JPH1153232A - データベース管理方法 - Google Patents

データベース管理方法

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JPH1153232A
JPH1153232A JP9210488A JP21048897A JPH1153232A JP H1153232 A JPH1153232 A JP H1153232A JP 9210488 A JP9210488 A JP 9210488A JP 21048897 A JP21048897 A JP 21048897A JP H1153232 A JPH1153232 A JP H1153232A
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JP
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item
data table
items
divided
record
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Application number
JP9210488A
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English (en)
Inventor
Sadahito Amano
禎人 天野
Tatsuo Matsubuchi
辰生 松渕
Koji Kobayashi
広次 小林
Kiyoharu Mori
清春 森
Tatsuya Oikawa
達也 及川
Itaru Tamura
到 田村
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Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のテーブルに分割されたテーブルの更新
処理の際、入力値の存在しないレコードを排除すること
により、データベース容量の削減を実現する。 【解決手段】 1レコードがN(N≧2の整数)項目の
複数レコードから成る作成対象のデータテーブルを1つ
のデータテーブルの項目制限値と作成対象のデータテー
ブルの項目数との関係式によって複数の分割データテー
ブルに分割した後、項目マスタテーブルに予め設定され
た各項目の使用頻度情報と振り分けテーブルに予め設定
された各使用頻度情報に対する振り分け先の分割データ
テーブル番号とに従い、前記複数の分割データテーブル
のそれぞれに対し、前記N項目の複数レコードから成る
データテーブルの各項目を振り分け、各分割データテー
ブルの更新の際は、振り分けられた項目のいずれかに入
力値があるレコードのみを作成して更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1レコードがN
(N≧2の整数)項目の複数レコードから成る表形式の
データテーブルを複数のデータテーブルに分割し、その
分割データテーブル上で各項目のデータを更新するデー
タベース管理方法に係り、特に、パーソナルコンピュー
タ等で使用されているように、1つのデータテーブルの
設定項目数が制限されるリレーショナルデータベースに
使用して好適なデータベース管理方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、リレーショナルデータベ
ースは、2次元の表(以下、データテーブルと言う)か
ら成り、行に相当するレコードを複数レコードで構成し
たものである。そして、各レコードは、複数の列(以
下、項目)から構成されている。このような、リレーシ
ョナルデータベースの設計の際、通常、意図しているデ
ータテーブルと実際に作成されるデータテーブルとは1
対1の対応がとれている。
【0003】ところが、パーソナルコンピュータ等で使
用されるリレーショナルデータベースにおいては、1つ
のデータテーブルに設定できる項目数が制限されている
ため、その制限を超える項目数を持つデータテーブルを
設計しようとする場合は、1つのデータテーブルを複数
のデータテーブルに分割することが行われている。
【0004】従来、こうしたデータテーブルを分割する
設計を行った場合、データベース管理システムで各デー
タテーブルを更新する際に、複数に分割されたデータテ
ーブルは、本来は1つのデータテーブルであるため、分
割されたデータテーブルの全てに対して更新処理を行っ
ている。すなわち、分割されたデータテーブルAのいず
れの項目にも入力値がない場合であっても、他の分割デ
ータテーブルBの同一レコードのいずれかの項目に入力
値がある場合には、入力値がない分割データテーブルA
のレコードも作成している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術のように、分割されたデータテーブルAのいず
れの項目にも入力値がない場合であっても、他の分割デ
ータテーブルBの同一レコードのいずれかの項目に入力
値がある場合には、入力値がない分割データテーブルA
のレコードを作成するようにした場合、分割されたデー
タテーブルAにあっては不必要なレコードが作成される
ことになる。
【0006】例えば、図11に示すように、「項目1」
〜「項目7」から成るレコードa〜eの1つのデータテ
ーブルTBが存在した場合に、このデータテーブルTB
を図示のように、「項目1」〜「項目3」を分割データ
テーブルTB1、「項目4」〜「項目5」を分割データ
テーブルTB2、「項目6」〜「項目7」を分割データ
テーブルTB3に分割した場合において、図中の「○」
印部分の項目にのみ入力値があり、それ以外の項目には
入力値がなかった場合、上記のような従来のデータベー
ス管理方法にあっては、分割データテーブルTB1〜T
B3を1つのデータテーブルとして管理しているため、
分割データテーブルTB2にあってはレコードc,d、
分割データテーブルTB3にあってはレコードb,d,
eに入力値が無いのにも拘らず、レコードc,dおよび
レコードb,d,eが作成されることになる。
【0007】このため、図11に斜線で示すレコードが
無駄になり、データベースの記憶容量の増加を招くとい
う問題がある。
【0008】また、不必要なレコードが作成されること
により、データテーブルの検索の際には、検索するレコ
ードが多くなってしまい、検索処理時間が長くなってし
まうという問題がある。
【0009】本発明の目的は、表形式のデータテーブル
を複数に分割して管理する際に、不必要なレコードの作
成を防止し、データベース記憶容量の削減および検索処
理時間の短縮を図ることができるデータベース管理方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、1レコードがN(N≧2の整数)項目の
複数レコードから成る作成対象のデータテーブルを1つ
のデータテーブルの項目制限値と作成対象のデータテー
ブルの項目数との関係式によって複数の分割データテー
ブルに分割した後、項目マスタテーブルに予め設定され
た各項目の使用頻度情報と振り分けテーブルに予め設定
された各使用頻度情報に対する振り分け先の分割データ
テーブル番号とに従い、前記複数の分割データテーブル
のそれぞれに対し、前記N項目の複数レコードから成る
データテーブルの各項目を振り分け、各分割データテー
ブルの更新の際は、振り分けられた項目のいずれかに入
力値があるレコードのみを作成して更新することを特徴
とする。
【0011】そして、1レコード分の更新データの入力
に対し、前記項目マスタテーブルから入力項目に対する
使用頻度情報を取得した後、その使用頻度情報に対する
分割データテーブル番号を前記振り分けテーブルから取
得し、その分割データテーブル番号の分割データテーブ
ルを更新することを特徴とする。
【0012】ここで、振り分けテーブルの分割テーブル
番号はテーブル設計者が設定する方法と計算機の演算処
理によって設定する方法がある。計算機の演算処理によ
って設定する場合、作成対象のデータテーブルの各項目
をその使用頻度情報に従って使用頻度順に各分割データ
テーブルに振り分ける処理によって振り分けテーブルの
分割データテーブル番号を設定する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明を適用したデータベースシ
ステムの実施形態を示す構成図である。
【0015】図1において、本実施形態のデータベース
システムは、データベース4に登録する値を入力するキ
ーボード等の入力装置1、入力値をデータベース4に登
録したり、データベース4に格納されている値を抽出し
たりする処理装置2、データベース4から抽出したデー
タを出力するディスプレイ等の出力装置3、実際に値を
格納するデータテーブルが存在するデータベース4から
構成される。
【0016】処理装置2は、CPU21,メモリ22か
ら構成され、メモリ22には、本発明の主要な処理を行
うデータベース管理部23が記憶されている。このデー
タベース管理部23は、詳しくはデータベース管理プロ
グラムによって構成されるものであり、パーソナルコン
ピュータ等のデータベースユーザには、CD・ROMや
フロッピーディスク媒体等の記録媒体に格納された形式
で提供される。あるいはインタネット等の通信回線を通
じて有償で提供される。
【0017】データベース4は、項目マスタテーブル5
及び分割データテーブル51〜5mから構成される。項
目マスタテーブル5は、複数の分割データテーブル51
〜5mのそれぞれに対し振り分ける項目の基準として、
各項目の使用頻度情報を予め設定したものである。
【0018】図2は、本実施形態において1つのデータ
テーブル25を複数の分割データテーブル26〜28に
分割する基準の一例を説明するための図であり、データ
ベース4が持っている1つのデータテーブル25の列数
制限値をX、設計するデータテーブルの列数をNとする
と、N≦Xの場合は分割せず、N>Xの場合のみデータ
テーブル25の分割を行う。この場合、分割後のデータ
テーブルの数を最小限に抑えるため、分割数はN>(m
−1)Xとなる最小のmが望ましい。
【0019】なお、分割されたデータテーブル26〜2
8同士は、図2に示すようにキー項目「A」で関連付け
られる。
【0020】図3は、1つのデータテーブルを分割する
際に、そのデータテーブルの中の各項目を各分割データ
テーブルに振り分ける基準となる使用頻度情報を格納し
た項目マスタテーブル5の構成を示す図であり、項目マ
スタテーブル5は、項目名31と各項目を使用する割合
(頻度)を表す使用頻度情報32と、項目のまとまりを
表す項目群コード33から構成されている。これらの各
情報は、予めテーブル設計者が設定しておき、その設定
内容により1つの作成対象のデータテーブルの分割を行
う。
【0021】ここで、使用頻度情報は例えば「1」〜
「5」の5段階になっており、「1」は「使用頻度が非
常に少ない」「2」は「やや少ない」、「3」は「普
通」、「4」は「やや多い」、「5」は「非常に多い」
ことを表している。この場合、使用頻度の区別の仕方は
5段階に限定されるものではないことは言うまでもな
い。
【0022】図4は、使用頻度情報と該使用頻度情報に
よって項目を振り分けた分割データテーブルとの関係を
格納した振り分けテーブル6の構成を示す図であり、使
用頻度情報41と分割テーブル番号42とを関係付けて
格納するようになっている。
【0023】例えば、分割テーブルの数が「テーブル
1」〜「テーブル3」の3個であり、各項目に対する使
用頻度情報が図3に示した項目マスタテーブル5の設定
内容であった場合、「使用頻度情報=4〜5」の項目は
「テーブル1」に振り分けられ、「使用頻度情報=3」
の項目は「テーブル2」に振り分けられ、「使用頻度情
報=1〜2」の項目は「テーブル3」に振り分けられた
ことを表している。
【0024】ここで、図3の使用頻度情報32はユーザ
が経験値に従って入力装置1から入力して設定するもの
であるが、この設定された使用頻度情報32に基づく分
割データテーブルへの項目の振り分けはテーブル設計者
またはデータベース管理部23が演算処理によって設定
する。
【0025】演算処理によって設定する場合、作成対象
のデータテーブルの各項目をその使用頻度情報32に従
って使用頻度順に各分割データテーブルに順次振り分け
る処理を行うことにより、各項目の振り分け先の分割デ
ータテーブル番号を決定し、その決定した分割データテ
ーブル番号を振り分けテーブル6に設定することにな
る。テーブル設計者が分割データテーブル番号を設定し
た場合、振り分け先の分割データテーブルの項目数に過
不足が生じることもあるが、演算処理によって分割デー
タテーブル番号を振り分けた場合、使用頻度順に各分割
データテーブルの項目を埋めて行くことになるので、振
り分け先の分割データテーブルの項目数に過不足が生じ
ることがない。
【0026】テーブル設計者またはデータベース管理部
23が演算処理による設定処理の結果、図4に示す振り
分けテーブル6が作成される。この振り分けテーブル6
は、各分割データテーブルを更新する際に、今回の更新
対象のレコードの入力項目が格納されている分割テーブ
ル番号を知るために利用される。すなわち、ある1つの
レコードの中の項目の値を更新する場合、項目マスタテ
ーブル5から入力項目に対する使用頻度情報32を取得
し、その使用頻度情報32に対する分割テーブル番号4
2を取得し、その分割テーブル番号42の分割データテ
ーブルを更新対象として選択する。
【0027】図5は本発明のテーブル分割の概念を示し
た図である。図に示すように、項目マスタテーブル5の
設定内容と図4の振り分けテーブル6の設定内容に基づ
き、使用頻度の多い項目から優先的に「テーブル1」〜
「テーブル3」に項目の振り分けを行う。この場合、使
用頻度情報32が同等ならば、項目マスタテーブル5の
項目群コード33により同一項目群に属する項目を振り
分ける。
【0028】図6は、以上のような振り分け処理によっ
て「テーブル1」〜「テーブル3」に分割された1つの
データテーブルへの更新要求により、いずれかのレコー
ドに対する更新データが入力された場合のデータベース
管理部23の処理を示すフローチャートであり、図7は
図3に示した項目マスタテーブル5に設定された使用頻
度情報32と図4の振り分けテーブル6に設定された振
り分け先の分割テーブル番号42に従って分割した「テ
ーブル1」〜「テーブル3」の例を示す図である。
【0029】図7に示す「テーブル1」には、項目マス
タテーブル5および振り分けテーブル6によって「使用
頻度情報=4〜5」の項目が振り分けられるように設定
されているので、「項目1」,「項目2」,「項目5」
が振り分けられ、また「テーブル2」には「使用頻度情
報=3」の項目が振り分けられるように設定されている
ので「項目3」,「項目6」が振り分けられ、さらに
「テーブル3」には「使用頻度情報=1〜2」の項目が
振り分けられるように設定されているので「項目4」,
「項目7」が振り分けられている。
【0030】図6において、データベース管理部23
は、更新対象のレコードが1件入力されると(ステップ
601)、項目マスタテーブル5と振り分けテーブル6
の設定内容を参照し(ステップ602)、次に、項目マ
スタテーブル5と振り分けテーブル6の設定内容から当
該レコードの各項目がどの分割データテーブル(図7の
テーブル1〜3)に属するかを判定し(ステップ60
3)、各分割データテーブルの項目のいずれかに入力値
が有るかどうかを判定する(ステップ604)。
【0031】この判定の結果、いずれかの項目に入力値
が有る場合には、その分割データテーブルにレコードを
追加する(ステップ606)。しかし、いずれの項目に
も入力値が無いレコードは作成しない(ステップ60
5)。すなわち、今回更新対象のレコードにおいて、い
ずれの項目にも入力値が無い分割データテーブルについ
ては何等の更新処理を行わない。
【0032】例えば、図7のレコードbが入力された場
合で説明すると、レコードbが入力されると(ステップ
601)、図3に示した項目マスタテーブル5と図4の
振り分けテーブル6の使用頻度情報32と41によっ
て、「項目1」,「項目2」,「項目5」が「テーブル
1」に、「項目3」,「項目6」が「テーブル2」に、
「項目4」,「項目7」が「テーブル3」に属すると判
定され(ステップ602)、次に、「テーブル1」の
「項目1」,「項目2」,「項目5」のいずれかに入力
値が有るか、また「テーブル2」の「項目3」,「項目
6」のいずれかに入力値が有るか、さらに「テーブル
3」の「項目4」,「項目7」のいずれかに入力値が有
るかを判定する(ステップ604)。
【0033】図7の例では、「テーブル1」および「テ
ーブル2」は、「○」印で示すようにいずれの項目にも
入力値が有るので、これらの「テーブル1」および「テ
ーブル2」にレコードを作成する(ステップ606)。
しかし、「テーブル3」は「項目4」、「項目7」のい
ずれにも入力値が無いので、レコードは作成しない(ス
テップ605)。
【0034】図7に示すように、レコードb以降のレコ
ードも更新していくと、レコードc、レコードdは「テ
ーブル2」に対応する項目に入力値が存在せず、レコー
ドd、レコードeには「テーブル3」に対応する項目に
入力値が存在しないので、図7に斜線で示すように、こ
れらのレコードは作成されない。結果的に、「テーブル
2」は2レコード分、「テーブル3」は3レコード分の
容量(図7の斜線部分)が不要になり、この分の記憶容
量を削減することができることになる。
【0035】このように本実施形態によれば、不必要な
レコードを作成しないことによってデータベースの容量
を削減することが可能となり、従って、データベースに
アクセスする際の処理時間の短縮化などの処理効率の向
上を図ることができる。
【0036】従って、例えば図8に示すような病院にお
いて使用される患者毎の検査項目一覧を1レコードの項
目数に制限があるパーソナルコンピュータで管理する場
合に極めて有益である。すなわち、検査項目一覧80に
はあらゆる症状に対する検査項目を網羅しているので、
その項目数は一般に販売されているパーソナルコンピュ
ータのデータベース管理プログラムが扱える項目数を超
えている。従って、検査項目を複数のデータテーブルに
分割して管理することが必要になる。この場合、あらゆ
る症状に共通して実施される検査項目は使用頻度が非常
に多く、特殊な症状に対する検査項目は使用頻度が極め
て少ない。
【0037】従って、図8に示すように、身長、体重
等、あらゆる症状に共通して実施される検査項目につい
ては「使用頻度情報=5」を設定し、使用頻度が少なく
なるに従って各検査項目に「使用頻度情報=4」〜「使
用頻度情報=1」を設定する。さらに、振り分けテーブ
ル81には、各使用頻度毎の項目の振り分け先の分割テ
ーブル番号を設定しておく。
【0038】すると、図9(a)〜(c)に示すよう
に、使用頻度の高い検査項目については「テーブル1」
に、次に使用頻度が多い検査項目については「テーブル
2」に、最も使用頻度が少ない検査項目については「テ
ーブル3」にそれぞれ振り分けられる。
【0039】このようにして振り分けられた各分割デー
タテーブルにおいて、検査入力値がない項目を持つレコ
ードについてはレコード自体が作成されない。すなわ
ち、図9(b),(c)のいずれの項目にも「値無し」
の項目を持つレコードは作成されない。従って、この分
の記憶容量を削減し、かつデータの更新処理時間の短縮
を図ることができる。
【0040】従って、本発明は、病院における患者毎の
検査項目等のように、項目毎の使用頻度が平均化してい
ない項目からなるデータベースで管理する場合に極めて
有効なものとなる。
【0041】なお、分割したデータテーブルを出力装置
3に出力する方法としては、 (1)分割データテーブル別に出力する方法 (2)複数の分割データテーブルに分散された各項目を
項目順に編集し直して出力する方法 があるが、いずれか1つの方法に限定してもよいし、デ
ータ入力担当者が確認し易いようにいずれか一方の方法
を選択するようにしてもよい。
【0042】また、上記実施形態は、新たに作成するデ
ータテーブルを分割して管理する方法について説明した
が、本発明は、これに限定されるものではなく、既に作
成されたデータテーブルについても適用することができ
る。すなわち、既に作成されているデータテーブルが項
目の制限値を超えて既に2つ以上の分割データテーブル
に分割されている場合、この既成の分割データテーブル
を対象にして不必要なレコードの削減を行うことができ
る。
【0043】具体的には、図10のフローチャートに示
すような処理手順で行う。
【0044】(1)既成の分割データテーブルをワーク
エリアに複写する(ステップ101)。
【0045】(2)複写した既成の分割データテーブル
に使用されている項目を抽出し、さらに各項目毎の使用
頻度を項目マスタテーブルに設定する(ステップ102)。
【0046】この場合、既成のデータテーブルが月別あ
るいは日時別あるいは年代別に時系列で作成されている
場合、各項目の使用頻度をデータの有無でカウントし、
これを使用頻度情報として採用することにより、設定内
容の精度が向上する。
【0047】(3)1つのデータテーブルの項目制限値
と既に作成されているデータテーブルの項目数とからデ
ータテーブルの分割数を算出する(ステップ103)。
【0048】(4)各分割データテーブルに対し、どの
使用頻度の項目を振り分けるかを定める振り分けテーブ
ルの分割テーブル番号を設定する(ステップ104)。
【0049】(5)振り分けテーブルの設定内容に従っ
て既成のデータテーブルの各項目を各分割データテーブ
ルに振り分ける(ステップ105)。
【0050】(6)複写しておいた既成のデータテーブ
ルから1レコード分ずつデータを取り出し、そのレコー
ド内の各項目のデータを分割テーブルの対応する項目の
入力値として分割データテーブルに格納する(ステップ1
06)。
【0051】この場合、分割データテーブルにおいて、
いずれの項目にも入力値が無いレコードは作成しない。
【0052】これにより、既に作成済みのデータテーブ
ルであっても、いずれの項目にも入力値が無いレコード
は作成ず、不必要な記憶領域が削除され、その削除され
た記憶領域の有効活用を図ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、データベースのテーブルを使用頻度に応じて
分割し、その分割されたテーブルの更新を行う際に、全
ての項目に入力値の存在しないレコードは作成しないよ
うにしたため、データベースが必要とする記憶装置の領
域を少なくすることができる。
【0054】また、不必要なレコードが作成されないの
で、データベースの検索処理等での無駄なアクセスを省
くことができ、さらにデータ抽出時にも検索レコードが
削減できるので処理時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータベース管理システムの
実施形態を示す構成図である。
【図2】1つのデータテーブルを複数のデータテーブル
に分割する基準の一例を示す説明図である。
【図3】各項目毎の使用頻度情報を格納した項目マスタ
テーブルの構成図である。
【図4】各項目の使用頻度別の振り分け先を格納した振
り分けテーブルの構成図である。
【図5】本発明のテーブル分割の概念を示す説明図であ
る。
【図6】1レコードの更新データが入力された場合のデ
ータベース管理部の処理を示すフローチャートである。
【図7】各項目が振り分けられた分割データテーブルの
例を示す図である。
【図8】項目数が多い病院における検査項目一覧の例を
示す図である。
【図9】図8の検査項目一覧を複数のテーブルに分割し
た例を示す図である。
【図10】既成のデータテーブルを分割して管理する方
法を示すフローチャートである。
【図11】従来におけるデータベース管理方法の問題点
を示す説明図である。
【符号の説明】
1…入力装置、2…処理装置、3…出力装置、4…デー
タベース、5…項目マスタテーブル、6…振り分けテー
ブル、51〜5m…分割データテーブル、41…使用頻
度情報、42…分割テーブル番号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松渕 辰生 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 小林 広次 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 森 清春 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 及川 達也 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内 (72)発明者 田村 到 東京都千代田区内神田一丁目1番14号 株 式会社日立メディコ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1レコードがN(N≧2の整数)項目の
    複数レコードから成る表形式の作成対象のデータテーブ
    ルを複数のデータテーブルに分割し、その分割データテ
    ーブル上で各項目のデータを更新するデータベース管理
    方法において、 前記N項目の複数レコードから成る作成対象のデータテ
    ーブルを1つのデータテーブルの項目制限値と作成対象
    のデータテーブルの項目数との関係式によって複数の分
    割データテーブルに分割した後、項目マスタテーブルに
    予め設定された各項目の使用頻度情報と振り分けテーブ
    ルに予め設定された各使用頻度情報に対する振り分け先
    の分割データテーブル番号とに従い、前記複数の分割デ
    ータテーブルのそれぞれに対し、前記N項目の複数レコ
    ードから成るデータテーブルの各項目を振り分け、各分
    割データテーブルの更新の際は、振り分けられた項目の
    いずれかに入力値があるレコードのみを作成して更新す
    ることを特徴とするデータベース管理方法。
  2. 【請求項2】 1レコード分の更新データの入力に対
    し、前記項目マスタテーブルから入力項目に対する使用
    頻度情報を取得した後、その使用頻度情報に対する分割
    データテーブル番号を前記振り分けテーブルから取得
    し、その分割データテーブル番号の分割データテーブル
    を更新することを特徴とする請求項1記載のデータベー
    ス管理方法。
  3. 【請求項3】 作成対象のデータテーブルの各項目をそ
    の使用頻度情報に従って使用頻度順に各分割データテー
    ブルに振り分ける処理によって前記振り分けテーブルの
    分割データテーブル番号を設定することを特徴とする請
    求項1または2記載のデータベース管理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007531087A (ja) * 2004-02-21 2007-11-01 データレグロ,インコーポレーテッド 無共有型並列データベースシステム及びデータベース管理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007531087A (ja) * 2004-02-21 2007-11-01 データレグロ,インコーポレーテッド 無共有型並列データベースシステム及びデータベース管理方法
JP4777972B2 (ja) * 2004-02-21 2011-09-21 データレグロ,インコーポレーテッド 無共有型並列データベースシステム及びデータベース管理方法

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