JPH1165456A - 表示具 - Google Patents

表示具

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JPH1165456A
JPH1165456A JP9225027A JP22502797A JPH1165456A JP H1165456 A JPH1165456 A JP H1165456A JP 9225027 A JP9225027 A JP 9225027A JP 22502797 A JP22502797 A JP 22502797A JP H1165456 A JPH1165456 A JP H1165456A
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JP
Japan
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main body
nameplate
engraved
characters
molten filler
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Pending
Application number
JP9225027A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhiro Sawaguchi
彰宏 沢口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO BUREEJINGU KOGYO KK
Original Assignee
TOYO BUREEJINGU KOGYO KK
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Publication date
Application filed by TOYO BUREEJINGU KOGYO KK filed Critical TOYO BUREEJINGU KOGYO KK
Priority to JP9225027A priority Critical patent/JPH1165456A/ja
Publication of JPH1165456A publication Critical patent/JPH1165456A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 質感(重量感)や見栄え(高級感)が良く、
また耐久性に優れ、さらに低コストで大量生産すること
ができる表示具を得る。 【解決手段】 表札10は、本体12と溶融充填材14
とによって構成されている。本体12には文字が彫刻さ
れており、さらに、溶融充填材14は彫刻された文字部
分に溶融して充填され、本体12の表面よりも盛り上が
った状態で一体化されている。したがって、文字部分に
は立体感があり、落ち着いた質感(重量感)が生じて見
栄え(高級感)が向上する。さらに、構造が簡単である
ため、低コストで大量生産することができる。また、墨
や塗料(インク)を用いた構成ではないため、経年変化
によって文字が薄くなったり消えたりすることがなく、
耐久性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氏名や家名等の文
字を表示するための表示具に関する。
【0002】
【従来の技術】氏名や家名等の文字を表示するための表
示具としては、例えば、戸口や門に取り付けられる表札
(ネームプレート)や、墓石(墓標)、あるいは標識等
がある。
【0003】ここで、例えば表札は、木製の本体に墨や
塗料(インク)によって文字入れを施したものが一般的
であるが、この種の木製の表札では、経年変化によって
文字が薄くなったり消えたりすることがあり、耐久性に
劣っている。一方、石材を本体として用い、この石材製
の本体に文字を彫刻して構成したものもある。この種の
石材製の表札では、経年変化によって文字が薄くなった
り消えたりすることがなく、耐久性に優れている。
【0004】ところで、このような従来の各種の表札や
墓石(墓標)等においては、木製のものを好む者や石材
製のものを好む者等、使用者(利用者)の好みが多種多
様であるが、従来のものは何れのものも在り来りで、新
たな購買意欲や使用意欲をそそり難く(喚起し難く)、
この点において改善の余地があった。特に、質感(重量
感)があり見栄え(高級感)を好む者にとっては、未だ
満足のいくものではなかった。
【0005】この場合、複雑な細工を施したり高価な原
材料を用いて製作することで質感(重量感)や見栄え
(高級感)がするように構成するのでは、根本的な対策
にはならず、また、表札や墓石(墓標)の文字等を、例
えば電飾(ランプ)等によって発光させる等の構成にす
るのでは、奇抜過ぎてそもそも表札や墓石(墓標)とし
てそぐわない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解消するために成されたものであり、質感(重量感)や
見栄え(高級感)が良く、また耐久性に優れ、さらに低
コストで大量生産することができる表示具を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の表
示具は、文字が彫刻された本体と、前記本体よりも融点
が低く前記彫刻された文字部分内に溶融して充填され前
記本体の表面よりも盛り上がった状態で一体化された溶
融充填材と、を備えている。
【0008】請求項1記載の表示具では、本体に文字が
彫刻され、この彫刻された文字部分内に溶融充填材が充
填されて本体の表面よりも盛り上がった状態で一体化さ
れている。
【0009】ここで、文字部分に充填された溶融充填材
は、本体の表面よりも盛り上がった状態で一体化されて
いるため、この文字部分は立体感があり、質感(重量
感)や見栄え(高級感)が向上する。
【0010】また、墨や塗料(インク)を用いた構成で
はないため、経年変化によって文字が薄くなったり消え
たりすることがなく、耐久性に優れている。さらに、構
造が簡単であるため、低コストで大量生産することがで
きる。
【0011】なお、表示具としては、表札(ネームプレ
ート)や、墓石(墓標)、あるいは標識等が適用でき
る。
【0012】また、本体としては、石材や銅等の金属
材、あるいはセラミック材等を用いることができる。
【0013】一方、溶融充填材としては、はんだが好適
である。このはんだを溶融充填材として用いれば、本体
に彫刻された文字部分内に溶融して充填すると、その表
面張力によって自然に本体の表面よりも盛り上がった状
態で一体化することができ、低コストで大量生産するこ
とができる。またこの場合には、一体化された文字部分
(はんだ)は、落ち着いた質感(重量感)があり、見栄
え(高級感)も向上する。
【0014】またさらに、溶融充填材として、透明な
(あるいは、適宜着色した)ガラス材を用いることも可
能である。このガラス材を溶融充填材として用いれば、
文字部分と一体化されたガラス材によって立体感が生じ
るのみならず、光の反射具合によって別の新たな(特別
な)質感が生まれる。
【0015】請求項2に係る発明の表示具は、請求項1
記載の表示具において、前記本体に彫刻された文字部分
に、前記溶融充填材の脱落を阻止する係止部を設けたこ
とを特徴としている。
【0016】請求項2記載の表示具では、本体の文字部
分に設けられた係止部によって、溶融充填材の脱落が阻
止される。したがって、更に一層耐久性が向上する。
【0017】なお、係止部としては、本体に彫刻された
文字部分の内周側壁をテーパー状に(断面において末広
がり形状)に形成することで実現することができ、ま
た、文字部分の底壁に凹部を設けることで実現すること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1には本発明の実施の形態に係
る保持具としての表札10の全体構成が斜視図にて示さ
れている。また、図2にはこの表札10の破断した斜視
図が示されている。
【0019】表札10は、本体12と溶融充填材14と
によって構成されている。本体12は、例えば石材製と
されており、薄肉の箱型に形成されている。本体12の
表面には、文字が彫刻されている。この文字部分は、図
3に詳細に示す如く、内周側壁16がテーパー状に(断
面において末広がり形状)に形成されており、この内周
側壁16が係止部を構成している。
【0020】一方、溶融充填材14は、例えばはんだ
(融点が約300度)とされており、本体12に彫刻さ
れた文字部分内に溶融して充填され、本体12の表面よ
りも盛り上がった状態で一体化されている。
【0021】次に、図4及び図5には本実施の形態に係
る表札10の製作工程が示されており、これに従って製
作工程を説明する。
【0022】表札10を製作する際には、図5(A)に
示す如く彫刻機20が用いられる。この彫刻機20は、
コンピューター22によって自動制御される。
【0023】先ず工程100において、本体12に彫刻
される文字がコンピューター22に入力され、次いで工
程102において彫刻処理が実施される。すなわち、図
5(B)に示す如く彫刻機20に本体12がセットされ
た後に、図5(C)に示す如く彫刻機20が作動して本
体12に文字が彫刻される。
【0024】次いで、工程104において、彫刻された
文字に基づいてその彫刻容積が演算され、さらに、工程
106において、溶融充填材14(はんだ)の充填量が
決定される。次いで、工程108において、溶融充填材
14が彫刻された文字内にセットされる。すなわち、図
5(D)に示す如く、ノズル24から小球状の溶融充填
材14(はんだ)が順次放出されて文字内にセットされ
る。
【0025】所定量の溶融充填材14がセットされた後
には、工程110において、溶融充填処理が実施され
る。すなわち、図5(E)に示す如く、溶融充填材14
がセットされた本体12が溶融炉26内に取り入れら
れ、この溶融炉26内で例えば310度で加熱される。
これにより、セットされた溶融充填材14が文字内に充
填されると共に、その表面張力によって本体12の表面
から盛り上がって存在する状態となる。
【0026】溶融充填材14が文字内に充填された後に
は、これを冷却することにより、図5(F)に示す如
く、本体12に彫刻された文字部分に溶融充填材14が
本体12の表面よりも盛り上がった状態で一体化された
表札10が完成する。
【0027】ここで、本実施の形態に係る表札10で
は、文字部分に充填された溶融充填材14は、本体12
の表面よりも盛り上がった状態で一体化されているた
め、この文字部分は立体感があり、質感(重量感)や見
栄え(高級感)が向上する。
【0028】また、この表札10では、溶融充填材14
としてはんだをもちいているため、一体化された文字部
分(はんだ)は、落ち着いた質感(重量感)があり、こ
れによっても見栄え(高級感)が向上する。
【0029】さらに、溶融充填材14としてはんだをも
ちいているため、このはんだを本体12に彫刻された文
字部分内に溶融して充填すると、その表面張力によって
自然に本体の表面よりも盛り上がった状態で一体化する
ことができ、構造が簡単であることと相まって、低コス
トで大量生産することができる。
【0030】さらに、墨や塗料(インク)を用いた構成
ではないため、経年変化によって文字が薄くなったり消
えたりすることがなく、耐久性に優れている。
【0031】またさらに、この表札10では、本体12
に彫刻された文字部分の内周側壁16がテーパー状に
(断面において末広がり形状)に形成されてこの内周側
壁16が係止部を構成しているため、文字部分に充填さ
れた溶融充填材14の脱落が阻止される。したがって、
更に一層耐久性が向上する。
【0032】このように本実施の形態に係る表札10
は、質感(重量感)や見栄え(高級感)が良く、また耐
久性に優れ、さらに低コストで大量生産することができ
る。
【0033】なお、本実施の形態に係る表札10におい
ては、本体12に彫刻された文字部分の内周側壁16を
テーパー状に(断面において末広がり形状)に形成する
ことで係止部を構成したが、係止部の構成としてはこれ
に限るものではない。例えば、図6に示す本体32の文
字部分の如く、その底壁に凹部34を設けることで係止
部を構成することもできる。
【0034】また、前記実施の形態においては、表札1
0を製作する際に、本体12に彫刻された文字部分に小
球状の溶融充填材14(はんだ)がノズル24から順次
放出されて文字内にセットされる構成としたが、これに
限らず、他の方法によってセットし溶融充填する構成と
してもよい。あるいはまた、前記実施の形態において
は、溶融充填材14(はんだ)を文字内にセットした後
に溶融炉26内で加熱溶融して充填する構成としたが、
これに限らず、溶融炉26を通すこと無く溶融状態の溶
融充填材14をそのまま注入して充填する構成としても
よい。
【0035】さらにまた、前記実施の形態においては、
表札10の本体12として石材を用いた構成としたが、
本体12の材料(材質)としてはこれに限るものではな
い。例えば、銅等の金属材、あるいはセラミック材等を
用いることができる。
【0036】またさらに、前記実施の形態においては、
溶融充填材14としてはんだを用いた構成としたが、溶
融充填材14の材質(材料)としてはこれに限るもので
はない。例えば、他のろう材を用いてもよく、また、透
明な(あるいは、適宜着色した)ガラス材を用いること
も可能である。このガラス材を溶融充填材14として用
いれば、文字部分と一体化されたガラス材によって立体
感が生じるのみならず、光の反射具合によって別の新た
な(特別な)質感が生まれる。
【0037】さらに、前記実施の形態においては、表示
具とし表札10を適用して説明したが、表示具としては
これに限らず、墓石(墓標)や標識等であっても適用す
ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る表示具
は、質感(重量感)や見栄え(高級感)が良く、また耐
久性に優れ、さらに低コストで大量生産することができ
るという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る表札の全体構成を示
す斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る表札の主要部の構成
を示す破断した斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る表札の主要部の構成
を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る表札の製作工程を示
す流れ図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る表札の製作工程を示
す流れ図である。
【図6】本発明の実施の形態に係る表札の係止部の他の
例を示す図3に対応した断面図である。
【符号の説明】
10 表札(表示具) 12 本体 14 溶融充填材 16 内周側壁(係止部) 32 本体 34 凹部(係止部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字が彫刻された本体と、 前記本体よりも融点が低く前記彫刻された文字部分内に
    溶融して充填され前記本体の表面よりも盛り上がった状
    態で一体化された溶融充填材と、 を備えた表示具。
  2. 【請求項2】 前記本体に彫刻された文字部分に、前記
    溶融充填材の脱落を阻止する係止部を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の表示具。
JP9225027A 1997-08-21 1997-08-21 表示具 Pending JPH1165456A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9225027A JPH1165456A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 表示具

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JP9225027A JPH1165456A (ja) 1997-08-21 1997-08-21 表示具

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JPH1165456A true JPH1165456A (ja) 1999-03-05

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ID=16822925

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JP (1) JPH1165456A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005102734A3 (en) * 2004-04-22 2006-04-27 Hph Ltd Method of manufacturing a sign displaying sign indicia
JP2010158829A (ja) * 2009-01-08 2010-07-22 Miyoko Koizumi ステンドグラスを用いた装飾ガラス板

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WO2005102734A3 (en) * 2004-04-22 2006-04-27 Hph Ltd Method of manufacturing a sign displaying sign indicia
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