JPH1188323A - 電子署名装置、及び署名認識装置 - Google Patents

電子署名装置、及び署名認識装置

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JPH1188323A
JPH1188323A JP9239729A JP23972997A JPH1188323A JP H1188323 A JPH1188323 A JP H1188323A JP 9239729 A JP9239729 A JP 9239729A JP 23972997 A JP23972997 A JP 23972997A JP H1188323 A JPH1188323 A JP H1188323A
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JP9239729A
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English (en)
Inventor
Takayoshi Mita
隆祥 三田
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Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
FFC Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電子文書に本人の証である署名及
び認証を行う電子署名及び認識装置に関し、特に電子文
書の改ざん検出では、改ざんされたか否かのみの判定だ
けではなく、一般的なテキスト文書とそれ以外のいわゆ
るワープロ文書のどの箇所が改ざんされたかを検出する
ものである。 【解決手段】 テキスト文書に対し、その改行コードを
検索し、各改行コード間のテキスト文書から電子署名デ
ータであるメッセージダイジェストを作成し、このメッ
セージダイジェストを暗号化し、元のテキスト文書と共
にネットワークを介して送信する。一方、このテキスト
文書と暗号化された電子署名データを受信した例えばコ
ンピュータ側では、先ずテキスト文書からメッセージダ
イジェストを作成すると共に、暗号化された電子署名デ
ータを復号化してメッセージダイジェストとし、両デー
タを比較し、両データが不一致であらば改ざんされたも
のとして、対応する改行コード間のテキスト文書を認識
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータやワークステーション等の計算機システムに於い
て、作成した電子文書に対し、暗号技術を用いて情報内
容の改ざんを防止し、電子文書に本人の証である署名及
び認証を行う電子署名及び認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムで扱われる電子文書は、
その複製が容易であり、文書データの送信途中で改ざん
されたり、第三者が本人になりすまして送信したりする
場合があり、その正当性を確かめる必要があった。これ
らを解決する手段のひとつとしては、暗号技術を用いた
電子署名技術がある。
【0003】ここで、従来の電子署名の仕組みを説明す
る。送信者は先ず作成した電子文書に対するメッセージ
ダイジェストを生成する。このメッセージダイジェスト
とは、電子文書からデータの指紋とも言うべき特徴的な
パターンを抽出する技術である。そして、これを偽造さ
れないように公開鍵暗号方式の秘密鍵を用いて暗号化
し、暗号化したメッセージダイジェストを電子文書に添
付して受信者に送信する。
【0004】一方、受信者は、送信された電子文書に対
するメッセージダイジェストを送信者の公開鍵を用いて
復号化する。受信者は、復号処理後に電子文書に対する
メッセージダイジェストを生成し、復号化したメッセー
ジダイジェストと比較する。そして、両者が全く同じで
あれば、送信者本人が送信したものであり、送信途中で
の改ざんがなかったということが証明される。このよう
に、電子署名は電子文書送信時における改ざん防止、本
人認証が可能な技術である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方式では文書全体に署名を行い、文書全体で改ざんがな
されていないことを認証するものである。したがって、
文書に改ざんが行われている場合でも、文書のどの部分
に改ざんが行われたか判断することはできない。
【0006】本発明の課題は、文書に改ざんが行われて
いる場合、文書のどの部分に改ざんが行われたか簡単に
認証することができる電子署名及び認識装置、及びその
システムを提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は請求項1記載
の発明によれば、文書の区切り位置を検索する検索手段
と、該検索手段の検索した区切り位置までの文書に対応
するメッセージダイジェストを作成する作成手段と、該
作成手段で作成したメッセージダイジェストを暗号化プ
ロトコルを用いて暗号化し、電子署名データとする暗号
化手段と、該暗号化手段によって暗号化した電子署名デ
ータを前記文書データと共に送信する送信手段とを有す
る電子署名装置を提供することによって達成できる。
【0008】ここで、検索手段は例えばワープロソフト
で作成した文書を文頭より検索し、文書の区切り位置を
検出する。作成手段は、前の文書の区切り位置から新た
に検索手段が検出した文書の区切り位置までの文書に対
し、メッセージダイジェストを作成する。暗号化手段は
上記メッセージダイジェストを、例えば公開鍵方式の秘
密鍵のプロトコルを使用し、暗号化して電子署名データ
とし、後述する署名認識装置に送信する。
【0009】このように構成することにより、電子署名
装置において文書の区切り毎に電子署名を行ったメッセ
ージダイジェストを署名認識装置に出力することがで
き、もし送信文書中に改ざん等が行われても、改ざんの
有無は勿論のこと、文書のどの部分が改ざんされたかも
分かるような電子署名データを送信するものである。
【0010】上記課題は請求項2記載の発明によれば、
受信した文書の区切り位置を検索する検索手段と、該検
索手段の検索した区切り位置までの文書に対応するメッ
セージダイジェストを作成する作成手段と、受信した電
子署名データを復号化し、元のメッセージダイジェスト
を作成する復号化手段と、該復号化手段により復号化し
たメッセージダイジェストと、前記作成手段が作成した
メッセージダイジェストとを比較し、両メッセージダイ
ジェストの一致を判断する比較手段とを有する署名認識
装置を提供することによって達成できる。
【0011】上記請求項1の発明は、電子署名装置に関
する発明であったが、本例は上記電子署名装置から出力
された電子署名データを署名認識装置側で処理する構成
である。
【0012】先ず、この請求項2は、上記電子署名装置
側から送信された文書データを検索し、文書の区切り位
置の検索処理を行い、文書の区切り位置が検出されたな
らば上記電子署名装置側の処理と同様、区切られた文書
のメッセージダイジェストを作成する。次に、電子署名
装置側から送信された電子署名データを復号化手段によ
って復号化し、電子署名装置側で作成したメッセージダ
イジェストを抽出し、比較手段によってこのメッセージ
ダイジェストと、署名認識装置側で作成したメッセージ
ダイジェストとを比較する。
【0013】このように構成することにより、両メッセ
ージダイジェストが一致していれば電子署名装置から送
信された情報(文書データ)は正式な情報であると判断
でき、一方、両メッセージダイジェストが不一致であれ
ば、送信されてきた情報(文書データ)には、改ざん等
の不正があるものと判断する。
【0014】請求項3の記載は、上記請求項1又は2記
載の発明において、前記区切り位置は、例えば文書の改
行であるものとする。すなわち、本例では(電子)文書
に対し、文書に付加された改行コードを文書の文頭から
検索し、そのコードを検出する毎に上記電子署名を行う
構成である。尚、上記区切り位置の検索は、改行に限ら
ず、改頁、句読点、等の他のコードを検索する構成とし
てもよい。
【0015】このように構成することにより、例えば改
行毎に文書をまとめ、上記作成手段によってメッセージ
ダイジェストを作成し、電子署名データに暗号化して送
信でき、もし送信文書中に改ざん等が行われた場合、改
行された文書毎に改ざんの有無が分かることになる。
尚、区切り位置を上記改行ではなく、改頁、句読点、等
の他のコマンドに基づいて検索した場合には、対応する
コードの出現間隔毎に改ざんの有無が分かることにな
る。
【0016】また、請求項4の記載は、上記請求項1又
は2の記載の発明において、前記検索手段が検索する区
切り位置の情報は、文書の管理部に存在するものとす
る。ここで、例えばワープロ文書は各種ワープロソフト
を使用して作成された文書であり、ワープロソフト毎に
使用できる文字フォントの種類やサイズが設定され、ま
た改行コマンドや改頁コマンドの位置も管理処理され
る。したがって、本例においては、前記検索手段が検索
する区切り位置は、例えば文書の管理部を検索して得ら
れる構成である。
【0017】このように構成することにより、例えばワ
ープロ文書に対しても改行単位、改頁単位、又は句読点
単位、等によって文書のメッセージダイジェストを作成
し、電子署名データを出力することができる。
【0018】上記課題は請求項5記載の発明によれば、
文書の区切り位置を検索する検索機能と、該検索機能に
より検索した区切り位置間の文書に対応するメッセージ
ダイジェストを作成する作成機能と、該作成機能で作成
したメッセージダイジェストを暗号化アルゴリズムを用
いて暗号化し、電子署名データとする暗号化機能と、前
記電子署名データを前記文書と共に送信する送信機能と
をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
納した前記コンピュータが読み取り可能な記憶媒体を提
供することによって達成できる。
【0019】本例は、前記請求項1記載の電子署名装置
を実現するためのプログラムを記憶するフロッピーディ
スクやCD−ROM等の記憶媒体に関する発明である。
すなわち、上記構成のプログラムを記憶するフロッピー
ディスクやCD−ROM等の記憶媒体をコンピュータに
挿入し、上記プログラムに従ってコンピュータを駆動す
ることにより、本発明の電子署名装置を実現するもので
ある。
【0020】上記課題は請求項6記載の発明によれば、
受信した文書の区切り位置を検索する検索機能と、該検
索機能により検索した区切り位置までの文書に対応する
メッセージダイジェストを作成する作成機能と、受信し
た電子署名データを復号化し、元のメッセージダイジェ
ストを作成する復号化機能と、該復号化機能により復号
化したメッセージダイジェストと、前記作成手段が作成
したメッセージダイジェストとを比較し、両メッセージ
ダイジェストの一致を判断する比較機能とをコンピュー
タに実行させる命令を含むプログラムを格納した前記コ
ンピュータが読み取り可能な記憶媒体を提供することに
よって達成できる。
【0021】本例は、前記請求項2記載の署名認識装置
を実現するためのプログラムを記憶するフロッピーディ
スクやCD−ROM等の記憶媒体に関する発明である。
すなわち、上記構成のプログラムを記憶するフロッピー
ディスクやCD−ROM等の記憶媒体をコンピュータに
挿入し、上記プログラムに従ってコンピュータを駆動す
ることにより、本発明の署名認識装置を実現するもので
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て図面を参照しながら説明する。 <第1実施形態例>図1は、本例の電子署名装置、及び
署名認識装置を含むパーソナルコンピュータ(以下、単
にコンピュータという)が接続されたシステム構成図で
ある。同図において、多数のコンピュータがネットワー
クに接続され、同図に示すコンピュータ1〜3は多数の
コンピュータの中で代表して示すものである。尚、この
ネットワークはLAN(ローカルエリアネットワー
ク)、WAN(ワイドエリアネットワーク)、等の各種
サイズのネットワークが対応し、インターネットに接続
していてもよい。
【0023】図2は上述のコンピュータ1〜3の構成を
説明する図であり、不図示のCPUとROM、RAM等
の記憶装置、及びディスプレイ等で構成されている。ま
た、記憶装置には本例の処理を行うプログラムデータ4
が記憶されている。また、同図に示すように、ドライバ
5にフロッピーディスク6やCD−ROM7の記憶媒体
を挿入することにより、上述のプログラムデータ4の供
給を記憶媒体から受けることができる。また、ネットワ
ーク回線を介して、例えばサーバからプログラムデータ
4の供給を受けることもできる。尚、本例では 本発明
の構成要件である検索手段や、作成手段、暗号化手段、
等は上述のプログラムデータ4に基づいて処理を行うC
PUが対応する。
【0024】図3は、上述の構成のシステムにおいて、
テキスト文書に対する電子署名処理を説明するフローチ
ャートである。また、図4は本例で使用するテキスト文
書の例である。
【0025】CPUは上述のプログラムデータをRAM
に読み出し、図3に示すフローチャートに従って処理を
行う。先ず、CPUは図4に示すテキスト文書の先頭ア
ドレス「A1」からデータを読み出し、テキスト文書を
構成する文字コードや各種制御データの中から改行コー
ドを検索する(ステップ(以下Sで示す)1)。尚、上
述の制御データの中には、改行コード以外に、改頁コー
ドや、文字列への網掛処理や反転処理を指示する各種コ
ードが含まれている。
【0026】上述の検索処理は、図4に示すアドレス
「A1」から順次下方に行い、改行コードを検出するま
で行う(S2がN(ノー)、S1)。そして、改行コー
ドを検出すると(S2がY(イエス))、この時の改行
コードのアドレスデータを保存する(S3)。尚、この
時検出した改行コードのアドレスを図4に示すように
「A2」とする。
【0027】次に、CPUは前述の先頭アドレス「A
1」から上述の改行コードのアドレス「A2」までに含
まれるテキスト文書のバイト数を算出し、そのサイズの
領域をRAM(主記憶領域)に獲得し(S4)、当該R
AMの領域にテキスト文書を書き込む。すなわち、この
時図4に示すB1領域のテキスト文書が上述のRAMの
所定エリアに書き込まれる。
【0028】次に、メッセージダイジェストの作成を行
う(S5)。このメッセージダイジェストは上述のB1
領域のテキスト文書の特徴的なパターンを抽出するもの
である。図5はメッセージダイジェスト作成の一例を示
すものであり、同図(a)に示すテキスト文書は、その
特徴が抽出され、同図(b)に示すメッセージダイジェ
ストとなる。尚、このメッセージダイジェストの作成処
理は、例えばRSA方式等の公知のメッセージダイジェ
スト作成プロトコルによって作成する。このメッセージ
ダイジェストはRAMの所定エリア、例えば電子署名デ
ータ格納用のエリアに記憶する。
【0029】一方、メッセージダイジェストの作成処理
が完了したB1領域のテキスト文書をRAMの領域から
解放する(S6)。次に、CPUはテキスト文書が終了
したか判断し(S7)、図4の説明ではアドレス「A
2」を検出した段階であり、未だ処理が終了していない
ため(S7がN)、改行コードの検索処理を継続する。
すなわち、CPUはRAMに記憶したアドレス「A2」
のデータを読み出し、このアドレス「A2」から検索処
理を再開する(S1、S2)。実際には、アドレス「A
2」のデータに基づいて、改行後の新たなアドレス「A
3」を求め、アドレス「A3」から検索処理を再開する
(S1、S2)。
【0030】その後、上述と同様、テキスト文書に含ま
れる次の改行コードを検索し、新たな改行コードを検出
すると(S2がY)、この改行コードのアドレス(「A
4」)を保存し(S3)、前述と同様アドレス「A3」
から上述の改行コードのアドレス「A4」までに含まれ
るB2領域のテキスト文書をRAMに記憶する(S
4)。そして、メッセージダイジェストを作成し(S
5)、このメッセージダイジェストをRAMの電子署名
データ格納用のエリアに記憶し、B2領域のテキスト文
書をRAMの領域から解放する(S6)。
【0031】以後、同様の処理を繰り返し、図4に示す
アドレス「A6」の検索処理が完了すると、検索すべき
テキスト文書の検索領域は終了したと判断する(S7が
Y)。
【0032】上述のようにしてメッセージダイジェスト
の作成処理が完了すると、RAMの電子署名データ格納
用のエリアに記憶したメッセージダイジェストを秘密鍵
で暗号化する(S8)。そして、図4に示すテキスト文
書と共の暗号化した電子署名データをネットワークを介
して送信する(S9)。
【0033】ここで、図6は本例の電子署名、及び署名
認識システムを説明する図であり、同図の(a)は上述
の電子署名作成側のコンピュータで作成する電子署名方
式を説明するものである。すなわち、上述のようにアド
レス「A1」〜「A2」までのテキスト文書B1、アド
レス「A3」〜「A4」までのテキスト文書B2、アド
レス「A5」〜「A6」までのテキスト文書B3のそれ
ぞれについてメッセージダイジェストを作成し、秘密鍵
で暗号化し、電子署名データとして、テキスト文書と共
に送信する。ここで、図1に示すコンピュータ1を上述
の電子署名データが付加されたテキスト文書を送信する
コンピュータとすれば、ネットワークを介してこの送信
データをコンピュータ2が受信する。
【0034】コンピュータ2では、送信されたテキスト
文書と電子署名データを受信し、その解析処理を行う。
この処理は、図6(b)に示すように、受信したテキス
ト文書に含まれる改行コードを検索し、各改行コマンド
間のテキスト文書に対するメッセージダイジェストを作
成する。すなわち、テキスト文書の領域B1、B2、B
3に対するメッセージダイジェストをそれぞれ作成す
る。
【0035】一方、電子署名データに対しては復号化処
理を行うべく、送信者の公開鍵で復号化処理を行う。そ
の後、テキスト文書から作成したメッセージダイジェス
トと電子署名データから復号化したメッセージダイジェ
ストを比較検証することで、両データの一致を判断す
る。
【0036】すなわち、両データが一致している場合、
送信者の公開している公開鍵で解読したメッセージダイ
ジェストは、受信者側で作成したメッセージダイジェス
トと一致するので、送信されたテキスト文書は真に送信
者が作成したものであると判断できる。
【0037】一方、逆に両データが不一致である場合、
送信データには改ざんが加えられたものと判断できる。
また、かかる場合、上述の比較検証処理がテキスト文書
の各領域B1〜B3毎に行われるので、テキスト文書の
どの領域に改ざんが加えられたか直ちに判断することが
できる。
【0038】すなわち、本実施形態例によれば、テキス
ト文書の改ざんの有無だけでなく、改ざんされたテキス
ト文書の領域まで判断することができる。尚、上述の実
施形態例では検索するテキスト文書の区切り位置とし
て、改行コードを適用したが、改行コマンドに限らず、
改頁コマンド、句読点、見出し用記号、等を検索する構
成としてもよい。このように構成することにより、例え
ば改頁コマンドを区切り位置とすればテキスト文書の真
偽をページ毎に判断できる。また、例えば句点コードを
区切り位置とすればテキスト文書の1文毎にその真偽を
判断できる。 <第2の実施形態例>次に、本発明の第2の実施形態例
について説明する。
【0039】前述の実施形態例がテキスト文書を電子署
名の対象としたのに対し、本例ではその対象をワープロ
文書とするものである。すなわち、図1に示すコンピュ
ータ1が、予めインストールされたワープロソフト(ア
プリケーションソフト)を使用して作成した文書であ
る。
【0040】図7は、このワープロ文書の具体例を示す
図である。但し、本例においても、ワープロ文書は実際
に表示又は印字される直前のビットマップデータではな
く、中間コードのデータであり、具体的な文書部分E1
と、文書の管理部分E2に分けて記憶されている。ま
た、文書管理部分E2には表示又は印字の際の文字の形
態を記憶するフォントデータや、文字サイズのデータ、
更には表示又は印字のための各種制御データが登録され
ている。したがって、この文書管理部分E2には改行コ
ードも登録されている。
【0041】以下、本例における処理動作を説明する。
図8は電子署名作成処理を説明する図である。上述のよ
うに、ワープロ文書の文書管理部分E2には改行コード
が登録されており、その登録内容は改行コマンドのアド
レス位置を示すアドレスデータである。例えば、同図に
示す文書管理部分E2のエリアaには第1番目の改行コ
マンドのアドレスデータが登録され、エリアbには第2
番目の改行コマンドのアドレスデータが登録され、エリ
アcには第3番目の改行コードのアドレスデータが登録
されている。
【0042】したがって、CPUは先ず文書管理部分E
2を検索し、エリアaから第1番目の改行コードのアド
レスデータを読み出す。そして、ワープロ文書の先頭ア
ドレス「C1」から第1番目の改行コードのアドレス
(例えば、アドレス「C2」)までの領域D1の領域を
RAMに獲得し、ワープロ文書から領域D1のデータを
読み出しその領域に格納する。
【0043】次に、CPUは前述の実施形態例の説明と
同じように、当該領域のワープロ文書(領域D1のワー
プロ文書)に対するメッセージダイジェストを作成し、
RAMの電子署名データ格納用のエリアに格納する。そ
の後、領域D1のワープロ文書をRAMから解放し、文
書管理部分E2の次のエリアbを検索し、第2番目の改
行コードのアドレスデータを読み出し、第1番目の改行
コードのアドレスから第2番目の改行コードのアドレス
までの領域D2の領域をRAMに獲得する。そして、こ
の文書に対するメッセージダイジェストを作成し、電子
署名データ格納用のエリアに格納する。
【0044】次に、エリアcから第3番目の改行コード
のアドレスデータを読み出し、D3領域のワープロ文書
を読み出しRAMに格納した後、メッセージダイジェス
トを作成する。
【0045】以上の処理を順次行うことによって、ワー
プロ文書内の各改行コード間の文書に対応するメッセー
ジダイジェストがそれぞれ作成され、全てのメッセージ
ダイジェストの作成処理が完了すると、これらのメッセ
ージダイジェストは秘密鍵で暗号化される。このように
して、作成された電子署名データはワープロ文書と共
に、例えばコンピュータ2に送信される。
【0046】コンピュータ2側では前述の実施形態例と
同様、ワープロ文書からメッセージダイジェストを作成
し、また暗号化された電子署名データを復号化してメッ
セージダイジェストを作成する。そして、これらの両メ
ッセージダイジェストを比較検証して両データが一致す
るか否か判断する。そして、両データが一致している場
合、受信したワープロ文書は真に送信者が作成したもの
であると判断できる。一方、両データが不一致である場
合、送信データには改ざんが加えられたものと判断でき
る。
【0047】また、かかる場合、上述の比較検証処理が
テキスト文書の各領域B1〜B3毎に行われるので、テ
キスト文書のどの領域に改ざんが加えられたか直ちに判
断することができる。
【0048】尚、上述の実施形態例では検索するテキス
ト文書の区切り位置として、前述と同様の改行コードを
使用したが、改行コードに限らず、改頁コマンド、句読
点、見出し用記号、等を検索する構成としてもよいこと
は前述の実施形態例と同じである。このように構成する
ことにより、例えば改頁コードを区切り位置とすればワ
ープロ文書の真偽をページ毎に判断でき、また、例えば
句点コードを区切り位置とすればワープロ文書の1文毎
にその真偽を判断できる。
【0049】また、本例で使用するワープロ文書として
は各種のワープロソフトを使用することができる。ま
た、上述の2例の実施形態例ではテキスト文書とワープ
ロ文書について説明したが、他の形態の文書であっても
同様に実施することができる。
【0050】さらに、コンピュータ間を接続するネット
ワークは、インターネットを介する構成でもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば対象文書
が改ざんされているか否かの判断だけでなく、文書のど
の部分が改ざんされた簡単に分かり、より精度のよい電
子署名装置、署名認識装置、及びそのシステムを提供す
ることができる。
【0052】また、文書のどの部分が安全でどの部分が
改ざんされた可能性があるかの判断ができ、改ざんの疑
いがあるからといって文書全体を無効にする必要もなく
なる。
【0053】さらに、改ざん行為が事件に発展した場合
でも、改ざんされた場所が特定できるので、犯人の関心
部分が把握でき、犯罪捜査にも効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例の電子署名装置、及び署名認識装置を含む
コンピュータが接続されたシステム構成図である。
【図2】コンピュータの構成を示す図である。
【図3】上記構成のコンピュータによってテキスト文書
に対する電子署名処理を説明するフローチャートであ
る。
【図4】テキスト文書の例である。
【図5】メッセージダイジェストの一例を示す図であ
り、(a)はテキスト文書を示し、(b)はそのテキス
ト文書に対するメッセージダイジェストを示す。
【図6】本例のシステムを説明する図であり、(a)は
上述の電子署名作成側のコンピュータで作成する電子署
名処理を説明し、(b)は署名認識装置側のコンピュー
タで作成する署名認識処理を説明する。
【図7】ワープロ文書の具体例を示す図である。
【図8】電子署名作成処理を説明する図である。
【符号の説明】
1〜3 コンピュータ 4 プログラムデータ 5 ドライバ 6 フロッピーディスク 7 CD−ROM A1〜A6 アドレス位置 B1〜B3 領域 C1、C2 アドレス位置 D1〜D3 文書領域 E1 文書部分 E2 文書管理部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書の区切り位置を検索する検索手段
    と、 該検索手段が検索した区切り位置間の文書に対応するメ
    ッセージダイジェストを作成する作成手段と、 該作成手段で作成したメッセージダイジェストを暗号化
    プロトコルを用いて暗号化し、電子署名データとする暗
    号化手段と、 該電子署名データを前記文書と共に、送信する送信手段
    と、 を有することを特徴とする電子署名装置。
  2. 【請求項2】 受信した文書の区切り位置を検索する検
    索手段と、 該検索手段が検索した区切り位置までの文書に対応する
    メッセージダイジェストを作成する作成手段と、 受信した電子署名データを復号化し、元のメッセージダ
    イジェストを作成する復号化手段と、 該復号化手段により復号化したメッセージダイジェスト
    と、前記作成手段が作成したメッセージダイジェストと
    を比較し、両メッセージダイジェストの一致を判断する
    比較手段と、 を有することを特徴とする署名認識装置。
  3. 【請求項3】 前記区切り位置は、文書の改行であるこ
    とを特徴とする請求項1、又は2記載の電子署名装置又
    は署名認識装置。
  4. 【請求項4】 前記検索手段が検索する区切り位置の情
    報は、文書の管理部にあることを特徴とする請求項1、
    又は2記載の電子署名装置又は署名認識装置。
  5. 【請求項5】 文書の区切り位置を検索する検索機能
    と、 該検索機能により検索した区切り位置間の文書に対応す
    るメッセージダイジェストを作成する作成機能と、 該作成機能で作成したメッセージダイジェストを暗号化
    プロトコルを用いて暗号化し、電子署名データとする暗
    号化機能と、 前記電子署名データを前記文書と共に、送信する送信機
    能と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
    納した前記コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  6. 【請求項6】 受信した文書の区切り位置を検索する検
    索機能と、 該検索機能により検索した区切り位置までの文書に対応
    するメッセージダイジェストを作成する作成機能と、 受信した電子署名データを復号化し、元のメッセージダ
    イジェストを作成する復号化機能と、 該復号化機能により復号化したメッセージダイジェスト
    と、前記作成手段が作成したメッセージダイジェストと
    を比較し、両メッセージダイジェストの一致を判断する
    比較機能と、 をコンピュータに実行させる命令を含むプログラムを格
    納した前記コンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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