JPH1167373A - 家具等における電気コンセント装置 - Google Patents

家具等における電気コンセント装置

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JPH1167373A
JPH1167373A JP9241863A JP24186397A JPH1167373A JP H1167373 A JPH1167373 A JP H1167373A JP 9241863 A JP9241863 A JP 9241863A JP 24186397 A JP24186397 A JP 24186397A JP H1167373 A JPH1167373 A JP H1167373A
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furniture
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Shinichi Okamoto
信一 岡本
Hidemasa Ukita
英政 浮田
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Kurogane Kosakusho Ltd
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SUGIMOTO DENKI KK
Kurogane Kosakusho Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家具等の平面板に着脱自在に取付可能とした
電気コンセント装置を提供する。 【構成】 家具等の平面板に着脱自在に固着される固定
部材と、前記固定部材に取付自在なコンセントボックス
とから成り、前記固定部材とコンセントボックスの相互
間に、前記平面板の前後方向に関してコンセントボック
スの取付固定位置を変更可能とする位置調節手段を設け
た構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家具等における電
気コンセント装置に関し、特に、家具等の平面板に取付
けた状態でコンセントの位置を調節自在としたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、学習デスクやOAデスク
等においては、デスクの天板上に書棚等を構成する付加
機能ユニットを着脱自在に載置し、該付加機能ユニット
に電気コンセント装置を取付けている。
【0003】前記電気コンセント装置は、付加機能ユニ
ットに装備された照明器具に電力を供給するための照明
コンセントや、デスク上で任意に使用する鉛筆削り機や
パソコン等の電気機器に電力を供給するための任意コン
セントを備えており、これらのコンセントに接続された
電源コードを有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気コンセント
装置は、前述の付加機能ユニットに固着一体化されてい
るため、使用者が付加機能ユニットを不要としてデスク
から取外すと、デスク上にはコンセントが存在しなくな
る。このため、電源が必要なときは、別途市販のコンセ
ント付きの電源コードを使用しなければならないが、こ
の際、コンセントをデスクに定置できないため使用勝手
が悪い。
【0005】この点に関して、本発明者らは、電気コン
セント装置を付加機能ユニットから分離独立せしめ、該
電気コンセント装置をデスクの天板に着脱自在に取付可
能に構成すれば、付加機能ユニットをデスクから取外し
たときでも、デスクに定置したコンセントを任意に使用
できるため、便利であることを知見した。
【0006】ところが、このような独立の電気コンセン
ト装置をデスクの天板に取付けるに際しては、一般的
に、天板の後端に取付ける構成となるため、椅子に着座
した使用者からコンセントまでの距離が遠く、使い勝手
が悪いものとなる。
【0007】更に、電気コンセント装置を天板の後端に
取付けた状態でデスク上に付加機能ユニットを載置する
と、該ユニットにより電気コンセント装置が被われてし
まう虞れがあり、コンセントの使用勝手が更に悪くな
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決した家具等における電気コンセント装置を提供するも
のであり、その第一の手段として構成したところは、家
具等の平面板に着脱自在に固着される固定部材と、前記
固定部材に取付自在なコンセントボックスとから成り、
前記固定部材とコンセントボックスの相互間に、前記平
面板の前後方向に関してコンセントボックスの取付固定
位置を変更可能とする位置調節手段を設けて成る点にあ
る。
【0009】また、本発明が第二の手段として構成した
ところは、家具等の平面板に着脱自在に固着される固定
部材と、前記固定部材に取付自在なコンセントボックス
とから成り、前記固定部材は、平面板に締着されるクラ
ンプ部と、コンセントボックスを取付支持するブラケッ
ト部を備え、平面板の表面に接支されるクランプ部の接
支面よりもブラケット部の下面を上方に偏位せしめるこ
とにより、該ブラケット部の下面と平面板の上面との間
にマット挿入用空間を形成せしめて成り、前記固定部材
のブラケット部とコンセントボックスの相互間に、前記
平面板の前後方向に関してコンセントボックスの取付固
定位置を変更可能とする位置調節手段を設けて成る点に
ある。
【0010】また、本発明が第三の手段として構成した
ところは、家具等の平面板に着脱自在に固着される固定
部材と、前記固定部材に取付自在なコンセントボックス
とから成り、前記固定部材とコンセントボックスの相互
間に、前記平面板の前後方向に関してコンセントボック
スの取付固定位置を変更可能とする位置調節手段を設け
て成り、前記位置調節手段は、固定部材及びコンセント
ボックスの何れか一方に設けられたボルトと、該ボルト
に螺合されると共に固定部材及びコンセントボックスの
何れか他方に設けられたナットにより、無段階進退手段
を構成して成る点にある。
【0011】更に、本発明が第四の手段として構成した
ところは、家具等の平面板に着脱自在に固着される固定
部材と、前記固定部材に取付自在なコンセントボックス
とから成り、前記固定部材とコンセントボックスの相互
間に、コンセントボックスを平面板の前後方向に関して
移動可能とするスライド機構を構成すると共に、該スラ
イド機構に沿ってコンセントボックスを移動せしめる位
置調節手段を介装せしめて成り、前記位置調節手段は、
コンセントボックスに回動自在且つ軸方向移動不能に設
けられると共に回転駆動部をコンセントボックスの前面
に臨ましめたボルトと、該ボルトに螺合されると共に固
定部材に回動不能且つ軸方向移動不能に設けられたナッ
トとから成る点にある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明の1実
施形態を詳述する。
【0013】図1(A)は、デスク1の天板2に付加機
能ユニット3を着脱自在に搭載した構成において、電気
コンセント装置4を付加機能ユニット3から分離独立し
た構成とし、天板2の後端に着脱自在に取付けた状態を
示している。従って、使用者が付加機能ユニット3を不
要としてデスク1から取外した場合でも、電気コンセン
ト装置4はデスク1に取付けられた状態で残存し、常に
使用できる。
【0014】付加機能ユニット3は、一対の側板5、5
を背板6により連結すると共に、側板5、5間に、蛍光
灯等の照明器具7を内装した棚板8や、ボックス棚9や
小棚10等の物品保管手段を設けており、天板2に搭載
した状態で図示省略した取付金具により着脱自在に固定
される。この際、天板2に取付けられた電気コンセント
装置4と干渉しないように、背板6には切欠11が形成
されている。
【0015】ところで、図示実施形態では、電気コンセ
ント装置4をデスク1の天板2に取付けた構成を例示し
ているが、本発明の電気コンセント装置4は、デスクに
限らず、テーブルや書棚その他の各種の家具、更には、
家具以外の機械設備にも実施可能であるから、以下、符
号2で示す部材を「平面板」と称する。
【0016】図1(B)及び図2に示すように、電気コ
ンセント装置4は、前記平面板2に着脱自在に固着され
る固定部材12と、該固定部材12に取付自在なコンセ
ントボックス13とから成り、前記固定部材12とコン
セントボックス13の相互間に、前記平面板2の前後方
向に関してコンセントボックス13の取付固定位置を変
更可能とする位置調節手段14を設けている。
【0017】固定部材12は、金属板を折曲成形するこ
とにより、平面板2に締着される断面ほぼコ字形のクラ
ンプ部15と、前記コンセントボックス13を取付支持
するブラケット部16とを一体に備え、クランプ部15
とブラケット部16の間に形成された連設部17をクラ
ンプ部15から上向きに傾斜するよう折曲することによ
り、ブラケット部16をクランプ部15よりも上方に偏
位せしめている。
【0018】クランプ部15は、上片15aの下面に固
着されたゴム板等の弾性板から成る摩擦板18を有し、
下片15bのネジ穴にクランプボルト19、19を螺入
しており、図3に示すように、上下片15a、15bの
間に平面板2を挿入した後、摘み19aを介してクラン
プボルト19、19を螺進することにより該平面板2に
締着せしめられる。この際、摩擦板18が平面板2の表
面に圧着されて滑り止めを構成し、この状態で、該摩擦
板18の肉厚と、連設部17の傾斜折曲との協働によ
り、ブラケット部16が、摩擦板18を含むクランプ部
15における平面板2の表面に対する接支面15cより
も上方に偏位せしめられ、ブラケット部16の下面と平
面板2の上面との間にマット挿入用空間Sを形成する。
従って、図1(A)に示したようなデスク1に電気コン
セント装置4を取付けた実施形態とする場合でも、平面
板(天板)2に敷設すべきデスクマットMの縁部を前記
空間Sの内部に挿入することができるので、納まりが良
い。図例の場合、マット挿入用空間Sは、摩擦板18の
肉厚と連設部17の傾斜の双方により形成されるが、摩
擦板18と連設部17の何れか一方のみによりブラケッ
ト部16の下面を接支面15cよりも上方に偏位せし
め、これによりマット挿入用空間Sを形成するように構
成しても良い。尚、固定部材12を平面板2から取外す
場合は、クランプボルト19、19を緩めれば良い。
【0019】前記コンセントボックス13は、ユニット
ハウジング20と、移動側部材21とから成る。図例の
場合、ユニットハウジング20は、下部を開口する倒皿
状に形成され、移動側部材21がボルト等を介して前記
ハウジング20の開口を開閉自在に閉鎖する蓋部材を兼
用しているが、このような構成に限らず、要するに移動
側部材21はユニットハウジング20に固定され、コン
セントボックス13の一部を構成するものであれば良
い。
【0020】ユニットハウジング20は、電気コンセン
ト装置4として機能上必要な電気系統を全て組み込んで
おり、例えば、該ハウジング20の正面には、図1
(B)に示すように、組み込んだ複数の任意使用可能な
コンセント22a、22b、22cと、抜出し自在なフ
ューズ手段23と、照明スイッチ24が臨むように配置
しており、一方、該ハウジング20の背面には、図2に
示すように、前記照明スイッチ24によりON/OFF
される照明用コンセント25を配置すると共に、電源コ
ード26を導出せしめている。
【0021】そこで、固定部材12のブラケット部16
と、コンセントボックス13の移動側部材21との相互
間には、平面板2の前後方向に関して、ブラケット部1
6に対し移動側部材21の取付固定位置を変更可能とす
る位置調節手段14が設けられ、更に、該位置調節手段
14により移動側部材21をブラケット部16に対して
移動可能とするスライド機構27が構成されている。
【0022】前記スライド機構27を構成するため、図
5及び図7に示すように、ブラケット部16の両側に
は、幅広状に延設された翼部16a、16aが形成さ
れ、移動側部材21には、前記ブラケット部16を挿脱
自在に挿入せしめる背面開口部28と、挿入されたブラ
ケット部16の翼部16a、16aの側縁を摺動自在に
案内する一対のガイドリブ29、29と、挿入されたブ
ラケット部16を一対のガイドリブ29、29の間にお
いて上方から摺動自在に案内する案内壁30を設けてい
る。尚、案内壁30の中央部には、後述する位置調節手
段14のボルト・ナットを収納できるように、該ボルト
の軸方向に向けて案内壁30を下側から上側に向けて断
面ほぼコ字形に凹陥せしめることにより溝部31を形成
している。また、移動側部材21の底壁32は、ブラケ
ット部16に連なる連設部17及び上片15aを案内す
るための切欠窓33を開設しており、該切欠窓33は背
面開口部28に連通せしめられている。
【0023】前記位置調節手段14は、固定部材12の
ブラケット部16に回動不能且つ軸方向移動不能に設け
られたナット34と、該ナット34に螺合された状態で
移動側部材21に回動自在且つ軸方向移動不能に設けら
れるボルト35とから構成されている。
【0024】図7に示すように、固定部材12は、ブラ
ケット部16のほぼ中央におけるナット34の取付部か
らブラケット部16の前縁に形成された切欠部36に至
って凹曲された小溝部37と、該小溝部37からブラケ
ット部16及び連設部17に亘り開設された窓孔38に
至って凹曲された大溝部39を備え、該大溝部39の底
部を打抜くと共に起立せしめた一対の爪片40、40の
間にナット34を挟持固着している。
【0025】ボルト35は、ドライバー等の回転工具を
係合可能とする溝等から成る回転駆動部41を備えた頭
部42からネジ付きのシャンク43を延設しており、シ
ャンク43の尾端に抜止リングを嵌着するか又は該尾端
部のネジ山を圧潰することにより形成した抜止部44を
設け、頭部42から所定間隔をあけてシャンク43の首
部に形成した周溝に嵌着したC形リング等から成る位置
決め手段46を設けている。これに対応して、移動側部
材21は、前記溝部31の延長線上に位置する正面部に
ボス部47を設け、該ボス部47の内側に前記ボルト3
5の頭部42を回転自在に嵌入する頭部収容部48と、
該頭部収容部48よりも幅狭で前記ボルト35の首部4
5を回転自在に嵌入する首部収容部49を形成してい
る。
【0026】以上の構成から成る電気コンセント装置4
を使用するに際しては、移動側部材21をボルト等で固
着しユニットハウジング20の下部開口を施蓋せしめる
ことによりコンセントボックス13を構成した後に、位
置調節手段14を介して固定部材12のブラケット部1
6をコンセントボックス1の移動側部材21に連結す
る。即ち、先ず、ボルト35の抜止リング44を取外し
た状態で、ネジ付きシャンク43を固定部材12の小溝
部37に沿わしめてナット34に螺挿し、その後、シャ
ンク43の尾端に前記抜止部44を設け、図6に示すよ
うに、ボルト35を固定部材12にセットする。
【0027】次いで、固定部材12のブラケット部16
をボルト35と共に移動側部材21の背面開口部18か
ら内部に挿入する。この際、ブラケット部16の翼部1
6a、16aがガイドリブ29、29に案内されならが
移動側部材21の底壁32に沿って進入する。尚、連設
部17は、切欠窓33に案内される。また、ボルト35
及びナット34は、案内壁30の溝部31を介して移動
側部材21の内部に進入する。
【0028】移動側部材21は、合成樹脂により一体成
形されており、案内壁30が背面開口部28の開口縁を
ヒンジとして上下方向に揺動自在に構成されているた
め、ブラケット部16をガイドリブ29、29の間に挿
入した後、ブラケット部16の前縁を僅かに持ち上げる
ことが可能である。従って、ブラケット部16の前縁を
持ち上げた状態で更に押し込み下降させれば、ボルト3
5の頭部42が頭部収容部48に嵌入されると共に、首
部45が首部収容部49に嵌入され、移動側部材21と
ブラケット部16の連結が完了する。
【0029】この連結状態で、ボルト頭部42の回転駆
動部41がボス部47のボス孔47aに臨ましめられ
る。また、該頭部42と、C形リングから成る位置決め
手段46とが、首部収容部49を挟む位置関係にあり、
これにより、ボルト35は、移動側部材21に対して回
転自在であるが軸方向移動不能にセットされている。
【0030】固定部材12は、上述した通り、クランプ
部15を家具等の平面板2の側縁に着脱自在に締着する
ことが可能であるから、電気コンセント装置4は、平面
板2の側縁の任意の個所に取付けられる。
【0031】図1(A)に例示したデスク1の場合、平
面板(天板)2の後端に取付けた電気コンセント装置4
は、該デスクに搭載した付加機能ユニット3の小棚10
等の内部空間に位置しており、使い勝手が良くない。ま
た、付加機能ユニット3を取外した状態においても、平
面板(天板)2の奥行き寸法が大きいと、椅子に着座し
た使用者からコンセントまでの距離が遠く、手が届き難
いため、使い勝手が良くない。そこで、このような場
合、本発明の構成によれば、位置調節手段14によりコ
ンセントボックス13の取付固定位置を平面板2の前方
に移動せしめることができる。
【0032】また、電気コンセント装置4を固定部材1
2を介してデスク以外の家具や、種々の機械設備等の平
面板2に取付固定した場合、種々の原因により、固定部
材12の固定位置に対してコンセントボックス13の位
置を変更調節する必要を生じる場合がある。このような
場合も、本発明の構成によれば、コンセントボックス1
3の取付固定位置を平面板2の前後に進退移動せしめる
ことができる。
【0033】即ち、使用者は、必要に応じてコンセント
ボックス13の正面側からボス孔47aに臨むボルト3
5の回転駆動部41をドライバー等の回転工具により回
転せしめれば、ボルト35の回転により、コンセントボ
ックス13は平面板2の前後方向に進退移動する。例え
ば、ボルト35が右ネジを有する場合、回転駆動部41
を左回転させると、図4に示すように、ボルト35がナ
ット34から抜出される方向に螺進し、該ボルト35に
同行してコンセントボックス13を平面板2の前方(使
用者の手前側)に向けてスライド移動する。このスライ
ド移動に際し、ブラケット部16の翼部16a、16a
の上下においては移動側部材21の案内壁30及び底壁
32がガイド手段を構成し、翼部16a、16aの両側
においては移動側部材21のガイドリブ29、29がガ
イド手段を構成することにより、直進方向の移動を案内
し、ボルト35の抜止部44がナット34に当接するま
での長いストロークの移動調節範囲を可能にする。反対
に、回転駆動部41を逆転させると、図3に示すよう
に、ボルト35がナット34に進入する方向に螺進し、
コンセントボックス13を前記とは逆方向にスライド移
動する。尚、図示実施形態において、回転駆動部41
は、回転工具により回転せしめられる構成としている
が、指先等で直接に回転できるように構成しても良い。
【0034】このように、上記実施形態によれば、位置
調節手段14は、ボルト35及びナット34により無段
階進退手段を構成するため、移動ストロークの範囲内で
コンセントボックス13を任意の位置に微調節できる
が、本発明がこのような構成に限定されないことは勿論
であり、例えば、コンセントボックス13と固定部材1
2の間に設けた着脱自在な嵌着手段や、着脱自在なビス
止め手段等から成る選択自在な複数の連結固定手段によ
り位置調節手段14を構成し、複数個所の連結固定手段
を選択することにより、コンセントボックス13と固定
部材12の取付固定位置を相対的に変更可能となるよう
に構成しても良い。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、電気コンセント装置4
は、独立した物品として平面板2に着脱自在に固着でき
るので、例えば、図1(A)に示したような付加機能ユ
ニット3を着脱自在に搭載したデスク1に実施するに際
して、該付加機能ユニット3の要・不要に関わりなく、
常に、平面板2に電気コンセント装置4を装備せしめる
ことが可能であるので、従来のような付加機能ユニット
自体にコンセントを一体化した技術に比して、用途を拡
大することができ、極めて便利である。
【0036】特に、本発明によれば、平面板2に着脱自
在に固着される固定部材12と、該固定部材12に取付
自在なコンセントボックス13を構成すると共に、両者
12、13の相互間に、平面板2の前後方向に関してコ
ンセントボックス13の取付固定位置を変更可能とする
位置調節手段14を設けた構成であるから、例えば、コ
ンセントボックス13がデスク1の付加機能ユニット3
に干渉して使い勝手が良くない場合や、或いは、使用者
の手が届き難い遠い個所に位置する場合等において、固
定部材12の固着位置をそのままとした状態で、コンセ
ントボックス13を位置調節手段14により前後方向に
移動することにより、使い勝手の良い位置に変更調節で
きる効果がある。
【0037】この際、位置調節手段14により、ボルト
35及びナット34から成る無段階進退手段を構成すれ
ば、コンセントボックス13の移動位置を微調整するこ
とが可能であり、使用者が任意の位置に調節できるため
便利である。
【0038】そして、位置調節手段14とあわせてスラ
イド機構27を構成しておけば、コンセントボックス1
3の無段階進退移動を極めてスムースに行うことがで
き、しかも、ボルト35の回転駆動部41をコンセント
ボックス13の前面に臨ましめた構成とすれば、電気コ
ンセント装置4の正面側から回転駆動部41を操作する
ことにより、極めて簡便に調節作業を行うことができ
る。
【0039】更に、固定部材12は、平面板2に固着さ
れるクランプ部15の接支面15cに対して、コンセン
トボックス13を取付支持するブラケット部16の下面
を上方に偏位せしめることにより、ブラケット部16の
下面と平面板2の上面との間にマット挿入空間Sを形成
した構成とすれば、電気コンセント装置4の固定部材1
2をデスク1に取付け、デスクの天板2にデスクマット
Mを敷設するに際し、電気コンセント装置4がデスクマ
ットMに干渉して敷設を妨げることはなく、該マットM
を前記空間Sに好適に挿入することにより納まり良く敷
設できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示しており、(A)は電
気コンセント装置をデスクに取付けた状態を示す斜視
図、(B)は電気コンセント装置の正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る電気コンセント装置を
背部から示す斜視図である。
【図3】図1(B)のA−A線断面に対応し、本発明の
実施形態に係る電気コンセント装置をデスクに取付けた
状態の中央縦断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る電気コンセント装置に
おける位置調節手段の作用を示す中央縦断面図である。
【図5】図3のB−B線断面に対応する電気コンセント
装置の縦断面図である。
【図6】本発明の実施形態に係る電気コンセント装置に
おける固定部材を背部から示す斜視図である。
【図7】本発明の実施形態に係る電気コンセント装置に
関し、コンセントボックスを構成する移動側部材と、固
定部材を破断して示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 デスク 2 平面板(天板) 3 付加機能ユニット 4 電気コンセント装置 12 固定部材 13 コンセントボックス 14 位置調節手段 15 クランプ部 15c 接支面 16 ブラケット部 16a 翼部 17 連設部 18 摩擦板 19 クランプボルト 20 ユニットハウジング 21 移動側部材 27 スライド機構 28 背面開口部 29 ガイドリブ 30 案内壁 33 切欠窓 34 ナット 35 ボルト 41 回転駆動部 42 頭部 43 シャンク 44 抜止部 45 首部 46 位置決め手段 47 ボス部 47a ボス孔 48 頭部収容部 49 首部収容部 S マット挿入用空間 M デスクマット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具等の平面板に着脱自在に固着される
    固定部材と、前記固定部材に取付自在なコンセントボッ
    クスとから成り、 前記固定部材とコンセントボックスの相互間に、前記平
    面板の前後方向に関してコンセントボックスの取付固定
    位置を変更可能とする位置調節手段を設けて成ることを
    特徴とする家具等における電気コンセント装置。
  2. 【請求項2】 家具等の平面板に着脱自在に固着される
    固定部材と、前記固定部材に取付自在なコンセントボッ
    クスとから成り、 前記固定部材は、平面板に締着されるクランプ部と、コ
    ンセントボックスを取付支持するブラケット部を備え、
    平面板の表面に接支されるクランプ部の接支面よりもブ
    ラケット部の下面を上方に偏位せしめることにより、該
    ブラケット部の下面と平面板の上面との間にマット挿入
    用空間を形成せしめて成り、 前記固定部材のブラケット部とコンセントボックスの相
    互間に、前記平面板の前後方向に関してコンセントボッ
    クスの取付固定位置を変更可能とする位置調節手段を設
    けて成ることを特徴とする家具等における電気コンセン
    ト装置。
  3. 【請求項3】 家具等の平面板に着脱自在に固着される
    固定部材と、前記固定部材に取付自在なコンセントボッ
    クスとから成り、 前記固定部材とコンセントボックスの相互間に、前記平
    面板の前後方向に関してコンセントボックスの取付固定
    位置を変更可能とする位置調節手段を設けて成り、 前記位置調節手段は、固定部材及びコンセントボックス
    の何れか一方に設けられたボルトと、該ボルトに螺合さ
    れると共に固定部材及びコンセントボックスの何れか他
    方に設けられたナットにより、無段階進退手段を構成し
    て成ることを特徴とする家具等における電気コンセント
    装置。
  4. 【請求項4】 家具等の平面板に着脱自在に固着される
    固定部材と、前記固定部材に取付自在なコンセントボッ
    クスとから成り、 前記固定部材とコンセントボックスの相互間に、コンセ
    ントボックスを平面板の前後方向に関して移動可能とす
    るスライド機構を構成すると共に、該スライド機構に沿
    ってコンセントボックスを移動せしめる位置調節手段を
    介装せしめて成り、 前記位置調節手段は、コンセントボックスに回動自在且
    つ軸方向移動不能に設けられると共に回転駆動部をコン
    セントボックスの前面に臨ましめたボルトと、該ボルト
    に螺合されると共に固定部材に回動不能且つ軸方向移動
    不能に設けられたナットとから成ることを特徴とする家
    具等における電気コンセント装置。
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