JPH1185459A - 文字データ符号化方法および記録媒体 - Google Patents

文字データ符号化方法および記録媒体

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JPH1185459A
JPH1185459A JP9236163A JP23616397A JPH1185459A JP H1185459 A JPH1185459 A JP H1185459A JP 9236163 A JP9236163 A JP 9236163A JP 23616397 A JP23616397 A JP 23616397A JP H1185459 A JPH1185459 A JP H1185459A
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JP9236163A
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Inventor
Noriko Yamamuro
典子 山室
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より少ない記憶容量にて効率よく記憶媒体に
格納可能なように文字データを符号化する文字データ符
号化方法を提供する。 【解決手段】 基本的にはASCIIコード表に従っ
て、1文字を1つのコードに符号化するが、複数文字か
らなる特定のキーワードについては、制御文字用に用意
された領域のコード(00H〜1fH)を用いて符号化
する。即ち、文字数とその出現頻度とを考慮して、デー
タ圧縮効果の高いものから順に選択された16個のキー
ワードを、コード10H〜1fHに符号化する。また、
キーワードの文字数n毎に作成したテーブルTBLn
(n=4〜15)に登録されたキーワードを、テーブル
TBLnを特定するために割り当てたコード04H〜0
fHと、各テーブルTBLn毎に登録されたキーワード
を識別するため、これに続けて付加されるの2バイトの
コードとからなる合計3バイトのコードに符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字や記号からな
る文字データを、予め定義された特定バイト数の数値デ
ータである文字変換コード群のいずれかのコードに符号
化する文字データ符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年コンピュータの応用技術の一つとし
て、車載用のナビゲーション装置が知られている。この
ナビゲーション装置では、ディスプレイ上に地図を表示
し、現在地から任意の目的地までの経路設定等を行う
と、その設定に従って経路案内が行われるようにされて
いる。
【0003】しかし、慣れない土地で経路設定する際
に、その目的地や通過地点等を地図上で見つけだすこと
は困難であり、このような地図上での探索作業を容易に
するため、見つけだしたい施設や地点を、その名称や住
所など様々な方法で指定することにより、地図上の地点
を特定する索引機能を設けたものが知られている。
【0004】なお、ナビゲーション装置では、装置構成
や設定操作を簡単にするため、一般的に文字入力用のキ
ーを備えておらず、このため、索引機能は、例えば、図
6(a)に示すように、ディスプレイD上に、地名(都
道府県名,市町村名等)や施設名称,店名等の一覧表を
表示(図6(a)では都道府県名を表示)させ、カーソ
ルを移動させることにより、その一覧表の中から所望の
内容を選択するという方法にて実現されている。このた
め、このような索引機能を可能とするためには、例えば
図6(b)に示すような、これら住所や名称等、一覧表
の作成に必要な情報を記した膨大な量の索引データが必
要であった。
【0005】ところで、一般的に、コンピュータシステ
ムでは、このような文字や記号(以下、文字データとい
う)を、ASCIIコード,JISコード,SHIFT
−JISコード,EUCコード等の数値データ(以下、
総称して文字コードという)に符号化して処理したりメ
モリに記憶したりしており、ディスプレイ等に表示する
際に、この文字コードを文字データに復号化している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの文字
コードは、特定バイト数(例えば、ASCIIコードは
1バイト、JISコード,SHIFT−JISコード,
EUCコードは2バイト)からなり、図7に例示するA
SCIIコード表からもわかるように、一つの文字コー
ドは、単一の文字データに対して割り当てられている。
その結果、文字コードに符号化された文字データをメモ
リに記憶するには、記憶すべき文字数×特定バイト数分
の記憶容量を必要とし、上述のような索引データを全て
記憶するには膨大な記憶容量が必要となるため、装置が
大型化かつ高価なものとなってしまうという問題があっ
た。
【0007】特にナビゲーション装置では、CD−RO
Mの取り替えを不要として操作性を向上させるために
も、この索引データを地図データと共に一枚のCD−R
OMにて収納できることが望ましいが、扱う地図の範囲
が広くなるほど、それに比例して索引データが増大して
しまい、これを実現することが困難であるという問題が
あった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するために、
より少ない記憶容量にて効率よく記憶媒体に格納可能な
ように文字データを符号化する文字データ符号化方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、文字や記号からなる文字データ
を、予め定義された特定バイト数の数値データである文
字変換コード群のコードに符号化する文字データ符号化
方法であって、文字変換コード群のうち、文字データに
対応されていないコードを、連続した複数の文字データ
からなる文字データ列に対応させるための文字列制御用
コードとして用いることを特徴とする。
【0010】つまり、文字列制御用コードにより、その
コードサイズ(特定バイト数)より大きな文字データ列
を表すことが可能なようにされている。従って、本発明
の文字データ符号化方法によれば、当該方法が適用され
た装置にて頻出する文字データの組み合わせを、文字デ
ータ列として定義しておくことにより、複数文字データ
を、通常通りに変換するよりも圧縮して符号化すること
ができ、符号化された文字データをより少ない記憶容量
にて記憶することができる。
【0011】なお、単語の一部を文字データ列としても
よいが、請求項2に記載のように、一つ或いは複数の単
語を文字データ列として用いてもよい。そして、文字列
制御用コードと文字データ列との対応させ方としては、
例えば、請求項3に記載のように、各文字列制御用コー
ドに、それぞれ単一の文字データ列を対応させてもよい
し、また、請求項4に記載のように、文字データ列を、
予め定義された特定バイト数の数値データである文字列
変換コード群のコードに符号化し、文字列制御用コード
は、該文字列制御用コードに続くコードが文字列変換コ
ード群のコードであることを表すために用いるようにし
てもよい。
【0012】そして、文字列制御用コードに単一の文字
データ列を対応させた場合は、復号化する際に、他の文
字コードと同じ早さで復号化することができ、復号時の
処理時間を短縮することができる。一方、文字データ列
を文字列変換コード群のコードに符号化する場合、復号
化する際には、文字列制御用コードを参照後に文字列変
換コードを参照する必要があるため処理量が多少増加す
るが、より多種類の文字データ列を用いることができる
ため、全記憶データの圧縮率を大幅に向上させることが
できる。
【0013】そして、特に、これら両者を組み合わせ、
きわめて頻出する文字データ列を請求項3の方法で符号
化し、それ以外の文字データ列を請求項4の方法で符号
化すれば、文字データを記憶するための記憶容量を大幅
に削減できるだけでなく、復号化時の処理時間も改善さ
れ、より安価で高性能な装置を構成することができる。
【0014】ところで、文字列変換コード群を用いる場
合、請求項5に記載のように、互いに異なる複数種類の
ものを用い、文字列制御用コードを、文字列変換コード
群の種類の識別に用いるようにしてもよい。この場合、
例えば、単一の文字列変換コード群に含まれるコード数
が256個を越える場合、このコードのために2バイト
割り当てなければならないが、これを分割して、一つの
コード群のコード数が256個を越えないようにすれ
ば、コード数を1バイトにすることができ、よりデータ
の圧縮率を向上させることができる。
【0015】また、複数の文字列変換コード群を用いる
場合、請求項6に記載のように、文字列変換コード群
は、文字データ列の文字数毎に異なるものを用いること
が望ましい。このように、文字列制御用コードの値を文
字データ列の文字数に関連づけることにより、文字列変
換コード群のコードの一部を、文字データ列の文字数を
表すために用いる必要がなくなるため、よりデータの圧
縮率を向上させることができる。
【0016】ここで、文字変換コードとしては、例え
ば、請求項7に記載のように、ASCIIコードを用い
ることができる。そして、本発明の文字データ符号化方
法が適用された装置において、制御文字が使用されてい
ない場合には、この制御文字用に割り当てられたコード
(00H〜1fH,図7参照)を、文字列制御用コード
として使用することができる。また、当該方法が適用さ
れた装置において、使用されていない文字や記号があれ
ば、その文字や記号に対応するコードを、文字列制御用
コードとして用いてもよい。なお、文字列制御用コード
のサイズを変えることにより、JIS,SHIFT−J
IS,EUCコードを用いてもよい。
【0017】そして、請求項8に記載のように、請求項
1ないし請求項7のいずれかに記載の文字データ符号化
方法により符号化された文字データを記憶した記憶媒体
では、その記憶媒体の限られた容量内に、より多くの文
字数の文字データを記憶することができる。
【0018】また、請求項9に記載のように、請求項8
に記載の記憶媒体をナビゲーション装置に接続し、例え
ば索引機能に、その文字データを用いれば、膨大な索引
データを必要とするナビゲーション装置にあって、その
操作性を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、本発明の文字データ符号化方法に
より文字データが符号化され記憶された地図検索用の索
引データを利用する実施例の車載用ナビゲーション装置
の全体構成を表すブロック図である。
【0020】本実施例の車載用ナビゲーション装置10
は、図1に示すように、GPS衛星からの信号を受信す
るGPS受信機12と、車輪の回転に応じた検出信号を
出力する車輪速センサ14と、ヨーレートセンサ又は地
磁気センサにより構成される方位センサ16と、地図デ
ータベースを記憶したCD−ROM24からデータを読
み出すためのCD−ROMドライブユニット18と、地
図を表示するための画面,音声によるアナウンスを行う
ためのスピーカ,各種コマンドや数値等を入力するため
の操作パネルを備えたデータ設定/表示装置20と、C
PU,ROM,RAMを備えた周知のマイクロコンピュ
ータを中心に構成され、CD−ROM24に記憶された
地図データベースに基づいて画面上に地図を表示し、G
PS受信機12での受信情報、及び車輪速センサ14,
方位センサ16からの検出情報に基づいて、車両の現在
位置,移動方向,移動量等を算出して画面に表示された
地図上に車両の現在位置を表示すると共に、操作パネル
での操作に従って設定された走行経路に従って、音声な
どにより案内を行う処理を実行するナビゲーションEC
U22と、を備えている。
【0021】ここで、CD−ROM24に記憶される地
図データベースには、地図表示用データの他、住所,建
物の名称や種類等から、地図上の地点を特定するための
索引データが記憶されている。そして、この索引データ
を構成する文字や記号からなる文字データは、基本的に
は図7に示したASCIIコード表に従って符号化され
るが、特定のキーワードについては、以下のような符号
化が施されてCD−ROM24に記憶されている。
【0022】なお、本実施例の車載用ナビゲーション装
置10では、プリンタ等の外部機器を制御しなくてもよ
い構成であるため、ASCIIコードの制御文字を使用
しておらず、この制御文字用に割り当てられるコントロ
ールコード領域(00H〜1fH)のコードを、特定の
キーワードに対応させるため、図2に示すように用いて
いる。
【0023】即ち、図2に示すように、コントロールコ
ード領域のうち10H〜1fHは、それぞれが、特定の
キーワード(以下、定義キーワードという)に直接対応
づけられている。なお、定義キーワードは、2文字以上
の単語のうち、その文字数と索引データ内における出現
頻度とを考慮して、データ圧縮効果の高いものから順に
選択された16個の単語である。
【0024】例えば、‘BEACH’をコード化する
と、{01H}という1バイトのコードに変換され、A
SCIIコードにて単純にコード化すると5バイトの記
憶容量が必要であったものが、1バイトに圧縮されて記
憶されることになる。次に、コントロールコード領域の
うち04H〜0fHは、後述するキーワードテーブルT
BLn(n=4〜15)にそれぞれ対応づけられてい
る。なお、各キーワードテーブルTBLnは、文字数が
nの単語のうち、出現頻度が所定値より高く、且つ上述
の定義キーワードではないものをキーワードとして羅列
したものであり、図3に示すように、各キーワードテー
ブルTBLn内のキーワードを識別するために、2バイ
トのコードが対応づけられている。
【0025】従って、‘PARK’をコード化すると、
キーワードテーブルTBL4を指定するための04H、
キーワードテーブルTBL4内でのコードを表す001
0Hにより、{04H 00H 10H}という3バイ
トのコードに変換され、ASCIIコードにて単純にコ
ード化すると、4バイトの記憶容量が必要であったもの
が、3バイトに圧縮されて記憶されることになる。
【0026】なお、キーワードテーブルTBLnを用い
た符号化では、どのような文字数のキーワードも3バイ
トのコードに変換され、文字数が3以下の単語をキーワ
ードとしてもデータ圧縮効果がないため、ここでは、コ
ントロールコード領域のうち00H〜03Hは未使用に
されている。
【0027】また、上記定義キーワード、又はキーワー
ドテーブルTBLnに登録されたキーワード以外の文字
データ列は、通常通り、ASCIIコード表の文字デー
タ領域(20H〜7fH)での対応関係に従って、各文
字データ毎に1バイトのコードに変換され、例えば、
‘ ’(スペース)は{20H}に、‘A’は{41
H}に変換されて記憶されることになる。
【0028】従って、例えば、‘BEACH SIDE
PARK’という語句は、スペースを含めて15個の
文字データからなり、ASCIIコードにて単純に符号
化すると、データ長を表すため先頭に付加される1バイ
トのデータ(ここでは0fH)を含めて、{0fH 4
2H 45H 41H 43H 48H 20H 53
H 49H 44H 45H 20H 50H 41H
52H 4bH}という16バイトのコード列に変換
されるのであるが、本実施例では、定義キーワードであ
る‘BEACH’、キーワードテーブルTBL4に登録
されたキーワードである‘PARK’を、上述のように
変換し、また、いずれのキーワードでもない‘SID
E’を、各単語間のスペースと共にASCIIコードに
従って変換することにより、データ長を表すために先頭
に付加される1バイトのデータ(ここでは0aH)を含
めて、{0aH 10H 20H 53H 49H 4
4H45H 20H 04H 00H 10H}という
11バイトのコードに変換されることになる。つまり、
CD−ROM24では、文字データは、このような圧縮
された形式のコード列に符号化されて記憶されている。
【0029】次に、このような圧縮された形式のコード
列を、CD−ROM24から読み出して画面に表示する
時などに、元の文字データに復号化する処理について、
図4に示すフローチャートに沿って説明する。本処理が
起動されると、まずS110では、復号化するコード列
の1バイト目のコードCを読み込む。この1バイト目の
コードCには、データ長が格納されているので、続くS
120では、その読み込んだ値(即ちデータ長)をデー
タ長カウンタmに記憶する。
【0030】次のS130では、先に読み込んだコード
Cに続く1バイトのコードCを読み込み、続くS140
では、その読み込んだコードCが、20H以上であるか
否か、即ちASCIIコードの文字コード領域(図7参
照)のコードであるか否かを判断する。そして、肯定判
断された場合は、S150に移行して、ASCIIコー
ドに従って、コードCを単一の文字データに変換し、続
くS160にて、データ長カウンタmを1(S130に
て読み込んだコード分)だけ減じた後、S240に進
む。
【0031】一方、S140にて、否定判断された場合
は、S170に移行して、今度は、コードCが、10H
以上であるか否か、即ち定義キーワード用に割り当てら
れた領域であるか否かを判断し、肯定判断された場合
は、S180に移行する。S180では、コードCと定
義キーワードとの対応関係(図2参照)に従って、コー
ドCをキーワードに変換し、続くS190にて、データ
長カウンタmを1(S130にて読み込んだコード分)
だけ減じた後、S240に進む。
【0032】また、S170にて、否定判断された場合
は、このコードCは、キーワードテーブルTBLnに対
応づけられたものであるとして、S200に移行する。
S200では、コードCの値をキーワード長レジスタn
に記憶し、続くS210では、先のS130にて読み込
んだコードCに続く2バイトのコードCを読み込む。
【0033】そして、S220では、このS210にて
読み込んだ2バイトのコードCを、キーワード長レジス
タnにより指定されるキーワードテーブルTBLnを用
いてキーワードに変換し、続くS230にて、データ長
カウンタmを3(S130及びS210にて読み込んだ
コード分)だけ減じた後、S240に進む。
【0034】S240では、データ長カウンタmがゼロ
より大きいか否か、即ち、まだ変換すべきコードがある
か否かを判断し、肯定判断された場合は、S130に戻
って、上述のS130〜S230の処理を繰り返し実行
する。一方、S240にて、否定判断された場合には、
コード列をすべて文字データに変換したものとして、本
処理を終了する。
【0035】ここで、文字データに変換するためCD−
ROM24から読み出されるコード列が、図5に示すよ
うに、{0aH 10H 20H 53H 49H 4
4H45H 20H 04H 00H 10H}という
11バイトのものである場合を例にして、本処理の内容
をより具体的に説明する。
【0036】即ち、本処理が実行されると、最初のコー
ド{0aH}は、データ長カウンタmに記憶され(S1
10,S120)、このデータ長カウンタmは、以下に
続く10個のコードが逐次処理される毎に減じられてい
く。そして、2番目のコード{10H}は、定義キーワ
ードに対応づけられているので(S130,S170−
YES)、図2に示された定義キーワードの対応関係に
従って、‘BEACH’というキーワードに変換される
(S180)。
【0037】続く3〜8番目のコード{20H},{5
3H},{49H},{44H},{45H},{20
H}は、ASCIIコードの文字コード領域に対応づけ
られているので(S130,S140−YES)、図7
に示されたASCIIコードの文字コード領域での対応
関係に従って、それぞれ、‘ ’,‘S’,‘I’,
‘D’,‘E’,‘ ’という1文字ずつに変換される
(S150)。
【0038】更に、続く9番目のコード{04H}は、
キーワードテーブルTBLnに対応づけられているので
(S130,S170−NO)、この値は、キーワード
長レジスタnに記憶される(S200)と共に、続く2
バイトのコード、即ち10,11番目のコード{001
0H}が読み込まれ(S210)、この読み込まれた2
バイトのコードが、キーワード長レジスタnにより特定
されるキーワードテーブルTBL4(図3参照)に従っ
て、‘PARK’というキーワードに変換される(S2
20)。
【0039】なお、定義キーワードに対応した2番目の
コード、及び文字コード領域に対応した3〜8番目のコ
ードの処理時には、その処理後に、1つのコードについ
て処理を行ったことを表すために、データ長カウンタm
がそれぞれ1ずつ減じられ(S160,S190)、キ
ーワードテーブルTBLnに対応する9番目のコードの
処理時には、その処理時に続けて読み込まれる2つのコ
ードを含めて、3つのコードについて処理を行ったこと
を表すために、データ長カウンタmが3減じられる(S
230)。その結果、9,10,11番目のコードの処
理を終了すると、データ長カウンタmの値がゼロになり
(S240−NO)、本処理が終了する。
【0040】つまり、本処理を実行することにより、C
D−ROM24から読み出された上記11バイトのコー
ド列は、‘BEACH SIDE PARK’という1
5文字の語句に変換され、画面に表示されることにな
る。以上説明したように、本実施例においては、CD−
ROM24に記憶する索引データの文字や記号を、当該
車載用ナビゲーション装置10が使用していないASC
IIコードのコントロールコード領域を利用して、この
コントロールコード領域のコードを、複数の文字や記号
からなるキーワードに対応づけることにより、文字デー
タをASCIIコードに従って単純に符号化する場合よ
り、少ないコード数に圧縮して符号化している。
【0041】従って、本実施例によれば、記憶容量の限
られた1枚のCD−ROM24に、より広範囲な領域に
ついての地図データ及びこれに付随する索引データを記
憶することができる。また、ASCIIコードのコント
ロールコード領域(00H〜1fH)は、コード数(3
2個)が限られているが、本実施例では、この領域のコ
ードの一部(04H〜0fH)を、キーワードの文字数
毎に作成したキーワードテーブルTBLnのいずれかを
特定するために用い、各キーワードテーブルTBLnに
登録されたキーワードを2バイトのコードで識別し、即
ちキーワードテーブルTBLnに登録されたキーワード
を3バイトのコードに符号化するようにされている。
【0042】従って、本実施例によれば、コントロール
コード領域のコード数によらず、多くの単語をキーワー
ドとして登録することができ、即ち、多くの単語(本実
施例では4文字以上のもの)が、圧縮した形式のコード
に符号化されて記憶されているので、高いデータ圧縮率
を実現することができる。
【0043】更に、本実施例では、文字数と出現頻度と
に基づいて算出されるデータ圧縮効率が最も高いものか
ら順に16個の単語が、定義キーワードとして、キーワ
ードテーブルTBLnに用いられていないコントロール
コード領域(10H〜1fH)に直接対応づけられてい
る。この定義キーワードに対応するコードは、文字デー
タに復号化する際に、キーワードテーブルTBLnを参
照する必要がなく、ASCIIコード表に従って符号化
されるコードと同じ速度にて、高速に復号化される。従
って、本実施例によれば、この定義キーワードを用いる
ことにより、装置全体としての復号化処理時の処理効率
を向上させることができる。
【0044】なお、上記実施例では、ASCIIコード
表のうち、00H〜03Hを未使用としたが、この領域
を定義キーワード用に使用してもよい。また、文字数が
多くなるほど、出現頻度の高いキーワードの数は少なく
なるので、このような文字数が多く且つ出現頻度の高い
ものを定義キーワードとし、比較的文字数の少ないキー
ワード(例えば4〜10程度)についてのみ、キーワー
ドテーブルTBLnを作成するようにしてもよい。この
場合、空いたコードは、定義キーワード用に使用すれば
よい。
【0045】また、キーワードテーブルTBLnに対応
させたコードは、いずれかのキーワードテーブルTBL
nを特定できさえすればよく、必ずしも文字数と一致し
ていなくてもよい。更に、同じ文字数のキーワードテー
ブルTBLnを複数設けてもよく、この場合、一つのキ
ーワードテーブルTBLnに含まれるキーワード数が、
256個以下となるようにすれば、キーワードテーブル
TBLn内でキーワードを特定するためのコードを1バ
イトとすることができると共に、キーワードテーブルT
BLnにて、文字数が3のキーワードも圧縮した形式の
コードに符号化することが可能となり、よりデータ圧縮
率を向上させることができる。
【0046】なお、本実施例において定義された例えば
コード領域(04H〜1fH)が本発明の文字列制御用
コードに相当する。但し、未使用コード領域(00H〜
03H)を連続した複数の文字データからなる文字デー
タ列に対応させて使用した場合には、このコード領域
(00H〜03H)も本発明の文字列制御用コードに相
当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の車載用ナビゲーション装置の全体構
成を表すブロック図である。
【図2】 コントロールコード領域の各コードと、キー
ワードテーブル及び定義キーワードとの対応関係を表す
一覧表である。
【図3】 各キーワードテーブルの内容を表す説明図で
ある。
【図4】 コードから文字データに復号化する際の処理
内容を表すフローチャートである。
【図5】 図4に示す処理により復号化される様子を表
す説明図である。
【図6】 索引機能の概要についての説明図である。
【図7】 ASCIIコード表である。
【符号の説明】
10…車載用ナビゲーション装置 12…GPS
受信機 14…車輪速センサ 16…方位セ
ンサ 18…CD−ROMドライブユニット 20…データ
設定/表示装置 22…ナビゲーションECU 24…CD−
ROM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字や記号からなる文字データを、予め
    定義された特定バイト数の数値データである文字変換コ
    ード群のコードに符号化する文字データ符号化方法であ
    って、 前記文字変換コード群のうち、前記文字データに対応さ
    れていないコードを、連続した複数の文字データからな
    る文字データ列に対応させるための文字列制御用コード
    として用いることを特徴とする文字データ符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記文字データ列は、一つ或いは複数の
    単語からなることを特徴とする請求項1に記載の文字デ
    ータ符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記文字列制御用コードには、それぞれ
    単一の文字データ列が対応していることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の文字データ符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記文字データ列を、予め定義された特
    定バイト数の数値データである文字列変換コード群のコ
    ードに符号化し、 前記文字列制御用コードは、該文字列制御用コードに続
    くコードが前記文字列変換コード群のコードであること
    を表すために用いられることを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれかに記載の文字データ符号化方法。
  5. 【請求項5】 前記文字列変換コード群は、互いに異な
    る複数種類のものが用いられ、 前記文字列制御用コードは、前記文字列変換コード群の
    種類の識別に用いられることを特徴とする請求項4に記
    載の文字データ符号化方法。
  6. 【請求項6】 前記文字列変換コード群は、前記文字デ
    ータ列の文字数毎に異なるものが用いられていることを
    特徴とする請求項5に記載の文字データ符号化方法。
  7. 【請求項7】 前記文字変換コードは、ASCIIコー
    ドであり、前記文字列制御用コードとして、制御文字用
    に割り当てられたコードを用いることを特徴とする請求
    項1ないし請求項6のいずれかに記載の文字データ符号
    化方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし請求項7のいずれかに記
    載の文字データ符号化方法により符号化された文字デー
    タを記憶した記憶媒体。
  9. 【請求項9】 前記記憶媒体は、ナビゲーション装置に
    接続され、該記憶媒体に記憶された前記文字データは少
    なくとも前記ナビゲーション装置における索引機能の実
    行の際に用いられるものであることを特徴とする請求項
    8に記載の記憶媒体。
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