JPH1184309A - 両眼映像観察装置 - Google Patents

両眼映像観察装置

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JPH1184309A
JPH1184309A JP9242326A JP24232697A JPH1184309A JP H1184309 A JPH1184309 A JP H1184309A JP 9242326 A JP9242326 A JP 9242326A JP 24232697 A JP24232697 A JP 24232697A JP H1184309 A JPH1184309 A JP H1184309A
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JP
Japan
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optical system
display device
double
light beam
sided display
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Application number
JP9242326A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Osada
英喜 長田
Akira Sato
彰 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型かつ軽量の両眼映像観察装置を提供す
る。 【解決手段】 表裏両面を表示面とした両面表示装置
に、互いに略左右対称な関係にある2つの映像を表示す
る。一方の映像を反転光学系により左右反転して観察者
の一方の眼に導き、他方の映像を非反転光学系により左
右反転させずに他方の眼に導く。反転光学系と非反転光
学系の光路長を等しくして、これらと両眼の間に観察光
学系を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像を表示して観
察者の両眼に与える両眼映像観察装置に関し、特に、装
置全体を小型に形成することが可能な表示装置と光学系
とを備えた両眼映像観察装置に関する。
【0002】
【従来の技術】頭部に装着して使用し眼前に映像を表示
する頭部載置型表示装置(HMD)が、バーチャルリア
リティやフライトシミュレーションの分野で多用されて
いる。HMDは、陰極線管(CRT)や液晶表示装置
(LCD)等の表示装置を1対と、接眼レンズを含む観
察光学系を1対備える構成が一般的であり、観察者は、
表示装置に表示された映像を観察光学系を介して左右両
眼で観察する。表示装置に表示する2つの映像に視差を
もたせると、観察者は奥行きを認識することが可能にな
り、立体感を得ることができる。
【0003】通常、表示装置はそれぞれ独立に、例え
ば、観察者の左右の眼の前方または上方に配置される。
また、表示される左右の映像は、視差に起因する僅かな
差異を除き、同一である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】HMDのように観察者
の身体に装着される映像観察装置は、小型かつ軽量であ
ることが望ましい。このため、CRTに比して軽量で、
しかもはるかに薄く形成することが可能なLCDが多用
されている。しかしながら、2つのLCDを左右独立に
配置する構成では、LCDの面積の2倍の面積を確保す
る必要があり、装置全体を小型化することに大きな制約
がある。
【0005】また、反射型LCDを使用するときや、透
過型LCDをバックライトと組み合わせて使用するとき
は、左右のLCDそれぞれを照明する必要があり、光源
を2つ備えるか、あるいは1つの光源からの光を左右の
LCDに導くための構成を備えるかしなければならず、
これによっても装置の小型化が妨げられる。当然、装置
の軽量化も困難になる。
【0006】本発明は、小型かつ軽量に形成することが
可能な両眼映像観察装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、映像を表示して観察者の両眼に与える両
眼映像観察装置において、互いに略左右対称な関係にあ
る2つの映像の一方を表面に、他方を裏面に表示する両
面表示装置と、両面表示装置の表面に表示された映像を
左右反転させない非反転光学系と、非反転光学系の光路
長と等しい光路長を有し、両面表示装置の裏面に表示さ
れた映像を左右反転させる反転光学系とを備えて、両面
表示装置の表面に表示された映像を非反転光学系を介し
て観察者の一方の眼に与え、両面表示装置の裏面に表示
された映像を反転光学系を介して観察者の他方の眼に与
えるようにする。
【0008】両面表示装置の表面および裏面に表示され
る2つの映像は、略左右対称な関係にあり、一方を左右
反転させることにより略同一の映像となる。ここで、表
面および裏面の呼称は単に両面表示装置の2つの面を区
別するためのものであり、これら2つの面の任意の一方
を表面、他方を裏面とよぶ。非反転光学系と反転光学系
の光路長は等しいから、両光学系と観察者の左右の眼と
の間に左右非等価な光学系を介在させない限り、観察者
の左右の眼には略同一な映像が、等しい大きさで与えら
れる。表示する2つの映像に適度な視差をもたせておけ
ば、観察者は映像を立体的に観察することができる。
【0009】非反転光学系と反転光学系は、具体的に
は、次の2通りの構成とする。第1の構成では、非反転
光学系は、両面表示装置に対して垂直な基準線に沿う方
向に進む両面表示装置の表面からの光束を基準線に対し
て垂直な方向に反射し、その反射先の方向からの光束を
透過させる第1の面と、第1の面によって反射された光
束を逆方向に反射する第2の面より成り、反転光学系
は、基準線に沿う方向に進む両面表示装置の裏面からの
光束を第1の面の反射方向と逆方向に反射する第3の面
より成る。
【0010】両面表示装置の表面からの光束は第1の面
と第2の面によって反射され、裏面からの光束は第3の
面によって反射されて、両者は同じ方向に向けられる。
この方向は両面表示装置の表示面すなわち表裏両面に沿
う方向である。表面からの光束は反射回数が2回である
ため反転しないが、裏面からの光束は反射回数が1回で
あるため反転することになる。ここで、表面からの光束
が第1の面と第2の面の間を往復するとともに第1の面
を1回透過することで、非反転光学系はその光路長の半
分程度の大きさとなる。両面表示装置をその表示面に沿
う方向に移動させると、観察される表面の映像と裏面の
映像は、互いに同じ方向に移動する。
【0011】第2の構成では、非反転光学系は、両面表
示装置に対して垂直な基準線に沿う方向に進む両面表示
装置の表面からの光束を透過させ、その透過先の方向か
らの光束を基準線に対して垂直な方向に反射する第1の
面と、第1の面を透過した光束を逆方向に反射する第2
の面より成り、反転光学系は、基準線に沿う方向に進む
両面表示装置の裏面からの光束を第1の面の反射方向と
同方向に反射する第3の面より成る。
【0012】この構成においても、表面からの光束は第
1の面と第2の面によって反射され、裏面からの光束は
第3の面によって反射されて、両者は両面表示装置の表
示面に沿う同じ方向に向けられる。反射回数が2回であ
る表面からの光束は反転せず、反射回数が1回である裏
面からの光束は反転する。この構成でも、表面からの光
束が第1の面と第2の面の間を往復するとともに第1の
面を1回透過することで、非反転光学系はその光路長の
半分程度の大きさとなる。また、両面表示装置をその表
示面に沿う方向に移動させると、観察される表面の映像
と裏面の映像は、同じ方向に移動する。
【0013】上記のいずれの構成においても、第1の面
が光束を反射し始めてから反射し終わるまでの光路長、
第1の面が光束を透過させ始めてから透過させ終わるま
での光路長、および第3の面が光束を反射し始めてから
反射し終わるまでの光路長を等しくし、両面表示装置の
裏面からの光束が第3の面に入射し始めるまでの光路長
を、両面表示装置の表面からの光束が第1の面に入射し
始めるまでの光路長よりも、第2の面によって反射され
た光束が第1の面に入射し始めるまでの光路長の2倍
と、第1の面が光束を反射し始めてから反射し終わるま
での光路長との和だけ、長くする。
【0014】非反転光学系と反転光学系とでは光束が往
復するか否かの差異があるが、このように設定すること
で両者の光路長が等しくなる。また、両面表示装置の表
面からの光束のどの部位も光路長が等しくなる。したが
って、非反転光学系を介して観察される表面の映像と反
転光学系を介して観察される裏面の映像に大きさの差異
が生じることがなく、それぞれの映像に歪みが生じるこ
ともない。
【0015】非反転光学系および反転光学系を構成する
光学素子としては、例えば、第1の面に薄いハーフミラ
ーを使用し、第3の面に全反射ミラーを使用することが
できる。また、底面が正方形のプリズムの対角面をハー
フミラーとして、これを第1の面として使用し、上記プ
リズムと屈折率が等しく底面が直角二等辺三角形である
プリズムの斜面を全反射ミラーとして、これを第3のミ
ラーとして使用することも可能である。第2の面は単な
る全反射ミラーでよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の両眼映像観察装置
について図面を参照して説明する。図1に、HMDとし
て構成した両眼映像観察装置の外観を示す。HMDは本
体1aと装着部1bを有しており、観察者の頭部に装着
されたときに、本体1aが観察者の両眼の前方に位置す
る。
【0017】第1の実施形態のHMDの本体内部の概略
構成を図2に示す。HMD1は、両面表示装置10、非
反転光学系20、反転光学系30、および接眼レンズを
含む左右1対の観察光学系41、42を備えている。両
面表示装置10は第1のLCD11、第2のLCD1
2、および照明部13を一体化して成る。第1のLCD
11と第2のLCD12は照明部13を挟んで互いに平
行な関係にあり、両面表示装置10の表面と裏面を成
す。LCD11とLCD12に性能上の差異はなく、い
ずれを両面表示装置10の表面としても構わない。
【0018】LCD11、12および照明部13の構成
をそれぞれ図3の(a)および(b)に示す。LCD1
1、12の隣合う端面には、表面と裏面を結ぶ方向に、
電極10aと電極10bが複数形成されている。電極1
0aは、LCD11の液晶セルの一方の面とLCD12
の液晶セルの一方の面にまで延設されており、走査電極
を成す。電極10bは、LCD11の液晶セルの他方の
面とLCD12の液晶セルの他方の面にまで延設されて
おり、信号電極を成す。電極10a、10bは不図示の
駆動回路に接続されており、LCD11、12はその単
一の駆動回路から電圧を印加されて駆動される。
【0019】このように構成されたLCD11とLCD
12は、照明部13に関して対称な関係にあり、LCD
11に表示される映像とLCD12に表示される映像は
互いに左右対称な関係となる。図3の(c)は表示映像
の例を示した透視図である。なお、ここでは画素数が1
60程度の構成例を示しているが、LCD11、12の
解像度は表示する映像の内容に応じて設定する。
【0020】照明部13は、平面状に接合した複数の棒
状のクロスプリズム13aと棒状の光源13bより成
る。光源13bからクロスプリズム13aに向けて発せ
られた光は、各クロスプリズム13aを透過する際に、
進行方向に対して垂直にかつ両側に反射され、LCD1
1およびLCD12を背面から照射する。したがって、
LCD11、12に表示された映像は、両面表示装置1
0の光軸(両面表示装置10に対して垂直でその中心を
通る軸)に略平行な光束として射出される。
【0021】第1のLCD11の光束は、非反転光学系
20および観察光学系41を経て観察者の右眼に与えら
れ、第2のLCD12の光束は、反転光学系30および
観察光学系42を経て観察者の左眼に与えられる。観察
光学系41、42は、映像を拡大するとともに、映像の
上下および左右をそれぞれ反転する機能を有している。
非反転光学系20と反転光学系30は、互いに左右対称
な関係にある2つの表示映像が観察者の眼に与えられる
ときの向きを、同じにするために設けられている。
【0022】非反転光学系20は、2つのプリズム2
1、22と反射ミラー24より成る。プリズム21およ
び22は、それぞれ底面が直角二等辺三角形の三角柱で
あり、斜面同士接合されて正四角柱を形成している。プ
リズム21、22の屈折率は等しい。反射ミラー24は
両面表示装置10に対して垂直に配置され、プリズム2
1、22は、その接合面23が両面表示装置10および
反射ミラー24それぞれに対して45゜傾斜する向きに
配置されている。
【0023】プリズム21、22の接合面23はハーフ
ミラーとされており、両面表示装置10側から入射する
光を反射ミラー24側に反射し、反射ミラー24側から
入射する光を透過させる。したがって、第1のLCD1
1からの光束は、接合面23によって反射されて進路を
90゜変えられ、さらに反射ミラー24によって反射さ
れて進路を180゜変えられ、その後接合面23を透過
してプリズム22を抜ける。光は接合面23と反射ミラ
ー24の間を1回往復することになる。
【0024】反転光学系30は、プリズム31およびプ
リズム32より成る。プリズム31は直方体の形状をし
ており、1つの面が両面表示装置10と平行になるよう
に配置されている。プリズム32はプリズム21、22
と形状、大きさ、屈折率が同じであり、その斜面33は
反射ミラーとされている。プリズム32は斜面33が両
面表示装置10に対して45゜傾斜する向きに配置され
ており、第2のLCD12からの光束は、プリズム31
を透過した後プリズム32に入射し、斜面33によって
反射されて進路を90゜変えられ、プリズム32を抜け
る。
【0025】第1のLCD11の映像は、接合面23と
反射ミラー24とによって都合2回反射されるため、L
CD11に表示された向きを保ったまま観察光学系41
に導かれる。一方、第2のLCD12の映像は、斜面3
3によって一回だけ反射されるため、左右反転して観察
光学系42に導かれる。これにより、観察者に与えられ
る2つの映像の向きが揃えられる。LCD11、12に
表示される映像の向き、非反転光学系20および反転光
学系30内での向き、観察される向きの関係を図4に示
す。
【0026】観察者の両眼に与えられる像は、向きが同
じであるだけでなく、大きさも同じである必要がある。
このため、HMD1では、非反転光学系20の光路長と
反転光学系30の光路長とを等しくするととともに、非
反転光学系20と観察光学系41の距離と反転光学系3
0と観察光学系42の距離を等しくして、LCD11か
ら観察光学系41に至る全光路長と、LCD12から観
察光学系42に至る全光路長を、等しく設定している。
【0027】HMD1の光路を図5に示す。図5におい
て、符号AXは接合面23の中心と斜面33の中心を結
ぶ軸を表している。この中心軸AXは、両面表示装置1
0の光軸に平行であり、図においては一致している。
a、b、cの符号はそれぞれ、実際の距離に媒質(空気
またはプリズム)の屈折率を乗じた光路長を表す。LC
D11とこれに対面するプリズム21の面との間の光路
長はaであり、反射ミラー24とこれに対面するプリズ
ム21の面との間の光路長はcである。また、LCD1
1に対面するプリズム21の面と接合面23との間の中
心軸AX上の光路長はbである。
【0028】したがって、第1のLCD11からの光束
が、接合面23で反射され、反射ミラー24で再度反射
され、接合面23を透過して、プリズム22を通過し終
わるまでの総光路長は(a+b×2+c×2+b×2)
となる。すなわち、非反転光学系20の光路長は(a+
4b+2c)である。
【0029】一方、第2のLCD12とこれに対面する
プリズム31の面との間の光路長はaであり、プリズム
31とプリズム32の間の光路長は2cである。また、
プリズム31内の光路長は2bに設定されている。プリ
ズム32は屈折率および大きさがプリズム21、22と
等しいから、LCD12からの光束のプリズム32内で
の光路長は2bである。
【0030】したがって、第2のLCD12からの光束
が、プリズム31を透過し、プリズム32に入射して斜
面33で反射されて、プリズム32を通過し終わるまで
の総光路長は(a+2b+2c+2b)となる。すなわ
ち、反転光学系30の光路長は(a+4b+2c)であ
り、非反転光学系20の光路長に等しい。
【0031】ここで、非反転光学系20と反転光学系3
0の光路長を等しくするために必須な条件は、LCD1
2からプリズム32までの光路長を(a+2b+2c)
とすることのみである。したがって、例えば、LCD1
2とプリズム31の間の光路長とプリズム31とプリズ
ム32の間の光路長とを逆にしても構わない。プリズム
31は、光路長を等しくする上で必ずしも必要なもので
はないが、このように空気よりも屈折率の大きい媒質を
光路内に介在させることで、LCD12とプリズム32
との距離を短くすることが可能になり、HMD1を小型
化することができる。また、光路長cを0としてもよ
い。その場合、プリズム21と反射ミラー24が接する
ことになり、HMD1がより小型になる。
【0032】上記のように設定された非反転光学系20
は、LCD11のどの部位からの光も同じ光路長で観察
光学系41に導き、反転光学系30は、LCD12のど
の部位からの光も同じ光路長で観察光学系42に導くこ
とができる。よって、観察光学系41、42により左右
の眼に与えられる拡大された映像は、同じ大きさとなり
歪みも生じない。
【0033】ところで、左右の眼の間隔は人によって異
なるから、非反転光学系20から観察光学系41に進む
光束と反転光学系30から観察光学系42に進む光束と
の間隔は、調節可能であることが望ましい。これを実現
するためには非反転光学系20と反転光学系30の光路
長をそれぞれ可変とする必要がある。
【0034】HMD1では、非反転光学系20および観
察光学系41を1つの保持部材に保持し、反転光学系3
0および観察光学系42を別の保持部材に保持して、そ
れぞれを中心軸AX方向に可動とし、等距離ずつ逆方向
に移動させるようにしている。すなわち、光路長aが可
変である。これにより、非反転光学系20と反転光学系
30の光路長を等しく保ちつつ、観察光学系41、42
に向かう光束間の間隔を自在に調節することが可能にな
っている。
【0035】なお、ここでは、表示映像を途中で結像さ
せることなく観察者の眼に直接導く構成としたが、映像
光を途中で一旦結像させ、その像を観察光学系41、4
2を介して観察する構成としてもよい。例えば、観察光
学系41、42の前にスクリーンを配置するとともに、
非反転光学系20および反転光学系30とスクリーンと
の間にそれぞれリレー光学系を配置して、リレー光学系
によってスクリーンに結像させるようにする。非反転光
学系と反転光学系の光路長が等しいため、このような構
成であっても、観察される左右の映像は同じ大きさにな
る。
【0036】第2の実施形態のHMDの概略構成を図6
に示す。このHMD2は、上記HMD1のプリズム2
1、22に代えてハーフミラー25を備え、プリズム3
2に代えて反射ミラー35を備え、プリズム31を省略
したものである。ハーフミラー25は、接合面23と同
じく、第1のLCD11からの光束を反射ミラー24に
向けて反射し、反射ミラー24によって反射された光束
を透過させる。
【0037】HMD2の光路図は図5と同じである。ハ
ーフミラー25および反射ミラー24より成る非反転光
学系20および反射ミラー35より成る反転光学系30
は、媒質が全て空気である点でHMD1と異なるが、こ
こでも非反転光学系20の光路長と反転光学系30の光
路長は、等しく(a+4b+2c)に設定されている。
なお、ハーフミラー25はきわめて薄く形成されてお
り、光路長への寄与は無視できる。
【0038】第2のLCD12と反射ミラー35の間
に、HMD1のプリズム31のような、空気よりも大き
い媒質を介在させて、第2のLCD12と反射ミラー3
5の間隔を短縮するようにしてもよい。HMD2の横幅
をより小さくすることができる。
【0039】第3の実施形態のHMDの概略構成を図7
に示す。このHMD3は、非反転光学系20が第1の実
施形態のHMD1と異なり、他の構成は同じである。H
MD3の非反転光学系20は、2つのプリズム26、2
7と反射ミラー29より成る。プリズム26、27は、
形状、大きさ、屈折率が反転光学系30のプリズム32
と同じで、斜面同士接合されて正四角柱を形成してい
る。プリズム26、27は、その接合面28が両面表示
装置10に対して45゜傾斜する向きに配置されおり、
接合面28の中心とプリズム32の斜面の中心とを結ぶ
中心軸は、両面表示装置10の光軸に平行である。反射
ミラー29はこの中心軸上に、両面表示装置10に対し
て平行に配置されている。
【0040】プリズム26、27の接合面28はハーフ
ミラーとされており、両面表示装置10側から入射する
光を透過させ、反射ミラー29側から入射する光を反射
させる。この反射方向はプリズム32の反射方向と同じ
である。第1のLCD11からの光束は、接合面28を
透過し、反射ミラー29によって反射されて進路を18
0゜変えられ、さらに接合面28によって反射されて進
路を90゜変えられてプリズム27を抜けることにな
り、光は接合面28と反射ミラー29の間を1回往復す
る。
【0041】HMD3の光路を図8に示す。LCD11
とこれに対面するプリズム26の面との間の光路長はa
であり、反射ミラー29とこれに対面するプリズム27
の面との間の光路長はcである。また、LCD11に対
面するプリズム26の面と接合面28との間の中心軸A
X上の光路長はbであり、非反転光学系20の光路長は
反転光学系30の光路長と等しく(a+4b+2c)で
ある。HMD3の非反転光学系20は、プリズムによる
光束の透過と反射の順序が逆である点を除き、HMD1
のものと等価である。
【0042】なお、第2の実施形態のように、プリズム
26、27の接合面28をハーフミラーとすることに代
えて薄板のハーフミラーを備え、プリズム32の斜面を
反射ミラーとすることに代えて平板の反射ミラーを備え
る構成としてもよい。
【0043】第4の実施形態のHMDの概略構成を図9
に示す。このHMD4は、一部に精細度の高い領域を有
する視野角の大きい映像を観察者に提供するためのもの
であり、広視野な映像と高精細な映像を個別に表示し
て、両者の映像光を合成して観察者の眼に与える。高精
細な領域の位置は、観察者の視線の方向に応じて変化さ
せる。
【0044】高精細な映像は両面表示装置60に表示す
る。第1ないし第3の実施形態の両面表示装置10は左
右対称な同一の映像を表示するものであったが、本実施
形態のHMD4では、立体感を観察者に提供するため
に、両面表示装置60は視差のある2つの映像を表面と
裏面に表示する。したがって、表示される映像は互いに
略左右対称な関係である。
【0045】両面表示装置60は、第1のLCD61と
第2のLCD62の間に照明部63を挟み、これらを一
体化して成る。照明部63は、図3(b)に示したHM
D1の照明部13と同様に、複数の棒状のクロスプリズ
ムを平面状に接合して成り、LCD61とLCD62を
背面から垂直に照射する。LCD61とLCD62はそ
れぞれ別の駆動回路によって駆動される。
【0046】第1のLCD61からの光束は非反転光学
系20によって観察光学系41に導かれ、第2のLCD
62からの光束は反転光学系30によって観察光学系4
2に導かれる。非反転光学系20および反転光学系30
は、第1の実施形態のHMD1のものと同じであり、非
反転光学系20における第1のLCD61からの光束の
光路長と、反転光学系30における第2のLCD62か
らの光束の光路長は等しく設定されている。
【0047】広視野な映像はLCD51に表示する。L
CD51は両面表示装置60に対して平行に、HMD4
の側部に配置されている。HMD4は、ハーフミラー5
2、リレー光学系53、反射ミラー54、および2つの
ハーフミラー55、56を備えている。LCD51、ハ
ーフミラー52、リレー光学系53および反射ミラー5
4は両面表示装置60の光軸に平行な直線上に設けられ
ている。
【0048】ハーフミラー55は非反転光学系20と観
察光学系41の間に設けられており、非反転光学系20
からの光を透過させる。ハーフミラー56は反転光学系
30と観察光学系42の間に配置されており、反転光学
系30からの光を透過させる。反射ミラー54およびハ
ーフミラー52は、それぞれハーフミラー55およびハ
ーフミラー56の上方に配置されている。これらのミラ
ーは全て、LCD51からの光束を反射してその進路を
90゜変える向きに配置されている。ハーフミラー52
はLCD51からの光の半分を反射し、残り半分を透過
させる。
【0049】両面表示装置60の第1のLCD61から
の光束は、非反転光学系20によってハーフミラー55
に導かれ、ここでハーフミラー52を透過したLCD5
1からの光束と合成されて、観察光学系41を経て観察
者の左眼に与えられる。第2のLCD62からの光束
は、反転光学系30によってハーフミラー56に導か
れ、ここでハーフミラー52によって反射されたLCD
51からの光束と合成されて、観察光学系42を経て観
察者の右眼に与えられる。
【0050】リレー光学系53は、LCD51から観察
光学系41に至る光路長とLCD51から観察光学系4
2に至る光路長の差を補正し、観察光学系41および4
2に入射するLCD51からの光束を実質的に等しくす
るために設けられている。
【0051】HMD4は、高精細な領域の位置を観察者
の視線の方向に応じて変化させるために、観察者の眼球
の向きを検出する不図示のアイトラッカーと、両面表示
装置60を移動させる駆動機構を備えている。アイトラ
ッカーは、人の眼が感知し得ない波長の光を発する発光
部とその受光部より成り、眼球によって反射された発光
部からの光を受光部で受けて、その像に現れる瞳孔の位
置から眼球の向きを検出する。
【0052】駆動機構の構成を図10に示す。駆動機構
70は、非反転光学系20の中心と反転光学系30の中
心を結ぶ中心軸に対して垂直に固定された固定枠部7
1、固定枠部71に保持され垂直方向に可動な垂直可動
部72、および垂直可動部72に保持され水平方向に可
動な水平可動部73より成り、両面表示装置60は水平
可動部73に固定されている。固定枠部71には垂直可
動部72を移動させるためのインパクト式圧電アクチュ
エータ74が固定されており、垂直可動部72には水平
可動部73を移動させるためのインパクト式圧電アクチ
ュエータ75が固定されている。
【0053】固定枠部71には圧電アクチュエータ74
に下端を結合され上下方向に振動可能な振動軸76が垂
直に設けられており、垂直可動部72には振動軸76が
貫通する貫通孔78が設けられている。振動軸76の外
周面と貫通孔78の内面は摺接しており、その摩擦力
は、垂直可動部72が振動軸76の比較的低速な動きに
のみ追随して振動軸76と共に動く程度に設定されてい
る。固定枠部71には、垂直可動部72の移動を滑らか
に案内するためのガイド軸80も設けられている。
【0054】垂直可動部72には圧電アクチュエータ7
5に一端を結合され水平方向に振動可能な振動軸77が
水平に設けられており、水平可動部73には振動軸77
が貫通する貫通孔79が設けられている。振動軸77の
外周面と貫通孔79の内面は摺接しており、その摩擦力
は、水平可動部73が振動軸77の比較的低速な動きに
のみ追随して振動軸77と共に動く程度に設定されてい
る。
【0055】圧電アクチュエータ74、75は印加され
る駆動電圧に応じて伸張または収縮し、振動軸76、7
7を変位させる。圧電アクチュエータ74、75の伸張
または収縮の速度は印加電圧の波形に依存し、したがっ
て、この波形によって振動軸76、77の変位の速度を
調節することができる。
【0056】ここでは、駆動電圧として鋸歯状パルスを
10ミリ秒程度の短周期で印加することにより、圧電ア
クチュエータ74、75を短い周期で伸縮させて振動軸
76、77を振動させるとともに、振動軸76、77の
それぞれの振動の一方向への変位を高速に、逆方向への
変位を比較的低速に行わせるようにしている。垂直可動
部72は、振動軸76が高速で変位するときは追随せず
に静止し、比較的低速で変位するときは振動軸76とと
もに変位するから、振動軸76の振動により一方向への
変位が累積されて、その方向に移動する。水平可動部7
3の移動も同様である。
【0057】垂直可動部72や水平可動部73の移動量
および移動速度は、それぞれ、駆動電圧の鋸歯状パルス
の数および周期によって調節することができる。また、
それらの移動方向は、鋸歯状パルスの波形の方向、すな
わちパルスの前部と後部のいずれを緩傾斜としいずれを
急傾斜とするか、によって任意に定めることができる。
【0058】照明部63の光源63bは、クロスプリズ
ム63aと分離して、垂直可動部72に備えられてい
る。両面表示装置60と光源63bの間には蛇腹状に形
成された伸縮自在の導光部63cが設けられており、光
源63bが発する光は、導光部63cによって、両面表
示装置60内に配設されたクロスプリズム63aに導か
れる。
【0059】上記構成の駆動機構70に保持された両面
表示装置60は、その表示面に平行な面内で水平方向と
垂直方向に移動可能である。両面表示装置60が移動す
るとき、ハーフミラー55およびハーフミラー56にお
けるLCD61およびLCD62からの光束の移動方向
は同じになる。すなわち、HMD4では、LCD61の
映像とLCD62の映像は互いに略左右対称な関係にあ
りながら、LCD61とLCD62を一体的に移動させ
ることで、これらの映像を同じ方向に移動させることが
可能になっている。
【0060】仮に、LCD61とLCD62に同じ向き
の映像を表示するとすれば、これらをハーフミラー5
5、56に導くための光学系を、両方とも非反転光学系
とするか両方とも反転光学系とする必要があるが、その
ような構成では、両面表示装置が水平方向に移動したと
きのハーフミラー55、56上の光束の移動方向は互い
に逆になり、一方が右に移動すれば他方は左に移動す
る。したがって、その場合は、ハーフミラー55、56
上の光束の移動方向を同じにするためにLCD61とL
CD62を独立に移動させる必要が生じ、両面表示装置
を用いることはできなくなる。また、駆動機構や照明部
も2つ備えなけれならなくなって、装置の小型化、軽量
化が困難になる。
【0061】HMD4は、LCD61、LCD62およ
びLCD51への映像信号の供給と、駆動機構70の動
作を制御するためのマイクロコンピュータを備えてい
る。マイクロコンピュータは、アイトラッカーによって
検出された眼球の向きに応じて、両面表示装置60を移
動させるとともに、LCD61、LCD62に与える映
像信号を変化させる。これにより、広視野な映像の中の
高精細な領域の位置が視線の方向に合致する。また、マ
イクロコンピュータは、高精細な映像と広視野な映像と
が重なり合うことを防止するために、LCD51に与え
る映像信号のうち、高精細な領域に対応する部分を除去
する。
【0062】この制御により、注視する点を含む領域が
常に高精細となる映像が、観察者に提供される。人の視
覚は全視野のうち中央部のきわめて狭い範囲のみを精度
よく識別し得るという特性を有しているから、このよう
に注視点を含む領域を常に高精細にすることで、高い臨
場感が得られる。しかも、第1のLCD61に表示する
映像と第2のLCD62に表示する映像には視差をもた
せるから、観察者は高精細な映像から遠近感を得ること
が可能であり、臨場感は一層高いものとなる。
【0063】左右の眼に与えられる広視野な映像は、L
CD51に表示された同一映像であるため視差をもた
ず、また特に高精細なものでもないが、これにより高い
臨場感が損なわれることはない。なお、表示する映像の
内容によっては、注視点を含む領域が高精細であるだけ
で、視差がなくても十分な臨場感を得ることができる。
高精細な映像に視差をもたせない構成とするときは、前
述のHMD1の両面表示装置10のように、駆動回路を
1つだけ備えればよい。
【0064】
【発明の効果】請求項1の両眼映像観察装置によるとき
は、1つの両面表示装置を使用するだけであるから、表
示装置が占有する面積を従来に比べて半減することが可
能であり、装置全体を小型化することができる。また、
両面表示装置の内側から表面と裏面を同時に照明するこ
とが可能であるから、表面と裏面を個別に照明するため
の構成は不要であり、装置を軽量化することができる。
【0065】請求項2および請求項3の両眼映像観察装
置では、両面表示装置の表裏両面からの光束は互いに平
行な光束とされるから、容易に観察者の左右の眼に導く
ことができる。また、非反転光学系と反転光学系がとも
に簡素な構成である上、非反転光学系において光束が同
一光路を往復するから、簡素かつ小型の装置となる。し
かも、単に両面表示装置をその表示面に沿う方向に移動
させるだけで、観察される左右の映像を同一方向に移動
させることができるから、例えば、観察者の眼球の向き
に応じて観察される映像の位置を移動させる場合でも、
制御はきわめて容易である。
【0066】請求項4の両眼映像観察装置では、大きさ
が等しくしかも歪みのない左右の映像を提供することが
できる。非反転光学系および反転光学系と観察者の両眼
との間に観察光学系を配設する場合でも、映像に歪みは
生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 HMDとして構成した両眼映像観察装置の外
観を示す図。
【図2】 第1の実施形態のHMDの概略構成を示す
図。
【図3】 第1の実施形態のHMDの両面表示装置の構
成と表示例を示す図。
【図4】 両面表示装置に表示される映像の向きと観察
される映像の向きの関係を示す図。
【図5】 第1の実施形態のHMDの光路を示す図。
【図6】 第2の実施形態のHMDの概略構成を示す
図。
【図7】 第3の実施形態のHMDの概略構成を示す
図。
【図8】 第3の実施形態のHMDの光路を示す図。
【図9】 第4の実施形態のHMDの概略構成を示す
図。
【図10】 第4の実施形態のHMDの両面表示装置の
駆動機構の構成を示す図。
【符号の説明】
1、2、3、4 HMD 10 両面表示装置 11、12 LCD 13 照明部 20 非反転光学系 21、22 プリズム 23 プリズム接合面 (第1の面) 24 反射ミラー (第2の面) 25 ハーフミラー (第1の面) 26、27 プリズム 28 プリズム接合面 (第1の面) 29 反射ミラー (第2の面) 30 反転光学系 31 プリズム 32 プリズム 33 プリズム斜面 (第3の面) 35 反射ミラー (第3の面) 41、42 観察光学系 51 LCD 52、55、56 ハーフミラー 53 リレー光学系 54 反射ミラー 60 両面表示装置 61、62 LCD 63 照明部 70 駆動機構 71 固定枠部 72 垂直可動部 73 水平可動部 74、75 圧電アクチュエータ 76、77 振動軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示して観察者の両眼に与える両
    眼映像観察装置において、 互いに略左右対称な関係にある2つの映像の一方を表面
    に、他方を裏面に表示する両面表示装置と、 前記両面表示装置の表面に表示された映像を左右反転さ
    せない非反転光学系と、 前記非反転光学系の光路長と
    等しい光路長を有し、前記両面表示装置の裏面に表示さ
    れた映像を左右反転させる反転光学系とを備え、 前記両面表示装置の表面に表示された映像を前記非反転
    光学系を介して観察者の一方の眼に与え、前記両面表示
    装置の裏面に表示された映像を前記反転光学系を介して
    観察者の他方の眼に与えることを特徴とする両眼映像観
    察装置。
  2. 【請求項2】 前記非反転光学系は、前記両面表示装置
    に対して垂直な基準線に沿う方向に進む前記両面表示装
    置の表面からの光束を前記基準線に対して垂直な方向に
    反射し、その反射先の方向からの光束を透過させる第1
    の面と、前記第1の面によって反射された光束を逆方向
    に反射する第2の面より成り、 前記反転光学系は、前記基準線に沿う方向に進む前記両
    面表示装置の裏面からの光束を前記第1の面の反射方向
    と逆方向に反射する第3の面より成ることを特徴とする
    請求項1に記載の両眼映像観察装置。
  3. 【請求項3】 前記非反転光学系は、前記両面表示装置
    に対して垂直な基準線に沿う方向に進む前記両面表示装
    置の表面からの光束を透過させ、その透過先の方向から
    の光束を前記基準線に対して垂直な方向に反射する第1
    の面と、前記第1の面を透過した光束を逆方向に反射す
    る第2の面より成り、 前記反転光学系は、前記基準線に沿う方向に進む前記両
    面表示装置の裏面からの光束を前記第1の面の反射方向
    と同方向に反射する第3の面より成ることを特徴とする
    請求項1に記載の両眼映像観察装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の面が光束を反射し始めてから
    反射し終わるまでの光路長、前記第1の面が光束を透過
    させ始めてから透過させ終わるまでの光路長、および前
    記第3の面が光束を反射し始めてから反射し終わるまで
    の光路長は等しく、 前記両面表示装置の裏面からの光束が前記第3の面に入
    射し始めるまでの光路長は、前記両面表示装置の表面か
    らの光束が前記第1の面に入射し始めるまでの光路長よ
    りも、前記第2の面によって反射された光束が前記第1
    の面に入射し始めるまでの光路長の2倍と、前記第1の
    面が光束を反射し始めてから反射し終わるまでの光路長
    との和だけ、長いことを特徴とする請求項2または請求
    項3に記載の両眼映像観察装置。
JP9242326A 1997-09-08 1997-09-08 両眼映像観察装置 Pending JPH1184309A (ja)

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JP (1) JPH1184309A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7177080B2 (en) * 2002-03-07 2007-02-13 Flir Systems Ab Method and a device for bi-monocular image transfer

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