JPH1190616A - 自動注湯装置 - Google Patents

自動注湯装置

Info

Publication number
JPH1190616A
JPH1190616A JP27225497A JP27225497A JPH1190616A JP H1190616 A JPH1190616 A JP H1190616A JP 27225497 A JP27225497 A JP 27225497A JP 27225497 A JP27225497 A JP 27225497A JP H1190616 A JPH1190616 A JP H1190616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pouring
molten metal
mold
machine
ladle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27225497A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Yasuda
秋生 保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HIGASHIO MEC KK
KANSAI EM ENGINEERING KK
Original Assignee
HIGASHIO MEC KK
KANSAI EM ENGINEERING KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HIGASHIO MEC KK, KANSAI EM ENGINEERING KK filed Critical HIGASHIO MEC KK
Priority to JP27225497A priority Critical patent/JPH1190616A/ja
Publication of JPH1190616A publication Critical patent/JPH1190616A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単であると共に、低コストにて製作
できる自動注湯装置を提供することにある。 【解決手段】 鋳型1が載置されると共に搬送路3を所
定間隔で搬送される複数の台車2と、溶湯を入れるため
の注湯取鍋4を有すると共に注湯取鍋4を傾動させて鋳
型1に溶湯を注湯するための傾動駆動機構Eを有する注
湯機5と、を備える。さらに、計量器6を有する昇降手
段Fによって注湯取鍋4に対応した鋳型1を台車2と共
に持ち上げ鋳型1に注湯される溶湯の重量を計測するよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳型に溶湯を注湯
するための自動注湯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、溶湯(溶融金属)を鋳型に注湯す
る作業(鋳込み)は、溶湯を入れた注湯取鍋を持って鋳
型に注湯するといった手作業にて行われていた。また、
計量器にて注湯取鍋内の溶湯の重量計測を行って自動的
に所定重量の溶湯を鋳型に注湯し、かつ、湯面計にて注
湯取鍋内の減少した溶湯の湯面の位置を計測して自動的
に溶湯を補充することができる自動注湯装置を用いて鋳
込みが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手作業
による鋳込みは作業者にとって高熱と危険を伴う中での
重労働であり、バラツキが多く、熟練を要するという問
題があった。また、従来の自動注湯装置は高価な機械─
──即ち、製作コストが高い───であると共に、構造
が複雑で操作(制御)が困難であった。
【0004】そこで、本発明は、構造が簡単であると共
に、熟練を要さず、品質を安定させ低コストにて製作で
きる自動注湯装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る自動注湯装置は、鋳型が載置される
と共に搬送路を所定間隔で搬送される複数の台車と、溶
湯を入れるための注湯取鍋を有すると共に該注湯取鍋を
傾動させて上記鋳型に溶湯を注湯するための傾動駆動機
構を有する注湯機と、を備え、さらに、計量器を有する
昇降手段によって上記注湯取鍋に対応した鋳型を台車と
共に持ち上げ鋳型に注湯される溶湯の重量を計量するよ
うに構成したものである。
【0006】また、溶湯を入れるための注湯取鍋を有す
ると共に該注湯取鍋を傾動させて鋳型に溶湯を注湯する
ための傾動駆動機構を有する注湯機を備え、さらに、注
湯取鍋から鋳型に溶湯を注湯する鋳込み時に於て、鋳型
に注湯された溶湯の重量を測定し、注湯総重量の1%〜
10%の範囲の第1所定値に達すると、注湯取鍋の傾動を
停止させ、かつ、鋳型に注湯された溶湯の重量が注湯総
重量の70%〜90%の範囲の第2所定値に達すると、注湯
取鍋を傾斜状態から戻すように上記傾動駆動機構を制御
する制御部を設けたものである。
【0007】また、鋳型が載置されると共に搬送路を所
定間隔で搬送される複数の台車と、溶湯を入れるための
注湯取鍋を有すると共に該注湯取鍋を傾動させて上記鋳
型に溶湯を注湯するための傾動駆動機構を有する注湯機
と、を備え、上流側と下流側に第1注湯機と第2注湯機
を上記所定間隔にて配設すると共に、溶湯を加熱貯蔵す
ると共に上記第1注湯機側又は第2注湯機側へ移動して
各注湯取鍋に溶湯を供給するための保持炉を設け、第1
注湯機又は第2注湯機の注湯取鍋内の溶湯が所定量まで
減少すると第2注湯機又は第1注湯機にて注湯を交代さ
せるように傾動駆動機構を制御し、かつ、第2注湯機か
ら第1注湯機へ交代する際に、第2注湯機による最後の
鋳込みと同時に第1注湯機が最初の鋳込みを行うよう上
記傾動駆動機構を制御する制御部を備え連続的に注湯を
可能としたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0009】図1〜図3は、本発明の自動注湯装置の実
施の一形態を示し、この自動注湯装置は、鋳型1が載置
されると共に搬送路3を所定間隔で搬送される複数の台
車2…と、溶湯(溶融金属)を入れるための注湯取鍋4
を有すると共に注湯取鍋4を傾動させて鋳型1に溶湯を
注湯するための傾動駆動機構Eを有する注湯機5と、を
備え、さらに、注湯機5に対応する位置でかつ搬送路3
の間に、計量器6を有する昇降手段Fが配設されてい
る。
【0010】また、上流側と下流側に第1注湯機5aと
第2注湯機5bが上記所定間隔にて配設されていると共
に、上記昇降手段F,Fが第1・第2注湯機5a,5b
に対応する位置に夫々配設されている。さらに、溶湯を
加熱貯蔵すると共に第1注湯機5a側又は第2注湯機5
b側へ移動して各注湯取鍋4(4a),4(4b)に溶
湯を供給するための保持炉7が、第1・第2注湯機5
a,5bの後方位置に設けられている。
【0011】具体的に説明すると、搬送路3は、複数本
の支柱にて支持された一対のレール3a,3aから成
り、この一対のレール3a,3a上を複数の台車2…が
順次所定間隔で搬送される。なお、台車2…を移動させ
る方法としては、例えば、所定間隔にて複数の突片8…
が付設された無端状のチェーン9を(図示省略の)モー
タやプーリ等にてレールに沿って移動させ、この突片8
…にて各台車2…の一部を引掛けて前進(矢印A方向)
させ、かつ、各台車2が第1・第2注湯機5a,5bに
対応する位置にて一時停止するようにモータを制御して
いる。
【0012】また、昇降手段Fはその下部に計量器6を
有し、計量器6の上にシリンダ部20が設けられていると
共に、シリンダ部20のロッド上端には台車2に当接する
複数個の当接ブロック21a…を有する押圧板21が付設さ
れている。なお、昇降手段Fの下降状態に於て、上記当
接ブロック21a…の高さ位置は台車2の車軸2aの高さ
よりも低い。
【0013】注湯機5(第1・第2注湯機5a,5b)
は、前後方向(矢印B,C方向)に移動可能な基台10
と、基台10上に設置された計量器11と、計量器11上に設
置された支持枠27と、前端が支持枠27に揺動可能に枢支
された上記注湯取鍋4と、基端が支持枠27に揺動可能に
枢着されると共に先端が注湯取鍋4の後端に枢着された
上記傾動駆動機構E(22)と、を備えている。(なお、
注湯機5は左右方向にも移動可能として広範囲の注湯口
に対応できるようにするも望ましい。)また、第1・第
2注湯機5a,5bは夫々、第1注湯機移動機構12及び
第2注湯機移動機構13によって搬送路3と保持炉7の間
を前後方向(矢印B,C方向)に往復移動することがで
きる。なお、第1注湯機移動機構12及び第2注湯機移動
機構13は特に制限的でなく、従来公知の往復動機構等を
用いることができる。
【0014】保持炉7は、左右方向(矢印G,K方向)
に移動可能な基台14と,基台14にて支持された支持枠15
と、前端が支持枠15に揺動可能に枢支された溶湯加熱貯
蔵炉16と、溶湯加熱貯蔵炉16を傾動させる加熱貯蔵炉傾
動機構17と、を備え、さらに、溶湯加熱貯蔵炉16はその
後方下部にはインダクタ部(電磁誘導加熱部)18が付設
されている。このインダクタ部18は、溶湯加熱貯蔵炉16
が傾動して注湯機5に溶湯を供給するときも通電可能で
あり、供給時においても湯面付近を加熱して溶湯の温度
の安定化を図っている。
【0015】また、保持炉7は、保持炉移動機構19によ
って左右方向(矢印G,K方向)に往復移動することが
できる。なお、保持炉移動機構19は特に制限的でなく、
従来公知の並進機構や往復動機構等を用いることができ
る。
【0016】さらに、図3と図5に示すように、本発明
の自動注湯装置は、第1・第2注湯機5a,5bの傾動
駆動機構E,Eを制御する制御部Pが設けられていると
共に、制御部Pに設定入力するための入力手段23が設け
られている。なお、この入力手段23の入力は、1度設定
した物を1つのパターンとして記憶し、次回からはその
パターンNoを入力するだけで良い。
【0017】制御部Pは、昇降手段F,Fの計量器6,
6及び第1・第2注湯機5a,5bの計量器11,11と接
続されており、これらの計量器6,11が検知した測定値
は随時制御部Pへ出力される。
【0018】また、傾動駆動機構Eは、油圧シリンダ22
と、制御部Pに接続された電磁弁24と、油圧ポンプ25と
を備え、制御部Pにて電磁弁24の切換操作が行われるこ
とによって油圧シリンダ22の伸縮調整が行われる。ま
た、制御部Pは、上記傾動駆動機構E,E、第1・第2
注湯機移動機構12,13、保持炉移動機構19及び加熱貯蔵
炉傾動機構17が所定の関係で連動するように制御してい
るが、詳しくは後述する。
【0019】次に、本発明の自動注湯装置の動作を説明
する。先ず、図1〜図3は、搬送路3の上流側から下流
側へ台車2…が順次搬送され、1番目の台車2が第1注
湯機5aの注湯取鍋4aに対応する位置まで移動して停
止した状態を示している。このとき、第1・第2注湯機
5a,5bは搬送路3側に位置している。また、保持炉
7の溶湯加熱貯蔵炉16内では溶湯が加熱されていると共
に、第1注湯機5aの注湯取鍋4a内には保持炉7から
供給された溶湯が入っている。
【0020】そして、図4と図5に示す如く、上流側の
昇降手段Fが駆動して1番目の鋳型1を台車2と共に所
定高さ位置まで持ち上げ、昇降手段Fの計量器6がリセ
ット(零設定)される。つまり、風袋である鋳型1及び
台車2の重量を予め除いておく。その後、第1注湯機5
aの傾動駆動機構Eが駆動して油圧シリンダ22が伸長
し、それによって注湯取鍋4aの後端側が持ち上げられ
て傾動する。そして、注湯取鍋4aの注ぎ口から流れ出
た溶湯26が鋳型1へ注湯される(鋳込みが行われる)。
【0021】このとき、鋳型1に注湯された溶湯26の重
量は昇降手段Fの計量器6にて計測(検知)されている
と共に、計量器6から検出信号(測定値)が制御部Pへ
随時出力されている。そして、測定値(鋳型1に注湯さ
れた溶湯26の重量)が予め設定していた第1所定値に達
すると、制御部Pからの出力にて(電磁弁24が切換えら
れて)油圧シリンダ22の伸長動作が停止し、注湯取鍋4
aの傾動が停止する。つまり、注湯取鍋4aが傾斜状態
に維持される。
【0022】その後、傾斜状態に維持された注湯取鍋4
aから鋳型1へ注湯を続け、鋳型1内の溶湯26の重量を
計量器6にて計量し続ける。そして、溶湯26の重量が第
2所定値に達すると、制御部Pからの出力にて(電磁弁
24が切換えられて)油圧シリンダ22が短縮して注湯取鍋
4aが傾斜状態から戻される。このとき、注湯取鍋4a
からの注湯が停止する程度に戻される。そして、注湯が
完了(停止)すると昇降手段Fが下降して台車2が搬送
路3上に下ろされる(図2参照)。
【0023】つまり、例えば、注湯する溶湯26の目標値
(注湯総重量)を12kgとした場合、予め入力手段23にて
制御部Pに第1所定値を0.5kg に設定入力し、第2所定
値を10kgに設定入力し、目標値を12kgに設定入力する。
すると、鋳型1に0.5kg の溶湯26が注湯されたときに注
湯取鍋4aの傾動が停止し、そのまま暫く注湯が行わ
れ、10kg注湯されたときに注湯取鍋4aが傾斜状態から
戻される。このとき、注湯取鍋4aから鋳型1までの落
差分の溶湯26の重量が残りの2kg分とされており、この
2kgの溶湯26が鋳型1に入って計量器6が目標値を検知
すると昇降手段Fが下降するよう制御部Pにて制御され
る。
【0024】即ち、上記第1所定値は注湯総重量(目標
値)の1%〜10%の範囲内で設定されており、傾動を初
期の段階で停止させるようにしている。つまり、鋳型1
内に少量の溶湯26が入ったところで傾動が停止するの
で、注湯取鍋4aを傾斜状態から少し戻すだけで注湯を
停止させることができる。なお、第1所定値が注湯総重
量の1%未満であると、注湯取鍋4aの傾斜が小さ過ぎ
て注湯中に溶湯の流れが止まって注湯量が不足する。ま
た、10%を越えると注湯取鍋4aの傾斜が大きくなり過
ぎ、注湯量が目標値を越え易くなる。なお、注湯完了重
量を計測し、第1所定値にフィードバックして可変させ
る事が望ましい。
【0025】また、第2所定値は注湯総重量(目標値)
の70%〜90%の範囲内で設定されており、鋳型1内の溶
湯26の重量が目標値に達する少し前に注湯取鍋4aを傾
動状態から戻すようにしている。つまり、注湯取鍋4a
から鋳型1までの落差分の溶湯26(及び惰性によって流
れ出る溶湯26)が入ることによって目標値に達するよう
にしている。言い換えれば、過剰な注湯を防止して溶湯
26が無駄にならないようにしている。なお、第2所定値
が注湯総重量の70%未満であると、目標値に達する前に
注湯が停止してしまい、また、90%を越えると注湯量が
目標値を越えてしまう。なお、第1所定値と第2所定値
は、生産品種の形状・大きさや、溶湯26の種類(比重や
粘性等)や、第1・第2所定値相互の関係等によって決
められる。
【0026】1番目の鋳型1の鋳込みが終了して搬送路
3上に台車2が下りると、各台車2…が1ピッチ(矢印
A方向に)前進し、2番目の鋳型1が第1注湯機5aの
注湯取鍋4aに対応する位置に停止する。そして、昇降
手段Fにて鋳型1と共に台車2が上昇し、(上述と同様
に)鋳込みが行われ、下降して1ピッチ前進する。この
ように各鋳型1…について第1注湯機5aによる鋳込み
が繰り返される。その間、第1注湯機5aの計量器11に
よって注湯取鍋4a内の溶湯26の残量が測定されてお
り、その測定値が制御部Pへ出力されている。
【0027】そして、図3と図6に示すように、注湯取
鍋4a内に残った溶湯26が所定量まで減少すると、制御
部Pからの出力にて保持炉移動機構19が駆動して保持炉
7が第1注湯機5a側から第2注湯器5b側(矢印K方
向)へ移動する。なお、第1注湯機5aに溶湯を供給
(配湯)して直ぐに保持炉7を第2注湯器5b側へ移動
させるようにしてもよい。
【0028】その後、第2注湯機移動機構13が駆動して
第2注湯機5bが搬送路3側から保持炉7側(矢印C方
向)へ移動し、保持炉7の加熱貯蔵炉傾動機構17が駆動
し加熱貯蔵炉16が傾動して第2注湯機5bの注湯取鍋4
bに溶湯を配湯(供給)する。このとき、配湯された溶
湯の重量は第2注湯機5bの計量器11にて計量されてお
り、所定量供給されると制御部Pにて加熱貯蔵炉16が傾
斜状態から戻されて注湯が停止する。そして、第2注湯
機5bが搬送路3側(矢印B方向)に移動して待機す
る。
【0029】ところで、保持炉7からの次の溶湯の供給
(配湯)までの間に注湯機5が行う鋳込みの回数は、注
湯取鍋4に入れられる溶湯の総重量と1回の鋳込みに注
湯する溶湯の重量から算出して所定の回数に設定された
り、あるいは、予め設定された重量まで注湯取鍋4内の
溶湯が減少すると次の鋳込みが最終回となるように設定
されている。
【0030】しかして、図5と図6に示すように、第1
注湯機5aの最後(最終回)の鋳込みが終了すると、上
流側の昇降手段Fが下降してその最終回での鋳型1(1
a)及び台車2が搬送路3上に下降し、第1注湯機5a
の位置から第2注湯機5bの位置を通過して2ピッチ下
流へ移動する。すると、次の鋳込み前の鋳型1(1b)
が第2注湯機5bに対応する位置にて停止する。そし
て、第2注湯機5bに対応する下流側の昇降手段Fが上
昇して鋳型1(1b)を台車2と共に押し上げ、(第1
注湯機5aの場合と同様に)第2注湯機5bの傾動駆動
機構Eが駆動して注湯取鍋4bが傾動して鋳型1(1
b)に溶湯26を注湯する。即ち、第1注湯機5aから第
2注湯機5bに鋳込みが交代する。
【0031】その後、第2注湯機5bにて順次移送され
る鋳型1…に鋳込みを行い、注湯取鍋4b内の溶湯26が
所定量まで減少すると、保持炉移動機構19が駆動して保
持炉7が第2注湯機5b側から第1注湯機5a側(矢印
G方向)に移動すると共に、第1注湯機5aが保持炉7
側(矢印C方向)に移動し、保持炉7の溶湯加熱貯蔵炉
16が傾動して第1注湯機5aの注湯取鍋4aに溶湯26が
供給(補充)される。なお、第2注湯機5bに溶湯を供
給した後直ぐに保持炉7を第1注湯器5a側へ移動させ
るようにしてもよい。
【0032】このようにして、第2注湯機5bにて所定
回数の鋳込みが行われるが、第2注湯機5bから再び第
1注湯機5aに交代する際、第2注湯機5bによる最後
の鋳込みと同時に第1注湯機5aが最初の鋳込みを行う
ようにしている。
【0033】つまり、図7に示すように、第2注湯機5
bによる最後の鋳込みに対応する鋳型1(1c)と、第
1注湯機5aに対応する次の鋳型1(1d)に対して同
時に溶湯26を注湯するよう、制御部Pが第1・第2注湯
機5a,5bの各傾動駆動機構E,Eを同期させる。こ
れによって鋳型1を一つ飛ばさず(鋳込みされない鋳型
を出さず)に順次注湯して搬送することができる。とこ
ろで、各注湯機5a,5bの下にも計量器がそれぞれ有
り(図示省略)2つの仕事をさせている。即ち、 注湯回数を決めるカウンターが有りその回数に見合
った量を受湯するのを監視している。 残湯量を監視し最終注湯回数になった時点であと1
回分の注湯量が残っているかを見て、注湯するしないを
決定し、注湯量不足による不良を出さない様にしてい
る。
【0034】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、図3で説明した第1・第2注湯機移動機
構12,13を省略すると共に、保持炉7を第1・第2注湯
機5a,5bに近接した位置に設けて、第1・第2注湯
機5a,5bを移動させずに保持炉7から溶湯を供給で
きるようにするのもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0036】(請求項1によれば)鋳型1と共に台車2
を持ち上げて溶湯26の重量を計量するようにしているた
め、搬送から上昇へ移る動作及び下降から搬送に移る動
作が迅速となる。またこのとき、計量前に鋳型1と台車
2の合計重量をリセット(零設定)することによって鋳
型1に注湯された溶湯の重量を正確に計量(測定)する
ことができる。つまり、以前の鋳込みのときに各鋳型1
…や各台車2…に鋳塊(バリ)が付着し、それによって
各風袋(鋳型1及び台車2)の重量に誤差が生じていて
も問題は無く、正確に計量することができる。
【0037】(請求項2によれば)鋳込みの際、鋳型1
内に少量の溶湯26が入ったところで注湯取鍋4の傾動が
停止(傾動が初期段階で停止)するので、注湯取鍋4が
傾斜し過ぎることがない。それによって注湯を停止させ
るときも傾斜状態の注湯取鍋4を少し戻すだけで済み、
注湯量の調整が容易となる。また、鋳型1内の溶湯26の
重量が目標値(注湯総重量)に達する少し前に注湯取鍋
4aを傾動状態から戻すことができる。従って、溶湯26
を過剰に注湯すること(溶湯26の無駄)が防止されると
共に、注湯取鍋4aから鋳型1までの落差分の溶湯26
(及び惰性によって流れ出る溶湯26)を含めた全体量を
目標値に合わせるように注湯することができる。また2
つの目標値(第1・第2所定値)により流速(流量)を
調整する事が可能である。
【0038】(請求項3によれば)簡素な構成(構造)
であり、低コストで製作することができる。また、制御
部Pによって第1注湯機5aと第2注湯機5bとを交代
させながら、かつ、順次搬送される各鋳型1…に対して
一つも飛ばさずに鋳込みすることが容易に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動注湯装置の実施の一形態を示す構
成説明図である。
【図2】鋳込み前の状態を示す説明図である。
【図3】第1・第2注湯機を設けた状態の構成説明図で
ある。
【図4】鋳込み状態を示す説明図である。
【図5】制御部による傾動駆動機構の制御を示す説明図
である。
【図6】第2注湯機による鋳込み状態を示す説明図であ
る。
【図7】第1・第2注湯機による鋳込み状態を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 鋳型 2 台車 3 搬送路 4 注湯取鍋 5 注湯機 5a 第1注湯機 5b 第2注湯機 6 計量器 7 保持炉 26 溶湯 E 傾動駆動機構 F 昇降手段 P 制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型1が載置されると共に搬送路3を所
    定間隔で搬送される複数の台車2…と、溶湯26を入れる
    ための注湯取鍋4を有すると共に該注湯取鍋4を傾動さ
    せて上記鋳型1に溶湯26を注湯するための傾動駆動機構
    Eを有する注湯機5と、を備え、さらに、計量器6を有
    する昇降手段Fによって上記注湯取鍋4に対応した鋳型
    1を台車2と共に持ち上げ鋳型1に注湯される溶湯26の
    重量を計量するように構成したことを特徴とする自動注
    湯装置。
  2. 【請求項2】 溶湯26を入れるための注湯取鍋4を有す
    ると共に該注湯取鍋4を傾動させて鋳型1に溶湯26を注
    湯するための傾動駆動機構Eを有する注湯機5を備え、
    さらに、注湯取鍋4から鋳型1に溶湯26を注湯する鋳込
    み時に於て、鋳型1に注湯された溶湯26の重量を測定
    し、注湯総重量の1%〜10%の範囲の第1所定値に達す
    ると、注湯取鍋4の傾動を停止させ、かつ、鋳型1に注
    湯された溶湯26の重量が注湯総重量の70%〜90%の範囲
    の第2所定値に達すると、注湯取鍋4を傾斜状態から戻
    すように上記傾動駆動機構Eを制御する制御部Pを設け
    たことを特徴とする自動注湯装置。
  3. 【請求項3】 鋳型1が載置されると共に搬送路3を所
    定間隔で搬送される複数の台車2…と、溶湯26を入れる
    ための注湯取鍋4を有すると共に該注湯取鍋4を傾動さ
    せて上記鋳型1に溶湯26を注湯するための傾動駆動機構
    Eを有する注湯機5と、を備え、上流側と下流側に第1
    注湯機5aと第2注湯機5bを上記所定間隔にて配設す
    ると共に、溶湯26を加熱貯蔵すると共に上記第1注湯機
    5a側又は第2注湯機5b側へ移動して各注湯取鍋4,
    4に溶湯26を供給するための保持炉7を設け、第1注湯
    機5a又は第2注湯機5bの注湯取鍋4,4内の溶湯26
    が所定量まで減少すると第2注湯機5b又は第1注湯機
    5aにて注湯を交代させるように傾動駆動機構E,Eを
    制御し、かつ、第2注湯機5bから第1注湯機5aへ交
    代する際に、第2注湯機5bによる最後の鋳込みと同時
    に第1注湯機5aが最初の鋳込みを行うよう上記傾動駆
    動機構E,Eを制御する制御部Pを備え連続的に注湯を
    可能としたことを特徴とする自動注湯装置。
JP27225497A 1997-09-17 1997-09-17 自動注湯装置 Pending JPH1190616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27225497A JPH1190616A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 自動注湯装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27225497A JPH1190616A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 自動注湯装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1190616A true JPH1190616A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17511291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27225497A Pending JPH1190616A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 自動注湯装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1190616A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120097359A1 (en) * 2009-04-02 2012-04-26 Kouichi Banno Automatic for automatic pouring
CN102909361A (zh) * 2012-11-14 2013-02-06 北京首钢国际工程技术有限公司 一种带称重的铁水罐倾翻装置
CN105834411A (zh) * 2016-06-12 2016-08-10 中冶京诚工程技术有限公司 一种铁水倒罐站倾翻装置
CN106862502A (zh) * 2017-03-28 2017-06-20 扬州伟烨轮毂有限公司 一种新型自动化重力铸造轮毂加工装置
KR101886713B1 (ko) * 2017-06-13 2018-08-09 이레정밀씰 주식회사 플로팅실 제작용 원심금형 장치
CN109676094A (zh) * 2019-02-28 2019-04-26 长沙有色冶金设计研究院有限公司 一种浇铸装置、铸锭系统及铸锭方法
CN113523217A (zh) * 2020-04-21 2021-10-22 上海梅山钢铁股份有限公司 一种连铸大包称与中包称校准的方法
CN114905031A (zh) * 2022-05-27 2022-08-16 石嘴山市仟一机械制造有限公司 一种稀土合金自动化生产系统
CN115213360A (zh) * 2022-05-17 2022-10-21 宁波日星铸业有限公司 一种用于风力发电机轮毂的球墨铸铁制备方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120097359A1 (en) * 2009-04-02 2012-04-26 Kouichi Banno Automatic for automatic pouring
US8408278B2 (en) * 2009-04-02 2013-04-02 Sintokogio, Ltd. Automatic pouring method
CN102909361A (zh) * 2012-11-14 2013-02-06 北京首钢国际工程技术有限公司 一种带称重的铁水罐倾翻装置
CN105834411A (zh) * 2016-06-12 2016-08-10 中冶京诚工程技术有限公司 一种铁水倒罐站倾翻装置
CN106862502A (zh) * 2017-03-28 2017-06-20 扬州伟烨轮毂有限公司 一种新型自动化重力铸造轮毂加工装置
KR101886713B1 (ko) * 2017-06-13 2018-08-09 이레정밀씰 주식회사 플로팅실 제작용 원심금형 장치
CN109676094A (zh) * 2019-02-28 2019-04-26 长沙有色冶金设计研究院有限公司 一种浇铸装置、铸锭系统及铸锭方法
CN113523217A (zh) * 2020-04-21 2021-10-22 上海梅山钢铁股份有限公司 一种连铸大包称与中包称校准的方法
CN113523217B (zh) * 2020-04-21 2022-09-06 上海梅山钢铁股份有限公司 一种连铸大包称与中包称校准的方法
CN115213360A (zh) * 2022-05-17 2022-10-21 宁波日星铸业有限公司 一种用于风力发电机轮毂的球墨铸铁制备方法
CN115213360B (zh) * 2022-05-17 2024-04-09 宁波日星铸业有限公司 一种用于风力发电机轮毂的球墨铸铁制备方法
CN114905031A (zh) * 2022-05-27 2022-08-16 石嘴山市仟一机械制造有限公司 一种稀土合金自动化生产系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8886349B2 (en) Method of supplying molten metal to automatic pouring machine and equipment therefor
EP2415540B1 (en) Automatic pouring method
US9289824B2 (en) Pouring equipment and method of pouring using the pouring equipment
US11097339B2 (en) Casting plant and method for managing data for molding molds and data on conditions of molten metal in casting plant
EP3266540B1 (en) Pouring machine and method
US8644977B2 (en) System for controlling pouring machines, equipment for pouring molten metal and method of pouring
US9289825B2 (en) Pouring equipment having melting furnace
CN102802842A (zh) 自动浇注方法及其设备
JPH1190616A (ja) 自動注湯装置
JP2020006395A (ja) 鋳鋼鋳物製造システム
US6896032B1 (en) Stopper-poured molten metal casting vessel with constant head height
US6892791B1 (en) Trajectory compensation for tiltable stopper-poured molten metal casting vessel
US11724309B2 (en) Casting facility
JPH0323262B2 (ja)
CN117358910A (zh) 决定熔融金属的设定温度的系统
RU2313417C2 (ru) Устройство и способ подачи формовочного песка
JPH05277710A (ja) 鋳造設備における自動注湯装置
JPS60125525A (ja) 自動計量鋳込み方法
JPH05277709A (ja) 鋳造設備における自動注湯装置