
いが、当業者においては理解できるように、レーザダイ
オード16は、適当なバイアス回路を含むように構成さ
れる。この実施例においては、この光源は、デジタル等
級のDFBレーザダイオード、ファブリ−ペロレーザダ
イオード、あるいは任意の他のタイプの安価な光源であ
り得る。上述のように、このような安価な光源は、通常
はアナログ信号の伝送あるいは他の重要な用途において
用いるのに適当な十分に線形性で十分に低いノイズ特性
は示さない。従って、このような用途では、旧来は高価
な高度に線形性で低ノイズの光源を用いることが要求さ
れた。図1Aの装置10の構成では、安価な光源、例え
ば、レーザダイオード16の線形性およびノイズ性能が
アナログ信号の伝送に使用することが可能となるレベル
までに改善される。
【0013】レーザダイオードの光源16は、図1Aに
示すように、光搬送波信号を生成し、この搬送波信号
は、光ファイバ18上に結合され、この光搬送波信号
が、入力12に加えられる信号によって変調される。レ
ーザダイオード16によって生成される光信号の一部
は、レーザダイオード16に隣接して配置された高速の
正−真性−負(PIN)光ダイオード20にも結合され
る。光ダイオード20は、電圧源22によってバイアス
され、フィードバック経路24内にレーザダイオード1
6からの光信号の振幅に比例する電流を生成する。この
電流は、広帯域幅のフィードバック信号として低遅延の
増幅器14の入力に加えられ、結果として、この電流が
レーザダイオード16に加えられる入力信号から引かれ
る。このフィードバック経路24は、さらに、光ダイオ
ード20と低遅延の増幅器14の入力の間に配置された
遅延補償フィルタ26を含む。遅延補償フィルタ26
は、フィードバック信号の広い帯域幅に渡っての群遅延
変動を後に詳細に説明する方法にて補償する。
【0014】光ダイオード20は、レーザダイオード1
6の光信号出力の振幅の変化を検出することによってレ
ーザダイオード16の線形性を監視する。フィードバッ
ク経路24は、レーザダイオード16に供給される駆動
電流が監視された光信号の振幅に従って調節されること
を確保する。つまり、レーザダイオード16によって生
成される光信号の振幅が増加すると、光ダイオード20
によって生成される電流が増加し、結果として、レーザ
ダイオード16に供給される駆動電流は低減する。逆
に、光信号の振幅が低減すると、光ダイオード20によ
って生成される電流は減少し、結果として、レーザダイ
オード16に供給される駆動電流は増加する。低遅延の
増幅器14、光ダイオード20およびフィードバック経
路24を含むこのフィードバックループは、こうして、
レーザダイオードの光源16の線形性を大幅に向上さ
せ、光源16がフィードバックループを用いない場合に
可能な場合よりより広い帯域幅を通じて動作することを
可能にする。
【0015】本発明によると、高速の光ダイオード20
は、約500MHz以上の利得帯域幅積を持つ。高速の
光ダイオード20は、さらに、レーザダイオード16の
線形性より約20dB良好な線形性を持ち、このため
に、レーザダイオード16の線形性が約20dB改善さ
れる。さらに、このフィードバックループは、レーザダ
イオード16によって生成されるノイズの影響を排除す
る働きを持つ。2GHzあるいはそれ以上の高い利得帯
域幅積を持つ比較的安価な高速光ダイオードが容易に入
手可能である。このようなダイオードを、図1Aの構成
の低遅延の増幅器と共に用いた場合、レーザダイオード
16の動作帯域幅は、約数百MHzあるいはそれ以上と
なる。この線形性の改善と動作帯域幅の向上のために、
安価な光源、例えば、レーザダイオード16を、広帯域
アナログ信号伝送システムおよび普通なら高価な高度に
線形性で低ノイズの光源を要求する他の用途に用いるこ
とが可能となる。
【0016】上述のように、レーザダイオード16を変
調するアナログ信号が広帯域の信号である用途において
は、遅延補償フィルタ26がフィードバック信号の群遅
延変動を修正するために用いられる。図1Bは、広帯域
テレビジョン信号配信システム、例えば、CATVシス
テムに対する周波数の割当てグラフを示す。つまり、シ
ステムのチャネルの数と、要求される帯域幅の関係につ
いて示す。図1Bから明らかのように、要求される帯域
幅は、システムによってサポートされるチャネルの数と
ほぼ比例して増加する。例えば、約75のチャネルを配
信するように構成されたCATVシステムには、約55
0MHzの総帯域幅が必要となる。アナログファイバ伝
送システムによって要求されるこの広い帯域幅のため
に、フィードバック経路24内に遅延補償フィルタ26
を用いることが必要となるのである。
【0017】以下では、フィルタ26によって提供され
る補償についてより詳細に説明する。解説を簡単にする
ために、入力12に供給される信号は、sin(ωt)
の形式の単一周波数であり、フィードバック信号は、−
sin(ωt−ωτ)の形式であるものと想定する。こ
こで、τは、増幅器14、ダイオード16、20、およ
びフィルタ26を含む信号経路の遅延を表す。すると、
増幅器14の入力に供給される結合された信号E(t)
は、以下によって与えられる:
【数1】 遅延補償フィルタ26を用いない場合は、約300ps
ecの遅延τが存在し、このために、20log(2s
in(ωτ/2)=−10がωτ=0.31を与え、f
c =0.31/(2πτ)、すなわち、160MHzを
想定した場合、フィードバック経路24は、最高約16
0MHzまでの入力信号周波数fcの広い帯域幅に渡っ
て光源16の線形性を約10dB改善することとなる。
これは、フィードバック経路のこの遅延のために、光源
の線形性を広い帯域幅に渡って修正できる程度が制限さ
れることを意味する。遅延補償フィルタ26は、CAT
V信号の配信に用いられるより高い周波数信号の“コム
(comb)”に対して、この遅延と関係する制約を克服す
るために用いられる。CATV信号のコムは、信号のコ
ム全体は、集合的に約500MHzあるいはそれ以上の
広い帯域を占拠するが、一般的には、おのおのがシステ
ムの各チャネルと対応する複数の別個の狭帯域信号から
構成される。遅延補償フィルタ26は、広帯域幅CAT
Vシステムの個々の狭帯域信号に対してフィードバック
信号経路を等化するのに十分な量の遅延を提供する。
【0018】以下では、個々の狭帯域チャネル信号の変
調帯域幅がその搬送波周波数fc と比べて小さな典型的
なケースにおいて、フィルタ26がこの遅延の補償を提
供できることについて示す。入力12の所のCATVシ
ステムの各狭帯域信号は、以下の形式の単純な振幅変調
(AM)信号の単側波バージョンであるものと想定す
る:
【数2】 ここで、ωm は、変調周波数を表し、ωc は搬送波角周
波数を表す。テレビジョン信号の配信に利用される典型
的なタイプの信号である対応する単側波AM信号に対す
る式は、以下によって与えられる:
【数3】 フィルタ26は搬送波周波数fcにおける遅延を、τの
値を以下の式に従って設定することによって補償するよ
うに設計される:
【数4】 ここで、nは1以上である。単側波信号V’(t)の遅
延されたバージョンVd’(t)は、以下によって与え
られる:
【数5】 こうして、増幅器14の入力の所の結合された信号E
(t)は、以下のように表すことが可能である:
【数6】 これは以下のように書き改めることが可能である:
【数7】 ωc ≫wm であるものと想定し、τ=2πn/ωc =n
/fc と設定すると、E(t)≒0が得られるが、これ
は図1Aのレーザダイオード16の非線形性およびノイ
ズに原因するエラーが、上述のフィードバック構成によ
って、ある与えられた狭帯域入力信号に対して修正可能
であることを示す。本発明によると、このタイプの等化
が、ある与えられた一つの広帯域CATV信号のコム内
に含まれる複数の個々の全ての狭帯域信号に対して、フ
ィルタ26によって提供される遅延の量をこれら狭帯域
信号の各周波数において変化させることで提供される。
【0019】図1Cは、遅延補償フィルタ26の遅延特
性の2つの例を示す。この遅延特性は、τ=2πn/ω
c =n/fc を、n=1およびn=2の値に対して、周
波数の関数として示す。フィルタ26のこれら遅延特性
は、上述のE(t)≒0の条件が、一つの広帯域CAT
V信号スペクトルを構成する複数の各狭帯域信号に対し
て満足されるように設計される。ある与えられた狭帯域
信号周波数においてフィルタ26によって提供される遅
延の量にはこの信号経路内の他の要素の遅延も考慮され
る。図1Cに示される遅延特性から、複数の狭帯域信号
から構成される一つの広帯域コムに渡って一様な遅延等
化を提供するためには、信号の周波数が最も低い所で最
も多量の追加の遅延が要求されることがわかる。ただ
し、これら全ての狭帯域周波数において、極端に厳密な
遅延値を提供する必要はないことに注意する。例えば、
500MHzのある狭帯域周波数を考え、この周波数で
は、2.0nsecの遅延τにて、E(t)≒0が達成
されるものと想定する。もし、フィルタ26が、500
MHzにおいて、2.0nsecの遅延ではなく、2.
05nsecの遅延を用いるように構成された場合、結
果としてのエラーは、−2sin(ωc τ/2)、すな
わち0.15となることが計算されるが、この場合で
も、約16dBの光源の線形性の改善が達成されること
がわかる。図1Cに示すような遅延特性を持つフィルタ
を設計するための技術については、適当な方法が当業者
においては周知であり、従って、ここでは詳細には説明
しない。上述のフィードバックの遅延補償技法は、さら
に、図1Bに示されるのとは異なる周波数割当てを持つ
ように構成されたCATVシステムや、F.Bayli
n,“Miniature Satellite Di
shes:The NewDigital TV”,第
2版,Baylin Publicationsにおい
て述べられている直接放送衛星(DBS)システム(詳
しくは同文献を参照)を含む他の様々な広帯域信号伝送
システムにおいても光源の線形性およびノイズ性能を向
上させるために用いることが可能である。
【0020】図2は、光ファイバベースのアナログ信号
伝送システム50内に実現される本発明のもう一つの実
施例を示す。本発明のこの実施例は、安価な光源を含む
光システムの光源の線形性およびノイズ性能を改善する
ためにフィードフォワード技術を利用する。伝送システ
ム50は、送信機52および受信機54を含む。送信機
52は、CATVシステムのヘッドエンド内に、入力C
ATV信号を光搬送波信号上に変調するように設置され
る。こうして変調された信号は、出力ファイバ56を介
して、CATV信号をヘッドエンドから一つあるいは複
数の遠隔受信機に配信するために用いられる光信号配信
網内の光信号ルータ58の入力に供給される。光信号ル
ータ58は、受動光スプリッタ、あるいは、別のタイプ
の光信号ルータとされる。複数の送信機あるいは他の光
源からの複数の光信号が配信のために多重化、すなわ
ち、結合されるような用途においては、この配信網は、
従来の波長分割多重化(WDM)技法を用いることが考
えられる。光ルータ58は、送信機52からの変調され
た光信号を受信機54の入力に接続された光ファイバ6
0に送る。受信機54は、この入力光搬送波信号を復調
することにより元のCATV信号を回復し、こうして回
復されたCATV信号はCATV受信機に供給され、こ
れはここで一つあるいは複数のビデオあるいはテレビジ
ョン信号チャネルに復調される。
【0021】図3Aは、図2の送信機52のCATV入
力62に加えられる一例としてのCATV信号の周波数
スペクトルP1 を示す。このCATV信号は、この例に
おいては、第一の周波数f1 と第二の周波数f2 の間の
周波数帯域を占拠し、これら周波数は、それぞれ、50
MHzと、550MHzとされる。この入力CATV信
号は、信号コンバイナ64を介して、安価なレーザダイ
オード66あるいは他のタイプの光源に供給される。上
述のように、アナログCATV信号用の従来の光送信機
は通常は高価な高度に線形性で低ノイズの光源、例え
ば、アナログ等級のDFBレーザを用いることを要求さ
れる。これとは対照的に、本発明に従って構成された光
送信機は、以下に詳細に説明するように、安価な光源、
例えば、デジタル等級のDFBレーザダイオードやファ
ブリ−ペロレーザダイオードを用いて動作することが可
能である。レーザダイオード66の出力は、アナログC
ATV入力信号によって変調された光信号であり、こう
して変調された出力光信号は光ファイバ67上に結合さ
れる。
【0022】光ファイバ67上の出力信号の一部分は、
光結合器68を介して検出器70に結合される。検出器
70には、高速の光ダイオード、例えば、図1Aの光ダ
イオード20が用いられる。検出器70は、レーザダイ
オード66からの出力信号を検出し、この光信号の振幅
に比例する電気信号を生成する。検出された信号は、低
域フィルタ72にてフィルタされ、減算器74の一つの
入力に加えられる。減算器74の他方の入力は、入力6
2からRF結合器76を介して結合された入力CATV
信号の一部分である。減算器74は、低域フィルタ72
の出力と、入力CATV信号の結合された部分との差か
ら、エラー信号e(t)を生成する。このエラー信号e
(t)は、この例では、ミキサー78において、ローカ
ル発振器80によって生成される周波数fcにアップ変
換され、その後、フィルタ81においてフィルタされ
る。こうしてフィルタされたアップ変換されたエラー信
号は、次に、信号コンバイナ64において入力CATV
信号と結合される。こうして、CATV入力信号および
アップ変換されたエラー信号の両方が、光源66に加え
られ、この両方によって、ファイバ67上の出力光信号
が変調される。
【0023】図3Bは、エラー信号が搬送波周波数fc
上に両側波帯搬送波抑圧(DSB−SC)変調される実
施例の場合のアップ変換されたエラー信号の一例として
の周波数スペクトルP2 を示す。図3Bのスペクトル
は、このような実施例の場合、アップ変換されたエラー
信号は、f3 〜f3'の周波数レンジを占拠する下側波帯
と、f4 〜f4'の周波数レンジを占拠する上側波帯を含
むことを示す。図3Bから明らかのように、この実施例
においては、エラー信号は、広帯域信号となる。アップ
変換されたエラー信号の周波数の幅は、f3'−f3 およ
びf4'−f4 の一つあるいは両方が、実質的に、f2
1 と等しくなるように構成されるが、ただし、必須で
はない。図3Bの一例としてのスペクトルにおいては、
c の搬送波信号は、図示されるように、受信機54に
おける搬送波の回復を容易にするために、少し漏れるよ
うにされる。この実施例においては、ミキサー78およ
びローカル発振器80は、エラー信号をアップ変換する
ように構成されるが、代替の実施例として、エラー信号
をダウン変換する周波数変換器を用いることも可能であ
る。例えば、入力CATV信号が約400MHzから5
50MHzの間の帯域を占拠するような場合は、結果と
してのエラー信号を400MHzより下の周波数帯域に
ダウン変換することも可能である。
【0024】図3Cは、送信機52の出力の所のファイ
バ56上に出現する完全な光信号スペクトルの一例とし
ての周波数スペクトルP3 を示す。アップ変換されたエ
ラー信号の図3Bにおいてf4 〜f4'の周波数レンジを
占拠する上側波帯が、フィルタ81におけるフィルタリ
ングによって除去されていることがわかる。このように
フィルタ81は、この実施例においては低域通過あるい
は帯域フィルタとして構成され、このフィルタは、アッ
プ変換されたエラー信号の上側波帯については除去し、
c の搬送波については抑圧した上で適当な量を提供
し、f3 〜f3'の周波数レンジの下側波帯については通
過するように設計される。ただし、このエラー信号に対
して、本発明の代替の実施例として、他のタイプの変調
技術を用いることも可能であることに注意する。例え
ば、両側波帯技術を用い、アップ変換されたエラー信号
の上側波帯および下側波帯の両方を信号コンバイナ64
を介して光源66の入力に加えることも可能である。
【0025】受信機54は、送信機52によって生成さ
れた出力光信号を受信する。上述のように、この光信号
は、送信機52から、受動光スプリッタなどの光信号ル
ータ58を介して配信される。信号ルータ58の他の出
力は、図2には示されない他の受信機の対応する他の入
力に接続される。代替の実施例、例えば、多重ソースW
DMを用いる実施例の場合は、伝送された光信号はマル
チプレクサおよびデマルチプレクサを含む他の信号ルー
タを経た後に、受信機54の入力の所の光ファイバ60
の所に到着する。受信された光信号は、CATV信号お
よび送信機52内で生成された上述のアップ変換された
エラー信号の両方によって変調されている。受信機54
は、検出器84を含むが、これには、送信機52内の検
出器70と同様に、高速の光ダイオードなどが用いられ
る。検出器84は、入り光信号上の変調を表す電気信号
を生成するが、これは図3Cに示すような形式の周波数
スペクトルを持つ。
【0026】検出された電気信号のCATV信号の部分
の回復については、最初に、低域フィルタ86にてフィ
ルタリングすることによってエラー信号の部分が除去さ
れる。その後、こうして検出されたCATV信号は、遅
延要素88および信号コンバイナ90を通過した後に、
受信機54の出力の所に出現する。遅延要素88は、検
出されたCATV信号に対する広帯域の遅延等化を提供
する。これは、図1Aの実施例との関連で前に説明した
のと実質的に同一の方法を用いて達成されるが、ただ
し、当業者においては理解できるように、図1Aの実施
例と図2の実施例では遅延の符号が異なる。遅延要素8
8は、代替の実施例として、適当な遅延補償フィルタと
置換することも可能である。
【0027】検出された電気信号のエラー信号部分の処
理については、最初に、検出された信号の部分がRF結
合器92を介して帯域フィルタ94に結合される。帯域
フィルタ94の中心は、アップ変換されたエラー信号の
周波数fc に定められ、アップ変換されたエラー信号の
スペクトルは通過するが、CATV信号のスペクトルは
除去する。帯域フィルタ94の出力の所のアップ変換さ
れたエラー信号は、ミキサー100の入力に加えられ
る。ミキサー100の他方の入力には、搬送波周波数f
c が加えられるが、これは、エラー信号の一部分をRF
結合器96を介して搬送波回復回路98に結合すること
によって生成される。ミキサー100は、アップ変換さ
れたエラー信号をダウン変換する。結果として得られた
ダウン変換された信号を、フィルタ102においてフィ
ルタリングすることで、エラー信号e(t)が回復され
る。フィルタ102は、ミキサー100の出力の所のダ
ウン変換された信号に含まれる不要な混合生成物を除去
する機能を持つ。フィルタ102の出力の所のこうして
回復されたエラー信号e(t)は、信号コンバイナ90
の入力に供給され、低域フィルタ86からのCATV信
号を修正するために用いられる。遅延要素88は、CA
TV信号とエラー信号とを整合する機能を持ち、CAT
V信号の経路とエラー信号の経路との間の任意の遅延差
を広い帯域幅に渡って排除する。光源66をディザーす
ることを要求される実施例において、送信機52で生成
されるアップ変換されたエラー信号を、高周波ディザー
が得られるように修正することも可能である。この場
合、一般的には、ディザー信号は、最大CATV信号周
波数の少なくとも約4倍の周波数を持つことが必要とな
り、例えば、最大CATV入力信号の周波数が約500
MHzの実施例では、約2GHzのディザー信号が用い
られる。
【0028】コンバイナ90において検出されたCAT
V信号と、検出されたエラー信号とを結合することによ
り、光源66の線形性およびノイズ性能が大きく改善さ
れ、結果として、安価な光源、例えば、レーザダイオー
ドを、広帯域アナログCATV信号を光ファイバ配信シ
ステムを通じて配信するために用いることが可能とな
る。図2との関連で説明されたアプローチの幾つかの短
所として、第一には、送信機および受信機に追加の電子
回路が必要となる。ただし、この回路のコストは、従来
の集積技術を用いることで非常に低レベルに押さえるこ
とができると思われる。第二には、高周波のエラー信号
変調が用いられるために、場合によっては、CATV信
号の変調深度を低減することが必要となる。第三には、
光源66が非線形の歪みを生成しこの歪みがエラー信号
の帯域内に入るようなアプリケーションにおいては、ア
ップ変換されたエラー信号の周波数fc を、アナログC
ATV信号の最高の周波数f2よりかなり高い周波数の
所に設定することが必要となる。例えば、アップ変換さ
れたエラー信号の周波数fc を、アナログCATV信号
の最高の周波数f2 の約4倍にする必要があり、このよ
うな周波数の分離を収容するためには、検出器84をか
なり広帯域にすることが必要となる。さらに、配信網の
光ファイバにおける分散の影響を考慮する必要もあり、
幾つかのアプリケーションにおいては、零分散波長ある
いはこの近傍において動作することが必要となる。
【0029】本発明は、高価な光源、例えば、アナログ
等級のDFBレーザの代わりに、これよりかなり安価な
光源、例えば、デジタル等級のDFBレーザダイオード
あるいはファブリ−ペロレーザダイオードを、システム
の線形性およびノイズ性能を害なうことなく用いること
を可能にする。従来の予備歪み回路は、一般的には、光
源の線形性のみを修正するが、これとは対照的に、上述
のフィードバックおよびフィードフォワード技術は、線
形性および光源ノイズの両方を修正する。さらに、本発
明は、多くの予備歪み回路において要求される多数のき
わどい調節を回避する。また、本発明は、従来のフィー
ドフォワードアプリケーションと異なり、第二の光源お
よび第二の光源と関連する様々な波長制御の問題を回避
する。本発明の上述の実施例は、単に、解説を目的とす
るものである。当業者においては、特許請求の範囲から
逸脱することなく、多数の代替の実現を考えられるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1A】フィードバックが直接に光源に加えられる本
発明の一例としての実施例を示す図である。
【図1B】CATVシステム、DBSシステム、あるい
は他の類似の信号配信システムにおけるテレビジョン信
号の周波数割当てのグラフを示す図である。
【図1C】図1Aの実施例における遅延補償フィルタの
一例としての遅延特性を周波数の関数として示す図であ
る。
【図2】光信号伝送システムの送信機および受信機内に
実現される本発明のフィードフォワードを用いる実施例
を示す図である。この実施例においては、安価な光源の
出力の特性を示すエラー信号が生成され、送信され、受
信される。
【図3A】図2の光信号伝送システムにおいて用いられ
る様々な信号スペクトルを示す。
【図3B】図2の光信号伝送システムにおいて用いられ
る様々な信号スペクトルを示す。
【図3C】図2の光信号伝送システムにおいて用いられ
る様々な信号スペクトルを示す。
【符号の説明】
50 アナログ信号伝送システム 52 送信機 54 受信機 58 光信号ルータ 60 光ファイバ 62 CATV入力 64 信号コンバイナ 66 (安価な)レーザダイオード 67 光ファイバ 70 検出器 72 低域フィルタ 74 減算器 76 RF結合器 78 ミキサー 80 ローカル発振器 81 フィルタ 84 検出器 86 低域フィルタ 88 遅延要素 90 信号コンバイナ 92 RF結合器 94 帯域フィルタ 96 RF結合器 98 搬送波回復回路 100 ミキサー 102 フィルタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/14 10/04 10/06 (72)発明者 トーマス ハンチントン ウッド アメリカ合衆国 07733 ニュージャーシ ィ,ホルムデル,ヘザー ヒル ウェイ 20

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を生成するための装置であって、
    この装置が:変調信号を受信するための入力を持つ光
    源;前記光源によって生成された出力光信号の一部分を
    検出するように配置された検出器;前記検出器と前記光
    源との間に配置された前記光信号の前記検出された部分
    から生成されたエラー信号を前記光源の入力に供給する
    ためのフィードバック経路;および前記フィードバック
    経路内に配置されたエラー信号の遅延の変動を周波数の
    関数として補償するための遅延補償フィルタを含むこと
    を特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 前記光源がデジタル等級のDFBレーザ
    ダイオードであることを特徴とする請求項1の装置。
  3. 【請求項3】 前記光源がファブリ−ペロレーザダイオ
    ードであることを特徴とする請求項1の装置。
  4. 【請求項4】 前記検出器が光ダイオードから成ること
    を特徴とする請求項1の装置。
  5. 【請求項5】 前記光ダイオードが約500MHz以上
    の利得帯域幅積を持つことを特徴とする請求項4の装
    置。
  6. 【請求項6】 前記フィードバック経路が、前記光源の
    入力に接続された出力を持つ単一段増幅器を含むことを
    特徴とする請求項1の装置。
  7. 【請求項7】 前記変調信号がアナログCATV信号で
    あることを特徴とする請求項1の装置。
  8. 【請求項8】 光信号を生成するための装置であって、
    この装置が:変調信号を受信するための入力を持つ光
    源;前記光源によって生成された出力光信号の一部分を
    検出するように配置された検出器;前記光源の入力に接
    続された出力および前記変調信号を受信するように接続
    された第一の入力を持つ第一の信号コンバイナ;前記検
    出器の出力に接続された第一の入力を持つ第二の信号コ
    ンバイナ;前記変調信号の一部分を前記第二の信号コン
    バイナの第二の入力に、前記第二の信号コンバイナが前
    記変調信号のエラー信号を生成するように結合するため
    の結合器;および前記第二の信号コンバイナの出力に結
    合された入力を持ち前記エラー信号を特定の周波数帯域
    に変換するための周波数変換器を含み、こうして変換さ
    れたエラー信号が前記第一の信号コンバイナの第二の入
    力に供給され、こうして前記変調信号および前記変換さ
    れたエラー信号が両方とも前記光源に加えられることを
    特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 さらに、前記検出器の出力と前記第二の
    信号コンバイナの前記第二の出力の間に結合された低域
    フィルタを含むことを特徴とする請求項8の装置。
  10. 【請求項10】 前記周波数変換器が、搬送波信号を生
    成するためのローカル発振器および前記エラー信号を前
    記搬送波信号と混合するためのミキサーを含むことを特
    徴とする請求項8の装置。
  11. 【請求項11】 前記変換されたエラー信号の上側波帯
    と下側波帯の内の片方のみが前記光源に加えられること
    を特徴とする請求項8の装置。
  12. 【請求項12】 前記変換されたエラー信号の上側波帯
    および下側波帯の両方が前記光源に加えられることを特
    徴とする請求項8の装置。
  13. 【請求項13】 光源において光信号を生成するための
    方法でって、この方法が:前記光源によって生成された
    出力光信号の一部分を検出するステップ;前記出力光信
    号の前記検出された部分から生成されたエラー信号をフ
    ィードバック経路を介して前記光源の入力に供給するス
    テップ;およびエラー信号の遅延の変動を光源の線形性
    が所望の帯域幅に渡って修正できるように周波数の関数
    として補償するステップを含むことを特徴とする方法。
  14. 【請求項14】 前記光源がデジタル等級のDFBレー
    ザダイオードであることを特徴とする請求項13の方
    法。
  15. 【請求項15】 前記光源がファブリ−ペロレーザダイ
    オードであることを特徴とする請求項13の方法。
  16. 【請求項16】 前記検出器が光ダイオードから成るこ
    とを特徴とする請求項13の方法。
  17. 【請求項17】 前記光ダイオードが約500MHz以
    上の利得帯域幅積を持つことを特徴とする請求項16の
    方法。
  18. 【請求項18】 前記フィードバック経路が、前記光源
    の入力に接続された出力を持つ単一段増幅器を含むこと
    を特徴とする請求項13の方法。
  19. 【請求項19】 前記変調信号がアナログCATV信号
    であることを特徴とする請求項13の方法。
  20. 【請求項20】 光源において光信号を生成するための
    方法であって、この方法が:前記光源によって生成され
    た出力光信号の一部分を検出するステップ;前記検出器
    の出力と前記変調信号の結合された部分との結合によっ
    てエラー信号を生成するステップ;前記エラー信号を特
    定の周波数帯域に変換するステップ;および前記変換さ
    れたエラー信号の少なくとも一部分および前記変調信号
    を前記光源の入力に加えるステップを含むことを特徴と
    する方法。
  21. 【請求項21】 前記結合ステップが、前記検出器の出
    力を、これと前記変調信号の結合された部分との結合を
    遂行する前に、低域フィルタでフィルタリングするステ
    ップを含むことを特徴とする請求項20の方法。
  22. 【請求項22】 前記変換ステップが前記エラー信号を
    ローカル発振器にて生成された搬送波信号と混合するス
    テップを含むことを特徴とする請求項20の方法。
  23. 【請求項23】 前記変換されたエラー信号を前記光源
    に加えるステップが、前記変換されたエラー信号の上側
    波帯と下側波帯の内の片方のみを前記光源に加えること
    を特徴とする請求項20の方法。
  24. 【請求項24】 前記変換されたエラー信号を前記光源
    に加えるステップが、前記変換されたエラー信号の上側
    波帯および下側波帯の両方を前記光源に加えることを特
    徴とする請求項20の方法。
  25. 【請求項25】 変調信号およびエラー信号を運ぶ光信
    号を受信するための装置であって、この装置が:前記光
    信号を検出するために配置された検出器;第一および第
    二の入力を持つ周波数変換器;前記検出された信号の二
    つの部分を、それぞれ、前記周波数変換器の第一と第二
    の入力に、前記周波数変換器が前記エラー信号を異なる
    周波数帯域に変換するように結合するための少なくとも
    一つの結合器;および前記変換されたエラー信号を前記
    検出された変調信号と結合するための信号コンバイナを
    含み、こうして前記検出された変調信号が、前記光信号
    を生成するために用いられた光源の非線形性について補
    償されることを特徴とする装置。
  26. 【請求項26】 前記検出器が光ダイオードから成るこ
    とを特徴とする請求項25の装置。
  27. 【請求項27】 前記光ダイオードが約500MHz以
    上の利得帯域幅積を持つことを特徴とする請求項26の
    装置。
  28. 【請求項28】 前記変調信号がアナログCATV信号
    であることを特徴とする請求項25の装置。
  29. 【請求項29】 さらに、前記検出器と前記周波数変換
    器との間に接続された、前記検出された信号スペクトル
    のエラー信号の部分は通過するが、前記検出された信号
    スペクトルの変調信号の部分は除去するための帯域フィ
    ルタを含むことを特徴とする請求項25の装置。
  30. 【請求項30】 さらに、前記検出器の出力と前記信号
    コンバイナの入力との間に接続された、前記検出された
    信号スペクトルの変調信号の部分は通過するが、前記検
    出された信号スペクトルのエラー信号の部分は除去する
    低域フィルタを含むことを特徴とする請求項25の装
    置。
  31. 【請求項31】 前記周波数変換器が、前記検出された
    信号のエラー信号の部分の搬送波信号を回復するための
    搬送波回復回路および前記回復された搬送波信号を前記
    検出された信号のエラー信号の部分と混合することで前
    記エラー信号を生成するためのミキサーを含むことを特
    徴とする請求項25の装置。
  32. 【請求項32】 光信号伝送システムであって、このシ
    ステムが:特定の帯域幅を占拠する変調信号および光信
    号を生成するために用いられた光源の特性を表すエラー
    信号の両方に対する搬送波として機能する光信号を生成
    するための送信機;前記送信機の出力に接続された光信
    号分配網;および前記光信号分配網の入力に接続され
    た、光信号分配網から光信号を受信するための受信機を
    含み、この受信機が前記エラー信号および前記変調信号
    の両方を回復する機能を持ち、前記エラー信号が前記変
    調信号を前記光源の非線形性について修正するために用
    いられることを特徴とするシステム。
  33. 【請求項33】 前記変調信号がアナログCATV信号
    であることを特徴とする請求項32のシステム。
  34. 【請求項34】 さらに、 前記光源の入力に接続された出力および前記変調信号を
    受信するように接続された第一の入力を持つ第一の信号
    コンバイナ;前記検出器の出力に接続された第一の入力
    を持つ第二の信号コンバイナ;前記変調信号の一部分を
    前記第二の信号コンバイナの第二の入力に、前記第二の
    信号コンバイナが前記変調信号のエラー信号を生成する
    ように結合するための結合器;および前記第二の信号コ
    ンバイナの出力に結合された入力を持ち前記エラー信号
    を特定の周波数帯域に変換するための周波数変換器を含
    み、こうして変換されたエラー信号が前記第一の信号コ
    ンバイナの第二の入力に供給され、こうして前記変調信
    号および前記変換されたエラー信号が両方とも前記光源
    に加えられることを特徴とする請求項32のシステム。
  35. 【請求項35】 さらに、 前記光信号を検出するために配置された検出器;第一お
    よび第二の入力を持つ周波数変換器;前記検出された信
    号の二つの部分を、それぞれ、前記周波数変換器の第一
    と第二の入力に、前記周波数変換器が前記エラー信号を
    異なる周波数帯域に変換するように結合するための少な
    くとも一つの結合器;および前記変換されたエラー信号
    を前記検出された変調信号と結合するための信号コンバ
    イナを含み、こうして前記検出された変調信号が、前記
    光信号を生成するために用いられた光源の非線形性につ
    いて補償されることを特徴とする請求項32のシステ
    ム。
JP10175588A 1997-06-23 1998-06-23 光源の線形性およびノイズ性能を改善するための装置および方法 Pending JPH1198076A (ja)

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US08/880385 1997-06-23
US08/880,385 US6072616A (en) 1997-06-23 1997-06-23 Apparatus and methods for improving linearity and noise performance of an optical source

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