JPH1151790A - 物体認識再現装置 - Google Patents

物体認識再現装置

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JPH1151790A
JPH1151790A JP9211594A JP21159497A JPH1151790A JP H1151790 A JPH1151790 A JP H1151790A JP 9211594 A JP9211594 A JP 9211594A JP 21159497 A JP21159497 A JP 21159497A JP H1151790 A JPH1151790 A JP H1151790A
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JP9211594A
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Masahiro Yamada
正裕 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物体の形状の他、その物体の表面の触感、場
合によっては温感をも感得でき、そしてその感覚データ
を記憶しておき、必要に応じて読み出すことができる物
体認識再現装置を得ること。 【解決手段】 本発明の物体認識再現装置1Aは、支持
装置10の先端部にホルダー21と温度センサー22、
発熱吸熱素子23、形状検出用圧力センサー24、微小
な圧力センサー25、変位素子26が装着されていて、
これらのセンサーで物体Bの温度データの他、「大雑把
な感覚」の形状データと細やかな「肌触りの感覚」の触
感データとを検出し、コンピュータ30に記憶させ、ま
た、これより再生して、前記物体Bとほぼ同様の感覚を
前記ホルダー21に再現させるように構成構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物である或る
物体の立体的な形状の他、それが持つ表面の触感、必要
に応じて温感とを認識できる物体認識再現装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術のこの種物体認識再現装置は、
複数個の圧力センサ、歪みゲージ、コンピュータなどか
ら構成されており、圧力センサや歪みゲージの装着方法
やアクチュエータ等の圧力発生装置には様々なものがあ
る。圧力センサや歪みゲージの手への装着手段として
は、例えば、手袋状のものに貼り付け、組み込み、これ
を手に装着することによって感覚データを得ているもの
がある。また、圧力発生装置としては、ワイヤー駆動の
ものや空気圧ピストンによるものなどがある。そしてこ
のような物体認識再現装置を用いて得た感覚データはコ
ンピュータに入力され、記憶装置に記憶、保存される。
この記憶、保存された感覚データは、例えば、前記対象
物とほぼ同一の物体を設計する場合の参照データに供せ
られるものである。
【0003】その感覚データの出力方法は、そのデータ
の利用者の身体の一部、前記の例では手に装着された圧
力センサや歪みゲージで検出されたデータとコンピュー
タに蓄積されているその位置と方向でのデータが一致す
るように、アクチュエータなどにフィードバックを掛け
ることによって行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、触感には大
別して2種類存在する。例えば、テニスボールを触った
場合では、テニスボールの弾力ある感覚とテニスボール
表面の毛羽立った感覚とがある。テニスボールであると
認識するためには、これら2種類の感覚が重要な要素と
なる。しかし、従来技術の物体認識再現装置では、これ
ら2種類の感覚を実現することが大変困難であった。テ
ニスボールの表面の毛羽立った細かな触覚を前記のフィ
ードバックで実現しようとすると、狭い領域に多数のフ
ィードバック回路が必要になり、複雑で大規模な装置に
なってしまうという問題がある。このため、従来技術の
物体認識再現装置ではテニスボールの表面の毛羽立った
ような細かな触感を認識することができなかった。ま
た、従来技術では触感と同時に温感を実現できる装置は
なかった。本発明は、以上記したような諸問題を解決し
ようとするものであって、物体の形状の他、その物体の
表面の触感、場合によっては温感をも感得でき、そして
それらの感覚データを記憶しておき、必要に応じて読み
出すことができる物体認識再現装置を得ることを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って、本発明では、物
体認識再現装置を、或る物体の立体形状を感得する少な
くとも1個の第1圧力センサーと、前記物体の表面の触
感を感得する複数個の第2圧力センサーと、前記物体の
表面の触感を再現する複数個の変位素子と、前記物体の
表面の温度を感得する温度センサーと、前記物体の表面
の温度を再現する発熱吸熱素子とから構成されている物
体認識再現用センサー装置と、前記センサー装置の位
置、方向を特定するための角度、位置座標特定装置と、
コンピュータと、前記センサー装置に接続され、センサ
ー装置が感得した形状データと感触データとを前記コン
ピュータに入力し、記憶させる入力装置と、前記角度、
位置座標特定装置に接続され、前記センサー装置の位
置、方向データを前記コンピュータに入力し、記憶させ
る入力装置と、前記温度センサーに接続され、前記温度
センサが感得した温度データを前記コンピュータに入力
し、記憶させる入力装置と、前記コンピュータに接続さ
れ、コンピュータに記憶された前記感触データを前記セ
ンサー装置に出力する出力装置と、前記コンピュータに
接続され、コンピュータに記憶された前記センサー装置
の位置、方向データと形状データとを前記角度、位置座
標特定装置に出力する出力装置と、前記コンピュータに
接続され、コンピュータに記憶された前記温度センサー
の温度データを前記発熱吸熱素子に出力する出力装置
と、から構成して、前記課題を解決している。
【0006】従って、本発明の物体認識再現装置によれ
ば、極めて簡単な機構で物体の立体的な形状のデータの
他に、それが持つ表面の触感、温感を認識して感覚デー
タとして保存でき、また、必要に応じてその保存してい
た物体の形状データと感覚データを出力して、その物体
とほぼ同様の感覚、特に感触の物体を再現でき、或いは
その物体が患者であれば、医師が遠隔地に居ても、その
患者の病状を前記感覚データを基に診断することができ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の物体認識再現装置
の一実施例を図を用いて説明する。図1は本発明の物体
認識再現装置の斜視図であり、図2は図1に示した物体
認識再現装置のセンサー装置の一部断面図であり、図3
は本発明の物体認識再現装置の概念図であり、図4は本
発明の物体認識再現装置を用いて物体の感覚データを遠
隔地に伝送する伝送系を示す概念図であり、そして図5
は本発明の物体認識再現装置を複数台通信ケーブルで接
続して、それぞれの物体認識再現装置で感得した感覚デ
ータを相互に伝送し合うことができる伝送系を示す概念
図である。
【0008】先ず初めに、図1及び図2を用いて、本発
明の物体認識再現装置及びその要部であるセンサー装置
を説明する。図1において、符号1は本発明の物体認識
再現装置を指す。この物体認識再現装置1は支持装置1
0と、この支持装置10に支持された、本発明の一つで
ある要部のセンサー装置20とから構成されている。
【0009】支持装置10はセンサー装置20の角度と
位置とを特定(検出)する装置であって、複数個のリン
グ関節と複数個の回転関節とこれらを接続する複数本の
支持棒とから構成されている。図示の例では、リング関
節が2個、即ち、第1リング関節111と第2リング関
節112と、回転関節が4個、即ち、第1回転関節12
1、第2回転関節122、第3回転関節123、第4回
転関節124と、支持棒が6本、即ち、第1支持棒13
1、第2支持棒132、第3支持棒133、第4支持棒
134、第5支持棒135、第6支持棒136とから構
成されている。
【0010】第1リング関節111は一つの基準にな
り、机上などに水平状態に配設されるものである。第1
リング関節101の水平面に対して垂直に第1支持棒1
31が配設されており、その先端部に第2支持棒132
を接続する第1回転関節121が配設されている。この
第2支持棒132の先端部には第2回転関節122が配
設されており、第3支持棒133を接続、支持されてい
る。この第3支持棒133の先端部は前記第2リング関
節112に接続されている。そしてこの第2リング関節
112の周辺部には、所定の間隔を開けて2本の前記第
4支持棒134と第5支持棒135とが配設されてお
り、更に第4支持棒134の先端部には第6支持棒13
6が接続されている。
【0011】前記各回転関節は回転することができ、内
部に各支持棒の角度を特定する、例えば、ロータリーエ
ンコーダのような回転角度検出装置とモータのような駆
動装置とブレーキのような制動装置が装着されている。
前記各リング関節も回転することができ、内部に、例え
ば、ロータリーエンコーダのような回転角度検出装置と
モータのような駆動装置とブレーキのような制動装置が
装着されている。
【0012】前記センサー装置20は、図示の例では、
2個で構成されており、一つは前記第6支持棒136の
先端部に、他の一つは前記第5支持棒135の先端部に
固定されている。図2に、図1の矢印Aで示した、例え
ば、人指し指用のセンサー装置20の断面を拡大して示
した。他の、例えば、親指用のセンサー装置20も構成
は同一であるので、説明を省略する。このセンサー装置
20はホルダー21とこのホルダー21に配設された複
数種の、そして複数個のセンサーとから構成されてい
る。
【0013】前記ホルダー21は指、この場合は人指し
指を挿入するのに都合の良い指輪状或いは筒状の形状及
び構造に形成されている。このホルダー21の指の腹が
接触する面211とこの面211と反対側の物体Bに接
触する面212には各種の小型センサーと駆動装置とが
装着されている。これらのセンサーによって指の腹が感
じる物体Bの形状データと触感データ(これらのデータ
を纏めて「感覚データ」と記す)を検出する。そして、
その感覚データを後刻再現するために、図1の各回転関
節及び各リング関節の位置、方向データと共に、前記検
出された感覚データ及びセンサー装置20の位置、方向
のデータ(以下、「位置データ」と記す)などが入力装
置を介して、図3に示したように、コンピュータ30の
記憶装置に入力される。
【0014】検出された感覚の再現には、前記感覚デー
タの下にセンサー装置20の各種センサーや支持装置1
0を構成する回転角度特定装置、位置特定装置、駆動装
置、制動装置を制御して行われる。前記センサー装置2
0は、温度センサー22、発熱吸熱素子23、形状検出
用の、例えば、ピエゾ圧電素子からなる圧力センサー2
4、触感検出用圧力センサー25、変位素子26などか
ら構成されている。前記温度センサー22、例えば、サ
ーミスターはホルダー21の物体Bに接する面212側
のほぼ中央部に配設されている。図示の例では温度セン
サー22は1個である。前記発熱吸熱素子23、例え
ば、ペルチェ素子はホルダー21の内面、即ち、指の腹
が接触する面211側の前記温度センサー22と対向す
る部分に配設されている。
【0015】前記形状検出圧力センサー24(以下、単
に「圧力センサー24」と略記する)は、指の腹が接触
する面211側の前記温度センサー22の近傍に配設さ
れている。前記触感検出用圧力センサー25は複数個の
微小な圧力センサー25a、25b、25c・・・25
n(以下、単に「微小圧力センサー」と略記する)から
なり、ホルダー21の物体Bに接触する面212側全体
に所定の配列で配設されている。前記変位素子26も複
数個の微小な変位素子26a、26b、26c・・・2
6n(以下、単に「微小変位素子」と略記する)からな
り、ホルダー21の指の腹が接触する面211側全体に
前記微小圧力センサー25a、25b、25c・・・2
5nに対応して所定の配列で配設されている。
【0016】以上説明したような物体認識再現装置1
は、図3に示したように、最も簡潔なシステムとしてコ
ンピュータ30(例えば、パソコン)と接続して、本発
明の物体認識再現装置1Aを構成し、各種のデータをコ
ンピュータ30の、図示していないが、記憶装置に入力
装置31を通じて書き込み(入力或いは記録し)、そし
て必要に応じてその記憶装置から出力装置32を介して
前記各種データを読み出す(出力或いは再生する)。
【0017】次に、前記物体認識再現装置1Aの動作を
説明する。物体B、図1にはテニスボールが示されてい
るが、第2リング関節112に手を通し、それぞれのホ
ルダー21に、例えば、親指と人指し指を差し込み、そ
れぞれのホルダー21を介してテニスボールBをつか
む。測定対象物体であるテニスボールBをホルダー21
で隈なく連続的に触れば、テニスボールB全体の形状に
関する形状データとテニスボールBの表面の肌の感触に
関する触感データが発生し、そしてテニスボールBをつ
かもうとする、或いは触れようとするホルダー21の動
きに応じて前記支持装置10の各リング関節、回転関節
が回転し、これらの動きに応じてホルダー21の方向も
含めた回転角度及び位置座標の位置データが発生する。
【0018】前記圧力センサー24はテニスボールBに
触った時に、そのテニスボールBの立体形状の「大雑把
な感覚」を感得するもので、テニスボールBに触った場
合に指の腹が感じる圧力の形状データとして検出する。
また、前記触感検出用圧力センサー25である微小圧力
センサー25a、25b、25c・・・25nはテニス
ボールBに触った時に、そのテニスボールBの表面の細
かな「肌触りの感覚」を感得するもので触感データとし
て検出する。温感の入力は温度センサー22で行われ
る。温度センサー22は物体Bに直接接触するように設
けられているので、物体Bの温度を直ちに測定し、温度
データとして検出される。これら形状データと触感デー
タとの感覚データ及び温度データは前記位置データと共
にコンピュータ30の入力装置31を介して記憶装置に
記録される。
【0019】次に、テニスボールBの形状と触感の再現
は、記憶装置に記憶済みの位置データを再生すると共に
感覚データを再生し、ホルダー21を装着した人指し指
と親指との腹に、その位置データに応じた位置と方向の
圧力、感覚データに応じた圧力、そして温度データに応
じた温度を与えることにより行うことができる。テニス
ボールBの「大雑把な感覚」の再現は、形状データを再
生し、圧力センサー24に印加し、その形状データに応
じた圧力と実際に圧力センサー24が感じている圧力が
等しくなるように各リング関節や各回転関節に内蔵され
ている駆動装置、制動装置を制御して行う。簡易的な再
現では制動装置だけでよい。
【0020】「肌触りの感覚」の再現は、「大雑把な感
覚」の再生方法でも或る程度は可能であるが、例えば、
髪の毛に触るような感覚の再現は難しい。このような細
かな「肌触りの感覚」の再現は、微小圧力センサー25
a、25b、25c・・・25nで検出された触感デー
タをコンピュータ30の記憶装置から再生し、出力装置
32を介して前記微小圧力センサー25a、25b、2
5c・・・25nに対応した前記微小変位素子26a、
26b、26c・・・26nに印加し、駆動することに
より再現される。また、温感の再現には指の腹側に装着
されている前記発熱吸熱素子23に温度データに基づく
信号を印加し、制御することにより行う。
【0021】このようなシステム形態の物体認識再現装
置1Aは、物体認識再現装置1で多くの各種物体Bのデ
ータをコンピュータ30に記憶させておけば、後刻、或
る物体、例えば、事務机を設計する場合の天板の肌触り
をどのような感触に仕上げるかを検討する時に、木製の
天板の感覚データやプラスチック製の天板の感覚データ
をコンピュータ30から出力し、その天板を木製にする
か、プラスチック製にするかなどの検討データに用いる
ことができる。このようにして、対象の物体Bの形状、
触感、温度などを再現することができる。
【0022】本発明の物体認識再現装置1の入出力のシ
ステム形態は、図3に示したシステム形態の物体認識再
現装置1Aの他に、図4に示したシステム形態の物体認
識再現装置1Bと図5に示したシステム形態の物体認識
再現装置1Cとがある。図4に示した物体認識再現装置
1Bは、図3に示した物体認識再現装置1Aのコンピュ
ータ30Aに通信ケーブル或いは通信回線41を介して
遠隔に存在する事業所などに設置されたコンピュータ3
0B、出力装置32B及び物体認識再現装置1bを接続
したシステム形態のものであり、物体認識再現装置1a
で感得し、入力装置31Aを介してコンピュータ30A
の記憶装置に記憶された前記の各種データをそのコンピ
ュータ30Aから通信ケーブル41を介してコンピュー
タ30Bに取り込んだ後、そのデータを出力装置32B
を通じて取り出し、感覚データなどに基づく物体の感覚
を物体認識再現装置1bで再現させる装置である。
【0023】このようなシステム形態の物体認識再現装
置1Bは、例えば、物体Bが腹痛を催している患者の人
体であるとしたら、物体認識再現装置1aのホルダー2
1でその患者の腹部を摩り、そして感得した温度デー
タ、感覚データなどをコンピュータ30A、通信ケーブ
ル41を介してコンピュータ30Bを所有している専門
医に伝送し、その患者の腹痛の状態をその専門医に診断
して貰うことができる。
【0024】図5に示した物体認識再現装置1Cは、図
3に示した物体認識再現装置1Aのコンピュータ30A
に通信ケーブル或いは通信回線41を介して遠隔に存在
する事業所などに設置されたコンピュータ30C、入力
装置31C、出力装置32C及び物体認識再現装置1c
を接続したシステム形態のものであり、物体認識再現装
置1aで感得した各種データを入力装置31Aを介して
コンピュータ30Aに入力、記憶し、逆にその各種デー
タをコンピュータ30から出力装置32Aを介して出力
して物体認識再現装置1aでその物体の形状、触感など
を再現できる他、物体認識再現装置1aで感得した前記
の各種データをコンピュータ30Aから出力し、コンピ
ュータ30Cに取り込んだ後、そのデータに基づく物体
の形状、触感を物体認識再現装置1cで再現させ、同様
に、物体認識再現装置1cで感得した感覚データを入力
装置31C、コンピュータ30C、コンピュータ30A
及び出力装置32Aを介して物体認識再現装置1aで再
現させることができる装置である。つまり或る物体の感
覚データをコンピュータを介して相互にやり取りできる
システム形態のものである。
【0025】このようなシステム形態の物体認識再現装
置1Cは、物体認識再現装置及びコンピュータを所有し
ている者同志で、それぞれが物体認識再現装置1で感得
した各種の物体Bの温度データ、形状データ、触感デー
タなどを相互に交換、利用し合える。
【0026】前記図1及び図2に示した実施例には、1
台の素子にセンサー装置と再現素子とを組み込んだ物体
認識再現装置として例示したが、例えば、図4に例示し
た物体認識再現装置1を前記のように患者の病状診断に
用いる場合には、患者側(データ送信側)の物体認識再
現装置1aは温度センサー22と圧力センサー24と微
小圧力センサー25a、25b、25c・・・25nの
みのセンサー装置で構成し、発熱吸熱素子23と微小変
位素子26a、26b、26c・・・26nとは省き、
一方の医師側(データ受信側)の物体認識再現装置1b
は発熱吸熱素子23、圧力センサー24、微小変位素子
26a、26b、26c・・・26nのみの物体再現す
るセンサー装置で構成し、温度センサー22と微小圧力
センサー25a、25b、25c・・・25nとを省い
てもよい。このように物体認識再現装置1a及び1bを
それぞれ単独の物体認識装置と物体再現装置で構成する
と、それだけ構造を簡素化でき、そして軽量化もでき、
しかも安価に製作することができる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の物体認識再現装置は或る物体の大雑把な感覚と細やか
な肌触りの感覚の双方を、また、必要に応じて物体の温
度を含めた感触をも簡単に感得し、また、再現すること
ができる。特に温感を加えることにより、人肌の感覚や
氷の感覚など温度が重要な情報であるような触感をじつ
げんできる。また、本発明の物体認識再現装置は入力し
たデータを感覚データとして自由に記録、加工、出力す
ることができ、他のアプリケーションの端末としても利
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の物体認識再現装置の斜視図である。
【図2】 図1に示した物体認識再現装置のセンサー装
置分の一部断面図である。
【図3】 本発明の物体認識再現装置の概念図である。
【図4】 本発明の物体認識再現装置を用いて物体の感
覚データを遠隔地に伝送する伝送系を示す概念図であ
る。
【図5】 本発明の物体認識再現装置を複数台通信ケー
ブルで接続して、それぞれの物体認識再現装置で感得し
た感覚データを相互に伝送し合うことができる伝送系を
示す概念図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1A,1B,1C…本発明の物体認識
再現装置、10…支持装置、111…第1リング関節、
112…第2リング関節、121…第1回転関節、12
2…第2回転関節、123…第3回転関節、124…第
4回転関節、131…第1支持棒、132…第2支持
棒、133…第3支持棒、134…第4支持棒、135
…第5支持棒、136…第6支持棒、20…センサー装
置、21…ホルダー、22…温度センサー、23…発熱
吸熱素子、24…(形状検出、変位兼用)圧力センサ
ー、25…(触感検出用)圧力センサー、25a,25
b,25c,25n…微小圧力センサー、26a,26
b,26c,26n…微小変位素子、30A,30B,
30C…コンピュータ、31,31C…入力装置、3
2,32A,32B,32C…出力装置、B…物体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 或る物体の立体形状を感得するために利
    用する少なくとも1個の第1圧力センサーと、 前記物体の表面の触感を感得する複数個の第2圧力セン
    サーと、 必要に応じて前記物体の表面の温度を感得する温度セン
    サーとから構成されていることを特徴とする物体認識用
    センサー装置。
  2. 【請求項2】 物体の表面の触感を再現する複数個の変
    位素子と、 必要に応じて前記物体の表面の温度を再現する発熱吸熱
    素子と、 から構成されていることを特徴とする物体再現用センサ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 或る物体の立体形状を感得する少なくと
    も1個の第1圧力センサーと、 前記物体の表面の触感を感得する複数個の第2圧力セン
    サーと、 前記物体の表面の触感を再現する複数個の変位素子と、 必要に応じて前記物体の表面の温度を感得する温度セン
    サーと必要に応じて前記物体の表面の温度を再現する発
    熱吸熱素子とから構成されていることを特徴とする物体
    認識再現用センサー装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の物体認識用センサー装
    置と、 前記センサー装置の位置、方向を特定するための角度、
    位置座標特定装置と、 コンピュータと、 前記センサー装置に接続され、センサー装置が感得した
    形状データと感触データとを前記コンピュータに入力
    し、記憶させる入力装置と、 前記角度、位置座標特定装置に接続され、前記センサー
    装置の位置、方向データを前記コンピュータに入力し、
    記憶させる入力装置と、から構成されていることを特徴
    とする物体認識装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の物体再現用センサー装
    置と、 前記センサー装置の位置、方向を特定するための角度、
    位置座標特定装置と、 コンピュータと、 前記コンピュータに接続され、コンピュータに記憶され
    た前記感触データを前記センサー装置に出力する出力装
    置と、 前記コンピュータに接続され、コンピュータに記憶され
    た位置、方向データに対応した圧力データを出力する駆
    動及びまたは制動装置とからなる出力装置と、から構成
    されていることを特徴とする物体再現装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の物体認識再現用センサ
    ー装置と、 前記センサー装置の位置、方向を特定するための角度、
    位置座標特定装置と、 コンピュータと、 前記センサー装置に接続され、センサー装置が感得した
    形状データと感触データとを前記コンピュータに入力
    し、記憶させる入力装置と、 前記角度、位置座標特定装置に接続され、前記センサー
    装置の位置、方向データを前記コンピュータに入力し、
    記憶させる入力装置と、 前記コンピュータに接続され、コンピュータに記憶され
    た前記感触データを前記センサー装置に出力する出力装
    置と、 前記コンピュータに接続され、コンピュータに記憶され
    た位置、方向データに対応した圧力データを出力する駆
    動及びまたは制動装置とからなる出力装置と、 必要に応じて前記コンピュータに接続され、コンピュー
    タに記憶された前記温度センサーの温度データを前記発
    熱吸熱素子に出力する出力装置と、から構成されている
    ことを特徴とする物体認識再現装置。
  7. 【請求項7】 請求項4乃至図6に記載の物体認識及び
    または再現装置が複数台、相互に通信回線を介して接続
    されていることを特徴とする物体認識及びまたは再現装
    置。
JP9211594A 1997-08-06 1997-08-06 物体認識再現装置 Pending JPH1151790A (ja)

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