JPH117258A - 磁気表示ボードの表示消去方法および消去具 - Google Patents
磁気表示ボードの表示消去方法および消去具Info
- Publication number
- JPH117258A JPH117258A JP9176364A JP17636497A JPH117258A JP H117258 A JPH117258 A JP H117258A JP 9176364 A JP9176364 A JP 9176364A JP 17636497 A JP17636497 A JP 17636497A JP H117258 A JPH117258 A JP H117258A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- board
- display
- magnet
- magnetic
- erasing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 磁気表示ボードの表示の希望の部分を部分的
に手軽に容易に消去する方法およびその消去具を提供す
る。 【解決手段】 磁石２を、磁力線を通過させることので
きる材料、好ましくは、エチレン酢酸ビニール（ＥＶ
Ａ）１、４、５で覆い、磁気表示ボードの表面に当接さ
せたときに、磁石を覆うＥＶＡの厚みが、磁石２と磁気
表示ボードの表面との間に一定の間隔を保つことを可能
とた消去具を、磁気表示ボードの表面の表示の消去した
い部分に当接させて、その部分の表示を消去する。
に手軽に容易に消去する方法およびその消去具を提供す
る。 【解決手段】 磁石２を、磁力線を通過させることので
きる材料、好ましくは、エチレン酢酸ビニール（ＥＶ
Ａ）１、４、５で覆い、磁気表示ボードの表面に当接さ
せたときに、磁石を覆うＥＶＡの厚みが、磁石２と磁気
表示ボードの表面との間に一定の間隔を保つことを可能
とた消去具を、磁気表示ボードの表面の表示の消去した
い部分に当接させて、その部分の表示を消去する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気表示ボード
（以下単にボードという）の表示を表側から部分的に消
去できる方法およびその消去具に関するものである。
（以下単にボードという）の表示を表側から部分的に消
去できる方法およびその消去具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ボードはボード内に磁性粉（黒色）と溶
媒（白色）が封入されており、あらかじめ裏面全面に磁
石を接触させて磁性粉を裏面に引き寄せて表面側を白色
状態にし、書き込む場合には、磁性体よりなるペン（以
下単にペンという）をボード表面に接触させ、その接触
部位の磁性粉をボード表面に引き寄せ、その部位を黒く
変化させている。ボード表面を黒く変化させることによ
りなされた表示を消去するためには、線状または帯状の
磁性体をボード表面で摺動させて、表面に引き寄せられ
た磁性粉を再び裏面に引き寄せることにより表面側を白
色状態に戻している。
媒（白色）が封入されており、あらかじめ裏面全面に磁
石を接触させて磁性粉を裏面に引き寄せて表面側を白色
状態にし、書き込む場合には、磁性体よりなるペン（以
下単にペンという）をボード表面に接触させ、その接触
部位の磁性粉をボード表面に引き寄せ、その部位を黒く
変化させている。ボード表面を黒く変化させることによ
りなされた表示を消去するためには、線状または帯状の
磁性体をボード表面で摺動させて、表面に引き寄せられ
た磁性粉を再び裏面に引き寄せることにより表面側を白
色状態に戻している。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】従来のボードでは、線
状または帯状の消去用磁性体のある位置の表面には、ペ
ンで磁性粉を引き寄せる事ができないので、表示前に、
ペンをボードの端へ移動させておく必要がある。ペンで
表面に表示されたものを、中間の一部のみを消去したく
ても前記消去用磁性体をボードの端から消去しようとす
る部分まで摺動させなければならず、その摺動により、
消去用磁性体が摺動した範囲全部が消去されてしまう。
状または帯状の消去用磁性体のある位置の表面には、ペ
ンで磁性粉を引き寄せる事ができないので、表示前に、
ペンをボードの端へ移動させておく必要がある。ペンで
表面に表示されたものを、中間の一部のみを消去したく
ても前記消去用磁性体をボードの端から消去しようとす
る部分まで摺動させなければならず、その摺動により、
消去用磁性体が摺動した範囲全部が消去されてしまう。
【０００４】従来のボードでは前記のような線状または
帯状の消去用磁性体をボードの端から端まで摺動できる
ように構成しなければならないので、黒板のような大型
のボードとするのには、大がかりな設備にする必要があ
り、コストもかかる。
帯状の消去用磁性体をボードの端から端まで摺動できる
ように構成しなければならないので、黒板のような大型
のボードとするのには、大がかりな設備にする必要があ
り、コストもかかる。
【０００５】この発明はボードの裏面に消去用磁性体の
摺動装置を必要とせず、つねにボード表面と磁石との間
隔を一定にでき、片手で手軽に、ボードの裏面におい
て、表示の消去希望部分のみを消去でき、従ってまた、
特別な消去設備を必要としないで、黒板のような大型の
ボードの使用も可能とする消去具を提供することを目的
とする。
摺動装置を必要とせず、つねにボード表面と磁石との間
隔を一定にでき、片手で手軽に、ボードの裏面におい
て、表示の消去希望部分のみを消去でき、従ってまた、
特別な消去設備を必要としないで、黒板のような大型の
ボードの使用も可能とする消去具を提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】磁気筆記具による磁気表
示ボードの表示の部分に、磁気表示ボードの表面から一
定の間隔をおいて磁石を対向させて、その対向した表示
部分を消去する。そのための消去具としては、磁石を磁
力線を通過させることのできる材料で覆い、磁気表示ボ
ードに当接させたときに、磁石を覆う材料が磁気表示ボ
ードの表面と磁石との間に一定の間隔を保つことを可能
とする。
示ボードの表示の部分に、磁気表示ボードの表面から一
定の間隔をおいて磁石を対向させて、その対向した表示
部分を消去する。そのための消去具としては、磁石を磁
力線を通過させることのできる材料で覆い、磁気表示ボ
ードに当接させたときに、磁石を覆う材料が磁気表示ボ
ードの表面と磁石との間に一定の間隔を保つことを可能
とする。
【０００７】
【発明の実施の形態】研究の結果、磁石を、ボード表面
側で、ボード表面と一定の間隔を置いてボード表面と対
向させると、磁石と対向したボード表面の表示部分が消
去されることが判った。この現象は、次の原理によるら
しい。ボード表面にペン先を当てると、ペンの垂直磁界
が作用してその部分の磁性粉が垂直に整列し、表面から
の入射光が裏面で反射し、その反射光が表面へ出る。従
って、垂直に整列した磁性粉が文字または模様等の表示
として見える。ところが、消去具をボード表面から一定
の距離を置いて対向させると、消去具の磁石の水平磁界
が垂直に整列した磁性粉に作用して水平方向に整列さ
せ、入射光が磁性粉により反射してボード表面に出るの
で表示前の元の状態に見える。すなわち、表示が消去さ
れる。磁石とボード表面との間隔は磁力によって相違す
る。
側で、ボード表面と一定の間隔を置いてボード表面と対
向させると、磁石と対向したボード表面の表示部分が消
去されることが判った。この現象は、次の原理によるら
しい。ボード表面にペン先を当てると、ペンの垂直磁界
が作用してその部分の磁性粉が垂直に整列し、表面から
の入射光が裏面で反射し、その反射光が表面へ出る。従
って、垂直に整列した磁性粉が文字または模様等の表示
として見える。ところが、消去具をボード表面から一定
の距離を置いて対向させると、消去具の磁石の水平磁界
が垂直に整列した磁性粉に作用して水平方向に整列さ
せ、入射光が磁性粉により反射してボード表面に出るの
で表示前の元の状態に見える。すなわち、表示が消去さ
れる。磁石とボード表面との間隔は磁力によって相違す
る。
【０００８】この発明は前記の原理を応用したものであ
る。この発明の実施の形態を図面により説明する。一般
にＥＶＡと言われている、エチレン・ビニール・アセテ
ート（エチレン酢酸ビニール）（以下単にＥＶＡと言
う）のシート１に磁石２を嵌入させる貫通孔３を設け、
貫通孔３に磁石２を嵌めた後に、シート１と同じ材料で
同形のＥＶＡシート４と５とをシート１の両面を覆う。
る。この発明の実施の形態を図面により説明する。一般
にＥＶＡと言われている、エチレン・ビニール・アセテ
ート（エチレン酢酸ビニール）（以下単にＥＶＡと言
う）のシート１に磁石２を嵌入させる貫通孔３を設け、
貫通孔３に磁石２を嵌めた後に、シート１と同じ材料で
同形のＥＶＡシート４と５とをシート１の両面を覆う。
【０００９】磁石２はプレート状または柱状のものが好
ましい。
ましい。
【００１１】シート４および５の厚みは、磁石２の磁力
に応じて、ボードの表示を消去するのに最も適したボー
ド表面と磁石２との間隔を維持できる厚みとする。
に応じて、ボードの表示を消去するのに最も適したボー
ド表面と磁石２との間隔を維持できる厚みとする。
【００１２】シート１と５またはシート１と４を一体に
形成し貫通孔３を凹部とし、その凹部に磁石２を嵌入さ
せた後に、他のシートで覆ってもよい。
形成し貫通孔３を凹部とし、その凹部に磁石２を嵌入さ
せた後に、他のシートで覆ってもよい。
【００１３】シート４および／またはシート５の磁石２
に対応する部分に、図４に示すように、複数の小貫通孔
６を設ければ、磁石２の磁力線の通過をし易くする。
に対応する部分に、図４に示すように、複数の小貫通孔
６を設ければ、磁石２の磁力線の通過をし易くする。
【００１４】シート１、４、５はＥＶＡに限らず、ゴ
ム、木等磁石２の磁力を通過させる材料であればよい
が、後で説明するように、ボード上をこの消去具で擦る
ことになるので、ボードを傷つけないためにも軟質弾性
体のものが好ましく、そのなかでもＥＶＡが適してい
る。
ム、木等磁石２の磁力を通過させる材料であればよい
が、後で説明するように、ボード上をこの消去具で擦る
ことになるので、ボードを傷つけないためにも軟質弾性
体のものが好ましく、そのなかでもＥＶＡが適してい
る。
【００１５】この消去具の形状は角形に限定するもので
なく、円板状、楕円板状でもよい。この消去具はのＥＶ
Ａに少なくとも１面の平面を設けるのが好ましい。図
１、２に示すように、１または２つの角を切除して（切
除部７）、一部を突出した形状（突出部８）とし、その
突出部８をボード表面に当接させると、消去部分を限定
することができる。
なく、円板状、楕円板状でもよい。この消去具はのＥＶ
Ａに少なくとも１面の平面を設けるのが好ましい。図
１、２に示すように、１または２つの角を切除して（切
除部７）、一部を突出した形状（突出部８）とし、その
突出部８をボード表面に当接させると、消去部分を限定
することができる。
【００１６】この消去具の大きさは限定しないが、指先
で持てる程度の大きさとすれば取扱いに便利である。
で持てる程度の大きさとすれば取扱いに便利である。
【００１７】この消去具を使用するためには、消去具を
手指で持ち、ボードの表示の一部を消したい時には、消
したい部分の大きさに応じて消去具の上下の面または側
壁面のいずれかを選び、その面をボードの表面の所望の
部分に当てると、ＥＶＡの厚みが常にボード表面との一
定の間隔を保ち、磁力が働いて、その面に対応する磁性
粉をもとの状態に戻し、白色に戻る。消去したい部分
が、当接した消去具の面より広い範囲の場合には、消去
具の面をボードの表面に押し当てたまま摺動させればよ
い。消去したい部分がより狭い部分である場合には消去
具の角を当ててわずかに摺動させればよい。
手指で持ち、ボードの表示の一部を消したい時には、消
したい部分の大きさに応じて消去具の上下の面または側
壁面のいずれかを選び、その面をボードの表面の所望の
部分に当てると、ＥＶＡの厚みが常にボード表面との一
定の間隔を保ち、磁力が働いて、その面に対応する磁性
粉をもとの状態に戻し、白色に戻る。消去したい部分
が、当接した消去具の面より広い範囲の場合には、消去
具の面をボードの表面に押し当てたまま摺動させればよ
い。消去したい部分がより狭い部分である場合には消去
具の角を当ててわずかに摺動させればよい。
【００１８】図５は、一般の白墨用黒板拭きのようにバ
ンド９を取り付ければ、取扱いに便利である。
ンド９を取り付ければ、取扱いに便利である。
【００２０】
【発明の効果】この発明に係る方法によれば、ボードの
表面側からボード上の表示の所望の部分だけ、しかも表
示の外周に限らず内部の部分だけをも消去できる。この
発明に係る消去具は、磁石を覆う材料の厚みが、必要と
するボードと磁石との一定間隔を保ち、ボードの表面側
から磁石を対向させた表示部分だけを消去することがで
き、構造が簡単で取扱いが容易であり、安価にでき、大
型のボードの利用も容易にする。
表面側からボード上の表示の所望の部分だけ、しかも表
示の外周に限らず内部の部分だけをも消去できる。この
発明に係る消去具は、磁石を覆う材料の厚みが、必要と
するボードと磁石との一定間隔を保ち、ボードの表面側
から磁石を対向させた表示部分だけを消去することがで
き、構造が簡単で取扱いが容易であり、安価にでき、大
型のボードの利用も容易にする。
【図１】この発明に係る消去具の一実施の形態の斜視図
である。
である。
【図２】この発明に係る消去具の一部部材の斜視図であ
る。
る。
【図３】この発明に係る消去具の断面図である。
【図４】この発明の他の実施の形態の斜視図である。
【図５】この発明の他の実施の形態の斜視図である。
１ シート ２ 磁石 ３ 貫通孔 ４、５ ＥＶＡシート ６ 小貫通孔 ７ 切除部 ８ 突出部
Claims (2)
- 【請求項１】 磁気筆記具による磁気表示ボードの表示
の部分に、磁気表示ボードの表面から一定の間隔をおい
て磁石を対向させて、その対向した表示部分を消去する
ことを特徴とする磁気表示ボードの表示消去方法。 - 【請求項２】 磁石を磁力線を通過させることのできる
材料で覆ってなり、磁気表示ボードの表面に当接させた
ときに、前記磁石を覆う材料が磁気表示ボードの表面と
磁石との間に一定の間隔を保つことを可能とした磁気表
示ボードの表示の消去具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176364A JPH117258A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 磁気表示ボードの表示消去方法および消去具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9176364A JPH117258A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 磁気表示ボードの表示消去方法および消去具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH117258A true JPH117258A (ja) | 1999-01-12 |
Family
ID=16012333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9176364A Pending JPH117258A (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 磁気表示ボードの表示消去方法および消去具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH117258A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4855017A (en) * | 1985-05-03 | 1989-08-08 | Texas Instruments Incorporated | Trench etch process for a single-wafer RIE dry etch reactor |
| US4916511A (en) * | 1985-05-03 | 1990-04-10 | Texas Instruments Incorporated | Trench structure and process |
| WO2004054676A1 (ja) * | 2002-12-17 | 2004-07-01 | Tomy Company, Ltd. | メッセージ人形およびメッセージ人形セット |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP9176364A patent/JPH117258A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4855017A (en) * | 1985-05-03 | 1989-08-08 | Texas Instruments Incorporated | Trench etch process for a single-wafer RIE dry etch reactor |
| US4916511A (en) * | 1985-05-03 | 1990-04-10 | Texas Instruments Incorporated | Trench structure and process |
| WO2004054676A1 (ja) * | 2002-12-17 | 2004-07-01 | Tomy Company, Ltd. | メッセージ人形およびメッセージ人形セット |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041109 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050308 |