JPH116934A - 光ファイバ型分散補償器 - Google Patents

光ファイバ型分散補償器

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JPH116934A
JPH116934A JP9160339A JP16033997A JPH116934A JP H116934 A JPH116934 A JP H116934A JP 9160339 A JP9160339 A JP 9160339A JP 16033997 A JP16033997 A JP 16033997A JP H116934 A JPH116934 A JP H116934A
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保 神谷
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洋一 赤坂
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  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は1.3μm帯で分散が零の単一モー
ド光ファイバの1.55μmでの分散を補償する光ファ
イバ型分散補償器を提供することを課題とする。 【解決手段】 本発明は、1.3μm帯で分散が零にな
り、1.55μm帯において正の分散を保有する単一モ
ード光ファイバに接続して1.55μm帯における分散
の総和がほぼ零となるように光ファイバ線路に挿入され
る分散補償器において、該分散補償器は分散値が負の複
数の分散補償用光ファイバを直接直列に接続して構成し
たことを特徴とする光ファイバ型分散補償器である。本
発明の光ファイバ型分散補償器は特性的には従来の分散
補償器と遜色なく、歩留りよく製造できるので安価に提
供しうる効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1.3μm帯で分
散が零の単一モード光ファイバを伝送路とし、エルビウ
ム(Er)ドープファイバアンプと組み合わせて、1.
55μm帯で伝送を行い、該伝送路の伝送容量を増加さ
せるシステムの分散を補償する光ファイバ型分散補償器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】長距離光伝送システムの高速化、広帯域
化に当たっては光ファイバの損失特性と分散特性の2つ
が大きな障害となる。これらの障害のうち、分散特性に
ついては、モード分散を除去した単一モード型光ファイ
バが開発され、採用されている。この単一モード型光フ
ァイバとしてはコアにゲルマニウムを添加し、ステップ
型の屈折率分布を持つ石英系光ファイバが一般的であ
る。この光ファイバは分散が1.3μm帯で零となり、
1.55μm近辺の波長で損失が最も少なくなる。
【0003】一方、光信号を伝送するシステムに組み込
む増幅として、1.55μm近辺の波長で動作する、コ
アにエルビウム(Er)を添加した光ファイバを用いた
光増幅器(エルビウム(Er)ドープファイバアンプ)
が開発され、光伝送の増幅が極めて容易になり、システ
ムの容量増加が経済的に実現できるようになってきてい
る。したがって、1.55μm帯で光信号を伝送するこ
とにより損失の問題は解決される。前述したように単一
モード型光ファイバの分散は1.3μm帯で零となり
1.55μm帯では分散が発生する。このため、1.5
5μm帯における分散特性を改善すれば長距離、高速、
広帯域な伝送が可能となるため、分散特性の改善が種々
なされている。分散特性は加成性が成り立つ。したがっ
て、伝送路用の単一モード型光ファイバと逆の符号の光
ファイバを単一モード型光ファイバに接続することによ
り分散特性を改善することができ、かかる方法が簡便で
信頼性が高く、注目されている。しかもこの分散補償方
法は、分散を補償する分散補償用光ファイバを製造する
製造技術の応用で解決できることから実用性が極めて高
い方法である。
【0004】分散補償用光ファイバは一つの部品、すな
わち光ファイバ型分散補償器として取り扱われる。した
がって、分散補償用光ファイバとしては挿入する伝送路
の損失等の特性劣化を起こさず、かつ、中継器に収納し
て使用するために場所を取らないよう可能な限り小型化
(短尺化)にすることが要求され、これらの条件を満足
するためには、分散の絶対値が大きいことが望まれる。
光ファイバの分散値は材料分散と構造分散の値の和にな
る。このうち、材料分散は正の値で屈折率分布への依存
性が小さいため、分散補償用光ファイバとしては構造分
散が負に大きくなるような屈折率分布を選ぶことで所望
の分散特性を有する分散補償用光ファイバを得ることが
できる。このような屈折率分布を有する光ファイバとし
て、例えば特開平6−11620号公報に一つの例が記
載されているように、幾つかの屈折率分布が提案されて
いる。光ファイバ型分散補償器としては、このような光
ファイバを小径にコイル状に、または小型のリールに巻
いて保持用の筐体に収納し、分散補償用光ファイバの両
端に単一モード型光ファイバと低損失で接続するピッグ
テール光ファイバを取り付けてモジュール化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】分散補償用光ファイバ
の性能指数の一つとしてFOM値(Figure of
merit:伝送波長における分散値を伝送波長におけ
る損失値で割った値、ps/nm/dB)が用いられて
いる。このFOM値は所定の分散量を補償する際、どの
位のパワーペナルティがあるかを示すもので、FOM値
が大きい程損失が小さく有利である。言い換えると、F
OM値が大きいと補償する分散量に対する入射パワーが
小さくて済み有利である。一方、伝送システムのいっそ
うの高速化を考慮すると分散特性は、分散の絶対値ばか
りでなく、分散勾配も補償することが望ましい。この目
的のためには、「伝送波長における分散勾配を伝送波長
における分散値で割った値」(以下、「分散勾配−分散
比」という)が伝送路を構成する単一モードの光ファイ
バの分散勾配−分散比とほぼ等しいことが要求される。
分散値のみでなく、分散勾配も補償できる分散平坦補償
タイプの分散補償用光ファイバは光ファイバの屈折率分
布を最適化することで得られ、この構造は特開平6−1
1620号公報、特開平7−79719号公報、特開平
7−261048号公報に記載されている。
【0006】
【課題を解決するための課題】伝送システムにおいてF
OM値は分散特性の評価基準のみでなく、もう一つの重
要な評価特性を図る指標となる。FOM値は分散の絶対
値が大きく、損失値が小さいほど良好となる。そのため
には分散の絶対値を大きく取り、かつ損失を小さくでき
れば良い。一方、分散補償用光ファイバは伝送機器に収
納されて使用されるためコンパクトな形状に加工するこ
とが要望され、小型のリールに巻いてモジュール化され
る。しかしながら、光ファイバの伝送損失特性は比較的
曲げに弱く、巻き加工により伝送損失が増えるとFOM
値が低下する結果となる。光ファイバの曲げによる伝送
損失の変化は光ファイバの構造に依存し、この伝送損失
増と分散特性とが相関するので分散特性を優先させると
曲げに強い構造の分散補償用光ファイバを使用すること
ができなくなる。
【0007】負の分散特性をもつ光ファイバとしては、 分散シフトファイバの零分散波長をさらに長波長側に
シフトさせるもの、 高比屈折率差を有するもの、 W型の屈折率分布のもの、 セグメント型の屈折率分布のもの 等が知られている。との分散補償用光ファイバはマ
ッチド型の屈折率分布(以下、マッチド型という)であ
り、単一モード光ファイバと同様に正の分散勾配を有し
ており、比屈折率差を大きくすると分散の絶対値は増加
し、それに連れてFOM値も大きくなる。しかしなが
ら、比屈折率差を大きくするためにゲルマニウムの添加
量を増加すると、ある範囲を超えたところで損失の急激
な劣化が始まり、FOM値は分散勾配が増加傾向にある
にも関わらず低下する。一方、曲げに対する伝送損失値
の劣化に対しては強くなる。したがって、このとの
マッチド型の分散補償用光ファイバは曲げには強いが分
散の絶対値を大きくすることができず、FOM値を大き
くすることが困難である。との分散補償用光ファイ
バは屈折率の高い層と屈折率が中くらいの層との間に屈
折率の低いディプレスト層を有する構造であるため負の
分散勾配を有しており、前述のマッチド型の屈折率分布
に比べて損失の安定度に劣る欠点がある。W型の屈折率
分布のようにディプレスト層を持つ分散補償用光ファイ
バは構造分散の特徴から分散の絶対値(負の分散値)を
大きくできるが、分散の絶対値を大きくする条件に近づ
けると伝搬する光が大きくクラッドに浸みだすようにな
り、長波長側の曲げ損失エッジが、使用波長に近い構造
で曲げにより伝送損失増が生じる。このように、と
のディプレスト層を有する構造の分散補償用光ファイバ
は強い曲げが加わらない状態では伝送損失は小さくFO
M値は大きいが、モジュール化するためにリールに巻く
と伝送損失値が悪化し、FOM値が不足する問題が生じ
る。このため、これらの分散補償用光ファイバで極めて
大きな分散特性と安定した伝送損失特性の両方を満足
し、モジュール化後に良好なFOM値を与える分散補償
用光ファイバを製造することは困難である。この対策と
して巻き径を大きくすることが考えられるが、容積が大
きくなり、収納が困難となる問題がある。
【0008】分散勾配を補償するためにはモジュール化
前のFOM値が問題となる。すなわち、分散補償用光フ
ァイバに負の分散勾配を付与する場合、勾配が急峻とな
る波長が分散の最大値を与える波長とは異なるためで、
分散勾配を十分に補償しようとするとFOM値が不足す
る結果となる。屈折率分布を調節して各々のシステムに
対応した分散勾配補償特性とFOM値の両方を満足する
分散補償用光ファイバを作成することも考えられるが、
用途に併せてその都度最適な分散補償用光ファイバを設
計、製造することは実際上不可能である。また、モジュ
ール化に際しても伝送損失特性の劣化が問題となる。特
に負の分散勾配を得るにはコアの周辺にディプレスト層
を持つ構造とする必要があり、このディプレスト層をも
つ構造の分散補償用光ファイバは前述したように曲げに
よる伝送損失増が生じて特性が劣化する。したがって、
モジュール化するにあたり、小型のコイルか、または胴
径の小さいリールに巻くことができず、モジュールを小
さくできない欠点もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、負の分散を示
し、FOM値が大きい特性を有する光ファイバ型分さ補
償器を安価に提供するもので、請求項1の発明は、1.
3μm帯で分散が零になり、1.55μm帯において正
の分散を保有する単一モード光ファイバに接続して1.
55μm帯における分散の総和がほぼ零となるように光
ファイバ線路に挿入される分散補償器において、該分散
補償器は分散値が負で伝送損失特性が曲げ半径に依存す
る複数の分散補償用光ファイバを内側から外側へと順次
曲げによる伝送損失特性が弱くなるように巻回して構成
したことを特徴とする光ファイバ型分散補償器である。
【0010】請求項2の発明は、複数の分散補償用光フ
ァイバを内側から外側へと順次FOM値が大きくなるよ
うに巻回して構成したことを特徴とする請求項1に記載
の光ファイバ型分散補償器である。
【0011】請求項3の発明は、分散補償器を構成する
最外周の分散補償用光ファイバは分散勾配が負でかつ分
散勾配−分散比、すなわち伝送波長における分散勾配を
伝送波長における分散値で割った値が単一モード光ファ
イバの分散勾配−分散比にほぼ等しいかそれより大きい
ことを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバ
型分散補償器である。
【0012】上述した発明においては、1つのリール
(ボビン)上に、曲げによる伝送損失特性が強い分散補
償用光ファイバを内側に巻き、その上に順次曲げによる
伝送損失特性が弱くなるように分散補償用光ファイバを
巻いてモジュール化しても良いし、胴径の異なるリール
を複数個用意して、曲げによる伝送損失特性が強い分散
補償用光ファイバを胴径の小さいリールに巻き曲げによ
る伝送損失特性が弱い分散補償用光ファイバを胴径の大
きいリールに巻いてモジュール化しても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施態様を説明す
る。本実施の形態において、分散を補償することを目的
としてモジュール化される分散補償用光ファイバの全長
に占める割合から、各分散補償用光ファイバの長さを求
める方法は以下の通りである。まず、モジュール化され
た分散補償用光ファイバに求められる総補償分散量をD
T (ps/nm)、FOM値をFOMT (ps/nm/
dB)とし、一方の分散補償用光ファイバMF1の分散
値をD1 (ps/nm)、FOM値をFOM1(ps/
nm/dB)、他方の分散補償用光ファイバMF2の分
散値をD2 (ps/nm)、FOM値をFOM2 (ps
/nm/dB)とする。ここで、DT (ps/nm)に
占めるD2 (ps/nm)の割合をrとすると 1/FOMT =(1−r)/FOM1 +r/FOM2 ・・・(1) 次いでモジュール化するMF1の長さをL1 (km)、
MF2の長さをL2 (km)とすると、 r=D2 2 /DT ・・・(2) であるから、(1)、(2)式から L1 =(DT /D1 )×(1−r) ・・・(3) L2 =(DT /D2 )×r ・・・(4) が得られる。よって、各必要ファイバ長は(3)、
(4)式により求めることができる。
【0014】また、本実施の形態において、分散を補償
した上でさらに分散勾配も補償することを目的としてモ
ジュール化される場合には上記(3)、(4)式で求め
られた長さの各分散補償用光ファイバが所定の分散勾配
を有することが必要である。この分散勾配を求める方法
は以下の通りである。まず、モジュール化された分散補
償用光ファイバに求められる総補償分散勾配量をS
T (ps/nm2 /km)、MF1の分散勾配をS
1 (ps/nm2 /km)、MF2の分散勾配をS
2 (ps/nm2 /km)、補償対象の単一モード光フ
ァイバの分散値をDs (ps/nm)、分散勾配をSs
(ps/nm2 /km)、分散補償器を挿入後の全ルー
トの長さをLr (km)、分散勾配をSr (ps/nm
2 /km)とすると、分散補償器挿入後の全ルートの残
留分散値を0(ps/nm)とするには DS ×Lr +DT =0 ・・・(5) を満足すれば良い。ここで、ルートの分散勾配Sr (p
s/nm2 /km)は Sr =Ss +(S1 ×L1 +S2 ×L2 )/Lr ・・・(6) である。L1 及びL2 は上記(3)、(4)式により求
められているので、Srが0(ps/nm)となるよう
にS1 及びS2 を求めればよい。
【0015】
【実施例】
(実施例1)マッチド型の分散補償用光ファイバを組み
合わせた実施例に付き説明する。図1に示すようなマッ
チド型(単純ステップ型)の分散補償用光ファイバの場
合は、コアとクラッドとの比屈折率差(以下、Δとい
う)が大きいほど、負の大きな分散値を有する、すなわ
ち負の分散を有し、かつ分散の絶対値が大きい分散補償
用光ファイバとすることができる。しかしながら、一般
に石英系光ファイバではΔを大きくするためにゲルマニ
ウムを大量に添加する必要があるが、ゲルマニウムを大
量に添加するとレーリ散乱等により伝送損失値が悪化す
る。一方、Δが小さい場合は分散の絶対値を大きくする
ことは困難であるが、伝送損失は小さい。また、伝送損
失が小さければ、分散の絶対値が小さくてもFOM値は
大きくなる。マッチド型の分散補償用光ファイバは様々
な屈折率分布の中でも曲げに対して強く、またマッチド
型の屈折率分布の中ではΔが大きく、伝送波長がカット
オフ波長に近いほうが曲げに大して強くなる。したがっ
て、この場合にはΔが小さいため曲げに弱くなってお
り、モジュール化した際に曲げによる伝送損失増が生じ
る。そこで、Δの大きい(=曲げに強い)分散補償用光
ファイバを内側に、Δの小さい(=曲げに弱い)分散補
償用光ファイバを外側に配置してモジュール化すること
によりFOM値の劣化を防ぐことができる。
【0016】具体例を以下に示す。マッチド型の分散補
償用光ファイバを2本組み合わせた場合を例にとって説
明する。ここで用いた2本のマッチド型の分散補償用光
ファイバは、コアがゲルマニウムを添加した石英ガラス
(SiO2 −GeO2 )、クラッドが石英ガラス(Si
2 )により構成され、Δはそれぞれ2.2%と2.8
%であった。この2本の分散補償用光ファイバの特性を
表1に示す。なお、以下、Δが2.2%のものをMF
1、Δが2.8%のものをMF2と呼ぶ。
【0017】
【表1】 ※なお、分散値、伝送損失値、FOM値はいずれも1.55μmに おける値である。
【0018】MF1及びMF2を巻き幅25mm、胴径
がそれぞれ30mm、80mmである2種類のリールに
巻き、伝送損失値とFOM値を測定した。MF1を胴径
が30mmのリールに巻いた場合には伝送損失値が増加
して0.70dB/kmより大きくなり、またFOM値
は100ps/nm/dB未満となったが、胴径80m
mのリールに巻いた場合には表1の値から変化はなかっ
た。なお、MF2は胴径30mm、80mmのいずれの
リールに巻いた場合にも伝送損失値に変化はなかった。
ここで、総補償分散量が400ps/nmのモジュール
を作成するに際し、上記2種の分散補償用光ファイバを
単独でモジュール化すると、MF2はΔが大きく曲げに
強いためMF2をリールに巻き終えた外径(以下、巻き
終わり径という)を140mmと比較的小型にすること
ができたが、MF1はΔが小さく曲げに弱いため、MF
1の巻き終わり径は175mmであり、それ以上小さく
することはできなかった。
【0019】そこで、モジュール化される分散補償用光
ファイバのうち、全長の25%をMF2、残りの75%
をMF1とし、胴径30mmのリールにMF2を巻いた
後に、巻き終わり端にMF1を融着接続し、MF1をM
F2上に上巻きしてモジュールを作成した。できあがっ
たモジュールはFOM値が190ps/nm/dB、巻
き終わり径を155mmに抑制することができた。これ
は分散補償用光ファイバの必要長はそれぞれが有する分
散値に依存するため、大きな負の分散を有する(=負の
分散を有し、かつその分散の絶対値が大きい)分散補償
用光ファイバ、すなわちMF2は短尺で大きな分散を得
ることができること、またこのMF2はΔが大きく曲げ
に強いため、巻き始め径、すなわち胴径を30mmとす
ることができたことにより達成された。
【0020】(実施例2)W型の分散補償用光ファイバ
を組み合わせた実施例に付き説明する。図2に示すよう
なW型の屈折率分布の分散補償用光ファイバ、すなわち
中心部から順に高屈折率の第1コア層、低屈折率の第2
コア層、第1コア層と第2コア層の中間の屈折率のクラ
ッド層を有する分散補償用光ファイバの場合は、低屈折
率の第2コア層の寄与により大きな構造分散を発現する
反面、伝送損失増が生じやすい欠点がある。この分散補
償用光ファイバのFOM値を大きくするには、分散の絶
対値を大きくしかつ伝送損失を小さくすることが要求さ
れる。分散値は第1コア層と第2コア層の屈折率比(以
下、RΔという)、第1コア層と第2コア層のコア径比
(以下、Raという)、コア径(第2コア層の外径)な
どに依存する。RΔを大きく取ると分散の絶対値も大き
くなるが、同時に曲げ損失が生じ易い。これを防ぐには
第1コア層のクラッドに対する比屈折率差(Δ+ )を大
きくすればよいが、Δ+ を大きくするにはゲルマニウム
を大量に添加しなければならず、伝送損失値が悪化して
しまう。分散値はコア径にも依存し、RΔとRaが一定
の場合にはコア径が小さいほど分散の絶対値が大きくな
る。しかしながら、この場合には曲げによる伝送損失が
生じやすくなる。そこで、分散の絶対値を大きくし伝送
損失値を悪化させない分散補償用光ファイバを得るため
には、RΔとコア径を最適化した上でΔ+ を適度に抑制
する必要がある。
【0021】そこで、これらの値を適宜変化させて最適
な構造について検討した。検討方法としては、RΔが
5.5となるように、第2コア層のクラッドに対する比
屈折率差(以下、Δ- という)を調整しながら、第1コ
ア層のクラッドに対する比屈折率差(以下、Δ+ とい
う)を変化させて伝送損失と分散値を評価した。この
際、コア径は第1コア層のコア径(以下、d1 という)
2.0〜2.5μm、Ra2〜4の範囲で変化させて最
適値を取った。その評価結果を図3に示す。
【0022】図3に示すように、分散の絶対値はΔ+
増加に伴って大きくなったが、伝送損失値はΔ+ が2.
1%未満または2.7%よりも大きいと伝送損失値が急
激に大きくなった。これは、Δ+ が2.1%未満では光
パワーが伝搬する条件を満たす部分が狭くなるためにコ
ア径とRaの最適化が不可能であったためであり、Δ +
が2.7%よりも大きいと伝送損失が急激に大きくなる
のはゲルマニウムの高濃度添加のためである。なお、Δ
+ が2.1%以上2.7%以下の範囲でのFOM値はお
よそ220〜240ps/nm/dBであった。またΔ
- が−0.5%未満では曲げによる伝送損失増が発生し
て伝送損失が1dB/kmまで悪化してしまい、Δ-
−0.3%より大きいと十分なRΔが取れずに分散の絶
対値が小さくなってしまうため、ともにFOM値が小さ
くなってしまった。よって、この構造の光ファイバ型分
散補償器における分散補償用光ファイバは第1コア層の
クラッド層に対する比屈折率差Δ+ を2.1%以上2.
7%以下とし、かつ第2コア層のクラッド層に対する比
屈折率差Δ- を−0.5%以上−0.3%以下とするこ
とにより優れた光ファイバ型分散補償器を提供すること
ができる。
【0023】具体例を以下に示す。W型の分散補償用光
ファイバを2本組み合わせた場合を例にとって説明す
る。ここで用いた2本のW型の分散補償用光ファイバ
は、第1コア層がゲルマニウムを添加した石英ガラス
(SiO2 −GeO2 )、第2コア層がフッ素を添加し
た石英ガラス(SiO2 −F)、クラッドが石英ガラス
(SiO2 )により構成され、Δ+ はそれぞれ2.2%
と2.8%であった。この2本の分散補償用光ファイバ
の特性を表2に示す。なお、以下、Δ+ が2.2%のも
のをDF1、Δ+が2.8%のものをDF2と呼ぶ。
【0024】
【表2】 ※なお、分散値、伝送損失値、FOM値はいずれも1.55μmに おける値である。
【0025】DF1及びDF2を巻き幅25mm、胴径
がそれぞれ30mm、80mmである2種類のリールに
巻き、伝送損失値とFOM値を測定した。DF1を胴径
が30mmのリールに巻いた場合には伝送損失値が増加
して0.70dB/kmより大きくなり、またFOM値
は150ps/nm/dB未満となったが、胴径80m
mのリールに巻いた場合には表2の値から変化はなかっ
た。なお、DF2は胴径30mm、80mmのいずれの
リールに巻いた場合にも伝送損失値に変化はなかった。
ここで、総補償分散量が400ps/nmのモジュール
を作成するに際し、上記2種の分散補償用光ファイバを
単独でモジュール化すると、DF2はΔ+ が大きく曲げ
に強いためDF2の巻き終わり径を110mmと比較的
小型にすることができたが、DF1はΔ+ が小さく曲げ
に弱いため、MF1の巻き終わり径は150mmであ
り、それ以上小さくすることはできなかった。
【0026】そこで、モジュール化される分散補償用光
ファイバのうち、全長の25%をDF2、残りの75%
をDF1とし、胴径30mmのリールにDF2を巻いた
後に、巻き終わり端にDF1を融着接続し、DF1をD
F2上に上巻きしてモジュールを作成した。できあがっ
たモジュールはFOM値が220ps/nm/dB、巻
き終わり径は125mmに抑制することができた。これ
は分散補償用光ファイバの必要長はそれぞれが有する分
散値に依存するため、大きい負の分散値を有する(=負
の分散を有し、かつ分散の絶対値が大きい)分散補償用
光ファイバ、すなわちDF2は短尺で大きな分散を得る
ことができること、またこのDF2はΔ + が大きく曲げ
に強いため、巻き始め径、すなわち胴径を30mmとす
ることができたことにより達成された。
【0027】(実施例3)W型の分散散補償用光ファイ
バであって、分散勾配補償型の分散補償用光ファイバと
高分散型の分散補償用光ファイバを組み合わせた実施例
について説明する。分散を平坦に補償する負分散勾配型
の分散補償用光ファイバとしては、特願平7−7971
9号に記載されているように、Δ+ が1.6%〜2.1
%、Δ- が−0.6%〜−0.45%の屈折率分布を有
する構造のものがもっとも適切に勾配補償を行うことが
できる。そこで、本実施例においてはΔ+ が2.0%、
Δ-が−0.55%、Raが2.5となる分散補償用光
ファイバ(以下、DC1という)を作製した。また、さ
らにΔ+ を大きくしてFOM値が大きく、曲げに対する
伝送損失に強い分散補償用光ファイバ(以下、DC2と
いう)を作製した。この2本の分散補償用光ファイバの
特性を表3に示す。
【0028】
【表3】 ※なお、分散値、伝送損失値、FOM値はいずれも1.55μmに おける値である。
【0029】DC1とDC2を組み合わせた場合の特性
を図4に示す。DC1が長くなるとFOM値が低下する
反面、単一モード光ファイバを組み合わせて1.55μ
mでの分散を補償した際の分散勾配は小さくなる。DC
1単独では過補償となっており、全勾配が負になってい
る。モジュール化される分散補償用光ファイバのうち、
全長の約5%の長さをDC2と全長の約95%のDC1
を組み合わせると分散勾配は零になる。これは構造の異
なる分散補償用光ファイバを組み合わせる効果の一つで
ある。全勾配値をどこまで許容するかはシステムに依存
するが、例えば、0.01ps/nm2 /kmまで許容
する場合には、全長の約25%までの長さのDC2を組
み合わせることができ、この場合、FOM値は170p
s/nm/dBまで改善することができる。しかも、D
C2はDC1に比べて分散の絶対値が大きいのでモジュ
ール化される分散補償用光ファイバの長さを短尺化する
ことができ、かつ曲げによる伝送損失増も小さいのでよ
りコンパクトな収納が可能となる。
【0030】次に巻き方について説明する。図5に曲げ
に弱い分散補償用光ファイバ1と曲げに強い分散補償用
光ファイバ2をモジュール化した例を示す。図5(a)
は、一般的な形状のリール15(胴径65mm、巻き幅
25mm、)に曲げに対して強い分散補償用光ファイバ
2を内側に、曲げに対して弱い分散補償用光ファイバ1
を外側に巻回したものである。なお、分散補償用光ファ
イバ1と分散補償用光ファイバ2は融着接続されてい
る。例えば、分散補償用光ファイバ2として実施例3の
DC1を、分散補償用光ファイバ1として実施例3のD
C2を用いて総補償分散量700ps/nmのモジュー
ルを作製する際に、分散補償用光ファイバ2を75%、
分散補償用光ファイバ1を25%となるように組み合わ
せると、分散補償用光ファイバ2の長さは5.83k
m、分散補償用光ファイバ1の長さは1.35kmとな
る。この場合には巻き終わり径を185mmとすること
ができ、DC1のみを巻回したモジュールの巻き終わり
径205mm(曲げに対する伝送損失の関係から胴径1
00mmのリールに巻回した)の約90%の外径とする
ことができた。これは分散補償用光ファイバの必要長は
それぞれが有する分散値に依存するため、大きな負の分
散値を有する(=負の分散を有し、かつ分散の絶対値が
大きい)分散補償用光ファイバ、すなわちDC2は短尺
で大きな分散を得ることができること、またこのDC2
はΔ+ が大きく曲げに強いため、巻き始め径、すなわち
胴径を65mmとすることができたことにより達成され
た。なお、この時、伝送損失劣化は生じず、FOM値も
165ps/nm/dBと計算で求めた値とほぼ一致し
た。
【0031】図5(b)は、胴径の異なる2つのリール
16、17に分散補償用光ファイバ1、2をそれぞれ巻
回したものである。例えば、分散補償用光ファイバ1を
胴径100mmの、鍔径205mm、巻き幅19mmの
リール16に巻き、分散補償用光ファイバ2を胴径65
mm、鍔径205mm、巻き幅3.5mmのリール17
にそれぞれ巻回している。これらのリール16とリール
17を鍔面で張り合わせて、総補償分散量700ps/
nmのモジュールとなるようにリール16に実施例3の
DC1を5.83km、リール17に実施例3のDC2
を1.35km巻回すると、DC1のみでモジュールを
巻回した場合の巻き幅の約90%の巻き幅することがで
きた。さらに分散補償用光ファイバ1と分散補償用光フ
ァイバ2をそれぞれ別に巻回するのでファイバ接続をリ
ール巻きの途中で実施する必要がないため、作業効率も
改善された。
【0032】図5(c)は、特に微量の分散補償用光フ
ァイバにて、特性調整をする際に有効な例である。例え
ば、95%の分散補償用光ファイバ1と5%の分散補償
用光ファイバ2を組み合わせる場合などに有効な例であ
って、胴径の異なる2つのリール18、19の片方の鍔
面が同一平面上に存在するように一体化され、分散補償
用光ファイバ1、2をそれぞれ巻回したものである。こ
こで、リール18は胴径65mm、一体化されていない
側の鍔径75mm、巻き幅25mmであり、リール19
は胴径100mm、一体化されていない側の鍔径200
mm、巻き幅25mmである。総補償分散量700ps
/nmのモジュールとなるように、リール19に実施例
3のDC1を7.39km、リール18に実施例3のD
C2を0.27km巻回すると、非常に小型なモジュー
ルを作製することができた。
【0033】なお、本発明の実施の形態ではいずれも2
本の分散補償用光ファイバを組み合わせた例を示した
が、本願発明において組み合わされる分散補償用光ファ
イバは2本に限られるものではなく、3本以上であって
もよい。また、分散補償用光ファイバの組合せも本発明
の実施の形態に示された例に限られない。
【0034】
【発明の効果】以上詳述したように、1.3μm帯零分
散単一モード光ファイバを伝送路とした光通信網におい
て、長距離、高速、広帯域光伝送を可能とするように特
性改善がなされ、かつ小型化が可能な光ファイバ型分散
補償器を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ型分散補償器に用いる
分散補償用光ファイバの一実施の形態であるマッチド型
の分散補償用光ファイバの屈折率分布を示す概略図であ
る。
【図2】本発明に係る光ファイバ型分散補償器に用いる
分散補償用光ファイバの一実施の形態であるW型の分散
補償用光ファイバの屈折率分布を示す概略図である。
【図3】本発明に係る光ファイバ型分散補償器に用いる
分散補償用光ファイバの一実施の形態であるW型の分散
補償用光ファイバの特性を示す概略図である。
【図4】本発明に係る光ファイバ型分散補償器に用いる
モジュールの一実施の形態である分散平坦補償型ファイ
バと高負分散補償ファイバを組合せ際の特性を示す概略
図である。
【図5】本発明に係る光ファイバ型分散補償器における
分散補償用光ファイバの巻き方の実施の形態を示す概略
図である。
【符号の説明】
1、2 分散補償用光ファイバ 15、16、17、18、19 リール
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1.3μm帯で分散が零になり、1.5
    5μm帯において正の分散を保有する単一モード光ファ
    イバに接続して1.55μm帯における分散の総和がほ
    ぼ零となるように光ファイバ線路に挿入される分散補償
    器において、該分散補償器は分散値が負で伝送損失特性
    が曲げ半径に依存する複数の分散補償用光ファイバを内
    側から外側へと順次曲げによる伝送損失特性が弱くなる
    ように巻回して構成したことを特徴とする光ファイバ型
    分散補償器。
  2. 【請求項2】 前記分散補償器は、複数の分散補償用光
    ファイバを内側から外側へと順次FOM値が大きくなる
    ように巻回して構成したことを特徴とする請求項1に記
    載の光ファイバ型分散補償器。
  3. 【請求項3】 前記分散補償器を構成する最外周の分散
    補償用光ファイバは分散勾配が負でかつ分散勾配−分散
    比が単一モード光ファイバの分散勾配−分散比にほぼ等
    しいかそれより大きいことを特徴とする請求項1または
    2に記載の光ファイバ型分散補償器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001021740A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 波長分散補償デバイス及び製造方法
US6644870B2 (en) 2001-03-22 2003-11-11 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Optical fiber transmission line

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