JPH1158777A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH1158777A
JPH1158777A JP9216633A JP21663397A JPH1158777A JP H1158777 A JPH1158777 A JP H1158777A JP 9216633 A JP9216633 A JP 9216633A JP 21663397 A JP21663397 A JP 21663397A JP H1158777 A JPH1158777 A JP H1158777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waste ink
ink tank
radiator
power amplifier
drive circuit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9216633A
Other languages
English (en)
Inventor
Takakazu Fukano
孝和 深野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP9216633A priority Critical patent/JPH1158777A/ja
Publication of JPH1158777A publication Critical patent/JPH1158777A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェット記録装置が正常動作を行うこ
とによって発生する熱を利用して、廃インクタンク内の
蒸発分をより早く蒸発させることにより、廃インクタン
クを小型化にする。狭い筐体内で発生する熱を気化エネ
ルギーに換えてヘッド駆動回路の電力増幅器の放熱効果
を高めること。 【解決手段】 ヘッド駆動回路電力増幅器の放熱器を、
廃インクタンクフォーム底面に設置し、電力増幅器の熱
により、廃インクを強制蒸発させ、廃インクタンクを小
型にする。また、廃インクの蒸発による気化熱で電力増
幅器を冷却し、放熱器サイズを小さくする。さらに廃イ
ンクタンクに温度検出素子を実装し、廃インクタンクに
保持されている廃インク量を検出できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の正常動作中
に発生する電力増幅器の熱を利用し、インクジェット記
録装置の廃インクの蒸発を促す方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェット記録装置における
廃インクタンクの容量は、インクジェット記録装置のノ
ズル乾燥防止のために行う吸引及び予備吐出動作(以下
フラッシングと称す)により発生する廃インク量が、す
べて保持されるレベルに設定されている。図12では
インクジェット記録装置の使い始めにヘッドにインクを
充填する(以下初期充填と称す)ときに発生する廃イン
ク量、は廃インクタンク1から蒸発するインク量、
は1回の吸引で発生する廃インク量である。
【0003】その管理方法としてはインク吸引動作が行
われる度に廃インク量を毎回記憶し廃インク総量に加算
する。またインク吸引動作の時間間隔により廃インクの
蒸発分として廃インク総量から引き算し現在の廃インク
総量を記憶する。廃インクの蒸発分はインクの組成によ
り違うため、装置と使用インクで各々設定する必要があ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、廃イン
クの蒸発分の蒸発時間は自然蒸発を前提としているので
以下のような問題点があった。廃インクタンクを装置筐
体の大きさが限定される小型インクジェット記録装置等
に組み込んだ場合、廃インクタンクの容積も同等に大き
さの制限を受ける。しかし、廃インクの蒸発は自然蒸発
を前提としているため、蒸発には時間がかかる。この蒸
発時間内に発生する廃インクを保持するため、廃インク
タンクを大型にする必要があり、装置の小型化の妨げに
なった。
【0005】その解決策として、特開平8−31863
1号公報が開示されているが、構成が2次電池放電抵抗
の熱を利用することに限定されており、適用範囲がせま
い。
【0006】発明の目的はインクジェット記録装置のヘ
ッド駆動回路電力増幅器から発生する熱を利用して、廃
インクタンク内の蒸発分をより早く蒸発させることによ
り廃インクタンクを小型化することにあり、さらに狭い
筐体内で発生する熱を気化エネルギーに換えてヘッド駆
動回路電力増幅器の放熱効果を高め、放熱器を小型化
し、最終的にはコンパクトなインクジェット記録装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置はヘッド駆動回路電力増幅器の放熱器を、廃イ
ンクタンク近傍に配設することを第1の特徴とし、廃イ
ンクタンクに温度検出素子を配設し、温度検出素子を用
いて廃インクタンクの温度を検出することを第2の特徴
とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明を第1の実施形態に
基づいて説明する。
【0009】(第1の実施形態)図1に本発明の特徴を
最も良く表わす本実施形態の構成説明図を示す。同図に
おいて図面全体がインクジェット記録装置本体、1はイ
ンクジェット記録装置内にある廃インクタンク、4はイ
ンクジェット記録装置内にある回路基板、15は回路基
板4内にあるヘッド駆動回路、3はヘッド駆動回路15
内にある電力増幅器、2は電力増幅器3から発生する熱
を低減する放熱器、5はインクジェットヘッド、11は
主走査送りをするCRモータ、7は副走査送りをするP
Fモータ、14はCRモータの待機位置を検出するホー
ム検出器、24は紙有無検出器、25はインクカートリ
ッジ有無検出器、26は温度検出器、19は中央演算処
理装置(以下、CPUと記す)、20はCPU以外の制
御部、16は主走査モータ駆動回路、17は紙送りモー
タ駆動回路、18は検出器制御回路、21は電源であ
る。
【0010】次に、上記構成において、不図示の装置の
電源スイッチを投入すると電源21から電圧が回路基板
4に供給され装置が動作する。図2に示すようにCRモ
ータ11からタイミングベルト10を介してキャリッジ
9がホーム位置方向に動きホーム位置で待機する。ま
た、同時にプラテン12に装着されている紙の有無を検
出して紙が有る場合は紙を排出し、無ければそのまま待
機する。この初期動作後、インクジェット記録装置本体
に印刷データが送られると印刷動作にはいる。印刷動作
は図2A(主走査)方向にインクジェットヘッド5が移
動し、印刷紙13の位置に到達したところでヘッド駆動
回路15が動作して紙に印刷する。印刷が終了すると図
2B(副走査)方向に印刷紙13を移動する。
【0011】この印刷動作で、ヘッド駆動回路15に構
成される電力増幅器3はヘッド駆動にともない発熱す
る。一般的に圧電素子を利用したインクジェット記録装
置では図4(a)の波形を圧電素子の両端に印加するこ
とで所望のインク滴を得ることができる。また、図4
(a)波形は容量成分に図4(b)のような定電流を印
加することで実現できる。ところが、図3に示すトラン
ジスタ2個で図4(a)の駆動波形を得ようとすると、
図4(a)斜線部の無効なエネルギーが発生し、このエ
ネルギーはトランジスタのコレクタ損失として熱にな
る。そのため、電力増幅器3には放熱器2が必要にな
る。
【0012】発熱に変換される消費電力は充電電流Ic
が流れるとき、 Pcc=(2VM−VH−Vp)×Ic×tc×f/2 …式1 が、電力増幅器3の充電で消費される電力になる。(式
1のfは繰り返し周波数、tcは充電時間。) また、放電電流が流れるとき、 Pcd=(VH+Vp)×Id×td×f/2 …式2 が、電力増幅器3の放電で消費される電力になる。(式
2のfは繰り返し周波数、tdは放電時間。) 式1、式2の総和が発熱に変換される消費電力で、この
発熱を低減できる放熱器サイズが必要である。
【0013】この放熱器2を廃インクタンク1に対して
熱抵抗が少ないようにした場所に図5、6のように配設
する。図5は回路基板4から電力増幅器3を水平方向に
飛び出させコレクタ部に放熱器2を実装し、廃インクタ
ンク1のインクを保持するスポンジなどの吸収材の底面
に放熱器2の上面が直接接続する位置に配設する。廃イ
ンクと放熱器2が直接接触するため、廃インクは強制的
に蒸発することになる。また、図6は別の構成で回路基
板4から電力増幅器3を水平方向に飛び出させコレクタ
部に放熱器2を実装し、廃インクタンク1を放熱器2の
上方に配設する。放熱器2の発熱が大きいため、廃イン
クタンクに使用する部材は、ポリアセタールなどの高温
に耐え得るものにする必要がある。
【0014】このような構成にすることにより、図7に
示すように廃インク蒸発量が増え、廃インクタンク容量
を小さくすることができる。図7では初期充填のとき
に発生する廃インク量、は廃インクタンク1から蒸発
するインク量、は1回の吸引で発生する廃インク量で
ある。また、廃インクの気化熱により電力増幅器3の発
熱を低減することができ、放熱器サイズを従来より小さ
くすることができる。廃インクタンク、放熱器を小型化
できた結果、インクジェット記録装置本体も小さくでき
るという効果も発生する。
【0015】なお、放熱器2の形状と廃インクタンクと
の位置関係は図5,6に限るものではなく、電力増幅器
3の放熱を効果的に廃インクタンクに伝えるものであれ
ば、いかなる形状、配置、材質のものであっても本実施
例の思想を適用することができる。
【0016】(第2の実施形態)つぎに、第2の実施形
態を図8〜10を用いて説明する。初期充填直後は廃イ
ンクタンク1には電力増幅器3の放熱に充分な廃インク
が保持されている。しかし、本インクジェット記録装置
を特殊な環境下に放置された場合、自然蒸発が加速され
放熱に充分な廃インクが保持されてない可能性がある。
この状態を検知するため、廃インクタンクの中に温度検
出素子26を配設し、廃インクの温度を観測する。検知
方法は一定時間インクジェットヘッドを全ノズルオンで
駆動し、駆動開始前と駆動開始後との温度差を計測す
る。この温度差は廃インクの量により変化する。放熱に
充分な廃インクが保持されている場合と保持されてない
場合では、放熱に充分なインクが保持されているほうが
温度差が小さい。この温度変化を利用して保持されてい
る廃インク量を検知する。図9は図5の構成に廃インク
タンク1の中にサーミスタなどの温度検出素子26を設
置したもの。図10は図6の構成に廃インクタンク1の
中に温度検出素子26を設置したものである。
【0017】動作を説明するとインクジェットヘッド5
の全ノズルオンを選択し印刷を開始する。電力増幅器3
の放熱に充分な廃インクを保持している場合は図8の
ような時間に対する温度変化を示す。ところが電力増幅
器3の放熱に不充分な廃インクしか保持してない場合は
図8のような温度変化を示し、電力増幅器3の放熱に
は不充分であることが分かる。この状態を検知した場
合、温度変化が放熱充分になるまでインクジェットヘッ
ド5の駆動選択数を減らすことで対応する。以後印刷す
る場合は、この選択数以下で駆動する。また、印刷中フ
ラッシングや、インク吸引の動作後は温度変化を検知し
駆動選択数の見直しを行う。
【0018】本実施形態では、容量性負荷とくにPZT
負荷について説明したが、抵抗性負荷のインクジェット
記録装置にも利用できることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクジェット記録装置の廃インクの内、蒸発分の廃イン
クを、より速く蒸発させることができる。また、装置内
の温度上昇を廃インクの気化熱に利用することにより、
電力増幅器の放熱を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、2の実施形態を表すインクジェ
ット記録装置の構成図。
【図2】本発明の第1、2の実施形態を表すインクジェ
ット記録装置の図。
【図3】図1の構成における電力増幅器、放熱器、廃イ
ンクタンクの詳細構成図。
【図4】図3の構成における電力増幅器の出力電圧・電
流の説明図。
【図5】本発明の第1の実施形態を表す放熱の説明図。
【図6】本発明の第1の実施形態を表す放熱の説明図。
【図7】本発明の第1の実施形態を表す廃インク量の説
明図。
【図8】本発明の第2の実施形態を表す廃インクタンク
の温度変化の説明図。
【図9】本発明の第2の実施形態を表す放熱の説明図。
【図10】本発明の第1の実施形態を表す放熱の説明
図。
【図11】従来の廃インクタンクの構成図。
【図12】従来の廃インク量の説明図。
【符号の説明】
1…廃インクタンク 2…放熱器 3…電力増幅器 4…回路基板 5…インクジェットヘッド 6…キャップ 7…PFモータ 8…インクカートリッジ 9…キャリッジ 10…タイミングベルト 11…CRモータ 12…プラテン 13…印刷紙 14…ホーム検出 15…ヘッド駆動回路 16…CR駆動回路 17…PF駆動回路 18…センサ 19…CPU 20…制御部 21…電源 22…ポンプ 23…自然蒸発インク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃インクタンクを有するインクジェット
    記録装置において、ヘッド駆動回路電力増幅器の放熱器
    を、廃インクタンク近傍に配設することを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 廃インクタンクを有するインクジェット
    記録装置において、前記廃インクタンクに温度検出素子
    を配設し、前記温度検出素子を用いて前記廃インクタン
    クの温度を検出することを特徴とする請求項1記載のイ
    ンクジェット記録装置。
JP9216633A 1997-08-11 1997-08-11 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH1158777A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9216633A JPH1158777A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 インクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9216633A JPH1158777A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 インクジェット記録装置

Publications (1)

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JPH1158777A true JPH1158777A (ja) 1999-03-02

Family

ID=16691501

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9216633A Withdrawn JPH1158777A (ja) 1997-08-11 1997-08-11 インクジェット記録装置

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JP (1) JPH1158777A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009056676A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Brother Ind Ltd 液体吐出装置
US9796184B2 (en) 2015-04-27 2017-10-24 Seiko Epson Corporation Liquid ejecting apparatus

Cited By (2)

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JP2009056676A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Brother Ind Ltd 液体吐出装置
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Effective date: 20041102