JPH1160072A - パッケージの載置方法 - Google Patents

パッケージの載置方法

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JPH1160072A
JPH1160072A JP22831197A JP22831197A JPH1160072A JP H1160072 A JPH1160072 A JP H1160072A JP 22831197 A JP22831197 A JP 22831197A JP 22831197 A JP22831197 A JP 22831197A JP H1160072 A JPH1160072 A JP H1160072A
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arm
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JP22831197A
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Minoru Komatsu
稔 小松
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 載置個数に係わらず安定した状態でパッケー
ジを搬送できる天井搬送装置にパッケージを移載する方
法を提供することが課題である。 【解決手段】 天井搬送装置1に縣下されているパッケ
ージを支持するペグ3を複数備えたクリール2の水平方
向を第1搬送部21と第2搬送部22とに区分けして、
パッケージ載置個数がパッケージの最大載置個数より少
なくなった場合に、第1搬送部21と第2搬送部22と
の重量が略等しくなるようにパッケージPを自動玉揚げ
装置9により移載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッケージを搬送
する天井搬送装置にパッケージを載置するパッケージの
載置方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の紡糸巻取機から天井搬送装置への
パッケージの載置は、自動玉揚げ装置により紡糸巻取機
で満巻になったパッケージの玉揚げを行い、更にそのパ
ッケージを所定順序で天井搬送装置へ載置することで行
われている。もう少し詳しく説明すると、紡糸巻取機
は、例えば、連続して紡出される合成繊維糸を1度に8
個巻取り、巻き取っているパッケージが満巻になると、
巻取り管を交換する糸切り換えを行う。そして、自動玉
揚げ装置が到着して玉揚げを行うとともに、天井搬送装
置も到着する。天井搬送装置には複数のパッケージを支
持するためのパッケージ載置部材であるクリールが備え
られ、クリールにはペグが搬送方向に4個設けられ、そ
れが鉛直方向に2列、つまり玉揚げ数と同じく計8個設
けられている。更に天井搬送装置は、クリールのペグの
配設間隔で鉛直方向及び進行方向にピッチ送り可能とな
っている。又、自動玉揚げ装置にはパッケージを支持す
るアームを昇降自在にする昇降手段が設けられている。
【0003】自動玉揚げ装置のクリールへの載置方法
は、先ず、自動玉揚げ装置のボビンホルダとクリールの
搬送方向の先頭の上のペグとが同じ高さとなるように、
自動玉揚げ装置の昇降手段を作動させる。そして、自動
玉揚げ装置に内蔵されているパッケージ押圧手段でパッ
ケージを1つ載置すると、昇降手段によりアームを下に
ピッチ送りして、下に設けられているペグにパッケージ
押圧手段で1個載置し、クリールを進行方向にピッチ送
りして、次のペグにパッケージを載置する。このように
して、ペグにパッケージを順番に載置していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、この従
来の載置方法では、設置されている紡糸巻取機が全てパ
ッケージを8個製造する装置だけの場合では問題ない
が、その他の数、例えばパッケージを6個製造する紡糸
巻取機が混在する場合、パッケージを6個製造する紡糸
巻取機から上記の方法でパッケージを載置すると、先頭
から順にパッケージを載置するため、後ろのペグ2個に
パッケージが載置されず、クリールが進行方向側に傾い
たまま搬送され、ベアリング等が偏摩耗するという問題
が生じていた。
【0005】本発明は、このような従来の技術に存在す
る問題点に着目して成されたものである。その課題は、
載置個数に係わらず安定した状態でパッケージを搬送で
きる天井搬送装置にパッケージを載置する方法を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明においては、パッケージ載置
部材の最大載置数より少なく載置する場合に、パッケー
ジ載置部材を水平方向に第1搬送部と第2搬送部とに区
分けして、第1搬送部と第2搬送部との重量が略等しく
なるようにパッケージを載置することを特徴とする方法
を提唱した。
【0007】請求項2に記載の発明では、載置するパッ
ケージの位置を、第1搬送部と第2搬送部とで対称とす
る方法を提唱した。又、請求項3に記載の発明では、天
井搬送装置に載置されるパッケージの和が偶数個であっ
て、天井搬送装置には鉛直方向に昇降自在なパッケージ
載置手段によりパッケージを載置し、天井搬送装置のパ
ッケージ載置部材が水平方向に複数のパッケージが載置
できるようになっており、それが鉛直方向に2段設けら
れているとともに、パッケージ載置手段がパッケージを
載置するために鉛直方向に昇降する回数が、パッケージ
の和を2で割った回数となるよう、載置するパッケージ
の位置を選択する方法を提唱した。
【0008】従って、請求項1に記載の発明では、第1
搬送部と第2搬送部との重量が略等しくなるようにパッ
ケージを載置することで、パッケージ載置部材全体の重
量バランスを取り、搬送を安定させる。
【0009】請求項2に記載の発明では、パッケージの
配置位置を第1搬送部と第2搬送部とで対称となるよう
にしたので、移動中の搬送状態をより安定させる。又、
請求項3に記載の発明では、パッケージ載置手段の移動
回数を最小限にする。
【0010】
【実施の形態】本発明のパッケージ移載方法の実施の形
態を図面を基に説明する。図1は、本実施の形態の天井
搬送装置の要部正面図であり、パッケージを8個載置し
た場合と、パッケージを6個載置した場合とを示してい
る。又、パッケージP1〜P8はパッケージPが載置さ
れる順番を示している。図2は本実施の形態のパッケー
ジ搬送方法が用いられるパッケージ搬送システムの要部
側面図である。図3は本実施の形態のパッケージ搬送方
法が用いられるパッケージ搬送システムの要部平面図で
ある。
【0011】先ず、パッケージ搬送システムについて述
べる。本実施の形態のパッケージ搬送システムは、紡糸
巻取機10,15で巻き取られたパッケージPをパッケ
ージ移載手段である自動玉揚げ装置9で玉揚げして、そ
の後天井搬送装置1に載置する。天井搬送装置1で不図
示の貯留倉庫まで搬送し、貯留するものである。そし
て、その工程のうち、本実施の形態のパッケージの移載
方法は自動玉揚げ装置9で玉揚げしたパッケージPを天
井搬送装置1に載置する際の方法に関するものである。
又、製造されるパッケージPの個数は偶数である。
【0012】天井搬送装置1の構造について以下に述べ
る。天井搬送装置1は駆動手段20を備えた自走式の搬
送装置であり、敷設されたレール12に沿って走行す
る。天井搬送装置1はパッケージPを支持するペグ3を
複数備えたパッケージ載置部であるクリール2を備え、
クリール2は本体13に固定されている。クリール2は
4個のペグ3が所定の等しい間隔で配設されているペグ
支持部材4が上下2段設けられ、ペグ支持部材4間は締
結部材11で固定している。クリール2の水平方向の略
中央を境に2つに区分し、便宜上搬送方向の先頭側を第
1搬送部21とし、他方を第2搬送部22とする。
【0013】本体13には、玉揚げ個数認識手段14が
設けられ、自動玉揚げ装置9に設けられている不図示の
送信手段から玉揚げ個数データが送られてくると、玉揚
げ個数認識手段14で認識し、玉揚げ個数(載置される
パッケージPの数)に応じた動作を自動玉揚げ装置9か
らパッケージPを載置される際に行うようになってい
る。つまり、本実施の形態の天井搬送装置1は、駆動手
段20及び玉揚げ個数認識手段14を内蔵した本体13
とクリール2とから構成され、クリール2は本体13に
締結されており、パッケージPを同時に8個搬送可能に
なっている。
【0014】紡糸巻取機10及びその自動玉揚げ装置9
について述べる。紡糸巻取機10は不図示の紡出装置か
ら連続的に紡出される合成繊維糸を巻き取る装置で、2
本のスピンドルを備え、スピンドルに装着した巻取り管
Bに紡出された糸を巻き取らせ、そのスピンドルを交互
に使用することで連続して紡出される糸を巻取る装置
で、1度に8個のパッケージPを巻き取ることができ
る。通常、1つの紡出装置に上下計2台、紡糸巻取機1
0が設けられている。
【0015】自動玉揚げ装置9はレール16上を走行す
る装置で、2本のアーム6,7と、アーム6,7を回動
させるための回動手段18と、アーム6,7を昇降させ
る昇降手段17とを備えており、アーム6,7は平行な
状態で支柱8に昇降自在に支持されているとともに、支
柱8に回動自在となっている。自動玉揚げ装置9は一方
のアーム7で、紡糸巻取機10に内蔵しているパッケー
ジ押し出し手段19により押し出される満巻パッケージ
Pを受け取る玉揚げ作業をするとともに、空の巻取り管
Bを備えた他方のアーム6で、玉揚げ後のスピンドルに
空の巻取り管Bを供給する供給動作を行うようになって
いる。そして、玉揚げ及び空の巻取り管Bの供給が済む
と、回動手段18により回動して、パッケージ押し出し
手段19によりパッケージPを天井搬送装置1に移載す
るようになっている。玉揚げは上下2段に設けられた紡
糸巻取機10に対して昇降手段17でアーム6,7を昇
降させることにより行う。又、紡糸巻取機15はパッケ
ージPを6個生産できる紡糸巻取機である。
【0016】本実施の形態のパッケージ搬送システムで
は、自動玉揚げ装置9から天井搬送装置1のクリール2
にパッケージPを移載し、その際の鉛直方向の移動は自
動玉揚げ装置9の昇降手段17を利用し、水平方向の移
動は天井搬送装置1の駆動手段20を利用するようにし
ている。その移載方法を以下に記載する。
【0017】先ず、紡糸巻取機10で巻き取られたパッ
ケージPを自動玉揚げ装置9により天井搬送装置1へと
移載する場合を説明する。満巻パッケージから空の巻取
り管Bへと巻き取る糸を切り換える糸切換動作をして、
所定時間経過後、不図示の中央制御装置より満巻である
という信号が自動玉揚げ装置9及び天井搬送装置1へと
送られ、紡糸巻取機10へと向かう。この際に自動玉揚
げ装置9には、複数並んでいるどの紡糸巻取機を玉揚げ
するかという、一種の座標情報が送られる。つまり、こ
の時点で、紡糸巻取機10を玉揚げするのか、紡糸巻取
機15を玉揚げするのかという情報を受け取ることにな
る。この情報を元に所定個数の空の巻取り管Bを準備し
て指示された紡糸巻取機10へと向かう。紡糸巻取機1
0に到着すると、紡糸巻取機10のスピンドルからアー
ム7へパッケージPの受渡しが上手く行くように、自動
玉揚げ装置9の停止位置を駆動手段20で微調整し、昇
降手段17でアーム7の昇降位置を調整し、スピンドル
及びアーム7の芯が一致したら、アーム7でパッケージ
Pを受け取る。そして、自動玉揚げ装置9をピッチ送り
させ、アーム6の空の巻取り管Bをスピンドルに挿入す
る。
【0018】玉揚げ終了後、自動玉揚げ装置9は回動手
段18により反転し、パッケージPの天井搬送装置1へ
の移載準備に入る。天井搬送装置1は自動玉揚げ装置9
同様所定の移載位置へと移動し、クリール2の搬送方向
の先頭のペグ3とアーム7との間で受渡しが上手く行く
ように、駆動手段23で進行方向の位置を微調整する。
この際に、自動玉揚げ装置9は天井搬送装置1に紡糸巻
取機10のパッケージPについてのデータを送る。する
と、天井搬送装置1では紡糸巻取機10のどの機台の、
どの巻取装置で巻かれたパッケージPであるかというデ
ータ、つまり、幾つ玉揚げされたかというデータを得る
ことになり、玉揚げ個数認識手段14により玉揚げ個数
が8個であるという玉揚げ個数の認識作業を行い、玉揚
げ数が8個の場合の送り動作をすることになる。
【0019】始めに、昇降手段17によりアーム7を上
昇又は下降させ、自動玉揚げ装置9のアーム7をクリー
ル2の先頭の上側のペグ3と一致させる第1移動を行
う。それから、パッケージ押し出し手段19でアーム7
からペグ3にパッケージPを移載する(P1)。最初の
パッケージPを移載すると、次は昇降手段17によりア
ーム7を次のペグ3に移動させる第2移動を行う。第2
移動はペグ3とペグ3との間の鉛直方向の間隔だけ昇降
手段17によりアーム6,7を上昇又は下降させる移動
で、パッケージPが載置されていない方向にアーム6,
7を移動させる。上のペグ3にパッケージPを載置した
ので、下方に移動させ、下のペグ3とアーム7とが一致
したら、パッケージ押し出し手段19によりアーム7か
らペグ3にパッケージPを移載する(P2)。上下のペ
グ3にパッケージPが載置されたので、次のペグ3とア
ーム7とが一致するように、天井搬送装置1を駆動手段
20により進行方向にペグ3とペグ3との間隔だけ移動
させる(ピッチ送りさせる)第3移動を行う。第3移動
が完了し、ペグ3とアーム7とが一致したら、パッケー
ジ押し出し手段19でアーム7からペグ3にパッケージ
Pを移載する(P3)。
【0020】そして、自動玉揚げ装置9のアーム7を昇
降手段17により第2移動させ、上のペグ3とアーム7
とが一致したら、パッケージ押し出し手段19でアーム
7からペグ3にパッケージPを移載する(P4)。上下
のペグ3にパッケージPが載置されたので、天井搬送装
置1を駆動手段20により第3移動させ、進行方向の次
のペグ3とアーム7とが一致するようにする。それか
ら、パッケージ押し出し手段19でアーム7からペグ3
にパッケージPを移載する(P5)。これらの動作を繰
り返して、パッケージPを8個移載する。パッケージP
を全て移載すると、自動玉揚げ装置9は回動手段18で
アーム6,7を回動させ、アーム6,7とクリール2に
載置されたパッケージPが接触しないようにして、天井
搬送装置1に移載完了の信号を送り、天井搬送装置1を
移動させる。
【0021】次に、玉揚げ個数が6個である紡糸巻取機
15で巻き取られたパッケージPを自動玉揚げ装置9に
より天井搬送装置1へと移載する場合を説明する。紡糸
巻取機15への玉揚げ完了までは基本的に同じなので省
略する。但し、玉揚げ個数がパッケージ載置部材の最大
載置数より少ない6個のため、紡糸巻取機15を玉揚げ
するという認識作業と、パッケージ移載時の天井搬送装
置1の送り動作と、自動玉揚げ装置9の昇降回数と、ア
ーム6に供給される巻取り管Bの数が6つである点とが
異なる。
【0022】玉揚げ終了後、紡糸巻取機10の場合と同
様に、自動玉揚げ装置9は回動手段により反転し、パッ
ケージPの天井搬送装置1への移載準備に入る。天井搬
送装置1は自動玉揚げ装置9同様、所定の移載位置へと
移動し、クリール2の搬送方向の先頭のペグ3とアーム
7との間で受渡しが上手く行くように、駆動手段20で
進行方向の位置を微調整する。この際に、自動玉揚げ装
置9は天井搬送装置1に紡糸巻取機15のパッケージP
についてのデータを送り、天井搬送装置1では紡糸巻取
機15のどの機台の、どの巻取装置で巻かれたパッケー
ジPであるかというデータを得て、玉揚げ個数認識手段
14で玉揚げ個数が6個であるという認識作業を行い、
玉揚げ数6個の場合の移載時の動作をする。
【0023】そして、紡糸巻取機10の場合と同様に、
自動玉揚げ装置9のアーム7を昇降手段17により第1
移動させ、アーム7と先頭の上側のペグ3とを一致させ
る。それから、パッケージ押し出し手段19でアーム7
からペグ3にパッケージPを移載する(P1)。最初の
パッケージPを移載すると、次は自動玉揚げ装置9のア
ーム7を昇降手段17により第2移動させ、下方のペグ
3とアーム7とが一致したら、パッケージ押し出し手段
19でアーム7からペグ3にパッケージPを移載する
(P2)。上下のペグ3にパッケージPが載置されたの
で、天井搬送装置1を駆動手段20により第3移動さ
せ、進行方向の次のペグ3とアーム7とが一致するよう
にする。それから、パッケージ押し出し手段19でアー
ム7からペグ3にパッケージPを移載する(P3)。
【0024】ここで、天井搬送装置1を駆動手段20に
より第3移動させる。第3移動と同時に、自動玉揚げ装
置9のアーム7を昇降手段17により第2移動させる。
そして、ペグ3とアーム7とが一致したら、パッケージ
押し出し手段19でアーム7からペグ3にパッケージP
を移載する(P4)。それから、天井搬送装置を駆動手
段20により第3移動させ、進行方向の次のペグ3とア
ーム7とが一致するようにする。そして、パッケージ押
し出し手段19でアーム7からペグ3にパッケージPを
移載する(P5)。さらに、自動玉揚げ装置9のアーム
7を昇降手段17により第2移動させ、ペグ3とアーム
7とが一致すると、パッケージ押し出し手段19でアー
ム7からペグ3にパッケージPを移載する(P6)。パ
ッケージPを全て移載すると、同様に自動玉揚げ装置9
は回動手段18でアーム6,7を回動させ、アーム6,
7とクリール2に載置されたパッケージPが接触しない
ようにして、天井搬送装置1に移載完了の信号を送り、
天井搬送装置1を移動させる。
【0025】つまり、紡糸巻取機10の場合とは、3つ
めのパッケージPを載置した後、昇降手段17でアーム
7を上昇させる際に、同時に天井搬送装置1も第3移動
させる(ピッチ送りさせる)点が異なる。自動玉揚げ装
置9の基本動作をそのままにして、昇降回数をパッケー
ジを載置する数を2で割った回数にし、天井搬送装置1
の移動タイミングを玉揚げ個数に応じて変えるわけであ
る。このため、玉揚げ個数が変わっても、玉揚げ個数の
変化に容易に対応することができる。そして、この搬送
方法では、第1搬送部21、第2搬送部22ともに3個
づつパッケージPが載置されるため、第1搬送部21と
第2搬送部22との重量が等しくなり、搬送中のクリー
ル2の重量バランスが良くなる。このため、パッケージ
Pの搬送中にクリール2が傾くことがなく、天井搬送装
置1が停止しても、クリール2の挙動が更に安定する。
この結果、不図示のベアリング等の偏磨耗がなくなり、
耐久性が向上するとともに、天井搬送装置1の搬送速度
を更に向上させることができる。
【0026】本実施の形態のパッケージの移載方法で
は、更に、第1搬送部21と第2搬送部22とに載置さ
れるパッケージの位置が、第1搬送部21と第2搬送部
22との境目を中心に対称となっているので、搬送中の
クリール2の重量バランスが更に良くなる。その上、自
動玉揚げ装置9の昇降回数を、載置するパッケージの数
を2で割った回数にする。つまり、必要最小限の昇降し
か行わないようにしているため、自動玉揚げ装置9の昇
降回数のみならず、天井搬送装置1も含めて無駄な動き
がなく、玉揚げ個数に応じて天井搬送装置1の移動のタ
イミングを変えるだけで、容易に玉揚げ個数に応じたク
リール2全体の重量バランスを得ることができ、効率も
良い。例えば、本実施の形態の場合では、天井搬送装置
1のピッチ送りのタイミングを1度変え、自動玉揚げ装
置9の上下の昇降回数回数を8割る2の4回から6割る
2の3回にする(1度減らす)だけで良い。
【0027】本実施の形態では、パッケージが8個生産
できる紡糸巻取機10とパッケージが6個生産できる紡
糸巻取機15について述べたが、8個と4個の場合等の
組み合せも考えられ、4個移載する場合には、1個パッ
ケージを載置すると、天井搬送装置1をピッチ送りする
ようにすれば、第1搬送部21、第2搬送部22ともに
2個づつパッケージPが載置されるため、第1搬送部2
1と第2搬送部22との重量が等しくなる。例えば、図
1の記号をそのまま利用して示すと、P1,P3,P
6,P8の4か所になる。又、本実施の形態では、作業
者が目視しやすいように自動玉揚げ装置9でクリール2
の搬送方向の先頭の上のペグ3から移載するようにして
いるが、第1搬送部21と第2搬送部22との重量が等
しくなれば、その載置の順番を変えても良く、搬送方向
の先頭の下のペグ3から、下、上、上、下、下、上とい
う順で行っても良いし、上、下、上、下、上、下という
順で行っても良いし、その他の順番でも良い。もちろ
ん、12個と8個との場合など他の場合も考えられる
が、第1搬送部21と第2搬送部22との重量バランス
が取れるように載置すれば良い。
【0028】又、天井搬送装置1に昇降手段を設け、ク
リール2を昇降自在にした場合と比較しても、クリール
2を昇降させた場合には、クリール2を安定させるため
の装置が必要になる等、本実施の形態のように、天井搬
送装置1とクリール2を十分に固定した上で移載可能と
する方が好ましい。もちろん、自動玉揚げ装置9だけで
全ての移動を行っても、天井搬送装置1を昇降自在にし
て、天井搬送装置1だけで全ての移動を行っても良い。
又、天井搬送装置1に昇降手段及び下降したクリール2
を支持する支持装置を設けて、支持装置を移動させるこ
とでクリール2を移動させても良い。
【0029】又、本実施の形態の自動玉揚げ装置9のア
ームは2本平行して設け、1本が満巻パッケージPの受
け取り用、もう1本が空の巻取り管Bの供給用としてい
るが、例えば、アームを1本だけ備え、その1本でパッ
ケージPを受け取り、天井搬送装置1へ移載する自動玉
揚げ装置であっても良い。アームが1本の場合の空の巻
取り管Bの紡糸巻取機10(15)への供給は、人手で
行う等すれば良い。又、本実施の形態の自動玉揚げ装置
9は、地上走行式であるが、天井走行式でもなんら構わ
ない。
【0030】又、本実施の形態のパッケージ搬送システ
ムでは、紡糸巻取機10,15からパッケージ移載装置
として自動玉揚げ装置9により天井搬送装置1に移載し
ていたが、システムによっては、自動玉揚げ装置9で直
接天井搬送装置1にパッケージPを移載せず、1度トレ
イ等他の搬送媒体に移載後、パッケージ移載装置にて天
井搬送装置1に移載しても構わない。
【0031】又、本実施の形態のパッケージ搬送システ
ムでは、紡糸巻取機10,15で製造されたパッケージ
Pを天井搬送装置1に移載するシステムについて述べた
が、紡糸巻取機に限るものではなく、延伸仮撚機やその
他の巻取手段で巻き取られたパッケージについても、パ
ッケージ移載装置で天井搬送装置にパッケージを移載す
るものに対して適用できるものである。又、パッケージ
載置部材も、ペグ3によりパッケージPを支持するクリ
ール2に限るものではなく、鉛直方向と直交する方向に
複数のパッケージが載置できるものであれば良い。
【0032】なお、本実施の形態のパッケージ搬送シス
テムでは、自動玉揚げ装置9から送信されるデータによ
り天井搬送装置1のピッチ送りを変えていたが、監視シ
ステムに用いられている制御装置から送られるデータを
基に天井搬送装置1のパッケージの移動タイミングを変
えるようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】請求項1に記載の発明によれば、移載個数
が変化してもパッケージ載置部材の第1搬送部と第2搬
送部との間で重量が均等に掛かるため、パッケージ載置
部材全体の重量バランスが取れ、パッケージ搬送中およ
び停止時のパッケージ載置部材の挙動が更に安定する。
この結果、ベアリング等の偏摩耗がないため、天井搬送
装置の耐久性が向上する。その上、天井搬送装置の搬送
速度の更なる向上が可能である。
【0035】請求項2に記載の発明によれば、載置され
たパッケージのバランスがさらに向上することで、パッ
ケージ搬送中及び停止時のパッケージ載置部材の挙動が
安定する。
【0036】請求項3に記載の発明によれば、パッケー
ジ移載時の動きを最小限にすることができ、生産効率が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の天井搬送装置の要部正面図であ
る。
【図2】本実施の形態のパッケージ搬送方法が用いられ
るパッケージ搬送システムの要部側面図である。
【図3】本実施の形態のパッケージ搬送方法が用いられ
るパッケージ搬送システムの要部平面図である。
【符号の説明】
1 天井搬送装置 2 クリール(パッケージ載置部材) 9 自動玉揚げ装置(パッケージ移載装置) 21 第1搬送部 22 第2搬送部 P パッケージ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のパッケージを支持するためのパッ
    ケージ移載部材を備えてパッケージを搬送する天井搬送
    装置にパッケージを載置するパッケージの載置方法にお
    いて、パッケージ載置部材の最大載置数より少なく載置
    する場合に、パッケージ載置部材を水平方向に第1搬送
    部と第2搬送部とに区分けして、第1搬送部と第2搬送
    部との重量が略等しくなるようにパッケージを載置する
    ことを特徴とするパッケージの載置方法。
  2. 【請求項2】 載置するパッケージの位置を、第1搬送
    部と第2搬送部とで対称とする請求項1に記載のパッケ
    ージの載置方法。
  3. 【請求項3】 天井搬送装置に載置されるパッケージの
    和が偶数個であって、天井搬送装置には鉛直方向に昇降
    自在なパッケージ載置手段によりパッケージを載置し、
    天井搬送装置のパッケージ載置部材が水平方向に複数の
    パッケージが載置できるようになっており、それが鉛直
    方向に2段設けられているとともに、パッケージ載置手
    段がパッケージを載置するために鉛直方向に昇降する回
    数が、パッケージの和を2で割った回数となるよう、載
    置するパッケージの位置を選択する請求項1又は請求項
    2に記載のパッケージ載置方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102457971B1 (ko) * 2021-04-16 2022-10-24 주식회사 주원이앤에스 원사 자동 투입 장치
KR20230020675A (ko) * 2021-08-04 2023-02-13 주식회사 에스에프에이 릴 이적재 시스템

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