JPH117235A - 看護診断学習用具 - Google Patents

看護診断学習用具

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JPH117235A
JPH117235A JP17653397A JP17653397A JPH117235A JP H117235 A JPH117235 A JP H117235A JP 17653397 A JP17653397 A JP 17653397A JP 17653397 A JP17653397 A JP 17653397A JP H117235 A JPH117235 A JP H117235A
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nursing diagnosis
nursing
analysis
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京子 新納
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 正確な看護診断名を得るために必要とされる
分析、解釈を正確に行なうことができるようにする。 【解決手段】 患者の複数種類の健康機能パターンに関
するデータから導かれるキーワードを関連する健康機能
パターンごとに収集して相互に関連つけて分析、解釈
し、その分析、解釈結果に基づいて仮の看護診断名を得
る看護診断過程を学習する看護診断学習用具である。健
康機能パターンごとに分かれており、データとキーワー
ドとを記載するデータ用記載欄310、キーワード用記
載欄320が設けられた複数の可動片300と、分析、
解釈結果を記載する分析結果用記載欄210を有する小
円板200と、仮の看護診断名を記載する看護診断名用
記載欄110を有する大円板100と、大円板100と
小円板200とを中心で回転可能に連結するとともに、
可動片300をも中心で回転可能に連結する連結具40
0とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、看護婦が患者を看
護する際の判断の結論としての看護診断名を得るための
看護診断過程を効果的に学習することができる看護診断
学習用具に関する。
【0002】
【従来の技術】看護診断には、代表的なものとしては
『看護実践活動の対象となった諸個人、あるいは集団の
満たされるべきニードについて科学的な根拠に基づいて
下された判断』『看護婦の扱う範囲の診断であり、アセ
スメントの結論とし看護活動を必要とするクライエント
(患者)の状況を示す簡潔な要約記述』『実在又は潜在
する健康問題/生活過程に対する個人、家族及び地域の
反応についての臨床判断であり、看護婦が実務をとる結
果の達成に対して治療の根拠を明確に提供するもの』等
の各種の定義があり、看護診断名とはその看護診断の指
針を明確に示す具体的名称をいう。
【0003】このような看護診断名を得るための看護診
断過程は、以下のようにして行われる。まず、看護診断
過程は、データを収集する段階と、収集されたデータか
らキーワードとなるべきものを抽出する段階と、相互に
関連すると思われるデータを分析、解釈する段階と、こ
の分析、解釈結果から最適な看護診断名を選択する段階
との4つの段階に分割される。
【0004】そして、前記データの収集は、闇雲に行う
のではなく、人間の健康に関係する分野(以下、この分
野を『健康機能パターン』と称する)をA)健康知覚、
B)栄養・代謝、C)排泄、D) 活動・運動、E) 睡眠
・休息、F) 認知・知覚、G) 自己知覚、H)役割・関
係、I)性・生殖、J)コーピング・ストレス耐性、
K)価値・信念の11種類に分割し、それぞれの健康機
能パターンごとに行う。
【0005】例えば、健康知覚の健康機能パターンで
は、患者自身が自分の健康状態をどのように考え、健康
状態を回復させるためにどのような行動をとっているか
という観点からのデータを収集する。そして、この各健
康機能パターンのデータからデータの内容を端的に表す
キーワードを抽出するのである。
【0006】前記11の健康機能パターンは、1人の患
者のものであるからそれぞれが独立したものではなく、
相互に関連しているものである。従って、健康機能パタ
ーンのキーワードを分析、解釈することで看護診断名を
選択する基準となる解釈結果を得ることができ、この解
釈結果から看護診断名を得るのである。
【0007】この看護診断過程に関する教育で最も大切
なことは、患者から得たデータに基づいて誤りのない正
しい看護診断名を得るために、正確な分析、解釈を行う
ことができるようにすることである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この看
護診断過程では、最終的に得られる可能性のある看護診
断名だけでも約120程度あり、患者から得られる生の
データでは約220程度あるために、看護の指針となる
べき看護診断名を誤って導き出すことがある。かかる問
題を解消するためには、教育の段階で正確な看護診断名
を得るために必要とされる分析、解釈を正確に行なうこ
とができるようにすることである。
【0009】このための教育方法はいくつか考えだされ
ているが、そのほとんどが方法論に停まっており、実際
に作業として確認することによる教育は成されていない
のが現実である。
【0010】本発明は上記事情に鑑みて創案されたもの
で、正確な看護診断名を得るために必要とされる分析、
解釈を正確に行なうことができるようにする看護診断学
習用具を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の看護診
断学習用具は、患者の複数種類の健康機能パターンに関
するデータから導かれるキーワードを関連する健康機能
パターンごとに収集して相互に関連つけて分析、解釈
し、その分析、解釈結果に基づいて仮の看護診断名を得
る看護診断過程を学習する看護診断学習用具であって、
前記健康機能パターンごとに分かれており、前記データ
とキーワードとを記載するデータ等用記載欄が設けられ
た複数の可動片と、前記分析、解釈結果を記載する分析
結果用記載欄を有する小円板と、仮の看護診断名を記載
する看護診断名用記載欄を有する大円板と、この大円板
と小円板とを中心で回転可能に連結するとともに、前記
可動片をも前記中心で回転可能に連結する連結具とを備
えており、前記大円板は前記看護診断名用記載欄が小円
板によって隠れないようになっており、前記小円板は前
記分析結果用記載欄が可動片によって隠れないようにな
っており、前記可動片のうち、相互に関連する健康機能
パターンについてのデータ等が記載された可動片を一箇
所に集合させ、その可動片に記載されたキーワードの分
析、解釈の結果を一箇所に集合された可動片の外側にあ
る分析結果用記載欄に記載し、その分析、解釈から導か
れる仮の看護診断名を大円板の看護診断名用記載欄に記
載するようにしている。
【0012】また、請求項2に記載の看護診断学習用具
は、患者の複数種類の健康機能パターンに関するデータ
から導かれるキーワードを関連する健康機能パターンご
とに収集して相互に関連つけて分析、解釈し、その分
析、解釈結果に基づいて仮の看護診断名を得る看護診断
過程を学習する看護診断学習用具であって、前記健康機
能パターンごとに分かれており、前記データとキーワー
ドとを記載するデータ等用記載欄が設けられた複数の可
動片と、前記分析、解釈結果を記載する分析結果用記載
欄と前記結果から導かれる仮の看護診断名を記載する看
護診断名用記載欄とを有する円板と、円板と前記可動片
を円板の中心で回転可能に連結する連結具とを備えてお
り、前記円板は前記分析結果用記載欄と前記看護診断名
用記載欄が可動片によって隠れないようになっており、
前記可動片のうち、相互に関連する健康機能パターンに
ついてのデータ等が記載された可動片を一箇所に集合さ
せ、その可動片に記載されたキーワードの分析、解釈の
結果を一箇所に集合された可動片の外側にある分析結果
用記載欄に記載し、その分析、解釈から導かれる仮の看
護診断名を看護診断名用記載欄に記載するようにしてい
る。
【0013】前記各記載欄は複数回にわたって記載及び
抹消が可能である素材から構成されていることが望まし
い。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態
に係る看護診断学習用具の概略的分解斜視図、図2は本
発明の第1の実施の形態に係る看護診断学習用具の概略
的平面図、図3は本発明の第1の実施の形態に係る看護
診断学習用具の概略的正面図、図4は本発明の第1の実
施の形態に係る看護診断学習用具の使用例を示す概略的
平面図、図5は本発明の第2の実施の形態に係る看護診
断学習用具の概略的平面図である。
【0015】本発明の実施の形態に係る看護診断学習用
具は、患者の複数種類の健康機能パターンに関するデー
タから導かれるキーワードを関連する健康機能パターン
ごとに収集して相互に関連つけて分析、解釈し、その分
析、解釈結果に基づいて仮の看護診断名を得る看護診断
過程を学習する看護診断学習用具である。
【0016】かかる看護診断学習用具は、健康機能パタ
ーンごとに分かれており、前記データを記載するデータ
用記載欄310と、この前記データから導出されるキー
ワードを記載するキーワード用記載欄320が設けられ
た11枚の可動片300と、前記分析、解釈結果を記載
する分析結果用記載欄210を有する小円板200と、
仮の看護診断名を記載する看護診断名用記載欄110を
有する大円板100と、この大円板100と小円板20
0とを中心で回転可能に連結するとともに、前記可動片
300をも前記中心で回転可能に連結する連結具400
とを備えている。
【0017】まず、前記大円板100は、例えば油性の
サインペンで繰り返して記載可能なプラスチックの薄板
から構成されており、その中心には貫通孔120が開設
されている。この大円板100の最外周部は看護診断名
用記載欄110となっている。
【0018】前記小円板200は、大円板100と同様
に例えば油性のサインペンで繰り返して記載可能なプラ
スチックの薄板から構成されており、その中心には貫通
孔220が開設されている。この小円板200の最外周
部は分析結果用記載欄210となっている。この小円板
200は、大円板100より小径になっている。具体的
には、中心の貫通孔120、220を合わせた場合に、
大円板100の看護診断名用記載欄110が小円板20
0によって隠されることがないように設定されている。
【0019】一方、前記可動片300は、大円板100
や小円板200と同様に例えば油性のサインペンで繰り
返して記載可能なプラスチックの薄板から構成されてい
る。この可動片300は、図1に示すように、データ用
記載欄310及びキーワード用記載欄320となる略扇
形部340と、この略扇形部340から延設された延設
部350とが一体に形成されたものである。この可動片
300は、延設部350を重ねて並べると、略扇形部3
40が1つの円板を形成するように設定されている。そ
して、延設部350には貫通孔360が開設されてい
る。
【0020】この11枚の可動片300には、図2に示
すように、それぞれA)健康知覚、B)栄養・代謝、
C)排泄、D) 活動・運動、E) 睡眠・休息、F) 認知
・知覚、G) 自己知覚、H)役割・関係、I)性・生
殖、J)コーピング・ストレス耐性、K)価値・信念の
文字が記載されている。この文字は、消えることがない
ように印刷或いは刻印等で記載されている。
【0021】これらを連結する連結具400は、ボルト
410とこれに対応したナット420と2枚のワッシャ
430とから構成されており、前記ボルト410を大円
板100の貫通孔120から小円板200の貫通孔22
0を介して可動片300の貫通孔360に貫通させナッ
ト420を締結することで、大円板100、小円板20
0及び可動片300をボルト410を中心として回転可
能に連結している。なお、ナット420として図示した
ような先端が丸くなったものを使用すれば、看護診断学
習用具をポケット等に入れておいても引っ掛かることが
なく便利である。
【0022】このように構成された看護診断学習用具に
よる看護診断過程の学習について説明する。なお、問題
を単純化するために患者から得られたデータが便秘に関
するものだけである場合について考える。
【0023】まず、患者に対して11項目の健康機能パ
ターンに関する質問を行う。これと同時に患者の観察も
行う。例えば、便秘という症状を抱えている患者であれ
ば、可動片300のうち『排泄』の文字が記載された可
動片300Cのデータ用記載欄310Cにデータとして
の『便秘、排便週1回、硬い便、便塊の触知』等を記載
する。また、この患者に対して安静療法が行われている
場合には、活動・運動に関するデータを記載する可動片
300Dのデータ用記載欄310Dに『安静療法』と記
載する。さらに、患者に食欲があければ、栄養・代謝に
関係するデータを記載する可動片300Bのデータ用記
載欄310Bに『食欲不振、満腹感』と記載する。
【0024】次に、各可動片300B、300C、30
0Dの各データ用記載欄310B、310C、310D
に記載されたデータからそれぞれキーワードを抽出す
る。例えば、可動片300Cでのキーワードは『便
秘』、可動片300Bでのキーワード『食欲不振』、可
動片300Dでのキーワードは『安静療法』となる。こ
れらのキーワードをそれぞれのキーワード用記載欄32
0B、320C、320Dに記載する。
【0025】次に、便秘という症状に関係する健康機能
パターンについてのデータが記載された可動片300を
回転させて一箇所に集合させる。この場合には、図4に
示すように、3枚の可動片300B、300C、300
Dを一箇所に集合させる。他の可動片300A、300
E〜300Kは異なる位置で重ねるように集合させてお
く。
【0026】すると、便秘に関係するであろうと思われ
る3つのキーワード、すなわち『便秘』『食欲不振』
『安静療法』のみがとなりあう。この3つのキーワード
に基づいて便秘が生じる原因についての論理的な分析、
解釈を行う。例えば、この場合では『安静療法に伴う運
動量の減少による便秘』と『摂取量の減少に伴う腸蠕動
の低下による便秘』との2種類の解釈結果が得られる。
【0027】この解釈結果を分析結果用記載欄210の
うち、3枚の可動片300B、300C、300Dの外
側の分析結果用記載欄210(図4では破線で囲まれた
部分)に記載し、この分析結果用記載欄210の外側の
看護診断名用記載欄110(図4では破線で囲まれた部
分)に前記解釈結果からより妥当であると考えられる仮
の看護診断名として『安静療法に伴う運動量の減少に関
連した便秘』を記載する。
【0028】看護診断名には、例えばNANDA(北ア
メリカ看護診断協会:NORTHAMERICA NU
RSING DIAGNOSIS ASSOCIATI
ON)の定義と呼ばれる標準的なリストがあり、仮の看
護診断名を選択する際には、このリストから最適と思わ
れるものを選択する。なお、このリストを大円板100
の裏面側に予め印刷等で記載しておくと、裏返すだけで
看護診断名を見ることができるので非常に便利である。
【0029】ここで、仮の看護診断名と正しい看護診断
名とを比較する。両者が一致していれば、分析、解釈結
果が正しかったことになるが、両者が一致しなかった場
合には、分析、解釈が誤っていたことになる。その場合
には、関連すると思われる可動片300を改めて選択し
なおし、選択しなおされた可動片300を一箇所に集合
させて、再度の分析、解釈を行う。
【0030】学習の場面ではなく実際の臨床の場面にお
いてこの看護診断学習用具を使用することも可能であ
る。ただし、この場合には看護診断名用記載欄110に
は仮の看護診断名ではなく、使用者が求めた看護診断名
が記載される。
【0031】なお、上述した看護診断学習用具では、大
円板100、小円板200及び可動片300の色をそれ
ぞれ異なるものにしておけば、データ等が一目でどの部
分に記載されたかを視覚的に確認することができ便利で
ある。
【0032】上述した看護診断学習用具は、大円板10
0と小円板200とを有していたが、次に説明するよう
に、この看護診断学習用具は1つの円板500でも同様
のことが行える。なお、この第2の実施の形態に係る看
護診断学習用具が、上述した第1の実施の形態に係る看
護診断学習用具と相違する点は、円板500が1枚であ
ることのみで、他の点は同一であるので同一な点の詳細
な説明は省略する。
【0033】すなわち、この第2の実施の形態に係る看
護診断学習用具では、患者の複数種類の健康機能パター
ンに関するデータから導かれるキーワードを関連する健
康機能パターンごとに収集して相互に関連つけて分析、
解釈し、その分析、解釈結果に基づいて仮の看護診断名
を得る看護診断過程を学習する看護診断学習用具であっ
て、前記健康機能パターンごとに分かれており、前記デ
ータを記載するデータ用記載欄310とキーワードを記
載するキーワード用記載欄320とが設けられた複数の
可動片300と、前記分析、解釈結果を記載する分析結
果用記載欄510と前記結果から導かれる仮の看護診断
名を記載する看護診断名用記載欄520とを有する円板
500と、円板500と前記可動片300を円板400
の中心で回転可能に連結する連結具400とを備えてお
り、前記円板500は前記分析結果用記載欄510と前
記看護診断名用記載欄520が可動片300によって隠
れないようになっており、前記可動片300のうち、相
互に関連する健康機能パターンについてのデータ等が記
載された可動片300を一箇所に集合させ、その可動片
300に記載されたキーワードの分析、解釈の結果を一
箇所に集合された可動片300の外側にある分析結果用
記載欄510に記載し、その分析、解釈から導かれる仮
の看護診断名を看護診断名用記載欄520に記載するよ
うにしている。
【0034】この場合には、円板500の最外周部が看
護診断名用記載欄520であり、内側が分析結果用記載
欄510となっている。なお、特に看護診断名用記載欄
520と分析結果用記載欄510との境界を明確にする
ために境界線530を記載しておくとよい。
【0035】この看護診断学習用具にあっては、分析結
果用記載欄510に記載された分析、解釈の結果のすぐ
外側に位置する看護診断名用記載欄520に仮の看護診
断名を記載するのである。
【0036】なお、上述した2つの実施の形態では、可
動片300は11枚あるとして説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、10枚以下でも12枚以
上でもよく、看護診断学習用具を使用する者が考える健
康機能パターンの数に合わせればよいのである。ただ
し、各可動片300が大幅に重なることなく、確実にデ
ータ用記載欄310等が表面側に現れるようにすること
が重要である。
【0037】
【発明の効果】請求項1に記載の看護診断学習用具は、
患者の複数種類の健康機能パターンに関するデータから
導かれるキーワードを関連する健康機能パターンごとに
収集して相互に関連つけて分析、解釈し、その分析、解
釈結果に基づいて仮の看護診断名を得る看護診断過程を
学習する看護診断学習用具であって、前記健康機能パタ
ーンごとに分かれており、前記データとキーワードとを
記載するデータ等用記載欄が設けられた複数の可動片
と、前記分析、解釈結果を記載する分析結果用記載欄を
有する小円板と、仮の看護診断名を記載する看護診断名
用記載欄を有する大円板と、この大円板と小円板とを中
心で回転可能に連結するとともに、前記可動片をも前記
中心で回転可能に連結する連結具とを備えており、前記
大円板は前記看護診断名用記載欄が小円板によって隠れ
ないようになっており、前記小円板は前記分析結果用記
載欄が可動片によって隠れないようになっており、前記
可動片のうち、相互に関連する健康機能パターンについ
てのデータ等が記載された可動片を一箇所に集合させ、
その可動片に記載されたキーワードの分析、解釈の結果
を一箇所に集合された可動片の外側にある分析結果用記
載欄に記載し、その分析、解釈から導かれる仮の看護診
断名を大円板の看護診断名用記載欄に記載するように構
成されている。
【0038】従って、この看護診断学習用具を使用する
と、患者からのデータを健康機能パターンごとに得るこ
とができ、このデータから導かれるキーワードを相互に
関連つけて分析、解釈を行うことができる。しかも、得
られた看護診断名が誤りであった場合には、相互に関連
つけるキーワードを変更するが、その変更は可動片を動
かすことによって、すなわち積極的かつ視覚的に行うた
め、新たな分析、解釈をスムーズに行うことができる。
よって、この看護診断学習用具を用いて看護診断過程を
学習することにより、より論理的な分析、解釈を行うこ
とができるようになる。また、この看護診断学習用具で
は、看護診断名が記載される大円板と、分析、解釈の結
果を記載される小円板とが別体になっているため、分
析、解釈の結果から看護診断名を導く場合にも意識的に
大円板を回転させることによってより深い、分析、解釈
が可能となるという利点がある。
【0039】一方、請求項2に記載の看護診断学習用具
は、患者の複数種類の健康機能パターンに関するデータ
から導かれるキーワードを関連する健康機能パターンご
とに収集して相互に関連つけて分析、解釈し、その分
析、解釈結果に基づいて仮の看護診断名を得る看護診断
過程を学習する看護診断学習用具であって、前記健康機
能パターンごとに分かれており、前記データとキーワー
ドとを記載するデータ等用記載欄が設けられた複数の可
動片と、前記分析、解釈結果を記載する分析結果用記載
欄と前記結果から導かれる仮の看護診断名を記載する看
護診断名用記載欄とを有する円板と、円板と前記可動片
を円板の中心で回転可能に連結する連結具とを備えてお
り、前記円板は前記分析結果用記載欄と前記看護診断名
用記載欄が可動片によって隠れないようになっており、
前記可動片のうち、相互に関連する健康機能パターンに
ついてのデータ等が記載された可動片を一箇所に集合さ
せ、その可動片に記載されたキーワードの分析、解釈の
結果を一箇所に集合された可動片の外側にある分析結果
用記載欄に記載し、その分析、解釈から導かれる仮の看
護診断名を看護診断名用記載欄に記載するように構成さ
れている。
【0040】この看護診断学習用具による場合には、上
述した請求項1に記載した看護診断学習用具と比べて円
板が1つ少ないので、より小型かつ安価に構成すること
ができる。しかし、その看護診断過程を学習する上での
効果は、キーワードの関連つけや分析、解釈等を可動片
を移動させて積極的かつ視覚的に行うので同等である。
【0041】また、請求項3に記載の看護診断学習用具
であれば、前記各記載欄は複数回にわたって記載及び抹
消が可能である素材から構成されているので、繰り返し
て使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る看護診断学習
用具の概略的分解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る看護診断学習
用具の概略的平面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る看護診断学習
用具の概略的正面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る看護診断学習
用具の使用例を示す概略的平面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る看護診断学習
用具の概略的平面図である。
【符号の説明】
100 大円板 110 看護診断名用記載欄 200 小円板 210 分析結果用記載欄 300 可動片 310 データ用記載欄 320 キーワード用記載欄 400 連結具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新納 京子 奈良県奈良市桂木町16号−104番 (72)発明者 小仲 三郎 奈良県生駒郡安堵町窪田356番地

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の複数種類の健康機能パターンに関
    するデータから導かれるキーワードを関連する健康機能
    パターンごとに収集して相互に関連つけて分析、解釈
    し、その分析、解釈結果に基づいて仮の看護診断名を得
    る看護診断過程を学習する看護診断学習用具において、 前記健康機能パターンごとに分かれており、前記データ
    とキーワードとを記載するデータ等用記載欄が設けられ
    た複数の可動片と、前記分析、解釈結果を記載する分析
    結果用記載欄を有する小円板と、仮の看護診断名を記載
    する看護診断名用記載欄を有する大円板と、この大円板
    と小円板とを中心で回転可能に連結するとともに、前記
    可動片をも前記中心で回転可能に連結する連結具とを具
    備しており、前記大円板は前記看護診断名用記載欄が小
    円板によって隠れないようになっており、前記小円板は
    前記分析結果用記載欄が可動片によって隠れないように
    なっており、前記可動片のうち、相互に関連する健康機
    能パターンについてのデータ等が記載された可動片を一
    箇所に集合させ、その可動片に記載されたキーワードの
    分析、解釈の結果を一箇所に集合された可動片の外側に
    ある分析結果用記載欄に記載し、その分析、解釈から導
    かれる仮の看護診断名を大円板の看護診断名用記載欄に
    記載するようにしたことを特徴とする看護診断学習用
    具。
  2. 【請求項2】 患者の複数種類の健康機能パターンに関
    するデータから導かれるキーワードを関連する健康機能
    パターンごとに収集して相互に関連つけて分析、解釈
    し、その分析、解釈結果に基づいて仮の看護診断名を得
    る看護診断過程を学習する看護診断学習用具において、 前記健康機能パターンごとに分かれており、前記データ
    とキーワードとを記載するデータ等用記載欄が設けられ
    た複数の可動片と、前記分析、解釈結果を記載する分析
    結果用記載欄と前記結果から導かれる仮の看護診断名を
    記載する看護診断名用記載欄とを有する円板と、円板と
    前記可動片を円板の中心で回転可能に連結する連結具と
    を具備しており、前記円板は前記分析結果用記載欄と前
    記看護診断名用記載欄が可動片によって隠れないように
    なっており、前記可動片のうち、相互に関連する健康機
    能パターンについてのデータ等が記載された可動片を一
    箇所に集合させ、その可動片に記載されたキーワードの
    分析、解釈の結果を一箇所に集合された可動片の外側に
    ある分析結果用記載欄に記載し、その分析、解釈から導
    かれる仮の看護診断名を看護診断名用記載欄に記載する
    ようにしたことを特徴とする看護診断学習用具。
  3. 【請求項3】 前記各記載欄は複数回にわたって記載及
    び抹消が可能である素材から構成されていることを特徴
    とする請求項1又は2記載の看護診断学習用具。
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