JPH1163860A - 対向流型熱交換器 - Google Patents

対向流型熱交換器

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JPH1163860A
JPH1163860A JP23256297A JP23256297A JPH1163860A JP H1163860 A JPH1163860 A JP H1163860A JP 23256297 A JP23256297 A JP 23256297A JP 23256297 A JP23256297 A JP 23256297A JP H1163860 A JPH1163860 A JP H1163860A
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heat exchange
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flow
heat exchanger
dimension
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JP23256297A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Akita
裕之 秋田
Kunihiko Kaga
邦彦 加賀
Takeshi Doi
全 土井
Hidemoto Arai
秀元 荒井
Yoichi Sugiyama
陽一 杉山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換部材を積重するための作業時間がかか
りコストが増大する。 【解決手段】 幅方向に波形状を有し両端にヘッダ部1
8、19を区画する平坦部が形成された板状の熱交換部
材15を多数積重するとともに、各熱交換部材15間に
交互に給気および排気をそれぞれ対向する方向に流通さ
せるようにした対向流型熱交換器において、熱交換部材
15の積重厚さ方向寸法を熱交換部材15の幅方向寸法
より小に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば熱交換換
気装置や空気調和装置に用いられる対向流型熱交換器に
係り、特に小型化ならびに生産性の向上を達成するため
の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスビルや集合住宅など居住
空間における冷暖房化が進み、空調に係るエネルギの消
費量が増大しているので、室内空気と室外空気との間で
熱交換を行う熱交換器を適用して、室内換気時に流出さ
れる熱を回収することにより、空調機器の省エネルギ化
が図られている。このため、適用される熱交換器は給気
と排気が熱交換器の内部で対向する方向に流れ、熱交換
効率の高い対向流型熱交換器が最適と考えられている。
【0003】図10は同出願人により出願された特願平
8−239330号に示されるこの種の従来の対向流型
熱交換器を用いた熱交換装置の概略構成を示す斜視図、
図11は図10における熱交換装置内の給気および排気
の流れを示す図、図12は図10に示す対向流型熱交換
器の構成を示す斜視図、図13は図12に示す熱交換部
材の構成を表、裏から視て示す斜視図である。
【0004】図において、1は内部に後述の対向流型熱
交換器および両仕切板2、3により各区画室1a、1
b、1c、1dがそれぞれ形成された箱体、4は箱体の
外部、例えば室外から吸気を区画室1a内に導入する第
1のシロッコファン、5は室内から排気を区画室1c内
に導入する第2のシロッコファン、6は区画室1bと室
外とを連通する排気口、7は区画室1dと室内とを連通
する吸気口である。
【0005】8は図12に示すように構成された対向流
型熱交換器で、図13(a)に示すように波状を有し波
面方向に流路を形成する波形状部9aと、この波形状部
9aの両端部にそれぞれ形成され、後述のヘッダ部を構
成する三角状の平坦部9b、9cとで構成され、図13
(b)に示すように裏面に板状の形状保持板10が接合
された熱交換部材9を順次積重し、両平坦部9b、9c
の一方の辺間および他方の辺間を交互に封止部材12で
封止してそれぞれヘッダ部13、14を構成するととも
に、波形状部9aの両側全面を封止部材15で封止する
ことにより構成されている。
【0006】次に、上記のように構成される従来の熱交
換装置の動作について説明する。まず、第1のシロッコ
ファン4を動作させると、図10および図11中実線矢
印で示すように室外から吸気が区画室1a内に吸入さ
れ、この吸気はヘッダ部14から各熱交換部材9の各波
形状部9a間に形成される流路の一段置きに流れ込み、
図13中黒塗り矢印で示すように流路内を流通してヘッ
ダ部13の一方の辺側から区画室1d側に流出され、吸
気口7を介して室内に導入される。
【0007】一方、第2のシロッコファンを動作させる
と、図10および図11中破線矢印で示すように室内か
ら排気が区画室1c内に吸入され、この排気はヘッダ部
13の他方の辺側から、各熱交換部材9の各波形状部9
a間に形成された流路の吸気の流路とは異なる一段置き
に流れ込み、図4中白抜き矢印で示すように流路内を流
通してヘッダ部14の他方の辺側から区画室1b側に流
出され、排気口6を介して室外に導出される。そして、
このようにして吸気および排気が各熱交換部材9内に形
成される流路内を、熱交換部材9を介して交互にそれぞ
れ対向する方向に流通することにより、熱交換が行われ
排気に含まれる熱は吸気側に回収され省エネルギが図ら
れる。
【0008】上記のように構成された対向流型熱交換器
において、単位時間当たりの体積流量が一定、一段の高
さが一定、管路形状(波形状)が一定であるとすると、
熱交換部の交換熱量は吸気および排気が対向して流れる
流路部の体積、すなわち、図12において、熱交換部材
9の幅方向の寸法をH1、熱交換部材9の積重方向の厚
さ寸法をW1、熱交換部材9の長さ方向の寸法をL1とす
ると、H1×W1×L1に比例する。ただし、ここでヘッ
ダ部は対向流部に比べて熱交換率が悪いので熱交換を期
待しないことを前提とする。しかしながら、熱交換部材
9の長さ方向の寸法L1、すなわち、流路長を長くする
と圧力損失が増大するため、交換熱量を増大させるには
寸法H1または寸法W1を大きくする必要があるが、上記
のように構成される熱交換装置を天井や壁内に埋め込む
ためには、寸法H1を薄くするということが前提条件と
なるので、熱交換部材9の積重数を増大させて寸法W1
を大きくし交換熱量の増大を図るのが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の対向流型熱交換
器8は以上のように構成され、熱交換部材9の積重数を
増大させて寸法W1を大きくし、熱交換部の体積を増大
させることにより交換熱量の増大が図られているが、熱
交換部材9は図13に示すように構成されており、一枚
ずつ順次積重せざるをえない。したがって、例えば1台
の対向流型熱交換器8に対して250枚の熱交換部材9
を積重しなければならず、積重のための作業時間が非常
に多くかかるので生産性が悪くコストが増大するという
問題点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、熱交換部材の積重数を増やすこ
となく熱交換量の増大を図り、コストの低減が可能な対
向流型熱交換器を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る対向流型熱交換器は、幅方向に波形状を有し両端にヘ
ッダ部を区画する平坦部が形成された板状の熱交換部材
を多数積重するとともに、各熱交換部材間に交互に給気
および排気をそれぞれ対向する方向に流通させるように
した対向流型熱交換器において、熱交換部材の積重厚さ
方向寸法を熱交換部材の幅方向寸法より小に設定したも
のである。
【0012】又、この発明の請求項2に係る対向流型熱
交換器は、請求項1において、ヘッダ部を熱交換部材の
幅方向に複数形成し、ヘッダ部毎に流路を分割するよう
にしたものである。
【0013】又、この発明の請求項3に係る対向流型熱
交換器は、請求項2において、ヘッダ部の数を下記式を
満足するように設定したものである。 n>W/H 但し、n:ヘッダ部の数 W:熱交換部材の幅方向寸法 H:熱交換部材の積重厚さ方向寸法
【0014】又、この発明の請求項4に係る対向流型熱
交換器は、請求項2において、ヘッダ部の数を下記式を
満足するように設定したものである。 n>W√(2α+α2)/2dcosθ 但し、n:ヘッダ部の数 W:熱交換部材の幅方向寸法 α:ヘッダ部の部材の伸び率 d:熱交換部材の平坦部間の寸法 θ:ヘッダ角度
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1における
対向流型熱交換器の構成を示す斜視図、図2は図1に示
す熱交換部材の構成を表、裏から視て示す斜視図であ
る。図において、15は図2(a)に示すように波状を
有し波面方向に流路を形成する波形状部15aと、この
波形状部15aの両端にそれぞれ形成される三角状の平
坦部15b、15cとで構成され、図2(b)に示すよ
うに裏面に板状の形状保持板17が接合された熱交換部
材である。
【0016】そして、これら各熱交換部材15は所定の
枚数が順次積重され、図2(a)、(b)において太線
で示す各平坦部15b、15cの各縁部を封止部材20
で封止することによりヘッダ部18、19が構成され
る。そして、これら各ヘッダ部18、19は一対ずつが
組み合わされ、図示はしないが波形状部15aに囲まれ
て形成される流路はこれら一対のヘッダ部18、19毎
に分割され、又、積重された各熱交換部材15の幅方向
両端側面を封止部材21で封止することにより対向流型
熱交換器22が構成される。
【0017】尚、上記のように構成される対向流型熱交
換器22は、各熱交換部材15の積重厚さ方向寸法H
を、各熱交換部材15の幅方向寸法Wより小さく、且つ
熱交換装置に組み込まれ天井や壁内に埋め込むことが可
能な薄さに設定されている。
【0018】次に、上記のように構成される実施の形態
1における対向流型熱交換器の動作について説明する。
まず、図1に示すように従来と同様に室外からファン
(図示せず)によって熱交換装置内に導入され複数に分
岐された吸気a1、b1、c1、d1は、それぞれ各ヘッダ
部18から両熱交換部材15の各波形状部15a間に形
成される流路の一段置きに流れ込み、各流路内を流通し
てヘッダ部19から吸気e1、f1、g1、h1、i1に分
岐して流れ出し室内に導入される。
【0019】一方、室内から異なるファン(図示せず)
によって熱交換装置内に導入され複数に分岐された排気
2、b2、c2、d2は、それぞれ各ヘッダ部19から各
熱交換部材15の各波形状部15a間に形成された流路
の吸気側とは異なる一段置きに流れ込み、流路内を流通
してヘッダ部18から排気e2、f2、g2、h2、i2
分岐して流れ出し室外に導出される。そして、このよう
にして吸気a1、b1、c1、d1および排気a2、b2、c
2、d2が各熱交換部材15間に形成される流路内を、各
熱交換部材15を介して交互にそれぞれ対向する方向に
流通することにより、熱交換が行われ排気に含まれる熱
は吸気側に回収され省エネルギが図られる。
【0020】このように上記実施の形態1によれば、各
熱交換部材15の積重厚さ方向寸法Hを、各熱交換部材
15の幅方向寸法Wより小さくし、熱交換装置に組み込
まれ天井や壁内に埋め込むことが可能な薄さとしている
ので、各熱交換部材15の積重数を大幅に減少させて、
積重のための作業時間の短縮を図ることができるため、
生産性を向上させてコストの低減が可能になる。又、各
ヘッダ部18、19を各熱交換部材15の幅方向に複数
配置し、各ヘッダ部18、19毎に流路を分割するよう
にしているので、ヘッダ部が小さくなりヘッダ部18、
19における圧力損失を小さくすることができるととも
に、体積も小さく構成でき装置全体としての小型化が可
能になる。又、熱交換部材15の長さ方向の寸法Lおよ
びヘッダ部18、19の寸法を共通にしておき、寸法W
をヘッダ数単位で、H寸法を積重段数でそれぞれ変化さ
せることにより、機種切り替えをすることができるた
め、熱交換部材15を成形するための金型およびローラ
等が一種類で多機種に対応可能となる。さらに又、多数
のヘッダ部18、19を備えた一枚の熱交換部材15を
積重してエレメントを構成するのではなく、少数のヘッ
ダ部18、19を備えた熱交換部材15を積重して小さ
な単位エレメントを作成し、これらをW方向に複数組み
合わせてエレメントを構成し、機種切り替えをすること
もできるため、ある決まった形状だけを大量に作成すれ
ば良く、エレメントを組み立てるための装置も大掛りに
ならず、量産効果によるコストの低減が可能になる。
【0021】なお、上記実施の形態1における構成で
は、各ヘッダ部18、19をそれぞれ一対ずつ組み合わ
せて流路を分割するようにしているが、これに限定され
るものではなく、各ヘッダ部18、19を一個ずつ独立
させそれぞれに流路を分割するようにしても良く、上記
と同様の効果を得ることができる。
【0022】実施の形態2.図3はシングルヘッダ型の
対向流型熱交換器の外径寸法を示す斜視図、図4は図3
におけるヘッダ部の寸法を示す図、図5は多ヘッダ型の
対向流型熱交換器の外径寸法を示す斜視図、図6は図5
におけるヘッダ部の断面寸法を示す図である。まず、図
3に示す従来のシングルヘッダ型の対向流型熱交換器8
の両ヘッダ部13の全体積V1を求める。図において、
熱交換部材9の長さ方向の寸法をL、熱交換部材9の幅
方向の寸法をH、熱交換部材9の積重方向の厚さ寸法を
W、ヘッダ角をθとすると、図4における寸法h1は下
記式1に示すようになるため、体積V1は下記式2に示
すように表される。
【0023】
【数1】
【0024】
【数2】
【0025】次に、図5に示す上記実施の形態1におけ
るような多ヘッダ型の対向流型熱交換器22の両ヘッダ
部18、19の全体積V2を求める。図において、熱交
換部材15の長さ方向の寸法をL、熱交換部材15の積
重方向の厚さ寸法をH、熱交換部材15の幅方向の寸法
をW、(但し、L、H、Wはシングルヘッダの場合と同
寸法とする。)ヘッダ角をθ、ヘッダ部18、19の各
数をnとすると、図6における寸法h2は下記式3に示
すようになるため、体積V2は下記式4に示すように表
される。
【0026】
【数3】
【0027】
【数4】
【0028】そして、両体積V1、V2を比較し、V2
方がV1より小さくなる条件を求めると、下記式5に示
すように表される。
【0029】
【数5】
【0030】すなわち、各ヘッダ18、19のそれぞれ
の数nを、熱交換部材15の幅方向の寸法Wを熱交換部
材15の積重方向の厚さ寸法Hで除した値より大きな値
にすれば、多ヘッダ型の対向流型熱交換器の方が、シン
グルヘッダ型の対向流型熱交換器よりもヘッダ部の体積
が小になることが分かる。したがって、この実施の形態
2における対向流型熱交換器では、各ヘッダ18、19
のそれぞれの数nを、上記式5を満足するように設定し
てある。
【0031】このように上記実施の形態2によれば、各
ヘッダ18、19のそれぞれの数nを上記式5を満足す
るように設定して、ヘッダ部の体積をシングルヘッダ型
のヘッダ部の体積より小にしているので、熱交換率の悪
いヘッダ部の数が多くなっても、熱交換率を低下させる
ことなく小型化を図ることができる。
【0032】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3における対向流型熱交換器の構成を示す斜視図、図
8は図7における対向流型熱交換器の寸法詳細を示す
図、図9は図7においてAで示すヘッダ部の開口部の寸
法詳細を示す図である。本実施の形態3における対向流
型熱交換器は、上記実施の形態1におけるものとほぼ同
様であるので、同一符号を付して説明を行うものとす
る。
【0033】まず、図8に示すように熱交換部材15の
幅方向寸法をW、ヘッダ部19の数をn、ヘッダ角を
θ、開口部の高さ寸法(熱交換部材15の平坦部15b
間の寸法)をdとすると、平坦部15bの開口部の幅方
向寸法lは下記式6に示すようになり、又、排気と吸気
間に圧力差が生じて垂直方向に力がかかり一方の平坦部
15bが図9中破線で示すように伸びて、Sの位置まで
たわんだときの平坦部15bの長さl′は、平坦部15
bを形成する部材の伸び率をαとすると、下記式7に示
すようになるため、平坦部15bのたわみSは下記式8
に示すように表される。
【0034】
【数6】
【0035】
【数7】
【0036】
【数8】
【0037】今、仮に両平坦部15bがそれぞれ伸びた
場合、お互い同士がくっつかない条件を求めると、下記
式9に示すように表される。
【0038】
【数9】
【0039】すなわち、この発明の実施の形態3におけ
る対向流型熱交換器では、各ヘッダ部18、19のそれ
ぞれの数nを、上記式9を満足するように設定してい
る。したがって、上記実施の形態3によれば、熱交換器
15の各平坦部15b、15cを形成する部材が伸びて
たわむことがあっても、ヘッダ部18、19における流
路が閉塞されることなく、良好な熱交換を継続させるこ
とができる。尚、上記各実施の形態では、波形状部15
aの形状をほぼ正波状のもので説明したが、これに限定
されるものではなく、例えば矩形状、台形状のものを適
用しても良く、又、ヘッダ部18、19は平坦であるも
のの例で説明したが、例えばリブ部材、エアガイド等凹
凸を有するものに適用しても良く、さらに又、ヘッダ部
18、19の形状は二等辺三角形であるものを例に説明
したが、例えば辺が曲線であったり、三角形の角部を落
とした角形、不等辺三角形のものを適用しても良いこと
は言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、幅方向に波形状を有し両端にヘッダ部を区画する
平坦部が形成された板状の熱交換部材を多数積重すると
ともに、各熱交換部材間に交互に給気および排気をそれ
ぞれ対向する方向に流通させるようにした対向流型熱交
換器において、熱交換部材の積重厚さ方向寸法を熱交換
部材の幅方向寸法より小に設定したので、熱交換部材の
積重数を増やすことなく熱交換量の増大を図り、コスト
の低減が可能な対向流型熱交換器を提供することができ
る。
【0041】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、ヘッダ部を熱交換部材の幅方向に複数形成
し、ヘッダ部毎に流路を分割するようにしたので、コス
トの低減は勿論のこと小型化が可能な対向流型熱交換器
を提供することができる。
【0042】又、この発明の請求項3によれば、請求項
2において、ヘッダ部の数nを n>W/H 但し、n:ヘッダ部の数 W:熱交換部材の幅方向寸法 H:熱交換部材の積重厚さ方向寸法 と設定したので、熱交換率を低下させることなく小型化
を図ることが可能な対向流型熱交換器を提供することが
できる。
【0043】又、この発明の請求項4によれば、請求項
2において、ヘッダ部の数nを n>W√(2α+α2)/2dcosθ 但し、n:ヘッダ部の数 W:熱交換部材の幅方向寸法 α:ヘッダ部の部材の伸び率 d:熱交換部材の平坦部間の寸法 θ:ヘッダ角度 と設定したので、ヘッダ部における流路の閉塞を防止す
ることが可能な対向流型熱交換器を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における対向流型熱
交換器の構成を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す熱交換部材の構成を示す斜視図で
ある。
【図3】 シングルヘッダ型の対向流型熱交換器の外径
寸法を示す図である。
【図4】 図3におけるヘッダ部の断面寸法を示す図で
ある。
【図5】 多ヘッダ型の対向流型熱交換器の外径寸法を
示す斜視図である。
【図6】 図5におけるヘッダ部の断面寸法を示す図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態3における対向流型熱
交換器の構成を示す斜視図である。
【図8】 図7における対向流型熱交換器の寸法詳細を
示す図である。
【図9】 図7においてAで示すヘッダ部の開口部の寸
法詳細を示す図である。
【図10】 従来の対向流型熱交換器を用いた熱交換装
置の概略構成を示す斜視図である。
【図11】 図10における熱交換装置内の給気および
排気の流れを示す図である。
【図12】 図10に示す対向流型熱交換器の構成を示
す斜視図である。
【図13】 図12に示す熱交換部材の構成を示す斜視
図である。
【符号の説明】
9,15 熱交換部材、15a 波形状部、15b,1
5c 平坦部、17 仕切部材、13,18,19 ヘ
ッダ部、20,21 封止部材、22 対向流型熱交換
器、a1〜i1 吸気、a2〜i2 排気。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒井 秀元 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 杉山 陽一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向に波形状を有し両端にヘッダ部を
    区画する平坦部が形成された板状の熱交換部材を多数積
    重するとともに、上記各熱交換部材間に交互に給気およ
    び排気をそれぞれ対向する方向に流通させるようにした
    対向流型熱交換器において、上記熱交換部材の積重厚さ
    方向寸法を上記熱交換部材の幅方向寸法より小に設定し
    たことを特徴とする対向流型熱交換器。
  2. 【請求項2】 ヘッダ部は熱交換部材の幅方向に複数形
    成され上記ヘッダ部毎に流路が分割されていることを特
    徴とする請求項1記載の対向流型熱交換器。
  3. 【請求項3】 ヘッダ部の数は下記式を満足するように
    設定されていることを特徴とする請求項2記載の対向流
    型熱交換器。 n>W/H 但し、n:ヘッダ部の数 W:熱交換部材の幅方向寸法 H:熱交換部材の積重厚さ方向寸法
  4. 【請求項4】 ヘッダ部の数は下記式を満足するように
    設定されていることを特徴とする請求項2記載の対向流
    型熱交換器。 n>W√(2α+α2)/2dcosθ 但し、n:ヘッダ部の数 W:熱交換部材の幅方向寸法 α:ヘッダ部の部材の伸び率 d:熱交換部材の平坦部間の寸法 θ:ヘッダ角度
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001174021A (ja) * 1999-12-14 2001-06-29 Matsushita Seiko Co Ltd 熱交換モジュールとその応用装置
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