JPH1187069A - 調光器 - Google Patents

調光器

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JPH1187069A
JPH1187069A JP9248816A JP24881697A JPH1187069A JP H1187069 A JPH1187069 A JP H1187069A JP 9248816 A JP9248816 A JP 9248816A JP 24881697 A JP24881697 A JP 24881697A JP H1187069 A JPH1187069 A JP H1187069A
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JP
Japan
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load
voltage
dimmer
wiring path
load wiring
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Pending
Application number
JP9248816A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shimizu
博 清水
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Marumo Electric Co Ltd
Original Assignee
Marumo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷配線路の電線サイズを変更することな
く、電圧降下を簡便に補償でき、且つ、負荷配線距離差
にも細かく対応して、所望の調光特性を末端器具で得ら
れる調光器を提供する。 【解決手段】 調光制御信号電圧と調光特性を決定する
信号電圧との比較器9出力にて、導通開始位相角を決定
する位相角制御方式の調光器であって、負荷電流の大き
さを検出する検出回路Bと、前記検出回路Bの出力電圧
を負荷配線路2の長さに応じて調整する調整器Cを備
え、その調整器出力電圧を制御信号電圧に加算し、前記
比較器9に入力することにより負荷電流帰還をかけて負
荷配線路2での電圧降下を補償する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は劇場、TVスタジオ
等で使用される照明器具の調光器に係り、更に詳しくは
負荷(照明器具)が接続される配線路の電圧降下を補償
する機能を備えた調光器に関する。
【0002】
【従来の技術】劇場やTVスタジオ等に設置される照明
器具は、その明るさを自由に変化させ演出効果を得るた
めに、調光器を介して電力制御を行っている。この調光
器は、一般的に位相角制御方式のものが使用されてお
り、弱電信号により調光度を調整することができる。た
とえ電源電圧が変動した場合にも、印加された弱電信号
(調光信号)量に応じて一定の調光度を保つように、即
ち予め設定した調光特性が出力として得られるように出
力電圧を検出し、位相各制御回路に帰還させる方法も採
用されている。上記調光器と負荷(照明器具)の間は負
荷配線路で結ばれるが、この距離が数十メートル乃至百
数十メートルと離れて設置されるため、負荷配線路での
電圧降下が無視できず、最大負荷電流に対応する許容電
流値から決定される通常の電線サイズよりも1ランク或
いは2ランク太いサイズの電線を使用して負荷(照明器
具)が接続される末端電圧(100V)を確保してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、負荷末
端の電圧をほぼ一定(100V)にするために通常の電
線サイズより太い電線を使用することで、材料費や工事
費がかさむと共に、電線が太くなれば重くなり、配線工
事のために引き回す作業も困難となり、数百回路分の電
線を収納する負荷ダクトも大型になるため、そのスペー
スを確保するにも他の設備との取り合いが発生するなど
の問題点を有する。又、負荷(照明器具)は劇場やTV
スタジオ内の各所に分配して設置されるため、負荷配線
路の距離に長短が生じ、一律に電線サイズを太くするだ
けでは電圧降下に差が生じ、複数の調光器に同一の調光
信号を印加して同一の調光出力が得られても、末端電圧
が異なってしまい、結果として負荷(照明器具)の明る
さに差がでることになる。更に、負荷容量(照明器具の
定格消費電力)に増減があった場合には、調光出力電圧
が同一であっても、負荷電流が異なるために電圧降下値
が増減し、これも負荷(照明器具)の明るさの差異とな
る。
【0004】本発明は上記した従来の技術が有する問題
点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
負荷配線路の電線サイズを許容電流値により決定される
サイズより太くすることなく、電圧降下を簡便に補償で
き、且つ、負荷配線距離差にも細かく対応して、所望の
調光特性を末端器具で得られる調光器を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本発明が講じた技術的手段は、調光制御信号電圧と調
光特性を決定する信号電圧との比較器出力にて、導通開
始位相角を決定する位相角制御方式の調光器であって、
負荷電流の大きさを検出する検出回路と、前記検出回路
の出力電圧を負荷配線路の長さに応じて調整する調整器
を備え、その調整器出力電圧を制御信号電圧に加算し、
前記比較器に入力することにより負荷電流帰還をかけて
負荷配線路での電圧降下を補償することを特徴とする。
【0006】上記検出回路としては、例えば位相角制御
素子の二次側の負荷配線路に流れる電流値を測定する変
流器と、全波整流回路と平滑回路とからなる平均値を出
力する整流回路及び増幅回路で構成し、調整器としては
切替えスイッチと抵抗器群の組み合わせが挙げられる。
【0007】上記の構成により、位相角制御素子の二次
側の負荷配線路に流れる電流値を変流器で検出し、その
変流器の出力電圧を平均値を出力する整流回路及び増幅
回路で該負荷配線路に接続される負荷の最大容量におい
て一定の電圧値となるように調整し、これを負荷配線路
の長さに応じて調整する調整器の出力電圧に、操作卓か
ら供給する制御電圧(調光信号)と調光特性帰還回路の
出力を加算して導通位相角を決定することで負荷配線路
の末端電圧を負荷容量の大小にかかわらず常時一定に確
保することができる。
【0008】負荷末端電圧が負荷容量の大小にかかわら
ず常時一定となる理由は、電流が多い分降下分も大きく
なるが、負荷配線路に接続される負荷のMAXの容量に
対応して帰還量を調整しておくことにより、電圧と電流
の特性曲線は同一なため、負荷の容量が小容量の場合に
は負荷電流も少なく降下分も少ないため、どちらの場合
に於いても末端電圧は一定となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、負荷配線路に本発明に係
る調光器を接続した回路図を示し、図中、1は電源、2
は負荷配線路、3はその負荷配線路2に接続した負荷
(白熱電球)で、前記負荷配線路2に、電流帰還型サイ
リスタ調光器Aが接続されている。
【0010】上記の電流帰還型サイリスタ調光器Aは、
位相角制御素子のサイリスタ(SCR)4と、負荷電流
を検出する検出回路Bと、負荷3が接続される負荷配線
路2の長さに応じて前記検出回路Bの出力電圧を調整す
る調整器C、更に比較器9、点孤回路10とで構成されて
いる。
【0011】上記検出回路Bは、サイリスタ(SCR)
4の二次側の負荷配線路2に流れる電流値を検出する変
流器5と、その変流器5に接続した全波整流回路6,平
滑回路7,及び増幅回路8からなる平均値を出力する整
流回路B’とで構成され、変流器の出力電圧を平均値を
出力する整流回路B’で該負荷配線路2に接続される負
荷3のMAX容量において一定の電圧値となるように調
整する。電流帰還量は調光特性に影響するが、検出回路
の平均値整流電圧変化と視感覚的光量との関係はほぼ直
線となることから、調光特性を損なうことなく電圧降下
を補償することができる。(図2参照)
【0012】調整器Cは、前記した検出回路Bの出力電
圧を負荷配線路2の長さに応じて調整するもので、ロー
タリー式切替えスイッチ11と固定抵抗器群12とで構成さ
れている。この調整器Cの調整は、負荷配線路2の末端
電圧(負荷電圧)V2 が負荷3の容量の大小にかかわら
ず常時一定(100V)となるように調整するものであ
る。
【0013】上記調整器Cを調整して負荷配線路の末端
電圧を常時一定とする作用は、該調整器Cの出力電圧
(電流の帰還電圧)E1 に、操作卓から調光器Aに供給
される制御電圧E0 と調光特性帰還回路13の出力を加算
して比較器9に入力し、導通開始位相角を決定する。
【0014】次に、負荷配線路の長さによる電圧降下の
補償調整について説明すると、先ず調光器Aに供給する
電源電圧V0 を上げ(例えば130V)、調光器Aの出
力電圧V1 を測定し、次に負荷配線路2の末端(コンセ
ント)に負荷3を接続して負荷末端電圧V2 が常に一定
(100V)になるように調整器Cのロータリー切替え
スイッチ11を操作する。そして、この調整操作を各負荷
配線路毎に施工時に一度行えば、その負荷配線路に接続
される負荷のMAX容量以下の負荷が接続されても末端
電圧は一定で、特性は殆ど変化しない。従って、配線工
事において電圧降下補償の為の電線サイズの選定の手間
がなくなり、例えば20A…3.5sq,30A…5.
5sq,40A…8sq,60A…14sq,100A
…38sqのように確定され、負荷配線距離は往復約3
00mまで末端電圧100Vの補償が可能となった。
尚、前記の負荷配線距離を更に延ばす時は電源電圧を上
げることで対処可能となる。又、上述した実施形態の図
面は1つの負荷配線路について示したもので、図示の構
成が各負荷配線路毎に設けられ、ケースに対して着脱自
在に構成される制御基板に前記した検出回路、調整器、
比較器が回路毎に設けられる。尚、上述の実施形態で
は、個別の調光器毎に調光特性帰還回路を設けている
が、一括して調光特性を決定する関数信号発生器を用い
た集中制御方式の調光器において、調整器の出力電圧
(電流の帰還電圧)と操作卓からの制御電圧を加算して
比較器に入力し、関数信号発生器からの関数信号と比較
して導通開始位相角を決定することで、全く同様の末端
電圧補償が可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明の調光器は請求項1,2に記載し
た構成により、負荷配線路の電線サイズを許容電流値に
より決定されるサイズより太くすることなく、負荷配線
路の末端電圧を常時一定に確保することができる。しか
も、その調整は負荷配線路の末端に負荷を接続してその
負荷末端電圧が一定の値になるように調整器を施工時に
一度操作するだけでよいため非常に便利である。従っ
て、配線工事に於いて電圧降下補償の為の電線サイズの
選定の手間が省け、材料費及び工事費がかさむのを防止
できる。又、調整器を切替えスイッチと固定抵抗器群で
構成したため、同一場所に設置した負荷群へ電力供給す
る回路の調光器群を、同一の設定状態に調整することが
極めて容易にできるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る調光器の一例を示す回路図であ
る。
【図2】 平均値整流電圧と視感覚的光量の関係を示す
グラフである。
【符号の説明】
A…調光器 B…検出回路 B’…平均値を出力する整流回路 C…調整器 1…電源 2…負荷配線路 3…負荷(白熱電球) 4…位相角制御素子
(サイリスタ) 5…変流器 9…比較器 11…切替えスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調光制御信号電圧と調光特性を決定する
    信号電圧との比較器出力にて、導通開始位相角を決定す
    る位相角制御方式の調光器であって、負荷電流の大きさ
    を検出する検出回路と、前記検出回路の出力電圧を負荷
    配線路の長さに応じて調整する調整器を備え、その調整
    器出力電圧を制御信号電圧に加算し、前記比較器に入力
    することにより負荷電流帰還をかけて負荷配線路での電
    圧降下を補償することを特徴とする調光器。
  2. 【請求項2】 上記検出回路を、位相角制御素子の二次
    側の負荷配線路に流れる電流値を測定する変流器と、平
    均値を出力する整流回路及び増幅回路で構成され、調整
    器が切替えスイッチと抵抗器群で構成した請求項1記載
    の調光器。
JP9248816A 1997-09-12 1997-09-12 調光器 Pending JPH1187069A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105407581B (zh) * 2015-12-24 2017-04-12 上海晶丰明源半导体股份有限公司 调光电路、调光芯片、调光系统及其调光方法
CN109298746A (zh) * 2018-11-21 2019-02-01 西安埃克森电源有限公司 一种直流电源输出自动补偿方法
CN110996467A (zh) * 2019-12-31 2020-04-10 深圳市英可瑞直流技术有限公司 一种照明调光控制方法
JP2023133058A (ja) * 2022-03-11 2023-09-22 厦門普為光電科技有限公司 照度補償機能を備えた照明装置及び照明装置の照度補償方法

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