JPH1176648A - 手持ち工具の携帯ケース、そのホルダー及びホルダーセット - Google Patents
手持ち工具の携帯ケース、そのホルダー及びホルダーセットInfo
- Publication number
- JPH1176648A JPH1176648A JP25613097A JP25613097A JPH1176648A JP H1176648 A JPH1176648 A JP H1176648A JP 25613097 A JP25613097 A JP 25613097A JP 25613097 A JP25613097 A JP 25613097A JP H1176648 A JPH1176648 A JP H1176648A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- hook
- hand
- grip
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Knives (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手持ち工具の保持が知らないうちに外れるの
を確実に防止できるようにした手持ち工具の携帯ケース
を提供する。 【解決手段】 ケース本体(10)の差込み口(11)の周縁に
は取付基部(40)を設け、該取付基部にホルダー(50)を取
付け、ホルダーにはこれを伸展状態に付勢するばね部材
(53)を固定し、ホルダーの一端のＵ字状の係止フック(5
1)をばね部材のばね力に抗してホルダー他端のフック受
け(52)を越えさせてからばね部材の付勢力によって戻し
てフック受けに係止させる。
を確実に防止できるようにした手持ち工具の携帯ケース
を提供する。 【解決手段】 ケース本体(10)の差込み口(11)の周縁に
は取付基部(40)を設け、該取付基部にホルダー(50)を取
付け、ホルダーにはこれを伸展状態に付勢するばね部材
(53)を固定し、ホルダーの一端のＵ字状の係止フック(5
1)をばね部材のばね力に抗してホルダー他端のフック受
け(52)を越えさせてからばね部材の付勢力によって戻し
てフック受けに係止させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は鉈や鋸等、手持ち工
具の携帯ケース、そのホルダー及びホルダーセットに関
し、特にグリップを保持するホルダーが知らないうちに
外れないようにした構造に関する。
具の携帯ケース、そのホルダー及びホルダーセットに関
し、特にグリップを保持するホルダーが知らないうちに
外れないようにした構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】営林業等では鉈や鋸等の手持ち刃物（以
下、手持ち工具という）を樹脂製、木製又は皮革製のケ
ースに入れ、腰ベルトに吊るして携帯し、植林した樹木
の枝を払い、あるいは周囲の灌木や不要な樹木を伐採す
ることが行われている。
下、手持ち工具という）を樹脂製、木製又は皮革製のケ
ースに入れ、腰ベルトに吊るして携帯し、植林した樹木
の枝を払い、あるいは周囲の灌木や不要な樹木を伐採す
ることが行われている。
【０００３】かかる携帯ケースでは、携帯中に鉈類がケ
ースから抜けると足や脚を怪我したり、鉈類がなくなっ
ていたりすることがあることから、グリップの部分や刃
部の上辺をケースから延びる皮革製のバンド状ホルダー
を掛けて抜け止めする構造が採用されている。
ースから抜けると足や脚を怪我したり、鉈類がなくなっ
ていたりすることがあることから、グリップの部分や刃
部の上辺をケースから延びる皮革製のバンド状ホルダー
を掛けて抜け止めする構造が採用されている。
【０００４】
【説明が解決しようとする課題】しかし、従来の携帯ケ
ースでは作業者が雑木内を通行している間にホルダーや
鉈類の柄が雑木に引っ掛かってホルダーに大きな力が作
用すると、ホルダーが知らないうちに外れ、鉈類が上下
に動いてその刃でホルダーが傷つけられ、あるいは依然
として鉈類が抜けて落下し、なくなったり、足や脚を傷
つけたりするという問題があった。
ースでは作業者が雑木内を通行している間にホルダーや
鉈類の柄が雑木に引っ掛かってホルダーに大きな力が作
用すると、ホルダーが知らないうちに外れ、鉈類が上下
に動いてその刃でホルダーが傷つけられ、あるいは依然
として鉈類が抜けて落下し、なくなったり、足や脚を傷
つけたりするという問題があった。
【０００５】本発明は、かかる問題点に鑑み、手持ち工
具の保持が知らないうちに外れるのを確実に防止できる
ようにした手持ち工具の携帯ケースを提供することを課
題とする。
具の保持が知らないうちに外れるのを確実に防止できる
ようにした手持ち工具の携帯ケースを提供することを課
題とする。
【０００６】
【問題を解決するための手段】そこで、本発明に係る鉈
類の携帯ケースは、作業者の腰に吊り下げられ、グリッ
プと機能部分とからなる手持ち工具を差し込んで携帯す
るための携帯ケースにおいて、ケース本体はその上部に
差込み口が形成されて手持ち工具のグリップを露出させ
た状態で手持ち工具の機能部分が差込み可能に設けら
れ、上記ケース本体の差込み口の周縁には取付基部が突
設され、該取付基部には手持ち工具のグリップに抱きつ
きうる長さを有するバンド状又は紐状のホルダーが固定
され、該ホルダーの一端にはＵ字状の係止フックが取付
けられるとともに、上記ホルダーの他端又は取付基部に
は上記係止フックが引っ掛けられうるリング状のフック
受けが取付けられている一方、上記ホルダーには該ホル
ダーを伸展状態に付勢するばね部材が固定されており、
上記係止フックが上記ばね部材の付勢力に抗して上記フ
ック受けを越えてから上記ばね部材の付勢力によって戻
されて上記フック受けに係止されるようになしたことを
特徴とする。
類の携帯ケースは、作業者の腰に吊り下げられ、グリッ
プと機能部分とからなる手持ち工具を差し込んで携帯す
るための携帯ケースにおいて、ケース本体はその上部に
差込み口が形成されて手持ち工具のグリップを露出させ
た状態で手持ち工具の機能部分が差込み可能に設けら
れ、上記ケース本体の差込み口の周縁には取付基部が突
設され、該取付基部には手持ち工具のグリップに抱きつ
きうる長さを有するバンド状又は紐状のホルダーが固定
され、該ホルダーの一端にはＵ字状の係止フックが取付
けられるとともに、上記ホルダーの他端又は取付基部に
は上記係止フックが引っ掛けられうるリング状のフック
受けが取付けられている一方、上記ホルダーには該ホル
ダーを伸展状態に付勢するばね部材が固定されており、
上記係止フックが上記ばね部材の付勢力に抗して上記フ
ック受けを越えてから上記ばね部材の付勢力によって戻
されて上記フック受けに係止されるようになしたことを
特徴とする。
【０００７】本発明の特徴の１つはホルダーにばね部材
を設け、ホルダーを手持ち工具のグリップに抱きつき保
持させると、ホルダーをばね部材のばね力に抗する方向
に引っ張らないとその係止が外れないようにした点にあ
る。これにより、手持ち工具のグリップの保持が知らな
いうちに外れるのを防止できることとなる。
を設け、ホルダーを手持ち工具のグリップに抱きつき保
持させると、ホルダーをばね部材のばね力に抗する方向
に引っ張らないとその係止が外れないようにした点にあ
る。これにより、手持ち工具のグリップの保持が知らな
いうちに外れるのを防止できることとなる。
【０００８】本発明は作業者の腰に吊り下げる携帯ケー
スに適用されるが、吊り下げは環状部分を設けて作業者
の腰ベルトを挿通させる方式でもよく、ケース本体から
フックを突設させて作業者の腰ベルトや他の部分に引っ
掛ける方式でもよい。
スに適用されるが、吊り下げは環状部分を設けて作業者
の腰ベルトを挿通させる方式でもよく、ケース本体から
フックを突設させて作業者の腰ベルトや他の部分に引っ
掛ける方式でもよい。
【０００９】本発明は刃部とグリップとからなるナイ
フ、鉈又は鋸を携帯するケースに適用すれば効果が大き
いが、勿論、グリップと機能部分とからなる他の手持ち
工具のケースに適用することもできる。この場合、例え
ば鉈と鋸の２種類を差し込んで携帯できるケースとして
もよい。
フ、鉈又は鋸を携帯するケースに適用すれば効果が大き
いが、勿論、グリップと機能部分とからなる他の手持ち
工具のケースに適用することもできる。この場合、例え
ば鉈と鋸の２種類を差し込んで携帯できるケースとして
もよい。
【００１０】携帯ケースは合成樹脂材料、人工皮革、木
材等で製作することもできるが、使い心地を考慮する
と、ケース本体、取付基部及びホルダーを皮革を用いて
製作するのがよい。ばね部材はホルダーを伸展状態に付
勢できれば１又は複数本の線ばねでもよいが、ホルダー
の表面又は裏面に沿って固定された板ばねが好ましい。
材等で製作することもできるが、使い心地を考慮する
と、ケース本体、取付基部及びホルダーを皮革を用いて
製作するのがよい。ばね部材はホルダーを伸展状態に付
勢できれば１又は複数本の線ばねでもよいが、ホルダー
の表面又は裏面に沿って固定された板ばねが好ましい。
【００１１】また、本発明の考え方はホルダーのみを交
換し、あるいはホルダーを後付けにて固定することによ
って既存の携帯ケースにも適用することができる。即
ち、本発明によれば、作業者の腰に吊り下げられ、ケー
ス本体上部の差込み口からグリップを露出させた状態で
その機能部分を差込んで手持ち工具を携帯するための携
帯ケースにおいて、上記ケース本体の差込み口の周縁に
突設された取付基部に取付けられてグリップを抜け止め
するホルダーであって、上記グリップに抱きつきうる長
さを有するバンド状又は紐状をなし、その一端にはＵ字
状の係止フックが取付けられるとともに、他端には上記
係止フックが引っ掛けられうるリング状のフック受けが
取付けられている一方、上記ハンド状又は紐状を伸展状
態に付勢するばね部材が固定され、上記係止フックが上
記ばね部材の付勢力に抗して上記フック受けを越えてか
ら上記ばね部材の付勢力によって戻されて上記フック受
けに係止されるようになしたことを特徴とする鉈類の携
帯ケースのホルダーを提供することができる。ホルダー
の取付基部への取付けは鋲やボルト・ナットで行えばよ
い。
換し、あるいはホルダーを後付けにて固定することによ
って既存の携帯ケースにも適用することができる。即
ち、本発明によれば、作業者の腰に吊り下げられ、ケー
ス本体上部の差込み口からグリップを露出させた状態で
その機能部分を差込んで手持ち工具を携帯するための携
帯ケースにおいて、上記ケース本体の差込み口の周縁に
突設された取付基部に取付けられてグリップを抜け止め
するホルダーであって、上記グリップに抱きつきうる長
さを有するバンド状又は紐状をなし、その一端にはＵ字
状の係止フックが取付けられるとともに、他端には上記
係止フックが引っ掛けられうるリング状のフック受けが
取付けられている一方、上記ハンド状又は紐状を伸展状
態に付勢するばね部材が固定され、上記係止フックが上
記ばね部材の付勢力に抗して上記フック受けを越えてか
ら上記ばね部材の付勢力によって戻されて上記フック受
けに係止されるようになしたことを特徴とする鉈類の携
帯ケースのホルダーを提供することができる。ホルダー
の取付基部への取付けは鋲やボルト・ナットで行えばよ
い。
【００１２】上記ではホルダーのみを交換し、あるいは
後付けにて固定するようにしているが、ホルダーを取付
基部毎交換し、あるいは後付けにて固定するようにして
もよい。即ち、本発明によれば、作業者の腰に吊り下げ
られ、ケース本体上部の差込み口からグリップを露出さ
せた状態でその機能部分を差込んで手持ち工具を携帯す
るための携帯ケースにおいて、上記ケース本体の差込み
口の周縁に突設された状態にて取付けられる取付基部
と、該取付基部に取付けられてグリップを抜け止めする
ホルダーとから構成されるホルダーセットであって、上
記ホルダーが上記グリップに抱きつきうる長さを有する
バンド状又は紐状をなし、その一端にはＵ字状の係止フ
ックが取付けられるとともに、他端には上記係止フック
が引っ掛けられうるリング状のフック受けが取付けられ
ている一方、上記ホルダーには該ホルダーを伸展状態に
付勢するばね部材が固定され、上記係止フックが上記ば
ね部材の付勢力に抗して上記フック受けを越えてから上
記ばね部材の付勢力によって戻されて上記フック受けに
係止されるようになしたことを特徴とする鉈類の携帯ケ
ースのホルダーセットを提供することができる。
後付けにて固定するようにしているが、ホルダーを取付
基部毎交換し、あるいは後付けにて固定するようにして
もよい。即ち、本発明によれば、作業者の腰に吊り下げ
られ、ケース本体上部の差込み口からグリップを露出さ
せた状態でその機能部分を差込んで手持ち工具を携帯す
るための携帯ケースにおいて、上記ケース本体の差込み
口の周縁に突設された状態にて取付けられる取付基部
と、該取付基部に取付けられてグリップを抜け止めする
ホルダーとから構成されるホルダーセットであって、上
記ホルダーが上記グリップに抱きつきうる長さを有する
バンド状又は紐状をなし、その一端にはＵ字状の係止フ
ックが取付けられるとともに、他端には上記係止フック
が引っ掛けられうるリング状のフック受けが取付けられ
ている一方、上記ホルダーには該ホルダーを伸展状態に
付勢するばね部材が固定され、上記係止フックが上記ば
ね部材の付勢力に抗して上記フック受けを越えてから上
記ばね部材の付勢力によって戻されて上記フック受けに
係止されるようになしたことを特徴とする鉈類の携帯ケ
ースのホルダーセットを提供することができる。
【００１３】
【作用及び発明の効果】本発明によれば、ホルダーを手
持ち工具のグリップに抱きつかせ、係止フックをフック
受けに引っ掛けると、ホルダーをばね部材のばね力に抗
する方向に引っ張らないとその係止は外れない。従っ
て、グリップの保持が知らないうちに外れてホルダーが
傷ついたり、手持ち工具が抜け落ちたりすることを確実
に防止できる。
持ち工具のグリップに抱きつかせ、係止フックをフック
受けに引っ掛けると、ホルダーをばね部材のばね力に抗
する方向に引っ張らないとその係止は外れない。従っ
て、グリップの保持が知らないうちに外れてホルダーが
傷ついたり、手持ち工具が抜け落ちたりすることを確実
に防止できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す具体例
に基づいて詳細に説明する。図１ないし図３は本発明に
係る手持ち工具の携帯ケースの好ましい実施形態を示
し、これは鉈の携帯ケースに適用した例である。図にお
いて、ケース本体１０は外ケース本体２０と該外ケース
本体２０内に挿入された内ケース本体３０とから構成さ
れ、外ケース本体２０は皮革を、内ケース本体３０は人
工皮革を用いて鉈６０の刃部６２の形状とほぼ同じ形状
に製作されている。
に基づいて詳細に説明する。図１ないし図３は本発明に
係る手持ち工具の携帯ケースの好ましい実施形態を示
し、これは鉈の携帯ケースに適用した例である。図にお
いて、ケース本体１０は外ケース本体２０と該外ケース
本体２０内に挿入された内ケース本体３０とから構成さ
れ、外ケース本体２０は皮革を、内ケース本体３０は人
工皮革を用いて鉈６０の刃部６２の形状とほぼ同じ形状
に製作されている。
【００１５】ケース本体１０の上端部には差込み口１１
が形成されて鉈６０のグリップ６１を露出させた状態で
その刃部６２を差し込めるようになっている。また、ケ
ース本体１０の背面上部には取付基部である皮革製の吊
り下げ用バンド４０が環状に取付けられ、該吊り下げバ
ンド４０内に腰ベルト（図示せず）を挿通してケース本
体１０が作業者の腰から吊り下げられるようになってい
る。
が形成されて鉈６０のグリップ６１を露出させた状態で
その刃部６２を差し込めるようになっている。また、ケ
ース本体１０の背面上部には取付基部である皮革製の吊
り下げ用バンド４０が環状に取付けられ、該吊り下げバ
ンド４０内に腰ベルト（図示せず）を挿通してケース本
体１０が作業者の腰から吊り下げられるようになってい
る。
【００１６】この吊り下げ用バンド４０には皮革製のバ
ンド状ホルダー５０が鋲で固定され、該ホルダー５０は
鉈６０のグリップ６１に抱きつきうる長さを有し、その
一端にはＵ字状をなす金属製の係止フック５１が鋲で固
定され、ホルダー５０の他端部はリング状の金属製フッ
ク受け５２を挿通して折り返されて鋲で固定され、該フ
ック受け５２には上記係止フック５１が引っ掛けられる
ようになっている。
ンド状ホルダー５０が鋲で固定され、該ホルダー５０は
鉈６０のグリップ６１に抱きつきうる長さを有し、その
一端にはＵ字状をなす金属製の係止フック５１が鋲で固
定され、ホルダー５０の他端部はリング状の金属製フッ
ク受け５２を挿通して折り返されて鋲で固定され、該フ
ック受け５２には上記係止フック５１が引っ掛けられる
ようになっている。
【００１７】また、ホルダー５０の表面には板ばね（ば
ね部材）５３が沿わされて鋲で固定され、該板ばね５３
はホルダー５０を伸展状態に付勢するようになってい
る。
ね部材）５３が沿わされて鋲で固定され、該板ばね５３
はホルダー５０を伸展状態に付勢するようになってい
る。
【００１８】鉈６０を腰に吊り下げて携帯する場合、鉈
６０のグリップ６１を手に持ち、その刃部６２を図１の
(a) に示されるように差込み口１１からケース本体１０
内に差込み、グリップ６１はケース本体１０から露出さ
せた状態とする。その状態でホルダー５０の係止フック
５１側を指で掴み、板ばね５３のばね力に抗してフック
受け５２側に曲げてゆき、図１の(b) の矢印Ｂで示され
るようにフック受け５２を一旦越えた状態としてから、
図１の(c) の矢印Ｃで示されるように板ばね５３のばね
力を利用して係止フック５１をフック受け５２に引っ掛
け（図２参照）、鉈６０のグリップ６１を保持する。
６０のグリップ６１を手に持ち、その刃部６２を図１の
(a) に示されるように差込み口１１からケース本体１０
内に差込み、グリップ６１はケース本体１０から露出さ
せた状態とする。その状態でホルダー５０の係止フック
５１側を指で掴み、板ばね５３のばね力に抗してフック
受け５２側に曲げてゆき、図１の(b) の矢印Ｂで示され
るようにフック受け５２を一旦越えた状態としてから、
図１の(c) の矢印Ｃで示されるように板ばね５３のばね
力を利用して係止フック５１をフック受け５２に引っ掛
け（図２参照）、鉈６０のグリップ６１を保持する。
【００１９】この状態では係止フック５１がフック受け
５２を越えた状態にならないと（図１の(b) 参照）、係
止フック５１とフック受け５２の係止を外すことができ
ないが、ホルダー５０は板ばね５３によって伸展状態に
付勢され、係止フック５１は板ばね５３のばね力に抗し
てフック受け５２を越える必要があるので、簡単に外れ
ることはない。
５２を越えた状態にならないと（図１の(b) 参照）、係
止フック５１とフック受け５２の係止を外すことができ
ないが、ホルダー５０は板ばね５３によって伸展状態に
付勢され、係止フック５１は板ばね５３のばね力に抗し
てフック受け５２を越える必要があるので、簡単に外れ
ることはない。
【００２０】鉈６０を使用する場合には指でホルダー５
０の係止フック５１側を掴み、板ばね５３のばね力に抗
してフック受け５２を越える状態とし、係止フック５１
をフック受け５２から外し、後はホルダー５０から指を
離すと、ホルダー５０は図１の(a) の矢印Ａで示すよう
に板ばね５３のばね力で伸展されて図１の(a) の一点鎖
線及び図３に示される状態となるので、鉈６０のグリッ
プ６１を手で握って刃部６２を引き抜けばよい。
０の係止フック５１側を掴み、板ばね５３のばね力に抗
してフック受け５２を越える状態とし、係止フック５１
をフック受け５２から外し、後はホルダー５０から指を
離すと、ホルダー５０は図１の(a) の矢印Ａで示すよう
に板ばね５３のばね力で伸展されて図１の(a) の一点鎖
線及び図３に示される状態となるので、鉈６０のグリッ
プ６１を手で握って刃部６２を引き抜けばよい。
【００２１】図２は本発明の第２の実施形態を示す。本
例では内ケース本体３０にスペーサを介して外板３１を
固定し、内ケース本体３０内に鉈の刃部差込みスペース
１２を、内ケース本体３０と外板３１との間に鋸の刃部
差込みスペース１３を形成している。このように、携帯
複合ケースに構成することもできる。
例では内ケース本体３０にスペーサを介して外板３１を
固定し、内ケース本体３０内に鉈の刃部差込みスペース
１２を、内ケース本体３０と外板３１との間に鋸の刃部
差込みスペース１３を形成している。このように、携帯
複合ケースに構成することもできる。
【図１】 本発明に係る手持ち工具の携帯ケースの好ま
しい実施形態における一部切開状態(a) 及び係止フック
とフック受けの係止方法(b)(c)を示す図である。
しい実施形態における一部切開状態(a) 及び係止フック
とフック受けの係止方法(b)(c)を示す図である。
【図２】 上記実施形態におけるホルダーの使用状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図３】 上記実施形態におけるホルダーの伸展状態を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図４】 第２の実施形態を示す図である。
１０ ケース本体 １１ 差込み口 ２０ 外ケース本体 ３０ 内ケース本体 ４０ 吊り下げバンド（取付基部） ５０ ホルダー ５１ 係止フック ５２ フック受け ５３ 板ばね ６０ 鉈（手持ち工具） ６１ グリップ ６２ 刃部
Claims (6)
- 【請求項１】 作業者の腰に吊り下げられ、グリップと
機能部分とからなる手持ち工具を差し込んで携帯するた
めの携帯ケースにおいて、 ケース本体はその上部に差込み口が形成されて手持ち工
具のグリップを露出させた状態で手持ち工具の機能部分
が差込み可能に設けられ、上記ケース本体の差込み口の
周縁には取付基部が突設され、該取付基部には手持ち工
具のグリップに抱きつきうる長さを有するバンド状又は
紐状のホルダーが固定され、該ホルダーの一端にはＵ字
状の係止フックが取付けられるとともに、上記ホルダー
の他端又は取付基部には上記係止フックが引っ掛けられ
うるリング状のフック受けが取付けられている一方、上
記ホルダーには該ホルダーを伸展状態に付勢するばね部
材が固定されており、上記係止フックが上記ばね部材の
付勢力に抗して上記フック受けを越えてから上記ばね部
材の付勢力によって戻されて上記フック受けに係止され
るようになしたことを特徴とする鉈類の携帯ケース。 - 【請求項２】 上記手持ち工具が刃部とグリップとから
なるナイフ、鉈又は鋸である請求項１記載の手持ち工具
の携帯ケース。 - 【請求項３】 上記ケース本体、取付基部及びホルダー
が皮革を用いて製作され、上記ばね部材がホルダーの表
面又は裏面に沿って固定された板ばねである請求項１記
載の手持ち工具の携帯ケース。 - 【請求項４】 上記取付基部は作業者の腰ベルトが挿通
可能な環状をなしている請求項１記載の手持ち工具の携
帯ケース。 - 【請求項５】 作業者の腰に吊り下げられ、ケース本体
上部の差込み口からグリップを露出させた状態でその機
能部分を差込んで手持ち工具を携帯するための携帯ケー
スにおいて、上記ケース本体の差込み口の周縁に突設さ
れた取付基部に取付けられてグリップを抜け止めするホ
ルダーであって、 上記グリップに抱きつきうる長さを有するバンド状又は
紐状をなし、その一端にはＵ字状の係止フックが取付け
られるとともに、他端には上記係止フックが引っ掛けら
れうるリング状のフック受けが取付けられている一方、
上記ハンド状又は紐状を伸展状態に付勢するばね部材が
固定され、上記係止フックが上記ばね部材の付勢力に抗
して上記フック受けを越えてから上記ばね部材の付勢力
によって戻されて上記フック受けに係止されるようにな
したことを特徴とする鉈類の携帯ケースのホルダー。 - 【請求項６】 作業者の腰に吊り下げられ、ケース本体
上部の差込み口からグリップを露出させた状態でその機
能部分を差込んで手持ち工具を携帯するための携帯ケー
スにおいて、上記ケース本体の差込み口の周縁に突設さ
れた状態にて取付けられる取付基部と、該取付基部に取
付けられてグリップを抜け止めするホルダーとから構成
されるホルダーセットであって、 上記ホルダーが上記グリップに抱きつきうる長さを有す
るバンド状又は紐状をなし、その一端にはＵ字状の係止
フックが取付けられるとともに、他端には上記係止フッ
クが引っ掛けられうるリング状のフック受けが取付けら
れている一方、上記ホルダーには該ホルダーを伸展状態
に付勢するばね部材が固定され、上記係止フックが上記
ばね部材の付勢力に抗して上記フック受けを越えてから
上記ばね部材の付勢力によって戻されて上記フック受け
に係止されるようになしたことを特徴とする鉈類の携帯
ケースのホルダーセット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25613097A JPH1176648A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 手持ち工具の携帯ケース、そのホルダー及びホルダーセット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25613097A JPH1176648A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 手持ち工具の携帯ケース、そのホルダー及びホルダーセット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1176648A true JPH1176648A (ja) | 1999-03-23 |
Family
ID=17288327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25613097A Pending JPH1176648A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | 手持ち工具の携帯ケース、そのホルダー及びホルダーセット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1176648A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011120495A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Eiichi Fuchigami | 鎌ホルダー |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP25613097A patent/JPH1176648A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011120495A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Eiichi Fuchigami | 鎌ホルダー |
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