JPH118594A - 光通信システム用の受信機及び該システムを操作する方法 - Google Patents

光通信システム用の受信機及び該システムを操作する方法

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JPH118594A
JPH118594A JP10145766A JP14576698A JPH118594A JP H118594 A JPH118594 A JP H118594A JP 10145766 A JP10145766 A JP 10145766A JP 14576698 A JP14576698 A JP 14576698A JP H118594 A JPH118594 A JP H118594A
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JP10145766A
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Thomas Dr Pfeiffer
トーマス・プフアイフアー
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Alcatel Lucent SAS
Original Assignee
Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J14/00Optical multiplex systems
    • H04J14/005Optical Code Multiplex

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタの伝達関数のドリフトの影響を受け
ない光通信システムの受信機を提供する。 【解決手段】 本発明の受信機は、第一の周期光フィル
タ(Rx1)及び第二の周期光フィルタ(Rx2)と、
それらに前置される第一の光検波ユニット(PD1)及
び第二の光検波ユニット(PD2)とを備える。第二の
フィルタ(Rx2)の往復時間は第一の周期光フィルタ
(Rx1)の往復時間から受信信号の平均光波周期の約
四分の一だけずらされる。フィルタ(Rx1、Rx2)
への入力は光スプリッタ(KOP)を介して通信システ
ムに接続される。二つのフィルタの出力信号の振幅は二
つの二乗器(Q1、Q2)によって二乗され、加算器
(AD)によって加算される。この結果、受信機(R)
はフィルタの伝達関数のドリフトの影響を受けにくくな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は請求項1の前提部分
に記載の光通信用の光受信機及び請求項3の前提部分に
記載の通信システムの操作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】英国ブライトンで1995年に開催され
たThirteenth Annual Conference onEuropean Fibre Op
tic Communications and Networks」L.Muller
の「AnOptical CDMA Method Based on Periodic Spectr
um Encoding」pp.178-181では、周期スペクトラム符号
化に基づくCDMA(符号分割多重接続)を用いた非同
期伝送システムが紹介されている。このシステムでは、
アクセスのための符号ワードが周期フィルタの異なる伝
送機能によって得られる。この方法は広帯域光信号源用
の特定の周期スペクトルフィルタリング技法を用いる。
送信機及び受信機のフィルタ伝達関数の周期性が一致し
た場合にのみ、受信機で情報信号の受信及び処理が可能
となる。
【0003】この方法の不利な点は、送信機及び受信機
のフィルタ伝達関数の周期性がかなりの精度(相対精度
10-5の精度)で一致しなければならないという点であ
る。この結果、温度変化などが原因で生じた受信機フィ
ルタの伝達関数のドリフトを補償するためのフィルタ調
整制御が複雑になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、フィ
ルタ伝達関数の安定性について厳格な要件が課されない
上記のタイプの光通信システム用の受信機を提供するこ
とである。さらに別の目的は、上記のタイプの通信シス
テムでの信号伝送方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】最初に述べた目的は、請
求項1の特徴または請求項4の特徴を有する受信機によ
って達成され、別の目的は請求項3の特徴または請求項
8の特徴を有する方法によって達成される。本発明の別
の利点は従属請求項に記載される。
【0006】どちらの解決策も受信機のフィルタが公称
伝達関数から外れた際に、受信電力を多数の鋭い最小値
及び最大値を有する同調曲線ではなく、この曲線のエン
ベロープに従って低下させ、受信電力の低下をより少な
くする手段を提供するという考えに基づいている。
【0007】本発明の一つの利点は、フィルタを約±1
%の範囲で安定させるだけで十分であり、従ってフィル
タの安定性要件のオーダーは少なくとも二つ減少する。
【0008】別の利点は、本発明の構成ではフィルタ伝
達関数を安定させるためにフィルタの能動制御が不要で
あるということである。これによって、装置の複雑さと
コストが低減する。
【0009】以下の実施の形態に関する説明を添付の図
面と併せ読めば本発明はさらに明らかになるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】図1には、光通信ネットワークN
ETと光ファイバOFで相互接続されたN個の光送信機
T1...,TNと一つの光受信機Rを有する光通信シ
ステムが示されている。この通信システムは更なる光受
信機を含むこともある。
【0011】通信システム内では、光信号は符号化形式
で伝送される。符号化は送信機が送信するメッセージで
変調された変調光信号をフィルタリングすることにより
実行される。この処理ではファブリー・ペロー干渉計や
マッハ・ツェンダー干渉計などの周期フィルタが用いら
れる。受信機内の復号化は同様のフィルタで受信信号を
フィルタリングすることにより行なわれる。受信機フィ
ルタの出力信号を得るために送信機フィルタと受信機フ
ィルタの伝達関数の周期が一致する必要がある。これを
実現するには、送信機及び受信機の各フィルタが偏波の
影響を受けないことが有利である。
【0012】この実施形態では、すべての送信機は同じ
周波数帯域で同時にまた非同期に情報信号を送信可能で
あり、その信号はすべて一つまたは複数の受信機によっ
て別々に受信可能である。このようにこの実施形態で
は、送信機及び受信機の周期フィルタの伝達関数によっ
て得られる特定の信号にアクセスするための符号を用い
た符号分割多重接続(CDMA)技術を使用する。この
ために、個々の送信機は周期性が異なるそれぞれのフィ
ルタの伝達関数を用いて他の送信機の符号に干渉しない
ようにする。以降の説明では、異なる送信機の個々の情
報信号をチャンネルと称する。
【0013】通信ネットワークNETで相互接続された
送信機T及び受信機Rの詳細を図2に示す。送信機T
は、1520nm〜1580nmの波長スペクトルを持
つマルチモードレーザまたは発光ダイオード(LED)
などの直接変調された広帯域信号光源LQ、及びフィル
タTxを含む。受信機はフィルタRxとこれに続く光検
波器またはフォトダイオードなどの光検波ユニットPD
1を含む。従来の受信機の場合、送信機Tから送信され
る信号を干渉なしに受信可能とするためにはフィルタの
伝送関数の変動が約10-5の精度で安定している必要が
ある。
【0014】本発明による受信機Rの第一の実施形態を
図3に示す。この実施形態では、入力信号が入力INで
スプリッタKOPによって二つの部分に分割される。ス
プリッタKOPは二つの光フィルタRx1、Rx2に接
続され、それぞれの光フィルタRx1、Rx2は二つの
信号部分の一方を受信する。光フィルタRx1、Rx2
は、第二のフィルタRx2の往復時間τRX2が第一のフ
ィルタRx1の往復時間τRX1から受信信号の平均光波
周期の約四分の一だけ相違するように互いに離調されて
いる。
【0015】フィルタRxは光学的に平坦で平行な、部
分的に銀色のガラス板からなるファブリー・ペロー干渉
計、またはニオブ酸リチウム(LiNbO3)に基づく
干渉計などのマッハ・ツェンダー干渉計であり得る。ま
た、マイケルソン干渉計、アレイウェーブガイド格子、
またはLyot(リオット)フィルタを使うこともでき
る。
【0016】往復時間はフィルタの特性を表す。ファブ
リー・ペロー干渉計の場合、往復時間は干渉計の二つの
反射表面の間の光波の光伝送路の差、すなわち、反射表
面間で一回反射して戻る光波の走行時間と直接伝送され
た光波の走行時間の差を表す。マッハ・ツェンダー干渉
計の場合、往復時間は干渉計の二つのアームの間の光波
の走行時間の差である。通信では1520nm〜158
0nmといった特定のスペクトル範囲が用いられるた
め、第一のフィルタの往復時間に対する第二のフィルタ
の往復時間を正確にずらす必要はない。例として示す波
長範囲では、1.28fsの往復時間の差(1550n
mでの光波周期の四分の一に相当する)が最適値であ
る。ただし、差が1.3fs±10%の許容範囲に収ま
り、フィルタ離調に対する許容不感損失が1.3fs±
20%であれば十分である。(1500nmは5fsの
光波周期に、1600nmは5.33fsの光波周期に
相当する。)第一の実施形態では、この往復時間の差は
図4に示して得られる。それぞれ第一及び第二のフィル
タRx1及びRx2を構成する第一のフィルタ部FB1
及び第二のフィルタ部FB2を備えたファブリー・ペロ
ー干渉計FPが一つ使用される。これは部分透過性の被
覆MIR1、MIR2を両面に施したガラス板GLAS
からなる。第二のフィルタ部FB2には、例えばガラス
板の片面に同じ屈折率を有する物質の第三の被覆MIR
3が1.3fsの伝送時間の差が得られるような厚さに
施されている。このファブリー・ペロー干渉計FPは、
スプリッタKOPから来るそれぞれ二つの信号部分SI
G1、SIG2が二つのフィルタ部FB1、FB2のそ
れぞれに当たるように受信機R内のビーム経路に置かれ
る。
【0017】図3の二つのフィルタRx1及びRx2の
後には、光信号を電気信号に変換するフォトダイオード
であり得る検波ユニットPD1及びPD2がそれぞれ設
けられる。二つの検波ユニットPD1及びPD2の出力
にはそれぞれ二乗器Q1及びQ2が接続され、二つの出
力信号を二乗する。その後の加算器ADは二つの二乗器
Q1、Q2の二つの二乗された出力信号を加算する。こ
の結果、送信メッセージにより変調された二つのフィル
タの伝達関数の変化にほとんど影響されない変調出力信
号OUTが得られる。フィルタが±1%の範囲内で安定
していれば十分である。二つのフィルタの往復時間の差
だけが上記の範囲内になければならない。
【0018】図3の実施形態の発展形態を図5に示す。
ここで、第一及び第二のフィルタRx1及びRx2はそ
れぞれ相補出力信号を出力する二つの出力P11、P1
2及びP21、P22を備えたフィルタである。本明細
書でいう「相補」とは二つの出力信号の総和がそれぞれ
のフィルタの入力信号に等しいことを意味する。二つの
フィルタのそれぞれの二つの出力信号は別々の検波ユニ
ットPD1、PD3、及びPD2、PD4によって電気
信号に変換される。フィルタRx1及びRx2のそれぞ
れの相補出力信号から生成された二つの電気信号の差分
信号がそれぞれ差動増幅器DIF1及びDIF2で生成
される。これは他のチャンネルからのクスロトークを減
少させるという利点を有する。各フィルタの第二の出力
とそれぞれの検波ユニットの間に接続された可変減衰器
dBによって、クスロトークは特に効果的に補償され
る。
【0019】ファブリー・ペロー干渉計を使用する場
合、二つの相補出力信号はスプリッタKOPから受け取
る入力信号の送信及び反射部分である。反射部分は入力
INに接続された光ファイバから別のスプリッタ(図示
されていない)によって抽出できる。二つの出力アーム
を備えたマッハ・ツェンダー干渉計を使用する場合、二
つの相補出力信号は二つの出力アームからの受信信号の
部分である。
【0020】本発明による受信機の第二の実施形態を図
6に示す。この受信機Rxでも、フィルタ伝達関数は約
±1%の範囲で安定している必要がある。検波ユニット
PD1の前にあるフィルタRxは、フィルタRxの伝送
関数を受信信号のビット伝送レートより高い周波数fで
変調する変調装置MODに接続される。検波ユニットP
D1は送信メッセージで変調された変調電気信号を送信
する。
【0021】フィルタRxは、圧電装置をスペーサとし
て間にはさむ光学的に平坦で平行な、部分的に反射する
複数のガラス板からなるファブリー・ペロー干渉計でも
よい。圧電装置に正弦変調電圧を印加してガラス板の距
離を変化させ、これによってフィルタの伝達関数を変調
する。干渉計のアームの一つの光経路長を変調電圧を印
加することで変化させ得るニオブ酸リチウム(LiNb
3)に基づく干渉計のようなマッハ・ツェンダー干渉
計を使用することもできる。この変形形態でも、フィル
タ伝達関数の変調が達成される。
【0022】第二の実施形態の発展形態を図7に示す。
この発展形態では相補出力信号を出力する二つの出力P
1、P2を備えたフィルタRxを用いる。本明細書でい
う「相補」とは二つの出力信号の総和が入力信号に等し
いことを意味する。二つの出力信号は別々の検波ユニッ
トPD1、PD2によって電気信号に変換され、差動増
幅器DIF内でこれらの差分信号が生成される。これは
他のチャンネルからのクロストークを減少させるという
利点を有する。
【0023】ファブリー・ペロー干渉計を使用する場
合、二つの相補出力信号は通信ネットワークから受信し
た信号の送信及び反射部分である。反射部分は入力IN
に接続された光ファイバからスプリッタによって抽出で
きる。その場合、反射された信号部分の出力と差動増幅
器との間に可変減衰器を配置することが有利である。マ
ッハ・ツェンダー干渉計を使用する場合、二つの相補出
力信号は干渉計の二つの出力アームからの受信信号の部
分である。
【0024】差動増幅器は2極出力信号を出力するた
め、整流器GLをその出力に接合することが有利であ
る。この発展形態を図8に示す。
【0025】整流器の特に簡素な実施形態を図9に示
す。整流器は乗算器M及び積分器INTを含む。乗算器
Mは差動増幅器DIFの2極出力信号を変調装置から出
力される周波数信号で乗算する。周波数信号はフィルタ
Rxの変調に使った信号と同じ信号である。差動増幅器
DIFからの出力信号によるこの周波数信号の同相の乗
算とそれに続く積分器INTによる積分によって、出力
信号の整流が行なわれる。同相の乗算を保証するため、
可変移相器Dが変調装置MODと乗算器Mの間に接続さ
れる。積分器INTは受信信号のビット伝送レートの一
周期に等しい時間間隔にわたって乗算器Mの出力を積分
する。
【0026】本発明は、従来の構成に比べ、受信器フィ
ルタが公称伝達関数から離調する際の受信電力の低下を
少なくすることを確保するための手順が実行されるとい
う事実に基づく。フィルタ伝達関数が公称伝達関数から
ずれると、受信電力は、多数の尖い最小値及び最大値を
有する同調曲線ではなく、この曲線のエンベロープに沿
って変化する。
【0027】マッハ・ツェンダー干渉計の場合、伝達関
数T(f)、すなわちフィルタの出力と入力を数式で表
せば次のようになる。
【0028】
【数1】
【0029】上式でτはフィルタの往復時間である。
【0030】ファブリー・ペロー干渉計またはアレイウ
ェーブガイド格子などのその他のフィルタを使用する場
合、フーリエ級数への拡張によって示されるように同様
の関係が成立する。この結果、τは高次項のみとなり、
これによって次に説明するように同調曲線からのずれが
小さくなる。
【0031】受信機で受信される光電力は次式で与えら
れる。
【0032】
【数2】
【0033】上式でTTx(f)は送信フィルタの伝達関
数、TRx(f)は受信フィルタの伝達関数、S(f)は
送信機内の信号光源のスペクトル分布である。関係式
(1)及び(2)から同調曲線、すなわち、受信機フィ
ルタが送信機フィルタ(公称送信関数)から離れるにし
たがって全受信電力が減少する様子を示す曲線は、信号
光源のスペクトル分布の余弦変換となる。
【0034】この同調曲線を信号光源のガウススペクト
ル分布として図10aに示す。横座標はフィルタの往復
時間τRx/τTxの商として表される送信フィルタに対す
る受信フィルタの離調を示す。縦座標は光源の全出力に
正規化された受信電力を表す。同調曲線は尖い最大及び
最小値を持つ一方、同調曲線のエンベロープは平均値に
ゆっくりと近づき、一定のオフセットとして演繹可能で
ある。
【0035】同調曲線は、受信フィルタが例えば温度変
化などが原因でわずかに離調しても受信電力が極端に減
少し、受信機での信号喪失を招くおそれがあることを示
している。
【0036】図10bに図5及び図7〜9に示す差動増
幅器を使用してクロストークを減少させる場合の2極出
力信号の同調曲線を示す。
【0037】本発明の基本的な考え方は、受信フィルタ
の離調時に、受信電力を図10aまたは10bに示す同
調曲線ではなくこの曲線のエンベロープに沿って変化さ
せる手段を提供することである。これにより、同調曲線
の尖い最小値に起因する信号損失が回避される。
【0038】これは第二のフィルタを使用することで達
成される。受信機フィルタが離調すると、この第二のフ
ィルタを通る信号部分は第二の同調曲線を描く。図10
a及び10bからわかるように、同調曲線のエンベロー
プの下の関数は余弦関数である。第二のフィルタはその
同調曲線が第一のフィルタの同調曲線からこの余弦関数
の四分の一の間隔だけずらされるように第一のフィルタ
から離調している。これは、良く知られているように余
弦関数のn/4の位相シフトに相当し、正弦関数を与え
る。
【0039】一般的な関係式
【0040】
【数3】
【0041】から、同調曲線のエンベロープは二つのフ
ィルタが提供する二つの信号成分を二乗し加算すること
により得られる。
【0042】図11にこれを示す測定された曲線を示
す。図10a及び10bのように、図11は光源の全出
力に対して正規化された受信電力(信号)と、送信フィ
ルタに対する受信フィルタの離調(τRx/τTx)をそれ
ぞれ縦軸と横軸にとったグラフである。この曲線は図5
の構成により記録され、図10bの同調曲線のエンベロ
ープを表す。
【0043】あるいは、受信フィルタの離調の際のこの
エンベロープに沿った変化は、受信信号のビット伝送レ
ートより大きい周波数で受信機フィルタを変調し、次に
1ビットの期間積分することでも得られる。これによっ
て各受信ビットの間に、少なくとも1回、同調曲線の最
大値を通過することが保証される。
【0044】本発明による伝送方法では、例えば直接変
調された広帯域光源が生成する変調光源はまず周期送信
機フィルタで符号化される。符号化された光信号は、通
信ネットワーク上を送信され受信フィルタで復号化さ
れ、上述のいずれかの受信機の検波ユニットによって電
気信号に変換される。
【0045】この伝送方法は、送信フィルタの伝達関数
が約±1%の範囲で安定していることのみが必要である
ため、送信機内でも高価な送信機フィルタの制御が不要
であるという特別の利点を有する。このように、本発明
による受信機の改良によって送信機も簡素化されそのコ
ストが削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数の送信機及び一つの受信機を備えた光通信
システムを示す図である。
【図2】複数の送信機及び一つの受信機を備えた光通信
システムを示す図である。
【図3】本発明による受信機のブロック図である。
【図4】図3の受信機のフィルタを示す図である。
【図5】図3の受信機の発展形態を示す図である。
【図6】本発明による別の受信機のブロック図である。
【図7】図6の受信機の発展形態を示す図である。
【図8】図7の受信機の発展形態を示す図である。
【図9】図8の受信機の発展形態を示す図である。
【図10a】受信機フィルタを同調させた際の受信電力
を示す第一の曲線である。
【図10b】受信機フィルタを同調させた際の受信電力
を示す第二の曲線である。
【図11】受信機フィルタを同調させた際の受信電力を
示す第三の曲線である。
【符号の説明】
AD 加算器 DIF、DIF1 差動増幅器 GL 整流器 IN 入力 INT 積分器 KOP 光スプリッタ M 乗算器 MOD 変調装置 P1、P2、P11、P12 出力 PD1、PD2、PD3 光検波ユニット Q1、Q2 二乗器 R 受信機 Rx フィルタ Rx1、Rx2 周期光フィルタ Tx 送信機フィルタ T 送信機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 26/00 H04L 12/28

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の周期光フィルタ(Rx1)を上流
    に備える第一の光検波ユニット(PD1)を含む、符号
    化された光信号を送信する光通信システム用の受信機
    (R)であって、 往復時間が、受信信号の平均光波周期の約四分の一だけ
    第一のフィルタからシフトされる第二の周期光フィルタ
    (Rx2)と、 第一及び第二フィルタ(Rx1、Rx2)の入力を受信
    機(R)の入力(IN)に接続する光スプリッタ(KO
    P)と、 第二の周期光フィルタ(Rx2)を上流に備える第二の
    光検波ユニット(PD2)と、 前記二つの光検波ユニット(PD1、PD2)の一方を
    それぞれ上流に備えており、供給される信号をそれぞれ
    二乗する二つの二乗器(Q1、Q2)と、 該二つの二乗器(Q1、Q2)の出力信号を加算する加
    算器(AD)とを有することを特徴とする受信機
    (R)。
  2. 【請求項2】 少なくとも第一のフィルタ(Rx1)
    が、第一の光検波ユニット(PD1)に接続された第一
    の出力(P11)に加えて、第一の出力(P11)の相
    補信号であり、第三の光検波ユニット(PD3)に接続
    される第二の出力(P12)を有し、更に第一の光検波
    ユニット(PD1)の出力から第三の光検波ユニット
    (PD3)の出力を差し引く差動増幅器(DIF1)を
    含む請求項1に記載の受信機(R)。
  3. 【請求項3】 送信機フィルタ(Tx)によって送信機
    (T)内で光信号を符号化するステップと、これを第一
    の周期光フィルタ(Rx1)と第一の検波ユニット(P
    D1)を用いて受信機(R)内で第一の電気信号に変換
    するステップとを含む、光通信システム内における符号
    化された光信号を送信する方法であって、 復号化に先立って、符号化された光信号が光スプリッタ
    (KOP)により分割されて第一の周期光フィルタ(R
    x1)と、往復時間が該第一の周期光フィルタ(Rx
    1)の往復時間から受信信号の平均光波周期の約四分の
    一だけシフトされている第二の周期光フィルタ(Rx
    2)とに供給され、 第二の周期光フィルタ(Rx2)によってフィルタリン
    グされた信号部分が第二の検波ユニット(PD2)によ
    って第二の電気信号に変換され、 該第一及び第二の電気信号がそれぞれ第一の二乗器(Q
    1)と第二の二乗器(Q2)によって二乗され、 該二つの二乗された電気信号が加算器(AD)によって
    加算されることを特徴とする符号化された光信号の送信
    方法。
  4. 【請求項4】 周期光フィルタ(Rx)を上流に備える
    光検波ユニットを含む、符号化された光信号を送信する
    光通信システム用の受信機(R)であって、 フィルタ(Rx)の伝達関数を受信信号のビット伝送レ
    ートより高い周波数で変調する変調装置(MOD)を有
    することを特徴とする受信機(R)。
  5. 【請求項5】 フィルタ(Rx)が、第一の光検波ユニ
    ット(PD1)に接続された第一の出力(P1)に加え
    て、第一の出力(P1)の相補信号であり、第二の光検
    波ユニット(PD2)に接続される第二の出力(P2)
    を有し、更に第一の光検波ユニット(PD1)の出力か
    ら第二の光検波ユニット(PD2)の出力を差し引く差
    動増幅器(DIF)をさらに含む請求項4に記載の受信
    機(R)。
  6. 【請求項6】 差動増幅器(DIF)の下流に整流器
    (GL)を有する請求項5に記載の受信機。
  7. 【請求項7】 整流器(GL)が積分器(INT)を下
    流に備える乗算器(M)を有し、該乗算器(M)は差動
    増幅器(DIF)からの出力信号に変調装置(MOD)
    からの出力信号を乗算し、該積分器(INT)は受信信
    号のビット伝送レートの一周期にわたって積分する請求
    項6に記載の受信機。
  8. 【請求項8】 送信機フィルタ(Tx)を用いて送信機
    (T)内で光信号を符号化するステップと、これを第一
    の周期光フィルタ(Rx)と第一の検波ユニット(PD
    1)とを用いて受信機(R)内で光信号を第一の電気信
    号に変換するステップとを含む、光通信システム内にお
    ける符号化された光信号を送信する方法であって、 フィルタ(Rx)の伝達関数が、変調装置(MOD)に
    よって受信信号のビット伝送レールより高い周波数で変
    調されることを特徴とする符号化された光信号の送信方
    法。
  9. 【請求項9】 フィルタ(Rx1、Rx)がファブリー
    ・ペロー干渉計であり、第一の出力(P11、P1)の
    信号及び第二の出力(P12、P2)の信号がそれぞれ
    受信信号の送信部分及び反射部分である請求項2または
    5に記載の受信機。
  10. 【請求項10】 フィルタ(Rx1、Rx)がマッハ・
    ツェンダー干渉計であり、二つの出力信号がマッハ・ツ
    ェンダー干渉計の二つの出力アームからの受信信号の二
    つの部分である請求項2または5に記載の受信機。
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