JPH11511351A - 容器中の部材を移動させる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 相互に混合すべき少なくとも二つの物質を、密封して分離する少なくとも一つの可動仕切（２９）を有する、たとえば医療用多室アンプルなどの容器（２３）中に移動可能に置かれたプランジャ（３５）を移動させるための装置であり、容器（２３）に取外し可能に接続するためのホルダ手段（６）、およびプランジャ（３７）と係合してこれを容器（２３）中で移動させるためのスクリューアクチュエータ（４）を具備し、ホルダ手段（６）はさらにスクリューアタチュエータの対応雄ネジと係合する雌ネジを有する装置。雌ネジは少なくとも二つの部分に分割され、雌ネジ部分がスクリューアクチュエータと係合しない第１の位置と、雌ネジ部分がスクリューアクチュエータと係合する第２の位置との間を移動することができる。ホルダ手段（６）は雌ネジの部分を第１の位置と第２の位置との間で移動させるアクチュエータ手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】 容器中の部材を移動させる装置 発明の分野 本発明は、容器中の部材、たとえば、特に医療用多室アンプルである容器の内 壁と密封（シール）接触しながらこの内壁に沿って摺動可能なプランジャを移動 させる装置に関するものである。発明の背景 このような多室アンプルは、従来から液体に溶解して注射液あるいは注射可能 液体を生成するための、一種類以上の変化しやすいあるいは反応を起こす医療用 成分を貯蔵するために使用されている。この種の注射液は、劣化することなく長 期に貯蔵することはできない。しかし、この種の変化しやすい医療用成分はほと んどの場合、成分に悪影響を与える溶剤その他の物質から分離すれば、貯蔵期間 を増大させることができる。多くの場合、これらの医療用成分は凍結乾燥させた 状態でアンプル中に与えられ、通常、液を取り出すために除去、破壊、またはカ ニューレなどの中空の針でせん孔することができる膜（メンブレン）または他の シールにより封止された排出開口を有するア ンプルの前方室中に貯蔵される。前方室の後部は、アンプルの内壁に密封係合す ると共に、アンプルに設けられた内部または外部バイパスを経由して前方室と後 方室との間の流れを防止するように配置された軸方向に移動可能な仕切で境界づ けられている。仕切は、前方室中の変化しやすい医療用成分に添加する溶剤を入 れた後方室の前端を形成する。 仕切を前方に移動させることにより、バイパスを介して前方室と後方室とが連 通する。後方室の後端は、可動シールあるいはプランジャにより封止されている 。 後方室中の液体を前方室の医療用成分に添加する場合、後部シールあるいはプ ランジャが押し下げられると、非圧縮性の液体を介して同方向に仕切を移動させ る。仕切が移動されると直ちに、バイパスを介して前記二つの室が連通し、プラ ンジャがさらに押し下げられると、液体が後方室から前方室へ流れる。 この方法における周知の問題は、凍結乾燥した医療用成分は機械的な影響を非 常に受けやすく、機械的応力が強すぎると劣化することである。したがって、液 体添加時にバランスのとれたスムースな流れが必要である。この問題を解決する ため、前方室への望ましい流れを得るために、容器のプランジャすなわ ち後部シールを制御された方法で移動させることができる移動機構を提供する多 数の装置が提案されている。ほとんどの場合、この種の装置は通常、アンプルを 受容して保持する手段と、雄ネジを有し、アンプルの保持手段に設けた対応する 雌ネジと協働するスクリュー（ネジ式）アクチュエータとで構成される。ネジの ピッチは小さく、スクリューアクチュエータの各回転によるアクチュエータの軸 方向の移動は非常に制限される。このようにして、プランジャは軸方向にスムー スに移動する。このような装置により、液体の前方室へのスムースな流れを得る ための満足な性能が得られる。しかし、この種の従来の技術による装置は、新し いアンプルを受けるために元の位置に戻すためには、スクリューアクチュエータ を前方に回転させたのと同じだけ後方に回転させなければならないという欠点が ある。これはアクチュエータをリセットする以外に目的はない時間のかかる作業 である。 したがって、スムースな流れをもたらすためにプランジャあるいは後部シール がスムースかつ均一に前方へ移動されるが、スクリューアクチュエータをすばや く元の位置に戻すことができる装置が必要になっている。 このような装置の例は、ＰＣＴ出願ＷＯ９３／１４７９９号明細書に開示され ており、これは上述の問題への解決策を与える。この従来の技術による装置は、 アクチュエータの前方へ移動させるための雌ネジと協働する雄ネジを有するスク リューアクチュエータを具備し、これがリセット時には容易に雌ネジとの係合が 外れ、新しいアンプルを受けるために急速に開始位置にリセットすることができ る。 この従来の技術による装置は、スロットを有するホルダを具備し、このホルダ は、ホルダの軸とアクチュエータの軸とが一致したときにスクリューアクチュエ ータと係合することができる雌ネジを有する。アクチュエータは、長手軸に直交 する軸のまわりに傾斜してホルダのスロットから揺れ出ることができる。この傾 斜の結果、雄ネジと雌ネジが相互の係合から外れ、アクチュエータが容易かつ急 速に開始位置に戻ることが可能になり、これにより空になったアンプルを除去し た後再使用することができる。 この装置は再使用のため装置をリセットする速さに関しては従来の技術による 解決より進歩しているにもかかわらず、下記のようないくつかの欠点がある。 ・ リセットするのに多数の操作を必要とする。 ・ 比較的かさが大きい。 ・ 一種類の決められた長さのアンプルにしか使用できない。 ・ 製造が比較的複雑で高価であり、装置の構造部の製作には十分な注意が必 要であり、特にスロットに関連する雌ネジの製作は微妙である。発明の概要 本発明の目的は、前方室中の変化しやすい医療用成分に添加する液体の流れを スムースにすることができると共に簡単で安価な構造を有して取り扱いが容易で あり、本装置により移動されるべきプランジャを有する任意長さの容器に容易且 つ急速に接続することができる、上記の種類の急速リセット可能な装置を提供す ることにある。 この目的は、請求の範囲第１項に記載の特徴を有する装置により達成される。 雌ネジを、アクチュエータ手段により係合位置または係合位置の外にすること ができる少なくとも二つの部分に分割することにより、スクリューアクチュエー タは装置中の経路に沿ってどの位置でも雌ネジとの係合が外され、初期の位置に 急速に戻 すことができる。 請求の範囲第５項に記載されているように、ホルダ手段が容器に接続されると きにアクチュエータ手段が自動的に作動することが好ましい。これにより、装置 は雌ネジ部分を導く手段を他に何ら使用することなく、一操作で自動的に使用で きるようになる。同様に、このスクリューアクチュエータは、単に装置をアンプ ルまたは容器から分離することにより、一操作で雌ネジから容易に解放すること ができる。 請求の範囲第７項に記載されているように、本装置は容器またはアンプルを取 外し可能に保持するバイオネットのようなカップリングを有するものであっても よい。このようにして、本装置は単純な回転動作により容易に容器に接続するこ とができる。図面の簡単な説明 本発明の好ましい実施形態を、添付の図面を参照して、具体例を用いて説明す る。 第１図は、開放された非組立位置の本発明の装置を示す平面図である。 第２図は、第１図の開放された装置のＩＩ−ＩＩ線断面図で ある。 第３図は、閉鎖された組立位置の第１図に対応する平面図である。 第４図は、第３図に示される閉鎖された装置のＩＶ−ＩＶ線断面図である。 第５図は、スクリューアクチュエータが初期位置にある、アンプルに取り付け られた本発明の装置の断面図である。 第６図は、スクリューアクチュエータが末端位置にある第５図と同様の装置の 断面図である。 第７図は、容器あるいはアンプルから解放された装置を示す、第５図および第 ６図と同様の断面図である。 第８図は、アンプルから取り外された装置を示す、第５図から第７図と同様の 断面図である。発明の詳細な説明 本発明の装置１の好ましい実施形態は、二個の主要部材、すなわちスクリュー アクチュエータ４と、ホルダ手段６で構成される。ホルダ手段６の構成図を第１ 図から第４図に示す。ホルダ手段６は第１図および第３図に示すように、ほぼ楕 円形で実質的に平坦な支持板２を有するが、支持板２の形状は重要では なく、適当な形状とすることができる。支持板２の中央部に、装置のスクリュー アクチュエータ４が貫通できるような寸法の開口３がある。第１図および第３図 では、スクリューアクチュエータ４は破線で表されているが、簡略にするため、 第２図および第４図の断面図には示されていない。支持板２の長さ方向の各端部 には、それぞれフランジ５ａおよび５ｂが設けられており、支持板２に垂直に突 出している。各フランジ５ａおよび５ｂは、これと一体となり、中央を向いたリ ム７ａ、７ｂを有し、その内面は支持板２の上面とほぼ平行である。このように 、支持板２と、リム７ａ、７ｂを有するフランジ５ａ、５ｂは二個の平行な溝９ ａ、９ｂを形成し、その高さＨは装置１が取り付けられる容器２３上に設けられ たリム２５の厚みとほぼ同一である。溝９ａ、９ｂの底面間の距離Ｄは、容器２ ３のリム２５の最大幅とほぼ同一である。 支持板２の裏面の開口３から、二枚の傾斜したフランジ１１ａ、１１ｂが設け られており、支持板２の中心に対して対称に配置されている。各傾斜フランジ１ １ａ、１１ｂの端部に、弾性のスプリング１３ａ、１３ｂが開口３に向かって上 方に伸びている。第２図の断面図に示すように、各スプリング１３ａ、 １３ｂはわずかに湾曲して、対応する傾斜したフランジ１１ａ、１１ｂとともに 全体がＶ字形を形成している。スプリング１３ａ、１３ｂの他の端部は、アクチ ュエータ手段１５ａ、１５ｂおよび雌ネジの対応部分１７ａ、１７ｂを担持して いる。アクチュエータ手段１５ａ、１５ｂと雌ネジ部分１７ａ、１７ｂは、相互 に固定されている。 装置１の載置位置では、アクチュエータ手段１５ａ、１５ｂは上方にあり、支 持板２の上面（第２図および第４図）の上方、普通はわずか上方にある。各アク チュエータ手段の上面は平坦で、支持板２とほぼ平行に伸びている。この載置位 置では、雌ネジ部分１７ａ、１７ｂの間隔は、スクリューアクチュエータ４の直 径より大きく、この位置ではスクリューアクチュエータ４は後述の方法で容易に 取り外すことができる。 各弾性スプリング１３ａ、１３ｂは断面がわずかに湾曲しており、支持板２に 実質的に垂直な力が加わるとホルダ手段６の対称軸に向かって内方に張り出すよ うに設計されている。これにより、アクチュエータ手段１５ａ、１５ｂが支持板 ２に向かって押されると、弾性スプリング１３ａ、１３ｂが屈曲し、雌ネジの部 分１７ａ、１７ｂはそれぞれに向かって内方に移動す る。アクチュエータ手段１５ａ、１５ｂはまた、支持板２に向かって押されると 、スプリング１３ａ、１３ｂの作用により、前記軸に向かって内方に移動する。 第４図に示すように、アクチュエータ手段１５ａ、１５ｂ、弾性スプリング１３ ａ、１３ｂおよび傾斜フランジ１１ａ、１１ｂの径方向外側の端縁は、相互に関 連するように設計されており、前記アクチュエータ手段の端縁は、傾斜フランジ １１ａ、１１ｂの内壁により案内される。このように、完全に押し下げられると 、（第３図および第４図）アクチュエータ手段１５ａ、１５ｂの上面が支持板２ と面一になり、外端縁が傾斜フランジ１１ａ、１１ｂの内壁を押しつける。 この完全に押し下げられた位置では、雌ネジ部分１７ａ、１７ｂは、スクリュ ーアクチュエータの雄ネジに合致する雌ネジ部分を形成する範囲まで導かれる。 アンプル２３に使用する場合、溝９ａ、９ｂの高さＨに相当する厚みを有する アンプルのリム２５が溝９ａ、９ｂに挿入され、これにより、第３図および第４ 図に示すように、アクチュエータ手段１５ａ、１５ｂを閉鎖位置まで押し下げる 。そこで、スクリューアクチュエータ４が開口３にねじ込まれ、雌ネジの 部分１７ａ、１７ｂと係合する。 アンプル２３のリム２５は輪郭が楕円であることが好ましく、そのとき装置１ の距離Ｄはほぼ楕円の長軸に相当する。アンプル２３のリム２５は、長軸を溝９ ａ、９ｂとほぼ平行にして挿入される。ホルダ手段６およびアンプル２３を約９ ０°回転させると、アンプル２３のリム２５はリム５ａ、５ｂと支持板２との間 で、バイオネット（差込み）式カップリングのように溝９ａ、９ｂにクランプさ れる。装置１およびアンプル２３を相対的に回転させることにより、装置１はア ンプル２３から容易に取り外すことができる。 第５図から第８図を参照して、好ましい実施形態の機能を説明する。 本発明による装置１をリム２５に取り付けた医療用二室アンプル２３は、投与 前の短時間に溶剤と混合すべき凍結乾燥した成分などの変化しやすい医療成分を 貯蔵するための前方室２４を有する。前方室の前端に、出口を有する先端部２７ があり、貯蔵中および溶剤添加中は封止されている。前方室２４の後端は、アン プル２３に設けたくびれ３１とアンプルの壁面との間に詰め込まれた弾力性の仕 切２９、たとえばゴムにより封止さ れている。仕切２９の大きさは、上記くびれ３１と係合していないときには前方 室２４への流れを可能にするが、貯蔵時には流れを封止して防止する。 前方室２４の内容物は、仕切２９の後方に位置する後方室３３からの流れの連 通を開始すべく仕切２９の前方移動を可能にするようなものである。 後方室３３には、前方室２４中の凍結乾燥した医療用成分と混合すべき液体、 すなわち溶剤が貯蔵される。後方室３３の後端は、アンプル２３の内壁に密封接 触する移動可能なシール、すなわちプランジャ、たとえばゴムにより封止されて いる。液体は主として非圧縮性であるため、シールが前方へ運動すると、これに 対応して仕切２９が運動する。 後方室３３中の液体を前方室２４に添加する際、装置１のホルダ手段６を上述 のようにアンプル２３のリム２５に取り付ける。比較的細かいピッチのスクリュ ーアクチュエータ４をホルダ手段６の開口３に挿入し、ホルダ手段６の雌ネジ１ ７ａ、１７ｂと係合させて回転する。スクリューアクチュエータ４の回転運動を 達成させるために、部材４に張り出したフィンガグリップ３７を設ける。スクリ ューアクチュエータ４をさらに回 転させると、シール３５が軸方向前方へ移動し、これにより仕切２９が前方に移 動する。仕切２９を所定の距離移動させると、前方室２４と後方室３３との間が 連通する。アクチュエータ４をさらに回転させると、ネジの細かいピッチにより 液体がスムースに前方室２４に流れる。スクリューアクチュエータ４をフィンガ グリップがホルダ手段６に到達するように回転させると液体がすべて前方室２４ に移送され、この位置ではシール３５は仕切２９に載っている。これで混合プロ セスが完了し、調製された溶液を投与することができる。 第５図から第７図からわかるように、スクリューアクチュエータ４は中空であ る。アクチュエータ４の穴に、ディスペンスロッド３９が摺動可能に受容される 。アクチュエータ４が底部に到達すると、このディスペンスロッド３９は先端部 ２７を通して所要量の溶液を前方室２４に分配するのに使用される。この構造は 本質的に知られており、本発明の一部を形成しない。 第６図に、先端部２７を介してアンプル２３を完全に空にした後の最終位置を 示す。次に、装置１を開始位置にリセットする。従来の装置では、アクチュエー タ４を最後まで反対方向に回転させなければならない。本発明の装置１は、装置 を迅速に、 容易に当初の位置にリセットすることができる。リセットは、第７図に見られる ように、単に、軸を中心に９０°回転し、アンプル２３から取り外すことによっ て、装置１を容器２３のリム２５から解放することにより達成される。ホルダ手 段６がリム２５から外れると同時に、アクチュエータ手段１５ａ、１５ｂをリム ２５との係合から解放すると、ホルダ手段６の雌ネジ１７ａ、１７ｂがスクリュ ーアクチュエータ４との係合から解放され、ホルダ手段６から取り外すことがで きる（第８図参照）。これにより、装置を新しいアンプル２３に付け替えること ができる。上述により明らかなように、単純にするために一部の部材は第７図お よび第８図の概略図から除外してある。 本発明の装置は長さの異なる各種のアンプルに使用できることに特に注目すべ きである。 この装置を、多くの異なる方法で変更できることは、当業者にとって明らかで ある。雌ネジの部分１７ａ、１７ｂは、ホルダ手段が容器２３と係合または解放 されるときに自動的に作動させる必要はない。この機能を達成するため、別のア クチュエータ手段を設け、この手段を装置１の容器との係合の前後に作動させて も良い。 ホルダ手段６は、バイオネットのようなカップリング以外の方法で設計するこ ともできる。この目的には、適切などんなカップリング手段も使用できる。 好ましい実施形態について、医療用二室アンプルを参照して説明した。しかし 、どのような種類の容器も使用できることは明らかで、多室アンプルと同様に単 室アンプルも使用できる。同様に、貯蔵中にアンプルの室を相互に分離する制限 物を有する代わりに、容器の側壁のニップを介して設けたオーバフローチャネル を具備し、これを介して溶剤を前方室に移送することもできる。この場合、貯蔵 中は可動仕切を上記チャネルの後方に設け、液体添加時には前記チャネル上に移 動させることにより、前方室への連通を与える。 この装置の用途は、特定の医療または物質に限定されない。添加する液体のス ムースで妨害されない流れが必要なすべての場合、およびあらゆる分野で使用す ることができる。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 互いに混合すべき少なくとも二つの物質を密閉して分離する少なくとも一 つの可動仕切（２９）を有する容器（２３）中に移動可能におかれたシールある いはプランジャ（３５）を移動させる装置であって、 容器（２３）に取外し可能に接続するためのホルダ手段（６）と、 上記容器（２３）中でシールあるいはプランジャ（３５）を移動させるべくこ れに係合するスクリューアクチュエータ形の移動手段（４）とを備えており、 ホルダ手段（６）が対応雄ネジを有するスクリューアクチュエータ（４）と係 合する雌ネジ（１７ａ、１７ｂ）をさらに有しており、 雌ネジ（１７ａ、１７ｂ）が、前記雌ネジの各部分（１７ａ、１７ｂ）が上記 スクリューアクチュエータ（４）と係合しない第１の位置と、前記雌ネジの各部 分（１７ａ、１７ｂ）がスクリューアクチュエータ（４）と係合する第２の位置 との間で移動可能である少なくとも二つの部分（１７ａ、１７ｂ）に分割 されており、前記雌ネジの各部分（１７ａ、１７ｂ）を前記第１の位置から前記 第２の位置へ、および前記第２の位置から前記第１の位置へ導くべくホルダ手段 （６）にアクチュエータ手段（１５ａ、１５ｂ）が設けられていることを特徴と する装置。 ２． 雌ネジ部分（１７ａ、１７ｂ）が、ホルダ手段（６）上に弾性的に担持さ れていることを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 ３． 雌ネジ部分（１７ａ、１７ｂ）のそれぞれが、軸方向の力を受けたとき、 各雌ネジ部分（１７ａ、１７ｂ）を前記係合位置に導くように張り出す湾曲した スプリング（１３ａ、１３ｂ）上に設けられていることを特徴とする請求の範囲 第２項に記載の装置。 ４． アクチュエータ手段（１５ａ、１５ｂ）が、軸方向の力をスプリング（１ ３ａ、１３ｂ）に伝達することができ、これにより雌ネジ部分（１７ａ、１７ｂ ）を前記係合位置に移動させることを特徴とする請求の範囲第３項に記載の装置 。 ５． ホルダ手段（６）が容器（２３）に接続されたとき、アクチュエータ手段 （１５ａ、１５ｂ）が自動的に作動することを特徴とする請求の範囲第４項に記 載の装置。 ６． ホルダ手段（６）が、スクリューアクチュエータ（４）のために貫通させ た中央開口（３）を有するほぼ平坦な表面板（２）を具備しており、一対の対向 するフランジ（５ａ、５ｂ）が支持板（２）から垂直に突出し、フランジ（５ａ 、５ｂ）および支持板（２）が、容器（２３）に設けられたリム（２５）を受容 すべく溝（９ａ、９ｂ）を画定していることを特徴とする請求の範囲第１項から 第５項のいずれか一項に記載の装置。 ７． 溝（９ａ、９ｂ）が、容器（２３）のリム（２５）のためのバイオネット 状カップリングを備えていることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の装置。 ８． ホルダ手段（６）が前記容器に接続されたとき、アクチュエータ手段（１ ５ａ、１５ｂ）が自動的に作動する請求の範囲第６項または第７項に記載の装置 であって、アクチュエータ手段（１５ａ、１５ｂ）は、ホルダ手段（６）の開放 位置で前記支持板から離して設けられており、ホルダ手段（６）と係合したとき に、支持板（２）と面一になるように容器（２３）により押される二つの板状部 材を含んでいることを特徴とする装置。 ９． スクリューアクチュエータ（４）が、ディスペンスロッ ド（３９）を摺動可能に受容すべく貫通穴を有することを特徴とする請求の範囲 第１項から第８項のいずれか一項に記載の装置。 １０． 前記容器が、医療用多室アンプルであることを特徴とする請求の範囲第 １項から第９項のいずれか一項に記載の装置。