JPH11512631A - 衛生ナプキン又はその類似物品のためのパッケージング材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は衛生ナプキンの外部表面が少なくとも部分的に接着性があり、ナプキンの接着性外部表面がパッケージング材料に面するように折りたたまれた衛生ナプキン（１）又はその類似品のためのパッケージングに関する。本発明によると、パッケージング材料は衛生ナプキンの外部表面と接触するための比較的小さな表面領域を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 衛生ナプキン又はその類似物品のためのパッケージング 本発明は衛生ナプキンが少なくとも部分的に接着性外部表面を有し、この接着 性外部表面がパッケージング材料に面するように折りたたまれた衛生ナプキン又 はその類似物品のためのパッケージングに関する。 衛生ナプキン及びパンティー保護シート(panty protector)はしばしば一回の 使用分だけを一単位として折りたたまれた状態でパッケージされる。これにより 、これらの物品を衛生的に持ち歩くことができ、例えばハンドバックの中に後の 使用のために入れてあることを気付かれないようにすることができる。衛生ナプ キン又はパンティー保護シートの外部表面は少なくとも部分的に接着剤で被われ ている。これにより、ナプキン又パンティー保護シートをパンティーの内側へ装 着することができる。パッケージが開かないようにするためのコーティングを避 けるため又はパッケージング材料によってコーティングが破壊されることを避け るために、接着剤コーティングを剥離紙又は剥離箔で保護するのが通常の方法で ある。この問題を解決するための別の方法はパッケージング材料を剥離剤、例え ばシリコン樹脂によって被覆することである。しかし、両方の解決策は比較的コ ストがかかる。 本発明の一つの目的は、剥離剤を必要とせず、衛生ナプキン又はパンティ保護 シート上の接着剤コーティングをパッケージング材料による破壊に対して保護す る必要のない、一回の使用だけを目的とした個別のパンティー又は個別の衛生ナ プキンパッケージのためのパッケージングを提供することにある。 これらの目的は、導入部で定義された種類の本発明のパッケージングによって 達成され、パッケージング材料が衛生ナプキン又パンティー保護シートの外部表 面と接触するための比較的小さな表面領域を有することを特徴とする。 本発明の第一の例によると、パッケージング材料は不織布材料である。 本発明の他の例によると、パッケージング材料はプラスチックフィルム及び不 織布材料のラミネート、一側面が小さな突起物で被われているプラスチックフィ ルム又はネット構造を共に形成する縦方向に伸びかつ横方向に伸びるリブ(rib) を一側面に含むプラスチックフィルムのそれぞれからなる。 添付の図面に従って本発明をこれから詳しく述べる。 図１はパッケージング用紙(packaging blank)上に置いた衛生ナプキンの上面 図である。 図２は図１のパッケージング用紙から始めて、一製品パッケージを製造する第 一の折りたたみ工程の横断面図である。 図３は本発明の第一の例による一製品パッケージの横断面図である。 図１はパッケージング材料のシート２上に置かれた衛生ナプキン１を示す。衛 生ナプキン１の一側面（図１では見えない方の面）は、パンティーの内側に装着 できるように接着剤で被われている。従って、この面はシート２の内部表面に接 着する。図１に示される形状から始まる個別パックの衛生ナプキンを提供するた めに、ナプキン１及びシート２からなるユニットは、ユニット１，２が図２に示 される形状になるように、まず意図された折り線Ａ−Ａ（図１において破線で示 される）の周囲で折りたたまれる。次に、ユニット１，２は意図された折り線Ｂ −Ｂ（図１において破線で示される）の周囲で、図３に示されるパッケージの形 状を得るために、折りたたまれる。衛生ナプキンは固定テープ３によって、この 折りたたまれた状態に保たれる。この固定テープ３は、線Ｂ−Ｂの周囲で折りた たまれたシート２の部分を線Ａ−Ａの周囲で先に谷折りされた部分に固定する。 シート２の折りたたまれた両端の互いに向き合った部分は、例えば溶接又は糊付 けによって一緒に固定される。 一製品パッケージを開封したい時、シート２の横の端が破かれ、ユニット１， ２は図１に示された状態に戻される。次に、衛生ナプキン１はシート２からはず される。パンティーに装着する衛生ナプキンの能力を損なわずにこれを達成する ためには、シート２はわずかな力だけで衛生ナプキンの糊付き外部に接着されな ければならない。これは、パッケージングされた製品に接触するための小さな表 面領域を与える（例えば、シートは衛生ナプキンの外部表面からシート２の内部 表面の残存部を遠ざけ、衛生ナプキンと接触する多数の突起物を含む凸凹の表面 を有する）本発明のシート２によって達成される。これらの突起物は、衛生ナプ キンと接触する突起物の表面積の合計がシート２の内部表面の全面積に対して小 さく維持できるならば、どんな適切な形を有してもよい。 不織布材料（好ましくはパターンで充分に接着されたメルトボンド不織布材料 ）がパンティーにしっかりと装着されるという衛生ナプキンの能力を大きく損な うことなく使用できることが意外にも発見された。これは、たとえいくつかの繊 維が衛生ナプキン上の接着層に接着したとしたても、接着層の大部分には繊維が ないからである。そのような不織布材料は、スムースロール(smooth roll)とパ ターンロール(pattern roll)の間に材料を通すことによって接着され、直立した 繊維端が本質的にないパターン表面を製造する。 或いは、シート２はプラスチックフィルム／不織布ラミネートからなってもよ く、このラミネートはオープン不織布構造が使用される時、特に好適である。突 起物を与えられたプラスチックフィルム（例えば、一側面にネット構造を有する プラスチックフィルム）をパッケージング材料として使用してもよい。 図１に示される衛生ナプキン１の外部表面全体は本質的に接着剤で被われてお り、これによりナプキンが本発明の一製品パッケージのパッケージングのために 特に好適となる。しかしながら、本発明は外部表面に１以上の接着剤テープ(glu e strings)を含む衛生ナプキンにも、パッケージが開くというような、これらテ ープの機能を大きく損なうことなく適用できる。 記述され図示された例は本発明の範疇内であれば、特に衛生ナプキンの構造及 び形に関して変更されてもよいことは理解されるであろう。パッケージユニット の折りたたみ及びパッケージングは示されたものと異なってもよい。例えば、衛 生ナプキンはパッケージの横つなぎ目を破く必要なしに取り出せるように、その パッケージ内に折りたたまれてもよい。或いは、パッケージは横つなぎ目の必要 がないように折りたたまれてもよい。従って、本発明は次の請求の範囲の内容に よってのみ制限される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】１９９７年１０月１１日 【補正内容】 明細書 衛生ナプキン又はその類似物品のためのパッケージング材料 本発明は衛生ナプキンが少なくとも部分的に接着性外部表面を有し、この接着 性外部表面がパッケージング材料に面するように折りたたまれた衛生ナプキン又 はその類似物品のためのパッケージング材料に関する。 衛生ナプキン及びパンティー保護シート(panty protector)はしばしば一回の 使用分だけを一単位として折りたたまれた状態でパッケージされる。これにより 、これらの物品を衛生的に持ち歩くことができ、例えばハンドバックの中に後の 使用のために入れてあることを気付かれないようにすることができる。衛生ナプ キン又はパンティー保護シートの外部表面は少なくとも部分的に接着剤で被われ ている。これにより、ナプキン又パンティー保護シートをパンティーの内側へ装 着することができる。パッケージが開かないようにするためのコーティングを避 けるため又はパッケージング材料によってコーティングが破壊されることを避け るために、接着剤コーティングを剥離紙又は剥離箔で保護するのが通常の方法で ある。この問題を解決するための別の方法はパッケージング材料を剥離剤、例え ばシリコン樹脂によって被覆することである。この方法の例として、ＥＰ−Ａ１ −０３５７０００を参照する。しかし、両方の解決策は比較的コストがかかる。 本発明の一つの目的は、剥離剤を必要とせず、衛生ナプキン又はパンティ保護 シート上の接着剤コーティングをパッケージング材料による破壊に対して保護す る必要のない、一回の使用だけを目的とした個別のパンティー又は個別の衛生ナ プキンパッケージのためのパッケージング材料を提供することにある。 これらの目的は、導入部で定義された種類の本発明のパッケージング材料によ って達成され、衛生ナプキンの接着性外部表面に面する表面上において、パッケ ージング材料に衛生ナプキンの外部表面と接触するための小さな表面領域を与え るために多数の突起物を与えることを特徴とする。 本発明の第一の例によると、パッケージング材料はメルトボンドパターン(mel t-bonded patterned)の不織布材料である。 本発明の他の例によると、パッケージング材料はプラスチックフィルム及び不 織布材料のラミネート、一側面が小さな突起物で被われているプラスチックフィ ルム又はネット構造を共に形成する縦方向に伸びかつ横方向に伸びるリブ(rib) を一側面に含むプラスチックフィルムのそれぞれからなる。 添付の図面に従って本発明をこれから詳しく述べる。 図１はパッケージング用紙(packaging blank)上に置いた衛生ナプキンの上面 図である。 図２は図１のパッケージング用紙から始めて、一製品パッケージを製造する第 一の折りたたみ工程の横断面図である。 図３は本発明の第一の例による一製品パッケージの横断面図である。 図１はパッケージング材料のシート２上に置かれた衛生ナプキン１を示す。衛 生ナプキン１の一側面（図１では見えない方の面）は、パンティーの内側に装着 できるように接着剤で被われている。従って、この面はシート２の内部表面に接 着する。図１に示される形状から始まる個別パックの衛生ナプキンを提供するた めに、ナプキン１及びシート２からなるユニットは、ユニット１，２が図２に示 される形状になるように、まず意図された折り線Ａ−Ａ（図１において破線で示 される）の周囲で折りたたまれる。次に、ユニット１，２は意図された折り線Ｂ −Ｂ（図１において破線で示される）の周囲で、図３に示されるパッケージの形 状を得るために、折りたたまれる。衛生ナプキンは固定テープ３によって、この 折りたたまれた状態に保たれる。この固定テープ３は、線Ｂ−Ｂの周囲で折りた たまれたシート２の部分を線Ａ−Ａの周囲で先に谷折りされた部分に固定する。 シート２の折りたたまれた両端の互いに向き合った部分は、例えば溶接又は糊付 けによって一緒に固定される。 請求の範囲 １．衛生ナプキンが少なくとも部分的に接着性外部表面を有し、接着性外部表 面がパッケージング材料に面するように折りたたまれた衛生ナプキン（１）又は その類似物品のためのパッケージング材料（２）において、パッケージング材料 （２）が衛生ナプキンの接着性外部表面に面する表面上で、衛生ナプキンの外部 表面と接触するための小さな表面領域を与えるために多数の突起物を与えられて いることを特徴とするパッケージング材料。 ２．パッケージング材料がメルトボンドパターンの不織布材料であることを特 徴とする請求の範囲１記載のパッケージング材料。 ３．パッケージング材料がプラスチック及び不織布材料からなるラミネートで あることを特徴とする請求の範囲１記載のパッケージング材料。 ４．パッケージング材料が、一側面が小さな突起物で被われているプラスチッ クフィルムからなることを特徴とする請求の範囲１記載のパッケージング材料。 ５．パッケージング材料が、ネット構造を共に形成する縦方向に伸びかつ横方 向に伸びるリブを一側面に含むプラスチックフィルムからなることを特徴とする 請求の範囲１記載のパッケージング材料。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．衛生ナプキンが少なくとも部分的に接着性外部表面を有し、接着性外部表 面がパッケージング材料に面するように折りたたまれた衛生ナプキン（１）又は その類似物品のためのパッケージングにおいて、パッケージング材料が衛生ナプ キンの外部表面と接触するための比較的小さな表面領域を与えることを特徴とす るパッケージ。 ２．パッケージング材料が不織布材料であることを特徴とする請求の範囲１記 載のパッケージング。 ３．パッケージング材料がメルトボンドパターン(melt-bonded patterned)の 不織布材料であることを特徴とする請求の範囲２記載のパッケージング。 ４．パッケージング材料がプラスチック及び不織布材料からなるラミネートで あることを特徴とする請求の範囲１記載のパッケージング。 ５．パッケージング材料が、一側面が小さな突起物で被われているプラスチッ クフィルムからなることを特徴とする請求の範囲１記載のパッケージング。 ６．パッケージング材料が、ネット構造を共に形成する縦方向に伸びかつ横方 向に伸びるリブを一側面に含むプラスチックフィルムからなることを特徴とする 請求の範囲１記載のパッケージング。