JPH1165490A - ディスプレイシステムおよび反射照明方式液晶ディスプレイパネル - Google Patents
ディスプレイシステムおよび反射照明方式液晶ディスプレイパネルInfo
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- JPH1165490A JPH1165490A JP9228108A JP22810897A JPH1165490A JP H1165490 A JPH1165490 A JP H1165490A JP 9228108 A JP9228108 A JP 9228108A JP 22810897 A JP22810897 A JP 22810897A JP H1165490 A JPH1165490 A JP H1165490A
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- display system
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスプレイパネル部が薄く、かつ低消費電
力のディスプレイシステムを実現する。 【解決手段】 ディスプレイシステムは、屋内に設置す
る反射照明方式液晶ディスプレイパネルおよび照明装置
8を含み、照明装置8は屋内の照明と、液晶ディスプレ
イパネルの照明とを兼ねている。照明装置8は収納式の
反射膜23を有し、反射膜23を収納部28に巻き取っ
た場合には、光源18からの光は遮られることなく、カ
バー26を通じて照明装置8から出射し、屋内を照明す
る。一方、反射膜23を展開した場合には、光源18か
らの光はその反射膜23の反射面30で反射されて光学
系20の拡散板36に入射し、拡散された後、ズームレ
ンズ34を通じて液晶ディスプレイパネルに向う。
力のディスプレイシステムを実現する。 【解決手段】 ディスプレイシステムは、屋内に設置す
る反射照明方式液晶ディスプレイパネルおよび照明装置
8を含み、照明装置8は屋内の照明と、液晶ディスプレ
イパネルの照明とを兼ねている。照明装置8は収納式の
反射膜23を有し、反射膜23を収納部28に巻き取っ
た場合には、光源18からの光は遮られることなく、カ
バー26を通じて照明装置8から出射し、屋内を照明す
る。一方、反射膜23を展開した場合には、光源18か
らの光はその反射膜23の反射面30で反射されて光学
系20の拡散板36に入射し、拡散された後、ズームレ
ンズ34を通じて液晶ディスプレイパネルに向う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反射照明方式ディス
プレイパネルを用いたディスプレイシステムおよび反射
照明方式液晶ディスプレイパネルに関するものである。
プレイパネルを用いたディスプレイシステムおよび反射
照明方式液晶ディスプレイパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】薄型大画面ディスプレイパネルとしてプ
ラズマディスプレイパネル(PDP)や、プラズマアド
レス液晶パネル(PALC)などがすでに開発されてい
る。プラズマディスプレイパネルは、多数の画素セルに
より画面を形成し、各画素ごとに、画素セルに充填した
ガスをプラズマ放電により発光させることで画像を表示
するものである。しかし、プラズマディスプレイパネル
では、十分な輝度を得るためには強くプラズマ放電させ
ることが必要であり、したがって大掛かりな高圧回路を
備えなければならない。そのため、このような高圧回路
を備えるためのスペースを確保する必要があり、また大
画面になるほど消費電力は極めて大きくなる。
ラズマディスプレイパネル(PDP)や、プラズマアド
レス液晶パネル(PALC)などがすでに開発されてい
る。プラズマディスプレイパネルは、多数の画素セルに
より画面を形成し、各画素ごとに、画素セルに充填した
ガスをプラズマ放電により発光させることで画像を表示
するものである。しかし、プラズマディスプレイパネル
では、十分な輝度を得るためには強くプラズマ放電させ
ることが必要であり、したがって大掛かりな高圧回路を
備えなければならない。そのため、このような高圧回路
を備えるためのスペースを確保する必要があり、また大
画面になるほど消費電力は極めて大きくなる。
【0003】プラズマアドレス液晶パネルは、液晶を励
起するためのスイッチング素子にプラズマスイッチを使
用しているので、消費電力は小さいものの、独立のバッ
クライトが必要となるため、このバックライトによる消
費電力も含めると全体としての消費電力は大きい。ま
た、バックライトを装備するためのスペースが必要であ
り、その結果、薄型化が阻まれている。
起するためのスイッチング素子にプラズマスイッチを使
用しているので、消費電力は小さいものの、独立のバッ
クライトが必要となるため、このバックライトによる消
費電力も含めると全体としての消費電力は大きい。ま
た、バックライトを装備するためのスペースが必要であ
り、その結果、薄型化が阻まれている。
【0004】薄型大画面ディスプレイパネルとしてはプ
ラズマディスプレイパネルやプラズマアドレス液晶パネ
ル以外にも、FED(Field Emission Display)や
EL(Electro Luminecence)など種々の方式のもの
が存在するが、これらの方式でも同様の問題を抱えてい
る。また、これらの薄型大画面ディスプレイパネルは、
従来の陰極線管やリアプロジェクション方式のものに比
べてかなり薄くなっているが、それでも容易に壁に掛け
られるほどには薄型化されていない。
ラズマディスプレイパネルやプラズマアドレス液晶パネ
ル以外にも、FED(Field Emission Display)や
EL(Electro Luminecence)など種々の方式のもの
が存在するが、これらの方式でも同様の問題を抱えてい
る。また、これらの薄型大画面ディスプレイパネルは、
従来の陰極線管やリアプロジェクション方式のものに比
べてかなり薄くなっているが、それでも容易に壁に掛け
られるほどには薄型化されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、ディスプレイパネル部の一層の薄型化が可能で、か
つ消費電力の少ないディスプレイシステム、およびこの
ようなディスプレイシステムに用いて好適な高輝度の反
射照明方式液晶ディスプレイパネルを提供することにあ
る。
は、ディスプレイパネル部の一層の薄型化が可能で、か
つ消費電力の少ないディスプレイシステム、およびこの
ようなディスプレイシステムに用いて好適な高輝度の反
射照明方式液晶ディスプレイパネルを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のディスプレイパ
ネルは、上記課題を解決するため、屋内に設置する反射
照明方式ディスプレイパネルと、屋内を照明する照明装
置と、前記照明装置を構成する光源からの光により前記
反射照明方式ディスプレイパネルを照明する光学系とを
設けたことを特徴とする。また、本発明は、第1および
第2のガラス基板の間に透明電極および液晶層をこの順
序で挟んで構成した反射照明方式液晶ディスプレイパネ
ルにおいて、前記液晶層と前記第2のガラス基板との間
に、カラーフィルタおよび反射板をこの順序で配設した
ことを特徴とする。また、本発明は、第1および第2の
ガラス基板の間に透明電極、カラーフィルタ、ならびに
液晶層をこの順序で挟んで構成した反射照明方式液晶デ
ィスプレイパネルにおいて、前記第2のガラス基板の外
側に反射板を配設したことを特徴とする。
ネルは、上記課題を解決するため、屋内に設置する反射
照明方式ディスプレイパネルと、屋内を照明する照明装
置と、前記照明装置を構成する光源からの光により前記
反射照明方式ディスプレイパネルを照明する光学系とを
設けたことを特徴とする。また、本発明は、第1および
第2のガラス基板の間に透明電極および液晶層をこの順
序で挟んで構成した反射照明方式液晶ディスプレイパネ
ルにおいて、前記液晶層と前記第2のガラス基板との間
に、カラーフィルタおよび反射板をこの順序で配設した
ことを特徴とする。また、本発明は、第1および第2の
ガラス基板の間に透明電極、カラーフィルタ、ならびに
液晶層をこの順序で挟んで構成した反射照明方式液晶デ
ィスプレイパネルにおいて、前記第2のガラス基板の外
側に反射板を配設したことを特徴とする。
【0007】本発明のディスプレイシステムでは、反射
照明方式ディスプレイパネルを用いるのでバックライト
は不要であり、薄型化および消費電力の削減が可能であ
る。さらに、反射照明方式ディスプレイパネルとして液
晶ディスプレイパネルを用いることで、プラズマディス
プレイパネルのように高圧回路を設ける必要がなくな
り、この点でも薄型化および低消費電力化を図ることが
できる。そして、照明装置を屋内の照明と反射照明方式
ディスプレイパネルの照明とに兼用しているため、この
ディスプレイシステムを設置しても、ディスプレイパネ
ル専用の照明装置を別個に設ける必要がなく、場所をと
らないので比較的狭い部屋などにも容易に設置できる。
照明方式ディスプレイパネルを用いるのでバックライト
は不要であり、薄型化および消費電力の削減が可能であ
る。さらに、反射照明方式ディスプレイパネルとして液
晶ディスプレイパネルを用いることで、プラズマディス
プレイパネルのように高圧回路を設ける必要がなくな
り、この点でも薄型化および低消費電力化を図ることが
できる。そして、照明装置を屋内の照明と反射照明方式
ディスプレイパネルの照明とに兼用しているため、この
ディスプレイシステムを設置しても、ディスプレイパネ
ル専用の照明装置を別個に設ける必要がなく、場所をと
らないので比較的狭い部屋などにも容易に設置できる。
【0008】本発明の反射照明方式液晶ディスプレイパ
ネルでは、カラーフィルタが反射板の直前に配置される
ので、光の透過損失を抑えることができ、高輝度化を実
現できる。第2のガラス基板の外側に反射板を配置した
本発明の反射照明方式液晶ディスプレイパネルでは、第
1および第2のガラス基板の間に反射板の層を形成する
必要がないのでディスプレイパネルの製造コストを低減
できる。また、より性能の優れた反射板を利用可能とな
った場合には、そのような反射板に直ぐに置き換えるこ
とができ、容易にディスプレイパネルの性能アップを図
ることができる。
ネルでは、カラーフィルタが反射板の直前に配置される
ので、光の透過損失を抑えることができ、高輝度化を実
現できる。第2のガラス基板の外側に反射板を配置した
本発明の反射照明方式液晶ディスプレイパネルでは、第
1および第2のガラス基板の間に反射板の層を形成する
必要がないのでディスプレイパネルの製造コストを低減
できる。また、より性能の優れた反射板を利用可能とな
った場合には、そのような反射板に直ぐに置き換えるこ
とができ、容易にディスプレイパネルの性能アップを図
ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明を実施の形態例にもと
づき図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実
施例のディスプレイシステムを構成する照明装置を示す
断面側面図、図2は第1の実施例の全体を示す基本構成
図である。図2に示したように、本実施例のディスプレ
イシステムは、例えば居間などの屋内4に設置した反射
照明方式液晶ディスプレイパネル6(以下、単に液晶デ
ィスプレイパネル6ともいう)と照明装置8とにより構
成され、照明装置8は天井部10に取り付けられ、一
方、液晶ディスプレイパネル6は壁12に取り付けられ
ている。そして、照明装置8は、屋内4を照明するため
の光14を発すると共に、液晶ディスプレイパネル6に
向けて光16を照射し、液晶ディスプレイパネル6にお
ける画像表示を可能とする。
づき図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実
施例のディスプレイシステムを構成する照明装置を示す
断面側面図、図2は第1の実施例の全体を示す基本構成
図である。図2に示したように、本実施例のディスプレ
イシステムは、例えば居間などの屋内4に設置した反射
照明方式液晶ディスプレイパネル6(以下、単に液晶デ
ィスプレイパネル6ともいう)と照明装置8とにより構
成され、照明装置8は天井部10に取り付けられ、一
方、液晶ディスプレイパネル6は壁12に取り付けられ
ている。そして、照明装置8は、屋内4を照明するため
の光14を発すると共に、液晶ディスプレイパネル6に
向けて光16を照射し、液晶ディスプレイパネル6にお
ける画像表示を可能とする。
【0010】照明装置8は、詳しくは図1に示したよう
に、光源18、光学系20、第1の反射体22などによ
り構成されている。光源18は本実施例では複数の蛍光
灯24により構成され、各蛍光灯24は不図示の照明装
置8のフレームにより天井部10に間隔をおき互いに平
行に取り付けられている。蛍光灯24はスリガラス状の
カバー26により覆われ、蛍光灯24が発した光はカバ
ー26によって拡散されて屋内4を照明する光14とな
る。
に、光源18、光学系20、第1の反射体22などによ
り構成されている。光源18は本実施例では複数の蛍光
灯24により構成され、各蛍光灯24は不図示の照明装
置8のフレームにより天井部10に間隔をおき互いに平
行に取り付けられている。蛍光灯24はスリガラス状の
カバー26により覆われ、蛍光灯24が発した光はカバ
ー26によって拡散されて屋内4を照明する光14とな
る。
【0011】第1の反射体22は、反射膜23により構
成され、収納部28内に巻き取られて収納可能となって
いる。収納部28は不図示のスプリングを内蔵してお
り、このスプリングにより反射膜23は収納部28内に
巻き取られるよう付勢されている。したがって、反射膜
23は常時は収納部28内に収納されており、上記スプ
リングの力に逆らって引き出し、先端を照明装置8の上
記フレームの所定箇所に係止することで展開された状態
となる。そして、反射膜23が収納部28に収納されて
いるとき、第1の反射体22は本発明の第1の状態とな
り、一方、収納部28から引き出されているとき、本発
明の第2の状態となる(図1の状態)。また、反射膜2
3の蛍光灯24側の面は、多数の微小反射体から成るフ
レネル形の反射面30となっている。
成され、収納部28内に巻き取られて収納可能となって
いる。収納部28は不図示のスプリングを内蔵してお
り、このスプリングにより反射膜23は収納部28内に
巻き取られるよう付勢されている。したがって、反射膜
23は常時は収納部28内に収納されており、上記スプ
リングの力に逆らって引き出し、先端を照明装置8の上
記フレームの所定箇所に係止することで展開された状態
となる。そして、反射膜23が収納部28に収納されて
いるとき、第1の反射体22は本発明の第1の状態とな
り、一方、収納部28から引き出されているとき、本発
明の第2の状態となる(図1の状態)。また、反射膜2
3の蛍光灯24側の面は、多数の微小反射体から成るフ
レネル形の反射面30となっている。
【0012】収納部28と反対側のカバー26の端部に
は開口32が形成され、光学系20はこの箇所に配設さ
れている。光学系20は、凸レンズ34Bおよび凹レン
ズ34Aから成るズームレンズ34、およびこのズーム
レンズ34と光源18との間に配置された拡散板36を
含み、ズームレンズ34および拡散板36は不図示の鏡
筒内に収められている。この鏡筒は光源18側の端部に
おいて照明装置8の上記フレーム(基体)に設けられた
支軸38により垂直面内で揺動可能に支持されている。
その結果、鏡筒、すなわち光学系20を出射した光16
は光学系20を揺動させることで、矢印Aで示すよう
に、進行方向が可変となっている。
は開口32が形成され、光学系20はこの箇所に配設さ
れている。光学系20は、凸レンズ34Bおよび凹レン
ズ34Aから成るズームレンズ34、およびこのズーム
レンズ34と光源18との間に配置された拡散板36を
含み、ズームレンズ34および拡散板36は不図示の鏡
筒内に収められている。この鏡筒は光源18側の端部に
おいて照明装置8の上記フレーム(基体)に設けられた
支軸38により垂直面内で揺動可能に支持されている。
その結果、鏡筒、すなわち光学系20を出射した光16
は光学系20を揺動させることで、矢印Aで示すよう
に、進行方向が可変となっている。
【0013】このような構成のディスプレイシステムで
は、液晶ディスプレイパネル6を利用しない場合には、
反射膜23は収納部28に巻とられて収納された状態と
する。このとき各蛍光灯24から鉛直方向を中心に放射
された光40は反射膜23により遮られることなくカバ
ー26に向い、カバー26を透過して拡散され、光16
となって屋内4を照明する。
は、液晶ディスプレイパネル6を利用しない場合には、
反射膜23は収納部28に巻とられて収納された状態と
する。このとき各蛍光灯24から鉛直方向を中心に放射
された光40は反射膜23により遮られることなくカバ
ー26に向い、カバー26を透過して拡散され、光16
となって屋内4を照明する。
【0014】一方、液晶ディスプレイパネル6を利用す
る場合には、反射膜23を収納部28から引き出し、天
井部10に対し傾斜して展開された状態とする(図1の
状態)。このとき、蛍光灯24からの光40は反射膜2
3のフレネル形の反射面30においてほぼ水平方向に反
射され、光学系20の拡散板36に入射する。拡散板3
6に入射した光40は、拡散板36により拡散された
後、ズームレンズ34に入射し、そして、光16として
光学系20を出射し、壁12に取り付けられた液晶ディ
スプレイパネル6を照明する。その際、ズームレンズ3
4の倍率を調整することで、液晶ディスプレイパネル6
周辺が的確に照明されるように図ることができる。この
状態で、液晶ディスプレイパネル6に映像信号などが供
給され、各画素を構成する液晶が種々に励起されること
で液晶ディスプレイパネル6に画像が表示される。
る場合には、反射膜23を収納部28から引き出し、天
井部10に対し傾斜して展開された状態とする(図1の
状態)。このとき、蛍光灯24からの光40は反射膜2
3のフレネル形の反射面30においてほぼ水平方向に反
射され、光学系20の拡散板36に入射する。拡散板3
6に入射した光40は、拡散板36により拡散された
後、ズームレンズ34に入射し、そして、光16として
光学系20を出射し、壁12に取り付けられた液晶ディ
スプレイパネル6を照明する。その際、ズームレンズ3
4の倍率を調整することで、液晶ディスプレイパネル6
周辺が的確に照明されるように図ることができる。この
状態で、液晶ディスプレイパネル6に映像信号などが供
給され、各画素を構成する液晶が種々に励起されること
で液晶ディスプレイパネル6に画像が表示される。
【0015】このように本実施の形態例のディスプレイ
システムでは、反射照明方式のディスプレイパネル(液
晶ディスプレイパネル6)を用いているのでバックライ
トは不要であり、薄型化および消費電力の削減が可能で
ある。さらに、反射照明方式ディスプレイパネルとして
液晶ディスプレイパネル6を用いているので、プラズマ
ディスプレイパネルのように高圧回路を設ける必要がな
く、この点でも薄型化および低消費電力化を図ることが
できる。そして、照明装置8を屋内4の照明と液晶ディ
スプレイパネル6の照明とに兼用しているため、このデ
ィスプレイシステムを設置しても、ディスプレイパネル
専用の照明装置を別個に設ける必要がなく、場所をとら
ないので比較的狭い部屋などにも容易に設置できる。
システムでは、反射照明方式のディスプレイパネル(液
晶ディスプレイパネル6)を用いているのでバックライ
トは不要であり、薄型化および消費電力の削減が可能で
ある。さらに、反射照明方式ディスプレイパネルとして
液晶ディスプレイパネル6を用いているので、プラズマ
ディスプレイパネルのように高圧回路を設ける必要がな
く、この点でも薄型化および低消費電力化を図ることが
できる。そして、照明装置8を屋内4の照明と液晶ディ
スプレイパネル6の照明とに兼用しているため、このデ
ィスプレイシステムを設置しても、ディスプレイパネル
専用の照明装置を別個に設ける必要がなく、場所をとら
ないので比較的狭い部屋などにも容易に設置できる。
【0016】なお、第1の実施の形態例では、第1の反
射体22として反射膜23を用いたが、一種のブライン
ドによって第1の反射体22を構成することも可能であ
る。すなわち、ブラインドの各ブレードの一方の面を光
の反射面に形成し、液晶ディスプレイパネル6を利用し
ない場合はブラインドを開放して光源18からの光を通
過させ(本発明に係わる第1の状態)、一方、液晶ディ
スプレイパネル6を利用する場合はブラインドを適切に
閉じて(本発明に係わる第2の状態)上記反射面により
光源18からの光を反射させて光学系20に向わせる。
射体22として反射膜23を用いたが、一種のブライン
ドによって第1の反射体22を構成することも可能であ
る。すなわち、ブラインドの各ブレードの一方の面を光
の反射面に形成し、液晶ディスプレイパネル6を利用し
ない場合はブラインドを開放して光源18からの光を通
過させ(本発明に係わる第1の状態)、一方、液晶ディ
スプレイパネル6を利用する場合はブラインドを適切に
閉じて(本発明に係わる第2の状態)上記反射面により
光源18からの光を反射させて光学系20に向わせる。
【0017】また、第1の反射体22を、マイクロマシ
ン技術によりシリコン基板上に形成した多数の微細なミ
ラーと、各ミラーの傾斜角度を変化させるアクチュエー
タにより構成することも可能である。その場合には、ア
クチュエータを介してミラーの傾斜角を電気的に制御
し、光源18からの光40を光学系20および屋内4の
いずれかに向うよう切り換えることで第1の反射体22
としての機能を実現できる。なお、本実施の形態例では
反射照明方式ディスプレイパネルとして液晶ディスプレ
イパネルを用いたが、画面を画面前方より照明して画像
を表示するディスプレイパネルであれば液晶ディスプレ
イパネル以外のタイプのディスプレイパネルであっても
本発明は有効である。
ン技術によりシリコン基板上に形成した多数の微細なミ
ラーと、各ミラーの傾斜角度を変化させるアクチュエー
タにより構成することも可能である。その場合には、ア
クチュエータを介してミラーの傾斜角を電気的に制御
し、光源18からの光40を光学系20および屋内4の
いずれかに向うよう切り換えることで第1の反射体22
としての機能を実現できる。なお、本実施の形態例では
反射照明方式ディスプレイパネルとして液晶ディスプレ
イパネルを用いたが、画面を画面前方より照明して画像
を表示するディスプレイパネルであれば液晶ディスプレ
イパネル以外のタイプのディスプレイパネルであっても
本発明は有効である。
【0018】次に第2の実施の形態例について説明す
る。図3は第2の実施の形態例のディスプレイシステム
を構成する照明装置を示す断面側面図である。図中、図
1と同一の要素には同一の符号が付されており、それら
に関する詳しい説明はここでは省略する。このディスプ
レイシステムは、照明装置の構成が第1の実施の形態例
と異なり、特に、反射体や光源が異なっている。
る。図3は第2の実施の形態例のディスプレイシステム
を構成する照明装置を示す断面側面図である。図中、図
1と同一の要素には同一の符号が付されており、それら
に関する詳しい説明はここでは省略する。このディスプ
レイシステムは、照明装置の構成が第1の実施の形態例
と異なり、特に、反射体や光源が異なっている。
【0019】図3に示したように、本実施の形態例のデ
ィスプレイシステムの照明装置44では、光源46は、
光学系20と反対側の照明装置44の端部近傍に配置さ
れている。光源46の支持手段48が天井部10に略直
角に立設され、その支持手段48の光学系20側の面
に、光源46を成す複数の発光ダイオード50が、略水
平方向を中心に光を放射すべく発光部を光学系20側に
向けて取り付けられている。
ィスプレイシステムの照明装置44では、光源46は、
光学系20と反対側の照明装置44の端部近傍に配置さ
れている。光源46の支持手段48が天井部10に略直
角に立設され、その支持手段48の光学系20側の面
に、光源46を成す複数の発光ダイオード50が、略水
平方向を中心に光を放射すべく発光部を光学系20側に
向けて取り付けられている。
【0020】また、屋内の天井部10に第2の反射体5
2が反射面を下に向けて延設されている。反射面30に
は、断面が三角形の複数の溝54が互いに平行に、かつ
光40の入射方向に直交して形成されている。この第2
の反射体52に対向して、第2の反射体52の下方に第
1の反射体56が配置されている。この第1の反射体5
6は、第1の実施例の場合と異なり、板状の透明材料か
ら成る透明板58により形成されている。上記支持手段
48の下端部近傍には、略水平に、かつ光40の進行方
向に略直角に延在する支軸60が配置され、照明装置4
4の不図示のフレームに固定されている。上記透明板5
8は、その光源46側の端部において、支軸60により
揺動可能に支持されている。また、透明板58の第2の
反射体52側の面には、多数の微小プリズムから成るフ
レネル形のプリズム62が形成されている。第1の反射
体56としての透明板58の下方には、透明板58に近
接してカバー26が配置されている。
2が反射面を下に向けて延設されている。反射面30に
は、断面が三角形の複数の溝54が互いに平行に、かつ
光40の入射方向に直交して形成されている。この第2
の反射体52に対向して、第2の反射体52の下方に第
1の反射体56が配置されている。この第1の反射体5
6は、第1の実施例の場合と異なり、板状の透明材料か
ら成る透明板58により形成されている。上記支持手段
48の下端部近傍には、略水平に、かつ光40の進行方
向に略直角に延在する支軸60が配置され、照明装置4
4の不図示のフレームに固定されている。上記透明板5
8は、その光源46側の端部において、支軸60により
揺動可能に支持されている。また、透明板58の第2の
反射体52側の面には、多数の微小プリズムから成るフ
レネル形のプリズム62が形成されている。第1の反射
体56としての透明板58の下方には、透明板58に近
接してカバー26が配置されている。
【0021】このような構成の照明装置44を備えた第
2の実施の形態例のディスプレイシステムでは、液晶デ
ィスプレイパネル6(図2)を利用しない場合には、透
明板58を図3において時計回り方向に揺動させ、本発
明の第1の状態である、支軸60と反対側の端部が天井
部10に近接した状態とする(図3の状態)。このとき
発光ダイオード50からの光40は、まず第2の反射体
52の主要面64や溝54で反射して透明板58に向
い、この光40は透明板58の下面(プリズム62が形
成されていない面)に対して小さい入射角で入射するた
め、透明板58で反射することなく透明板58を通過す
る。そして、カバー26を透過して拡散され、光14と
なって屋内を照明する。また、発光ダイオード50を出
て直接透明板に向った光40は、透明板58の下面に対
する入射角が大きいため、透明板58で反射され第2の
反射体52に向う。そして、第2の反射体52で反射さ
れ、その後、小さい入射角で透明板58に入射し、透明
板58を通過して光14となり、屋内を照明する。
2の実施の形態例のディスプレイシステムでは、液晶デ
ィスプレイパネル6(図2)を利用しない場合には、透
明板58を図3において時計回り方向に揺動させ、本発
明の第1の状態である、支軸60と反対側の端部が天井
部10に近接した状態とする(図3の状態)。このとき
発光ダイオード50からの光40は、まず第2の反射体
52の主要面64や溝54で反射して透明板58に向
い、この光40は透明板58の下面(プリズム62が形
成されていない面)に対して小さい入射角で入射するた
め、透明板58で反射することなく透明板58を通過す
る。そして、カバー26を透過して拡散され、光14と
なって屋内を照明する。また、発光ダイオード50を出
て直接透明板に向った光40は、透明板58の下面に対
する入射角が大きいため、透明板58で反射され第2の
反射体52に向う。そして、第2の反射体52で反射さ
れ、その後、小さい入射角で透明板58に入射し、透明
板58を通過して光14となり、屋内を照明する。
【0022】一方、液晶ディスプレイパネル6を利用す
る場合には、図4の断面側面図に示したように、透明板
58を図3の状態から反時計回り方向に揺動させ、本発
明の第2の状態である、天井部10とほぼ平行な状態と
する。このとき発光ダイオード50を出て第2の反射体
52に入射した光40は第2の反射体52で反射して光
学系20に入射する。一方、発光ダイオード50を出て
透明板58に向った光は、透明板58に対する入射角が
大きいことから、プリズム62の作用により透明板58
で反射し、同じく光学系20に向う。また、発光ダイオ
ード50を出た光40の一部は直接光学系20に入射す
る。光学系20に入射した光40は、拡散板36により
拡散された後、ズームレンズ34に入射し、そして、光
16として光学系20を出射する。壁12(図2)に取
り付けられた液晶ディスプレイパネル6はこの光16に
より照明され、液晶ディスプレイパネル6における画像
表示が可能となる。
る場合には、図4の断面側面図に示したように、透明板
58を図3の状態から反時計回り方向に揺動させ、本発
明の第2の状態である、天井部10とほぼ平行な状態と
する。このとき発光ダイオード50を出て第2の反射体
52に入射した光40は第2の反射体52で反射して光
学系20に入射する。一方、発光ダイオード50を出て
透明板58に向った光は、透明板58に対する入射角が
大きいことから、プリズム62の作用により透明板58
で反射し、同じく光学系20に向う。また、発光ダイオ
ード50を出た光40の一部は直接光学系20に入射す
る。光学系20に入射した光40は、拡散板36により
拡散された後、ズームレンズ34に入射し、そして、光
16として光学系20を出射する。壁12(図2)に取
り付けられた液晶ディスプレイパネル6はこの光16に
より照明され、液晶ディスプレイパネル6における画像
表示が可能となる。
【0023】このような第2の実施の形態例でも、第1
の実施の形態例の場合と同様、反射照明液晶方式ディス
プレイパネルを用いているので薄型化および低消費電力
化を図ることができる。そして、照明装置44を屋内の
照明と液晶ディスプレイパネル6の照明とに兼用してい
るため、第1の実施の形態例の場合と同様、このディス
プレイシステムを設置しても、ディスプレイパネル専用
の照明装置を別個に設ける必要がなく、場所をとらない
ので比較的狭い部屋などにも容易に設置できる。
の実施の形態例の場合と同様、反射照明液晶方式ディス
プレイパネルを用いているので薄型化および低消費電力
化を図ることができる。そして、照明装置44を屋内の
照明と液晶ディスプレイパネル6の照明とに兼用してい
るため、第1の実施の形態例の場合と同様、このディス
プレイシステムを設置しても、ディスプレイパネル専用
の照明装置を別個に設ける必要がなく、場所をとらない
ので比較的狭い部屋などにも容易に設置できる。
【0024】なお、第2の実施の形態例では、光源46
を発光ダイオード50により構成したが、発光ダイオー
ドの代りに例えば蛍光灯を用いることも無論可能であ
る。図5は、蛍光灯を用いた場合の第2の実施の形態例
の照明装置を示す断面側面図である。図5では、蛍光灯
66が支軸60と略平行に配置され、照明装置44の不
図示のフレームに固定されている。透明板58と反対側
の蛍光灯66の背後には、湾曲させた第3の反射体68
が上記フレームに固定して配設されている。したがっ
て、蛍光灯24を出た光は、直接、および第3の反射体
68で反射して光学系20(図4)や第1の反射体56
および第2の反射体52に向う。また、第1の反射体5
6が第2の状態にあるとき、第1の反射体56を通じて
屋内4に若干漏洩する光も完全に遮断したい場合には、
例えば第1の反射体56とカバー26との間に光遮断手
段として着脱式の光遮断膜を設けたり、あるいはブライ
ンドを設ければよい。
を発光ダイオード50により構成したが、発光ダイオー
ドの代りに例えば蛍光灯を用いることも無論可能であ
る。図5は、蛍光灯を用いた場合の第2の実施の形態例
の照明装置を示す断面側面図である。図5では、蛍光灯
66が支軸60と略平行に配置され、照明装置44の不
図示のフレームに固定されている。透明板58と反対側
の蛍光灯66の背後には、湾曲させた第3の反射体68
が上記フレームに固定して配設されている。したがっ
て、蛍光灯24を出た光は、直接、および第3の反射体
68で反射して光学系20(図4)や第1の反射体56
および第2の反射体52に向う。また、第1の反射体5
6が第2の状態にあるとき、第1の反射体56を通じて
屋内4に若干漏洩する光も完全に遮断したい場合には、
例えば第1の反射体56とカバー26との間に光遮断手
段として着脱式の光遮断膜を設けたり、あるいはブライ
ンドを設ければよい。
【0025】次に、第3の実施の形態例について説明す
る。図6は第3の実施の形態例を構成する照明装置の要
部を示す断面側面図である。図中、上記実施の形態例と
同一の要素には同一の符号が付されている。この第3の
実施の形態例のディスプレイシステムが第1の実施の形
態例と異なるのは、照明装置90において光源18を、
蛍光灯24に代えて、プリズム72、蛍光灯66、なら
びに反射板69により構成した点である。なお、この例
では蛍光灯66を用いているが、これは発光ダイオード
に置き換えることも可能である。
る。図6は第3の実施の形態例を構成する照明装置の要
部を示す断面側面図である。図中、上記実施の形態例と
同一の要素には同一の符号が付されている。この第3の
実施の形態例のディスプレイシステムが第1の実施の形
態例と異なるのは、照明装置90において光源18を、
蛍光灯24に代えて、プリズム72、蛍光灯66、なら
びに反射板69により構成した点である。なお、この例
では蛍光灯66を用いているが、これは発光ダイオード
に置き換えることも可能である。
【0026】蛍光灯66は光学系20に向け天井部10
と略平行に配置され、照明装置90の不図示のフレーム
に固定されている。光学系20と反対側の蛍光灯66の
背後には、湾曲させた反射体69が上記フレームに固定
して配設されている、したがって、蛍光灯66を出た光
は、直接、および反射体69で反射して光学系20の方
向に向う。
と略平行に配置され、照明装置90の不図示のフレーム
に固定されている。光学系20と反対側の蛍光灯66の
背後には、湾曲させた反射体69が上記フレームに固定
して配設されている、したがって、蛍光灯66を出た光
は、直接、および反射体69で反射して光学系20の方
向に向う。
【0027】プリズム72は、その三角形断面の第1の
短辺74が第2の短辺76より十分に長く、第1の短辺
74を形成する面、すなわち第1の短辺面78が屋内の
天井部10にほぼ密着し、第2の短辺76を形成する
面、すなわち第2の短辺面80が蛍光灯66に対向して
配置され、三角形断面の長辺82を形成する面、すなわ
ち長辺面84には、長辺82に略直交する方向に延在す
る、断面が三角形の多数の溝55によるフレネル形プリ
ズム86が形成されている。また、第1の短辺面78に
は、断面が三角形の複数の溝92が間隔をおいて形成さ
れている。各溝92は、蛍光灯66からの光に略直交す
る方向に互いに平行に延在している。
短辺74が第2の短辺76より十分に長く、第1の短辺
74を形成する面、すなわち第1の短辺面78が屋内の
天井部10にほぼ密着し、第2の短辺76を形成する
面、すなわち第2の短辺面80が蛍光灯66に対向して
配置され、三角形断面の長辺82を形成する面、すなわ
ち長辺面84には、長辺82に略直交する方向に延在す
る、断面が三角形の多数の溝55によるフレネル形プリ
ズム86が形成されている。また、第1の短辺面78に
は、断面が三角形の複数の溝92が間隔をおいて形成さ
れている。各溝92は、蛍光灯66からの光に略直交す
る方向に互いに平行に延在している。
【0028】このように構成された照明装置90では、
蛍光灯66からの光は、直接または反射板69で反射し
て第2の短辺面80からプリズム72内に入射し、第1
の短辺面78で反射した後、長辺面84を通過して、下
方に向う光16となる。そして、反射膜23が収納部2
8から引き出されている状態(図6の状態)では、光1
6は反射膜23で反射して光学系20に向い、一方、反
射膜23が収納部に収納されている状態ではカバー26
を通過して、屋内を照明する光14となる。したがっ
て、この第3の実施の形態例でも、照明装置90を屋内
の照明と反射照明方式液晶ディスプレイパネル6の照明
とに兼用しているので、第1の実施の形態例の場合と同
様の効果が得られる。
蛍光灯66からの光は、直接または反射板69で反射し
て第2の短辺面80からプリズム72内に入射し、第1
の短辺面78で反射した後、長辺面84を通過して、下
方に向う光16となる。そして、反射膜23が収納部2
8から引き出されている状態(図6の状態)では、光1
6は反射膜23で反射して光学系20に向い、一方、反
射膜23が収納部に収納されている状態ではカバー26
を通過して、屋内を照明する光14となる。したがっ
て、この第3の実施の形態例でも、照明装置90を屋内
の照明と反射照明方式液晶ディスプレイパネル6の照明
とに兼用しているので、第1の実施の形態例の場合と同
様の効果が得られる。
【0029】なお、上記実施の形態例において光学系2
0を構成する凸レンズ34Bおよび凹レンズ34Aとし
ては表面が湾曲した通常のレンズを用いる以外にもフレ
ネルレンズを用いてもよい。その場合には、レンズを薄
くできるので、装置の小型化や軽量化に有効である。ま
た、拡散板36は、上下の幅が狭い開口32の箇所に配
置するので、通常、横長の形状となる。したがって、こ
の場合には長方形の液晶ディスプレイパネル6全体を照
明するために、拡散板36の投影像を縦方向に拡大する
必要がある。これには、ズームレンズ34を構成するレ
ンズとして、曲率が縦と横で異なるシリドンドリカルレ
ンズを用いればよい。図7はこのようなシリンドリカル
レンズの一例を示す斜視図である。この図に示すよう
に、レンズ94表面のX方向(水平方向)における曲率
Rx、およびX方向に直交するY方向(垂直方向)にお
ける曲率Ryは場所によらず共に一定であり、かつY方
向での曲率がX方向での曲率より大きくなっている。
0を構成する凸レンズ34Bおよび凹レンズ34Aとし
ては表面が湾曲した通常のレンズを用いる以外にもフレ
ネルレンズを用いてもよい。その場合には、レンズを薄
くできるので、装置の小型化や軽量化に有効である。ま
た、拡散板36は、上下の幅が狭い開口32の箇所に配
置するので、通常、横長の形状となる。したがって、こ
の場合には長方形の液晶ディスプレイパネル6全体を照
明するために、拡散板36の投影像を縦方向に拡大する
必要がある。これには、ズームレンズ34を構成するレ
ンズとして、曲率が縦と横で異なるシリドンドリカルレ
ンズを用いればよい。図7はこのようなシリンドリカル
レンズの一例を示す斜視図である。この図に示すよう
に、レンズ94表面のX方向(水平方向)における曲率
Rx、およびX方向に直交するY方向(垂直方向)にお
ける曲率Ryは場所によらず共に一定であり、かつY方
向での曲率がX方向での曲率より大きくなっている。
【0030】このようなシリンドリカルレンズはフレネ
ルレンズであってもよい。図8は、図7のシリンドリカ
ルレンズと同じ機能を果たすフレネルレンズの一例を示
す斜視図、図9は図7のシリンドリカルレンズと同じ機
能を果たすフレネルレンズの他の例を示す斜視図であ
る。図8のフレネルレンズ95では、一方の面に平面視
長方形の多数の溝96が間隔をおき同心に形成されてい
る。図9のフレネルレンズ97では、一方の面にはX方
向に延在する溝98が間隔をおいて多数形成され、もう
一方の面にはY方向に延在する溝100が間隔をおいて
多数形成されている。このようなフレネルレンズを用い
ることでレンズ94は軽量、小型となるので、光学系2
0、したがって照明装置の軽量化、小型化を図ることが
できる。
ルレンズであってもよい。図8は、図7のシリンドリカ
ルレンズと同じ機能を果たすフレネルレンズの一例を示
す斜視図、図9は図7のシリンドリカルレンズと同じ機
能を果たすフレネルレンズの他の例を示す斜視図であ
る。図8のフレネルレンズ95では、一方の面に平面視
長方形の多数の溝96が間隔をおき同心に形成されてい
る。図9のフレネルレンズ97では、一方の面にはX方
向に延在する溝98が間隔をおいて多数形成され、もう
一方の面にはY方向に延在する溝100が間隔をおいて
多数形成されている。このようなフレネルレンズを用い
ることでレンズ94は軽量、小型となるので、光学系2
0、したがって照明装置の軽量化、小型化を図ることが
できる。
【0031】そして、光源には上記実施の形態例のよう
に蛍光灯や発光ダイオード以外にも白熱電灯などを用い
ることも可能である。また、赤、青、緑等の有色光を発
する光源を用いて、それぞれの光の量を調節して色を変
化させる調色機能や、照明装置の明るさを変化させる調
光機能を持たせ、例えばホームパーティなどで光による
演出を行えるようにすることも有効である。
に蛍光灯や発光ダイオード以外にも白熱電灯などを用い
ることも可能である。また、赤、青、緑等の有色光を発
する光源を用いて、それぞれの光の量を調節して色を変
化させる調色機能や、照明装置の明るさを変化させる調
光機能を持たせ、例えばホームパーティなどで光による
演出を行えるようにすることも有効である。
【0032】次に第4の実施の形態例について説明す
る。第4の実施例のディスプレイシステムは、図2に示
した第1の実施例と同様、液晶ディスプレイパネルと照
明装置とから成るが、液晶ディスプレイパネルの構造に
特徴がある。図10は第4の実施の形態例のディスプレ
イシステムを構成する液晶ディスプレイパネルを示す部
分断面側面図である。この液晶ディスプレイパネル10
2は、表側の第1のガラス基板104と裏側の第2のガ
ラス基板106との間に、ゲストホスト液晶層108や
透明電極110を挟んで構成されている。詳しくは、第
1のガラス基板104の背後に、透明電極110、ゲス
トホスト液晶層108、カラーフィルタ112、アルミ
ニウムや銀等の反射板114がこの順序で配置され、さ
らにその後ろに絶縁層116を介して、プラズマアドレ
ス駆動方式によりゲストホスト液晶層108を励起する
ためのプラズマ層118が形成されている。
る。第4の実施例のディスプレイシステムは、図2に示
した第1の実施例と同様、液晶ディスプレイパネルと照
明装置とから成るが、液晶ディスプレイパネルの構造に
特徴がある。図10は第4の実施の形態例のディスプレ
イシステムを構成する液晶ディスプレイパネルを示す部
分断面側面図である。この液晶ディスプレイパネル10
2は、表側の第1のガラス基板104と裏側の第2のガ
ラス基板106との間に、ゲストホスト液晶層108や
透明電極110を挟んで構成されている。詳しくは、第
1のガラス基板104の背後に、透明電極110、ゲス
トホスト液晶層108、カラーフィルタ112、アルミ
ニウムや銀等の反射板114がこの順序で配置され、さ
らにその後ろに絶縁層116を介して、プラズマアドレ
ス駆動方式によりゲストホスト液晶層108を励起する
ためのプラズマ層118が形成されている。
【0033】このように第4の実施の形態例のディスプ
レイシステムを構成する液晶ディスプレイパネル102
は、液晶層の後ろにカラーフィルタ112が配置され、
その背後に反射板114が配置されている。したがっ
て、液晶ディスプレイパネル102を照明すべく前面か
ら入射した光16の透過損失を抑えることができ、十分
に高い輝度で画像を表示することが可能である。
レイシステムを構成する液晶ディスプレイパネル102
は、液晶層の後ろにカラーフィルタ112が配置され、
その背後に反射板114が配置されている。したがっ
て、液晶ディスプレイパネル102を照明すべく前面か
ら入射した光16の透過損失を抑えることができ、十分
に高い輝度で画像を表示することが可能である。
【0034】図11は液晶ディスプレイパネル102の
カラーフィルタ112を詳しく示す部分拡大断面図図で
ある。図11に示すように、液晶ディスプレイパネル1
02では、カラーフィルタ112に顔料の無数の粒子1
20が含まれており、液晶ディスプレイパネルに入射し
た光16は、カラーフィルタ112を通過する際に粒子
120により拡散される。その結果、液晶ディスプレイ
パネル102に表示された画像は、画面を真正面からだ
けでなく、斜めから見た場合にも良好に見ることがで
き、したがってこの液晶ディスプレイパネル102では
画面の視認指向角が広くなっている。
カラーフィルタ112を詳しく示す部分拡大断面図図で
ある。図11に示すように、液晶ディスプレイパネル1
02では、カラーフィルタ112に顔料の無数の粒子1
20が含まれており、液晶ディスプレイパネルに入射し
た光16は、カラーフィルタ112を通過する際に粒子
120により拡散される。その結果、液晶ディスプレイ
パネル102に表示された画像は、画面を真正面からだ
けでなく、斜めから見た場合にも良好に見ることがで
き、したがってこの液晶ディスプレイパネル102では
画面の視認指向角が広くなっている。
【0035】図12はカラーフィルタ112の他の例を
示す部分拡大断面図である。この図に示すように、カラ
ーフィルタ112を、反射板114上に適切な厚さでカ
ラーマイクロビーズを配列して構成することも可能であ
る。この場合にも図11のカラーフィルタ112の場合
と同様、光16が拡散されるので、画面の視認指向角を
広げることができる。
示す部分拡大断面図である。この図に示すように、カラ
ーフィルタ112を、反射板114上に適切な厚さでカ
ラーマイクロビーズを配列して構成することも可能であ
る。この場合にも図11のカラーフィルタ112の場合
と同様、光16が拡散されるので、画面の視認指向角を
広げることができる。
【0036】次に第5の実施の形態例について説明す
る。第5の実施の形態例のディスプレイシステムは、図
2に示した第1の実施の形態例と同様、液晶ディスプレ
イパネルと照明装置とから成るが、液晶ディスプレイパ
ネルの構造に特徴がある。図13は第5の実施の形態例
のディスプレイシステムを構成する液晶ディスプレイパ
ネルを示す部分断面側面図である。この液晶ディスプレ
イパネル122は、図10に示した液晶ディスプレイパ
ネル102と同種の構造を有しているが、反射板114
およびカラーフィルタ112の配置位置が異なってい
る。すなわち、第1のガラス基板104の背後に、透明
電極110、カラーフィルタ112、ゲストホスト液晶
層108がこの順序で配置され、さらにその後ろに絶縁
層116を介して、プラズマアドレス駆動方式によりゲ
ストホスト液晶層108を励起するためのプラズマ層1
18が形成されている。そして、第2のガラス基板10
6の裏面にアルミニウムや銀等から成る反射板114が
配置されている。
る。第5の実施の形態例のディスプレイシステムは、図
2に示した第1の実施の形態例と同様、液晶ディスプレ
イパネルと照明装置とから成るが、液晶ディスプレイパ
ネルの構造に特徴がある。図13は第5の実施の形態例
のディスプレイシステムを構成する液晶ディスプレイパ
ネルを示す部分断面側面図である。この液晶ディスプレ
イパネル122は、図10に示した液晶ディスプレイパ
ネル102と同種の構造を有しているが、反射板114
およびカラーフィルタ112の配置位置が異なってい
る。すなわち、第1のガラス基板104の背後に、透明
電極110、カラーフィルタ112、ゲストホスト液晶
層108がこの順序で配置され、さらにその後ろに絶縁
層116を介して、プラズマアドレス駆動方式によりゲ
ストホスト液晶層108を励起するためのプラズマ層1
18が形成されている。そして、第2のガラス基板10
6の裏面にアルミニウムや銀等から成る反射板114が
配置されている。
【0037】したがって、液晶ディスプレイパネル12
2では、第1および第2のガラス基板104,106の
間に反射板114の層を形成する必要がないので液晶デ
ィスプレイパネルの製造コストを低減できる。また、よ
り性能の優れた反射板を利用可能となった場合には、反
射板114をそのような高性能の反射板に直ぐに置き換
えることができ、容易に液晶ディスプレイパネルの性能
アップを図ることができる。
2では、第1および第2のガラス基板104,106の
間に反射板114の層を形成する必要がないので液晶デ
ィスプレイパネルの製造コストを低減できる。また、よ
り性能の優れた反射板を利用可能となった場合には、反
射板114をそのような高性能の反射板に直ぐに置き換
えることができ、容易に液晶ディスプレイパネルの性能
アップを図ることができる。
【0038】なお、図13に示した液晶ディスプレイパ
ネル122ではゲストホスト液晶層108が形成されて
いるとしたが、図14の部分断面側面図に示すように、
ゲストホスト液晶層108の代りにTN液晶層109を
形成してもよく、反射板114を第2のガラス基板10
6の裏面に配置することで同様の効果が得られる。ただ
し、この場合には第1のガラス基板104の前面に偏向
板124を配設する必要がある。また、TN液晶層はS
TN液晶層に置き換えることも無論可能である。
ネル122ではゲストホスト液晶層108が形成されて
いるとしたが、図14の部分断面側面図に示すように、
ゲストホスト液晶層108の代りにTN液晶層109を
形成してもよく、反射板114を第2のガラス基板10
6の裏面に配置することで同様の効果が得られる。ただ
し、この場合には第1のガラス基板104の前面に偏向
板124を配設する必要がある。また、TN液晶層はS
TN液晶層に置き換えることも無論可能である。
【0039】なお、第4および第5の実施の形態例で
は、本発明の反射照明方式液晶ディスプレイパネルを、
本発明のディスプレイシステムの構成要素として用いた
が、本発明の反射照明方式液晶ディスプレイパネルはこ
れに限らず任意のディスプレイシステムにおいてその効
果を発揮させることができる。
は、本発明の反射照明方式液晶ディスプレイパネルを、
本発明のディスプレイシステムの構成要素として用いた
が、本発明の反射照明方式液晶ディスプレイパネルはこ
れに限らず任意のディスプレイシステムにおいてその効
果を発揮させることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明のディスプレ
イパネルは、屋内に設置する反射照明方式ディスプレイ
パネルと、屋内を照明する照明装置と、前記照明装置を
構成する光源からの光により前記反射照明方式ディスプ
レイパネルを照明する光学系とを設けたことを特徴とす
る。すなわち、本発明のディスプレイシステムでは、反
射照明方式ディスプレイパネルを用いるのでバックライ
トは不要であり、薄型化および消費電力の削減が可能で
ある。さらに、反射照明方式ディスプレイパネルとして
液晶ディスプレイパネルを用いることで、プラズマディ
スプレイパネルのように高圧回路を設ける必要がなくな
り、この点でも薄型化および低消費電力化を図ることが
できる。そして、照明装置を屋内の照明と反射照明方式
ディスプレイパネルの照明とに兼用しているため、この
ディスプレイシステムを設置しても、ディスプレイパネ
ル専用の照明装置を別個に設ける必要がなく、場所をと
らないので比較的狭い部屋などにも容易に設置できる。
イパネルは、屋内に設置する反射照明方式ディスプレイ
パネルと、屋内を照明する照明装置と、前記照明装置を
構成する光源からの光により前記反射照明方式ディスプ
レイパネルを照明する光学系とを設けたことを特徴とす
る。すなわち、本発明のディスプレイシステムでは、反
射照明方式ディスプレイパネルを用いるのでバックライ
トは不要であり、薄型化および消費電力の削減が可能で
ある。さらに、反射照明方式ディスプレイパネルとして
液晶ディスプレイパネルを用いることで、プラズマディ
スプレイパネルのように高圧回路を設ける必要がなくな
り、この点でも薄型化および低消費電力化を図ることが
できる。そして、照明装置を屋内の照明と反射照明方式
ディスプレイパネルの照明とに兼用しているため、この
ディスプレイシステムを設置しても、ディスプレイパネ
ル専用の照明装置を別個に設ける必要がなく、場所をと
らないので比較的狭い部屋などにも容易に設置できる。
【0041】また、本発明は、第1および第2のガラス
基板の間に透明電極および液晶層をこの順序で挟んで構
成した反射照明方式液晶ディスプレイパネルにおいて、
前記液晶層と前記第2のガラス基板との間に、カラーフ
ィルタおよび反射板をこの順序で配設したことを特徴と
する。すなわち、カラーフィルタが反射板の直前に配置
されるので、光の透過損失を抑えることができ、高輝度
化を実現できる。また、本発明は、第1および第2のガ
ラス基板の間に透明電極、カラーフィルタ、ならびに液
晶層をこの順序で挟んで構成した反射照明方式液晶ディ
スプレイパネルにおいて、前記第2のガラス基板の外側
に反射板を配設したことを特徴とする。したがって、こ
の反射照明方式液晶ディスプレイパネルでは、第1およ
び第2のガラス基板の間に反射板の層を形成する必要が
なく、ディスプレイパネルの製造コストを低減できる。
また、より性能の優れた反射板を利用可能となった場合
には、そのような反射板に直ぐに置き換えることがで
き、容易にディスプレイパネルの性能アップを図ること
ができる。
基板の間に透明電極および液晶層をこの順序で挟んで構
成した反射照明方式液晶ディスプレイパネルにおいて、
前記液晶層と前記第2のガラス基板との間に、カラーフ
ィルタおよび反射板をこの順序で配設したことを特徴と
する。すなわち、カラーフィルタが反射板の直前に配置
されるので、光の透過損失を抑えることができ、高輝度
化を実現できる。また、本発明は、第1および第2のガ
ラス基板の間に透明電極、カラーフィルタ、ならびに液
晶層をこの順序で挟んで構成した反射照明方式液晶ディ
スプレイパネルにおいて、前記第2のガラス基板の外側
に反射板を配設したことを特徴とする。したがって、こ
の反射照明方式液晶ディスプレイパネルでは、第1およ
び第2のガラス基板の間に反射板の層を形成する必要が
なく、ディスプレイパネルの製造コストを低減できる。
また、より性能の優れた反射板を利用可能となった場合
には、そのような反射板に直ぐに置き換えることがで
き、容易にディスプレイパネルの性能アップを図ること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態例のディスプレイシ
ステムを構成する照明装置を示す断面側面図である。
ステムを構成する照明装置を示す断面側面図である。
【図2】第1の実施例のディスプレイシステム全体を示
す基本構成図である。
す基本構成図である。
【図3】第2の実施例のディスプレイシステムを構成す
る照明装置を示す断面側面図である。
る照明装置を示す断面側面図である。
【図4】図3に示した照明装置の他の状態を示す断面側
面図である。
面図である。
【図5】蛍光灯を用いた場合の第2の実施の形態例の照
明装置を示す断面側面図である。
明装置を示す断面側面図である。
【図6】第3の実施の形態例を構成する照明装置の要部
を示す断面側面図である。
を示す断面側面図である。
【図7】シリンドリカルレンズの一例を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】図7のシリンドリカルレンズと同じ機能を果た
すフレネルレンズの一例を示す斜視図である。
すフレネルレンズの一例を示す斜視図である。
【図9】図7のシリンドリカルレンズと同じ機能を果た
すフレネルレンズの他の例を示す斜視図である。
すフレネルレンズの他の例を示す斜視図である。
【図10】第4の実施の形態例のディスプレイシステム
を構成する液晶ディスプレイパネルを示す部分断面側面
図である。
を構成する液晶ディスプレイパネルを示す部分断面側面
図である。
【図11】図10の液晶ディスプレイパネルのカラーフ
ィルタを詳しく示す部分拡大断図図である。
ィルタを詳しく示す部分拡大断図図である。
【図12】カラーフィルタの他の例を示す部分拡大断面
図である。
図である。
【図13】第5の実施の形態例のディスプレイシステム
を構成する液晶ディスプレイパネルを示す部分断面側面
図である。
を構成する液晶ディスプレイパネルを示す部分断面側面
図である。
【図14】第5の実施の形態例のディスプレイシステム
を構成する液晶ディスプレイパネルの他の例を示す部分
断面側面図である。
を構成する液晶ディスプレイパネルの他の例を示す部分
断面側面図である。
2……ディスプレイシステム、6,102,122……
反射照明方式液晶ディスプレイパネル(液晶ディスプレ
イパネル)、8,44,90……照明装置、18,46
……光源、20……光学系、22,56……第1の反射
体、24……蛍光灯、26……カバー、28……収納
部、34……ズームレンズ、36……拡散板、52……
第2の反射体、72……プリズム、104……第1のガ
ラス基板、106……第2のガラス基板、108……ゲ
ストホスト液晶層、109……TN液晶層、110……
透明電極、112……カラーフィルタ、114……反射
板、116……絶縁層、118……プラズマ層、119
……カラーマイクロビーズ、120……顔料粒子、12
4……偏向板。
反射照明方式液晶ディスプレイパネル(液晶ディスプレ
イパネル)、8,44,90……照明装置、18,46
……光源、20……光学系、22,56……第1の反射
体、24……蛍光灯、26……カバー、28……収納
部、34……ズームレンズ、36……拡散板、52……
第2の反射体、72……プリズム、104……第1のガ
ラス基板、106……第2のガラス基板、108……ゲ
ストホスト液晶層、109……TN液晶層、110……
透明電極、112……カラーフィルタ、114……反射
板、116……絶縁層、118……プラズマ層、119
……カラーマイクロビーズ、120……顔料粒子、12
4……偏向板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G02B 7/198 G02B 26/08 E 26/08 D G02F 1/1335 505 G02F 1/1335 505 520 520 530 530 G02B 7/18 B
Claims (31)
- 【請求項1】 屋内に設置する反射照明方式ディスプレ
イパネルと、 屋内を照明する照明装置と、 前記照明装置を構成する光源からの光により前記反射照
明方式ディスプレイパネルを照明する光学系と、 を備えたことを特徴とするディスプレイシステム。 - 【請求項2】 前記光学系は、複数のレンズを組み合せ
たズームレンズを含むことを特徴とする請求項1記載の
ディスプレイシステム。 - 【請求項3】 前記複数のレンズは、レンズ表面の第1
の方向における曲率、および第1の方向に直交する第2
の方向における曲率が共に一定であるシリンドリカルレ
ンズであることを特徴とする請求項2記載のディスプレ
イシステム。 - 【請求項4】 前記複数のレンズはフレネルレンズを含
むことを特徴とする請求項2記載のディスプレイシステ
ム。 - 【請求項5】 前記フレネルレンズの表面には平面視矩
形の溝が延在方向および中心を一致させて多数形成され
ていることを特徴とする請求項4記載のディスプレイシ
ステム。 - 【請求項6】 前記フレネルレンズの一方の面には同一
方向に延在する多数の第1の溝が形成され、反対側の面
には、前記第1の溝に直交して延在する多数の溝が形成
されていることを特徴とする請求項4記載のディスプレ
イシステム。 - 【請求項7】 前記光学系はさらに、前記光源と前記ズ
ームレンズとの間の前記ズームレンズ寄りの箇所に配置
され前記光源からの光を拡散させて前記ズームレンズに
入射させる光拡散板を備えたことを特徴とする請求項2
記載のディスプレイシステム。 - 【請求項8】 前記光学系は、前記光学系を出射する光
の進行方向を可変とすべく、前記照明装置の基体に揺動
可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1記
載のディスプレイシステム。 - 【請求項9】 前記照明装置は、所定の操作により第1
および第2の状態のいずれかを採る第1の反射体を備
え、前記第1の反射体は前記第1の状態では、前記光源
からの光を遮ることなく屋内に出射させ、前記第2の状
態では、前記光源からの光を遮り前記光学系に向けて反
射させることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ
システム。 - 【請求項10】 前記第1の反射体は反射膜により形成
され、前記第1の状態では、反射膜は巻き取り手段に巻
き取られて収納され、前記第2の状態では、前記巻き取
り手段から繰り出され展開されることを特徴とする請求
項9記載のディスプレイシステム。 - 【請求項11】 前記反射膜の前記光源側の面には、多
数の微小反射体からなるフレネル形の反射面が形成され
ていることを特徴とする請求項10記載のディスプレイ
システム。 - 【請求項12】 前記第1の反射体は、少なくとも一方
の面が光の反射面を成す複数のブレードを、相互に間隔
をおき略平行に配置連結してブラインド状に形成され、
ブラインドの開放操作により前記第1の状態を採り、ブ
ラインドの閉鎖操作により前記第2の状態を採ることを
特徴とする請求項9記載のディスプレイシステム。 - 【請求項13】 前記第1の反射体は、マイクロマシン
技術によりシリコン基板上に形成した多数の微細なミラ
ーと、各ミラーの傾斜角度を変化させるアクチュエータ
により構成され、アクチュエータを介してミラーの傾斜
角を電気的に制御することで前記第1および第2の状態
のいずれかに設定されることを特徴とする請求項9記載
のディスプレイシステム。 - 【請求項14】 前記光源は前記屋内の天井部に配設さ
れて略鉛直下方を中心に光を放射し、前記第1の反射体
は少なくとも前記第2の状態のとき前記光源の下方に前
記光源に対向して配置されることを特徴とする請求項9
記載のディスプレイシステム。 - 【請求項15】 前記光源は略水平方向を中心に光を放
射し、前記照明装置は、前記屋内の天井部に配設され前
記光源からの光を反射させて屋内の照明光とすると同時
に前記光学系に向わせる第2の反射体を備え、前記第1
の反射体は、板状の透明材料から成り、反射面を第2の
反射体に対向させて、前記光源近傍の一方の端部で揺動
可能に支持され、前記反射面には、多数の微小プリズム
から成るフレネル形のプリズムが形成されており、前記
第1の反射体は、前記支持端部と反対側の端部を天井部
に接近させるべく揺動させたとき前記第1の状態を採
り、逆の方向に揺動させたとき前記第2の状態を採るこ
とを特徴とする請求項9記載のディスプレイシステム。 - 【請求項16】 前記第1の反射体の下方に前記第1の
反射体に近接して配置された脱着可能な光遮蔽手段を備
えたことを特徴とする請求項15記載のディスプレイシ
ステム。 - 【請求項17】 前記光遮蔽手段は、膜またはブライン
ドであることを特徴とする請求項16記載のディスプレ
イシステム。 - 【請求項18】 前記光源は略水平方向を中心に光を放
射し、 前記照明装置は、前記光源からの光が入射するプリズム
を備え、 前記プリズムは、その三角形断面の第1の短辺が第2の
短辺より十分に長く、 前記第1の短辺を形成する面が前記屋内の天井部に対向
し、前記第2の短辺を形成する面が前記光源に対向して
配置され、 前記三角形断面の長辺を形成する面には、前記長辺に略
直交する方向に延在する、断面が三角形の多数の溝によ
るフレネル形プリズムが形成され、 前記光源からの光は前記第2の短辺を形成する面から前
記プリズム内に入射して前記第1の短辺を形成する面で
反射し、前記長辺を形成する面を通じて前記プリズムか
ら出射して、前記第2の状態にある前記第1の反射体で
反射して前記光学系に向う、 ことを特徴とする請求項9記載のディスプレイシステ
ム。 - 【請求項19】 前記照明装置は、前記光源の背後に配
置した湾曲断面を有する第3の反射体を含み、前記光源
からの光は前記第3の反射体により前記光源の前方に反
射されることを特徴とする請求項15に記載のディスプ
レイシステム。 - 【請求項20】 前記光源は蛍光灯、発光ダイオード、
白熱電灯のいずれかにより構成されていることを特徴と
する請求項1記載のディスプレイシステム。 - 【請求項21】 前記光源は有色光を放射することを特
徴とする請求項1記載のディスプレイシステム。 - 【請求項22】 前記光源は有色光の組み合わせにより
色を変化させたり、明るさを変化させたりできることを
特徴とする請求項1記載のディスプレイシステム。 - 【請求項23】 前記反射照明方式ディスプレイパネル
は屋内の壁部に配設されていることを特徴とする請求項
1記載のディスプレイシステム。 - 【請求項24】 前記反射照明方式ディスプレイパネル
は反射照明方式液晶ディスプレイパネルであることを特
徴とする請求項1記載のディスプレイシステム。 - 【請求項25】 第1および第2のガラス基板の間に透
明電極および液晶層をこの順序で挟んで構成した反射照
明方式液晶ディスプレイパネルにおいて、 前記液晶層と前記第2のガラス基板との間に、カラーフ
ィルタおよび反射板をこの順序で配設したことを特徴と
する反射照明方式液晶ディスプレイパネル。 - 【請求項26】 前記カラーフィルタは顔料の無数の粒
子を含んでいることを特徴とする請求項25記載の反射
照明方式液晶ディスプレイパネル。 - 【請求項27】 前記カラーフィルタは、前記反射板上
に配列されたカラーマイクロビーズにより形成されてい
ることを特徴とする請求項25記載の反射照明方式液晶
ディスプレイパネル。 - 【請求項28】 第1および第2のガラス基板の間に透
明電極、カラーフィルタ、ならびに液晶層をこの順序で
挟んで構成した反射照明方式液晶ディスプレイパネルに
おいて、 前記第2のガラス基板の外側に反射板を配設した、 ことを特徴とする反射照明方式液晶ディスプレイパネ
ル。 - 【請求項29】 前記液晶層と前記第2のガラス基板と
の間に絶縁層とプラズマ層とが配設され、プラズマアド
レス駆動方式により前記液晶層を励起することを特徴と
する請求項25に記載の反射照明方式液晶ディスプレイ
パネル。 - 【請求項30】 前記液晶層はゲストホスト液晶層、T
N液晶層、ならびにSTN液晶層のいずれかであること
を特徴とする請求項25に記載の反射照明方式液晶ディ
スプレイパネル。 - 【請求項31】 前記反射照明方式ディスプレイパネル
として請求項25または28に記載の反射照明方式液晶
ディスプレイパネルを用いたことを特徴とする請求項1
記載のディスプレイシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9228108A JPH1165490A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | ディスプレイシステムおよび反射照明方式液晶ディスプレイパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9228108A JPH1165490A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | ディスプレイシステムおよび反射照明方式液晶ディスプレイパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1165490A true JPH1165490A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16871339
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9228108A Pending JPH1165490A (ja) | 1997-08-25 | 1997-08-25 | ディスプレイシステムおよび反射照明方式液晶ディスプレイパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1165490A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003523537A (ja) * | 2000-02-16 | 2003-08-05 | ゼットエムエス, エルエルシー | 精密複合物品 |
JP2008524877A (ja) * | 2004-11-03 | 2008-07-10 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 高輝度表示画面をベースにした電子窓 |
JP2009152213A (ja) * | 2001-12-19 | 2009-07-09 | Philips Solid-State Lighting Solutions Inc | 制御された発光の方法および装置 |
US9557035B2 (en) | 2014-05-30 | 2017-01-31 | Enplas Corporation | Light flux controlling member, light emitting device and illumination apparatus |
US10001258B2 (en) | 2013-08-29 | 2018-06-19 | Enplas Corporation | Light flux control member, light-emitting device, and illumination device |
US10502871B2 (en) | 2013-05-02 | 2019-12-10 | Enplas Corporation | Light flux controlling member, light-emitting device, illumination apparatus, and mold |
-
1997
- 1997-08-25 JP JP9228108A patent/JPH1165490A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003523537A (ja) * | 2000-02-16 | 2003-08-05 | ゼットエムエス, エルエルシー | 精密複合物品 |
JP2009152213A (ja) * | 2001-12-19 | 2009-07-09 | Philips Solid-State Lighting Solutions Inc | 制御された発光の方法および装置 |
JP2008524877A (ja) * | 2004-11-03 | 2008-07-10 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 高輝度表示画面をベースにした電子窓 |
US10502871B2 (en) | 2013-05-02 | 2019-12-10 | Enplas Corporation | Light flux controlling member, light-emitting device, illumination apparatus, and mold |
US10001258B2 (en) | 2013-08-29 | 2018-06-19 | Enplas Corporation | Light flux control member, light-emitting device, and illumination device |
US9557035B2 (en) | 2014-05-30 | 2017-01-31 | Enplas Corporation | Light flux controlling member, light emitting device and illumination apparatus |
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