JPH1161401A - スパッタリング方法及び装置 - Google Patents
スパッタリング方法及び装置Info
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- JPH1161401A JPH1161401A JP22464897A JP22464897A JPH1161401A JP H1161401 A JPH1161401 A JP H1161401A JP 22464897 A JP22464897 A JP 22464897A JP 22464897 A JP22464897 A JP 22464897A JP H1161401 A JPH1161401 A JP H1161401A
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- target
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 大面積の基板上に膜厚及び膜質が均一な薄膜
を成膜する。 【解決手段】 真空容器1内に基板2とターゲット3を
対向して配置し、真空容器1内を排気するとともにガス
導入口11から作動ガスを導入して所定のガス圧に制御
し、真空容器1とターゲット3の間に電源4から電力を
印加し、ターゲット3近傍に配置した磁石6を移動さ
せ、基板2上にターゲット3中の物質を成膜するスパッ
タリング方法において、磁石移動速度操作手段14によ
る磁石移動速度に応じて、演算制御手段15にてガス流
量操作手段13を操作することにより真空容器1内のガ
ス圧を変化させたり、放電電力を変化させたりして、成
膜条件を変化させることにより、磁石移動速度の変化に
よる膜構造の不均一性を補正して膜厚及び膜質の均一な
薄膜を成膜するようにした。
を成膜する。 【解決手段】 真空容器1内に基板2とターゲット3を
対向して配置し、真空容器1内を排気するとともにガス
導入口11から作動ガスを導入して所定のガス圧に制御
し、真空容器1とターゲット3の間に電源4から電力を
印加し、ターゲット3近傍に配置した磁石6を移動さ
せ、基板2上にターゲット3中の物質を成膜するスパッ
タリング方法において、磁石移動速度操作手段14によ
る磁石移動速度に応じて、演算制御手段15にてガス流
量操作手段13を操作することにより真空容器1内のガ
ス圧を変化させたり、放電電力を変化させたりして、成
膜条件を変化させることにより、磁石移動速度の変化に
よる膜構造の不均一性を補正して膜厚及び膜質の均一な
薄膜を成膜するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパッタリングによ
り大面積の基板上に均質な薄膜を形成するスパッタリン
グ方法及び装置に関するものである。
り大面積の基板上に均質な薄膜を形成するスパッタリン
グ方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスパッタリング装置について、図
7を参照して説明する。アース電位に接続された真空容
器1内に基板2とターゲット3とが対向して配置されて
いる。
7を参照して説明する。アース電位に接続された真空容
器1内に基板2とターゲット3とが対向して配置されて
いる。
【0003】基板2は図示されない基板支持体により支
持されている。ターゲット3と真空容器1との間には電
源4が接続されている。電源4の陰極がターゲット3
に、陽極が真空容器1に接続されている。ターゲット3
は絶縁体5によって真空容器1から絶縁されている。タ
ーゲット3の裏面には磁石6が設置されており、ターゲ
ット近傍に磁力線7を形成する。磁石6はモータ8とボ
ールねじ9によりターゲット3に対して平行に移動させ
ることができる。真空容器1には真空排気するための排
気口10と、Arガスなどの作動ガスを導入するガス導
入口11が設けられている。
持されている。ターゲット3と真空容器1との間には電
源4が接続されている。電源4の陰極がターゲット3
に、陽極が真空容器1に接続されている。ターゲット3
は絶縁体5によって真空容器1から絶縁されている。タ
ーゲット3の裏面には磁石6が設置されており、ターゲ
ット近傍に磁力線7を形成する。磁石6はモータ8とボ
ールねじ9によりターゲット3に対して平行に移動させ
ることができる。真空容器1には真空排気するための排
気口10と、Arガスなどの作動ガスを導入するガス導
入口11が設けられている。
【0004】以上のような構成のスパッタリング装置を
用いて大面積の基板2にモリブデンの膜を膜厚均一性よ
く成膜する場合を例に説明する。図8に基板2、ターゲ
ット3及び磁石6の位置関係を示す。ターゲット3の材
質をモリブデン、基板2の材質をガラスとし、図示され
ているように設置する。排気口10から真空容器1内の
空気を排気して真空容器1内を高真空にした後、ガス導
入口11からArガスを導入し、真空容器1内のガス圧
を数mTorrとする。このような状態で電源4により
高電圧を印加すると、ターゲット3表面近傍にプラズマ
12が発生する。このプラズマ12内の正のアルゴンイ
オンが負電位にあるターゲット3に入射し、その際に中
性粒子と二次電子とが放出される。この二次電子はアル
ゴン分子と衝突し、気体分子をイオン化させる。また、
中性粒子はターゲット3内の物質であり、この粒子が基
板2上に析出して薄膜を形成する。
用いて大面積の基板2にモリブデンの膜を膜厚均一性よ
く成膜する場合を例に説明する。図8に基板2、ターゲ
ット3及び磁石6の位置関係を示す。ターゲット3の材
質をモリブデン、基板2の材質をガラスとし、図示され
ているように設置する。排気口10から真空容器1内の
空気を排気して真空容器1内を高真空にした後、ガス導
入口11からArガスを導入し、真空容器1内のガス圧
を数mTorrとする。このような状態で電源4により
高電圧を印加すると、ターゲット3表面近傍にプラズマ
12が発生する。このプラズマ12内の正のアルゴンイ
オンが負電位にあるターゲット3に入射し、その際に中
性粒子と二次電子とが放出される。この二次電子はアル
ゴン分子と衝突し、気体分子をイオン化させる。また、
中性粒子はターゲット3内の物質であり、この粒子が基
板2上に析出して薄膜を形成する。
【0005】ここで、二次電子は磁力線7のため直進で
きず、磁力線7に沿って螺旋運動を行うため、磁力線7
がない場合と比較して二次電子がアルゴン分子と衝突す
る確率が高くなり、そのためプラズマ密度も高くなり、
その近傍のターゲット3の消費が大きくなる。そこで、
磁石6をモータ8及びボールねじ9によりターゲット3
に平行に移動させることにより、プラズマ12を同様に
移動させる。このプラズマの移動によって、ターゲット
3全体を利用することができると同時に、大面積の基板
2上に成膜を行うことができる。また、基板2上に均一
な膜厚の薄膜を成膜するために、磁石6の移動領域端部
近傍では図9に示すように磁石の移動速度を遅くする必
要がある。
きず、磁力線7に沿って螺旋運動を行うため、磁力線7
がない場合と比較して二次電子がアルゴン分子と衝突す
る確率が高くなり、そのためプラズマ密度も高くなり、
その近傍のターゲット3の消費が大きくなる。そこで、
磁石6をモータ8及びボールねじ9によりターゲット3
に平行に移動させることにより、プラズマ12を同様に
移動させる。このプラズマの移動によって、ターゲット
3全体を利用することができると同時に、大面積の基板
2上に成膜を行うことができる。また、基板2上に均一
な膜厚の薄膜を成膜するために、磁石6の移動領域端部
近傍では図9に示すように磁石の移動速度を遅くする必
要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成で金属膜を成膜する場合、基板上の膜質(膜応
力、シート抵抗等)が均一にならないという問題があっ
た。というのは、従来の構成では放電電力及び真空容器
1内のガス圧を磁石の移動速度によらずに一定にしてい
るので、磁石移動速度が遅い場合は速い場合と比較して
基板2へ飛来するスパッタ粒子の方向の時間的変化が小
さく、その結果磁石速度が遅い箇所近傍における膜構造
が緻密となる。かくして、基板2上における磁石移動方
向の端部近傍の薄膜は、基板2中央部と比較して膜応力
の圧縮応力が大きくなり、シート抵抗は小さくなる傾向
がある。
来の構成で金属膜を成膜する場合、基板上の膜質(膜応
力、シート抵抗等)が均一にならないという問題があっ
た。というのは、従来の構成では放電電力及び真空容器
1内のガス圧を磁石の移動速度によらずに一定にしてい
るので、磁石移動速度が遅い場合は速い場合と比較して
基板2へ飛来するスパッタ粒子の方向の時間的変化が小
さく、その結果磁石速度が遅い箇所近傍における膜構造
が緻密となる。かくして、基板2上における磁石移動方
向の端部近傍の薄膜は、基板2中央部と比較して膜応力
の圧縮応力が大きくなり、シート抵抗は小さくなる傾向
がある。
【0007】例えば、放電電力は4kW、Arガス圧は
5mTorrで一定とし、磁石6を図9に示すような速
度分布で移動させて成膜を行った場合の基板2の膜厚分
布、膜応力分布、及びシート抵抗分布を図10に示す。
図10から基板全面に均一な膜厚の薄膜が成膜されてい
るが、膜応力及びシート抵抗は不均一であることが分か
る。すなわち、磁石6の移動速度分布が図9に示すよう
に磁石可動領域の端部近傍で移動速度が遅くなっている
ので、基板2の端部近傍では基板2の中央部近傍と比較
してモリブデン膜中の膜構造が緻密となり、その結果シ
ート抵抗が低く、膜応力は圧縮応力が強くなっている。
図10の膜応力は引張応力を正としている。
5mTorrで一定とし、磁石6を図9に示すような速
度分布で移動させて成膜を行った場合の基板2の膜厚分
布、膜応力分布、及びシート抵抗分布を図10に示す。
図10から基板全面に均一な膜厚の薄膜が成膜されてい
るが、膜応力及びシート抵抗は不均一であることが分か
る。すなわち、磁石6の移動速度分布が図9に示すよう
に磁石可動領域の端部近傍で移動速度が遅くなっている
ので、基板2の端部近傍では基板2の中央部近傍と比較
してモリブデン膜中の膜構造が緻密となり、その結果シ
ート抵抗が低く、膜応力は圧縮応力が強くなっている。
図10の膜応力は引張応力を正としている。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、大面
積の基板上に膜厚及び膜質が均一な薄膜を成膜すること
ができるスパッタリング方法及び装置を提供することを
目的としている。
積の基板上に膜厚及び膜質が均一な薄膜を成膜すること
ができるスパッタリング方法及び装置を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のスパッタリング
方法は、真空容器内に、成膜しようとする膜と同系統の
材料で構成されたターゲットと基板を対向して配置し、
真空容器内を排気するとともに作動ガスを導入して所定
のガス圧に制御し、真空容器とターゲットの間に電力を
印加し、ターゲット近傍に配置した磁石を移動させ、基
板上にターゲット中の物質を成膜するスパッタリング方
法において、磁石の移動速度に対応して成膜条件を変化
させるものである。具体的には、変化させる成膜条件を
真空容器内のガス圧として、磁石の移動速度が加速され
るにしたがってガス圧を低くしてゆき、磁石の移動速度
が減速されるにしたがってガス圧を高くしてゆき、又は
変化させる成膜条件を放電電力として、磁石の移動速度
が加速されるにしたがって放電電力を高くしてゆき、磁
石の移動速度が減速されるにしたがって放電電力を低く
してゆくものである。
方法は、真空容器内に、成膜しようとする膜と同系統の
材料で構成されたターゲットと基板を対向して配置し、
真空容器内を排気するとともに作動ガスを導入して所定
のガス圧に制御し、真空容器とターゲットの間に電力を
印加し、ターゲット近傍に配置した磁石を移動させ、基
板上にターゲット中の物質を成膜するスパッタリング方
法において、磁石の移動速度に対応して成膜条件を変化
させるものである。具体的には、変化させる成膜条件を
真空容器内のガス圧として、磁石の移動速度が加速され
るにしたがってガス圧を低くしてゆき、磁石の移動速度
が減速されるにしたがってガス圧を高くしてゆき、又は
変化させる成膜条件を放電電力として、磁石の移動速度
が加速されるにしたがって放電電力を高くしてゆき、磁
石の移動速度が減速されるにしたがって放電電力を低く
してゆくものである。
【0010】このように磁石移動速度の変化による膜構
造の不均一性を真空容器内のガス圧や放電電力等の成膜
条件を変化させて補正することにより、大面積の基板上
に膜厚及び膜質の均一な薄膜を成膜することができる。
造の不均一性を真空容器内のガス圧や放電電力等の成膜
条件を変化させて補正することにより、大面積の基板上
に膜厚及び膜質の均一な薄膜を成膜することができる。
【0011】すなわち、移動速度が遅いときにはガス圧
を高くし、スパッタ粒子がガス分子と衝突する確率を高
くすることにより基板に飛来するスパッタ粒子の指向性
を弱くし、基板端部近傍の膜構造の密度を基板中央部近
傍と同等にすることにより膜質を均一にする。
を高くし、スパッタ粒子がガス分子と衝突する確率を高
くすることにより基板に飛来するスパッタ粒子の指向性
を弱くし、基板端部近傍の膜構造の密度を基板中央部近
傍と同等にすることにより膜質を均一にする。
【0012】又、移動速度が速いときには放電電力を高
くし、高エネルギーのスパッタ粒子を基板表面に供給す
ることによりスパッタ粒子の熱振動による表面拡散によ
り膜構造を緻密にし、基板端部と近傍と同等にすること
により膜質を均一にする。
くし、高エネルギーのスパッタ粒子を基板表面に供給す
ることによりスパッタ粒子の熱振動による表面拡散によ
り膜構造を緻密にし、基板端部と近傍と同等にすること
により膜質を均一にする。
【0013】以上のようにガス圧及び放電電圧を変化さ
せることにより膜質の不均一性を補正することができ
る。
せることにより膜質の不均一性を補正することができ
る。
【0014】また、本発明のスパッタリング装置は、排
気口とガス導入口を有する真空容器内に、基板及び基板
支持体と成膜しようとする膜と同系統の材料で構成され
たターゲットとを対向して配設し、真空容器とターゲッ
ト間に電源を接続し、ターゲット裏面にモータにて駆動
される移動可能な磁石を配設し、ガス導入口にガス流量
操作手段を設け、若しくは排気口に排気口開度操作手段
を設けるとともに、モータに供給する電力を制御して磁
石の移動速度を操作する磁石移動速度操作手段を設け、
磁石移動速度に対応して真空容器内のガス圧を変化させ
るようにガス流量操作手段又は排気口開度操作手段と磁
石移動速度操作手段を制御する制御手段を設けたもので
あり、又は電源内部に外部からの信号により出力する電
力を操作する手段を設けて磁石移動速度に対応して放電
電力を変化させるように電力操作手段と磁石移動速度操
作手段を制御する制御手段を設けたものであり、上記ス
パッタリング方法を実施してその効果を奏することがで
きる。
気口とガス導入口を有する真空容器内に、基板及び基板
支持体と成膜しようとする膜と同系統の材料で構成され
たターゲットとを対向して配設し、真空容器とターゲッ
ト間に電源を接続し、ターゲット裏面にモータにて駆動
される移動可能な磁石を配設し、ガス導入口にガス流量
操作手段を設け、若しくは排気口に排気口開度操作手段
を設けるとともに、モータに供給する電力を制御して磁
石の移動速度を操作する磁石移動速度操作手段を設け、
磁石移動速度に対応して真空容器内のガス圧を変化させ
るようにガス流量操作手段又は排気口開度操作手段と磁
石移動速度操作手段を制御する制御手段を設けたもので
あり、又は電源内部に外部からの信号により出力する電
力を操作する手段を設けて磁石移動速度に対応して放電
電力を変化させるように電力操作手段と磁石移動速度操
作手段を制御する制御手段を設けたものであり、上記ス
パッタリング方法を実施してその効果を奏することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスパッタリング装
置の第1の実施形態について図1〜図3を参照して説明
する。なお、従来例のスパッタリング装置と同一の構成
要素については同一の参照番号を付して説明を省略し、
相違点のみを説明する。
置の第1の実施形態について図1〜図3を参照して説明
する。なお、従来例のスパッタリング装置と同一の構成
要素については同一の参照番号を付して説明を省略し、
相違点のみを説明する。
【0016】図1において、本実施形態の従来例との相
違点は、ガス導入口11に設置されたガス流量操作手段
13と、モータ8に供給する電力を制御することにより
磁石移動速度を操作する磁石移動速度操作手段14とを
設け、演算制御手段15から信号を発信することによっ
て、磁石移動速度に対応して真空容器1内のArガス圧
を変化させることができるようにした点である。
違点は、ガス導入口11に設置されたガス流量操作手段
13と、モータ8に供給する電力を制御することにより
磁石移動速度を操作する磁石移動速度操作手段14とを
設け、演算制御手段15から信号を発信することによっ
て、磁石移動速度に対応して真空容器1内のArガス圧
を変化させることができるようにした点である。
【0017】基板2とターゲット3とは、図8に示すよ
うな位置関係で配置し、基板2のサイズは470mm×3
70mm、ターゲット3のサイズは740mm×630mm×
17mm厚、基板2とターゲット3との距離は70mm、磁
石6の移動方向はターゲット3の長手方向で移動距離は
600mmとしている。
うな位置関係で配置し、基板2のサイズは470mm×3
70mm、ターゲット3のサイズは740mm×630mm×
17mm厚、基板2とターゲット3との距離は70mm、磁
石6の移動方向はターゲット3の長手方向で移動距離は
600mmとしている。
【0018】以上の構成のスパッタリング装置を用いて
成膜を行った。ターゲット3はモリブデンにより構成さ
れており、放電電力は4kWで一定とし、成膜時間は4
4秒間とした。
成膜を行った。ターゲット3はモリブデンにより構成さ
れており、放電電力は4kWで一定とし、成膜時間は4
4秒間とした。
【0019】図2に磁石6の移動速度と真空容器1内の
Arガス圧の関係を示す。ここで、Arガス圧は Arガス圧(mTorr) =−0.05×磁石移動速度(mm/s)
+8 の関係式により、磁石移動速度に対応して変化させてい
る。この関係式は、幾度も実験を繰り返すことにより最
も均一な膜質の薄膜を成膜できる条件を見いだして、決
定したものである。
Arガス圧の関係を示す。ここで、Arガス圧は Arガス圧(mTorr) =−0.05×磁石移動速度(mm/s)
+8 の関係式により、磁石移動速度に対応して変化させてい
る。この関係式は、幾度も実験を繰り返すことにより最
も均一な膜質の薄膜を成膜できる条件を見いだして、決
定したものである。
【0020】図2に示す磁石移動速度及びArガス圧の
条件により成膜された薄膜の膜厚、膜応力、シート抵抗
値の分布を図3に示す。図3に示すように、本実施形態
により、大面積の基板2上に膜厚、膜質ともに均一な薄
膜を成膜することができることが分かる。
条件により成膜された薄膜の膜厚、膜応力、シート抵抗
値の分布を図3に示す。図3に示すように、本実施形態
により、大面積の基板2上に膜厚、膜質ともに均一な薄
膜を成膜することができることが分かる。
【0021】すなわち、本実施形態では磁石移動速度が
遅いときにはArガス圧を高くしているため、スパッタ
粒子がArガス分子と衝突する確率が高くなり、基板2
に飛来するスパッタ粒子の指向性が弱くなって、基板端
部近傍の膜構造の密度を基板2中央部近傍と同等になっ
て膜質が均一になるのである。
遅いときにはArガス圧を高くしているため、スパッタ
粒子がArガス分子と衝突する確率が高くなり、基板2
に飛来するスパッタ粒子の指向性が弱くなって、基板端
部近傍の膜構造の密度を基板2中央部近傍と同等になっ
て膜質が均一になるのである。
【0022】なお、本実施形態ではArガス圧と磁石移
動速度との関係を一次式で表現したが、2次式、3次式
等、さらに複雑な式でもよいことはいうまでもない。し
かし、1次式のような単純な式を用いた場合でも、基板
2上に均質な薄膜を成膜することができ、パラメータ数
が少ないため、パラメータ決定が容易であるという利点
がある。
動速度との関係を一次式で表現したが、2次式、3次式
等、さらに複雑な式でもよいことはいうまでもない。し
かし、1次式のような単純な式を用いた場合でも、基板
2上に均質な薄膜を成膜することができ、パラメータ数
が少ないため、パラメータ決定が容易であるという利点
がある。
【0023】また、本実施形態では真空容器1内のAr
ガス圧を制御するために、ガス流量操作手段13によっ
てArガス流量を操作したが、排気口10に排気口開度
操作手段を設け、排気口開度を操作してもよい。
ガス圧を制御するために、ガス流量操作手段13によっ
てArガス流量を操作したが、排気口10に排気口開度
操作手段を設け、排気口開度を操作してもよい。
【0024】次に、本発明のスパッタリング装置の第2
の実施形態について図4〜図6を参照して説明する。な
お、従来例のスパッタリング装置と同一の構成要素につ
いては同一の参照番号を付して説明を省略し、相違点の
みを説明する。
の実施形態について図4〜図6を参照して説明する。な
お、従来例のスパッタリング装置と同一の構成要素につ
いては同一の参照番号を付して説明を省略し、相違点の
みを説明する。
【0025】図4において、本実施形態の従来例との相
違点は、モータ8に供給する電力を制御することにより
磁石移動速度を操作する磁石移動速度操作手段14を設
けるとともに、電源4に外部からの信号により出力電力
を操作する手段を内蔵させ、演算制御手段16からの信
号を発信することによって、磁石移動速度に対応して放
電電圧を変化させることができるようにした点である。
違点は、モータ8に供給する電力を制御することにより
磁石移動速度を操作する磁石移動速度操作手段14を設
けるとともに、電源4に外部からの信号により出力電力
を操作する手段を内蔵させ、演算制御手段16からの信
号を発信することによって、磁石移動速度に対応して放
電電圧を変化させることができるようにした点である。
【0026】以上の構成のスパッタリング装置を用いて
成膜を行った。ターゲット3はモリブデンにより構成さ
れており、真空容器1内のArガス圧は3mTorrで
一定とし、成膜時間は47秒間とした。
成膜を行った。ターゲット3はモリブデンにより構成さ
れており、真空容器1内のArガス圧は3mTorrで
一定とし、成膜時間は47秒間とした。
【0027】図5に磁石6の移動速度と放電電力の関係
を示す。ここで、放電電力は放電電力(kW)=0.02×
磁石移動速度(mm/s)+1.6の関係式により、磁石移動
速度に対応して変化させている。この関係式は、幾度も
実験を繰り返すことにより最も均一な膜質の薄膜を成膜
できる条件を見いだして、決定したものである。
を示す。ここで、放電電力は放電電力(kW)=0.02×
磁石移動速度(mm/s)+1.6の関係式により、磁石移動
速度に対応して変化させている。この関係式は、幾度も
実験を繰り返すことにより最も均一な膜質の薄膜を成膜
できる条件を見いだして、決定したものである。
【0028】図5に示す磁石移動速度及び放電電力の条
件により成膜された薄膜の膜厚、膜応力、シート抵抗値
の分布を図6に示す。図6に示すように、本実施形態に
より、大面積の基板2上に膜厚、膜質ともに均一な薄膜
を成膜することができることが分かる。
件により成膜された薄膜の膜厚、膜応力、シート抵抗値
の分布を図6に示す。図6に示すように、本実施形態に
より、大面積の基板2上に膜厚、膜質ともに均一な薄膜
を成膜することができることが分かる。
【0029】すなわち、本実施形態では磁石移動速度が
速いときには放電電力を高くしているため、高エネルギ
ーのスパッタ粒子が基板2表面に供給され、スパッタ粒
子の熱振動による表面拡散により膜構造が緻密となり、
基板2端部近傍と同等になることにより膜質が均一にな
るのである。
速いときには放電電力を高くしているため、高エネルギ
ーのスパッタ粒子が基板2表面に供給され、スパッタ粒
子の熱振動による表面拡散により膜構造が緻密となり、
基板2端部近傍と同等になることにより膜質が均一にな
るのである。
【0030】なお、本実施形態では放電電力と磁石移動
速度との関係を一次式で表現したが、2次式、3次式
等、さらに複雑な式でもよいことはいうまでもない。し
かし、1次式のような単純な式を用いた場合でも、基板
2上に均質な薄膜を成膜することができ、パラメータ数
が少ないため、パラメータ決定が容易であるという利点
がある。
速度との関係を一次式で表現したが、2次式、3次式
等、さらに複雑な式でもよいことはいうまでもない。し
かし、1次式のような単純な式を用いた場合でも、基板
2上に均質な薄膜を成膜することができ、パラメータ数
が少ないため、パラメータ決定が容易であるという利点
がある。
【0031】また、第1の実施形態では放電電力を一定
とし、第2の実施形態ではArガス圧を一定としたが、
両方を同時に変化させてもよいことは言うまでもない。
とし、第2の実施形態ではArガス圧を一定としたが、
両方を同時に変化させてもよいことは言うまでもない。
【0032】また、第1及び第2の実施形態ではターゲ
ット3の材料がモリブデンの場合について説明したが、
その他の金属材料の場合でも同様の方法で均一な膜厚及
び膜質の薄膜を成膜できる。
ット3の材料がモリブデンの場合について説明したが、
その他の金属材料の場合でも同様の方法で均一な膜厚及
び膜質の薄膜を成膜できる。
【0033】
【発明の効果】本発明のスパッタリング方法及び装置に
よれば、以上の説明から明らかなように、成膜条件であ
る真空容器内のガス圧を磁石の移動速度が加速されるに
したがって低く、磁石の移動速度が減速されるにしたが
って高くしてゆき、又は成膜条件である放電電力を磁石
の移動速度が加速されるにしたがって高く、磁石の移動
速度が減速されるにしたがって低くしてゆくなど、磁石
の移動速度に対応して成膜条件を変化させるようにして
いるので、磁石移動速度の変化による膜構造の不均一性
を補正することにより、大面積の基板上に膜厚及び膜質
の均一な薄膜を成膜することができる。
よれば、以上の説明から明らかなように、成膜条件であ
る真空容器内のガス圧を磁石の移動速度が加速されるに
したがって低く、磁石の移動速度が減速されるにしたが
って高くしてゆき、又は成膜条件である放電電力を磁石
の移動速度が加速されるにしたがって高く、磁石の移動
速度が減速されるにしたがって低くしてゆくなど、磁石
の移動速度に対応して成膜条件を変化させるようにして
いるので、磁石移動速度の変化による膜構造の不均一性
を補正することにより、大面積の基板上に膜厚及び膜質
の均一な薄膜を成膜することができる。
【図1】本発明の第1の実施形態におけるスパッタリン
グ装置の構成図である。
グ装置の構成図である。
【図2】同実施形態における磁石の移動速度と真空容器
内のArガス圧の関係を示すグラフである。
内のArガス圧の関係を示すグラフである。
【図3】同実施形態における膜厚分布、膜応力分布、及
びシート抵抗分布を示すグラフである。
びシート抵抗分布を示すグラフである。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるスパッタリン
グ装置の構成図である。
グ装置の構成図である。
【図5】同実施形態における磁石の移動速度と放電電力
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図6】同実施形態における膜厚分布、膜応力分布、及
びシート抵抗分布を示すグラフである。
びシート抵抗分布を示すグラフである。
【図7】従来例のスパッタリング装置の構成図である。
【図8】基板とターゲットの位置関係を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】従来例における磁石の移動速度の変化を示すグ
ラフである。
ラフである。
【図10】従来例における膜厚分布、膜応力分布、及び
シート抵抗分布を示すグラフである。
シート抵抗分布を示すグラフである。
1 真空容器 2 基板 3 ターゲット 4 電源 6 磁石 8 モータ 9 ボールねじ 10 排気口 11 ガス導入口 13 ガス流量操作手段 14 磁石移動速度操作手段 15 演算制御手段 16 演算制御手段
フロントページの続き (72)発明者 中上 裕一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今井 洋一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 真空容器内に、成膜しようとする膜と同
系統の材料で構成されたターゲットと基板を対向して配
置し、真空容器内を排気するとともに作動ガスを導入し
て所定のガス圧に制御し、真空容器とターゲットの間に
電力を印加し、ターゲット近傍に配置した磁石を移動さ
せ、基板上にターゲット中の物質を成膜するスパッタリ
ング方法であって、磁石の移動速度に対応して成膜条件
を変化させることを特徴とするスパッタリング方法。 - 【請求項2】 変化させる成膜条件が真空容器内のガス
圧であって、磁石の移動速度が加速されるにしたがって
ガス圧を低くしてゆき、磁石の移動速度が減速されるに
したがってガス圧を高くしてゆくことを特徴とする請求
項1記載のスパッタリング方法。 - 【請求項3】 変化させる成膜条件が放電電力であっ
て、磁石の移動速度が加速されるにしたがって放電電力
を高くしてゆき、磁石の移動速度が減速されるにしたが
って放電電力を低くしてゆくことを特徴とする請求項1
記載のスパッタリング方法。 - 【請求項4】 排気口とガス導入口を有する真空容器内
に、基板及び基板支持体と成膜しようとする膜と同系統
の材料で構成されたターゲットとを対向して配設し、真
空容器とターゲット間に電源を接続し、ターゲット裏面
にモータにて駆動される移動可能な磁石を配設し、ガス
導入口にガス流量操作手段を設けるとともに、モータに
供給する電力を制御して磁石の移動速度を操作する磁石
移動速度操作手段を設け、磁石移動速度に対応して真空
容器内のガス圧を変化させるようにガス流量操作手段と
磁石移動速度操作手段を制御する制御手段を設けたこと
を特徴とするスパッタリング装置。 - 【請求項5】 排気口とガス導入口を有する真空容器内
に、基板及び基板支持体と成膜しようとする膜と同系統
の材料で構成されたターゲットとを対向して配設し、真
空容器とターゲット間に電源を接続し、ターゲット裏面
にモータにて駆動される移動可能な磁石を配設し、排気
口に排気口開度操作手段を設けるとともに、モータに供
給する電力を制御して磁石の移動速度を操作する磁石移
動速度操作手段を設け、磁石移動速度に対応して真空容
器内のガス圧を変化させるように排気口開度操作手段と
磁石移動速度操作手段を制御する制御手段を設けたこと
を特徴とするスパッタリング装置。 - 【請求項6】 排気口とガス導入口を有する真空容器内
に、基板及び基板支持体と成膜しようとする膜と同系統
の材料で構成されたターゲットとを対向して配設し、真
空容器とターゲット間に電源を接続し、ターゲット裏面
にモータにて駆動される移動可能な磁石を配設し、電源
内部に外部からの信号により出力する電力を操作する手
段を設けるとともに、モータに供給する電力を制御して
磁石の移動速度を操作する磁石移動速度操作手段を設
け、磁石移動速度に対応して放電電力を変化させるよう
に電力操作手段と磁石移動速度操作手段を制御する制御
手段を設けたことを特徴とするスパッタリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22464897A JPH1161401A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | スパッタリング方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22464897A JPH1161401A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | スパッタリング方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1161401A true JPH1161401A (ja) | 1999-03-05 |
Family
ID=16817024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22464897A Pending JPH1161401A (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | スパッタリング方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1161401A (ja) |
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-
1997
- 1997-08-21 JP JP22464897A patent/JPH1161401A/ja active Pending
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