JPH11511845A - 穿孔中の測定用の加速器をベースとした方法及び装置 - Google Patents

穿孔中の測定用の加速器をベースとした方法及び装置

Info

Publication number
JPH11511845A
JPH11511845A JP8510258A JP51025896A JPH11511845A JP H11511845 A JPH11511845 A JP H11511845A JP 8510258 A JP8510258 A JP 8510258A JP 51025896 A JP51025896 A JP 51025896A JP H11511845 A JPH11511845 A JP H11511845A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detector
neutron
formation
accelerator
drill collar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8510258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3647460B2 (ja
Inventor
エイ. ルーミス,ウイリアム
イー. ステファンソン,ケニス
エイ. トルー,ジェローム
ピイ. ジーグラー,ウオルフギャング
チョウダリ,エス.ジーマ
クエット,ベノワ
エル. エバンス,マイケル
アルバット,ポール
エイ. ロスコー,ブラドレイ
エム. オレンカ,ジャック
エイ. モリアーティー,キース
アール. ソローン,ウイリアム
Original Assignee
シュルンベルジェ オーバーシーズ,エス.エイ.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シュルンベルジェ オーバーシーズ,エス.エイ. filed Critical シュルンベルジェ オーバーシーズ,エス.エイ.
Publication of JPH11511845A publication Critical patent/JPH11511845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3647460B2 publication Critical patent/JP3647460B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V5/00Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity
    • G01V5/04Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging
    • G01V5/08Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays
    • G01V5/10Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources
    • G01V5/104Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources and detecting secondary Y-rays as well as reflected or back-scattered neutrons
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V5/00Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity
    • G01V5/04Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging
    • G01V5/08Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays
    • G01V5/10Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources
    • G01V5/101Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources and detecting the secondary Y-rays produced in the surrounding layers of the bore hole
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V5/00Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity
    • G01V5/04Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging
    • G01V5/08Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays
    • G01V5/10Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources
    • G01V5/107Prospecting or detecting by the use of nuclear radiation, e.g. of natural or induced radioactivity specially adapted for well-logging using primary nuclear radiation sources or X-rays using neutron sources and detecting reflected or back-scattered neutrons

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Geophysics (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 穿孔中の測定装置が14MeV中性子加速器と、主に供給源中性子を検知し且つその出力が供給源強度に比例する近距離中性子検知器と、ドリルカラー壁に対して偏心されており且つ主に地層の水素濃度に応答する1つ又はそれ以上の中距離浅熱水中性子検知器と、ガンマ線か又は中性子のいずれかであり主に地層の密度に応答する第三のより遠い距離の放射検知器とを有している。中距離及び遠距離検知器出力は、近距離検知器出力によって正規化され、結合されて多孔度、密度及び岩層構造の測定値を与え且つガスを検知する。例えばスタンドオフ測定及び地層組成の分光分析等の興味のある付加的な情報を与えるために、中間距離において熱中性子検知器及び/又はガンマ線検知器を設けることも可能である。ツール出力は坑井内の測定装置の角度方向即ち方位角方向に関連している。

Description

【発明の詳細な説明】 穿孔中の測定用の加速器を ベースとした方法及び装置 本発明は、大略、坑井を穿孔するのと同時的に地表下の地層の探査に関するも のであって、更に詳細には、穿孔作業中に中性子加速器をベースとした測定を行 なう方法および装置に関するものである。最も広義の側面においては、本明細書 に開示した技術のあるものは、更に、ワイヤライン検層にも関するものである。 中性子源からの距離に関する中性子束の減衰によって坑井周りの地表下の地層 の多孔度の測定はワイヤライン検層において公知である。特に、浅熱水検層ツー ル(装置)は地層中の水素密度即ち濃度に影響を受け易い。地層流体中に水素が 通常存在しているので、水素濃度は孔空間の量に関連しており、従ってその地層 の多孔度に関連している。然しながら、与えられた多孔度の場合に、母材密度が 増加すると(同一の母材化学組成を維持)、浅熱水中性子検知器カウントレート (例えば、発生源と検知器との間隔が60cm)を減少させる場合がある。この カウントレートにおける変化は、与えられた母材密度に対して多孔度が増加した 場合に発生するのと同一の 方向である。従って、中性子多孔度測定それ自身は未知の組成の地層の多孔度を 明確に決定することは不可能である。 従って、ワイヤライン検層においては、中性子多孔度ツールと同一の深さ間隔 にわたり電子からのガンマ線のコンプトン散乱に基づく2番目のツールを稼動さ せることにより興味のある地層の嵩密度測定を行なうことが従来行なわれている 。母材密度における増加は、更に、密度ツールにおける検知器カウントレートに おける現象を発生させる。一方、与えられた母材密度に対し多孔度が増加すると 、密度ツール検知器のカウントレートは増加する。従って、母材密度及び多孔度 における変化は、中性子多孔度及びコンプトン散乱密度ツールに関し相補的な効 果を有しており、その効果はこれらの2つのツールの応答をクロスプロット(c ross plot)することによってオフセットさせることが可能である。こ のようなクロスプロットを使用することによって、物理現象を解き明かすことが 可能であり且つ母材密度及び組成(岩層構造)における変化を決定することが可 能である。母材の小孔空間内へのガスの侵入も中性子多孔度及び密度ツール応答 に影響を与えることが可能であるので、ある状況下においては、中性子/密度ク ロスプロットによってガスの存在を検 知することが可能である。 このようなワイヤライン多孔度及び密度検層ツールは地下の地層に関し非常に 有用な情報を与えるものであるが、それらは、必然的に、ボアホールすなわち坑 井が穿孔され且つドリルストリングが取り除かれた後においてのみ使用されるも のであり、それは坑井が形成された後数時間又は数日後である場合がある。その 結果、地層及び坑井は変化し、そのような変化が探査中の重要な油層岩石物理的 特性を隠蔽するか又は不明瞭なものとさせる場合がある。例えば、地層中への穿 孔流体の侵入及び坑井壁上でのマッドケーキの形成の両方が、ガンマ線嵩密度測 定及び中性子多孔度測定の両方を含む多くの検層測定に悪影響を与える場合があ る。両方の測定は、更に、マッドケーキ密度、及び発生した可能性のある坑井壁 の崩壊によって影響を受ける。ワイヤラインツールの更なる欠点としては、穿孔 時間の喪失及びワイヤラインツールを坑井内へ下降させることを可能とするため にドリルストリングのトリッピングの費用及び遅延等がある。従って密度及び中 性子多孔度測定、及びその他の興味のある測定を穿孔動作期間中に行なうことが 可能である場合には極めて有益的なものである。 従来技術においては、穿孔中に原子核(ガンマ線 密度又は中性子多孔度)地層評価を与えるための努力がなされており、例えば、 米国特許第4,596,926号、第4,698,501号、第4,705,9 44号、第4,879,463号、第4,814,609号等を参照すると良い 。然しながら、従来の嵩密度測定技術は典型的に137CSアイソトープ源である ガンマ線源を必要とする。従来の中性子多孔度測定技術も、同様に、例えばAm Be等のアイソトープ化学源を使用している。このような放射線化学源は放射線 の安全性に関する観点から明らかな欠点を有している。このことは、特に、穿孔 中の測定適用例において懸念事項であり、その場合には、操作条件が、ワイヤラ イン操作におけるよりも発生源の喪失が起こり易く且つその検索は一層困難なも のとしている。勿論、上述した穿孔中の測定に関する従来技術の特許はそのよう な化学源の喪失を防止するか、又は、喪失した場合にはその回収に関しかなりの 部分焦点を当てている。 例えば米国特許第4,760,252号(Albats et al.)に見ら れるように、加速器をベースとしたワイヤライン多孔度ツールが最近開発されて いるが、このようなツールは大量のスチール及びこれらの適用例において存在す る穿孔流体のツール応答に関する擾乱効果のために穿孔中の測定適用例 へ直接的に変換させることはできない。更に、密度検層のための137CSガンマ 線源に対する実際的で且つ経済的な加速器をベースとした代替物は現在存在しな い。従って、従来の中性子多孔度及び嵩密度ツールの放射線化学源に対する条件 を取り除いた加速器をベースとした穿孔中の測定用ツールに対する必要性が存在 している。 従来技術の前述した及びその他の条件は、本発明によれば、ドリルストリング のドリルカラーセクションにおける高エネルギ(好適には14MeV)中性子加 速器及び周囲の地層の中性子照射から発生するラジエーション即ち放射を測定す るために加速器から離隔されている少なくとも1個の放射線(中性子又はガンマ 線)検知器を有する穿孔中の測定装置及び方法を提供することによって充足され る。好適実施例においては、中性子源フラックスをモニタするための近距離中性 子検知器、主に地層水素濃度に応答する中距離浅熱水中性子検知器、及び該浅熱 水中性子検知器よりも地層密度に対して一層応答性のある遠距離検知器がドリル カラー内に設けられている。近距離検知器出力は発生源強度変動に対する他の検 知器出力を正規化するために使用される。正規化された中距離浅熱水中性子検知 器出力及び正規化された遠距離検知器出力は概念的には従来の中性子 多孔度−密度クロスプロットと類似した態様で結合して、地層多孔度、嵩密度及 び岩層構造の測定を得及び/又はガスを検知する。該測定は坑井深さ及び坑井内 の角度即ち方位角方向の関数として行なわれ且つ記録される。 近距離検知は、好適には、地層から発生する中性子に対して実質的に影響を受 けないように、中性子減速−吸収物質によって遮蔽された浅熱水中性子検知器で ある。一方、それは、例えば4He検知器又は高インピーダンス物質によって遮 蔽された液体シンチレータ中性子検知器等のMeV中性子検知器を有することが 可能である。中距離浅熱水中性子検知器は、検知器アレイを形成する多数の同様 の距離の検知器のうちの1つとすることが可能である。該アレイは、向上させた 水平方向の分解能を与えるために、ドリルカラーの内壁周りに円周方向に離隔さ せた複数個の同様の浅熱水検知器を有することが可能である。1つ又はそれ以上 のガンマ線検知器及び/又は熱中性子検知器も、所望により、該アレイ内に設け ることが可能であり、該アレイ検知器は垂直方向の分解能を改善するために垂直 方向に離隔させることが可能である。遠距離検知器は、好適には、ガンマ線検知 器であるが、例えば4He又は液体シンチレータ検知器等の高エネルギ(>0. 5MeV)中性子 検知器を有することも可能である。一方、遠距離ガンマ線及び遠距離中性子検知 器の両方を設けることも可能である。液体シンチレータが使用される場合には、 中性子とガンマ線の両方を検知すべく構成することが可能である。 中性子加速器及び近距離検知器は、好適には、同軸上に整合させ且つドリルカ ラーの片側へ偏心させて、ドリルカラーの反対側に穿孔流体チャンネルを収容さ せる。地層に対する感度を向上させるために、アレイ検知器は、好適には、ドリ ルカラーの内壁に対して偏心されており且つ坑井及びドリルカラー輸送中性子に 対して後方遮蔽されている。遠距離検知器は、好適には、加速器及び近距離検知 器と同軸状である。それも、また、坑井及びドリルカラーに沿って流れる中性子 に対して遮蔽されている。 中性子透明窓が、好適には、アレイ内の各中性子検知器に対向して設けられて おり、地層感度を更に向上させ且つ探査深さを増加させる。該中性子窓の好適な 較正は、ドリルカラー内への中性子のリークを最小とするために、ボロン又はそ の他の中性子吸収性物質で外装した例えばチタン等の低散乱性断面物資を有する ものである。中性子窓の位置に開口を形成した外部中性子吸収層もドリルカラー 内への中性子の流れを更に減少させるために設けることが可 能である。別の中性子窓較正としては、長手軸方向及び/又は円周方向の中性子 の流れを減衰させるためにドリルカラー内に横方向及び/又は長手軸方向の中性 子吸収物質からなる層を設けることが可能である。 前述したクロスプロット技術に加えて、所望により、その他の興味のある情報 を得るために、中距離検知器出力及び遠距離検知器出力を別々に処理することが 可能である。例えば、多孔度及びスタンドオフ(standoff)の測定は、 アレイ浅熱水中性子検知器によって発生される減速時間曲線から派生させること が可能であり、且つ地層の化学的組成に関する情報はアレイガンマ線検知器で記 録したガンマ線エネルギスペクトルの分光分析から得ることが可能である。この ような分光分析は、別法として、遠距離検知器の出力に基づくものとすることが 可能であり、その場合には、その検知器がガンマ線を検知する。熱中性子検知器 出力は地層巨視的捕獲断面積を決定する上で且つスタンドオフを測定する上で有 用である。熱中性子巨視的捕獲断面積、又はその相関物である熱中性子減衰時定 数もガンマ線検知器出力から決定することが可能である。これらの付加的な測定 はそれ自身又は基本的なクロスプロット表示を解釈する上で有用である。 本発明の目的、特徴及び利点は、添付の図面に関連し以下の代表的な実施例の 説明から更に理解することが可能である。 図1は本発明に基づいて構成され且つ回転穿孔プラットホームから懸垂されて いるドリルストリングを含む穿孔中の測定装置の一実施例の一部ブロック形態と した概略図である。 図2は中性子加速器及び関連する放射線検知器を含むダウンホール測定副組立 体の一実施例の一部概略図で示した縦断面図である。 図3はドリルカラーと相対的な近距離検知器の好適な位置を示した図2におけ る3−3線に沿ってとった水平断面図である。 図4はドリルカラーと相対的なアレイ検知器及び関連する中性子窓の1つの形 態を示した図2における4−4線に沿ってとった水平断面図である。 図5はアレイ浅熱水中性子検知器及びそれと関連する中性子窓の別の形態を示 した部分的水平断面図である。 図6は中性子窓の別の実施例を示したダウンホール測定副組立体の別の実施例 の部分的縦断面図である。 図7は図6の中性子窓の外部形態を示した図6における7−7線に沿ってとっ た外部図である。 図8は中性子窓の別の実施例の外部形態を示した図7と同様の外部図である。 図9は図2の加速器をベースとしたツールのモンテカルロモデル化から決定し た遠距離ガンマ線又は中性子検知器に対する正規化した逆フラックス対近距離浅 熱水中性子に対する逆正規化フラックスのクロスプロットである。 図10は図2の加速器をベースとしたツールのモンテカルロモデル化から決定 した幾つかの標準的な岩層の構造における異なる中性子及びガンマ線エネルギ及 び発生源/検知器感覚における逆フラックス対水素インデックスのクロスプロッ トである。 図11は幾つかの標準的な岩層構造における遠距離検知器に対する逆eV及び MeV中性フラックス対逆Ev又はMeV減速長さのクロスプロットである。 図12は3つの標準的な岩層構造におけるeV及びMeV中性子エネルギ範囲 の両方における中性子減速長さ、対水素インデックスルのクロスプロットである 。 図13は3つの標準的な岩層構造における遠距離検知器においての正規化逆M eVフラックス体アレイ検知器における正規化した逆浅熱水中性子フラックスの クロスプロットである。 図14Aは多孔性砂岩の水素インデックス及び化学的元素の関数としての浅熱 水中性子密度−減速長さ感度比の表面表示である。 図14Bは多孔性砂岩の水素インデックス及び化学的元素の関数としてのMe V中性子密度−減速長さ感度比の表面表示である。 図15Aは図14Aの表面表示の投影である。 図15Bは図14Bの表面表示の投影である。 図16は部分的にガスで飽和した地層及び部分的にカオリナイト粘土を担持す る地層に対する平均密度−減速長さ感度比対水素インデックスのクロスプロット である。 本発明は、穿孔中の測定適用例において特定の有用性を有しており、且つこの ような適用例は図面の図1に例示してある。その点に関し、且つ特にそうでない と断りがない限り、穿孔中の測定(穿孔中の検層としても知られている)という 本明細書において使用されている用語は、ドリリング即ち穿孔、ポージング即ち 休止及び/又はトリッピング期間中に、坑井内のドリルビット及びドリルストリ ングの少なくとも幾つかで、地層内においてデータの記録及び/又は測定を行な うことを含むことを意図している。然しながら、本発明のある側面はワイヤライ ン検層にも適用を有するものであることが理解される。 図1に示したように、プラットホーム及びデリック10が回転穿孔によって地 中内に形成したボアホール即ち坑井12上方に位置されている。ドリルストリン グ14が坑井内に懸垂されており且つその下端部にドリルビット16を有してい る。ドリルストリング14及びそれに取付けられているドリルビット16は、ド リルストリングの上端におけるケリー20と係合する回転テーブル18(不図示 の手段によって付勢される)によって回転される。ドリストリングは移動ブロッ ク(不図示)へ取付けられているフック22から懸垂されている。該ケリーは回 転スイベル24を介して該フックへ接続しており、スイベル24は該フックと相 対的にドリルストリングの回転を可能とさせる。一方、ドリルストリング14及 びドリルビット16は「トップドライブ(top drive)」即ち上部駆動 型の穿孔リグによって表面から回転させることが可能である。 穿孔流体即ち泥水26がデリック10に隣接した泥水ピット28内に収容され ている。ポンプ30がスイベル24におけるポートを介してドリルストリング内 へ穿孔流体をポンプ動作し、ドリルストリング14の中心を介して下方向へ流す (矢印32で示してある)。穿孔流体はドリルビット16におけるポートを介し てドリルストリングから流出し、次い でドリルストリングの外側と坑井周辺部との間の環状部内を矢印34で示したよ うに上方へ循環する。その際に、穿孔流体はビットを潤滑し且つ地層切除部を地 表へ運ぶ。地表においては、穿孔流体が泥水ピット28へ帰還されて循環される 。所望により、ベントハウジング又はオフセットサブを具備する泥水モータを有 する指向性穿孔組立体(不図示)を使用することも可能である。 ドリルストリング14内に装着されており、好適にはドリルビット16近くに 装着してボトムホールアセンブリ(大略参照番号36で示してある)が設けられ ており、それは測定を行ない、情報を処理し且つ格納し且つ地表と通信を行なう ための複数個の副組立体を有している。好適には、ボトムホールアッセンブリは ドリルビット16の数個のドリルカラー長さ内に位置されている。図1に例示し たボトムホールアッセンブリにおいては、スタビライザカラーセクション38が ドリルビット16のすぐ上に設けられており、それに続いて上方向に、ドリルカ ラーセクション40、別のスタビライザカラーセクション42及び別のドリルカ ラーセクション44が設けられている。このドリルカラー及びスタビライザカラ ーの配列は単に例示的なものであって、勿論その他の配列を使用することも可能 である。スタビライザカ ラーに対する必要性又はその所望性は穿孔条件に依存する。図1に示した実施例 においては、ダウンホール測定副組立体の構成要素は、好適には、スタビライザ カラー38上側のドリルカラーセクション40内に位置されている。このような 構成要素は、所望により、ドリルビット16へ一層近くに又はそれより遠く離れ て位置させることが可能であり、例えば、スタビライザカラーセクション38又 は42又はドリルカラーセクション44内に位置させることが可能である。 ボトムホールアッセンブリ36は、更に、地表とのデータ及び制御の通信のた めのテレメトリ副組立体(不図示)を有している。このような装置は、任意の適 宜のタイプのものとすることが可能であり、例えば米国特許第5,235,28 5号に開示されているような泥水パルス(圧力又は音波)テレメトリシステムと することが可能であり、それはデータ測定センサから出力信号を受取り且つこの ような出力を表わすコード化した信号を地表へ送信し、そこで該信号が検知され 、受信器サブシステム46内においてデコードされ且つプロセサ48及び/又は レコーダ50へ付与される。プロセサ48は任意の適宜のプログラムされたデジ タル又はアナログコンピュータを有すことが可能であり、且つレコーダ50 は、好適には、坑井深さの関数として通常の視覚的及び/又は磁気的データ記録 を行なうための従来のレコーダ・プロッタを有している。例えば前述した米国特 許第5,235,285号において開示されているように、ボトムホールアッセ ンブリ36と下方向への通信を確立するために地表送信機サブシステム52を設 けることも可能である。 ボトムホールアッセンブリ36は、好適には、更に、加速器及びデータ測定用 センサの動作のタイミングを取り、測定用センサからのデータを格納し、該デー タを処理し且つその結果を格納し、且つそのデータのいずれか所望の部分を地表 へ送信するためにテレメトリ構成要素へ結合させることの可能なマイクロプロセ サシステム(関連するメモリ、クロック及びタイミング回路、及びインターフェ ース回路を具備)を有する従来のアクジション及び処理エレクトロニクス(不図 示)を有している。一方、データはダウンホールで格納し且つドリルストリング を取り除いた後に地表で検索することが可能である。これらの目的のための適宜 のダウンホール回路は、米国特許第4,972,082号及び第5,051,5 81号に記載されている。測定副組立体、データアクジション及び処理副組立体 、及びデータテレメトリ副組立体の間の電気的接続及び信号送信を簡単 化するために、これらの構成要素は、好適には、ドリルストリング内において互 いに隣接して位置されている。このことが可能でない場合には、短い距離にわた っての局所的なダウンホール通信とダウンホールから地表への通信の両方を与え る前述した米国特許第5,235,285号のデータ通信システムを使用するこ とが可能である。ダウンホールエレクトロニクス用のパワーは、バッテリによる か、又は、当該技術分野において公知の如く、穿孔流体によって駆動されるダウ ンホールタービン発電機によって与えることが可能である。 ダウンホール測定組立体の好適実施例は図2乃至4に示してあり、この場合に は、ドリルカラーセクション40はステンレススチールのツールシャシー54を 取り囲んでいる状態が示されている。ドリルカラーは任意の適宜の寸法のものと することが可能であり、例えば外径が8インチで内径が5インチのものとするこ とが可能である。シャシー54内において図3及び4に最もよく示してあるよう にその長手軸の片側には、ドリルストリングを介して下方向へ穿孔流体を給送す るための長手方向に延在する泥水チャンネル56が形成されている。シャシー5 4の反対側に偏心して中性子加速器58と、それと関連する制御及び高電圧エレ クトロニクスパッケージ 64及び同軸状に整合された近距離検知器62が設けられている。該加速器は、 好適には、当該技術分野において公知の如くD−Tタイプ(14MeV)供給源 である。 本発明によれば、近距離検知器62は最小の地層の影響で加速器出力に主に応 答すべきである。その目的のために、検知器62は浅熱水中性子検知器、例えば3 He比例係数器を有することが可能であり、それは間に高密度遮蔽を介在させ ることなしに加速器へ近接して位置されている。検知器62の感応体積は、検知 スレッシュホールドを浅熱水レベルへ上昇させるためにカドミウム又はその他の 高熱中性子捕獲断面積物質(不図示)内に被覆されている。検知器62は、更に 、好適には、加速器58に隣接した部分を除いて全表面が、エポキシ(又はその 他の水素物質)バインダ(「D4CE」)内に分散させた炭化硼素(又はその他 のl/v型吸収体)等の結合させた中性子減速用−中性子吸収用物質からなるシ ールド(遮蔽体)64によって取り囲まれている。このような近距離3He検知 器に対するシールドの構造及び機能に関するより詳細な情報は米国特許第4,7 60,252号に記載されている。 一方、近距離検知器62は、検知器を地層から遮蔽し且つ検知器に入射する非 地層中性子の数を増殖 させる両方のためにタングステン、重金属又はその他の高インピーダンス遮蔽に よって取り囲まれている例えば4He検知器等の一層高いエネルギ(MeV)の 検知器とすることが可能である。この増殖効果は高インピーダンス物質の大きな (n,2n)及び(n,3n)断面に起因するものであり、それは14MeV供 給源中性子を約6MeVより下の2つ又は3つの中性子へ変換し、その場合に4 He散乱断面は大きい。従って、高インピーダンス遮蔽は、近距離検知器信号の 感度を地層散乱中性子へ減少させるばかりか、それは、又、実効的にツールに沿 っての供給源(14MeV)中性子フラックスを減衰させる。 以下に説明するように、遠距離中性子検知器がB4CE(又は同様の減速用− 吸収用)物質内に遮蔽されている場合には、B4CE内の水素の減速パワーを使 用して中性子のエネルギを更に減少させることが可能であり、一方ボロンの吸収 パワーは低エネルギ中性子フラックスを減衰させるべく作用する。遮蔽用物質の 順番、即ち中性子供給源近くに高インピーダンス物質及びそれに続くB4CE( 又は同様の)物質は重要である。何故ならば、その逆の順番は高エネルギ中性子 を遮蔽するのに効果がないからである。 近距離検知器62がeV検知器であるか又はMeV検知器であるかに拘らず、 検知器エネルギ、配置及 び近距離検知器の遮蔽の結合効果は、検知器出力を地層多孔度に比較的影響され ず且つ主に加速器からの中性子フラックスに比例するものであるようにすべきで ある。従って、近距離検知器62の出力は供給源強度変動に対しその他の検知器 出力を正規化するために使用することが可能である。 近距離検知器62に長手方向に隣接して複数個の即ちアレイの検知器66a, 66b,66c,66dが位置されている。該アレイは、少なくとも1個、且つ 、好適には、1個の超えた数の浅熱水中性子検知器及び少なくとも1個のガンマ 線検知器を有している。1つ又はそれ以上の熱中性子検知器もオプションとして 設けることが可能である。図4に例示したように、2個の浅熱水検知器66a及 び66b、1個の熱中性子検知器66c及び1個のガンマ線検知器66dが設け られている。所望により、異なる数又は混合させた検知器を設けることが可能で ある。 浅熱水中性子検知器66a,66bの主要目的は、例えば嵩密度を支配する酸 素、シリコン、カーボン、カルシウム等のより重い地層岩層の検知器出力に与え る影響を最小とするか、又は少なくとも著しく減少させるために、及び地層水素 の検知器出力に与える影響を最大とするか、又は少なくとも著しく向上させるた めに、中性子供給源に充分に近接した距離 で地層内の浅熱水中性子フラックスを測定することである。そのように位置決め されると、浅熱水検知器応答は、主に水素インデックスに依存し、残留岩層構造 効果を有するに過ぎない。地層に対する感度を向上させるために、3He比例係 数器とすることの可能な浅熱水検知器66a,66bは、好適には、ドリルカラ ー壁に密接して位置されており且つ坑井中性子感度を減少させるために68a及 び68bで示したように後方遮蔽されている。遮蔽物質は、好適には、近距離検 知器62に関連して前述したものと同一のもの、即ちカドミウム被覆及びB4C Eである。以下に更に詳細に説明するように、中性子透明窓70a及び70bは 、好適には、更に検知器感度を向上させるため及びより大きな探査深さを与える ために、ドリルカラー内に形成されている。 図4に示したように、浅熱水中性子検知器66a,66b及びそれと関連する 窓70a,70bは、好適には、向上させた角度即ち方位角分解能のためにドリ ルカラー40の円周方向に離隔されている。該検知器の任意の所望の円周方向間 隔を使用することが可能である。検知器66a,66bは加速器58からの同一 の長手方向距離に示してあるが、向上させた垂直分解能のために異なる長手方向 距離において1つ又はそれ以上の付加的な検知器を設けること が可能である。円周方向及び水平方向に離隔させた検知器アレイ、及び個々の検 知器の形態及びそれらの遮蔽に関する更なる詳細は、米国特許第4,760,2 52号及び第4,972,082号により詳細に記載されている。米国特許第4 ,972,082号に記載されているような減速時間測定の高空間分解能は本発 明に基づく減速時間の方位角測定を特に興味があり且つ価値のあるものとしてい る。注意すべきことであるが、米国特許第4,760,252号及び第4,97 2,082号に記載されている供給源/検知器間隔はワイヤラインツールに対す るものである。検知器はドリルカラーを介して地層を見ているという事実を考慮 するために、穿孔中の測定の場合には幾分長めの間隔を与えるべきである。 熱中性子検知器66cも、同様に、検知器を地層熱中性子に対して感度がある ものとさせるために地層側においてカドミウム被覆を省略した点を除いて、浅熱 水検知器66a,66bと同様に68cにおいて遮蔽した3He比例係数器とす ることが可能である。熱検知器66cに隣接してドリルカラー44内に中性子透 明窓70cを設けることが可能である。所望の水平方向及び/又は垂直方向分解 能を得るために、必要に応じて、付加的な熱中性子検知器を設けることが可能で ある。熱中性子検知器66cからの出力 信号は、熱中性子多孔度測定を派生させるために米国特許第4,760,252 号の組込み部分に記載されているように及び/又は地層シグマ及びスンタドオフ の測定を派生させるために米国特許第5,235,185号の開示に従って処理 することが可能である。 ガンマ線検知器66dは、例えばNaI,BGO,CsI,アントラセン等の 任意の適宜のタイプの検知器を有することが可能であるが、好適には、米国特許 第4,647,781号及び第4,883,956号に記載されているようなセ リウム活性化カドリニウムオルトシリケート(GSO)検知器である。これらの 特許に記載されているように、GSO検知器は、好適には、検知器応答に関する 熱的及び浅熱水中性子の影響を減少させるために硼素によって取り囲まれている 。又、検知器に入射する高エネルギ中性子のフラックスを減少させるために、加 速器58とGSO検知器66dとの間にタングステン又はその他の高密度遮蔽( 不図示)を配置させることが可能である。 図示していないが、加速器58をパルスモードで動作させ且つ非弾性及び/又 は捕獲ガンマ線を検知するために必要に応じて選択的に検知器66dをゲート動 作させるために、適宜のタイミング及び制御回 路が設けられていることが理解される。エネルギ検知範囲は、好適には、広いも のであり、例えば0.1乃至11MeVである。検知器66dの主要目的は、非 弾性及び/又は捕獲ガンマ線エネルギスペクトル及びエネルギ窓カウントレート を与えることである。特にエネルギスペクトルは、探査中の地層の元素組成に関 する情報を派生するために分光分析することが可能である。元素分光及び岩層構 造情報を得るために、ガンマ線検知器66dから分光データを解析するための好 適な技術は米国特許第5,440,118号(Roscoe)に記載されている 。 簡単に説明すると、Roscoeの開示によると、非弾性散乱ガンマ線スペク トルを最小二乗スペクトル当てはめプロセスによって解析し、未知の地層内に存 在するものと仮定されており且つ該地層からの測定されたスペクトルに対して貢 献する単体のそれに対する相対的な岩層貢献分を決定する。シリコン、カルシウ ム及びマグネシウムに対する相対的な非弾性収量は、これらの元素に対するそれ ぞれの元素濃度及び地層内の岩層又は例えば砂岩、石灰岩及びドロマイト等の関 連する岩石タイプの体積割合の率直な推定値を与えるために較正される。マグネ シウム及びカルシウムに対する相対的な非弾性収量の比は、地層のドロマイト化 作用の程度の表示を与える。シ リコン及び/又はカルシウムに対する較正した非弾性収量に基づいて、測定した 熱中性子捕獲ガンマ線スペクトルからの元素収量の較正した推定値を決定するこ とも可能であり、それから、地層岩層構造に関する更なる情報を派生することが 可能である。 浅熱水中性子減速時間及び坑井壁からのツールスタンドオフの測定値は、浅熱 水中性子検知器66a,66bの出力から派生させることが可能である。ドリル カラー40及びシャシー54内に存在する大量のスチールが中性子に対して長寿 命格納シンクとして作用するので、浅熱水中性子減速時間に対する検知器66a ,66bの感度は実質的に減少される。従って、穿孔中に浅熱水中性子減速時間 を測定するためには、適切に較正された中性子窓70a,70bを与え且つ検知 器66a,66bを適切に後方遮蔽するために、ドリルカラー40と相対的に検 知器66a,66bを適切に位置させることが重要である。図4に示し且つ上述 したように、検知器66a,66bの感応体積は、好適には、ドリルカラー40 の内壁に密接して隣接し且つドリルカラー内の夫々の中性子窓70a,70bに 直接的に対向してツールシャシー54内に装着されている。各検知器は、更に、 好適には、ドリルカラーに面した側を除いて、両端及び全ての側部が後方遮蔽さ れている(B4CE等 により)。窓70a,70bは、好適には、チタン又はその他の高強度低散乱断 面物質であってボロン即ち硼素内に外装されているものから構成されている。ド リルカラー40内の中性子の侵入を更に減少させるために、窓70a,70bの 位置と一致する孔を具備するボロンカーバイド(炭化硼素)層72が、好適には 、検知器の領域内においてドリルカラー40の外部上に設けられている。モデリ ング及び実験データの示すところによれば、このような態様で位置決めされ、遮 蔽され且つ窓が設けられた検知器からの多孔度に対する浅熱水中性子減速時間曲 線の感度は、窓又は外部ボロン遮蔽のない検知器に対するものよりも一層大きい 。 別法として図5に示したように、ボロンカーバイドの後方遮蔽76を有し且つ 図4に示したような一致する孔を具備する外部ボロンカーバイド層72を有する ドリルカラー40自身内に検知器74を配置させることによって検知器感度を更 に向上させることが可能である。この組み合わせは実現可能なものであるが、ド リリング即ち穿孔期間中に検知器を損傷させるより大きな危険性に露呈させ且つ 検知器受け部を形成するためにドリルカラーの機械加工を必要とする。 図4に示したようなボロンで外装した中性子透明 窓70a,70bを使用することの別法として、浅熱水中性子検知器66a,6 6bの減速時間及びカウントレート感度は、浅熱水中性子検知器の領域内におい てドリルカラー40内にボロン又はその他の高吸収性断面物質からなる横方向の 層を設けることによって向上させることが可能である。これは図6乃至8に示し てある。図6は図4に示したように後方遮蔽されており且つドリルカラー壁に対 して偏心させた浅熱水中性子検知器78を示している。複数個の横方向ボロンカ ーバイド層80がカラー壁内に埋め込まれており、そこで、それらは「ベネチア ンブラインド」として作用し、中性子がカラーを横断して検知器へ横方向へ移動 することを可能とすると共に、中性子がカラーに沿って流れることを阻止する。 図7は図6のボロンカーバイド層80の外部パターンを示している。ボロンカー バイド層82の別のパターンを図8に示してある。このパターンは、横方向流れ と干渉することなしに、長手軸方向及び円周方向の両方においてカラーを介して の中性子の流れを最小とすべく作用する。従って、ボロンカーバイド層80及び 82は、基本的には、浅熱水又は熱中性子検知器に対する中性子窓として機能す る。 図6乃至8に示したような中性子吸収用層を使用することは、例えばチタン等 の低散乱性断面物質に おける中性子の流れを減少させるために特に重要であることが判明した。低散乱 性断面物質は、中性子に対するその相対的な透明性のために、又その密度が低い ために、スチールと同程度にドリルカラーの円周方向又は平行な中性子の輸送成 分を減衰させるものではないので、穿孔中の測定適用例におけるドリルカラー物 質として望ましいものである。更に効果を高めるためには、ボロンカーバイド層 を、中性子検知器の加速器側又は両側においてツールシャシー54内に設けるこ とが可能である。 再度図2に示した全体的な測定副組立体形態を参照すると、遠距離検知器84 はアレイ検知器66a−66dの下流側に位置されておりその間に中性子遮蔽8 6が介在している。検知器84及び遮蔽86は、好適には、加速器58と同軸上 である。本発明によれば、遠距離検知器84は地層内の比較的遠い距離へ浸透す るMeVエネルギ中性子(又は、好適には、MeV中性子誘起型ガンマ線)に対 して感度があるように中性子供給源と相対的に選択的に位置決めされている。M eVエネルギ中性子の輸送は、KeV−eVエネルギ中性子と比較して、より重 い地層岩層の密度に対し向上した感度を有しており且つ地層水素含有量に対する 減少した感度を有しているので、検知器84の応答は地層嵩密度によって、 及び密度と母材タイプとの間の密接した関係のために、地層岩層構造によって強 く影響を受ける。 好適には、検知器84は前述した米国特許第4,647,782号及び第4, 883,956号に記載されているようなGSOガンマ線検知器を有しているが 、許容可能なカウントレート及びエネルギ分解能が達成される限り、例えばアン トラセン、NaI、BGO、CsI等の任意の適宜のタイプのものを使用するこ とが可能である。好適なエネルギ検知範囲は0.1MeV乃至11MeVである 。別法として、例えば0.5MeVより大きなMeV範囲の中性子に感度を有す る中性子検知器を使用することが可能である。好適な中性子検知器は4Heタイ プ又は液体シンチレータタイプである。 ガンマ線検知器が遠距離検知器84として使用される場合には、中間に存在す る遮蔽86は、好適には、B4CE又は同様の中性子減速−吸収性物質である。 MeV中性子検知器が使用される場合には、遮蔽86は、好適には、近距離検知 器62も高インピーダンス(high−z)物質によって遮蔽されている4He (又はその他のMeV検知器)である箇所を除いて、例えばタングステン等の高 インピーダンス物質である。後者の場合には、近距離検知器62を取り囲む高イ ンピーダンス遮蔽物質64の前述し た中性子減速効果を完全に利用するために遮蔽86もB4CE等とすべきである 。 遠距離検知器84はガンマ線検知器か又はMeV中性子検知器のいずれかとす ることが可能であるが、ガンマ線はある状態においては中性子よりもガス即ち気 体に対してより良好な感度を有しており、その際にガスを担持する地層の識別を 容易とさせるので、ガンマ線検知器が好適である。又、アレイガンマ線検知器6 6dに関連して上述した如く、ガンマ線検知器を使用することは、分光分析を行 なって地層の元素組成及び岩層構造の情報を得ることを可能とする。このような 分光分析はアレイ検知器66d及び遠距離検知器84の両方又は一方のみにおい て行なうことが可能である。いずれかの(又は両方の)ガンマ線検知器の出力は 、更に、熱中性子に対する地層巨視的捕獲断面(Σ)又はその相関物である熱リ ュートロン(lieutron)減衰時定数(τ)の測定値を派生するために使 用することが可能である。Σ又はτを派生するための公知の技術のいずれかをこ の目的のために使用することが可能である。又、遠距離検知器84がガンマ線検 知器である場合には、空間又はその他の考慮事項によってはアレイガンマ検知器 を省略することが可能である。 所望により、第二の遠距離検知器(不図示)を設 けることが可能である。その場合には、好適には、検知器84に密接して隣接さ せ且つ同軸状に位置させる。検知器84がガンマ線検知器である場合には、第二 遠距離検知器は好適には中性子検知器であり、且つその逆も又真である。 特に図示していないが、上述した検知器は、全て、検知したラジエーション即 ち放射を表わす出力信号を発生するために必要な増幅、パルス整形、電源及びそ の他の回路を有している。これらの全ての回路は当該技術分野において公知であ る。 ツール内に設けた幾つかの検知器からの信号は所望の輸送岩石物理情報を得る ために種々の態様で処理することが可能である。前述した如く、近距離検知器6 2の出力は中性子供給源出力に比例しており且つ主に供給源強度変動に対しその 他の検知器出力信号を正規化するために使用される。 アレイ浅熱水中性子検知器66a,66bの出力は、主に水素インデックス、 従って、多孔度に対して感度を有し、且つ、本発明の特徴の1つによれば、地層 密度、多孔度及び岩層構造に関する情報を派生し且つガスを検知するために遠距 離検知器84の出力と結合して使用される。基本的な信号処理方法は、近距離検 知器62からのカウントレートN1によって正規化した中性子フラックスA1( 検知器66a 又は66bからのカウントレート)、即ち(A1/N1)-1、及び遠距離ガンマ 線又はMeV中性子検知器84からの夫々の同様の正規化した逆カウントレート (F1g/N1)-1又は(F1n1N1)-1を使用する。説明するように、これ らの量は水素インデックスHI、減速長さ(eV又はMeV)及び地層の岩層構 造を決定するために幾つかの態様で使用することが可能である。本発明の別の特 徴として、減速長さ及び水素インデックスは地層の嵩密度を派生するために使用 することが可能である。最後に、嵩密度の決定は、近距離ガンマ分光検知器66 dから得られる岩層構造情報によって改善させることが可能である。 逆正規化フラックスの最も簡単な使用方法は、それらをクロスプロットさせる ことである。このようなクロスプロットを図9に示してあり、その場合には、逆 フラックスは、図2に示した加速器をベースとしたツールのモンテカルロモデリ ングから得られている。図9のクロスプロットは、概念的には、標準的な嵩密度 及び中性子多孔度ツールの応答に基づく岩層構造及び多孔度決定のためのワイヤ ライン検層において従来使用されている中性子−密度クロスプロットと同様であ る。この点に関しては、例えば、Ellis著「地球科学者のための検層(We ll Logging for Earth Scientists)」、Else vier、1987年、420−421頁を参照すると良い。図9のクロスプロ ットの解釈は、従来の中性子−密度クロスプロットの解釈と同様である。逆カウ ントレートが図9においてプロットされており、従ってより高い多孔度はプロッ トの右上に表われ且つより低い多孔度は左下に表われ、それは従来の中性子−密 度クロスプロットと同様である。 図9に示したように、標準的な砂岩、石灰岩及びドロマイト岩層構造に対する 多孔度傾向を表わす曲線88,90,92が示されている。測定点94(Flg m,Alm)は、このクロスプロット上にプロットさせることが可能であり、且 つその多孔度及び岩層構造は、点線96によって表わされているように、中性子 −密度クロスプロットにおける場合のように補間させることが可能である。頁岩 岩層構造及びガス担持地層は、中性子−密度クロスプロットにおける場合と同様 に、図9のクロスプロット上の同一の相対的な位置に表われるが、それらの正確 な位置は中性子−密度クロスプロットにおけるものとは系統的に異なる場合があ る。 本発明の一実施例は、アレイ及び遠距離検知器に対する正規化した逆フラック スを使用して水素イン デックスHI及びeV減速長Lepi又はMeV減速長Lhを派生する解法である 。特に、この技術は、主に水素インデックスに感度を有するが残留岩層構造効果 を有するアレイ浅熱水中性子検知器66a,66bの出力、及び水素インデック ス及びMeV又はeV減速長に感度を有する遠距離MeV検知器84(ガンマ線 又は中性子のいずれか)の出力に基づいている。両方の検知値からのカウントレ ート信号は、近距離検知器62の出力によって正規化される。この技術の目的の ために、遠距離検知器84はeV範囲の中性子に感度を有するべく選択すること が可能であるが、MeV範囲内のフラックスは水素インデックスに対してより感 度が低いので好適である。従って、水素インデックス測定の精度は、eVフラッ クスの場合よりもMeVフラックスの場合には重要性が少ない。 図10及び11は、図2に示した加速器をベースとしたツールのモンテカルロ モデル化実験装置に対するアレイ浅熱水中性子検知器、遠距離eV及びMeV中 性子検知器及びMeV遠距離ガンマ線検知器の応答を示している。モンテカルロ シミュレーションは、遠距離ガンマ線検知器における非弾性ガンマ線のフラック スを与える。以下の説明においては、ガンマ線フラックスに対する参照は非弾性 ガンマ線を意味 している。これらは公知の中性子加速器パルス技術によって捕獲ガンマ線から分 離することが可能である。 図10は水素インデックスに対する多数の異なる地層における検知器応答を示 している。理解されるように、アレイ浅熱水中性子検知器は、主に水素インデッ クスに応答する。何故ならば、全てのデータが殆ど岩層構造変化なしでほぼ単一 の曲線上に存在しているからである。遠距離ガンマ線検知器及びeV及びMeV 中性子検知器は、かなりの岩層構造及び密度依存性を示すと共に水素インデック スへの依存性も示している。 図11は夫々の減速長に対する遠距離検知器におけるeV及びMeV中性子の 計算した逆フラックスをプロットしたものである。これらのデータは、地層減速 長は遠距離中性子フラックスに影響を与える最も重要な変数であることを示して いる。同様に、モンテカルロデータを検査すると分かるが、eV減速長は遠距離 非弾性ガンマ線カウントに影響を与える最も重要な変数である。 図10及び11にプロットされている夫々のフラックスは、減速長(eV減速 長に対するLepi及びMeV減速長に対するLh)及び水素インデックス(HI) の組合わせによって良好に当てはめることが可能で あることが示されている。以下の例示的なモデルは、シミュレーションプログラ ムからの結果に基づくアレイ浅熱水中性子検知器及び好適な遠距離MeV検知器 に対して較正したものであるが、所望により、実験結果から較正することも可能 である。 アレイ浅熱水検知器モデル: Log(逆アレイフラックス)= -0.8447(HI2)+2.0598(HI)-12.8878 (1) 遠距離MeV検知器モデル: Log(逆遠距離MeV フラックス)= 35.74*(1/Lh)+1.159*(HI)=16.93 (2) 理解されるように、データに対する最良のマッチングを与える目的のためにそ の他のモデルを使用することが可能である。 1組のアレイ検知器及び遠距離検知器フラックス測定値が与えられると、モデ ル方程式(4)及び(5)を解き且つ水素インデックス及び減速量の派生値を得 ることは簡単明瞭である。 水素インデックス(即ち多孔度)及び減速長を派生するためのクロスプロット に対する別の技術について以下に説明する。 このような技術の1つは、1MeVより高い中性 子に対するものと比較して約1MeVより低い中性子に対する地層構成要素のn ,p散乱断面における実質的な差異に基づいている。約1MeVより低い中性子 の場合には、n,p散乱断面は大きく且つ主に水素原子核との弾性散乱に起因し ている。従って、中性子減速長は、1MeV又はそれ以下の初期エネルギを有す る中性子に対する水素濃度に強く依存している。一方、1MeVより大きな中性 子の場合には、n,p散乱断面は迅速に減少し且つ例えば水素、シリコン、カル シウム等のより重い母材元素からの弾性散乱と同等となる。然しながら、これら のより重い母材元素からの弾性散乱は中性子を低エネルギへ減速させる上で比較 的効果がない。母材元素との非弾性反応(殆どが非弾性散乱(n,p)及び(n ,α)反応)は、高エネルギ領域から中性子を取除く場合により効果的である。 従って、高エネルギ中性子(14MeV−>1MeV)に対する中性子減速長は 、母材密度及び化学的組成に対して増加した感度を示し、且つ水素インデックス (多孔度)には弱く依存するに過ぎない。一方、低エネルギ(<1MeV−浅熱 水)減速長は主に水素濃度に感度を有する。 簡単な拡散理論は、次式に従って中性子供給源からの距離rに関し高エネルギ 中性子フラックスφhの過激な減少を予測する。 尚、Sは供給源の強度であり、Σrhは1−14MeVエネルギ範囲からの中性子 を除去するための巨視的断面であり、且つLhは高エネルギ減速長である。 異なる供給源/検知器距離r1及びr2においての>1MeV中性子フラックス の2つの測定値が与えられると、Lhの直接測定を行なうことが可能である。 尚、φh(r1)及びφh(r2)は距離r1及びr2の夫々においての>1MeV中 性子フラックス測定値である。 浅熱水中性子フラックスφepiは1つの組分け拡散法における同様の法則に従 う。 尚、Σrsは14MeV−>浅熱水範囲からの中性子の除去のための巨視的断面で あり且つLepiは14MeVから0.5eV(カドミウムカットオフ)への中性 子減速長である。 Lepiはいくらか母材への依存性を有しているが、これらの変動のフラックス 依存性は2Lepiの供給源/検知器距離において消失する。又、供給源係数Sは 1MeVフラックス測定を短い供給源/検知器距離における同様の測定で正規化 することによって取除くことが可能である。従って、例えば図2における検知器 66a等の浅熱水中性子検知器及び例えば図2における検知器62及び84等の 2つの離隔させた1MeV検知器の場合には、多孔度(水素インデックス)及び Lepi及び/又はLhの両方に対しての測定を行なうことが可能である。次いで、 これらの測定値のクロスプロットは、図12に示したように、多孔度及び母材タ イプを決定し且つガスを識別することが可能である。 図9の表現法と同様の別の表現法において、近距離MeV検知器(図2におけ る検知器62)のカウントレートによって正規化した遠距離MeV検知器(図2 における検知器84)からの逆中性子カウントレートを、近距離MeV検知器か らのカウントレートによって正規化した2Ls距離にある浅熱水中性子検知器( 図2におけるアレイ検知器66a)からの逆中性子カウントレートに対してクロ スプロットさせる。このようなクロスプロットは、近距離MeV検知器距離が2 0cmであり、浅熱水中性子検知器 距離が30cmであり遠距離MeV検知器距離が6cmである場合に対して図1 3に示してある。そこに示されるように、3本の曲線は3つの主要な岩石母材、 即ちドロマイト(2.87g/cc)、石灰石(2.71g/cc)及び砂岩( 2.64g/cc)に対応している。予測されるように、近距離/遠距離の比及 び近距離/アレイの比は、夫々、母材タイプ及び多孔度の殆ど独立的な値を与え ている。多孔度及び岩層構造を得るため及びガスを検知するためのこのクロスプ ロットの解釈は図9に関連して上述したものと同様である。 測定した減速長Lepi又はLh及び測定した水素インデックスHIは、地層の嵩 密度を派生するために使用することが可能である。この目的のための1つの技術 について以下に説明する。別の技術は米国特許第5,349,184号に記載さ れている。 以下の説明においては、減速長という用語はLepi又はLhのいずれかのことを 言及することが可能であるが、実際の例の場合にはLepiが使用される。減速長 、水素インデックス(多孔度と同じ)及び嵩密度がすべて知られている多孔性の 石灰石又は砂岩等の標準的な地層から開始し、標準地層の嵩密度における小さな 変化とその減速長において結果的に発生する小さな変化との間の比が計算される 。この比は 密度−減速長感度比と呼ばれる。以下に説明する仮定の下で、その比を使用する ことが可能であり、従って減速長における小さな変化は嵩密度における小さな変 化を計算することを可能とし、それは標準地層の嵩密度へ付加させて測定した地 層の嵩密度を決定することが可能である。本発明は減速長及び水素インデックス を測定するので、減速長差は、未知の地層の測定した減速長と該未知の地層に対 する測定した水素インデックスと同一の水素インデックスを持った標準多孔性地 層の測定した減速長とから計算することが可能である。 既知の元素組成の地層の減速長の計算は解析的又はモンテカルロ方法によって 行なうことが可能である。適切な解析的方法はA. Kreft著「岩石及び土 砂における中性子減速長の計算(Calculation of the Ne wtron Slowing Down Length in Rocks a nd Soils)」、Nukleonika,19巻、145−156、19 74年、「中性子減速長の計算に対するマルチグループアプローチの一般化(A Generalization of the Multigroup Ap proach for Calculating the Newtron S lowing Down Length)」、 インスチチュート・オブ・ニュークレア・フィジックス・アンド・テクニークス (Cracow)レポート32/1、1972年に記載されている。 以下のものは密度−減速長感度比の計算の一例である。Kreftの方法のコ ンピュータコード具体例を使用して、例えば30pu石灰石(水素インデックス HI=0.3、嵩密度2.197g/cc、0.033g/cc水素、0.22 8g/cc炭素、1.176g/cc酸素、0.760g/ccカルシウム)等 の標準地層の浅熱水中性子減速長は13.27cmと計算される。最初のものと 同様であるが例えばアルミニウム(水素インデックスHI=0.3、嵩密度=2 .247g/cc)等の一般的な地層岩層が0.05g/cc付加されている同 様の地層の浅熱水減速長は13.08cmと計算される。結果的に得られる減速 長の間の差はdLepi=−0.19cmである。この差は入力したアルミニウム 密度0.045g/ccにおける差から発生している。密度−減速長感度比は減 速長における百分率変化であり、即ち−0.19/13.27=−1.43%を 密度における百分率変化2.27%で割り算したものであり、その比は−0.6 3である。図14A及び14Bは、多孔性砂岩の及びその密度が多孔性砂岩元素 組成と相対的に変化する元素の水素インデ ックスの表面関数として、浅熱水及びMeV減速長に対するこれらの比を夫々示 している。これらの表面の投影は図15A及び15Bに示してある。多孔性石灰 石に対して計算した密度−減速長感度比は砂岩に対するものと非常に類似してい る。 平均密度−減速長感度比は、標準多孔性地層と同一の水素インデックスを有す る任意の地層に対して計算することが可能である。この比は密度が異なる各元素 に対する感度比にわたっての重み付け平均である。重み付けは各元素に対する密 度差に比例する。図16は水素インデックスの関数としての2つの典型的な地層 に対する浅熱水比を示している。これらの地層は部分的にガスで飽和された地層 (0.2g/ccメタンが水を置換)又はカオリナイト粘土(Al4Si4188 、密度2.54g/cc)が標準地層を部分的に置換している地層であり且つ 多孔性砂岩と相対的に計算される。平均比はガス又は粘土が関与するか否かには 殆ど影響されない。従って、例えば0.30(30pu多孔度)の与えられた測 定水素インデックスの場合には、密度−減速長感度比は10%の精度で−0.6 3である。 密度−減速長感度比の重要な特徴は、元素が炭素でない限り、又は浅熱水減速 長Lepiのみの場合には、ナトリウム及び塩素でない限り、密度変化を発生す る元素によって影響を受けないということである。従って、検層の場合に一般的 な多くの地層、例えば上述した地層の場合には、密度−減速長感度比は正確に既 知である。この比は標準地層(例えば同一の水素インデックスの多孔性砂岩)と 相対的に測定した地層の減速長における百分率差へ適用して、標準地層と相対的 な測定した地層の密度の百分率差を計算することが可能である。この百分率差は 測定した地層の密度へ通ずる。測定した地層が炭素量(又は浅熱水減速長の場合 には塩素及びナトリウム)において標準地層からそれほど異なるものではない場 合には、測定した地層の計算した嵩密度は正確である。 本発明の更なる改良として、ガンマ線分光分析から得られた地層の元素組成を 使用して適宜の密度感度比の計算を改良することが可能である。 測定副組立体はドリルストリング14と共に回転するので、ドリリング即ち穿 孔期間中にツールが回転すると、ツールの角度即ち方位角方向の関数として前述 した測定を行なう構成が設けられている。この目的のための種々の方法及び装置 が当該技術分野において公知である。例えば、米国特許第5,091,644号 は、坑井断面が2つ以上のセグメント、例えば象限へ分割されている方位角測定 システムを開示している。ツールが回転すると、それは坑井セグ メントを介して通過する。それがセグメント境界を通過する度に、カウンタがイ ンクリメントされ、次ぎのセグメントを指し示す。このことは、例えばガンマ線 又は中性子カウントレート等のデータを測定が行なわれた場合に各検知器が通過 する夫々のセグメントに従って分離させることを可能としている。このように、 各深さレベルにおいて複数個の角度即ち方位角測定を行なうことが可能である。 別々のセグメントの測定値を結合して深さレベルに対する平均測定値を与えるこ とが可能であり、又例えば、ウオッシュアウト等の坑井条件がセグメント測定の うちの1つ又はそれ以上が信頼性のないものであることを表わす場合に、それら を別々に処理することが可能である。 1994年1月14日付でJ.M. Holenka et al.によって 出願され本出願人が所有する同時継続中の米国特許出願第08/183,089 号「地層測定用の穿孔中検層方法及び装置。坑井内の角度位置の関数としての特 性(Logging While Drilling Method and Apparatus for Measuring Formation. C haracteristics as a Function of Angu lar Postion Within a Borehole)」、 においては、坑井内をツールが回転する場合の中性子多孔度、嵩密度及びその他 の測定を行ないそれらをツールの方位角位置と関連付ける改良した方法及び装置 が開示されている。これらの測定は角度方向のセグメントにおいて行なわれ、そ れらのセグメントは、好適には、象限であるが、4以上又は以下の数とすること が可能であり且つ同一の角度距離である必要はない。これらの角度セグメントは 穿孔中の測定ツールのダウンベクトルから測定される。ダウンベクトルは、好適 には、最初に、穿孔中の測定装置の断面を基準として地球の北極に対する1つの ベクトルとこのような面を基準とした重力ダウンベクトルとの間の角度φを決定 することによって派生される。その目的のために、直交配列型磁力計を設けて継 続的に角度φを決定することが可能である。別法として、ドリルストリングへド リルパイプを付加するために穿孔が停止されている場合に穿孔中の測定ツールに よって周期的に調査を行なうことが可能である。前述したHolenka et al.の開示はスタビライザカラーを有するツール及び有することのないツー ルの両方へ適用可能である。 本発明を例示的な実施例を参照して記載し且つ例示したが、このような実施例 は開示した本発明概念から逸脱することなしに変形及び修正することが可 能であることは当業者によって理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,MW,SD,SZ,UG), AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB ,GE,HU,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SI,SK,TJ,TT,UA,UZ,VN (72)発明者 ステファンソン,ケニス イー. アメリカ合衆国,コネチカット 06470, ニュータウン,ソウ ミル リッジ ロー ド 13 (72)発明者 トルー,ジェローム エイ. アメリカ合衆国,コネチカット 06804, ブルックフィールド,ローレル ヒル ロ ード 84 (72)発明者 ジーグラー,ウオルフギャング ピイ. アメリカ合衆国,コネチカット 06877, リッジフィールド,アイランド ヒル ア ベニュー 13 (72)発明者 チョウダリ,エス.ジーマ アメリカ合衆国,インディアナ 47406, ブルーミントン,エイゲンマン ホール, インディアナ ユニバーシティ,フィジッ クス デパートメント内 (72)発明者 クエット,ベノワ アメリカ合衆国,コネチカット 06801, ベゼル,ケロッグ ストリート 11 (72)発明者 エバンス,マイケル エル. アメリカ合衆国,テキサス 77459,ミズ ーリーシティー,ポイント クリアー 3531 (72)発明者 アルバット,ポール アメリカ合衆国,コネチカット 06877, リッジフィールド,セスロー マウンテン ロード 141 (72)発明者 ロスコー,ブラドレイ エイ. アメリカ合衆国,コネチカット 06877, リッジフィールド,パーレイ ロード 38 (72)発明者 オレンカ,ジャック エム. アメリカ合衆国,テキサス 77459,ミズ ーリーシティー,ラ キンタ 2622 (72)発明者 モリアーティー,キース エイ. アメリカ合衆国,テキサス 77079,ヒュ ーストン,ダーレイ 603 (72)発明者 ソローン,ウイリアム アール. アメリカ合衆国,テキサス 77459,ミズ ーリーシティー,ウエスト クリーク ク ラブ 3931

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ドリルストリングの端部におけるドリルビットによって穿孔中の坑井を取 囲む地層の特性を測定するための穿孔中の測定装置において、 ドリルストリング内の長尺状の環状ドリルカラー、 周囲の地層を高エネルギ中性子で照射するための前記ドリルカラー内の中性子 加速器、 中性子照射から発生する放射を検知し且つその検知した放射に応答する出力を 発生する前記ドリルカラーの長手軸方向において前記加速器から離隔されて前記 ドリルカラー内にある放射検知器、 坑井深さ及び/又は坑井内の方位角方向の関数として前記検知器の出力を記録 する手段、 を有する装置。 2.請求項1において、前記放射検知器が、 前記ドリルカラーの長手軸方向において前記加速器から第一距離における前記 ドリルカラー内の第一中性子検知器であって主に前記加速器中性子フラックスに 比例する出力を有する第一中性子検知器、 前記ドリルカラーの長手軸方向において前記加速器から第二の更に遠い距離に おいて前記ドリルカラー内における第二中性子検知器であって浅熱水中性子に感 度を有し且つ主に周囲地層の水素濃度に応答し且つ周囲地層の密度には二次的に のみ応答する第二 中性子検知器、 前記ドリルカラーの長手軸方向において前記加速器から更に遠い第三距離にお いて前記ドリルカラー内における第三放射検知器であって前記第二検知器よりも 周囲地層の密度に対してより多く応答し且つ周囲地層の水素濃度に対してより少 なく応答する出力を有する第三放射検知器、 前記第一、第二及び第三検知器の夫々の出力を坑井深さの関数として記録する 手段、 を有する装置。 3.請求項2において、前記第二中性子検知器が前記ドリルカラーの内壁に密 接して隣接して位置されており且つ坑井から入射する中性子に対して後方遮蔽さ れている装置。 4.請求項2又は3において、更に、前記第二中性子検知器にすぐ隣接して前 記ドリルカラー内に中性子窓を画定する手段を有する装置。 5.請求項4において、前記中性子窓画定手段が前記ドリルカラー内に比較的 低い散乱断面物質からなる物体を有する装置。 6.請求項5において、前記比較的低い散乱断面物質からなる物体がチタンか ら構成されている装置。 7.請求項6において、前記チタン物体がボロン内に外装されている装置。 8.請求項5−7において、前記ドリルカラーの外表面が前記第二検知器の領 域において中性子吸収性物質の層によって取囲まれており、且つ前記中性子吸収 性物質からなる層が前記比較的低い散乱断面物質からなる物体の位置において形 成されている開口を有している装置。 9.請求項8において、前記中性子窓画定手段が、前記第二検知器の領域にお いて前記ドリルカラー内に中性子吸収性物質からなる複数個の離隔された横方向 の層を有する装置。 10.請求項5−7において、前記中性子窓画定手段が、更に、前記第二検知 器の領域において前記ドリルカラー内に中性子吸収性物質からなる複数個の離隔 された長手方向に延在する層を有する装置。 11.請求項2−10のうちのいずれかにおいて、前記第一中性子検知器が、 中性子減速−吸収性物質を有する中性子加速器と面した側を除いて、全ての側部 が遮蔽されている浅熱水中性子検知器を有する装置。 12.請求項2−11のうちのいずれかにおいて、前記第一中性子検知器が高 インピーダンス物質を具備する中性子加速器と面する側を除いて、その全ての側 部が遮蔽されているMeV範囲中性子検知器を有する装置。 13.請求項2−12のうちのいずれかにおいて、前記第三検知器がMeV範 囲中性子検知器である装置。 14.請求項12又は13において、前記MeV範囲中性子検知器が4He検 知器である装置。 15.請求項2−12のうちのいずれかにおいて、前記第三検知器がガンマ線 検知器を有する装置。 16.請求項2−15のうちのいずれかにおいて、更に、前記第一検知器と第 三検知器との間の前記ドリルカラーの長手軸方向において中間距離に位置された ガンマ線検知器を有する装置。 17.請求項16において、前記ガンマ線検知器が前記第二検知器と前記ドリ ルカラーの長手軸方向において前記加速器から実質的に同一の距離に位置されて いる装置。 18.請求項15−17のうちのいずれかにおいて、更に、周囲の地層の岩層 構造に関する情報を得るために前記ガンマ線検知器の出力を分光分析する手段を 有する装置。 19.請求項2−18のうちのいずれかにおいて、穿孔流体チャンネルが前記 ドリルカラー内においてその長手軸の片側へ位置されており、且つ前記加速器及 び前記第一中性子検知器が前記ドリルカラー長手軸の反対側へ偏心されており且 つ互いに実質的に 同軸状に整合されている装置。 20.請求項19において、前記第二中性子検知器が前記ドリルカラーの内壁 に密接して隣接して位置されており且つ前記第三放射検知器が前記加速器及び前 記第一中性子検知器と実質的に同軸状に整合されている装置。 21.請求項2−20のうちのいずれかにおいて、前記第二中性子検知器と前 記加速器との間の長手軸方向の距離が低エネルギ浅熱水中性子減速長(Lepi) の実質的に2倍である装置。 22.請求項2−21のうちのいずれかにおいて、更に、前記第一検知器と第 三検知器との間において前記ドリルカラーの長手軸方向における中間距離に位置 されている少なくとも1個の熱中性子検知器を有する装置。 23.請求項2−22のうちのいずれかにおいて、更に、向上した角度即ち方 位角分解能を与えるために、前記ドリルカラーにおける実質的に同一の長手軸位 置に位置されており且つ前記ドリルカラーの円周方向に離隔させた複数個の第二 浅熱水中性子検知器を有する装置。 24.請求項2−23のうちのいずれかにおいて、前記第二検知器が前記ドリ ルカラーの壁内に形成した凹所内に位置されており且つ中性子減速−吸収性 物質による坑井中性子に対して後方遮蔽されている装置。 25.請求項2−24のうちのいずれかにおいて、前記第一中性子検知器が高 インピーダンス物質において地層から発生する中性子に対して遮蔽されており、 且つ前記第二及び第三検知器が中性子減速−吸収性物質によって前記ドリルカラ ーに沿って輸送される供給源中性子に対して遮蔽されている装置。 26.ドリルストリングの端部におけるドリルビットによって穿設中の穿孔周 りの地層の特性を測定する方法において、 前記ドリルストリング内の中性子加速器からの高エネルギ中性子で前記地層を 照射し、 前記ドリルストリングの長手軸方向において前記加速器から離隔された前記ド リルストリング内の少なくとも1個の放射検知器で前記地層の中性子照射から発 生する放射を検知し、 前記検知した放射に応答して出力を発生し、 坑井深さ及び前記坑井内の方位角方向のうちの少なくとも1つの関数として前 記少なくとも1つの検知器の出力を記録する、 ことを特徴とする方法。 27.請求項26において、更に、 第一中性子検知器が前記加速器中性子フラックス に対して主に比例する出力を有するように前記ドリルストリングの長手軸方向に おいて前記加速器から第一距離にある前記ドリルストリング内の第一中性子検知 器で放射を検知し、 第二中性子検知器が浅熱水中性子に感度を有し且つ主に周囲の地層の水素濃度 に応答し且つ周囲の地層の密度には二次的に応答するに過ぎない出力を有するよ うに前記ドリルストリングの長手軸方向において前記加速器から更に離れた第二 の距離においての前記ドリルストリング内の第二中性子検知器で放射を検知し、 第三検知器が前記第二検知器よりも周囲の地層の密度に対して一層応答し且つ 周囲の地層の水素濃度に対してより少なく応答する出力を有するように前記ドリ ルストリングの長手軸方向において前記加速器から更に離れた第三距離において 前記ドリルストリング内の第三放射検知器で放射を検知し、 前記第一、第二及び第三検知器の出力を結合して前記周囲の地層の多孔度、密 度及び/又は岩層構造の表示を派生する、 方法。 28.請求項27において、前記結合ステップが、前記第二検知器及び第三検 知器の出力を前記第一検知器出力で正規化することによって前記第一検知器 出力を前記第二検知器及び前記第三検知器の出力と結合させる方法。 29.請求項28において、前記結合ステップが、更に、前記第二検知器及び 第三検知器の正規化した出力をクロスプロットさせる方法。 30.請求項28において、前記正規化しクロスプロットした出力が逆正規化 出力である方法。 31.請求項27−30のうちのいずれかにおいて、前記結合ステップが、第 一の所定の実験的関係に従って、前記正規化した第二検知器出力から水素インデ ックスの値を派生し、且つ第二の所定の実験的関係に従って、前記正規化した第 三検知器出力及び前記水素インデックスの値から前記中性子減速長の値を派生す る方法。 32.請求項31において、前記結合ステップが、更に、前記水素インデック スの値と前記減速長の値とを結合して前記周囲の地層における多孔度、岩層構造 、及び/又はガスの存在に関する情報を得る方法。 33.請求項27−32のうちのいずれかにおいて、前記第三検知器が中性子 検知器を有しており且つ前記第二検知器と前記加速器との間の長手軸距離が実質 的に低エネルギ中性子減速長(Lepi)の実質的に2倍であり、前記第一及び第 三検知器出力が結 合されて高エネルギ中性子減速長(Lh)又は低エネルギ減速長(Lepi)の測定 値を派生し、前記第一及び第二検知器出力が結合されて水素インデックスの測定 値を派生し、且つLh又はLepi測定値及び水素インデックス測定値をクロスプロ ットさせて周囲の地層の多孔度及び岩層構造のうちの少なくとも1つの情報を得 る方法。 34.請求項27−33のうちのいずれかにおいて、前記第三検知器が中性子 検知器を有しており且つ前記第二検知器と前記加速器との間の長手方向距離が低 エネルギ中性子減速長(Lepi)の実質的に2倍であり、前記第二及び第三検知 器の出力が前記第一検知器の出力によって正規化され、且つ前記第二及び第三検 知器の正規化した出力がクロスプロットされて周囲の地層における多孔度、岩層 構造及びガスの存在のうちの少なくとも1つの情報を与える方法。 35.請求項27−34のうちのいずれかにおいて、前記結合ステップが、前 記第二及び第三検知器の正規化した出力を結合して周囲の地層に対して水素イン デックス及び高エネルギ中性子減速長(Lh)又は低エネルギ中性子減速長(Le pi )の値を派生し、且つLh又はLepiの測定値における変化を既知の嵩密度、水 素インデックス及び岩層組成の較正地層に 対する嵩密度における変化と関連付ける所定の関係にしたがって、水素インデッ クス及びLh又はLepiの値を結合して周囲の地層の嵩密度の情報を得る方法。 36.請求項27−35のうちのいずれかにおいて、前記結合ステップが、周 囲の地層の水素インデックス及び中性子減速長を決定し、前記減速長と実質的に 同一の水素インデックスで且つ既知の嵩密度の較正地層の中性子減速長との差を 決定し、且つ前記中性子減速長差を前記較正地層に対する密度−減速長感度比と 結合して前記周囲の地層の嵩密度の測定値を得る方法。
JP51025896A 1994-09-16 1995-09-11 穿孔中の測定用の加速器をベースとした方法及び装置 Expired - Lifetime JP3647460B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/307,894 1994-09-16
US08/307,894 US5539225A (en) 1994-09-16 1994-09-16 Accelerator-based methods and apparatus for measurement-while-drilling
PCT/US1995/011442 WO1996008733A1 (en) 1994-09-16 1995-09-11 Accelerator-base methods and apparatus for measurement-while-drilling

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11511845A true JPH11511845A (ja) 1999-10-12
JP3647460B2 JP3647460B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=23191622

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51025896A Expired - Lifetime JP3647460B2 (ja) 1994-09-16 1995-09-11 穿孔中の測定用の加速器をベースとした方法及び装置

Country Status (12)

Country Link
US (2) US5539225A (ja)
EP (1) EP0781422B1 (ja)
JP (1) JP3647460B2 (ja)
CN (1) CN1122860C (ja)
AU (1) AU689326B2 (ja)
BR (1) BR9508924A (ja)
CA (1) CA2199726C (ja)
DE (1) DE69516525D1 (ja)
MX (1) MX9701937A (ja)
MY (1) MY114280A (ja)
NO (1) NO318301B1 (ja)
WO (1) WO1996008733A1 (ja)

Families Citing this family (78)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5804820A (en) * 1994-09-16 1998-09-08 Schlumberger Technology Corporation Method for determining density of an earth formation
US6703606B2 (en) 2000-09-28 2004-03-09 Schlumberger Technology Corporation Neutron burst timing method and system for multiple measurement pulsed neutron formation evaluation
US6649906B2 (en) 2000-09-29 2003-11-18 Schlumberger Technology Corporation Method and apparatus for safely operating radiation generators in while-drilling and while-tripping applications
US6526819B2 (en) 2001-02-08 2003-03-04 Weatherford/Lamb, Inc. Method for analyzing a completion system
US6781115B2 (en) 2001-03-30 2004-08-24 Schlumberger Technology Corporation Subsurface radiation phenomena detection with combined and azimuthally sensitive detectors
FR2824638B1 (fr) * 2001-05-11 2003-07-04 Schlumberger Services Petrol Porte-outil pour moyens de mesure
US6571619B2 (en) * 2001-10-11 2003-06-03 Schlumberger Technology Corporation Real time petrophysical evaluation system
US6738720B2 (en) * 2001-11-29 2004-05-18 Computalog U.S.A. Apparatus and methods for measurement of density of materials using a neutron source and two spectrometers
US7129477B2 (en) * 2002-04-03 2006-10-31 Baker Hughes Incorporated Method of processing data from a dual detector LWD density logging instrument coupled with an acoustic standoff measurement
US6884994B2 (en) * 2002-09-19 2005-04-26 Schlumberger Technology Corporation High temperature scintillator
CA2508169C (en) * 2002-12-10 2012-07-17 Brian David Sowerby Radiographic equipment
US6944548B2 (en) 2002-12-30 2005-09-13 Schlumberger Technology Corporation Formation evaluation through azimuthal measurements
ATE344930T1 (de) * 2002-12-31 2006-11-15 Schlumberger Services Petrol Verfahren und vorrichtung zur spektroskopischen verarbeitung von daten im bohrloch
ATE358226T1 (de) 2002-12-31 2007-04-15 Schlumberger Services Petrol Messung der strömungsgeschwindigkeit von spülung mittels gepulster neutronen
US20040178337A1 (en) * 2003-03-11 2004-09-16 Baker Hughes Incorporated Neutron detector for downhole use
US6754586B1 (en) * 2003-03-28 2004-06-22 Schlumberger Technology Corporation Apparatus and methods for monitoring output from pulsed neutron sources
US7180826B2 (en) 2004-10-01 2007-02-20 Teledrill Inc. Measurement while drilling bi-directional pulser operating in a near laminar annular flow channel
US7642507B2 (en) * 2005-02-28 2010-01-05 Schlumberger Technology Corporation Apparatus and methods for interlaced density and neutron measurements
US7361886B2 (en) * 2005-02-28 2008-04-22 Schlumberger Technology Corporation Corrections of gamma-ray responses
US7365307B2 (en) * 2005-02-28 2008-04-29 Schlumberger Technology Corporation Sigma/porosity tools with neutron monitors
WO2007015953A2 (en) * 2005-07-26 2007-02-08 Baker Hughes Incorporated Measurement of formation gas pressure in cased wellbores using pulsed neutron instrumentation
US8522897B2 (en) 2005-11-21 2013-09-03 Schlumberger Technology Corporation Lead the bit rotary steerable tool
US8360174B2 (en) 2006-03-23 2013-01-29 Schlumberger Technology Corporation Lead the bit rotary steerable tool
WO2007130749A2 (en) * 2006-03-24 2007-11-15 Hall David R Drill bit assembly with a logging device
GB2445159B (en) * 2006-12-23 2009-11-18 Schlumberger Holdings Methods and systems for determining mud flow velocity from measurement of an amplitude of an artificially induced radiation
US8138943B2 (en) 2007-01-25 2012-03-20 David John Kusko Measurement while drilling pulser with turbine power generation unit
US7657377B2 (en) * 2007-05-31 2010-02-02 Cbg Corporation Azimuthal measurement-while-drilling (MWD) tool
US7408150B1 (en) 2007-06-25 2008-08-05 Schlumberger Technology Corporation Well logging method for determining formation characteristics using pulsed neutron capture measurements
EP2176690A2 (en) 2007-08-08 2010-04-21 Schlumberger Technology B.V. Radiation generator and power supply configuration for well logging instruments
WO2009023437A2 (en) 2007-08-10 2009-02-19 Schlumberger Canada Limited Ruggedized neutron shields
US20090045329A1 (en) * 2007-08-16 2009-02-19 Schlumberger Technology Corporation Downhole Tools Having Combined D-D and D-T Neutron Generators
US8642944B2 (en) * 2007-08-31 2014-02-04 Schlumberger Technology Corporation Downhole tools with solid-state neutron monitors
GB2466901B (en) * 2007-11-07 2012-10-24 Baker Hughes Inc Azimuthal elemental imaging
US8269162B2 (en) * 2007-11-07 2012-09-18 Baker Hughes Incorporated Azimuthal elemental imaging
US8049164B2 (en) * 2007-11-07 2011-11-01 Baker Hughes Incorporated Azimuthal elemental imaging
US7880134B2 (en) * 2007-11-07 2011-02-01 Baker Hughes Incorporated Azimuthal elemental imaging
WO2009064899A2 (en) * 2007-11-13 2009-05-22 Halliburton Energy Services, Inc. Downhole x-ray source fluid identification system and method
US7544929B1 (en) * 2008-05-13 2009-06-09 Precision Energy Services, Inc. Borehole imaging and standoff determination using neutron measurements
EP2120066B1 (en) * 2008-05-16 2012-08-29 Services Pétroliers Schlumberger Neutron shielding for downhole tool
CN101598017B (zh) * 2008-06-04 2012-10-31 中国石油集团钻井工程技术研究院 方位中子孔隙度随钻测量装置
US10061055B2 (en) 2008-06-25 2018-08-28 Schlumberger Technology Corporation Absolute elemental concentrations from nuclear spectroscopy
RU2502095C2 (ru) * 2008-06-25 2013-12-20 Шлюмбергер Текнолоджи Б.В. Абсолютные концентрации элементов из ядерной спектроскопии
EP2388624A3 (en) 2008-06-27 2011-12-07 Services Petroliers Schlumberger (SPS) Determining downhole fluid flow
CN102159970B (zh) * 2008-08-26 2014-12-10 普拉德研究及开发股份有限公司 在钻探期间确定地层水饱和度的方法和设备
US8720572B2 (en) 2008-12-17 2014-05-13 Teledrill, Inc. High pressure fast response sealing system for flow modulating devices
EP2241906B1 (en) 2009-04-17 2015-04-01 Services Pétroliers Schlumberger Method of determining density of underground formations using neutron-gamma ray measurements
EP2275840B1 (en) 2009-07-16 2013-09-25 Services Pétroliers Schlumberger Apparatus and methods for measuring formation characteristics
US8791407B2 (en) * 2010-02-24 2014-07-29 Halliburton Energy Services, Inc. Gamma-gamma density measurement system for high-pressure, high-temperature measurements
US8525103B2 (en) * 2010-02-25 2013-09-03 Baker Hughes Incorporated Method for hydrocarbon saturation and hydraulic frac placement
US8502135B2 (en) * 2010-03-25 2013-08-06 Baker Hughes Incorporated Method for through-casing 3-phase saturation determination
US9372277B2 (en) * 2010-04-21 2016-06-21 Schlumberger Technology Corporation Neutron porosity downhole tool with improved precision and reduced lithology effects
US9715035B2 (en) * 2010-05-19 2017-07-25 Schlumberger Technology Corporation Pulse neutron formation gas identification with LWD measurements
US9304214B2 (en) * 2010-06-30 2016-04-05 Schlumberger Technology Corporation Neutron detection using a shielded gamma detector
CA2795445A1 (en) * 2010-06-30 2012-01-26 Schlumberger Canada Limited Neutron detection based on a boron shielded gamma detector
JPWO2012137738A1 (ja) 2011-04-04 2014-07-28 株式会社トクヤマ シンチレーター、放射線検出装置および放射線検出方法
EP2694848B1 (en) 2011-04-06 2020-03-11 David John Kusko Hydroelectric control valve for remote locations
US20130105679A1 (en) * 2011-10-28 2013-05-02 Ge Energy Oilfield Technology, Inc. Dual gamma ray and neutron detector in a multi-sensor apparatus and related methods
CN102518431B (zh) * 2011-12-26 2015-04-22 中国石油大学(华东) 基于可控中子源的随钻多参数测井方法
US9052404B2 (en) 2011-12-30 2015-06-09 Schlumberger Technology Corporation Well-logging apparatus including azimuthally-spaced, noble gas-based detectors
US20140034822A1 (en) * 2011-12-30 2014-02-06 Schlumberger Technology Corporation Well-logging apparatus including axially-spaced, noble gas-based detectors
US9268055B2 (en) * 2011-12-30 2016-02-23 Schlumberger Technology Corporation Well-logging apparatus including azimuthally spaced radiation detectors
US9400340B2 (en) * 2013-05-13 2016-07-26 Baker Hughes Incorporated Sourceless density measurements with neutron induced gamma normalization
US10379253B2 (en) 2013-05-15 2019-08-13 Schlumberger Technology Corporation Borehole fluid effect correction for pulsed neutron porosity measurements
US10564311B2 (en) 2013-09-30 2020-02-18 Schlumberger Technology Corporation Formation imaging using neutron activation
US20150241577A1 (en) * 2013-12-19 2015-08-27 Schlumberger Technology Corporation Combined Epithermal And Thermal Neutron Detector And Its Application To Well Logging Instruments
EP2887104A1 (en) * 2013-12-23 2015-06-24 Services Pétroliers Schlumberger Neutron-absorbing gamma ray window in a downhole tool
US9310515B2 (en) * 2014-03-21 2016-04-12 Schlumberger Technology Corporation Method for using neutron interaction cross section to interpret neutron measurements
CA2953328C (en) 2014-07-18 2019-05-14 Halliburton Energy Services, Inc. Formation density or acoustic impedance logging tool
US9995842B2 (en) 2015-05-29 2018-06-12 Schlumberger Technology Corporation Borehole fluid and/or casing effect correction for pulsed neutron measurements
US10466383B2 (en) 2015-05-29 2019-11-05 Schlumberger Technology Corporation Method for using neutron interaction cross section to interpret neutron measurements
EP3181807A1 (en) 2015-12-18 2017-06-21 Services Pétroliers Schlumberger Downhole tool and method for imaging a wellbore
US10001582B2 (en) 2016-02-04 2018-06-19 Schlumberger Technology Corporation Method for using pulsed neutron induced gamma ray measurements to determine formation properties
CN106374310B (zh) * 2016-09-20 2019-05-31 贝兹维仪器(苏州)有限公司 一种下载手柄
CN106321078B (zh) * 2016-09-20 2023-03-24 贝兹维仪器(苏州)有限公司 一种数据下载装置
CA3052776C (en) * 2017-02-08 2023-07-11 Philip Teague Methods and means for azimuthal neutron porosity imaging of formation and cement volumes surrounding a borehole
KR20210111256A (ko) * 2018-12-07 2021-09-10 어번 유니버시티 토양 탄소 매핑을 위한 중성자 감마 분석의 스캐닝 모드 적용
US11163089B2 (en) * 2019-07-26 2021-11-02 Schlumberger Technology Corporation Neutron imaging devices for cased wells and open boreholes
US11940591B2 (en) * 2020-08-07 2024-03-26 Nabors Drilling Technologies Usa, Inc. Gamma ray logging tool with detector window

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3435217A (en) * 1965-06-28 1969-03-25 Mobil Oil Corp Production of chemistry-dependent gamma ray and thermal neutron logs corrected for porosity
US4501964A (en) * 1981-08-03 1985-02-26 Texaco Inc. Borehole compensated oxygen activation nuclear well logging
US4596926A (en) * 1983-03-11 1986-06-24 Nl Industries, Inc. Formation density logging using multiple detectors and sources
US4705944A (en) * 1983-03-25 1987-11-10 Nl Industries, Inc. Formation density logging while drilling
US4760252A (en) * 1983-06-28 1988-07-26 Schlumberger Technology Corporation Well logging tool with an accelerator neutron source
US4698501A (en) * 1985-05-16 1987-10-06 Nl Industries, Inc. System for simultaneous gamma-gamma formation density logging while drilling
US4661700A (en) * 1985-05-28 1987-04-28 Schlumberger Technology Corporation Well logging sonde with shielded collimated window
US4883956A (en) * 1985-12-23 1989-11-28 Schlumberger Technology Corporation Methods and apparatus for gamma-ray spectroscopy and like measurements
ATE67318T1 (de) * 1986-06-05 1991-09-15 Schlumberger Ltd Bohrlochvorrichtung mit einer beschleunigerneutronenquelle.
US4814609A (en) * 1987-03-13 1989-03-21 Schlumberger Technology Corporation Methods and apparatus for safely measuring downhole conditions and formation characteristics while drilling a borehole
US4879463A (en) * 1987-12-14 1989-11-07 Schlumberger Technology Corporation Method and apparatus for subsurface formation evaluation
US4972082A (en) * 1989-03-16 1990-11-20 Schlumberger Technology Corporation Methods and apparatus for epithermal neutron logging
US5051581A (en) * 1990-05-01 1991-09-24 Schlumberger Technology Corporation Method and apparatus for epithermal neutron porosity well logging
GB2252623B (en) * 1991-01-15 1994-10-19 Teleco Oilfield Services Inc A method for analyzing formation data from a formation evaluation measurement while drilling logging tool
US5091644A (en) * 1991-01-15 1992-02-25 Teleco Oilfield Services Inc. Method for analyzing formation data from a formation evaluation MWD logging tool
US5235285A (en) * 1991-10-31 1993-08-10 Schlumberger Technology Corporation Well logging apparatus having toroidal induction antenna for measuring, while drilling, resistivity of earth formations
US5235185A (en) * 1992-01-09 1993-08-10 Schlumberger Technology Corporation Formation sigma measurement from thermal neutron detection

Also Published As

Publication number Publication date
US5539225A (en) 1996-07-23
EP0781422B1 (en) 2000-04-26
CN1177402A (zh) 1998-03-25
DE69516525D1 (de) 2000-05-31
EP0781422A1 (en) 1997-07-02
WO1996008733A1 (en) 1996-03-21
MY114280A (en) 2002-09-30
CA2199726A1 (en) 1996-03-21
MX9701937A (es) 1997-06-28
CA2199726C (en) 2003-11-11
CN1122860C (zh) 2003-10-01
NO971202D0 (no) 1997-03-14
AU689326B2 (en) 1998-03-26
USRE36012E (en) 1998-12-29
NO318301B1 (no) 2005-02-28
BR9508924A (pt) 1997-10-28
JP3647460B2 (ja) 2005-05-11
AU3628795A (en) 1996-03-29
NO971202L (no) 1997-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11511845A (ja) 穿孔中の測定用の加速器をベースとした方法及び装置
EP0864883B1 (en) Method for determining density of earth formations
CA2196636C (en) Method and apparatus for determining density of earth formations
CN105874354B (zh) 用于进行井下测量的系统和方法
CA2662543C (en) Determining formation characteristics
US10866336B2 (en) Formation imaging using neutron activation
US10001582B2 (en) Method for using pulsed neutron induced gamma ray measurements to determine formation properties
US10725201B2 (en) Compensated neutron correction for contributions outside the petrophysical model
US10392919B2 (en) Simulated core sample estimated from composite borehole measurement
US10429540B2 (en) Combining inelastic and capture gamma ray spectroscopy for determining formation elemental
US11215732B2 (en) Geological constraint using probability functions in stochastic mineralogy modeling
WO2017105269A1 (en) Determination of concentration of chemical elements in an earth formation from non-coaxial dual detector radiation measurements
JPH10227868A (ja) 地層密度の測定方法及び装置
WO2009082552A2 (en) Azimuthal elemental imaging
Couét DENSiTYeSLOWlNG DOLENGTH (opi) SENITVTY RATO
MXPA97001047A (en) Method and apparatus to determine the density of the terrest formations

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040518

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20040813

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20040927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050209

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term