JPH1196047A - プログラム開発支援装置及びプログラム開発支援方法 - Google Patents

プログラム開発支援装置及びプログラム開発支援方法

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JPH1196047A
JPH1196047A JP9255151A JP25515197A JPH1196047A JP H1196047 A JPH1196047 A JP H1196047A JP 9255151 A JP9255151 A JP 9255151A JP 25515197 A JP25515197 A JP 25515197A JP H1196047 A JPH1196047 A JP H1196047A
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JP
Japan
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execution time
program
time
access
command
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JP9255151A
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Inventor
Yoichi Ikeda
洋一 池田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペランドに対するアクセス時間を考慮し
て、より実際的なプログラムの実行時間を試算できるプ
ログラムの開発支援装置及び開発支援方法を得る。 【解決手段】 目的計算機が実行するオブジェクトプロ
グラムを逐次読出し、ステップS14aにおいて命令語
を解読し、ステップS14bにおいて命令語実行時間テ
ーブルTAを参照して命令語実行時間taを求める。ス
テップS14cにおいてオペランドを判別し、ステップ
S14dにおいてアクセス時間テーブルTBを参照して
アクセス時間tbを求める。ステップS16において各
時間(ta+tb)の総合計によりプログラムの実行時
間を算出する。オペランドに対するアクセス時間を含め
てプログラムの実行時間を算出するので、より実際的な
プログラムの実行時間を求めることができ、プログラム
開発の生産性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、目的計算機が実
行するプログラムの実行時間を試算するプログラム開発
支援装置及びプログラム開発支援方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】通常、プログラムの開発に際しては、ソ
ースプログラムの形でプログラムを作成し、ホスト計算
機によりソースプログラムをコンパイルして、目的計算
機、例えばMPU(microprocessing unit)やDSP(dig
ital signal processor)等が実行するオブジェクトプロ
グラムを得ている。従来のプログラム開発支援装置とし
て、例えば特開昭62−19943号公報や特開平1−
226044号公報に記載されたものがある。これらの
ものは、プログラム開発者が作成したソースプログラム
の実行時間を、次のようにして試算していた。
【0003】すなわち、ホスト計算機にソースプログラ
ムを読み込み、コンパイルを行いオブジェクトプログラ
ムを作成する。次に、このオブジェクトプログラムを順
次読出し、各命令語毎に命令語の実行に必要な命令語実
行時間を命令語実行時間テーブルから検索し、命令語実
行時間の累計を計算する。積算処理が終了するとホスト
計算機内のバッファに格納してある積算した実行時間を
実行時間積算データとして補助記憶装置に書込んで実行
時間試算処理は終了する。なお、ホスト計算機に記憶さ
れた命令語実行時間テーブルは、各命令語に対応させて
その命令語の実行に要する命令語実行時間がデータベー
ス化されたものである。補助記憶装置に書込んだデータ
は、CRTに表示もしくはプリンタにて印字をしてプロ
グラム解析に使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のプログラム開発
支援装置にあっては、以上のようにプログラムの実行時
間を試算する場合に命令語毎に分類した命令語実行時間
テーブルを設けそれを検索して、プログラムの実行時間
の算出を行うようにしていたので、次のような問題点が
あった。すなわち、命令語毎に記述されている命令の制
御対象先であるオペランドにアクセスした場合の応答に
要する時間に対しては、計算対象に含められていなかっ
た。
【0005】このため、オペランドが応答速度の速い主
メモリであった場合と、応答速度が遅いハードディスク
ドライブ等であった場合とでは、プログラムの実行時間
が異なってくる。従って、目的計算機で実行した場合の
実行時間が、ホスト計算機で計算した上記のような実行
時間試算結果と異なるという不具合が生じ、目的計算機
でのプログラムの実行時間を所定値以下におさめるため
にプログラムの修正が必要となるという問題点があっ
た。
【0006】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、オペランドのアクセス時間
を考慮した、より実際的な実行時間を算出することがで
きるプログラム開発支援装置を得ること及びプログラム
開発支援方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプログラム開発支援装置においては、目的
計算機が実行するオブジェクトプログラムの各命令語の
実行に必要な命令語実行時間に関する情報を記憶する第
一の記憶手段と、各命令語が指定する制御対象先である
オペランドに対してアクセスした場合に必要なアクセス
時間に関する情報を記憶する第二の記憶手段と、オブジ
ェクトプログラムの各命令語について命令語実行時間及
びアクセス時間をそれぞれ命令語実行時間に関する情報
及びアクセス時間に関する情報から求めて積算すること
により当該オブジェクトプログラムの実行時間を試算す
るプログラム実行時間試算手段とを設けたものである。
このように、命令語の実行時間の他にオペランドに対す
るアクセス時間を加えてプログラムの実行時間を試算す
るので、より実際的な実行時間を試算することができ
る。
【0008】そして、第一の記憶手段に命令語実行時間
に関する情報を命令語とその実行時間とを表形式にして
対応させた命令語実行時間テーブルとして記憶させ、第
二の記憶手段にアクセス時間に関する情報をオペランド
とそのアクセス時間とを表形式にして対応させたアクセ
ス時間テーブルとして記憶させたものである。情報を、
テーブルとして記憶するようにすると、情報作成が容易
である。
【0009】さらに、第一及び第二の記憶手段に目的計
算機の機種毎の命令語実行時間に関する情報及びアクセ
ス時間に関する情報を記憶させ、プログラム実行時間試
算手段にオブジェクトプログラムの各命令語の命令語実
行時間及びアクセス時間をそれぞれ機種毎の命令語実行
時間に関する情報及びアクセス時間に関する情報から求
めて積算することにより機種に応じてオブジェクトプロ
グラムの実行時間を試算させるようにすることもでき
る。機種が異なっても、容易に対応機種におけるプログ
ラムの実行時間を試算できる。
【0010】また、オブジェクトプログラム中の特定の
処理をする特定処理サブプログラムを判別する特定処理
判別手段を設け、プログラム実行時間試算手段を上記特
定判別手段により判別された上記特定処理サブプログラ
ム毎に命令語の命令語実行時間及びアクセス時間を積算
しうるものとした。プログラムの実行時間を特定処理プ
ログラム単位でも把握でき、試算結果の検討に資するこ
とができる。
【0011】そして、特定処理プログラムが、サブルー
チンもしくはタスクである場合である。プログラムの実
行時間をサブルーチンもしくはタスク単位でも把握で
き、試算結果の検討に資することができる。
【0012】さらに、特定処理プログラムが、ループ処
理である場合である。プログラムの実行時間をループ処
理単位でも把握でき、試算結果の検討に資することがで
きる。
【0013】また、特定処理プログラムが、分岐処理で
ある場合である。プログラムの実行時間を分岐処理単位
でも把握でき、試算結果の検討に資することができる。
【0014】そして、この発明に係るプログラムの開発
支援方法においては、目的計算機が実行するオブジェク
トプログラムの各命令語の実行に必要な命令語実行時間
に関する情報と各命令語が指定する制御対象先であるオ
ペランドに対してアクセスした場合に必要なアクセス時
間に関する情報とに基づいて命令語実行時間及びアクセ
ス時間を求めて積算することにより、当該オブジェクト
プログラムの実行時間を試算するようにした。このよう
に、オペランドに対するアクセス時間をも加えてプログ
ラムの実行時間を試算でき、より実際的な実行時間を試
算することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の一形態を図1〜
図6に基づいて説明する。図1はプログラム開発支援装
置の構成を示す構成図、図2は図1のプログラム開発支
援装置の動作の概略を示すフローチャート、図3は図2
における実行時間試算処理の詳細を示すフローチャート
である。図4は命令語実行時間テーブルを示す説明図、
図5はアクセス時間テーブルを示す説明図、図6はプロ
グラムの実行時間試算データをCRTに表示した表示画
面である。
【0016】これらの図において、プログラム開発支援
装置1は、入力装置2と中央処理装置3と記憶装置4と
出力装置5を有する。入力装置2は、キーボード及び外
部記憶装置からの入力装置等である。中央処理装置3
は、入力されたソースプログラムをコンパイルして目的
計算機が処理できるオブジェクトプログラムに変換し、
オブジェクトプログラムの実行時間を試算する。
【0017】記憶装置4は、入力されたプログラムや後
述の実行時間の積算結果などを一時的に記憶するほか、
命令語実行時間テーブルTAを記憶したRAM(random
access memory)4a、アクセス時間テーブルTBを記憶
したRAM4bを有する。なお、命令語実行時間テーブ
ルTAは各命令語毎にその命令語の実行時間taを定義
したものであり、アクセス時間テーブルTBは命令語の
指定先に対するアクセスで必要となるアクセス時間tb
を各オペランド毎に定義したものである。出力装置5
は、CRT及びプリンタで構成されている。
【0018】次に、動作を説明する。図2において、ス
テップS11において、外部記憶媒体、例えばフロッピ
ーディスクに記録された試算の対象となるソースプログ
ラムを入力装置2を介して記憶装置4に読込む。ステッ
プS12において、中央処理装置3は、ソースプログラ
ムをコンパイルして目的計算機が処理できる命令形態に
変換したオブジェクトプログラムを生成し、ステップS
13において記憶装置4に記憶する。
【0019】ステップS14において、中央処理装置3
は、記憶装置4に記憶されたオブジェクトプログラムを
逐次読出す。さらに、プログラム命令構造内に記述され
た命令語の実行に必要となる命令語実行時間taをRA
M4aに記憶された命令語実行時間テーブルTAから読
出す。また、命令語の指定先に対するアクセスで必要と
なるアクセス時間tbをRAM4bに記憶されたアクセ
ス時間テーブルTBから読みとる。そして、これら両者
ta,tbを記憶装置4に記憶する。この命令語実行時
間テーブルTAは、図4に示すように命令語とその実行
時間を表形式にしたものであり、アクセス時間テーブル
TBは、図5に示すようにオペランドとそれに対するア
クセス時間を表にしたものである。
【0020】ステップS15において、プログラムが終
了したか否かを判断する。終了していないときは、ステ
ップS14に戻る。オブジェクトプログラムの全ステッ
プについてこの作業が終了すると、ステップS16にお
いて算出された実行時間試算結果のデータベースを作成
する。
【0021】続いて、ステップS14〜S16の詳細な
動作を図3のフローチャートにより説明する。ステップ
S14aにおいて、プログラムカウンタから命令語を読
出し解読する。ステップS14bにおいて、解読した命
令語に関する命令語実行時間を命令語実行時間テーブル
TAから読取り、記憶装置4に実行時間ta1として記
憶する。ステップ14cにおいて、オペランドの内容を
判別する。ステップS14dにおいて、オペランド毎に
用意したアクセス時間テーブルTBからオペランドへの
アクセス時間tb1を検索し、記憶装置4に記憶する。
【0022】ステップ15において、プログラムが終了
したか否か、すなわち命令の有無を判別して、命令があ
る場合はステップS14へ戻る。なお、このとき、図示
を省略しているがオブジェクトプログラムの次の番地の
命令語を読み出すためにプログラムカウンタに1を加算
する。ステップS14へ戻った場合は、続いてステップ
S14b〜S14dにおいて次の命令語に関して実行時
間ta2、アクセス時間tb2を検索し、それぞれ記憶
装置4に記憶する。
【0023】ステップS15において、命令が無くなれ
ばステップ16に進む。ステップS16において、 a.オブジェクトプログラムの命令語の実行時間の累計 ta_sum=(ta1+ta2+ta3+・・・
)、 b.オブジェクトプログラムのアクセス時間の累計 tb_sum=(tb1+tb2+tb3+・・・
)、 c.両累計の合計時間 t_sum=(ta_sum)−(tb_sum) を計算し、実行時間試算結果データベースを作成する。
また、合計時間t_sumを実行時間試算結果として出
力装置(CRT)5に出力する。出力形式の一例を図6
に示す。
【0024】プログラム設計者は、図6の画面に表示さ
れたプログラム実行時間試算結果からプログラムの実行
時間試算情報を得ることができるため、ただちに所定の
実行時間以内であるか否かの確認ができ、所定の時間を
超えていた場合はソースプログラムの修正を行うことが
できる。
【0025】また、警報手段を設け、合計時間t_su
mが予め設定された許容実行時間を超えた場合警報する
ようにしてもよい。さらに、ソースプログラムの修正の
ために、上述のステップS16において作成された実行
時間試算結果データベース中の任意のデータ、例えば各
命令語毎の実行時間やアクセス時間を知りたい場合は、
上記で求めた各実行時間(ta1,ta2,ta3,・
・・ )及びアクセス時間(tb1,tb2,tb
3,・・・ )を個別に、必要に応じて時間の長いも
の順に並べ替えて、表示し、この個別に表示された内容
を参照して時間のかかる命令語やオペランドの改善を優
先的に行えるようにすることもできる。
【0026】このようにすることにより、目的計算機で
実行した場合にプログラムの実行時間が食違って修正を
余儀なくされることを防止でき、プログラム開発の生産
性が向上する。
【0027】実施の形態2.上記実施の形態1では、一
種類の命令語実行時間テーブルTAと一種類のアクセス
時間テーブルに基づいてプログラムの実行時間を試算す
るプログラム開発支援装置について述べた。この実施の
形態2は、同じソースプログラミムを複数機種に適用す
る場合についてのものである。以下、図7〜図9により
説明する。
【0028】図7は、プログラム開発支援装置の動作を
示すフローチャートである。図8(a)は、機種Aの目
的計算機についての命令語実行時間テーブルTCであ
り、機種Aの各命令語についての実行時間tc(tc
1,tc2,tc3,・・・)のデータを表の形で記憶
している。図8(b)は、同じくアクセス時間テーブル
TDであり、各オペランドについての実行時間td(t
d1,td2,td3,・・・ )のデータを表の形
で記憶している。
【0029】図9(a)は、機種Bの目的計算機につい
ての命令語実行時間テーブルTEであり、各命令語につ
いての実行時間te(te1,te2,te3,・・
・)のデータを表の形で記憶している。図9(b)は、
同じく機種Bの目的計算機についての命令語実行時間テ
ーブルTFであり、各オペランドについての実行時間t
f(tf1,tf2,tf3,・・・ )のデータを
表の形で記憶している。これら4つのテーブルTC,T
D,TE,TFを予め図1の記憶装置4の命令語実行時
間テーブル用RAM4a、アクセス時間テーブル用RA
M4bに格納しておく。
【0030】この実施の形態では、機種Aと機種Bとで
は、図8(a)と図9(a)に示す如く、例えば同じ命
令語の「+(ビット)」(ビット単位の加算)の実行時
間は、一方がtc=100[ns]、他方がte=20
0[ns]というように、異なっている。アクセス時間
td,tfについても、機種Aと機種Bとでは異なって
いる。
【0031】そして、プログラム開発支援装置1の処理
プログラムを図7に示すように変更する。すなわち、図
7において、ステップS13とステップS14の間にス
テップS18を挿入する。ステップS18において、目
的計算機の機種を判断して、機種に応じてステップ14
にて実行時間試算処理をする際に参照する命令語実行時
間テーブルTA及びアクセス時間テーブルTBを機種に
対応したテーブルに切り替えるようにする。例えば、ス
テップS18において、機種Aと判断されると、ステッ
プS14における命令実行時間テーブルTAを図8
(a)に示すテーブルTCに、アクセス時間テーブルT
Bを図8(b)に示すテーブルTDに切替える。なお、
図7においてその他のステップは、図3に示したものと
同様のものである。
【0032】このようにすることにより、複数機種に対
して異なってくる命令語実行時間やアクセス時間に応じ
てオブジェクトプログラムの実行時間の算出が可能とな
る。
【0033】実施の形態3.図10、図11は、さらに
この発明の他の実施の形態を示すもので、図10はプロ
グラム開発支援装置の動作を示すフローチャート、図1
1は実行時間試算結果データベースの中の各タスクある
いは各サブルーチンの実行時間の試算結果の表示画面で
ある。この実施の形態は、プログラム中にサブルーチン
もしくはタスクを有する場合に、サブルーチンもしくは
タスク毎にも実行時間を算出するようにしたものであ
る。
【0034】図10において、ステップS13とステッ
プS14との間にステップS21を設け、実行時間の試
算処理に先立ちサブルーチンもしくはタスクの有無を判
断する。そして、サブルーチンもしくはタスクがあれ
ば、ステップS22において、実行時間試算処理をす
る。このステップS22の詳細動作は図3のステップS
14と全く同様であるので、説明を省略する。ステップ
S23において、サブルーチンもしくはタスクの終了を
判断し、一つのサブルーチンもしくはタスクが終了する
までステップS22の実行時間試算処理を繰返す。
【0035】一つのサブルーチンもしくはタスクが終了
すると、ステップS24においてそのサブルーチンもし
くはタスクの実行時間試算データを作成し、記憶する。
この実行時間試算データには、サブルーチン中の各命令
語の実行時間ta、オペランド毎のアクセス時間tb、
両者の和(ta+tb)、及びサブルーチン内の合計時
間が含まれる。
【0036】ステップS24が終了すれば、ステップS
14にて図3に示したのと同様に各命令語、オペランド
毎のアクセス時間を算出し、記憶する。そして、ステッ
プS15においてプログラムが終了したと判断されるま
では、ステップS21へ戻り、サブルーチンもしくはタ
スクの有無に応じて、同様の動作を繰返す。これによ
り、プログラムの中の全てのサブルーチンやタスクにつ
いても、実行時間試算データが作成される。ステップS
25において、この実行時間試算データとステップS1
4で作成されたデータとを併せて実行時間試算結果デー
タベースを作成する。図11は、このデータベース中の
実行時間と、サブルーチン/タスク毎の実行時間を出力
装置(CRT)5に表示したものである。
【0037】実施の形態4.図12、図13は、さらに
この発明の他の実施の形態を示すもので、図12はプロ
グラム開発支援装置の動作を示すフローチャート、図1
3は実行時間試算結果データベースの中のループ処理の
実行時間の試算結果の表示画面である。この実施の形態
は、プログラム中にループ処理を有する場合に、ループ
処理単位にも実行時間を算出するようにしたものであ
る。
【0038】図12において、ステップS13とステッ
プS14との間にステップS31を設け、実行時間の試
算処理に先立ちループ処理の有無を判断する。そして、
ループ処理があれば、ステップS32において、実行時
間を試算する。このステップS32の詳細動作は図3の
ステップS14と全く同様である。ステップS33にお
いて、ループ処理の終了を判断し、一つのループ処理が
終了するまでステップS32の実行時間試算処理を行
う。一つのループ処理が終了すると、ステップS34に
おいてそのループの実行時間試算データを作成し、記憶
する。この実行時間試算データは、ループ処理内の各命
令語の実行時間ta、オペランド毎のアクセス時間t
b、両者の和(ta+tb)、及びループ処理内の小計
時間が含まれる。
【0039】ステップS34が終了すれば、ステップS
14にて図3に示したのと同様に各命令語の命令語実行
時間、オペランドのアクセス時間を求め、記憶する。そ
して、ステップS15においてプログラムが終了したと
判断されるまでは、ステップS31へ戻り、ループ命令
の有無に応じて、同様の動作を繰返す。これにより、プ
ログラムの中の全てのループ処理について、実行時間試
算データが作成される。ステップS35において、この
実行時間試算データとステップS14で作成されたデー
タとを併せて実行時間試算結果データベースとする。
【0040】ステップS36において、上記データベー
ス中のループ処理の実行時間をCRT5に表示するとと
もに、画面上でループ回数の設定欄Lmにプログラム設
計者が当該ループ処理箇所のループ回数m(m1,m
2,m3,・・ )を任意に設定し、ループ処理を含む
プログラム全体の実行時間を求めて、図13の如く表示
する。
【0041】実施の形態5.図14、図15は、さらに
この発明の他の実施の形態を示すもので、図14はプロ
グラム開発支援装置の動作を示すフローチャート、図1
5は実行時間試算結果データベースの中の分岐処理の実
行時間の試算結果の表示画面である。この実施の形態
は、プログラム中に分岐処理を有する場合に、分岐処理
毎にも実行時間を算出するようにしたものである。
【0042】図14において、ステップS13とステッ
プS14との間にステップS41を設け、実行時間の試
算処理に先立ち、分岐処理の有無を判断する。そして、
分岐処理があれば、ステップS42において、実行時間
を試算する。このステップS42の詳細動作は図3のス
テップS14と全く同様である。ステップS43におい
て、分岐処理の終了を判断し、一つの分岐のプログラム
が終了するまでステップS42の実行時間試算処理を繰
返す。一つの分岐処理が終了すると、ステップS44に
おいてその分岐処理の実行時間試算データを作成し、記
憶する。この実行時間試算データは、分岐処理内の各命
令語の実行時間ta、オペランド毎のアクセス時間t
b、両者の和(ta+tb)、及び分岐処理内の小計時
間が含まれる。
【0043】ステップS44が終了すれば、ステップS
14にて図3に示したのと同様に各命令語、オペランド
毎のアクセス時間を算出し、記憶する。そして、ステッ
プS15においてプログラムが終了したと判断されるま
では、ステップS41へ戻り、さらに分岐の有無に応じ
て、同様の動作を繰返す。これにより、プログラムの中
の全ての分岐について、実行時間試算データが作成され
る。ステップS45において、この実行時間試算データ
とステップS14で作成されたデータとを併せて実行時
間試算結果データベースとされる。
【0044】ステップS46において、上記データベー
ス中の分岐処理の実行時間をCRT5に表示するととも
に、画面上で分岐指定の設定欄Btfにプログラム設計
者がYESもしくはNOの設定をする。そして、YES
の設定された分岐処理とステップS14にて算出された
実行時間とを加算してプログラムの実行時間を求め、図
15の最下段のトータルの欄に表示する。この図15で
は、分岐処理1,nはYESが入力されているので、プ
ログラム実行時間に加算され、分岐処理2はNOである
ので加算されない。そして、プログラム実行時間は、ス
テップS14で算出された100[ms]に、上記各指
定された分岐処理を実行時間を加え、126[ms]と
表示されている。
【0045】なお、中央処理装置3及び記憶装置4が、
この発明におけるオブジェクトプログラムの実行時間を
試算するプログラム実行時間試算手段、サブルーチンも
しくはタスク判別手段、ループ処理判別手段、分岐処理
判別手段の機能を果している。また、この発明における
特定処理判別手段としては、サブルーチンもしくはタス
ク判別手段、ループ処理判別手段、分岐処理判別手段等
がある。また、上記各実施の形態では、命令語実行時間
に関する情報及びアクセス時間に関する情報は、命令語
実行時間テーブル及びアクセス時間テーブルとして記憶
するものを示したが、他の方式、例えば関数式で表すも
の等であってもよい。なお、中央処理装置3は、複数の
マイクロプロセッサを有するものであってもよい。
【0046】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するよう効果を奏する。目的
計算機が実行するオブジェクトプログラムの各命令語の
実行に必要な命令語実行時間に関する情報を記憶する第
一の記憶手段と、各命令語が指定する制御対象先である
オペランドに対してアクセスした場合に必要なアクセス
時間に関する情報を記憶する第二の記憶手段と、オブジ
ェクトプログラムの各命令語について命令語実行時間及
びアクセス時間をそれぞれ命令語実行時間に関する情報
及びアクセス時間に関する情報から求めて積算すること
により当該オブジェクトプログラムの実行時間を試算す
るプログラム実行時間試算手段とを設けたので、オペラ
ンドに対するアクセス時間をも加えてプログラムの実行
時間を試算でき、より実際的な実行時間を試算すること
ができる。
【0047】そして、第一の記憶手段に命令語実行時間
に関する情報を命令語とその実行時間とを表形式にして
対応させた命令語実行時間テーブルとして記憶させ、第
二の記憶手段にアクセス時間に関する情報をオペランド
とそのアクセス時間とを表形式にして対応させたアクセ
ス時間テーブルとして記憶させたので、情報がテーブル
形式であり、情報の作成が容易である。
【0048】さらに、第一及び第二の記憶手段に目的計
算機の機種毎の命令語実行時間に関する情報及びアクセ
ス時間に関する情報を記憶させ、プログラム実行時間試
算手段にオブジェクトプログラムの各命令語の命令語実
行時間及びアクセス時間をそれぞれ機種毎の命令語実行
時間に関する情報及びアクセス時間に関する情報から求
めて積算することにより機種に応じてオブジェクトプロ
グラムの実行時間を試算させるようにしたので、異なる
機種についても、容易にプログラムの実行時間を試算で
き、プログラム開発の生産性が向上する。
【0049】また、オブジェクトプログラム中の特定の
処理をする特定処理サブプログラムを判別する特定処理
判別手段を設け、プログラム実行時間試算手段を上記特
定判別手段により判別された上記特定処理サブプログラ
ム毎に命令語の命令語実行時間及びアクセス時間を積算
しうるものとしたので、プログラムの実行時間を特定処
理プログラム単位でも把握でき、試算結果の検討に資す
ることができる。
【0050】そして、特定処理プログラムが、サブルー
チンもしくはタスクであるので、プログラムの実行時間
をサブルーチンもしくはタスク単位でも把握して、試算
結果の検討に資することができ、プログラム開発の生産
性が向上する。
【0051】さらに、特定処理プログラムが、ループ処
理であるので、プログラムの実行時間をループ処理単位
でも把握でき、試算結果の検討に資することができる。
【0052】また、特定処理プログラムが、分岐処理で
あるので、プログラムの実行時間を分岐処理単位でも把
握でき、試算結果の検討に資することができる。
【0053】そして、この発明に係るプログラムの開発
支援方法においては、目的計算機が実行するオブジェク
トプログラムの各命令語の実行に必要な命令語実行時間
に関する情報と各命令語が指定する制御対象先であるオ
ペランドに対してアクセスした場合に必要なアクセス時
間に関する情報とに基づいて命令語実行時間及びアクセ
ス時間を求めて積算することにより、当該オブジェクト
プログラムの実行時間を試算するようにしたので、オペ
ランドに対するアクセス時間を加えてプログラムの実行
時間を試算でき、より実際的なプログラムの実行時間を
試算することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の一形態をであるプログラム
開発支援装置の構成を示す構成図である。
【図2】 図1のプログラム開発支援装置の動作の概略
を示すフローチャートである。
【図3】 図2における実行時間試算処理の詳細を示す
フローチャートである。
【図4】 命令語実行時間テーブルを示す説明図であ
る。
【図5】 アクセス時間テーブルを示す説明図である。
【図6】 プログラムの実行時間試算データをCRTに
表示した表示画面である。
【図7】 図7は、この発明の他の実施の形態であるプ
ログラム開発支援装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】 図(a)は機種Aの命令語実行時間テーブル
であり、図(b)は機種Aのオペランド実行時間テーブ
ルである。
【図9】 図(a)は機種Bの命令語実行時間テーブル
であり、図(b)は機種Bのオペランド実行時間テーブ
ルである。
【図10】 さらにこの発明の他の実施の形態であるプ
ログラム開発支援装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】 図11の実行時間試算結果データベースの
中の各タスクあるいは各サブルーチンの実行時間の試算
結果の表示画面である。
【図12】 さらにこの発明の他の実施の形態であるプ
ログラム開発支援装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】 図12の実行時間試算結果データベースの
中の各ループの実行時間の試算結果の表示画面である。
【図14】 さらにこの発明の他の実施の形態であるプ
ログラム開発支援装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図15】 図14の実行時間試算結果データベースの
中の各分岐の実行時間の試算結果の表示画面である。
【符号の説明】
2 入力装置、3 中央処理装置、4 記憶装置、4a
命令語実行時間テーブル用RAM、4b オペランド
アクセス実行時間テーブル用RAM、5 出力装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的計算機が実行するオブジェクトプロ
    グラムの各命令語の実行に必要な命令語実行時間に関す
    る情報を記憶する第一の記憶手段と、上記各命令語が指
    定する制御対象先であるオペランドに対してアクセスし
    た場合に必要なアクセス時間に関する情報を記憶する第
    二の記憶手段と、上記オブジェクトプログラムの各命令
    語について上記命令語実行時間及び上記アクセス時間を
    それぞれ上記命令語実行時間に関する情報及び上記アク
    セス時間に関する情報から求めて積算することにより当
    該オブジェクトプログラムの実行時間を試算するプログ
    ラム実行時間試算手段とを備えたプログラム開発支援装
    置。
  2. 【請求項2】 第一の記憶手段は命令語実行時間に関す
    る情報を命令語とその実行時間とを表形式にして対応さ
    せた命令語実行時間テーブルとして記憶するものであ
    り、第二の記憶手段はアクセス時間に関する情報をオペ
    ランドとそのアクセス時間とを表形式にして対応させた
    アクセス時間テーブルとして記憶するものであることを
    特徴とする請求項1に記載のプログラム開発支援装置。
  3. 【請求項3】 第一及び第二の記憶手段は目的計算機の
    機種毎の命令語実行時間に関する情報及びアクセス時間
    に関する情報を記憶するものであり、プログラム実行時
    間試算手段はオブジェクトプログラムの各命令語の命令
    語実行時間及びアクセス時間をそれぞれ上記機種毎の命
    令語実行時間に関する情報及びアクセス時間に関する情
    報から求めて積算することにより上記機種に応じてオブ
    ジェクトプログラムの実行時間を試算するものであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプログラム開発支援装
    置。
  4. 【請求項4】 オブジェクトプログラム中の特定の処理
    をする特定処理サブプログラムを判別する特定処理判別
    手段を設け、プログラム実行時間試算手段を上記特定判
    別手段により判別された上記特定処理サブプログラム毎
    に命令語の命令語実行時間及びアクセス時間を積算しう
    るものとしたことを特徴とする請求項1に記載のプログ
    ラム開発支援装置。
  5. 【請求項5】 特定処理プログラムは、サブルーチンも
    しくはタスクであることを特徴とする請求項4に記載の
    プログラム開発支援装置。
  6. 【請求項6】 特定処理プログラムは、ループ処理であ
    ることを特徴とする請求項4に記載のプログラム開発支
    援装置。
  7. 【請求項7】 特定処理プログラムは、分岐処理である
    ことを特徴とする請求項4に記載のプログラム開発支援
    装置。
  8. 【請求項8】 目的計算機が実行するオブジェクトプロ
    グラムの各命令語の実行に必要な命令語実行時間に関す
    る情報と上記各命令語が指定する制御対象先であるオペ
    ランドに対してアクセスした場合に必要なアクセス時間
    に関する情報とに基づいて上記命令語実行時間及び上記
    アクセス時間を求めて積算することにより、当該オブジ
    ェクトプログラムの実行時間を試算するプログラムの開
    発支援方法。
JP9255151A 1997-09-19 1997-09-19 プログラム開発支援装置及びプログラム開発支援方法 Pending JPH1196047A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012181674A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Nippon Steel Corp プログラム作成支援装置、プログラム作成支援方法およびコンピュータプログラム

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