JPH1165380A - 被記録材の再生装置 - Google Patents

被記録材の再生装置

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JPH1165380A
JPH1165380A JP23177697A JP23177697A JPH1165380A JP H1165380 A JPH1165380 A JP H1165380A JP 23177697 A JP23177697 A JP 23177697A JP 23177697 A JP23177697 A JP 23177697A JP H1165380 A JPH1165380 A JP H1165380A
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JP
Japan
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image forming
peeling member
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heated
forming substance
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Application number
JP23177697A
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English (en)
Inventor
Hidenori Tomono
英紀 友野
Shigeru Fujita
滋 藤田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は被記録材の画像形成面に剥離部材を密
着させて予備加熱するとともに瞬間的に接着温度に加熱
して消費電力を削減しつつ被記録材上の画像形成物質を
剥離部材に転写除去する被記録材の再生装置を提供す
る。 【解決手段】再生装置1は、待機モード時、接着加熱部
3への通電を停止または接着温度よりも低い所定の待機
温度に加熱し、予熱ヒーター2を予熱温度に加熱してい
る。再生装置1は、再生モードに切り換えられると、接
着加熱部3への通電を開始し、接着加熱部3は、剥離部
材4に接触して剥離部材4を介して、あるいは、剥離部
材4に非接触の状態で、剥離部材4を介して、または、
画像形成物質6を、直接、瞬間的に接着温度に加熱す
る。画像形成物質6は、接着温度に加熱されると、転写
紙5から離れやすくなり、画像形成物質6との接着性の
大きい剥離部材4に転写され、転写紙5から剥離・除去
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被記録材の再生装
置に関し、詳細には、被記録材から画像形成物質を除去
し、再利用可能な状態に被記録材を再生する被記録材の
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のOA(Office Automation )化に
より、プリンターや複写機等により記録紙に情報が記録
されるようになり、オフィスでは、この情報の記録され
たプリンター用紙や複写用紙等の用紙が大量に発生する
が、その用紙の多くが無駄に捨てられているのが現状で
ある。
【0003】これらの情報の記録された用紙は、廃棄処
理を行うと、多大な費用がかかるとともに、廃棄処理に
よる地域環境の悪化、ひいては、紙を生産するための森
林伐採による地球規模での環境悪化につながる。
【0004】従来、この問題を解消して、紙のリサイク
ルを図るために、一度使用した用紙上のインキを取り除
き、浸して再びすくことにより、再生古紙として利用す
る処置を施していた。
【0005】この古紙を再生する処理では、大規模な古
紙再生施設が必要となる上、使用済みの古紙に対して、
分別、回収、輸送など再生古紙を得るまでにいくつもの
工程を踏まざるをえなかった。
【0006】そこで、本出願人は、先に、像保持体上の
像形成物質を溶融または軟化させるように加熱し、該像
形成物質に、該像保持体と該像形成物質との付着力より
大きい付着力を有する剥離部材を接触させ、該剥離部材
と該像保持体とを分離させる際に該像形成物質を該像保
持体から剥離して除去する像保持体からの像形成物質除
去方法において、該剥離部材から該像保持体を分離させ
るまで該像形成物質への加熱を維持し、該像形成物質が
冷却固化する前に該剥離部材から該像保持体を分離する
ことを特徴とする像保持体からの像形成物質除去方法を
提案している(特開平7−287489号公報参照)。
また、画像形成体が表面に固着した記録媒体を搬送する
媒体搬送手段を設け、記録媒体に剥離液を供給して画像
形成体を不安定状態とする液体供給手段を設け、記録媒
体に圧接されて画像形成体を吸着する形成体吸着手段を
設け、この形成体吸着手段の位置で画像形成体を加熱し
て軟化させる形成体加熱手段を設けた画像形成体除去装
置において、前記液体供給手段と前記形成体吸着手段と
を連通する位置で画像形成体を予熱する形成体予熱手段
を設けたことを特徴とする画像形成体除去装置を提案し
ている(特開平8−211793号公報参照)。
【0007】これらの像形成物質除去方法及び画像形成
体除去装置は、被記録材上の画像形成物質を、加熱して
軟化させて、剥離部材に転写・除去しているが、この画
像形成物質を加熱するのに、加熱ローラを使用したり、
加熱ローラに搬送される被記録材を予熱ヒーターにより
予熱して、剥離部材への画像形成物質の剥離性能を向上
させている。
【0008】すなわち、図9に示すように、画像形成物
質101により画像の形成された転写紙102の画像形
成面に剥離部材103を密着させて、加熱ローラ104
に搬送し、加熱ローラ104で画像形成物質101を剥
離部材103に転写するのに適した接着温度に加熱し
て、転写紙102上の画像形成物質101を剥離部材1
03に転写・除去する。この加熱ローラ104に対向す
る位置から転写紙102及び剥離部材103の搬送方向
上流方向に所定領域にわたって転写紙102上の画像形
成物質101を予熱する加熱ヒーター105が配設され
ている。
【0009】したがって、予熱ヒーター105より加熱
ローラ104に搬送される転写紙102上の画像形成物
質101を予熱し、加熱ローラ104で接着温度に加熱
して、転写紙102上の画像形成物質101を剥離部材
103に適切に転写・除去している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記本
出願人が先に提案した被記録材の再生装置においては、
被記録材から剥離部材に画像形成物質を剥離・転写させ
るに際して、加熱ローラにより画像形成物質で画像の形
成された被記録材を加熱しているため、加熱ローラの熱
容量や加熱ローラの温度安定性等から、加熱ローラを常
に加熱しておく必要があり、消費電力が大きく、省エネ
ルギーの要望されている今日、改良の余地があった。ま
た、省エネルギー化を図るために、待機時に加熱ローラ
の温度を低く制御すると、使用時に、加熱ローラの温度
が適切な加熱温度(接着温度)に回復するのに、時間を
要し、被記録材の再生装置の利用性が悪いという新たな
問題が発生する。
【0011】そこで、請求項1記載の発明は、被記録材
上に加熱により軟化溶融する画像形成物質で固着画像の
形成された被記録材の画像形成物質の付着している面
に、所定の接着力を有する所定の剥離部材を密着させ
て、被記録材上の画像形成物質を、剥離部材に転写させ
て除去し、被記録材を再生するに際して、被記録材と剥
離部材との間に狭持された画像形成物質を、画像形成物
質を剥離部材に接着させるのに必要な接着温度よりも低
い所定の予熱温度に予備加熱手段により予め予備加熱
し、接着加熱手段で画像形成物質を接着温度に所定の短
時間で加熱することにより、消費電力を削減しつつ、短
時間で画像形成物質を接着温度に加熱して、エネルギー
を削減しつつ、被記録材から画像形成物質を効率的に剥
離・除去することのできる利用性の良好な被記録材の再
生装置を提供することを目的としている。
【0012】請求項2記載の発明は、接着加熱手段とし
て、被記録材及び剥離部材のうち少なくともいずれか一
方に接触した状態で、画像形成物質を所定の短時間で接
着温度に加熱するものを使用することにより、簡単な構
成で画像形成物質を短時間に接着温度に加熱し、エネル
ギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物質を効率的
に剥離・除去することのできる利用性の良好な、かつ、
安価な被記録材の再生装置を提供することを目的として
いる。
【0013】請求項3記載の発明は、接触方式の接着加
熱手段として、表面が発熱する表面発熱体を用いること
により、簡単な構成で画像形成物質を短時間に接着温度
に加熱し、エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像
形成物質を効率的に剥離・除去することのできる利用性
の良好な、かつ、安価な被記録材の再生装置を提供する
ことを目的としている。
【0014】請求項4記載の発明は、接触方式の接着加
熱手段として、サーマルヘッドを使用することにより、
簡単な構成で画像形成物質を短時間に接着温度に加熱す
るとともに、被記録材のサイズに応じて必要な範囲のみ
のサーマルヘッドを加熱して画像形成物質を短時間に接
着温度に加熱し、エネルギーをより一層削減しつつ、被
記録材から画像形成物質を効率的に剥離・除去すること
のできる利用性の良好な、かつ、安価な被記録材の再生
装置を提供することを目的としている。
【0015】請求項5記載の発明は、接着加熱手段とし
て、被記録材、剥離部材及び画像形成物質のうち少なく
とも1つを非接触の状態で加熱して、画像形成物質を所
定の短時間で接着温度に加熱するものを使用することに
より、簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由度を大き
くしつつ、画像形成物質を短時間に接着温度に加熱し、
エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物質を
効率的に剥離・除去することのできる利用性の良好な、
かつ、設計の自由度の大きい被記録材の再生装置を提供
することを目的としている。
【0016】請求項6記載の発明は、非接触の接着加熱
手段として、電磁波を照射して、被記録材、剥離部材及
び前記画像形成物質のうち少なくとも1つを加熱して、
画像形成物質を所定の短時間で接着温度に加熱するもの
を使用することにより、簡単な構成で、かつ、装置の設
計の自由度を大きくしつつ、画像形成物質を短時間に接
着温度に加熱し、エネルギーを削減しつつ、被記録材か
ら画像形成物質を効率的に剥離・除去することのできる
利用性の良好な、かつ、設計の自由度の大きい被記録材
の再生装置を提供することを目的としている。
【0017】請求項7記載の発明は、剥離部材として、
比誘電率と誘電損失のうち少なくともいずれか一方が所
定の大きさの材料で形成されたものを用い、接着加熱手
段で、剥離部材に電磁波を照射して、剥離部材を加熱す
ることにより、簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由
度を大きくしつつ、画像形成物質をより一層短時間に、
かつ、より一層効率的に接着温度に加熱し、より一層エ
ネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物質を効
率的に剥離・除去することのできる利用性の良好な、か
つ、設計の自由度の大きい被記録材の再生装置を提供す
ることを目的としている。
【0018】請求項8記載の発明は、剥離部材として、
電気導電性が所定の大きさの材料で形成されたものを用
い、接着加熱手段で、剥離部材に電磁波を照射して、剥
離部材を加熱することにより、簡単な構成で、かつ、装
置の設計の自由度を大きくしつつ、画像形成物質をより
一層短時間に、かつ、より一層効率的に接着温度に加熱
し、より一層エネルギーを削減しつつ、被記録材から画
像形成物質を効率的に剥離・除去することのできる利用
性の良好な、かつ、設計の自由度の大きい被記録材の再
生装置を提供することを目的としている。
【0019】請求項9記載の発明は、接着加熱手段が、
赤外線を照射して、被記録材、剥離部材及び画像形成物
質のうち少なくとも1つを加熱して、画像形成物質を所
定の短時間で接着温度に加熱することにより、簡単な構
成で、かつ、装置の設計の自由度を大きくしつつ、画像
形成物質をより短時間に、かつ、より効率的に接着温度
に加熱し、より一層エネルギーを削減しつつ、被記録材
から画像形成物質を効率的に剥離・除去することのでき
る利用性の良好な、かつ、設計の自由度の大きい被記録
材の再生装置を提供することを目的としている。
【0020】請求項10記載の発明は、非接触方式の接
着加熱手段として、赤外線を照射するフラッシュランプ
を用いることにより、より一層簡単な構成で、かつ、装
置の設計の自由度を大きくしつつ、画像形成物質を短時
間に、かつ、より一層効率的に接着温度に加熱し、より
一層エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物
質を効率的に剥離・除去することのできる利用性の良好
な、かつ、設計の自由度の大きい被記録材の再生装置を
提供することを目的としている。
【0021】請求項11記載の発明は、非接触の接着加
熱手段として、赤外線を照射する赤外線レーザーを用い
ることにより、より一層簡単な構成で、かつ、装置の設
計の自由度を大きくしつつ、画像パターンに対応した範
囲の画像形成物質を短時間に、かつ、より一層効率的に
接着温度に加熱し、より一層エネルギーを削減しつつ、
被記録材から画像形成物質を画像形成物質のパターンに
応じてより一層効率的に剥離・除去することのできる利
用性の良好な、かつ、設計の自由度の大きい被記録材の
再生装置を提供することを目的としている。
【0022】請求項12記載の発明は、剥離部材とし
て、赤外線吸収率が所定の大きさの材料で形成されたも
のを用い、接着加熱手段で、当該剥離部材に赤外線を照
射して、当該剥離部材を加熱することにより、簡単な構
成で、かつ、装置の設計の自由度を大きくしつつ、画像
形成物質をより一層短時間に、かつ、より一層効率的に
接着温度に加熱し、より一層エネルギーを削減しつつ、
被記録材から画像形成物質をより一層効率的に剥離・除
去することのできる利用性の良好な、かつ、設計の自由
度の大きい被記録材の再生装置を提供することを目的と
している。
【0023】請求項13記載の発明は、画像形成物質と
して、所定波長の赤外線を吸収する材料を含有したもの
を用い、剥離部材として、波長の赤外線を透過する材料
で形成されたものを用い、接着加熱手段で、当該波長の
赤外線を剥離部材を通して画像形成物質に照射すること
により、簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由度を大
きくしつつ、画像形成物質を直接的に、かつ、より一層
効率的に接着温度に加熱し、より一層エネルギーを削減
しつつ、被記録材から画像形成物質をより一層効率的に
剥離・除去することのできる利用性の良好な、かつ、設
計の自由度の大きい被記録材の再生装置を提供すること
を目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の被
記録材の再生装置は、被記録材上に加熱により軟化溶融
する画像形成物質により固着画像の形成された前記被記
録材の前記画像形成物質の付着している面に、所定の接
着力を有する所定の剥離部材を密着させ、前記被記録材
上の前記画像形成物質を、当該画像形成物質を前記剥離
部材に接着させるのに必要な接着温度に加熱して、前記
剥離部材に転写させて除去し、前記被記録材を再生する
被記録材の再生装置において、前記被記録材と前記剥離
部材との間に狭持された前記画像形成物質を、予め前記
接着温度よりも低い所定の予熱温度に予備加熱する予備
加熱手段と、前記画像形成物質を前記接着温度に所定の
短時間で加熱する接着加熱手段と、を設けることによ
り、上記目的を達成している。
【0025】ここで、被記録材とは、通常の複写用紙あ
るいはプリンティング用紙に限るものではなく、例え
ば、OHPシートや合成紙など樹脂でできているシート
状部材も含んだ一般的に表面に画像形成物質で記録する
ことができる部材をさす。
【0026】また、本再生装置で除去可能な画像の形成
方法としては、乾式トナーや湿式トナーを用いた電子写
真法、熱溶融性インク・シートを用いた熱転写法、ホッ
トメルト・インクを用いるインクジェット法又はオフセ
ット版、凹版、凸版、孔版を用いる印刷法が挙げられ、
被記録材上に熱可塑性または熱溶融性の画像形成物質か
らなる皮膜状画像を形成する画像形成方法であれば、形
成された皮膜状画像を除去することができる。なお、皮
膜状とは、必ずしも、画像全体が一つの膜を形成してい
る必要はなく、単に画像形成物質が被記録材内部に浸透
していないことや、染料を含有する水性インクで印刷し
た場合のように、画像形成物質がほとんど分子レベルで
被記録材に吸着されている状態でないことを意味し、熱
可塑性あるいは熱溶融性の画像形成物質で形成されてい
るものをいう。
【0027】被記録材は、その画像形成物質の付着して
いる面に、剥離部材が密着され、この状態で、接着温度
に加熱されることにより、画像形成物質が剥離部材に転
写・除去される。
【0028】この剥離部材は、被記録材上の画像形成物
質と接着して被記録材から画像形成物質を剥離・転写す
るための部材であり、剥離部材を構成する材料として
は、画像形成物質とある程度以上の接着性、加熱や加圧
等に対する耐久性及び画像除去促進液に対する安定性に
優れ、表面変質が少ないことが必要である。
【0029】上記構成によれば、被記録材上に加熱によ
り軟化溶融する画像形成物質で固着画像の形成された被
記録材の画像形成物質の付着している面に、所定の接着
力を有する所定の剥離部材を密着させて、被記録材上の
画像形成物質を、剥離部材に転写させて除去し、被記録
材を再生するに際して、被記録材と剥離部材との間に狭
持された画像形成物質を、画像形成物質を剥離部材に接
着させるのに必要な接着温度よりも低い所定の予熱温度
に予備加熱手段により予め予備加熱し、接着加熱手段で
画像形成物質を接着温度に所定の短時間で加熱するの
で、消費電力を削減しつつ、短時間で画像形成物質を接
着温度に加熱することができ、エネルギーを削減しつ
つ、被記録材から画像形成物質を効率的に剥離・除去す
ることができるとともに、被記録材の再生装置の利用性
を向上させることができる。
【0030】上記の場合、例えば、請求項2に記載する
ように、前記接着加熱手段は、前記被記録材及び前記剥
離部材のうち少なくともいずれか一方に接触した状態
で、前記画像形成物質を前記所定の短時間で前記接着温
度に加熱するものであってもよい。
【0031】上記構成によれば、接着加熱手段として、
被記録材及び剥離部材のうち少なくともいずれか一方に
接触した状態で、画像形成物質を所定の短時間で接着温
度に加熱するものを使用しているので、簡単な構成で画
像形成物質を短時間に接着温度に加熱することができ、
エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物質を
効率的に剥離・除去することができるとともに、被記録
材の再生装置を利用性が良好で、かつ、安価なものとす
ることができる。
【0032】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記接着加熱手段は、表面が発熱する表面発熱体で
あってもよい。
【0033】上記構成によれば、接触方式の接着加熱手
段として、表面が発熱する表面発熱体を用いているの
で、簡単な構成で画像形成物質を短時間に接着温度に加
熱することができ、エネルギーを削減しつつ、被記録材
から画像形成物質を効率的に剥離・除去することができ
るとともに、被記録材の再生装置を利用性が良好で、か
つ、安価なものとすることができる。
【0034】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記接着加熱手段は、サーマルヘッドであってもよ
い。
【0035】上記構成によれば、接触方式の接着加熱手
段として、サーマルヘッドを使用しているので、簡単な
構成で画像形成物質を短時間に接着温度に加熱すること
ができるとともに、被記録材のサイズに応じて必要な範
囲のみのサーマルヘッドを加熱して画像形成物質を短時
間に接着温度に加熱することができ、エネルギーをより
一層削減しつつ、被記録材から画像形成物質を効率的に
剥離・除去することができるとともに、被記録材の再生
装置を利用性が良好で、かつ、安価なものとすることが
できる。
【0036】また、例えば、請求項5に記載するよう
に、前記接着加熱手段は、前記被記録材、前記剥離部材
及び前記画像形成物質のうち少なくとも1つを非接触の
状態で加熱して、前記画像形成物質を前記所定の短時間
で前記接着温度に加熱するものであってもよい。
【0037】上記構成によれば、接着加熱手段として、
被記録材、剥離部材及び画像形成物質のうち少なくとも
1つを非接触の状態で加熱して、画像形成物質を所定の
短時間で接着温度に加熱するものを使用しているので、
簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由度を大きくしつ
つ、画像形成物質を短時間に接着温度に加熱することが
でき、エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成
物質を効率的に剥離・除去することができるとともに、
被記録材の再生装置を利用性が良好で、かつ、設計の自
由度の大きいものとすることができる。
【0038】さらに、例えば、請求項6に記載するよう
に、前記接着加熱手段は、電磁波を照射して、前記被記
録材、前記剥離部材及び前記画像形成物質のうち少なく
とも1つを加熱して、前記画像形成物質を前記所定の短
時間で前記接着温度に加熱するものであってもよい。
【0039】上記構成によれば、非接触の接着加熱手段
として、電磁波を照射して、被記録材、剥離部材及び前
記画像形成物質のうち少なくとも1つを加熱して、画像
形成物質を所定の短時間で接着温度に加熱するものを使
用しているので、簡単な構成で、かつ、装置の設計の自
由度を大きくしつつ、画像形成物質を短時間に接着温度
に加熱することができ、エネルギーを削減しつつ、被記
録材から画像形成物質を効率的に剥離・除去することの
できるとともに、被記録材の再生装置を利用性が良好
で、かつ、設計の自由度の大きいものとすることができ
る。
【0040】また、例えば、請求項7に記載するよう
に、前記剥離部材は、比誘電率と誘電損失のうち少なく
ともいずれか一方が所定の大きさの材料で形成され、前
記接着加熱手段は、前記剥離部材に電磁波を照射して、
前記剥離部材を加熱するものであってもよい。
【0041】上記構成によれば、剥離部材として、比誘
電率と誘電損失のうち少なくともいずれか一方が所定の
大きさの材料で形成されたものを用い、接着加熱手段
で、剥離部材に電磁波を照射して、剥離部材を加熱して
いるので、簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由度を
大きくしつつ、画像形成物質をより一層短時間に、か
つ、より一層効率的に接着温度に加熱することができ、
より一層エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形
成物質を効率的に剥離・除去することができるととも
に、被記録材の再生装置を利用性が良好で、かつ、設計
の自由度の大きいものとすることができる。
【0042】さらに、例えば、請求項8に記載するよう
に、前記剥離部材は、電気導電性が所定の大きさの材料
で形成され、前記接着加熱手段は、前記剥離部材に電磁
波を照射して、前記剥離部材を加熱するものであっても
よい。
【0043】上記構成によれば、剥離部材として、電気
導電性が所定の大きさの材料で形成されたものを用い、
接着加熱手段で、剥離部材に電磁波を照射して、剥離部
材を加熱するので、簡単な構成で、かつ、装置の設計の
自由度を大きくしつつ、画像形成物質をより一層短時間
に、かつ、より一層効率的に接着温度に加熱することが
でき、より一層エネルギーを削減しつつ、被記録材から
画像形成物質を効率的に剥離・除去することができると
ともに、被記録材の再生装置を利用性が良好で、かつ、
設計の自由度の大きいものとすることができる。
【0044】また、例えば、請求項9に記載するよう
に、前記接着加熱手段は、赤外線を照射して、前記被記
録材、前記剥離部材及び前記画像形成物質のうち少なく
とも1つを加熱して、前記画像形成物質を前記所定の短
時間で前記接着温度に加熱するものであってもよい。
【0045】上記構成によれば、接着加熱手段が、赤外
線を照射して、被記録材、剥離部材及び画像形成物質の
うち少なくとも1つを加熱して、画像形成物質を所定の
短時間で接着温度に加熱するので、簡単な構成で、か
つ、装置の設計の自由度を大きくしつつ、画像形成物質
をより短時間に、かつ、より効率的に接着温度に加熱す
ることができ、より一層エネルギーを削減しつつ、被記
録材から画像形成物質を効率的に剥離・除去することが
できるとともに、被記録材の再生装置を利用性が良好
な、かつ、設計の自由度の大きいものとすることができ
る。
【0046】さらに、例えば、請求項10に記載するよ
うに、前記接着加熱手段は、赤外線を照射するフラッシ
ュランプであってもよい。
【0047】上記構成によれば、非接触方式の接着加熱
手段として、赤外線を照射するフラッシュランプを用い
ているので、より一層簡単な構成で、かつ、装置の設計
の自由度を大きくしつつ、画像形成物質を短時間に、か
つ、より一層効率的に接着温度に加熱することができ、
より一層エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形
成物質を効率的に剥離・除去することができるととも
に、被記録材の再生装置を利用性が良好で、かつ、設計
の自由度の大きいものとすることができる。
【0048】また、例えば、請求項11に記載するよう
に、前記接着加熱手段は、赤外線を照射する赤外線レー
ザーであってもよい。
【0049】上記構成によれば、非接触の接着加熱手段
として、赤外線を照射する赤外線レーザーを用いている
ので、より一層簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由
度を大きくしつつ、画像パターンに対応した範囲の画像
形成物質を短時間に、かつ、より一層効率的に接着温度
に加熱することができ、より一層エネルギーを削減しつ
つ、被記録材から画像形成物質を画像形成物質のパター
ンに応じてより一層効率的に剥離・除去することができ
るとともに、被記録材の再生装置を利用性が良好で、か
つ、設計の自由度の大きいものとすることができる。
【0050】さらに、例えば、請求項12に記載するよ
うに、前記剥離部材は、赤外線吸収率が所定の大きさの
材料で形成され、前記接着加熱手段は、当該剥離部材に
赤外線を照射して、当該剥離部材を加熱するものであっ
てもよい。
【0051】上記構成によれば、剥離部材として、赤外
線吸収率が所定の大きさの材料で形成されたものを用
い、接着加熱手段で、当該剥離部材に赤外線を照射し
て、当該剥離部材を加熱するので、簡単な構成で、か
つ、装置の設計の自由度を大きくしつつ、画像形成物質
をより一層短時間に、かつ、より一層効率的に接着温度
に加熱することができ、より一層エネルギーを削減しつ
つ、被記録材から画像形成物質をより一層効率的に剥離
・除去することができるとともに、被記録材の再生装置
を利用性が良好で、かつ、設計の自由度の大きいものと
することができる。
【0052】また、例えば、請求項13に記載するよう
に、前記画像形成物質は、所定波長の赤外線を吸収する
材料を含有しており、前記剥離部材は、前記波長の赤外
線を透過する材料で形成されており、前記接着加熱手段
は、前記波長の赤外線を前記剥離部材を通して前記画像
形成物質に照射するものであってもよい。
【0053】上記構成によれば、画像形成物質として、
所定波長の赤外線を吸収する材料を含有したものを用
い、剥離部材として、波長の赤外線を透過する材料で形
成されたものを用い、接着加熱手段で、当該波長の赤外
線を剥離部材を通して画像形成物質に照射するので、簡
単な構成で、かつ、装置の設計の自由度を大きくしつ
つ、画像形成物質を直接的に、かつ、より一層効率的に
接着温度に加熱することができ、より一層エネルギーを
削減しつつ、被記録材から画像形成物質をより一層効率
的に剥離・除去することができるとともに、被記録材の
再生装置を利用性が良好な、かつ、設計の自由度の大き
いものとすることができる。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0055】図1は、本発明の被記録材の再生装置の第
1の実施の形態を適用した再生装置を示す図であり、本
実施の形態は、請求項1及び請求項2に対応するもので
ある。
【0056】本実施の形態は、電子写真方式の複写機等
で画像形成された被記録材である紙(転写紙)等から画
像形成物質を剥離・除去して、再生する再生装置に適用
したものである。
【0057】図1は、本実施の形態の再生装置1の要部
概略正面図であり、再生装置1は、予熱ヒーター2、接
着加熱部3及び剥離部材4等を備え、再生対象である被
記録材としての転写紙5に固着している画像形成物質6
を剥離部材4に剥離・転写して、転写紙5を再生する。
【0058】被記録材である転写紙5は、通常の複写用
紙あるいはプリンティング用紙であり、転写紙5には、
画像形成物質6により固着画像が形成されている。画像
形成物質6としては、加熱により軟化溶融する材料が用
いられており、また、画像形成物質6は、所定の接着温
度に加熱されると、軟化溶融して、転写紙5から剥離部
材4に容易に転写される。転写紙5上の画像は、例え
ば、画像形成物質6として、乾式トナーや湿式トナーを
用いた電子写真方式により形成されるが、画像形成方法
としては、これに限るものではなく、例えば、熱溶融性
インク・シートを用いた熱転写法、ホットメルト・イン
クを用いるインクジェット法又はオフセット版、凹版、
凸版、孔版を用いる印刷法で形成されていてもよく、要
は、転写紙5上に加熱により軟化溶融する画像形成物質
6からなる固着画像を形成する画像形成方法であればよ
い。
【0059】転写紙5には、その画像形成面に剥離部材
4が密着され、この転写紙5の画像形成面に剥離部材4
が密着された状態で、図1中矢印で示す左から右方向
へ、予熱ヒーター2及び加熱部3に搬送される。
【0060】剥離部材4は、所定の幅、例えば、各種サ
イズの転写紙5に密着して、転写紙5上の画像形成物質
6を剥離・転写させるのに十分な幅を有した帯状に形成
されており、転写紙5の画像形成物質6により画像の形
成されている面に密着される。
【0061】剥離部材4は、転写紙5上の画像形成物質
6を接着して、転写紙5上から画像形成物質6を剥離・
除去するのに必要な性質を有した材料により形成されて
いる。
【0062】剥離部材4の密着された転写紙5の搬送経
路には、転写紙5側(図1中下側)に予熱ヒーター(予
備加熱手段)2が配設されており、予熱ヒーター2は、
当該搬送経路に沿って所定長さにわたって配設されて、
剥離部材4とともに搬送される転写紙5を介して、接着
温度(画像形成物質6を剥離部材4に接着させるのに必
要な温度)よりも低い所定の予熱温度に画像形成物質6
を加熱する。転写紙5上の画像形成物質6は、予熱ヒー
ター2により予熱温度に加熱されると、所定の柔らかさ
に軟化するが、転写紙5から剥離されて剥離部材4に接
着・転写されてはいない。
【0063】予熱ヒーター2の転写紙5の搬送方向下流
側端部の上方には、接着加熱部(接着加熱手段)3が配
設されており、接着加熱部3は、所定の短時間(瞬間
的)に画像形成物質6を上記接着温度に加熱することの
できる方法により画像形成物質6を加熱する。この接着
加熱部3は、剥離部材4に接触して、剥離部材4を介し
て、あるいは、直接画像形成物質6を接着温度に加熱す
るものであってもよいし、剥離部材4に非接触の状態
で、剥離部材4を介して、あるいは、直接画像形成物質
6を接着温度に加熱するものであってもよい。
【0064】なお、通常、画像形成物質6により固着画
像の形成された転写紙5には、剥離部材4と接着される
前に、転写紙5と画像形成物質6との接着力を低減させ
る所定の画像除去促進液が付与され、画像形成物質とし
ては、通常、水、界面活性剤を含む水溶液、水溶性ポリ
マーを含む水溶液及び界面活性剤と水溶性ポリマーを含
む水溶液等が用いられる。この画像除去促進液は、通
常、画像の形成されている側の転写紙5に付与され、転
写紙5は、画像除去促進液が付与されると、例えば、表
面近傍が膨潤して、画像形成物質6と転写紙5との膨潤
量の差で、両者の間にせん断力が発生する等して、画像
形成物質6と転写紙5との接着力が低下する。
【0065】次に、本実施の形態の作用を説明する。再
生装置1は、画像形成物質6により画像の形成された転
写紙5に、必要に応じて画像除去促進液を付与して、転
写紙5上の画像形成物質6と転写紙5との接着力を弱
め、剥離部材4を転写紙5の画像形成面に密着させた状
態で、予熱ヒーター2で予熱温度に加熱しつつ、瞬間的
に接着温度に加熱可能な接着加熱部3に搬送して、接着
加熱部3で転写紙5上の画像形成物質6を剥離部材4に
転写・除去するところにその特徴がある。
【0066】すなわち、再生装置1は、待機モードから
再生モードにモード切り換えが行われ、所定の転写紙載
置台に画像形成物質6により画像の形成された転写紙5
が複数枚載置された後、所定のウォーミングアップが完
了すると、転写紙載置台から、順次転写紙5を1枚ずつ
搬送し、この搬送される転写紙5の画像形成物質6によ
り画像の形成されている面に、剥離部材4を密着させ
る。
【0067】再生装置1は、上記待機モードにおいて
は、接着加熱部3への通電を停止し、あるいは、接着温
度よりも低い所定の待機温度に加熱しており、予熱ヒー
ター2は、所定の予熱温度に加熱されている。
【0068】そして、再生装置1は、待機モードから再
生モードに切り換えられると、接着加熱部3を接着温度
に加熱するための通電を開始するが、接着加熱部3は、
画像形成物質6を瞬間的に接着温度に加熱可能な方法で
画像形成物質6を加熱するので、画像形成面に剥離部材
4の密着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に
加熱されて、接着加熱部3に搬送されるときには、画像
形成物質6を接着温度に加熱可能な状態となっている。
【0069】この状態で、画像形成面に剥離部材4の密
着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱さ
れて、接着加熱部3に搬送されてくると、接着加熱部3
は、剥離部材4に接触して剥離部材4を介して、あるい
は、剥離部材4に非接触の状態で、剥離部材4を介し
て、または、画像形成物質6を、直接、接着温度に加熱
する。
【0070】接着温度まで加熱された画像形成物質6
は、剥離部材4との接着力が大きくなるため、転写紙5
から剥離・除去される。
【0071】そして、接着加熱部3として、剥離部材4
に接触して、剥離部材4を介して画像形成物質6を加熱
するものを使用すると、加熱源からの熱伝達を確実に行
うことができる。
【0072】また、接着加熱部3としては、非接触で直
接画像形成物質6を加熱するものを使用すると、再生装
置1の設計の自由度を向上させることができる。
【0073】したがって、再生装置1は、待機モード時
の消費電力を削減しつつ、待機モードから再生モードに
切り換えられた際に、接着加熱部3が接着温度に上昇す
るまでのウォーミングアップ時間として長時間待つこと
なく、速やかに再生処理を行うことができ、再生装置1
の利用性を向上させることができる。
【0074】なお、上記実施の形態においては、待機モ
ード時に接着加熱部3のみを、接着温度よりも低い待機
温度に加熱あるいは加熱の停止を行い、予熱ヒーター2
を予熱温度に加熱しているが、予熱ヒーター2をも、予
熱温度よりも低い予熱待機温度に加熱してもよい。この
ようにすると、待機時の消費電力をさらに削減して、省
エネルギーを向上させることができる。
【0075】図2は、本発明の被記録材の再生装置の第
2の実施の形態を適用した再生装置を示す図である。
【0076】本実施の形態は、接着加熱手段として、ロ
ーラ状の表面発熱体を用いたものであり、請求項2及び
請求項3に対応するものである。
【0077】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の再生装置に適用したものであり、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構成部
分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0078】図2は、本実施の形態の再生装置10の要
部概略正面図であり、再生装置10は、上記第1の実施
の形態の再生装置1と同様の予熱ヒーター2、剥離部材
4等を備えるとともに、接着加熱手段として表面発熱ロ
ーラ11を備えている。
【0079】表面発熱ローラ11は、転写紙5及び剥離
部材4の図2中矢印で示す搬送方向に対して直角方向に
配設されており、所定の長さ、例えば、各種サイズの転
写紙5に画像を形成された画像形成物質6を加熱するの
に必要な長さを有したローラ状に形成されている。ま
た、表面発熱ローラ11は、その表面に所定の短時間
(瞬間的)に画像形成物質6を接着温度に加熱すること
のできる表面発熱体12が配設されている。
【0080】本実施の形態の再生装置10は、待機モー
ドから再生モードにモード切り換えが行われ、所定の転
写紙載置台に画像形成物質6により画像の形成された転
写紙5が複数枚載置された後、所定のウォーミングアッ
プが完了すると、転写紙載置台から、順次転写紙5を1
枚ずつ搬送し、この搬送される転写紙5の画像形成物質
6により画像の形成されている面に、剥離部材4を密着
させる。
【0081】再生装置10は、上記待機モードにおいて
は、表面発熱ローラ11の表面発熱体12への通電を停
止し、あるいは、接着温度よりも低い所定の待機温度に
加熱しており、予熱ヒーター2は、所定の予熱温度に加
熱されている。
【0082】そして、再生装置10は、待機モードから
再生モードに切り換えられると、表面発熱ローラ11を
接着温度に加熱するため通電を開始するが、表面発熱ロ
ーラ11は、表面発熱体12が、通電されると、瞬間的
に接着温度に上昇するので、画像形成面に剥離部材4の
密着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱
されて、表面発熱ローラ11に搬送されるときには、画
像形成物質6を接着温度に加熱可能な状態となってい
る。
【0083】この状態で、画像形成面に剥離部材4の密
着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱さ
れて、表面発熱ローラ11に搬送されてくると、表面発
熱ローラ11は、剥離部材4に接触して剥離部材4を介
して画像形成物質6を接着温度に加熱する。
【0084】接着温度まで加熱された画像形成物質6
は、剥離部材4との接着力が大きくなるため、転写紙5
から剥離・除去される。
【0085】したがって、再生装置10は、簡単な構成
で、待機モード時の消費電力を削減しつつ、待機モード
から再生モードに切り換えられた際に、表面発熱ローラ
11が接着温度に上昇するまでのウォーミングアップ時
間として長時間待つことなく、画像形成物質6を速やか
に、かつ、確実に接着温度に上昇させて、再生処理を行
うことができ、再生装置10の利用性を向上させること
ができるとともに、再生装置10を安価なものとするこ
とができる。
【0086】なお、本実施の形態の場合、表面発熱ロー
ラ11を、転写紙5及び剥離部材4の搬送方向に対して
直角方向(長さ方向)において、複数のブロックに分割
し、各ブロック毎に表面発熱体12の通電を制御可能と
して、転写紙5のサイズに応じて、通電する表面発熱体
12を制御するようにしてもよく。このようにすると、
より一層消費電力を削減することができる。また、この
場合、表面発熱ローラ11は、1個のみ設け、表面発熱
ローラ11の表面に配設する表面発熱体12を、転写紙
5のサイズに応じた複数のブロックに分割するようにし
てもよい。
【0087】また、本実施の形態においては、待機モー
ド時に表面発熱ローラ11の表面発熱体12のみを、接
着温度よりも低い待機温度に加熱あるいは加熱の停止を
行い、予熱ヒーター2を予熱温度に加熱しているが、予
熱ヒーター2をも、予熱温度よりも低い予熱待機温度に
加熱してもよい。このようにすると、待機時の消費電力
をさらに削減して、省エネルギーを向上させることがで
きる。
【0088】図3は、本発明の被記録材の再生装置の第
3の実施の形態を適用した再生装置を示す図である。
【0089】本実施の形態は、接着加熱手段として、平
板状の表面発熱体を用いたものであり、請求項2及び請
求項3に対応するものである。
【0090】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の再生装置に適用したものであり、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構成部
分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0091】図3は、本実施の形態の再生装置20の要
部概略正面図であり、再生装置20は、上記第1の実施
の形態の再生装置1と同様の予熱ヒーター2、剥離部材
4等を備えるとともに、接着加熱手段として平板状の表
面発熱部21を備えている。
【0092】表面発熱部21は、転写紙5及び剥離部材
4の図3に矢印で示す搬送方向に対して直角方向に配設
されており、所定の長さ、例えば、各種サイズの転写紙
5に画像を形成する画像形成物質6を加熱するのに必要
な長さに形成されている。表面発熱部21の剥離部材4
側の面には、表面発熱体22が取り付けられており、表
面発熱体22は、表面に所定の短時間(瞬間的)に発熱
して、画像形成物質6を接着温度に加熱することができ
る。また、表面発熱体22は、転写紙5の各種サイズに
対応したブロックに分割されており、図示しない通電制
御部により、転写紙5のサイズに対応した範囲のブロッ
クの表面発熱体22が通電制御され、転写紙5に対応し
た範囲の表面発熱体22のみが発熱する。
【0093】本実施の形態の再生装置20は、上記実施
の形態と同様に、待機モードから再生モードにモード切
り換えが行われ、所定の転写紙載置台に画像形成物質6
により画像の形成された転写紙5が複数枚載置された
後、所定のウォーミングアップが完了すると、転写紙載
置台から、順次転写紙5を1枚ずつ搬送し、この搬送さ
れる転写紙5の画像形成物質6により画像の形成されて
いる面に、剥離部材4を密着させる。
【0094】再生装置20は、上記待機モードにおいて
は、表面発熱部21の表面発熱体22への通電を停止し
ており、予熱ヒーター2は、所定の予熱温度に加熱され
ている。
【0095】そして、再生装置20は、待機モードから
再生モードに切り換えられると、複数のブロックに分割
された表面発熱体22のうち、当該転写紙5のサイズに
対応した範囲のブロックの表面発熱体22を接着温度に
加熱するための通電を開始するが、表面発熱体22は、
通電されると瞬間的に接着温度に上昇するので、画像形
成面に剥離部材4の密着された転写紙5が予熱ヒーター
2で予熱温度に加熱されて、表面発熱体22に搬送され
るときには、画像形成物質6を接着温度に加熱可能な状
態となっている。
【0096】この状態で、画像形成面に剥離部材4の密
着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱さ
れて、表面発熱体22に搬送されてくると、表面発熱体
22は、剥離部材4に接触して剥離部材4を介して画像
形成物質6を接着温度に加熱する。
【0097】画像形成物質6は、接着温度に加熱される
と、転写紙5から離れやすくなり、画像形成物質6との
接着性の大きい剥離部材4に転写されて、転写紙5から
剥離・除去される。
【0098】したがって、再生装置20は、簡単な構成
で、待機モード時の消費電力を削減しつつ、待機モード
から再生モードに切り換えられた際に、表面発熱体22
が接着温度に上昇するまでのウォーミングアップ時間と
して長時間待つことなく、画像形成物質6を速やかに、
かつ、確実に接着温度に上昇させて、再生処理を行うこ
とができ、再生装置20の利用性を安価に向上させるこ
とができる。特に、複数のブロックに分割された表面発
熱体22のうち、転写紙5のサイズに対応する範囲のブ
ロックの表面発熱体22のみに通電して、当該範囲の表
面発熱体22のみを発熱させているので、より一層消費
電力を削減することができる。
【0099】なお、本実施の形態においては、待機モー
ド時に表面発熱部21の表面発熱体22のみを、接着温
度よりも低い待機温度に加熱あるいは加熱の停止を行
い、予熱ヒーター2を予熱温度に加熱しているが、待機
モード時に予熱ヒーター2をも、予熱温度よりも低い予
熱待機温度に加熱してもよい。このようにすると、待機
時の消費電力をさらに削減して、省エネルギーを向上さ
せることができる。
【0100】図4は、本発明の被記録材の再生装置の第
4の実施の形態を適用した再生装置を示す図である。
【0101】本実施の形態は、接着加熱手段として、サ
ーマルヘッドを用いたものであり、請求項5に対応する
ものである。
【0102】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の再生装置に適用したものであり、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構成部
分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0103】図4は、本実施の形態の再生装置30の要
部概略正面図であり、再生装置30は、上記第1の実施
の形態の再生装置1と同様の予熱ヒーター2、剥離部材
4等を備えるとともに、接着加熱手段としてサーマルヘ
ッド部31を備えている。
【0104】サーマルヘッド部31は、転写紙5及び剥
離部材4の図4中矢印で示す搬送方向に対して直角方向
に配設されており、所定の長さ、例えば、各種サイズの
転写紙5に画像の形成された画像形成物質6を加熱する
のに必要な長さに形成されている。サーマルヘッド部3
1の剥離部材4側の面には、サーマルヘッド32が取り
付けられており、サーマルヘッド32は、表面に所定の
短時間(瞬間的)に発熱して、画像形成物質6を接着温
度に加熱することができる。また、サーマルヘッド部3
1は、図示しない通電制御部により、転写紙5のサイズ
に対応した範囲のサーマルヘッド32が通電制御され、
転写紙5に対応した範囲のサーマルヘッド32のみが発
熱する。
【0105】本実施の形態の再生装置30は、上記実施
の形態と同様に、待機モードから再生モードにモード切
り換えが行われ、所定の転写紙載置台に画像形成物質6
により画像の形成された転写紙5が複数枚載置された
後、所定のウォーミングアップが完了すると、転写紙載
置台から、順次転写紙5を1枚ずつ搬送し、この搬送さ
れる転写紙5の画像形成物質6により画像の形成されて
いる面に、剥離部材4を密着させる。
【0106】再生装置30は、上記待機モードにおいて
は、サーマルヘッド部31のサーマルヘッド32への通
電を停止しており、予熱ヒーター2は、所定の予熱温度
に加熱されている。
【0107】そして、再生装置30は、待機モードから
再生モードに切り換えられると、サーマルヘッド32の
うち、当該転写紙5のサイズに対応した範囲のサーマル
ヘッド32を接着温度に加熱するため通電を開始する
が、サーマルヘッド32は、通電されると瞬間的に接着
温度に上昇するので、画像形成面に剥離部材4の密着さ
れた転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱され
て、サーマルヘッド32に搬送されるときには、画像形
成物質6を接着温度に加熱可能な状態となっている。
【0108】この状態で、画像形成面に剥離部材4の密
着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱さ
れて、サーマルヘッド32に搬送されてくると、サーマ
ルヘッド32は、剥離部材4に接触して剥離部材4を介
して画像形成物質6を接着温度に加熱する。
【0109】接着温度まで加熱された画像形成物質6
は、剥離部材4との接着力が大きくなるため、転写紙5
から剥離・除去される。
【0110】したがって、再生装置30は、簡単な構成
で、待機モード時の消費電力を削減しつつ、待機モード
から再生モードに切り換えられた際に、サーマルヘッド
32が接着温度に上昇するまでのウォーミングアップ時
間として長時間待つことなく、画像形成物質6を速やか
に、かつ、確実に接着温度に上昇させて、再生処理を行
うことができ、再生装置30の利用性を安価に向上させ
ることができる。特に、サーマルヘッド32のうち、転
写紙5のサイズに対応する範囲のサーマルヘッド32の
みに通電して、当該範囲のサーマルヘッド32のみを発
熱させているので、より一層消費電力を削減することが
できる。
【0111】なお、本実施の形態においては、待機モー
ド時にサーマルヘッド部31のサーマルヘッド32への
通電のみを停止し、予熱ヒーター2を予熱温度に加熱し
ているが、待機モード時に予熱ヒーター2をも、予熱温
度よりも低い予熱待機温度に加熱してもよい。このよう
にすると、待機時の消費電力をさらに削減して、省エネ
ルギーを向上させることができる。
【0112】図5は、本発明の被記録材の再生装置の第
5の実施の形態を適用した再生装置を示す図である。
【0113】本実施の形態は、接着加熱手段として、電
磁波発生部を用いたものであり、請求項5〜請求項8に
対応するものである。
【0114】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の再生装置に適用したものであり、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構成部
分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0115】図5は、本実施の形態の再生装置40の要
部概略正面図であり、再生装置40は、上記第1の実施
の形態の再生装置1と同様の予熱ヒーター2、剥離部材
4等を備えるとともに、接着加熱手段として電磁波発生
部41を備えている。
【0116】電磁波発生部41は、予熱ヒーター2の転
写紙5の搬送方向(図5中矢印で示す方向)の下流側端
部の上方に配設されており、剥離部材4の幅方向全域に
わたって、転写紙5、剥離部材4及び画像形成物質6に
電磁波を照射して、転写紙5、剥離部材4及び画像形成
物質6のうち、少なくとも1つを被加熱物として、瞬間
的に接着温度に加熱する。
【0117】この電磁波による被加熱物の加熱は、被加
熱物が電気絶縁体であるか、電気良導体であるかによ
り、その発熱原理が異なる。すなわち、被加熱物が電気
絶縁体であるときには、誘導損失によって電磁エネルギ
ーが熱エネルギーに変換されて、被加熱物が発熱し、被
加熱物が電気良導体であるときには、電磁誘導作用によ
る渦電流とヒステリシス損失により、電磁エネルギーが
熱エネルギーに変換されて、被加熱物が発熱する。
【0118】そこで、剥離部材4、画像形成物質6及び
転写紙5のうち、少なくともいずれか1つを比誘電率あ
るいは/及び誘電損失の大きい材料、あるいは、電気良
導体で形成することにより、剥離部材4、画像形成物質
6及び転写紙5のうち、少なくともいずれか1つを、電
磁波により発熱させて、画像形成物質6を間接的に、あ
るいは、直接的に接着温度に加熱することができる。
【0119】本実施の形態の再生装置40は、待機モー
ドから再生モードにモード切り換えが行われ、所定の転
写紙載置台に画像形成物質6により画像の形成された転
写紙5が複数枚載置された後、所定のウォーミングアッ
プが完了すると、転写紙載置台から、順次転写紙5を1
枚ずつ搬送し、この搬送される転写紙5の画像形成物質
6により画像の形成されている面に、剥離部材4を密着
させる。
【0120】再生装置40は、上記待機モードにおいて
は、電磁波発生部41の駆動を停止しており、予熱ヒー
ター2は、所定の予熱温度に加熱されている。
【0121】そして、再生装置40は、待機モードから
再生モードに切り換えられ、画像形成面に剥離部材4の
密着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱
されて、電磁波発生部41の下方部分に搬送されてくる
と、電磁波発生部41を駆動させて、画像形成物質6に
より画像の形成された面に剥離部材4の密着された転写
紙5に電磁波を照射する。
【0122】電磁波発生部41から電磁波が照射される
と、剥離部材4、転写紙5及び画像形成物質6のうち、
比誘電率あるいは/及び誘電損失の大きい材料、あるい
は、電気良導体で形成されているもの、あるいは、比誘
電率あるいは/及び誘電損失の大きい材料、あるいは、
電気良導体の材料を含有するものが被加熱物となって、
当該被加熱物が、誘導損失より、あるいは/及び、渦電
流とヒステリシス損失により、瞬間的に発熱して、間接
的に、あるいは/及び、直接的に、画像形成物質6が接
着温度に加熱される。
【0123】例えば、剥離部材4を、比誘電率あるいは
/及び誘電損失の大きい材料で形成すると、電磁発生部
41から剥離部材4に電磁波を照射することにより、誘
電損失によって剥離部材4を発熱させて、画像形成物質
6を剥離部材4の発熱により接着温度に瞬時に加熱する
ことができる。この場合、剥離部材4の発熱量は、誘電
損失(tanδ)及び比誘電率の大きさによって決まる
ので、これらの値の大きな材料を選択すると、より効果
的に剥離部材4を発熱させることができる。
【0124】また、剥離部材4を、電気良導体の材料で
形成すると、電磁発生部41から剥離部材4に電磁波を
照射することにより、電磁誘導作用による渦電流とヒス
テリシス損失によって剥離部材4を発熱させて、画像形
成物質6を剥離部材4の発熱により接着温度に瞬時に加
熱することができる。
【0125】接着温度まで加熱された画像形成物質6
は、剥離部材4との接着力が大きくなるため、転写紙5
から剥離・除去される。
【0126】したがって、再生装置40は、簡単な構成
で、待機モード時の消費電力を削減しつつ、待機モード
から再生モードに切り換えられた際に、画像形成物質6
を速やかに、かつ、確実に接着温度に上昇させて、再生
処理を行うことができ、再生装置40の利用性を安価に
向上させることができるとともに、再生装置40の設計
の自由度を向上させることができる。
【0127】なお、本実施の形態においては、待機モー
ド時に電磁波発生部41の駆動を停止させ、予熱ヒータ
ー2を予熱温度に加熱しているが、予熱ヒーター2を
も、予熱温度よりも低い予熱待機温度に加熱してもよ
い。このようにすると、待機時の消費電力をさらに削減
して、省エネルギーを向上させることができる。
【0128】図6は、本発明の被記録材の再生装置の第
6の実施の形態を適用した再生装置を示す図である。
【0129】本実施の形態は、接着加熱手段として、赤
外線発生部を用いたものであり、請求項9、請求項12
及び請求項13に対応するものである。
【0130】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の再生装置に適用したものであり、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構成部
分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0131】図6は、本実施の形態の再生装置50の要
部概略正面図であり、再生装置50は、上記第1の実施
の形態の再生装置1と同様の予熱ヒーター2、剥離部材
4等を備えるとともに、接着加熱手段として赤外線発生
部51を備えている。
【0132】赤外線発生部51は、予熱ヒーター2の転
写紙5の搬送方向(図6中矢印で示す方向)の下流側端
部の上方に配設されており、剥離部材4の幅方向全域に
わたって、転写紙5、剥離部材4及び画像形成物質6に
所定波長の赤外線を照射して、転写紙5、剥離部材4及
び画像形成物質6のうち、少なくとも1つを被加熱物と
して、瞬間的に接着温度に加熱する。
【0133】この赤外線による被加熱物の加熱は、被加
熱物を赤外線を良好に吸収する材料で形成するか、赤外
線を良好に吸収する材料を被加熱物に含有させるか、被
加熱物に赤外線を良好に吸収する材料をコーティングす
ることにより、被加熱物に赤外線を吸収させて、被加熱
物を発熱させることができる。
【0134】そこで、剥離部材4、画像形成物質6及び
転写紙5のうち、少なくともいずれか1つを赤外線を良
好に吸収する材料で形成するか、赤外線を良好に吸収す
る材料を含有させるか、または、コーティングすること
により、剥離部材4、画像形成物質6及び転写紙5のう
ち、少なくともいずれか1つを、赤外線により発熱させ
て、画像形成物質6を間接的に、あるいは、直接的に接
着温度に短時間に加熱することができる。
【0135】本実施の形態の再生装置50は、待機モー
ドから再生モードにモード切り換えが行われ、所定の転
写紙載置台に画像形成物質6により画像の形成された転
写紙5が複数枚載置された後、所定のウォーミングアッ
プが完了すると、転写紙載置台から、順次転写紙5を1
枚ずつ搬送し、この搬送される転写紙5の画像形成物質
6により画像の形成されている面に、剥離部材4を密着
させる。
【0136】再生装置50は、上記待機モードにおいて
は、赤外線発生部51の駆動を停止しており、予熱ヒー
ター2は、所定の予熱温度に加熱されている。
【0137】そして、再生装置50は、待機モードから
再生モードに切り換えられ、画像形成面に剥離部材4の
密着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱
されて、赤外線発生部51の下方部分の少し手前に搬送
されてくると、赤外線発生部51を駆動させて、画像形
成物質6により画像の形成された面に剥離部材4の密着
された転写紙5に赤外線を照射する。
【0138】赤外線発生部51から赤外線が照射される
と、剥離部材4、転写紙5及び画像形成物質6のうち、
赤外線を良好に吸収する材料で形成するか、赤外線を良
好に吸収する材料を含有またはコーティングされたもの
が被加熱物となって、当該被加熱物が、赤外線を吸収し
て、瞬間的に発熱して、間接的に、あるいは/及び、直
接的に、画像形成物質6が接着温度に加熱される。この
赤外線を吸収する材料としては、画像形成物質6に使用
されているものとしては、例えば、カーボンブラック等
がある。
【0139】例えば、剥離部材4を、赤外線を良好に吸
収する材料で形成するか、赤外線を良好に吸収する材料
を含有させて、または、赤外線を良好に吸収する材料を
コーティングして形成すると、赤外線発生部51から剥
離部材4に赤外線を照射することにより、赤外線照射で
剥離部材4を発熱させて、画像形成物質6や転写紙5の
赤外線吸収率が低く、これらを加熱することができない
場合にも、画像形成物質6を剥離部材4の発熱により接
着温度に瞬時に加熱することができる。例えば、画像形
成物質6として、カラートナーが使用されており、画像
形成物質6がカーボンブラックを含んでいないときに
は、カラートナーは、黒トナーに比較して、赤外線吸収
率が低いが、上述のように、剥離部材4を赤外線で発熱
させて、画像形成物質6を接着温度に瞬時に加熱するこ
とができる。
【0140】また、例えば、赤外線発生部41として、
画像形成物質6に吸収されやすい波長の赤外線を発生す
るものを使用し、剥離部材4を、当該波長の赤外線を透
過させる材料で形成すると、赤外線発生部41から剥離
部材4に照射した赤外線を剥離部材4を透過させて、直
接、画像形成物質6に吸収させることができ、画像形成
物質6を直接発熱させて、接着温度に瞬時に加熱するこ
とができる。この場合、画像形成物質6に、カーボンブ
ラックが含まれていると、画像形成物質6は、広い波長
範囲で光(可視光及び赤外光)を吸収するため、剥離部
材4の材料を、広い範囲で選定することができる。例え
ば、高分子材料は、波長が0.8μm〜2μmの赤外線
の透過率の高い材料が多く、剥離部材4としては、例え
ば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリカ
ーボネート及びポリエチレンテレフタレート(PET)
等を材料として使用して、形成することができる。
【0141】なお、本実施の形態においては、待機モー
ド時に、赤外線発生部51の駆動を停止させ、予熱ヒー
ター2を予熱温度に加熱しているが、待機モード時に予
熱ヒーター2をも、予熱温度よりも低い予熱待機温度に
加熱してもよい。このようにすると、待機時の消費電力
をさらに削減して、省エネルギーを向上させることがで
きる。
【0142】図7は、本発明の被記録材の再生装置の第
7の実施の形態を適用した再生装置を示す図である。
【0143】本実施の形態は、接着加熱手段として、フ
ラッシュランプを使用した赤外線発生部を用いたもので
あり、請求項10に対応するものである。
【0144】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の再生装置に適用したものであり、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構成部
分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0145】図7は、本実施の形態の再生装置60の要
部概略正面図であり、再生装置60は、上記第1の実施
の形態の再生装置1と同様の予熱ヒーター2、剥離部材
4等を備えるとともに、接着加熱手段として赤外線発生
部61を備えている。
【0146】赤外線発生部61は、予熱ヒーター2の転
写紙5の搬送方向(図7中矢印で示す方向)の下流側端
部の上方に配設されており、赤外線源としてのフラッシ
ュランプ62と反射板63等を備えている。
【0147】フラッシュランプ62としては、例えば、
キセノンランプ、クリブトンランプ及び水銀ランプ等を
用いることができる。フラッシュランプ62からは、所
定の波長幅の光が放射されるため、被加熱物の発熱に無
関係の波長の光については、適当なフィルタによりカッ
トしてもよい。
【0148】反射板63は、フラッシュランプ62の剥
離部材4と反対側に配設されており、フラッシュランプ
62から放射された赤外線のうち、剥離部材4と反対方
向に放射された赤外線を、図7中矢印で示すように、剥
離部材4方向に反射する。
【0149】赤外線発生部61は、赤外線源としてフラ
ッシュランプ62を用いるとともに、反射板63を配設
しているので、剥離部材4の幅方向全域にわたって所定
波長の赤外線を照射することができるとともに、剥離部
材4の広い範囲にわたって、赤外線を照射することがで
きる。
【0150】再生装置60では、剥離部材4、画像形成
物質6及び転写紙5のうち、少なくともいずれか1つを
赤外線を良好に吸収する材料で形成するか、赤外線を良
好に吸収する材料を含有あるいは赤外線を良好に吸収す
る材料でコーティングすることにより、剥離部材4、画
像形成物質6及び転写紙5のうち、少なくともいずれか
1つを、赤外線により発熱させて、画像形成物質6を間
接的に、あるいは/及び、直接的に接着温度に加熱する
ことができる。
【0151】本実施の形態の再生装置60は、待機モー
ドから再生モードにモード切り換えが行われ、所定の転
写紙載置台に画像形成物質6により画像の形成された転
写紙5が複数枚載置された後、所定のウォーミングアッ
プが完了すると、転写紙載置台から、順次転写紙5を1
枚ずつ搬送し、この搬送される転写紙5の画像形成物質
6により画像の形成されている面に、剥離部材4を密着
させる。
【0152】再生装置60は、上記待機モードにおいて
は、赤外線発生部61のフラッシュランプ62を消灯し
ており、予熱ヒーター2は、所定の予熱温度に加熱され
ている。
【0153】そして、再生装置60は、待機モードから
再生モードに切り換えられると、赤外線発生部61のフ
ラッシュランプ62を点灯させ、画像形成面に剥離部材
4の密着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に
加熱されて、赤外線発生部61の下方部分に搬送されて
くると、赤外線発生部61から画像形成物質6により画
像の形成された面に剥離部材4の密着された転写紙5に
赤外線を照射する。
【0154】赤外線発生部61から赤外線が照射される
と、剥離部材4、転写紙5及び画像形成物質6のうち、
赤外線を良好に吸収する材料で形成するか、赤外線を良
好に吸収する材料を含有またはコーティングしたものが
被加熱物となって、当該被加熱物が、赤外線を吸収し
て、瞬間的に発熱して、間接的に、あるいは/及び、直
接的に、画像形成物質6が接着温度に加熱される。
【0155】したがって、再生装置60は、簡単な構成
で、待機モード時の消費電力を削減しつつ、待機モード
から再生モードに切り換えられた際に、画像形成物質6
を速やかに、かつ、確実に接着温度に上昇させて、再生
処理を行うことができ、再生装置60の利用性を安価に
向上させることができる。
【0156】なお、本実施の形態においては、待機モー
ド時に赤外線発生部61のフラッシュランプ62を消灯
させ、予熱ヒーター2を予熱温度に加熱しているが、待
機モード時に予熱ヒーター2をも、予熱温度よりも低い
予熱待機温度に加熱してもよい。このようにすると、待
機時の消費電力をさらに削減して、省エネルギーを向上
させることができる。
【0157】図8は、本発明の被記録材の再生装置の第
8の実施の形態を適用した再生装置を示す図である。
【0158】本実施の形態は、接着加熱手段として、赤
外線レーザーを使用した赤外線発生部を用いたものであ
り、請求項11に対応するものである。
【0159】本実施の形態は、上記第1の実施の形態と
同様の再生装置に適用したものであり、本実施の形態の
説明においては、上記第1の実施の形態と同様の構成部
分には、同一の符号を付して、その詳細な説明を省略す
る。
【0160】図8は、本実施の形態の再生装置70の要
部概略正面図であり、再生装置70は、上記第1の実施
の形態の再生装置1と同様の予熱ヒーター2、剥離部材
4等を備えるとともに、接着加熱手段として赤外線発生
部71を備えている。
【0161】赤外線発生部71は、予熱ヒーター2の転
写紙5の搬送方向(図8中矢印で示す方向)の下流側端
部の上方に配設されており、赤外線源としての赤外線レ
ーザー72とミラー73等を備えている。
【0162】赤外線レーザー72としては、例えば、固
体レーザー、気体レーザー、色素レーザー及び半導体レ
ーザー等を用いることができる。赤外線レーザー72か
らは、所定の波長の細い赤外線レーザー光がミラー73
に出射される。
【0163】ミラー73は、図示しない駆動機構に取り
付けられており、赤外線レーザー72から入射される赤
外線レーザー光を、剥離部材4及び転写紙5の搬送方向
に対して直角方向、すなわち、剥離部材4の幅方向にス
キャンして、剥離部材4の幅方向全域に赤外線レーザー
光を照射させる。
【0164】再生装置70では、剥離部材4、画像形成
物質6及び転写紙5のうち、少なくともいずれか1つを
赤外線レーザー光を良好に吸収する材料で形成するか、
赤外線レーザー光を良好に吸収する材料を含有あるいは
赤外線レーザー光を良好に吸収する材料でコーティング
することにより、剥離部材4、画像形成物質6及び転写
紙5のうち、少なくともいずれか1つを、赤外線レーザ
ー光により発熱させて、画像形成物質6を間接的に、あ
るいは、直接的に接着温度に加熱することができる。
【0165】本実施の形態の再生装置70は、待機モー
ドから再生モードにモード切り換えが行われ、所定の転
写紙載置台に画像形成物質6により画像の形成された転
写紙5が複数枚載置された後、所定のウォーミングアッ
プが完了すると、転写紙載置台から、順次転写紙5を1
枚ずつ搬送し、この搬送される転写紙5の画像形成物質
6により画像の形成されている面に、剥離部材4を密着
させる。
【0166】再生装置70は、上記待機モードにおいて
は、赤外線発生部71の赤外線レーザー72を消灯して
おり、予熱ヒーター2は、所定の予熱温度に加熱されて
いる。
【0167】そして、再生装置70は、待機モードから
再生モードに切り換えられ、画像形成面に剥離部材4の
密着された転写紙5が予熱ヒーター2で予熱温度に加熱
されて、赤外線発生部71の下方部分に搬送されてくる
と、赤外線発生部71の赤外線レーザー72を点灯さ
せ、赤外線発生部71から画像形成物質6により画像の
形成された面に剥離部材4の密着された転写紙5に赤外
線レーザー光を照射する。
【0168】赤外線発生部71から赤外線レーザー光が
照射されると、剥離部材4、転写紙5及び画像形成物質
6のうち、赤外線レーザー光を良好に吸収する材料で形
成するか、赤外線レーザー光を良好に吸収する材料を含
有またはコーティングしたものが被加熱物となって、当
該被加熱物が、赤外線レーザー光を吸収して、瞬間的に
発熱して、間接的に、あるいは/及び、直接的に、画像
形成物質6が接着温度に加熱される。
【0169】したがって、再生装置70は、簡単な構成
で、待機モード時の消費電力を削減しつつ、待機モード
から再生モードに切り換えられた際に、画像形成物質6
を速やかに、かつ、確実に接着温度に上昇させて、再生
処理を行うことができ、再生装置70の利用性を安価に
向上させることができる。
【0170】そして、ミラー3の駆動機構により、転写
紙5のサイズに応じた幅にミラー73で赤外線レーザー
光をスキャンさせると、転写紙5の幅にのみ赤外線レー
ザー光を照射することができ、効率的に画像形成物質6
を接着温度に加熱することができる。
【0171】なお、本実施の形態においては、待機モー
ド時に赤外線発生部71の赤外線レーザー72を消灯さ
せ、予熱ヒーター2を予熱温度に加熱しているが、待機
モード時に予熱ヒーター2をも、予熱温度よりも低い予
熱待機温度に加熱してもよい。このようにすると、待機
時の消費電力をさらに削減して、省エネルギーを向上さ
せることができる。
【0172】〈実験例1〉電子写真方式の複写機を使用
して、通常のPPC用紙の片面にトナー画像を形成した
後、当該用紙のトナー画像の形成された面に、所定の画
像除去促進液付与ユニットにより画像除去促進液を付与
した。この画像除去促進液は、MA80(商品名)を、
水で20wt%に希釈したものを使用し、上記A4サイ
ズの用紙に1gの割合で付与した。
【0173】上記画像除去促進液を付与した用紙を、図
2に示した第2の実施の形態の再生装置10を使用し
て、再生処理を行った。
【0174】実験の結果、再生された用紙から、画像形
成物質であるトナーを適切に、かつ、効率よく除去する
ことができた。また、消費電力を、従来の再生装置より
も削減することができた。
【0175】〈実験例2〉電子写真方式の複写機を使用
して、通常のPPC用紙の片面にトナー画像を形成した
後、当該用紙のトナー画像の形成された面に、所定の画
像除去促進液付与ユニットにより画像除去促進液を付与
した。この画像除去促進液は、MA80(商品名)を、
水で20wt%に希釈したものを使用し、上記A4サイ
ズの用紙に1gの割合で付与した。
【0176】上記画像除去促進液を付与した用紙を、図
3に示した第3の実施の形態の再生装置20を使用し
て、再生処理を行った。
【0177】実験の結果、再生された用紙から、画像形
成物質であるトナーを適切に、かつ、効率よく除去する
ことができた。また、消費電力を、従来の再生装置より
も削減することができた。
【0178】〈実験例3〉電子写真方式の複写機を使用
して、通常のPPC用紙の片面にトナー画像を形成した
後、当該用紙のトナー画像の形成された面に、所定の画
像除去促進液付与ユニットにより画像除去促進液を付与
した。この画像除去促進液は、AOT(商品名)15w
t%と2−メチル2、4−ペンタンジオール(MPD)
5wt%を、水で希釈したものを使用し、上記A4サイ
ズの用紙に1gの割合で付与した。
【0179】上記画像除去促進液を付与した用紙を、図
4に示した第4の実施の形態の再生装置30を使用し
て、再生処理を行った。
【0180】実験の結果、再生された用紙から、画像形
成物質であるトナーを適切に、かつ、効率よく除去する
ことができた。また、消費電力を、従来の再生装置より
も削減することができた。
【0181】〈実験例4〉電子写真方式の複写機を使用
して、通常のPPC用紙の片面にトナー画像を形成した
後、当該用紙のトナー画像の形成された面に、所定の画
像除去促進液付与ユニットにより画像除去促進液を付与
した。この画像除去促進液は、AOT(商品名)15w
t%と2−メチル2、4−ペンタンジオール(MPD)
5wt%を、水で希釈したものを使用し、上記A4サイ
ズの用紙に1gの割合で付与した。
【0182】上記画像除去促進液を付与した用紙を、図
5に示した第5の実施の形態の再生装置40を使用し
て、再生処理を行った。この場合、剥離部材4として、
電磁波発生部41の照射する電磁波の周波数に対して比
誘電率及び誘電損失の大きい材料で形成されたものを選
択した。
【0183】実験の結果、再生された用紙から、画像形
成物質であるトナーを適切に、かつ、効率よく除去する
ことができた。また、消費電力を、従来の再生装置より
も削減することができた。
【0184】〈実験例5〉電子写真方式の複写機を使用
して、通常のPPC用紙の両面にトナー画像を形成した
後、トナー画像の形成された当該用紙の両面に、所定の
画像除去促進液付与ユニットにより画像除去促進液を付
与した。この画像除去促進液は、AOT(商品名)15
wt%と2−メチル2、4−ペンタンジオール(MP
D)5wt%を、水で希釈したものを使用し、上記A4
サイズの用紙の両面に、0.5gずつの割合で付与し
た。
【0185】上記画像除去促進液を付与した用紙を、図
5に示した第5の実施の形態の再生装置40を使用し
て、再生処理を行った。この場合、剥離部材4として、
電気良導体の材料であるステンレスフィルムで形成され
たものを使用した。
【0186】実験の結果、再生された用紙から、画像形
成物質であるトナーを適切に、かつ、効率よく除去する
ことができた。また、消費電力を、従来の再生装置より
も削減することができた。
【0187】〈実験例6〉電子写真方式の複写機を使用
して、通常のPPC用紙の片面にトナー画像を形成した
後、当該用紙のトナー画像の形成された面に、所定の画
像除去促進液付与ユニットにより画像除去促進液を付与
した。この画像除去促進液は、AOT(商品名)15w
t%と2−メチル2、4−ペンタンジオール(MPD)
5wt%を、水で希釈したものを使用し、上記A4サイ
ズの用紙に、1gの割合で付与した。
【0188】上記画像除去促進液を付与した用紙を、図
7に示した第7の実施の形態の再生装置60を使用し
て、再生処理を行った。この場合、フラッシュランプ6
2として、キセノンランプを使用し、剥離部材4とし
て、カーボン入りのポリイミドフィルムを使用した。
【0189】実験の結果、剥離部材4として使用したカ
ーボン入りのポリイミドフィルムは、赤外線を良好に吸
収し、キセノンランプを使用したフラッシュランプ62
からの赤外線を吸収して、発熱し、用紙上のトナー画像
を接着温度に速やかに加熱することができた。その結
果、再生された用紙から、画像形成物質であるトナーを
適切に、かつ、効率よく除去することができた。また、
消費電力を、従来の再生装置よりも削減することができ
た。
【0190】〈実験例7〉電子写真方式の複写機を使用
して、通常のPPC用紙の片面にトナー画像を形成した
後、当該用紙のトナー画像の形成された面に、所定の画
像除去促進液付与ユニットにより画像除去促進液を付与
した。この画像除去促進液は、AOT(商品名)15w
t%と2−メチル2、4−ペンタンジオール(MPD)
5wt%を、水で希釈したものを使用し、上記A4サイ
ズの用紙に、1gの割合で付与した。
【0191】上記画像除去促進液を付与した用紙を、図
8に示した第8の実施の形態の再生装置70を使用し
て、再生処理を行った。この場合、赤外線レーザー72
として、波長1μmの半導体レーザーを使用し、剥離部
材4として、カーボン入りのポリイミドフィルムを使用
した。
【0192】実験の結果、剥離部材4として使用したカ
ーボン入りのポリイミドフィルムは、赤外線を良好に吸
収し、半導体レーザーを使用した赤外線レーザー72か
らの赤外線を吸収して、発熱し、用紙上のトナー画像を
接着温度に速やかに加熱することができた。その結果、
再生された用紙から、画像形成物質であるトナーを適切
に、かつ、効率よく除去することができた。また、消費
電力を、従来の再生装置よりも削減することができた。
【0193】〈実験例8〉電子写真方式の複写機を使用
して、通常のPPC用紙の片面にトナー画像を形成した
後、当該用紙のトナー画像の形成された面に、所定の画
像除去促進液付与ユニットにより画像除去促進液を付与
した。この画像除去促進液は、AOT(商品名)15w
t%と2−メチル2、4−ペンタンジオール(MPD)
5wt%を、水で希釈したものを使用し、上記A4サイ
ズの用紙に、1gの割合で付与した。
【0194】上記画像除去促進液を付与した用紙を、図
8に示した第8の実施の形態の再生装置70を使用し
て、再生処理を行った。この場合、赤外線レーザー72
として、波長1μmの半導体レーザーを使用し、剥離部
材4として、波長1μmの赤外線を透過するポリエーテ
ルエーテルケトン(PEEK)を使用した。
【0195】実験の結果、剥離部材4として使用したポ
リエーテルエーテルケトン(PEEK)は、1μmの赤
外線を良好に透過し、半導体レーザーを使用した赤外線
レーザー72からの赤外線を画像形成物質6であるトナ
ー画像に吸収させて、直接、発熱させ、用紙上のトナー
画像を接着温度に速やかに加熱することができた。その
結果、再生された用紙から、画像形成物質であるトナー
を適切に、かつ、効率よく除去することができた。ま
た、消費電力を、従来の再生装置よりも削減することが
できた。
【0196】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0197】
【発明の効果】請求項1記載の発明の被記録材の再生装
置によれば、被記録材上に加熱により軟化溶融する画像
形成物質で固着画像の形成された被記録材の画像形成物
質の付着している面に、所定の接着力を有する所定の剥
離部材を密着させて、被記録材上の画像形成物質を、剥
離部材に転写させて除去し、被記録材を再生するに際し
て、被記録材と剥離部材との間に狭持された画像形成物
質を、画像形成物質を剥離部材に接着させるのに必要な
接着温度よりも低い所定の予熱温度に予備加熱手段によ
り予め予備加熱し、接着加熱手段で画像形成物質を接着
温度に所定の短時間で加熱するので、消費電力を削減し
つつ、短時間で画像形成物質を接着温度に加熱すること
ができ、エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形
成物質を効率的に剥離・除去することができるととも
に、被記録材の再生装置の利用性を向上させることがで
きる。
【0198】請求項2記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、接着加熱手段として、被記録材及び剥離部材
のうち少なくともいずれか一方に接触した状態で、画像
形成物質を所定の短時間で接着温度に加熱するものを使
用しているので、簡単な構成で画像形成物質を短時間に
接着温度に加熱することができ、エネルギーを削減しつ
つ、被記録材から画像形成物質を効率的に剥離・除去す
ることができるとともに、被記録材の再生装置を利用性
が良好で、かつ、安価なものとすることができる。
【0199】請求項3記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、接触方式の接着加熱手段として、表面が発熱
する表面発熱体を用いているので、簡単な構成で画像形
成物質を短時間に接着温度に加熱することができ、エネ
ルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物質を効率
的に剥離・除去することができるとともに、被記録材の
再生装置を利用性が良好で、かつ、安価なものとするこ
とができる。
【0200】請求項4記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、接触方式の接着加熱手段として、サーマルヘ
ッドを使用しているので、簡単な構成で画像形成物質を
短時間に接着温度に加熱することができるとともに、被
記録材のサイズに応じて必要な範囲のみのサーマルヘッ
ドを加熱して画像形成物質を短時間に接着温度に加熱す
ることができ、エネルギーをより一層削減しつつ、被記
録材から画像形成物質を効率的に剥離・除去することが
できるとともに、被記録材の再生装置を利用性が良好
で、かつ、安価なものとすることができる。
【0201】請求項5記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、接着加熱手段として、被記録材、剥離部材及
び画像形成物質のうち少なくとも1つを非接触の状態で
加熱して、画像形成物質を所定の短時間で接着温度に加
熱するものを使用しているので、簡単な構成で、かつ、
装置の設計の自由度を大きくしつつ、画像形成物質を短
時間に接着温度に加熱することができ、エネルギーを削
減しつつ、被記録材から画像形成物質を効率的に剥離・
除去することができるとともに、被記録材の再生装置を
利用性が良好で、かつ、設計の自由度の大きいものとす
ることができる。
【0202】請求項6記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、非接触の接着加熱手段として、電磁波を照射
して、被記録材、剥離部材及び前記画像形成物質のうち
少なくとも1つを加熱して、画像形成物質を所定の短時
間で接着温度に加熱するものを使用しているので、簡単
な構成で、かつ、装置の設計の自由度を大きくしつつ、
画像形成物質を短時間に接着温度に加熱することがで
き、エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物
質を効率的に剥離・除去することのできるとともに、被
記録材の再生装置を利用性が良好で、かつ、設計の自由
度の大きいものとすることができる。
【0203】請求項7記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、剥離部材として、比誘電率と誘電損失のうち
少なくともいずれか一方が所定の大きさの材料で形成さ
れたものを用い、接着加熱手段で、剥離部材に電磁波を
照射して、剥離部材を加熱しているので、簡単な構成
で、かつ、装置の設計の自由度を大きくしつつ、画像形
成物質をより一層短時間に、かつ、より一層効率的に接
着温度に加熱することができ、より一層エネルギーを削
減しつつ、被記録材から画像形成物質を効率的に剥離・
除去することができるとともに、被記録材の再生装置を
利用性が良好で、かつ、設計の自由度の大きいものとす
ることができる。
【0204】請求項8記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、剥離部材として、電気導電性が所定の大きさ
の材料で形成されたものを用い、接着加熱手段で、剥離
部材に電磁波を照射して、剥離部材を加熱するので、簡
単な構成で、かつ、装置の設計の自由度を大きくしつ
つ、画像形成物質をより一層短時間に、かつ、より一層
効率的に接着温度に加熱することができ、より一層エネ
ルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物質を効率
的に剥離・除去することができるとともに、被記録材の
再生装置を利用性が良好で、かつ、設計の自由度の大き
いものとすることができる。
【0205】請求項9記載の発明の被記録材の再生装置
によれば、接着加熱手段が、赤外線を照射して、被記録
材、剥離部材及び画像形成物質のうち少なくとも1つを
加熱して、画像形成物質を所定の短時間で接着温度に加
熱するので、簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由度
を大きくしつつ、画像形成物質をより短時間に、かつ、
より効率的に接着温度に加熱することができ、より一層
エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形成物質を
効率的に剥離・除去することができるとともに、被記録
材の再生装置を利用性が良好な、かつ、設計の自由度の
大きいものとすることができる。
【0206】請求項10記載の発明の被記録材の再生装
置によれば、非接触方式の接着加熱手段として、赤外線
を照射するフラッシュランプを用いているので、より一
層簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由度を大きくし
つつ、画像形成物質を短時間に、かつ、より一層効率的
に接着温度に加熱することができ、より一層エネルギー
を削減しつつ、被記録材から画像形成物質を効率的に剥
離・除去することができるとともに、被記録材の再生装
置を利用性が良好で、かつ、設計の自由度の大きいもの
とすることができる。
【0207】請求項11記載の発明の被記録材の再生装
置によれば、非接触の接着加熱手段として、赤外線を照
射する赤外線レーザーを用いているので、より一層簡単
な構成で、かつ、装置の設計の自由度を大きくしつつ、
画像パターンに対応した範囲の画像形成物質を短時間
に、かつ、より一層効率的に接着温度に加熱することが
でき、より一層エネルギーを削減しつつ、被記録材から
画像形成物質を画像形成物質のパターンに応じてより一
層効率的に剥離・除去することができるとともに、被記
録材の再生装置を利用性が良好で、かつ、設計の自由度
の大きいものとすることができる。
【0208】請求項12記載の発明の被記録材の再生装
置によれば、剥離部材として、赤外線吸収率が所定の大
きさの材料で形成されたものを用い、接着加熱手段で、
当該剥離部材に赤外線を照射して、当該剥離部材を加熱
するので、簡単な構成で、かつ、装置の設計の自由度を
大きくしつつ、画像形成物質をより一層短時間に、か
つ、より一層効率的に接着温度に加熱することができ、
より一層エネルギーを削減しつつ、被記録材から画像形
成物質をより一層効率的に剥離・除去することができる
とともに、被記録材の再生装置を利用性が良好で、か
つ、設計の自由度の大きいものとすることができる。
【0209】請求項13記載の発明の被記録材の再生装
置によれば、画像形成物質として、所定波長の赤外線を
吸収する材料を含有したものを用い、剥離部材として、
波長の赤外線を透過する材料で形成されたものを用い、
接着加熱手段で、当該波長の赤外線を剥離部材を通して
画像形成物質に照射するので、簡単な構成で、かつ、装
置の設計の自由度を大きくしつつ、画像形成物質を直接
的に、かつ、より一層効率的に接着温度に加熱すること
ができ、より一層エネルギーを削減しつつ、被記録材か
ら画像形成物質をより一層効率的に剥離・除去すること
ができるとともに、被記録材の再生装置を利用性が良好
な、かつ、設計の自由度の大きいものとすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の被記録材の再生装置の第1の実施の形
態を適用した再生装置の要部概略正面図。
【図2】本発明の被記録材の再生装置の第2の実施の形
態を適用した再生装置の要部概略正面図。
【図3】本発明の被記録材の再生装置の第3の実施の形
態を適用した再生装置の要部概略正面図。
【図4】本発明の被記録材の再生装置の第4の実施の形
態を適用した再生装置の要部概略正面図。
【図5】本発明の被記録材の再生装置の第5の実施の形
態を適用した再生装置の要部概略正面図。
【図6】本発明の被記録材の再生装置の第6の実施の形
態を適用した再生装置の要部概略正面図。
【図7】本発明の被記録材の再生装置の第7の実施の形
態を適用した再生装置の要部概略正面図。
【図8】本発明の被記録材の再生装置の第8の実施の形
態を適用した再生装置の要部概略正面図。
【図9】従来の被記録材の再生装置の要部概略正面図。
【符号の説明】
1 再生装置 2 予熱ヒーター 3 接着加熱部 4 剥離部材 5 転写紙 6 画像形成物質 10 再生装置 11 表面発熱ローラ 12 表面発熱体 20 再生装置 21 表面発熱部 22 表面発熱体 30 再生装置 31 サーマルヘッド部 32 サーマルヘッド 40 再生装置 41 電磁波発生部 50 再生装置 51 赤外線発生部 60 再生装置 61 赤外線発生部 62 フラッシュランプ 63 反射板 70 再生装置 71 赤外線発生部 72 赤外線レーザー 73 ミラー

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被記録材上に加熱により軟化溶融する画像
    形成物質により固着画像の形成された前記被記録材の前
    記画像形成物質の付着している面に、所定の接着力を有
    する所定の剥離部材を密着させ、前記被記録材上の前記
    画像形成物質を、当該画像形成物質を前記剥離部材に接
    着させるのに必要な接着温度に加熱して、前記剥離部材
    に転写させて除去し、前記被記録材を再生する被記録材
    の再生装置において、前記被記録材と前記剥離部材との
    間に狭持された前記画像形成物質を、予め前記接着温度
    よりも低い所定の予熱温度に予備加熱する予備加熱手段
    と、前記画像形成物質を前記接着温度に所定の短時間で
    加熱する接着加熱手段と、を設けたことを特徴とする被
    記録材の再生装置。
  2. 【請求項2】前記接着加熱手段は、前記被記録材及び前
    記剥離部材のうち少なくともいずれか一方に接触した状
    態で、前記画像形成物質を前記所定の短時間で前記接着
    温度に加熱することを特徴とする請求項1記載の被記録
    材の再生装置。
  3. 【請求項3】前記接着加熱手段は、表面が発熱する表面
    発熱体であることを特徴とする請求項2記載の被記録材
    の再生装置。
  4. 【請求項4】前記接着加熱手段は、サーマルヘッドであ
    ることを特徴とする請求項2記載の被記録材の再生装
    置。
  5. 【請求項5】前記接着加熱手段は、前記被記録材、前記
    剥離部材及び前記画像形成物質のうち少なくとも1つを
    非接触の状態で加熱して、前記画像形成物質を前記所定
    の短時間で前記接着温度に加熱することを特徴とする請
    求項1記載の被記録材の再生装置。
  6. 【請求項6】前記接着加熱手段は、電磁波を照射して、
    前記被記録材、前記剥離部材及び前記画像形成物質のう
    ち少なくとも1つを加熱して、前記画像形成物質を前記
    所定の短時間で前記接着温度に加熱することを特徴とす
    る請求項5記載の被記録材の再生装置。
  7. 【請求項7】前記剥離部材は、比誘電率と誘電損失のう
    ち少なくともいずれか一方が所定の大きさの材料で形成
    され、前記接着加熱手段は、前記剥離部材に電磁波を照
    射して、前記剥離部材を加熱することを特徴とする請求
    項6記載の被記録材の再生装置。
  8. 【請求項8】前記剥離部材は、電気導電性が所定の大き
    さの材料で形成され、前記接着加熱手段は、前記剥離部
    材に電磁波を照射して、前記剥離部材を加熱することを
    特徴とする請求項6記載の被記録材の再生装置。
  9. 【請求項9】前記接着加熱手段は、赤外線を照射して、
    前記被記録材、前記剥離部材及び前記画像形成物質のう
    ち少なくとも1つを加熱して、前記画像形成物質を前記
    所定の短時間で前記接着温度に加熱することを特徴とす
    る請求項5記載の被記録材の再生装置。
  10. 【請求項10】前記接着加熱手段は、赤外線を照射する
    フラッシュランプであることを特徴とする請求項9記載
    の被記録材の再生装置。
  11. 【請求項11】前記接着加熱手段は、赤外線を照射する
    赤外線レーザーであることを特徴とする請求項9記載の
    被記録材の再生装置。
  12. 【請求項12】前記剥離部材は、赤外線吸収率が所定の
    大きさの材料で形成され、前記接着加熱手段は、当該剥
    離部材に赤外線を照射して、当該剥離部材を加熱するこ
    とを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記
    載の被記録材の再生装置。
  13. 【請求項13】前記画像形成物質は、所定波長の赤外線
    を吸収する材料を含有しており、前記剥離部材は、前記
    波長の赤外線を透過する材料で形成されており、前記接
    着加熱手段は、前記波長の赤外線を前記剥離部材を通し
    て前記画像形成物質に照射することを特徴とする請求項
    9から請求項11のいずれかに記載の被記録材の再生装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016219405A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 株式会社Screenホールディングス 耐熱性有機高分子層の剥離方法およびフレキシブル配線板の製造方法

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JP2016219405A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 株式会社Screenホールディングス 耐熱性有機高分子層の剥離方法およびフレキシブル配線板の製造方法

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