JPH1186670A - 検出スイッチ - Google Patents

検出スイッチ

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JPH1186670A
JPH1186670A JP26296297A JP26296297A JPH1186670A JP H1186670 A JPH1186670 A JP H1186670A JP 26296297 A JP26296297 A JP 26296297A JP 26296297 A JP26296297 A JP 26296297A JP H1186670 A JPH1186670 A JP H1186670A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成部品を加工しやすく、組み立てが簡単
で、ケース(1)全体を小型化する検出スイッチを提供
する。 【解決手段】 一端がケース(1)の外部に臨む接触部
(23)と他端が固定接点(25)と対向する可動接点
(24)となったコイルスプリング(14)を、コイル
スプリング(14)と一体の片持ち支持部(13)で、
ケース(1)内に片持ち支持する。ケース(1)に対し
て可動部材(22)を接近させると、接触部(23)が
押圧されて、可動接点(24)と固定接点(25)が接
触し、可動部材(22)の操作を検出できる。コイルス
プリング(14)と片持ち支持部(13)は、ワイヤコ
ンタクト(12)で形成できるので、加工が容易で、取
り付けスペースをとらない。また、オンストロークは、
コイルスプリング(14)で吸収するので、片持ち支持
部(13)を短くして、ケース(1)を小型化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メモリーカードが
挿入される電子機器に取り付けられ、メモリーカードの
挿入を、電子機器の筺体に対する蓋の開閉によって検出
する検出スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】検出スイッチは、例えばデータの読み書
きが可能なメモリーカードのカードリーダライターに組
み込まれている。この検出スイッチは、カードリーダラ
イターにおけるメモリーカード挿入部位を塞ぐカバーが
完全に閉じられたか否かを検出することによって、メモ
リーカードが完全に挿入された状態を検出し、不完全挿
入状態でのメモリーカードとのデータの読み書きを防止
している。
【0003】図11と図12は、このような電子機器に
組み込まれた従来の検出スイッチを示すものである。電
子機器のケース100には、メモリーカード(以下、カ
ードと記載する。)101が挿入されるカード挿入室1
10が形成されると共に、カード挿入室110の底壁1
11によって仕切られた検出室120が形成されてい
る。
【0004】検出室120には、第1の板ばね130
と、第2の板ばね140とが設けられている。第1の板
ばね130は、二股の基端131がケース100内の溝
に挿入されることによってケース100に片持ち状に支
持されている。二股の一方は、支持部131から底壁1
11に沿って延びており、延設された端部が上方に湾曲
されることによって接触部132となっている。この接
触部132はカード挿入室110の高さ方向に沿って起
立することによってケース100の上方に臨むようにな
っている。また、二股の他方は、同様に底壁111に沿
って延び、その延設端部133が図示を省略した回路基
板のパターン上に突出している。
【0005】第2の板ばね140は第1の板ばね130
と同様に、一端141がケース100の溝に挿入される
ことによってケース100に片持ち状に支持されてい
る。この第2の板ばね140は間隔を有して第1の板ば
ね130と同方向に平行に延びており、その延設端部1
42が回路基板の他のパターン上に突出している。
【0006】この構造では、カード挿入室110を閉じ
るカバー135がケース100に回転可能に取り付けら
れており、図12に示すように、カード101をカード
挿入室110に完全に挿入すると、その開口端を覆うよ
うに、カバー135を閉じ操作できる。
【0007】カバー135の閉じ操作により、第1の板
ばね130の接触部132が押圧され、第1の板ばね1
30が撓んで、第2の板ばね140に接触する。従っ
て、この板ばね130、140間の接触により、カバー
が閉じられたことを検出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
検出スイッチでは、第1及び第2の2枚の板ばね13
0、140を、高さ方向(上下方向)に撓むようにケー
ス100に取り付ける必要があり、板バネ130、14
0の形状が複雑化し、加工工程が長くなると共に、ケー
ス100への組み立ても面倒なものとなっている。
【0009】又、両者が接触のタイミングとカバーの回
転動作を厳密に設計することは困難であることから、接
触した後もある程度カバーを回転させる、いわゆるオン
ストロークをできるだけ長くとる必要があることから、
第1の板ばね130が第2の板ばね140と接触した後
も、両者を下方に撓ませる構造とする必要があり、この
撓み量分のスペースをケース100の高さ方向に確保す
る必要がある。このため、ケース100が厚くなり、ケ
ース100を収容する電子機器の小型化が困難なものと
なっている。
【0010】さらに、このオンストロークを充分にとる
ためには、片持ち支持している第1の板ばね130と第
2の板ばね140を大きく撓ませることとなり、繰り返
し使用によって板ばね130、140が疲労し易く、耐
久性に劣る問題を有している。この為、板ばね130、
140に大きな曲げ応力が生じないように、そのばねス
パン(長手方向の長さ)を、充分長くとるように設計し
なければならず、前述と同様に、ケース100が大型化
し、ケース100を収容する電子機器の小型化の障害と
なっている。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、検出のための部品を簡単な構
造のものとし、ケースを小型化できると共に、オンスト
ロークを充分に確保でき、さらには、耐久性を有した検
出スイッチを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の検出スイッチは、回路基板が取り付けら
れるケースと、ケースの内部に圧縮可能に設けられ、一
端がケースの外部に臨む接触部となり、他端が可動接点
となっているコイルスプリングと、コイルスプリングに
連設され、ケースに取り付けられることにより、このコ
イルスプリングを片持ち状に支持する片持ち支持部とを
有するワイヤコンタクトと、ケースに配置され、可動接
点と隙間を介して対向する固定接点を有する固定接点板
とケースに対して接近及び離反する可動部材とを備え、
ケースに対して接近した可動部材が、接触部と当接し、
可動接点と固定接点が接触することを特徴とする検出ス
イッチ。
【0013】この検出スイッチは、可動部材をケースと
接近する方向に操作することによって、可動部材がワイ
ヤコンタクトの接触部に当接する。この当接によって、
ワイヤコンタクトのコイルスプリングが撓んでコイルス
プリングの可動接点が回路基板側の固定接点に接触し、
可動部材の操作を検出する。
【0014】この構造では、単一のワイヤコンタクトを
用いるため、部品点数が少なくなり、構造が簡単とな
る。このワイヤコンタクトは、可動接点が固定接点と接
触した後、コイルスプリングが圧縮するので、オンスト
ロークを充分にとることができる。又、コイルスプリン
グが圧縮されるので、片持ち支持部は、大きく撓むこと
がなく、その長手方向の長さを短縮してケースの小型化
が可能となる。さらに、コイルスプリングはそのコイル
長方向に圧縮作動するため、疲労が少なく、耐久性を有
したものとなる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1記載の検出ス
イッチであって、更に、片持ち支持部がケースに仮止め
固定された状態でケースと回路基板とに挟まれて固定さ
れていることを特徴とする。
【0016】この発明では、ワイヤコンタクトの片持ち
支持部をケースに仮止め固定してからケースと回路基板
とによって挟持する構造のため、ワイヤコンタクトを片
持ち支持するためのケース側の形状を簡略化でき、簡単
に取り付けることができる。また、回路基板でワイヤコ
ンタクトの一部を覆うので、ケースを更に薄型化するこ
とができる。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
検出スイッチであって、片持ち支持部の一部をケースに
当接させることにより、片持ち支持部に、コイルスプリ
ングの接触部がケースから突出する方向に働く組立応力
を付与したことを特徴とする。
【0018】片持ち支持部に組み立て応力が付与される
ので、コイルスプリングの待機位置を正確に位置決めで
き、また、カバーからの押圧が解除された後は、正確に
待機位置に復帰させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態の平面
図、図2及び図3は図1のA−A線及びB−B線におけ
る断面図である。この実施形態では、メモリーカードな
どのカードが挿抜される電子機器への適用形態を示して
いる。
【0020】電子機器のケース1には、カード2が挿入
されるカード挿入室3が形成されている。カード2にお
けるケース挿入側の一方の隅部には、斜めに切りかかれ
た切欠部2aが形成される一方、ケース1のカード挿入
室3には、この切欠部2aに対応した誤挿入防止壁部4
が斜め状に形成されている。これによりカード2は挿入
方向が一致しない限り、カード挿入室3に挿入すること
ができないようになっている。
【0021】カード2の片面には、電子機器との間で信
号の入出力が行われる複数の電極部5が形成されてい
る。これに対し、電子機器のケース1には、カード2の
電極部5に接触する複数の端子6がそれぞれの電極部5
と対応するように配置されている。この端子6は、図2
に示すように、支持脚部6a及び可動接触部6bが長さ
方向に連設された板ばね片からなり、隔壁部7を介して
カード挿入室3と仕切られた端子収容室8内に配置され
ている。
【0022】端子6は、その支持脚部6aが隔壁部7に
沿うことによって端子収容室8内に位置決め支持されて
おり、その可動接触部6bが弾性力を有した状態で、隔
壁部7の開口部9からカード挿入室3内に抜き出されて
いる。従って、カード2をカード挿入室3に挿入するこ
とによって、可動接触部6bがカード2の電極部5と接
触して、電子機器とのデータ入出力が行われる。このケ
ース1は、図2、図3に示すように、プリント配線基板
等の回路基板10に実装されるものであり、それぞれの
端子6は、この回路基板10に形成された対応するパタ
ーンに半田接続されている。
【0023】端子収容室8が形成されたケース1の一方
の外側部分(図1における右側部分)には、図3に示す
ように検出室11が形成されている。検出室11は端子
収容室8と同様に、隔壁部7によってカード挿入室3と
仕切られており、その内部には、ワイヤコンタクト12
と一組の固定接点板31が配置される。
【0024】ワイヤコンタクト12は1本の導電性線材
からなり、この導電性線材を加工することによって片持
ち支持部13と、コイル状のコイルスプリング14が連
設された構造となっている。
【0025】図4及び図5はワイヤコンタクト12の全
体構造を示し、片持ち支持部13は横U字形に屈曲され
ている。又、片持ち支持部13は、U字状の屈曲部16
が最も低くなっており、他側に向かって段階的に高くな
るように加工されている。そして、屈曲部16の一端
は、ケース1に取り付けられる取付部15となってお
り、この取付部15とU字形の屈曲部16を介すること
によって平行状に連設している部分がケース1との当接
部17となっている。
【0026】当接部17は自由状態では、図4の実線で
示すように、斜め上方に高くなるように傾斜している。
そして、ワイヤコンタクト12をケース1に取り付ける
と、当接部17は図3に示すように、ケース1の隔壁部
7下面に当接する。この当接によって当接部17は、図
4の鎖線で示すように、幾分、下方に押し下げられ、こ
の押し下げによってワイヤコンタクト12の片持ち支持
部13に、片持ち支持部13を、図中、上方へ付勢する
ように作用する組み立て応力が生じる。従って、ワイヤ
コンタクト12をケース1内に確実に位置決めできる。
【0027】次に、ワイヤコンタクト12をケース1に
取り付ける構造を説明する。ケース1の底面には、図6
及び図7に示すように、取付凹部18および取付溝19
が形成されている。取付溝19には当接部17が挿入さ
れ、この挿入によって当接部17が横ズレしたり、外れ
ることが防止されている。
【0028】取付凹部18は、図7に示すように、幅広
の第1の凹部18aと、第1の凹部18aよりも幅が狭
く、且つ第1の凹部18aよりも深く(高く)なってい
る第2の凹部18bとによって形成されており、第2の
凹部18b内に取付部15が挿入される。この取付部1
5は、第2の凹部18b内に収容された後、第1の凹部
18aの底部を潰して、第2の凹部18bの縁に膨出し
た仮止め凸部20によって、ケース1を回路基板10に
実装するまでの間、仮止めされる。
【0029】従って、ワイヤコンタクト12全体は、重
力によって第2の凹部19bから落下することなくケー
ス1の下面に仮止めされ、回路基板10への実装の際
に、屈曲部16と取付部15が、回路基板10とケース
1との間に挟持されることによって、ケース1に完全に
取り付けられる。尚、幅広の第1の凹部18aを形成し
ているので、上記膨出した仮止め凸部20が、直接回路
基板10に当接することがなく、ケース1の底面に回路
基板10を密着して取り付けることができる。
【0030】このような取り付けでは、回路基板10へ
の実装前に、ワイヤコンタクト12を簡単な構造で仮保
持でき、また、ケース1へ簡単に装着することができ
る。
【0031】図4と図5に示すように、ワイヤコンタク
ト12には、更に、片持ち支持部13の当接部17側の
先端に、上方に向けて巻回されたコイルスプリング14
が、一体に形成されている。図3に示すように、片持ち
支持部13をケース1に取り付け状態で、コイルスプリ
ング14は、ケース1に穿設された抜き出し開口部21
を挿通し、その上端の接触部23が、抜き出し開口部2
1からケース1の上方に露出するようになっている。接
触部23は、後述する可動部材としてのカバー22と接
触するものであり、接触部23と反対側の端部(下端
部)は、可動接点24となっている。
【0032】この実施形態において、コイルスプリング
14は、ケース1の高さ方向(上下方向)に沿って配置
されるものである。このため、コイルスプリング14は
ケース1の高さ方向に撓み、その撓みによって、いわゆ
るオンストロークを確保することができるので、2枚の
板ばねを高さ方向に配置する必要がなくなり、ケース1
を薄くすることができる。
【0033】ケース1の抜き出し開口部21下方には、
導電金属板からなる一組の固定接点板31、31が取り
付けられている。固定接点板31、31は、互いに離間
するように平行に配置され、それぞれの中央で、図6に
示すようにコイルスプリング14のコイル径内に位置す
る部位に、長手方向に沿ったリブからなる固定接点2
5、25が形成されている。固定接点25、25は、コ
イルスプリング14の可動接点24と隙間をもって対向
し、可動接点24と接触することにより、橋絡する。固
定接点板31、31の一端は、ケース1の外方に突出
し、回路基板10の所定のパターンと電気接続する脚部
31a、31aとなっている。
【0034】図8に示すように、ケース1は、回路基板
10とともに、電子機器の筺体26内に取り付けられる
ものであり、筺体26の開口部26aに、ケース1のカ
ード挿入室3が開口するように取り付けられている。こ
の筺体26には、可動部材としてのカバー22が、ヒン
ジ軸27を中心に回転するように取り付けられ、ケース
1に対して接近及び離反可能となっている。
【0035】カバー22は、図10示すようにケース1
の全長及びカード挿入室3に挿入されてケース1から露
出しているカード2の露出部分を覆う長さとなってい
る。このカバー22の後端部分には、係止突起28が形
成され、係止突起28が係合する係止溝29が筺体26
の対応部位に形成されている。これらが係合することに
よってカバー22を閉じ状態に維持できる。30は、カ
バー22に形成された押圧凸部であり、ワイヤコンタク
ト12の接触部23を押圧するものである。
【0036】この様に構成された検出スイッチの作動
を、図8乃至図10によって説明する。まず、図8に示
すように、カバー22がケースか1から離反した状態
で、カード2をケース1のカード挿入室3に挿入する。
このとき、コイルスプリング14が自由状態となってお
り、また、片持ち支持部13には、コイルスプリング1
4を上方へ付勢させる組み立て応力が働いているので、
当接部17は、隔壁部7下面に当接し、可動接点24と
固定接点25、25とが離れている。
【0037】カード2の挿入後、カバー22をケース1
に対して接近する方向、すなわち閉じ方向に回転させる
と、カバー22の押圧凸部30がコイルスプリング14
の接触部23と接触して、コイルスプリング14を押圧
する。この押圧によって、図9に示すようにコイルスプ
リング14の接触部23は、下方に押し下げられ、コイ
ルスプリング14が圧縮される。
【0038】このとき、カバー22は、カード2をカー
ド挿入室3に完全に挿入しない限り、更に回転させるこ
とはできず、この為、ワイヤコンタクト12の片持ち支
持部13は撓まず、可動接点24と固定接点25、25
とは接触しない。
【0039】従って、カード挿入室3へカード2が不完
全挿入された状態では、仮にカード2の電極部5と電子
機器側の端子6が接触しても、上記可動接点24と固定
接点25、25が接触していないことから、データの入
出力を行わず、誤動作を未然に防止できる。
【0040】カード挿入室3へカード2を完全に挿入し
た状態では、カバー22をさらに回転させることがで
き、係止突起28が筺体26の係止溝29と係合する。
この係合によって図10に示すように、カバー22が完
全に閉じるため、カード3がケース1から抜け落ちるこ
とを防止できる。このときのカバー22の回転操作によ
って、ワイヤコンタクト12の全体が撓み、当接部17
が隔壁部7から離れ、その後、コイルスプリング14の
可動接点24は、固定接点25、25に接触し、固定接
点25、25間を橋絡する。従って、カバー22が閉じ
たこと、すなわち、カード2をカード挿入室3へ完全に
挿入したことを検出することができ、これによりカード
2に対しての信号の入出力が可能となる。
【0041】尚、可動接点24と固定接点25、25の
接触(オン)後も、コイルスプリング14は、圧縮可能
であり、接触部23を押し込みながら、カバー22をオ
ンさせながら、更に回転させることができる。従って、
カバー22の回転と接点間の接触のタイミングを厳密に
調整する必要がなくなり、カバー22の製作に厳しい精
度が要求されることがない。
【0042】カード2をカード挿入室3から、抜き出す
際には、図10に示す状態からカバー22をケース1か
ら離反させる方向、すなわち図中時計方向に回転させ、
カード2を抜き出す。このとき、ワイヤコンタクト12
は、自らの弾性により復帰し、当接部17が隔壁部7下
面に当接して図8に示す待機状態に位置決めされ、可動
接点24と固定接点25、25とが離れる。
【0043】このような実施形態では、単一のワイヤコ
ンタクト12によってカバー22が閉じたことを検出す
るため、部品点数が少なくなって構造が簡単となり、組
立も容易となる。又、ワイヤコンタクト12は、そのコ
イルスプリング14がコイルの長さ方向に圧縮作動する
ことによって検出を行うものであり、このため、オンス
トロークを充分に確保できる。さらに、コイルスプリン
グ14は圧縮作動がそのコイルの方向であるため、疲労
が少なく、繰り返し使用することができ、大きな耐久性
を有している。
【0044】本発明は以上の実施形態に限定されること
なく種々変更が可能であり、例えば、ケース1に対して
接近及び離反する可動部材としては、ケース1に沿って
スライドする構造の部材であってもよい。
【0045】また、上記実施の形態では、固定接点を、
互いに離間する一組の固定接点25、25で構成し、可
動接点24の接触によってこれらを橋絡させるようにし
ているが、ワイヤコンタクト12の一端を回路基板10
の所定のパターンに電気接続させ、ワイヤコンタクト1
2の可動接点24と一つの固定接点との接触により可動
部材の操作を検出してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、単一のワイヤコンタクトを用いるため、その一
端を巻回してコイルスプリングを形成する加工が容易で
あり、しかも、その片持ち支持部がワイヤコイルスプリ
ングであるため、ケースの取り付けスペースをとらな
い。
【0047】更に、オンストロークは、ワイヤコンタク
トのコイルスプリングで吸収するため、片持ち支持部1
3を大きく撓ませる必要がない。従って、片持ち支持部
13に、大きな曲げ応力が生じず、耐久性が増加すると
ともに、従来に比べて短い片持ち支持部とすることがで
き、ケースを小型化することができる。
【0048】請求項2の発明によれば、ワイヤコンタク
トの片持ち支持部をケースに仮止め固定するだけである
ので、その取り付け構造が単純で、ワイヤコンタクトを
簡単に取り付けることができる。
【0049】請求項3の発明によれば、ワイヤコンタク
トに、常に接触部をケースから突出させる方向に働く組
み立て応力が作用しているので、可動部材からの外力を
受けないときには、正確に位置決めでき、また、外力を
解いたときに、確実に待機位置に復帰する。
【0050】更に、ケース1に仮保持した状態で、ケー
スの一部に当接し、安定して保持されるので、回路基板
への実装作業の際に、不用意にケースから脱落すること
がない。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の検出スイッチの平面図で
ある。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】ワイヤコンタクトの正面図である。
【図5】ワイヤコンタクトの底面図である。
【図6】ケースの部分底面図である。
【図7】図6のC−C線断面図である。
【図8】カバーがケースから離反した状態を示す検出ス
イッチの断面図である。
【図9】カードが不完全挿入されている状態を示す検出
スイッチの断面図である。
【図10】カバーをケースに接近させた状態を示す検出
スイッチの断面図である。
【図11】カバーが操作される前の状態を示す、従来の
検出スイッチの断面図である。
【図12】カバーを操作した後の状態を示す、従来の検
出スイッチの断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 10 回路基板 12 ワイヤコンタクト 13 片持ち支持部 14 コイルスプリング 17 当接部 22 カバー 23 接触部 24 可動接点 25 固定接点 31 固定接点板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路基板(10)が取り付けられるケー
    ス(1)と、 ケース(1)の内部に圧縮可能に設けられ、一端がケー
    ス(1)の外部に臨む接触部(23)となり、他端が可
    動接点(24)となっているコイルスプリング(14)
    と、コイルスプリング(14)に連設され、ケース
    (1)に取り付けられることにより、このコイルスプリ
    ング(14)を片持ち状に支持する片持ち支持部(1
    3)とを有するワイヤコンタクト(12)と、 ケース(1)に配置され、可動接点(24)と隙間を介
    して対向する固定接点(25)を有する固定接点板(3
    1)と、 ケース(1)に対して接近及び離反する可動部材(2
    2)とを備え、 ケース(1)に対して接近した可動部材(22)が、接
    触部(23)と当接し、可動接点(24)と固定接点
    (25)が接触することを特徴とする検出スイッチ。
  2. 【請求項2】 片持ち支持部(13)がケース(1)に
    仮止め固定された状態でケース(1)と回路基板(1
    0)とに挟まれて固定されていることを特徴とする請求
    項1記載の検出スイッチ。
  3. 【請求項3】 片持ち支持部(13)の一部(17)を
    ケース(1)に当接させることにより、片持ち支持部
    (13)に、コイルスプリング(14)の接触部(2
    3)がケース(1)から突出する方向に働く組立応力を
    付与したことを特徴とする請求項1又は2記載の検出ス
    イッチ。
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