JPH1166189A - 卸売市場における取引方法 - Google Patents
卸売市場における取引方法Info
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- JPH1166189A JPH1166189A JP26480997A JP26480997A JPH1166189A JP H1166189 A JPH1166189 A JP H1166189A JP 26480997 A JP26480997 A JP 26480997A JP 26480997 A JP26480997 A JP 26480997A JP H1166189 A JPH1166189 A JP H1166189A
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- 230000002860 competitive effect Effects 0.000 claims 1
- 238000010219 correlation analysis Methods 0.000 claims 1
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 関係要因をもとに予測する卸売市場における
翌日以降の競売価格を取引価格若しくは基準価格若しく
は参考価格として、情報通信網を介し若しくは会合の場
に提示して当該物資相当品の予測日以前の事前取引を行
う。 【構成】 市況等のデータにより競売価格予測のシステ
ム、予測価格と関連情報を事前取引の場に提示するシス
テム及び購入を受け付けるシステム並びにこれらを連結
統合するシステムで構成される。
翌日以降の競売価格を取引価格若しくは基準価格若しく
は参考価格として、情報通信網を介し若しくは会合の場
に提示して当該物資相当品の予測日以前の事前取引を行
う。 【構成】 市況等のデータにより競売価格予測のシステ
ム、予測価格と関連情報を事前取引の場に提示するシス
テム及び購入を受け付けるシステム並びにこれらを連結
統合するシステムで構成される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、農畜水産物の卸売市場
における物資の取引に関し、予測される競売価格を提示
して取引の価格と数量を事前に取り決める取引の方法に
関する。
における物資の取引に関し、予測される競売価格を提示
して取引の価格と数量を事前に取り決める取引の方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】翌日以降の取引に関し事前に数量と価格
を取り決める予約取引では取引担当者の経験による見込
みで行い、また、競売開始前に先に物資を引き取ってし
まう先取りの価格は当該物資残品の競売価格をもとに後
付け決定していた。
を取り決める予約取引では取引担当者の経験による見込
みで行い、また、競売開始前に先に物資を引き取ってし
まう先取りの価格は当該物資残品の競売価格をもとに後
付け決定していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】青果物、水産物、花
き、畜産物の卸売市場における取引は、競売を原則とし
ているが、市場構造の変化に伴って、事前契約による相
対取引の需要が大きくなっている。しかし、これらの物
資は貯蔵性が低く易変性であり、天候等自然条件の変動
によって需給バランスは容易に崩れ易く、相場が不透明
であった。したがって、物資不在で取り決める事前価格
には見直しが常在して取引に混乱があり、また先取りに
おいては物資引き取り時に価格不明のため取引に多大の
障害があった。
き、畜産物の卸売市場における取引は、競売を原則とし
ているが、市場構造の変化に伴って、事前契約による相
対取引の需要が大きくなっている。しかし、これらの物
資は貯蔵性が低く易変性であり、天候等自然条件の変動
によって需給バランスは容易に崩れ易く、相場が不透明
であった。したがって、物資不在で取り決める事前価格
には見直しが常在して取引に混乱があり、また先取りに
おいては物資引き取り時に価格不明のため取引に多大の
障害があった。
【０００４】従来、実際の取引日の価格を事前に予測す
る試みはあったが、競売単位の価格予測は困難であっ
た。これは価格構成要素の取りあげ方が適切でなかった
ためであり、また、卸売市場における熟練者の経験によ
る予測も誤差が大きく現実的ではなかった。
る試みはあったが、競売単位の価格予測は困難であっ
た。これは価格構成要素の取りあげ方が適切でなかった
ためであり、また、卸売市場における熟練者の経験によ
る予測も誤差が大きく現実的ではなかった。
【０００５】しかし、卸売市場における物資の取引は商
物一致による競売を原則としながらも、競売前に予め価
格を取り決めて荷引きする要求が強くなっていた。そこ
で、事前に価格を取り決めて数量とともに取引を予約す
る方法が提案されたものの、事前に取り決めた価格は取
引日の競売価格との相違が大きくなりがちで、事実上、
事前取り決めの価格が機能しないという欠点があった。
物一致による競売を原則としながらも、競売前に予め価
格を取り決めて荷引きする要求が強くなっていた。そこ
で、事前に価格を取り決めて数量とともに取引を予約す
る方法が提案されたものの、事前に取り決めた価格は取
引日の競売価格との相違が大きくなりがちで、事実上、
事前取り決めの価格が機能しないという欠点があった。
【０００６】したがって、実際には先取りが大勢を占め
る傾向が強いと云う問題点があった。このことに対し、
透明度の高い公正な取引価格をもとにした取引の実現が
嘱望されていた。
る傾向が強いと云う問題点があった。このことに対し、
透明度の高い公正な取引価格をもとにした取引の実現が
嘱望されていた。
【０００７】本発明で考案された新法は予測しようとす
る取引単位における当該物資の過去の取引情報および関
係する他物資の情報をもとにして、日若しくは週の価格
変動を解析しつつ、現在までの価格構成要素をもとに、
翌日以降の価格を多変量解析手法によって迅速容易な予
測を実現するするもので、これを事前取引価格とし、或
いは基準価格若しくは参考価格とすることで事前取引を
円滑に実現できるよう抜本的に改めたところに特徴があ
る。
る取引単位における当該物資の過去の取引情報および関
係する他物資の情報をもとにして、日若しくは週の価格
変動を解析しつつ、現在までの価格構成要素をもとに、
翌日以降の価格を多変量解析手法によって迅速容易な予
測を実現するするもので、これを事前取引価格とし、或
いは基準価格若しくは参考価格とすることで事前取引を
円滑に実現できるよう抜本的に改めたところに特徴があ
る。
【０００８】本発明で考案された方法に基づいて競売価
格の予測が行われ、これを基準として取引を行う方式が
試験され、キャベツによる実証によりその卓越した効果
が証明された。
格の予測が行われ、これを基準として取引を行う方式が
試験され、キャベツによる実証によりその卓越した効果
が証明された。
【０００９】
【作用】過去の取引データをもとに翌日以降の個別物資
に関し特定出荷者の特定規格の競売価格を算出し、これ
を基準若しくは参考にして事前の取引価格を設定して競
売前の価格と数量を取り決めることを特徴とする。
に関し特定出荷者の特定規格の競売価格を算出し、これ
を基準若しくは参考にして事前の取引価格を設定して競
売前の価格と数量を取り決めることを特徴とする。
【００１０】
【実施例１】卸売市場において、キャベツを対象品目に
して、その個別出荷者の特定規格の翌日の競売価格を、
具体的に数値で示す方法に関し検討し、これを事前取引
の場に提示して購入予約数量を受け付ける取引方式を試
験した。
して、その個別出荷者の特定規格の翌日の競売価格を、
具体的に数値で示す方法に関し検討し、これを事前取引
の場に提示して購入予約数量を受け付ける取引方式を試
験した。
【００１１】翌日の競売価格を予測するにあたっての必
要な説明要因は前日までに入手できるものでなければな
らない。予測のための式は名儀尺度をも要因として加え
ることから理論的には数量化理論Ｉ類が適当であるが、
この方法によれば連続尺度の数値をクラス分けしなけれ
ばならないという複雑さを伴う。
要な説明要因は前日までに入手できるものでなければな
らない。予測のための式は名儀尺度をも要因として加え
ることから理論的には数量化理論Ｉ類が適当であるが、
この方法によれば連続尺度の数値をクラス分けしなけれ
ばならないという複雑さを伴う。
【００１２】したがって重回帰分析との併用型が妥当で
あるが、結果の検討を踏まえ、また操作の単純さから、
最終的に重回帰分析による重回帰式のみで価格予測する
ことで十分な予測精度を得ることができた。
あるが、結果の検討を踏まえ、また操作の単純さから、
最終的に重回帰分析による重回帰式のみで価格予測する
ことで十分な予測精度を得ることができた。
【００１３】予測式は、毎日のデータを加えて新たな式
を作成して翌日の競売価格を予測した。説明要因の有効
性を標準回帰係数のＦ値によって取捨選択し、取りあげ
た要因の中から１０要因程度を有効要因として予測式に
取り込んだ。
を作成して翌日の競売価格を予測した。説明要因の有効
性を標準回帰係数のＦ値によって取捨選択し、取りあげ
た要因の中から１０要因程度を有効要因として予測式に
取り込んだ。
【００１４】取りあげた要因としては、翌日の特性とし
て、該当物資の特定規格の予定入荷量、予想天気、市場
の休み前後の区別。
て、該当物資の特定規格の予定入荷量、予想天気、市場
の休み前後の区別。
【００１５】本日の特性として、天気、気温、物資全入
荷量と価格、当該品目全体入荷量と価格、競合品入荷量
と価格。
荷量と価格、当該品目全体入荷量と価格、競合品入荷量
と価格。
【００１６】過去の傾向を、暦の変動、すなわち日及び
曜日の変動で表し、上記本日特性の要因の他、特定規格
品の入荷量と価格に関し、単純値と計算加工値を取りあ
げた。
曜日の変動で表し、上記本日特性の要因の他、特定規格
品の入荷量と価格に関し、単純値と計算加工値を取りあ
げた。
【００１７】その結果、競売価格の予測と実際の誤差は
５％以内におさまり、これを事前取引価格として、試験
的に３日間に亘り会合によって、さらに別の３日間を公
衆通信網を用いＲＳ２３２Ｃインターフェースを介して
センタとして設置したコンピュータ上に価格と入荷数量
並びに関連情報を掲示し、これに対し予約購入数量を受
け付けて取引を成立させることが出来、本発明による卸
売市場における取引方法の十分な実用性が認められた。
５％以内におさまり、これを事前取引価格として、試験
的に３日間に亘り会合によって、さらに別の３日間を公
衆通信網を用いＲＳ２３２Ｃインターフェースを介して
センタとして設置したコンピュータ上に価格と入荷数量
並びに関連情報を掲示し、これに対し予約購入数量を受
け付けて取引を成立させることが出来、本発明による卸
売市場における取引方法の十分な実用性が認められた。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、卸売市
場における取引方法において、本発明は以下に記載され
た効果を奏する。
場における取引方法において、本発明は以下に記載され
た効果を奏する。
【００１９】市況など必要要因の数値を与えることによ
り、事前に競売価格を推定し、これをもとに取引価格を
定めることによって予約取引を円滑に実現できる。
り、事前に競売価格を推定し、これをもとに取引価格を
定めることによって予約取引を円滑に実現できる。
【００２０】予測する競売価格は予測式によって単純に
得ることができる。
得ることができる。
【００２１】本発明によれば競売価格を事前に精度良く
推定できるため情報通信網利用による取引が容易で、従
来の先取り及び現物取引を抜本的に改革し、産業的合理
化に極めて貢献度が高い。
推定できるため情報通信網利用による取引が容易で、従
来の先取り及び現物取引を抜本的に改革し、産業的合理
化に極めて貢献度が高い。
第１図はこの発明の一実施例の動作を説明するフロー図
である。第２図はこの発明の一実施例の卸売市場におけ
る取引方法を示す図である。図において、１は端末装
置、２は公衆通信網、３はセンタを示す。
である。第２図はこの発明の一実施例の卸売市場におけ
る取引方法を示す図である。図において、１は端末装
置、２は公衆通信網、３はセンタを示す。
Claims (5)
- 【請求項１】 関係要因をもとに予測する競売物資の翌
日以降の競売価格を当該物資相当品の予測日以前の事前
取引に対して情報通信網を経由して若しくは会合の場に
事前に提示することを特徴とする卸売市場における取引
方法。 - 【請求項２】 提示する競売価格を取引価格とする請求
項１記載の卸売市場における取引方法。 - 【請求項３】 提示する競売価格を取引の基準価格若し
くは参考価格とする請求項１記載の卸売市場における取
引方法。 - 【請求項４】 関係要因に競り人による経験値要因を加
える請求項１記載の卸売市場における取引方法。 - 【請求項５】 関係要因に当該物資の価格との相関分析
によって抽出される競合品に関する要因を加える請求項
１記載の卸売市場における取引方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26480997A JPH1166189A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 卸売市場における取引方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26480997A JPH1166189A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 卸売市場における取引方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1166189A true JPH1166189A (ja) | 1999-03-09 |
Family
ID=17408523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26480997A Pending JPH1166189A (ja) | 1997-08-22 | 1997-08-22 | 卸売市場における取引方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1166189A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010067532A (ko) * | 2001-02-07 | 2001-07-13 | 이정훈 | 원가경매 |
| WO2001093133A1 (fr) * | 2000-05-30 | 2001-12-06 | System Location Co., Ltd. | Systeme d'analyse des prix de revente des vehicules |
| US7729998B2 (en) * | 2005-03-10 | 2010-06-01 | Dickman Craig S | Method for shippers to manage fuel costs |
| US20100262555A1 (en) * | 2005-03-10 | 2010-10-14 | Dickman Craig S | Method for shippers to manage fuel cost |
-
1997
- 1997-08-22 JP JP26480997A patent/JPH1166189A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001093133A1 (fr) * | 2000-05-30 | 2001-12-06 | System Location Co., Ltd. | Systeme d'analyse des prix de revente des vehicules |
| CN101739644A (zh) * | 2000-05-30 | 2010-06-16 | 情报基地株式会社 | 车辆转售价格分析系统 |
| CN101739644B (zh) * | 2000-05-30 | 2015-07-15 | 情报基地株式会社 | 车辆转售价格分析系统 |
| KR20010067532A (ko) * | 2001-02-07 | 2001-07-13 | 이정훈 | 원가경매 |
| US7729998B2 (en) * | 2005-03-10 | 2010-06-01 | Dickman Craig S | Method for shippers to manage fuel costs |
| US20100262555A1 (en) * | 2005-03-10 | 2010-10-14 | Dickman Craig S | Method for shippers to manage fuel cost |
| US8190533B2 (en) * | 2005-03-10 | 2012-05-29 | Dickman Craig S | Method for shippers to manage fuel cost |
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