JPH1170175A - 指圧器、温灸器及び遠赤外線治療器 - Google Patents

指圧器、温灸器及び遠赤外線治療器

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JPH1170175A
JPH1170175A JP24749697A JP24749697A JPH1170175A JP H1170175 A JPH1170175 A JP H1170175A JP 24749697 A JP24749697 A JP 24749697A JP 24749697 A JP24749697 A JP 24749697A JP H1170175 A JPH1170175 A JP H1170175A
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far
infrared
acupressure
ceramic material
hot moxibustion
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JP24749697A
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Inventor
Yasuyuki Morimoto
泰行 森本
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DEGUCHI YUKO
HORIGOME MASAHIKO
Original Assignee
DEGUCHI YUKO
HORIGOME MASAHIKO
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気石の優れた特性を活用すると共に、簡易
に指圧や灸及び遠赤外線治療が可能な指圧・温灸・遠赤
外線治療器を提供する。 【解決手段】 熱源7と、指圧具と温灸具及び遠赤外線
発生具を兼用してなる指圧・温灸・遠赤外線発生具4と
を備え、前記指圧・温灸・遠赤外線発生具4に、電気石
成分を所定量混入したセラミック材5を用いる構成とし
た。この場合、上記熱源7として制御可能な電源2に接
続された電気ヒータ7を用い、上記指圧・温灸・遠赤外
線発生具4のセラミック材5を先細り形状とすると、利
用の簡易性及び安全性が向上し、人体への押圧効果を高
めることができる。また、指圧・温灸・遠赤外線発生具
4に円筒状の遠赤外線療法用キャップを装着すれば、セ
ラミック材5が高温のときに、指圧・温灸・遠赤外線発
生具4と人体を分離して施療できるので安全性が向上す
る。更に、当該キャップがセラミック材5から外れた場
合はセラミック材5の温度が低下するようにすると、一
層安全性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体に簡易に施療
ができる指圧器、温灸器及び遠赤外線治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】種々の医療方法、健康維持療法の例とし
て、指圧マッサージ療法、針治療、灸療法が実用に供さ
れ、それらの効用が社会的にも認知されている。指圧マ
ッサージ療法は、人体に複数個所存在する経穴や経絡を
押圧する施療法であり、灸は、皮膚及び皮下組織に熱刺
激を与え、血流等を良くする施療法である。また、近
年、遠赤外線の人体における透過性を利用して、人体の
深部に熱刺激を加える遠赤外線温熱療法が注目されてい
る。
【0003】一方、電気石(トルマリン)の持つ種々の
特性の内、健康療法への応用について、近年脚光を浴び
るようになってきたが、そこで、以下、電気石の特性に
ついて概述する。一般に、誘電体は電場内において電気
分極を生じるが、外部から電場を加えなくても当初から
電気分極をしている結晶がある。これを「極性結晶」と
いうが、この極性結晶はその結晶の単位格子のプラス電
荷の中心とマイナス電荷の中心が本来位置すべき位置か
らずれていることに特徴がある。電気石の結晶もこの極
性結晶の特性を示し、結晶の対称する両端に電極を作
る。この場合、図3に示すように尖った部分が正極にな
り、反対側の比較的平らな部分が負極となる。この電極
は常温、常圧では、外部電極によっては消滅しない。従
って、この特性を表現するに当たり、ここでは、永久磁
石における永久磁極に対応して、「永久電極」という言
葉を便宜的に用いるものとする。
【0004】図3に電気石の結晶の自形の一つを示す。
電気石にはいくつかの組成のものがあるが、基本的には
ほう素を含む珪酸塩鉱物である。三方又は六方異極反面
像族に属し、上下非対称の異極像を示す。その代表的な
化学式は次のようなものである。 3{NaX3Al6(BO33Si618(OH9F)4} (X=Mg、Fe、Li等) ここで、電気石は、含まれるXの種類によって多彩な色
を示し、無色から赤、黄、緑、青、紫、茶、黒等の色が
あり、中には宝石として取り扱われるものもある。
【0005】以下、電気石の持つ永久電極の応用につい
て述べる。電気石の粉末を水中に沈めると、結晶の永久
電極のマイナス極側に水素イオンが集まり、電気石の結
晶から電子を受け取って、水素イオンと電子が結合し、
水素ガスH2が発生するようになる。また、水素イオン
の減少により、水中のヒドロキシルイオンH32 -濃度
が上昇する。一方、ヒドロキシルイオンは図4に示すよ
うな疎水基と親水基を有する構造を持ち、界面活性作用
を有している。即ち、電気石は化学薬剤や外部エネルギ
ーを加えることなく、水を中和し、界面活性化させ、副
作用がないという特筆すべき機能を備え、その応用面、
特に水質改善等の環境問題において期待が高まってい
る。また、電気石に圧力を加えると結晶の両端に電荷が
発生する圧電性及び電気石にを熱すると同様に結晶の両
端に電荷が発生する焦電性を有し、これらの特性につい
ても様々な応用が検討されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、指圧マッサ
ージや針治療は、熟練した専門家に施療を頼まなければ
ならず、また、灸は手間が掛かり、煙が発生し、簡易に
利用できないという問題がある。また、遠赤外線の透過
性を利用して、人体の深部に熱刺激を加える温熱療法に
ついて簡易に利用できる器具があれば便利である。一
方、電気石の上述の機能をこれらの健康療法に活用でき
れば、施療効果を一層向上させることができる。本発明
は、上記課題(問題点)を解決し、電気石の上述した優
れた特性を活用すると共に、簡易に指圧や灸及び遠赤外
線治療が可能な指圧器、温灸器及び遠赤外線治療器を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の指圧器では、上
記課題を解決するために、請求項1記載のものでは、熱
源と、前記熱源からの熱を人体に伝達すると共に人体を
指圧する指圧具とを備え、前記指圧具に、電気石成分を
所定量混入したセラミック材を用いる構成とした。この
構成とすることにより、熱源からの熱による温療効果及
び電気石の圧電気、焦電気が発生するという性質(圧電
性、焦電性)による効果が活用できるので、施療効果を
高めた指圧器とすることができる。
【0008】請求項2に記載の温灸器では、熱源と、前
記熱源からの熱を人体に伝達する温灸具とを備え、前記
温灸具に、電気石成分を所定量混入したセラミック材を
用いる構成とした。これにより、従来の灸治療よりも簡
易に施療できると共に、電気石の焦電気が発生するとい
う特性を活用できるので施療効果が高い温灸器とするこ
とができる。
【0009】請求項3に記載の遠赤外治療器は、熱源
と、前記熱源からの熱を遠赤外線として人体に放射する
遠赤外線発生具とを備え、前記遠赤外線発生具に、電気
石成分を所定量混入したセラミック材を用いる構成とし
た。これにより、適度に配合された電気石成分により特
定の波長分布の遠赤外線を発生するという特性を活用し
て、施療効果が高い遠赤外治療器とすることができる。
【0010】請求項4に記載の指圧・温灸・遠赤外線治
療器では、熱源と、上記指圧具と上記温灸具及び上記遠
赤外線発生具を兼用してなる指圧・温灸・遠赤外線発生
具とを備え、前記指圧・温灸・遠赤外線発生具に、電気
石成分を所定量混入したセラミック材を用いる構成とし
た。これにより、上述した電気石の特性を施療に活用で
きる上に、一つの装置で上述した指圧器、温灸器、遠赤
外線治療器の各機能を備えることになり、施療が簡易、
かつ、製造コストを抑えた多機能の指圧・温灸・遠赤外
線治療器とすることができる。
【0011】請求項5に記載の指圧・温灸・遠赤外線治
療器では、上記熱源として制御可能な電源に接続された
電気ヒータを用い、上記指圧・温灸・遠赤外線発生具の
セラミック材を先細り形状とする構成とした。熱源とし
ての電源の電圧を制御することにより、本発明の指圧・
温灸・遠赤外線治療器の利用の簡易性及び安全性を向上
させ、患部の状況に応じて制御することができ、また、
上記セラミック材を先細り形状に形成することにより、
人体への押圧効果を高めることができる。
【0012】請求項6に記載の指圧・温灸・遠赤外線治
療器では、円筒状の遠赤外線療法用キャップを備え、当
該指圧・温灸・遠赤外線治療器使用時に、上記指圧・温
灸・遠赤外線発生具に前記円筒状の遠赤外線療法用キャ
ップを装着することにより、人体と指圧・温灸・遠赤外
線発生具との間に一定の距離を保持できるように構成し
た。人体と指圧・温灸・遠赤外線発生具との間に一定の
距離を保つことにより遠赤外線治療の効果が向上すると
共に、上記セラミック材を高温とし、遠赤外線治療器と
して使用している場合に、遠赤外線発生具と人体を分離
して施療でき、火傷を防止することができる。
【0013】請求項7に記載の指圧・温灸・遠赤外線治
療器では、上記円筒状の遠赤外線療法用キャップを指圧
・温灸・遠赤外線発生具から取り外した場合は、指圧・
温灸・遠赤外線発生具の温度を低下させる安全機能を備
えた構成とした。このようにすることにより、遠赤外線
を所定の距離をおいて人体に照射することにより施療効
果が向上すると共に、施療中の火傷を防止することがで
き、本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器の安全性を更
に向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の指圧・温灸・遠赤外線治
療器の一実施の形態を図1及び図2(A)〜(C)を用
いて説明する。図1は、本発明の本実施の形態における
指圧・温灸・遠赤外線治療器1の概略構成を示す図であ
る。また、図2は、本実施の形態の指圧・温灸・遠赤外
線治療器の各構成を示す図で、同図(A)は、指圧・温
灸・遠赤外線発生具の縦断側面図、同図(B)は指圧・
温灸・遠赤外線発生具のセラミック材の縦断側面図、同
図(C)は、遠赤外線療法用キャップの縦断側面図であ
る。
【0015】図1に示すように、本実施の形態における
指圧・温灸・遠赤外線治療器1は、制御可能な直流電源
2、前記直流電源2からの電力を電気ヒータ7に供給す
るための電線3及び指圧具、温灸具、遠赤外線発生器の
各機能を具備して成る指圧・温灸・遠赤外線発生具4に
より構成される。また、指圧・温灸・遠赤外線発生具4
は、図2(B)に示す当該セラミック材中に粉末状の電
気石成分を所定量混入して生成されたセラミック材5
と、同図(A)に示す筐体6から構成される。更に、セ
ラミック材5は、図1に示すように電気ヒータ7を装着
するための、図2(B)に示すようなヒータ挿入孔5a
を有している。図2(C)に示す8は、円筒状の遠赤外
線療法用キャップで、本発明の指圧・温灸・遠赤外線治
療器1を遠赤外線治療器として用いる場合に、セラミッ
ク材5に装着して、高温のセラミック材5と人体が接触
し、火傷を負わないように保護される。
【0016】次に、セラミック材5の製造方法について
説明する。セラミック材の構成成分は以下の通りであ
る。 酸化鉄 (Fe23) 1〜5% (重量%) 酸化アルミ (Al23) 1〜5% (重量%) 酸化チタン (TiO2) 1〜5% (重量%) 酸化ジルコン(ZrO3) 1〜5% (重量%) 黒トルマリン(シュールトルマリン) 5〜10% (重量%) バインダー (粘土) 70〜91% (重量%) 本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器1のセラミック材
5は、これらの粉末状の成分を混合し、適量の水を加
え、練り合わせた上で図2(B)に示すような先細り形
状に成形し、電気石(トルマリン)が組成分解して永久
電極の特性を失わない温度(800〜900℃)で焼
成、焼結する。なお、セラミック材5の破損、汚れ防止
等のために、図2(B)に示す先端部分5bの10〜1
5mmφを除いて、釉薬を塗布し焼成するものとする。
【0017】以上の構成において、直流電源2から電線
3を経て、電気ヒータ7に所定の電流を供給することに
より電気ヒータ7を熱し、セラミック材5を加熱する。
直流電源2に備えられるダイアル等の制御機能(図示せ
ず)の操作によって、セラミック材5が適温となったと
ころで、本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器1を指圧
器として使用する場合は、筐体6を握り、人体の経穴や
経絡等の局部にセラミック材5の先端部分5bを当てが
い、押圧し施療する。上述したように、セラミック材先
端5bは、釉薬を塗布していない部分であるので、セラ
ミック材5内に適度に配合された電気石の結晶が直接人
体の皮膚と接することになる。これにより、永久電極と
いう特性を有する電気石の効力が、上述した焦電性、圧
電性という特性と有効に作用し、人体局部に適度な微弱
電流が流れることになる。即ち、本発明の指圧・温灸・
遠赤外線治療器1を指圧器として用いれば、従来の指圧
効果のほかに、セラミック材5の温熱効果や、微弱電流
が流れる作用による効果も得られるので、指圧の施療効
果の向上を図ることができる。また、熟練した専門家に
施療を依頼せずに簡易に利用することができる。
【0018】また、本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療
器1を温灸器として使用する場合も、セラミック材5を
加熱し、セラミック材5が適温となったところで、筐体
6を握り、人体の局部にセラミック材5を当てがい施療
を行う。従って、本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器
1を温灸器として用いると、従来の灸に比べて、温度調
節が容易で、煙が出るという問題もなく、指圧器として
利用した場合同様、熟練した専門家に施療を依頼せずに
簡易に施療が可能となる。また、上記した指圧器として
使用した場合と同様に、セラミック材5内に適度に配合
された電気石の結晶が直接人体の皮膚と接することによ
り、電気石の上記焦電性や圧電性等の有用性を人体の局
部に有効利用することが可能となる。即ち、本発明の指
圧・温灸・遠赤外線治療器1を温灸器として用いれば、
従来の温灸効果のほかに、電熱作用、微弱電流が流れる
作用効果も得られるので、温灸の施療効果の向上を図る
ことができる。
【0019】更に、本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療
器1を遠赤外治療器として使用する場合は、温度調節機
能により、指圧・温灸・遠赤外線発生具4のセラミック
材5の温度を調節し、適度な波長分布を有する遠赤外線
を人体に照射する。指圧器や温灸器とは異なり、人体表
面に直接熱を加えるのではなく、遠赤外線の透過力を利
用し、人体深部を加熱することにより、人体内部での血
行が良くなる等の効果があるので、一定の施療効果が得
られる。特に、人骨が共鳴吸収する波長の遠赤外線を照
射することにより、人骨を直接温めることができ、施療
効果が一層向上する。
【0020】ところで、本発明の指圧・温灸・遠赤外線
治療器1を遠赤外線治療器として用いる場合は、遠赤外
線発生具のセラミック材5の温度は、例えば80度に設
定されているため、セラミック材5に図2(C)に示す
遠赤外線療法用キャップ8を装着し、直接人体の皮膚表
面に接触しないようにしている。一般に、遠赤外線療法
では、人体皮膚表面に遠赤外線の放出源を直接当てるよ
りも、所定の距離をおいて人体に照射する方が治療効果
があることが、多くの治験例等から実証されているの
で、このようにセラミック材5に遠赤外線療法用キャッ
プ8を装着すれば、遠赤外線療法の施療効果が向上する
と共に、皮膚を火傷から守ることができるので、安全性
の向上にもつながる。また、本発明の指圧・温灸・遠赤
外線治療器1に用いる遠赤外線療法用キャップ8を光反
射材で構成しているので、遠赤外線をキャップ8の底面
に集中させることができ、遠赤外線療法の効果を向上さ
せることができる。なお、施療中にキャップ8が外れた
場合は、給電回路がオフとなり、セラミック材5の温度
が速やかに低下する安全機能を備えているので、人体が
火傷するのを防止することができる。
【0021】本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器は上
記実施の形態に限定されるものではない。本発明の指圧
・温灸・遠赤外線治療器の特徴は、指圧・温灸・遠赤外
線発生具のセラミック材に電気石を適度に配合すること
により、電気石の持つ特性を施療効果の向上に利用する
ことにあるので、上記実施の形態で示したセラミック材
の材料の種類や配合成分の重量比に限定されるものでは
ない。従って、使用するトルマリンの種類や、バインダ
ーとなる粘土及び酸化物の成分や構成比率については種
々の変更が考えられる。また、セラミック材の形状につ
いても、適用用途に応じて種々の改変が可能である。例
えば指圧効果を高めるために、セラミック部分の先端形
状をより鋭くするような変更も考えられる。更に、本発
明の指圧・温灸・遠赤外線治療器は、上記実施の形態で
は、熱源として電気ヒータを用いる構成で説明したが、
熱源の種類に限定されず、また上述したセラミック材の
設定温度に限定されないのは勿論のことである。
【0022】
【発明の効果】本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器
は、上述のように構成したために、以下のような優れた
効果を有する。 (1)請求項1に記載の指圧器のように、指圧具に電気
石成分を所定量混入したセラミック材を用いる構成とす
ると、熱源からの熱による温療効果及び電気石の圧電
気、焦電気が発生するという性質(圧電性、焦電性)に
よる効果が活用できるので、施療効果を高めた指圧器と
することができる。 (2)請求項2に記載の温灸器のように、温灸具に電気
石成分を所定量混入したセラミック材を用いる構成とす
ると、従来の灸治療よりも簡易に施療できると共に、電
気石の焦電気が発生するという特性を活用できるので施
療効果が高い温灸器とすることができる。 (3)請求項3に記載の遠赤外治療器のように、遠赤外
線発生具に電気石成分を所定量混入したセラミック材を
用いる構成とすると、所定量混入された電気石成分によ
り特定の波長分布の遠赤外線を発生するという特性を活
用して、施療効果が高い遠赤外治療器とすることができ
る。 (4)請求項4に記載の指圧・温灸・遠赤外線治療器の
ように、指圧具、温灸具及び遠赤外線発生具を兼用して
なる指圧・温灸・遠赤外線発生具に、電気石成分を所定
量混入したセラミック材を用いる構成とすると、上述し
た電気石の特性を施療に活用できる上に、一つの装置で
上述した指圧器、温灸器、遠赤外線治療器の各機能を備
えることになり、施療が簡易、かつ、製造コストを抑え
た多機能の指圧・温灸・遠赤外線治療器とすることがで
きる。 (5)請求項5に記載の指圧・温灸・遠赤外線治療器の
ように、熱源として制御可能な電源に接続された電気ヒ
ータを用い、指圧・温灸・遠赤外線発生具のセラミック
材を先細り形状とする構成とし、患部の状態に応じてセ
ラミック材の先端部の温度を制御するようにすると、利
用の簡易性及び安全性を向上させることができる。ま
た、セラミック材を先細り形状に形成し、及びセラミッ
ク材の温度を患部への適温状態とすることによって人体
への押圧効果を高めることができる。 (6)請求項6に記載の指圧・温灸・遠赤外線治療器の
ように、円筒状の遠赤外線療法用キャップを備え、指圧
・温灸・遠赤外線治療器使用時に、指圧・温灸・遠赤外
線発生具に円筒状の遠赤外線療法用キャップを装着する
ことにより、人体と指圧・温灸・遠赤外線発生具との間
に一定の距離を保持できるように構成すると、遠赤外線
治療の効果が向上すると共に、上記セラミック材を高温
とし、遠赤外線治療器として使用している場合に、前記
遠赤外線発生具と人体を分離して施療でき、火傷を防止
することができるので安全性が向上する。 (7)請求項7に記載の指圧・温灸・遠赤外線治療器の
ように、円筒状の遠赤外線療法用キャップを指圧・温灸
・遠赤外線発生具から取り外した場合は、指圧・温灸・
遠赤外線発生具の温度を低下させる安全機能を備えた構
成とすると、施療中の火傷を防止することができ、本発
明の指圧・温灸・遠赤外線治療器の安全性を更に向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器の概略構
成図である。
【図2】本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器を構成す
る各構成図で、同図(A)は、指圧・温灸・遠赤外線発
生具の縦断側面図、同図(B)は指圧・温灸・遠赤外線
発生具のセラミック材の縦断側面図、同図(C)は、遠
赤外線療法用キャップの縦断側面図である。
【図3】電気石の結晶の自形の一つを示す図である。
【図4】ヒドロキシルイオンの疎水基と親水基の構造を
示す図である。
【符号の説明】
1:本発明の指圧・温灸・遠赤外線治療器 2:直流電源 4:指圧・温灸・遠赤外線発生具 5:セラミック材 7:電気ヒータ(熱源) 8:遠赤外線治療キャップ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源と、前記熱源からの熱を人体に伝達
    すると共に人体を指圧する指圧具とを備え、前記指圧具
    に、電気石成分を所定量混入したセラミック材を用いた
    ことを特徴とする指圧器。
  2. 【請求項2】 熱源と、前記熱源からの熱により人体を
    加熱する温灸具とを備え、前記温灸具に、電気石成分を
    所定量混入したセラミック材を用いたことを特徴とする
    温灸器。
  3. 【請求項3】 熱源と、前記熱源からの熱を遠赤外線と
    して人体に放射する遠赤外線発生具とを備え、前記遠赤
    外線発生具に、電気石成分を所定量混入したセラミック
    材を用いたことを特徴とする遠赤外線治療器。
  4. 【請求項4】 熱源と、上記指圧具と上記温灸具及び上
    記遠赤外線発生具を兼用してなる指圧・温灸・遠赤外線
    発生具とを備え、前記指圧・温灸・遠赤外線発生具に、
    電気石成分を所定量混入したセラミック材を用いたこと
    を特徴とする指圧・温灸・遠赤外線治療器。
  5. 【請求項5】 上記熱源として制御可能な電源に接続さ
    れた電気ヒータを用い、上記指圧・温灸・遠赤外線発生
    具のセラミック材を先細り形状としたことを特徴とする
    請求項4に記載の指圧・温灸・遠赤外線治療器。
  6. 【請求項6】 円筒状の遠赤外線療法用キャップを備
    え、当該指圧・温灸・遠赤外線治療器使用時に、上記指
    圧・温灸・遠赤外線発生具に前記円筒状の遠赤外線療法
    用キャップを装着することにより、人体と指圧・温灸・
    遠赤外線発生具との間に一定の距離を保持できるように
    したことを特徴とする請求項4又は5に記載の指圧・温
    灸・遠赤外線治療器。
  7. 【請求項7】 上記円筒状の遠赤外線療法用キャップを
    指圧・温灸・遠赤外線発生具から取り外した場合は、指
    圧・温灸・遠赤外線発生具の温度を低下させる安全機能
    を備えたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに
    記載の指圧・温灸・遠赤外線治療器。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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