JPH1174745A - マイクロ波信号送受信回路 - Google Patents

マイクロ波信号送受信回路

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Publication number
JPH1174745A
JPH1174745A JP24935797A JP24935797A JPH1174745A JP H1174745 A JPH1174745 A JP H1174745A JP 24935797 A JP24935797 A JP 24935797A JP 24935797 A JP24935797 A JP 24935797A JP H1174745 A JPH1174745 A JP H1174745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
microwave
signal
frequency
input point
signal input
Prior art date
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Pending
Application number
JP24935797A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Kajiwara
厚司 梶原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP24935797A priority Critical patent/JPH1174745A/ja
Publication of JPH1174745A publication Critical patent/JPH1174745A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】回路構成を簡素化する。 【解決手段】第1の周波数nのマイクロ波送信信号と前
記第1の周波数の2倍の周波数である第2の周波数2n
のマイクロ波受信信号とを切り替えるマイクロ波信号送
受信回路であり、マイクロ波送信信号入力点とマイクロ
波受信信号の入力点間に所定以上のマイクロ波電力で短
絡状態となるリミッタダイオード4が、第1の周波数n
の信号の1/4波長の線路長を有するマイクロストリッ
プライン3を介して接続されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波信号送
受信回路に関し、特に構成を簡略化したマイクロ波信号
送受信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロ波送受信信号を切り替え出力す
る切り替え回路としては、種々の回路があり、Salvator
e J. Algeri 著になる”Simplifying the specs of PIN
-diodeswitches”, MICROWAVES & RF, July 1986 (文
献1), 実開昭60ー14544号(文献2)、特開平
2ー35828号(文献3)、特開昭61ー14892
4号(文献4)、特開平1ー311626号(文献
5)、実開平4ー27602号(文献6)に提案されて
いる回路がある。
【0003】その中で文献1に開示されている回路は、
図5に示すように構成され、送信信号入力点(受信信号
出力点)10と送信信号出力点11(受信信号入力点)
間にピンダイオード12が接続され、ピンダイオード1
2のカソードと接地間に図示のようにピンダイオード1
3が接続される。また、ピンダイオード12と13のカ
ソードとアノードには、各ピンダイオードの動作を制御
する制御信号信号が入力される制御信号入力点14がチ
ョーク回路16を介して接続されている。ピンダイオー
ド12のカソード側と接地間にはチョーク回路15が接
続されている。
【0004】図5において、送信信号を送信信号入力点
10から送信信号出力点11に伝送させる場合及び受信
信号を受信信号入力点11から受信信号出力点10に伝
送させる場合には、制御信号入力点14に負電圧を印加
する。このように、負電圧が印加されると、ピンダイオ
ード12は短絡状態に、ピンダイオード13は開放状態
になるため、送信信号と受信信号の切り替え伝送が可能
となる。
【0005】また、制御信号入力点14に正電圧が印加
されると、送信信号と受信信号は伝送されない。つま
り、正電圧が印加されると、ピンダイオード12は開放
状態になり、ピンダイオード13は短絡状態になるた
め、送信信号と受信信号は伝送されない。
【0006】そして、送信信号を送信信号入力点10か
ら印加して空間に送信してから、受信信号を空間から受
信する際には、近距離の送信信号の反射を受信しないよ
うに、正電圧を制御信号入力点14に印加して受信信号
の伝送を不可能な状態としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のマイクロ
波信号送受信回路は、構成は比較的簡単であるが、ピン
ダイオードを短絡状態としたり開放状態とするために
は、制御信号入力点に正電圧や負電圧を印加しなければ
ならず、そのための構成が複雑化するという問題があ
る。
【0008】そこで、本発明の目的は、構成を簡素化し
たマイクロ波信号送受信回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め本発明によるマイクロ波信号送受信回路は、第1の周
波数のマイクロ波送信信号と前記第1の周波数の2倍の
周波数である第2の周波数のマイクロ波受信信号とを切
り替えるマイクロ波信号送受信回路において、前記マイ
クロ波送信信号入力点と前記マイクロ波受信信号の入力
点間に所定以上のマイクロ波電力で短絡状態となるリミ
ッタダイオードが、前記第1の周波数の信号の1/4波
長の線路長を有するマイクロストリップラインを介して
接続されて成る。
【0010】本発明の他の態様によるマイクロ波信号送
受信回路は、第1の周波数のマイクロ波送信信号と前記
第1の周波数の2倍の周波数である第2の周波数のマイ
クロ波受信信号とを切り替えるマイクロ波信号送受信回
路において、前記マイクロ波送信信号入力点と前記マイ
クロ波受信信号の入力点間に所定以上のマイクロ波電力
で短絡状態となるリミッタダイオードが、前記第1の周
波数の信号の1/4波長の線路長を有するマイクロスト
リップラインを介して所定段数接続されて成る。
【0011】ここで、前記マイクロ波送信信号入力点と
前記マイクロストリップライン間にチョーク回路が接続
されて成り、また、前記所定段数は1段とされる。更
に、前記リミッタダイオードは、前記第1の周波数の大
電力で短絡状態となり、前記第2の周波数で開放状態と
なる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明によ
るマイクロ波信号送受信回路の一実施形態の基本回路図
である。
【0013】図1において、送信信号入力点1と受信信
号入力点2の間に並列にマイクロストリップライン3を
介してリミッタダイオード4が接続されている。マイク
ロストリップライン3の線路長は、信号周波数n(nは
正数)の送信信号の波長の1/4(1/4波長)に設定
されている。また、送信信号入力点1と接地間にはDC
リターンのためのチョーク回路5が接続されている。本
実施形態では、リミッタダイオード4は、大電力のマイ
クロ波信号が印加されると短絡状態に、小電力のマイク
ロ波信号が印加されると開放状態になるものを使用す
る。
【0014】リミッタダイオード4は、周波数nの大電
力信号が印加されたときには、図2に示すように、短絡
状態(図中、6で示す)となり、一方、マイクロストリ
ップライン3は周波数nの1/4波長であるため、送信
信号入力点1に供給された送信信号は受信信号入力点2
に伝送される。
【0015】周波数2nの小電力信号が印加されたとき
には、リミッタダイオード4は、図3に示すように、開
放状態(図中、7で示す)となり、一方、マイクロスト
リップライン3は周波数2nの1/2波長であるため、
受信信号入力点2に供給された受信信号は送信信号入力
点1に伝送される。
【0016】次に、周波数と線路長の具体的な値を用い
て上述実施形態について説明する。送信信号の周波数を
1GHzとし、誘電率10の誘電体を基板に用い、マイ
クロストリップライン3の線路長は24mmとする。リ
ミッタダイオード4はマイクロ波信号の電力が20W以
上で短絡状態となるものを用いる。
【0017】周波数1GHzの送信信号が送信信号入力
点1に印加されると、リミッタダイオード4は短絡状態
となり、マイクロストリップライン3の線路長は1GH
zの1/4の24mmであるため、送信信号入力点1に
印加された送信信号は受信信号入力点2に伝送される。
【0018】一方、周波数2GHzの1mWの受信信号
が受信信号入力点2に印加されたときには、リミッタダ
イオード4は開放状態となり、マイクロストリップライ
ン3の線路長は24mmであるため、2GHzの1/2
波長となり、受信信号入力点2に印加された受信信号は
送信信号入力点1に伝送されることになる。
【0019】しかし、周波数1GHzの1mWの受信信
号が受信信号入力点2に印可されたときは、マイクロス
トリップライン3の線路長は受信信号の1/4波長で、
且つリミイタダイオード4は開放状態となるため、送信
信号入力点1へは伝送されない。
【0020】図4は本発明のマイクロ波信号送受信回路
の他の実施形態の回路図である。この実施形態は、図1
に示す実施形態に更に、並列に周波数nの送信信号の1
/4波長の線路長のマイクロストリップライン8を介し
てリミッタダイオード9が接続されている。
【0021】このように、周波数nの送信信号の1/4
波長の線路長のマイクロストリップラインとリミッタダ
イオードの直列回路を並列に任意の段数接続することに
より、周波数nの受信信号の減衰量を任意に設定するこ
とができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のマイクロ
波信号送受信回路によれば、印加されるマイクロ波信号
の電力の大きさによって切り替えを制御でき、従来のよ
うに外部からの制御信号を印加する必要がなく、したが
って、そのための回路構成も不要となるため、回路構成
が著しく簡素化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマイクロ波信号送受信回路の一実
施形態を示す回路図である。
【図2】図1に示すマイクロ波信号送受信回路の送信信
号入力時の動作等価回路図である。
【図3】図1に示すマイクロ波信号送受信回路の受信信
号入力時の動作等価回路図である。
【図4】本発明によるマイクロ波信号送受信回路の他の
実施形態を示す回路図である。
【図5】従来のマイクロ波信号送受信回路の回路図であ
る。
【符号の説明】
1、10 送信信号入力点 2、11 受信信号入力点 3、8 マイクロストリップライン 4、9 リミッタダイオード 5、15、16 チョーク回路 12、13 ピンダイオード

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の周波数のマイクロ波送信信号と前記
    第1の周波数の2倍の周波数である第2の周波数のマイ
    クロ波受信信号とを切り替えるマイクロ波信号送受信回
    路において、前記マイクロ波送信信号入力点と前記マイ
    クロ波受信信号の入力点間に所定以上のマイクロ波電力
    で短絡状態となるリミッタダイオードが、前記第1の周
    波数の信号の1/4波長の線路長を有するマイクロスト
    リップラインを介して接続されて成ることを特徴とする
    マイクロ波信号送受信回路。
  2. 【請求項2】第1の周波数のマイクロ波送信信号と前記
    第1の周波数の2倍の周波数である第2の周波数のマイ
    クロ波受信信号とを切り替えるマイクロ波信号送受信回
    路において、前記マイクロ波送信信号入力点と前記マイ
    クロ波受信信号の入力点間に所定以上のマイクロ波電力
    で短絡状態となるリミッタダイオードが、前記第1の周
    波数の信号の1/4波長の線路長を有するマイクロスト
    リップラインを介して所定段数接続されて成ることを特
    徴とするマイクロ波信号送受信回路。
  3. 【請求項3】前記マイクロ波送信信号入力点と前記マイ
    クロストリップライン間にチョーク回路が接続されて成
    る請求項1または2に記載のマイクロ波信号送受信回
    路。
  4. 【請求項4】前記所定段数は1段である請求項2に記載
    のマイクロ波信号送受信回路。
  5. 【請求項5】前記リミッタダイオードは、前記第1の周
    波数の大電力で短絡状態となり、前記第2の周波数で開
    放状態となる請求項1〜4に記載のマイクロ波信号送受
    信回路。
JP24935797A 1997-08-28 1997-08-28 マイクロ波信号送受信回路 Pending JPH1174745A (ja)

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JP (1) JPH1174745A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007036476A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Toshiba Corp リミッター回路
JP2019208202A (ja) * 2018-03-30 2019-12-05 ザ・ボーイング・カンパニーTheBoeing Company Rf用マイクロプラズマリミッタ、及びマイクロ波回路保護

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JP2007036476A (ja) * 2005-07-25 2007-02-08 Toshiba Corp リミッター回路
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