JPH1182269A - 内燃機関点火装置 - Google Patents
内燃機関点火装置Info
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- JPH1182269A JPH1182269A JP25278697A JP25278697A JPH1182269A JP H1182269 A JPH1182269 A JP H1182269A JP 25278697 A JP25278697 A JP 25278697A JP 25278697 A JP25278697 A JP 25278697A JP H1182269 A JPH1182269 A JP H1182269A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内燃機関の点火プラグに印加する高電圧を簡
単な回路で確実に発生させることが困難であった。 【解決手段】 直流電源1とグランドとの間に点火コイ
ル2と主トランジスタ3と電流検出抵抗4との直列回路
を接続する。主トランジスタ3のベースを抵抗10を介
して電源1に接続する。電流制御トランジスタ9をベー
スとグランドとの間に接続する。オペアンプ20から成
るボルテージフォロワー回路を設ける。オペアンプ20
の正入力端子aと電流検出抵抗4との間にダイオード2
1を接続する。オペアンプ20の出力電圧を2つの抵抗
22、23で分圧して電流制御トランジスタ9のベース
に加える。
単な回路で確実に発生させることが困難であった。 【解決手段】 直流電源1とグランドとの間に点火コイ
ル2と主トランジスタ3と電流検出抵抗4との直列回路
を接続する。主トランジスタ3のベースを抵抗10を介
して電源1に接続する。電流制御トランジスタ9をベー
スとグランドとの間に接続する。オペアンプ20から成
るボルテージフォロワー回路を設ける。オペアンプ20
の正入力端子aと電流検出抵抗4との間にダイオード2
1を接続する。オペアンプ20の出力電圧を2つの抵抗
22、23で分圧して電流制御トランジスタ9のベース
に加える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の内燃機
関の点火装置に関する。
関の点火装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】従来の典型的な点火装置は、図
1に示すように蓄電池から成る直流電源1と、点火コイ
ル2と、点火制御素子としてのトランジスタ(以下、単
に主トランジスタと言う)3と、電流検出抵抗4と、制
御回路5とを有している。点火コイル2はインダクタン
スを有する1次コイル2aと2次コイル2bから成り、
1次コイル2aの一端が直流電源1の一端に接続されて
いる。1次コイル2aに電磁結合された2次コイル2b
にはダイオード6を介して負荷としての点火プラグ7が
接続されている。点火制御用の主トランジスタ3はドラ
イブ段トランジスタ3aと出力段トランジスタ3bとが
ダーリントン接続された複合トランジスタから成る。こ
の主トランジスタ3の一端(コレクタ)はインダクタン
スコイルとしての1次コイル2aの他端に接続されてい
る。電流検出抵抗4の一端は主トランジスタ3の他端
(エミッタ)に接続され、この電流検出抵抗4の他端は
直流電源1の他端(グランド)に接続されている。制御
回路5は、断続制御スイッチ8と、電流制御トランジス
タ9と、第1、第2、第3及び第4の抵抗10、11、
12、13と、温度補償半導体素子14とから成る。第
1の抵抗10の一端は直流電源1の一端に接続され、こ
の第1の抵抗10の他端は主トランジスタ3の制御端子
(ベース)に第2の抵抗11を介して接続されている。
断続制御スイッチ8はトランジスタから成り、第1の抵
抗10の他端と直流電源1の他端(グランド)との間に
接続され、点火に同期して作成された断続制御信号に応
答してオン・オフする。電流制御トランジスタ9は、主
トランジスタ3のベース電流のバイパスを形成するため
に主トランジスタ3のベースとグランドとの間に接続さ
れている。即ち、電流制御トランジスタ9のコレクタは
主トランジスタ3のベースに接続され、このエミッタは
電源1の他端(グランド)に接続され、このベースは抵
抗12を介して電流検出抵抗4の一端に接続されてい
る。温度補償用半導体素子14はnpn型トランジスタ
のコレクタとベースとを接続してトランジスタのベース
・エミッタ間のpn接合をダイオードとして使用したも
のであり、電流制御トランジスタ9の温度による電流変
化を補償するために電流制御トランジスタ9のベースと
エミッタとの間に抵抗13を介して並列に接続されてい
る。
1に示すように蓄電池から成る直流電源1と、点火コイ
ル2と、点火制御素子としてのトランジスタ(以下、単
に主トランジスタと言う)3と、電流検出抵抗4と、制
御回路5とを有している。点火コイル2はインダクタン
スを有する1次コイル2aと2次コイル2bから成り、
1次コイル2aの一端が直流電源1の一端に接続されて
いる。1次コイル2aに電磁結合された2次コイル2b
にはダイオード6を介して負荷としての点火プラグ7が
接続されている。点火制御用の主トランジスタ3はドラ
イブ段トランジスタ3aと出力段トランジスタ3bとが
ダーリントン接続された複合トランジスタから成る。こ
の主トランジスタ3の一端(コレクタ)はインダクタン
スコイルとしての1次コイル2aの他端に接続されてい
る。電流検出抵抗4の一端は主トランジスタ3の他端
(エミッタ)に接続され、この電流検出抵抗4の他端は
直流電源1の他端(グランド)に接続されている。制御
回路5は、断続制御スイッチ8と、電流制御トランジス
タ9と、第1、第2、第3及び第4の抵抗10、11、
12、13と、温度補償半導体素子14とから成る。第
1の抵抗10の一端は直流電源1の一端に接続され、こ
の第1の抵抗10の他端は主トランジスタ3の制御端子
(ベース)に第2の抵抗11を介して接続されている。
断続制御スイッチ8はトランジスタから成り、第1の抵
抗10の他端と直流電源1の他端(グランド)との間に
接続され、点火に同期して作成された断続制御信号に応
答してオン・オフする。電流制御トランジスタ9は、主
トランジスタ3のベース電流のバイパスを形成するため
に主トランジスタ3のベースとグランドとの間に接続さ
れている。即ち、電流制御トランジスタ9のコレクタは
主トランジスタ3のベースに接続され、このエミッタは
電源1の他端(グランド)に接続され、このベースは抵
抗12を介して電流検出抵抗4の一端に接続されてい
る。温度補償用半導体素子14はnpn型トランジスタ
のコレクタとベースとを接続してトランジスタのベース
・エミッタ間のpn接合をダイオードとして使用したも
のであり、電流制御トランジスタ9の温度による電流変
化を補償するために電流制御トランジスタ9のベースと
エミッタとの間に抵抗13を介して並列に接続されてい
る。
【0003】図1の回路において、断続制御スイッチ8
がオフになると、抵抗10、11を介して主トランジス
タ3にベース電流が流れ込み、主トランジスタ3がオン
になる。これにより、電源1と1次コイル2aと主トラ
ンジスタ3と電流検出抵抗4から成る1次側閉回路が形
成され、この閉回路に1次電流I1 が流れる。この1次
電流I1 は、1次コイル2aのインダクタンスのために
時間の経過と共に増大する傾斜電流(三角波電流)とな
る。抵抗値Rc の電流検出抵抗4からは1次電流I1 に
対応した電圧I1 Rc が得られ、抵抗12、13と温度
補償半導体素子14の抵抗値とから成る分圧回路で分圧
されて電流制御トランジスタ9のベース・エミッタ間に
印加される。電流制御トランジスタ9のベース・エミッ
タ間にしきい値以上の電圧が印加されると、この電流制
御トランジスタ9がオンになり、主トランジスタ3のベ
ース電流のバイパスが形成され、主トランジスタ3のベ
−ス電流及びコレクタ電流が一定に制御される。その
後、断続制御スイッチ8がオンに転換すると、主トラン
ジスタ3のベ−ス電流が遮断され、主トランジスタ3が
オフに転換する。主トランジスタ3のオフによってイン
ダクタンスを有する1次コイル2aの1次電流I1 が急
激に減少すると、1次コイル2a及び2次コイル2bに
高電圧が発生し、これが点火プラグ7に印加され、点火
動作が生じる。点火により、内燃機関が動作すると、こ
れが検出され、次の断続制御信号が形成される。
がオフになると、抵抗10、11を介して主トランジス
タ3にベース電流が流れ込み、主トランジスタ3がオン
になる。これにより、電源1と1次コイル2aと主トラ
ンジスタ3と電流検出抵抗4から成る1次側閉回路が形
成され、この閉回路に1次電流I1 が流れる。この1次
電流I1 は、1次コイル2aのインダクタンスのために
時間の経過と共に増大する傾斜電流(三角波電流)とな
る。抵抗値Rc の電流検出抵抗4からは1次電流I1 に
対応した電圧I1 Rc が得られ、抵抗12、13と温度
補償半導体素子14の抵抗値とから成る分圧回路で分圧
されて電流制御トランジスタ9のベース・エミッタ間に
印加される。電流制御トランジスタ9のベース・エミッ
タ間にしきい値以上の電圧が印加されると、この電流制
御トランジスタ9がオンになり、主トランジスタ3のベ
ース電流のバイパスが形成され、主トランジスタ3のベ
−ス電流及びコレクタ電流が一定に制御される。その
後、断続制御スイッチ8がオンに転換すると、主トラン
ジスタ3のベ−ス電流が遮断され、主トランジスタ3が
オフに転換する。主トランジスタ3のオフによってイン
ダクタンスを有する1次コイル2aの1次電流I1 が急
激に減少すると、1次コイル2a及び2次コイル2bに
高電圧が発生し、これが点火プラグ7に印加され、点火
動作が生じる。点火により、内燃機関が動作すると、こ
れが検出され、次の断続制御信号が形成される。
【0004】ところで、図1の回路では、主トランジス
タ3のベ−ス電流を一定に制御するためには電流検出抵
抗4から少なくとも電流制御トランジスタ9のベース・
エミッタ間電圧VBEに相当する検出電圧を得なければな
らず、電流検出抵抗4の値Rc が比較的大きくなる。電
流検出抵抗4は、主トランジスタ3のコレクタ電流及び
ベース電流の経路に接続されているので、これ等を制限
するように作用し、電流検出抵抗4が大きい場合におい
て電源1の電圧が低下すると、その電源電圧で主トラン
ジスタ3に流れる電流値が決まり、主トランジスタ3に
十分な電流が流れず、主トランジスタ3のタ−ンオフ時
に十分に高い電圧が2次コイル2bに得られない。この
種の問題は点火コイル2の小型化を図るために1次コイ
ル2aの巻数を減らしている場合に顕著に生じる。ま
た、温度補償半導体素子14は、電流制御トランジスタ
9のベース・エミッタ間に並列に接続されているので、
電流制御トランジスタ9のベース電流を低減させるよう
に作用し、電流制御トランジスタ9の十分なドライブを
妨害し、電源1の電圧変化に拘らず1次電流I1 の最大
値を一定に保つことを更に困難にする。
タ3のベ−ス電流を一定に制御するためには電流検出抵
抗4から少なくとも電流制御トランジスタ9のベース・
エミッタ間電圧VBEに相当する検出電圧を得なければな
らず、電流検出抵抗4の値Rc が比較的大きくなる。電
流検出抵抗4は、主トランジスタ3のコレクタ電流及び
ベース電流の経路に接続されているので、これ等を制限
するように作用し、電流検出抵抗4が大きい場合におい
て電源1の電圧が低下すると、その電源電圧で主トラン
ジスタ3に流れる電流値が決まり、主トランジスタ3に
十分な電流が流れず、主トランジスタ3のタ−ンオフ時
に十分に高い電圧が2次コイル2bに得られない。この
種の問題は点火コイル2の小型化を図るために1次コイ
ル2aの巻数を減らしている場合に顕著に生じる。ま
た、温度補償半導体素子14は、電流制御トランジスタ
9のベース・エミッタ間に並列に接続されているので、
電流制御トランジスタ9のベース電流を低減させるよう
に作用し、電流制御トランジスタ9の十分なドライブを
妨害し、電源1の電圧変化に拘らず1次電流I1 の最大
値を一定に保つことを更に困難にする。
【0005】図1の回路の欠点を解決する点火装置とし
て図2に示す回路がある。図2の回路は例えば特開昭6
3−239368号に示されているものであって、スイ
ッチ制御回路5に比較回路15と温度補償機能を有する
基準電圧源16とを有する。なお、図2において図1と
実質的に同一の部分には同一の符号が付されている。図
2の回路においては、電流検出抵抗4の電圧と基準電圧
回路16の基準電圧が比較回路15で比較され、この比
較出力で電流制御トランジスタ9が制御される。従っ
て、電流検出抵抗4の電圧値がトランジスタのベース・
エミッタ間電圧VBE以上に設定されていない場合でも原
理的には動作可能である。しかし、温度補償機能を有す
る基準電圧回路16は、主トランジスタ3のベースとグ
ランドとの間に接続されているので、主トランジスタ3
のベース駆動電力の一部を使用することになり、主トラ
ンジスタ3の駆動に対して不利に働く。また、基準電圧
回路16は比較的複雑になり、コストの点で不利であ
る。
て図2に示す回路がある。図2の回路は例えば特開昭6
3−239368号に示されているものであって、スイ
ッチ制御回路5に比較回路15と温度補償機能を有する
基準電圧源16とを有する。なお、図2において図1と
実質的に同一の部分には同一の符号が付されている。図
2の回路においては、電流検出抵抗4の電圧と基準電圧
回路16の基準電圧が比較回路15で比較され、この比
較出力で電流制御トランジスタ9が制御される。従っ
て、電流検出抵抗4の電圧値がトランジスタのベース・
エミッタ間電圧VBE以上に設定されていない場合でも原
理的には動作可能である。しかし、温度補償機能を有す
る基準電圧回路16は、主トランジスタ3のベースとグ
ランドとの間に接続されているので、主トランジスタ3
のベース駆動電力の一部を使用することになり、主トラ
ンジスタ3の駆動に対して不利に働く。また、基準電圧
回路16は比較的複雑になり、コストの点で不利であ
る。
【0006】そこで、本発明の目的は、電流検出抵抗値
を小さくすることができ且つ温度補償が可能な電流制御
回路内蔵の内燃機関点火装置を提供することにある。
を小さくすることができ且つ温度補償が可能な電流制御
回路内蔵の内燃機関点火装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、上記
目的を達成するための本発明は、直流電源と、内燃機関
の点火プラグに電圧を供給するための点火スコイルと、
点火制御素子と、電流検出抵抗と、制御回路とを有し、
前記点火コイルの一端が前記直流電源の一端に接続さ
れ、前記点火制御素子の一端が前記点火コイルの他端に
接続され、前記電流検出抵抗の一端が前記点火制御素子
の他端に接続され、前記電流検出抵抗の他端が前記直流
電源の他端に接続され、前記制御回路に基づいて前記点
火制御素子を制御することによって前記点火コイルから
出力電圧を得るように構成された内燃機関点火装置であ
って、前記制御回路が、断続制御スイッチと、電流制御
トランジスタと、ボルテージフォロワー回路と、ダイオ
ードと、第1、第2及び第3の抵抗とを有し、前記第1
の抵抗の一端は前記直流電源の一端又は別の直流電源の
一端に接続され、前記第1の抵抗の他端は前記点火制御
素子の制御端子に接続され、前記断続制御スイッチは前
記点火プラグの点火動作に同期している断続制御信号に
応答して前記直流電源に基づく前記点火制御素子の駆動
を断続させるように前記点火制御素子の制御端子に接続
され、前記電流制御トランジスタのコレクタは前記点火
制御素子の制御端子に接続され、前記電流制御トランジ
スタのエミッタは前記直流電源の他端に接続され、前記
ボルテージフォロワー回路の入力端子は前記ダイオード
を介して前記電流検出抵抗の一端に接続され、前記ダイ
オードは前記点火制御素子のオン期間に順方向バイアス
される方向性を有し、前記第2の抵抗は前記ボルテージ
フォロワー回路の出力端子と前記電流制御トランジスタ
のベースとの間に接続され、前記第3の抵抗は前記電流
制御トランジスタのベースと前記直流電源の他端との間
に接続されていることを特徴とする内燃機関点火装置に
係わるものである。
目的を達成するための本発明は、直流電源と、内燃機関
の点火プラグに電圧を供給するための点火スコイルと、
点火制御素子と、電流検出抵抗と、制御回路とを有し、
前記点火コイルの一端が前記直流電源の一端に接続さ
れ、前記点火制御素子の一端が前記点火コイルの他端に
接続され、前記電流検出抵抗の一端が前記点火制御素子
の他端に接続され、前記電流検出抵抗の他端が前記直流
電源の他端に接続され、前記制御回路に基づいて前記点
火制御素子を制御することによって前記点火コイルから
出力電圧を得るように構成された内燃機関点火装置であ
って、前記制御回路が、断続制御スイッチと、電流制御
トランジスタと、ボルテージフォロワー回路と、ダイオ
ードと、第1、第2及び第3の抵抗とを有し、前記第1
の抵抗の一端は前記直流電源の一端又は別の直流電源の
一端に接続され、前記第1の抵抗の他端は前記点火制御
素子の制御端子に接続され、前記断続制御スイッチは前
記点火プラグの点火動作に同期している断続制御信号に
応答して前記直流電源に基づく前記点火制御素子の駆動
を断続させるように前記点火制御素子の制御端子に接続
され、前記電流制御トランジスタのコレクタは前記点火
制御素子の制御端子に接続され、前記電流制御トランジ
スタのエミッタは前記直流電源の他端に接続され、前記
ボルテージフォロワー回路の入力端子は前記ダイオード
を介して前記電流検出抵抗の一端に接続され、前記ダイ
オードは前記点火制御素子のオン期間に順方向バイアス
される方向性を有し、前記第2の抵抗は前記ボルテージ
フォロワー回路の出力端子と前記電流制御トランジスタ
のベースとの間に接続され、前記第3の抵抗は前記電流
制御トランジスタのベースと前記直流電源の他端との間
に接続されていることを特徴とする内燃機関点火装置に
係わるものである。
【0008】
【発明の作用及び効果】本発明におけるダイオードは、
この順方向電圧VF によって電流検出抵抗の電圧にバイ
アスを与える作用を有する他に、電流制御トランジスタ
の温度補償作用を有する。本発明の装置は、図2の従来
回路の基準電圧回路16に相当するものを含まないの
で、電源1の負担が軽減され、点火制御素子を十分に動
作させて点火コイルの電流の最大値を十分に大きくし、
点火コイルに十分に高い電圧を確実に得ることができ
る。また、簡単な回路構成によって、良好な電流制御特
性を得ることができる。
この順方向電圧VF によって電流検出抵抗の電圧にバイ
アスを与える作用を有する他に、電流制御トランジスタ
の温度補償作用を有する。本発明の装置は、図2の従来
回路の基準電圧回路16に相当するものを含まないの
で、電源1の負担が軽減され、点火制御素子を十分に動
作させて点火コイルの電流の最大値を十分に大きくし、
点火コイルに十分に高い電圧を確実に得ることができ
る。また、簡単な回路構成によって、良好な電流制御特
性を得ることができる。
【0009】
【実施形態及び実施例】次に、図3を参照して本発明の
実施例に係わる内燃機関(自動車)の点火装置を説明す
る。但し、図3において図1と実質的に同一の部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。図3の回路に
おいても、負荷としての点火プラグ7に電力(高電圧)
を供給するために、蓄電池から成る直流電源1、インダ
クタンスコイルとしての点火コイル2、点火制御素子と
しての主トランジスタ3、電流検出抵抗4、断続制御ス
イッチ8、電流制御トランジスタ9、ベース電流制限用
の第1の抵抗10が図1の回路と同様に設けられてい
る。
実施例に係わる内燃機関(自動車)の点火装置を説明す
る。但し、図3において図1と実質的に同一の部分には
同一の符号を付してその説明を省略する。図3の回路に
おいても、負荷としての点火プラグ7に電力(高電圧)
を供給するために、蓄電池から成る直流電源1、インダ
クタンスコイルとしての点火コイル2、点火制御素子と
しての主トランジスタ3、電流検出抵抗4、断続制御ス
イッチ8、電流制御トランジスタ9、ベース電流制限用
の第1の抵抗10が図1の回路と同様に設けられてい
る。
【0010】本発明に従って構成された制御回路5aは
断続制御スイッチ8、npn型シリコントランジスタか
ら成る電流制御トランジスタ9及び第1の抵抗10の他
に、ボルテージフォロワー回路を構成するための差動増
幅器から成るオペアンプ(オペレーション・アンプ即ち
演算増幅器)20、シリコンダイオード21、第2、第
3及び第4の抵抗22、23、24を有する。オペアン
プ20によって増幅度1の非反転増幅器即ちボルテージ
フォロワー(voltage follwer)回路を構成するために
オペアンプ20の負入力端子bと出力端子cとが互いに
接続されている。オペアンプ20の正入力端子aはダイ
オード21を介して電流検出抵抗4の一端に接続されて
いる。オペアンプ20の正入力端子aからダイオード2
1に順方向バイアス電圧が印加されている。オペアンプ
20の出力端子cは第2の抵抗22を介して電流制御ト
ランジスタ9のベースに接続されている。第3の抵抗2
3はオペアンプ20の出力を分圧して電流制御トランジ
スタ9に供給するためにトランジスタ9のベースとグラ
ンドとの間に接続されている。オペアンプ20の電源端
子dは第4の抵抗24を介して主トランジスタ3のベー
スに接続され、グランド端子eはグランドに接続されて
いる。従って、オペアンプ20は、主トランジスタ3の
オン期間に、このベース・エミッタ間電圧VBEと電流検
出抵抗4の電圧Va との和の電圧VBE+Va で駆動され
る。なお、本実施例では、主トランジスタ3、電流検出
抵抗4、電流制御トランジスタ9、オペアンプ20、ダ
イオード21、第2、第3及び第4の抵抗22、23、
24が1つの集積回路で構成されている。図3において
断続制御スイッチ8に接続された断続制御信号形成回路
17は点火プラグ7の点火動作に同期して図4(A)に
示す断続制御信号S1 を形成するためにの周知の回路で
ある。
断続制御スイッチ8、npn型シリコントランジスタか
ら成る電流制御トランジスタ9及び第1の抵抗10の他
に、ボルテージフォロワー回路を構成するための差動増
幅器から成るオペアンプ(オペレーション・アンプ即ち
演算増幅器)20、シリコンダイオード21、第2、第
3及び第4の抵抗22、23、24を有する。オペアン
プ20によって増幅度1の非反転増幅器即ちボルテージ
フォロワー(voltage follwer)回路を構成するために
オペアンプ20の負入力端子bと出力端子cとが互いに
接続されている。オペアンプ20の正入力端子aはダイ
オード21を介して電流検出抵抗4の一端に接続されて
いる。オペアンプ20の正入力端子aからダイオード2
1に順方向バイアス電圧が印加されている。オペアンプ
20の出力端子cは第2の抵抗22を介して電流制御ト
ランジスタ9のベースに接続されている。第3の抵抗2
3はオペアンプ20の出力を分圧して電流制御トランジ
スタ9に供給するためにトランジスタ9のベースとグラ
ンドとの間に接続されている。オペアンプ20の電源端
子dは第4の抵抗24を介して主トランジスタ3のベー
スに接続され、グランド端子eはグランドに接続されて
いる。従って、オペアンプ20は、主トランジスタ3の
オン期間に、このベース・エミッタ間電圧VBEと電流検
出抵抗4の電圧Va との和の電圧VBE+Va で駆動され
る。なお、本実施例では、主トランジスタ3、電流検出
抵抗4、電流制御トランジスタ9、オペアンプ20、ダ
イオード21、第2、第3及び第4の抵抗22、23、
24が1つの集積回路で構成されている。図3において
断続制御スイッチ8に接続された断続制御信号形成回路
17は点火プラグ7の点火動作に同期して図4(A)に
示す断続制御信号S1 を形成するためにの周知の回路で
ある。
【0011】図4は図3の回路の各部の状態を示すもの
である。図4のt0 時点で断続制御スイッチ8の制御信
号S1 が低レベル状態になり、この断続制御スイッチ8
がオフになると、抵抗10を介して主トランジスタ3に
ベース電流IB が流入し、主トランジスタ3がオンにな
る。主トランジスタ3がリニア領域(非飽和領域)で動
作するように設定されている。主トランジスタ3のオン
期間には1次コイル2aに電源1の電圧が印加される
と、1次コイル2aはインダクタンスLを有するので、
1次電流I1 が図4(B)に示すように傾斜を有して増
大する。1次コイル2aにコア(磁心)2cを介して電
磁結合された2次コイル2bにはギャップを有する点火
プラグ7が接続されているので、点火するまでは2次側
が開放状態であり、2次電流は流れない。従って、主ト
ランジスタ3のオン期間に点火コイル2のコア2cに磁
気エネルギーが蓄積される。1次電流I1 が時間と共に
増大すると、電流検出抵抗4の電圧Va が1次電流I1
に比例して図4(C)に示すように増大する。オペアン
プ20の正入力端子と電流検出抵抗4との間にダイオー
ド21が接続され、主トランジスタ3のオン期間に、こ
のダイオード21が導通しているので、オペアンプ20
の正入力端子aにダイオード21の順方向電圧VF と電
流検出抵抗4の電圧Va との和の電圧Va +VF が印加
される。ボルテージフォロワー回路は増幅度が1である
からオペアンプ20の出力電圧Vb は図4(D)に示す
ように入力電圧と同一のVa +VF となる。なお、ダイ
オード21のアノードはオペアンプ内の高抵抗を介して
電源端子dに接続されているので、このダイオード21
を通って流れる電流は無視することができる程度の微小
である。図4(D)に示すオペアンプ20の出力電圧V
b は2つの抵抗22、23で分圧されて電流制御トラン
ジスタ9のベース・エミッタ間に印加される。オペアン
プ20の出力電圧Vb は電流検出電圧Va がゼロの時で
もダイオード21の順方向電圧VF を有する。従って、
電流検出抵抗4の抵抗値Rc を小さく設定しても、電流
制御トランジスタ9をオンにすることができる。図4
(D)に示すオペアンプ出力電圧Vb を抵抗22、23
で分圧した値が図4のt1 時点で電流制御トランジスタ
9のベース・エミッタ間電圧VBEのしきい値に達する
と、この電流制御トランジスタ9がオンになり、主トラ
ンジスタ3のベース電流のバイパス回路が形成され、主
トランジスタ3のベース電流IB が一定に制御される。
その後、t2 時点で図4(A)に示す断続制御信号が高
いレベルになり、断続制御スイッチ8がオンになると、
主トランジスタ3のベ−ス電流がゼロになり、主トラン
ジスタ3がオフに転換し、オン期間が終了する。これに
より、点火コイル2の蓄積エネルギーの放出によって2
次コイル2bに高電圧が発生し、点火プラグ7に火花放
電が生じ、内燃機関が動作する。断続制御信号回路17
は点火プラグ7の点火に応答して所定時間又は所望時間
後に再び断続制御スイッチ8をオフにするための低レベ
ル出力を発生する。図3の制御回路5aの温度変化が生
じると、シリコンから成る電流制御トランジスタ9のベ
ース・エミッタ間電圧VBEのしきい値が2.2〜2.4
mV/℃の温度特性を有して変化する。しかし、オペアン
プ20の出力電圧Vb がVF +Vaであり、ダイオード
21の順方向電圧VF に依存しているので、電流制御ト
ランジスタ9のしきい値を補償することができ、主トラ
ンジスタ3の電流制限値のバラツキを少なくすることが
できる。
である。図4のt0 時点で断続制御スイッチ8の制御信
号S1 が低レベル状態になり、この断続制御スイッチ8
がオフになると、抵抗10を介して主トランジスタ3に
ベース電流IB が流入し、主トランジスタ3がオンにな
る。主トランジスタ3がリニア領域(非飽和領域)で動
作するように設定されている。主トランジスタ3のオン
期間には1次コイル2aに電源1の電圧が印加される
と、1次コイル2aはインダクタンスLを有するので、
1次電流I1 が図4(B)に示すように傾斜を有して増
大する。1次コイル2aにコア(磁心)2cを介して電
磁結合された2次コイル2bにはギャップを有する点火
プラグ7が接続されているので、点火するまでは2次側
が開放状態であり、2次電流は流れない。従って、主ト
ランジスタ3のオン期間に点火コイル2のコア2cに磁
気エネルギーが蓄積される。1次電流I1 が時間と共に
増大すると、電流検出抵抗4の電圧Va が1次電流I1
に比例して図4(C)に示すように増大する。オペアン
プ20の正入力端子と電流検出抵抗4との間にダイオー
ド21が接続され、主トランジスタ3のオン期間に、こ
のダイオード21が導通しているので、オペアンプ20
の正入力端子aにダイオード21の順方向電圧VF と電
流検出抵抗4の電圧Va との和の電圧Va +VF が印加
される。ボルテージフォロワー回路は増幅度が1である
からオペアンプ20の出力電圧Vb は図4(D)に示す
ように入力電圧と同一のVa +VF となる。なお、ダイ
オード21のアノードはオペアンプ内の高抵抗を介して
電源端子dに接続されているので、このダイオード21
を通って流れる電流は無視することができる程度の微小
である。図4(D)に示すオペアンプ20の出力電圧V
b は2つの抵抗22、23で分圧されて電流制御トラン
ジスタ9のベース・エミッタ間に印加される。オペアン
プ20の出力電圧Vb は電流検出電圧Va がゼロの時で
もダイオード21の順方向電圧VF を有する。従って、
電流検出抵抗4の抵抗値Rc を小さく設定しても、電流
制御トランジスタ9をオンにすることができる。図4
(D)に示すオペアンプ出力電圧Vb を抵抗22、23
で分圧した値が図4のt1 時点で電流制御トランジスタ
9のベース・エミッタ間電圧VBEのしきい値に達する
と、この電流制御トランジスタ9がオンになり、主トラ
ンジスタ3のベース電流のバイパス回路が形成され、主
トランジスタ3のベース電流IB が一定に制御される。
その後、t2 時点で図4(A)に示す断続制御信号が高
いレベルになり、断続制御スイッチ8がオンになると、
主トランジスタ3のベ−ス電流がゼロになり、主トラン
ジスタ3がオフに転換し、オン期間が終了する。これに
より、点火コイル2の蓄積エネルギーの放出によって2
次コイル2bに高電圧が発生し、点火プラグ7に火花放
電が生じ、内燃機関が動作する。断続制御信号回路17
は点火プラグ7の点火に応答して所定時間又は所望時間
後に再び断続制御スイッチ8をオフにするための低レベ
ル出力を発生する。図3の制御回路5aの温度変化が生
じると、シリコンから成る電流制御トランジスタ9のベ
ース・エミッタ間電圧VBEのしきい値が2.2〜2.4
mV/℃の温度特性を有して変化する。しかし、オペアン
プ20の出力電圧Vb がVF +Vaであり、ダイオード
21の順方向電圧VF に依存しているので、電流制御ト
ランジスタ9のしきい値を補償することができ、主トラ
ンジスタ3の電流制限値のバラツキを少なくすることが
できる。
【0012】上述から明らかなように、図3の回路で
は、ダイオード21の順方向電圧VFによって電流検出
電圧Va がバイアスされているので、電流検出電圧Va
が電流制御トランジスタ9のベース・エミッタ間電圧V
BEよりも低くても、電流制御トランジスタ9をオンにす
ることができる。従って、電流検出抵抗4の値を小さく
設定することができ、電源電圧が低下した時でも主トラ
ンジスタ3のオン時の1次コイル2aの電流を十分に大
きくすることができる。また、図3の回路は図2の従来
回路の基準電圧回路16に相当するものを含んでいない
ので、電源1の負担を軽減させることができるのみでな
く、主トランジスタ3に対するベース電流が基準電圧回
路16の電流として取られることがないため主トランジ
スタ3に十分なベース電流を供給することが可能な点火
装置を提供することができる。また、オペアンプ20に
よる利得1のボルテージフォロワー回路を使用するため
に電流制限動作時の発振が生じ難くなり、発振防止用コ
ンデンサ等を設けることが不要になる。
は、ダイオード21の順方向電圧VFによって電流検出
電圧Va がバイアスされているので、電流検出電圧Va
が電流制御トランジスタ9のベース・エミッタ間電圧V
BEよりも低くても、電流制御トランジスタ9をオンにす
ることができる。従って、電流検出抵抗4の値を小さく
設定することができ、電源電圧が低下した時でも主トラ
ンジスタ3のオン時の1次コイル2aの電流を十分に大
きくすることができる。また、図3の回路は図2の従来
回路の基準電圧回路16に相当するものを含んでいない
ので、電源1の負担を軽減させることができるのみでな
く、主トランジスタ3に対するベース電流が基準電圧回
路16の電流として取られることがないため主トランジ
スタ3に十分なベース電流を供給することが可能な点火
装置を提供することができる。また、オペアンプ20に
よる利得1のボルテージフォロワー回路を使用するため
に電流制限動作時の発振が生じ難くなり、発振防止用コ
ンデンサ等を設けることが不要になる。
【0013】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 主トランジスタ3の代りに、MOSFET(絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ)やIGBT等の半導
体制御素子を使用することができる。 (2) 図3のダイオード21の代りに図1に示す温度
補償半導体素子14を使用することができる。この半導
体素子14はダイオードの均等物である。 (3) 断続制御スイッチ8を電源1から抵抗10を介
して主トランジスタ3のベ−スに至る回路に直列に接続
することができる。この時には図4(A)の制御信号の
高低を逆にする。 (4) 主トランジスタ3のベースの駆動を電源1とは
別に設けた制御電源によって行うことができる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 主トランジスタ3の代りに、MOSFET(絶
縁ゲート型電界効果トランジスタ)やIGBT等の半導
体制御素子を使用することができる。 (2) 図3のダイオード21の代りに図1に示す温度
補償半導体素子14を使用することができる。この半導
体素子14はダイオードの均等物である。 (3) 断続制御スイッチ8を電源1から抵抗10を介
して主トランジスタ3のベ−スに至る回路に直列に接続
することができる。この時には図4(A)の制御信号の
高低を逆にする。 (4) 主トランジスタ3のベースの駆動を電源1とは
別に設けた制御電源によって行うことができる。
【図1】従来の点火装置を示す回路図である。
【図2】別の従来の点火装置を示す回路図である。
【図3】本発明の実施例に従う点火装置を示す回路図で
ある。
ある。
【図4】図3の各部の状態を示す波形図である。
2 点火コイル 3 主トランジスタ 4 電流検出抵抗 9 オン終了制御トランジスタ 20 オペアンプ 21 ダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源と、内燃機関の点火プラグに電
圧を供給するための点火スコイルと、点火制御素子と、
電流検出抵抗と、制御回路とを有し、前記点火コイルの
一端が前記直流電源の一端に接続され、前記点火制御素
子の一端が前記点火コイルの他端に接続され、前記電流
検出抵抗の一端が前記点火制御素子の他端に接続され、
前記電流検出抵抗の他端が前記直流電源の他端に接続さ
れ、前記制御回路に基づいて前記点火制御素子を制御す
ることによって前記点火コイルから出力電圧を得るよう
に構成された内燃機関点火装置であって、 前記制御回路が、断続制御スイッチと、電流制御トラン
ジスタと、ボルテージフォロワー回路と、ダイオード
と、第1、第2及び第3の抵抗とを有し、 前記第1の抵抗の一端は前記直流電源の一端又は別の直
流電源の一端に接続され、前記第1の抵抗の他端は前記
点火制御素子の制御端子に接続され、 前記断続制御スイッチは前記点火プラグの点火動作に同
期している断続制御信号に応答して前記直流電源に基づ
く前記点火制御素子の駆動を断続させるように前記点火
制御素子の制御端子に接続され、 前記電流制御トランジスタのコレクタは前記点火制御素
子の制御端子に接続され、前記電流制御トランジスタの
エミッタは前記直流電源の他端に接続され、前記ボルテ
ージフォロワー回路の入力端子は前記ダイオードを介し
て前記電流検出抵抗の一端に接続され、 前記ダイオードは前記点火制御素子のオン期間に順方向
バイアスされる方向性を有し、 前記第2の抵抗は前記ボルテージフォロワー回路の出力
端子と前記電流制御トランジスタのベースとの間に接続
され、 前記第3の抵抗は前記電流制御トランジスタのベースと
前記直流電源の他端との間に接続されていることを特徴
とする内燃機関点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9252786A JP3019039B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 内燃機関点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9252786A JP3019039B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 内燃機関点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1182269A true JPH1182269A (ja) | 1999-03-26 |
JP3019039B2 JP3019039B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=17242253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9252786A Expired - Fee Related JP3019039B2 (ja) | 1997-09-01 | 1997-09-01 | 内燃機関点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3019039B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7924077B2 (en) | 2008-10-29 | 2011-04-12 | Sanken Electric Co., Ltd. | Signal processing apparatus including latch circuit |
-
1997
- 1997-09-01 JP JP9252786A patent/JP3019039B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7924077B2 (en) | 2008-10-29 | 2011-04-12 | Sanken Electric Co., Ltd. | Signal processing apparatus including latch circuit |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3019039B2 (ja) | 2000-03-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |