JPH11510683A - エピトープタギングシステム - Google Patents

エピトープタギングシステム

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JPH11510683A JP8529754A JP52975496A JPH11510683A JP H11510683 A JPH11510683 A JP H11510683A JP 8529754 A JP8529754 A JP 8529754A JP 52975496 A JP52975496 A JP 52975496A JP H11510683 A JPH11510683 A JP H11510683A
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Abstract

(57)【要約】 目的の分子に結合したときにエピトープタグとして機能するヘキサペプチドを記載する。配列Q-Y、F、HまたはW-P-A、S、またはV-LまたはV-T、L、VまたはQを有するようなエピトープタグは、目的のタンパク質の精製、または目的の分子の研究および特徴付けに有用である。好ましくは、QYPALT、QYPSLL、QYPSLQ、QFPALL、QYPVLVおよびQYPSLTである。最も好ましくはQYPALTである。

Description

【発明の詳細な説明】 エピトープタギングシステム 技術分野 本発明は、エピトープタギング(tagging)システムに関し、そして特にエピト ープタギングにおける使用に適切なペプチド、エピトープタグ化分子、エピトー プタグを含むハイブリッドポリペプチド、ハイブリッドポリペプチドをコードす る発現ベクター、および目的のタンパク質を精製するプロセスに関する。本発明 はまた、本発明のペプチドタグに特異的な抗体に及ぶ。発明の背景 エピトープタギング(免疫タギング、エピトープフラッギング(flagging)、ま たはペプチドタギングとしてもまた公知である)は、抗原決定基として認識され るアミノ酸残基の1セットと目的のタンパク質とを結合させるプロセスである( 米国特許第4782137号;KolodzieおよびYoung、1991;Fieldら、1988;Pati、199 2;SoldatiおよびPerriard、1991;Geliら、1988;Yeeら、1987;ならびにLinds leyおよびWang、1993)。エピトープを用いてタンパク質をタギングすることは 、特異的な抗体(好ましくは、モノクローナル抗体)によるタンパク質の監視を 可能にする。このアプローチは、タグ化タンパク質の大きさ、ならびにその量、 細胞局在性、翻訳後修飾および他のタンパク質との相互作用などを解明し得る。 特に、エピトープタギングは、その機能をアッセイする方法が存在しない場合で さえもタンパク質が精製されることを可能にする。 このエピトープタギングアプローチは、目的のタンパク質に対して直接生じさ せた抗体の使用を上回る顕著な利点を提供する。これは: 1)モノクローナル抗体(mAb)の作製において費やされる時間および供給源を 節約する; 2)タグ化タンパク質を、非タグ化タンパク質との交差反応性のスペクトルが すでに公知である良く特徴付けられたmAbを用いてモニターし得る; 3)比較可能なネガティブコントロールを用い得る。これは抗体を独立して惹 起し得ない; 4)目的の分子中のエピトープの位置をエピトープタギングにより正確に制御 し得る。これは、構造-機能研究に非常に重要であり得る;および 5)エピトープタギングは類似の遺伝子産物間の区別のために特に有用であり 得る。 要約すれば、エピトープタギングアプローチは、目的のタンパク質に対して直 接惹起した抗体の使用を上回る普遍性、正確性および経済性の利点を提供する。 エピトープ-タギングストラテジーにおける主要な不明確性は: 1)タグ化タンパク質のその生物学的機能を維持する能力、および 2)標的タンパク質配列のエピトープの抗原性への影響 である。 これらの理由から、タギングの適用における成功の機会を増大させるために、 短い長さおよび異なる配列の特徴(例えば、異なる正味の電荷、疎水性および側 鎖)を有するエピトープタグを開発することがときに不可欠である。 現在までのところ、多くの他のシステムが記載されているが、4つのタギング システムのみが市販されている。これらのシステムの2つは10より多いアミノ酸 残基のエピトープタグを含む。10アミノ酸残基より少ないエピトープを有する唯 一の市販のシステムは、Hoppら(1988;Prickettら、1989)により開発されたFLAGTM システムである。FLAGは小さなタグ(8アミノ酸残基)であるが、その高度に 荷電した性質が、電荷の正味の変化に感受性であるタンパク質分子をタギングす るその適用を妨げ得る。 表1は、文献に記載されるエピトープタグ配列の要約であり、そしてこれらを 本発明の好ましい配列QYPALTと比較する。 本発明は、現在利用可能なタギングシステムに対する代替を提供することに努 める。 349アミノ酸のタンパク質である、VP7は、ブルータングウイルス(BTV)の主要 な構造タンパク質である。VP7は、群特異的血清型試験においてBTV特異的な抗体 により認識されるが、アフリカウマ疫ウイルスおよび流行性出血症ウイルスに対 する抗体と交差反応し、そして従って厳密に言えば血清群-特異的抗原ではない 。 本発明者らは、配列Gln-Tyr-Pro-Ala-Leu-Thr(QYPALT)を有するヘキサペプチ ド、およびBTVのVP7分子由来の関連ペプチドは、2つのmAbにより抗原エピトー プとして認識され、そしてタグ化分子においてヘキサペプチドの抗原性に実質的 に影響することなくタグペプチドとして用いられ得ることを見出した。本発明者 らはこの配列をBTagと称した。発明の要旨 第1の局面において、本発明は、目的の分子に結合するときにエピトープタグ として機能するペプチドを提供する。このペプチドは、配列Q-Y、F、HまたはW-P -A、SまたはV-LまたはV-T、L、VまたはQを有する。より好ましくは、このペプチ ドは、QYPALT、QYPSLL、QYPSLQ、QFPALL、QYPVLVおよびQYPSLTから成る群より選 択される配列を有する。最も好ましくは、このペプチドは配列QYPALTを有する。 観察された有益な効果についての任意の提案されるメカニズムにより限定される ことを望むことなく、本発明者らは1位および3位におけるアミノ酸がこのペプ チドに重要であり、そして2位のアミノ酸は芳香族であるべきであるということ を確信する。 第2の局面において、本発明は、エピトープタグ化分子を提供する。ここで、 このエピトープタグは、本発明のヘキサペプチドであるか、またはこれを含む。 本発明は本発明のヘキサペプチドに結合し得る任意の他の分子を包含し得るが 、好ましくは、タグ化分子はタンパク質である。このタンパク質は、例えば、酵 素、ホルモン、FC領域を欠損する遺伝子操作された単鎖抗体分子、または任意の 他のタンパク質であり得る。より好ましくは、このタンパク質は組換えタンパク 質である。いくつかの目的については、このエピトープを炭水化物に結合し得る 。 タグを任意の簡便な手段により目的の分子に結合し得る。例えば、ポリペプチ ドを、従来の固相法を用いて、そしてペプチドタグを合成へ組込んで化学的に合 成し得る。タグ化ポリペプチドまたはタンパク質を、本明細書中に記載されるよ うに、従来の組換え法により融合タンパク質として合成し得る。タグを、カルボ ジイミドのような従来の架橋剤を用いて、または酵素法を用いてタンパク質また は炭水化物に結合し得る。 本発明のタグ化分子は、上述の特異的な抗体により分子の監視を可能にする。 好ましくは、抗体はモノクローナル抗体である。 第3の局面において、本発明は、本発明のヘキサペプチドを含むハイブリッド ポリペプチド、目的のタンパク質、およびこのヘキサペプチドとこの目的のタン パク質との間に挿入されたアミノ酸の1以上の結合配列を提供する。この結合配 列は、タンパク質分解薬剤により特異的なアミノ酸において切断され得る。 タンパク質分解薬剤は、エンテロキナーゼのような酵素またはシアノゲンブロ ミドのような化学薬剤であり得る。種々の適切な切断薬剤は当該分野において公 知である。例えば、米国特許第4782137号;Hoppら、1988およびWalkerら、1994 を参照のこと。 第4の局面において、本発明は、以下; 1)本発明のヘキサペプチド、 2)目的のポリペプチド;および必要に応じて 3)このヘキサペプチドとこの目的のタンパク質との間に挿入されたアミノ酸 の少なくとも一つの結合配列であって、この結合配列は、タンパク質分解薬剤に より特異的なアミノ酸において切断され得る、 を含むハイブリッドポリペプチドをコードするDNAを含むDNA発現ベクターを提供 する。 本発明はまた、以下; 1)本発明のヘキサペプチド、および必要に応じて 2)アミノ酸の少なくとも1つの結合配列であって、この結合配列はタンパク 質分解薬剤により特異的なアミノ酸において切断され得る、 を含むハイブリッドポリペプチドをコードするDNAを含むDNA発現ベクターを提供 する。 所望のポリペプチドまたはタンパク質をコードするDNA配列は、ベクターのDNA へ挿入され得るので、次いでヘキサペプチド、および所望であれば、結合配列を 目的のポリペプチドとともに同時発現させ得る。結合配列を用いる場合、結合配 列はヘキサペプチドと目的のタンパク質との間に挿入され、そして容易に切断さ れ得る。 本発明のヘキサペプチドタグを、所望のタンパク質中の任意の部位(すなわち 、N末端)、配列内の任意の部位、またはハイブリッドポリペプチドのC末端に 位置し得る。特別な目的については、N末端またはC末端は特に簡便であり得る 。 なおさらなる局面において、本発明は、第3の局面のDNA発現ベクターで宿主 細胞を形質転換し、そしてこのハイブリッドポリペプチドを発現させることによ って第2の局面のハイブリッドポリペプチドを産生するための方法を提供する。 宿主細胞は、任意の適切な細胞タイプ(例えば、細菌、酵母のような真核生物 細胞、または哺乳動物細胞)であり得る。 さらに、本発明のエピトープタグは、ファージディスプレイ発現系における使 用に適切である。従って、本発明のエピトープタグを、組換えウイルスの構造成 分をタギングするために使用し得る。 本発明はまた、本発明のヘキサペプチドをコードし、そして1以上のクローニ ング部位を有する配列を含む発現ベクターを提供する。このベクターは、3つの リーディングフレーム中に複数のクローニング部位を有し得る。 なおさらなる局面において、本発明は、本発明のハイブリッドポリペプチドを アフィニティークロマトグラフィーに供する工程を包含する、目的のタンパク質 を精製するかまたは単離するための方法を提供する。アフィニティー分離は、例 えば、ハイブリッドポリペプチドと、本発明のヘキサペプチドタグに特異的な、 固定化した抗体(特にモノクローナル抗体)とを接触させることにより達成され 得る。アフィニティークロマトグラフィーに適切な支持体を形成するための種々 のカップリング法および抗体を固定化するための固相支持体が公知である。当業 者は適切な系を容易に選択し得る。次いで、精製したタンパク質をペプチドタグ から切断し得る。 さらなる局面において、本発明は抗体を提供する。これは、本発明のヘキサペ プチドタグを認識し得るモノクローナル抗体を含む。ポリクローナル抗体または モノクローナル抗体の産生およびスクリーニングの方法は当業者に周知である。 特に好ましい抗体は、本明細書中以下に記載されるようなF10およびD11と称され るモノクローナル抗体である。本発明は、本発明のモノクローナル抗体を産生し 得るハイブリドーマ細胞、および組換え抗原を利用する競合ELISAアッセイのよ うな、アッセイ系に及ぶ。ここで、本発明のエピトープは標的タンパク質の免疫 原性領域に隣接して位置する。 本発明のモノクローナル抗体は、本発明のペプチドでタグ化された組換えタン パク質または他のタンパク質の精製およびアッセイにだけではなく、このように タグ化された種々の他のタイプの種々の化合物検出にもまた適用され得ることが 認識される。例えば、放出物の流れを環境的にモニターすることは、放出物の成 分をタギングするか、または放出物にタグ化マーカーを添加し、そしてタグの存 在について環境サンプルをアッセイすることにより達成され得る。 本発明の抗体を、上述の検出方法において使用するために、例えば、西洋ワサ ビペルオキシダーゼのような、当該分野で一般的に使用される酵素または他のシ グナル系に結合し得る。 別の局面において、本発明は、本発明のエピトープタグ、および本発明のタグ またはヘキサペプチドに対する抗体を含むキットに関する。 さらなる局面において、本発明は、複数のエピトープタグ化分子を含むキット を提供する。ここで、タグ化分子は、一連の分子量基準またはマーカーである。 好ましくは、このエピトープタグは配列QYPALTを有するヘキサペプチドである。 このようなキットは、タンパク質の大きさを評価するための精製したタンパク質 のウェスタンブロット検出において有用である。発明の詳細な説明 本発明を、以下の非制限的な実施例に関して詳細に本明細書中以下に記載する 。本発明のこのより詳細な説明において、添付する図面が参照される。 図1は、pGEXベクターにおける欠失マッピングを示す。図の上部の黒い矢印の 棒は、BTV VP7のコード領域を表し、その上部に重要な制限部位を示す。制限酵 素の略語は以下の通りである:B、BamHI;Bg、BgIII;Bs、BsmI;E、EcoRI;H、 HindIII;N、NdeI;Na、NaeI;R、RsaI;S、Sau3A;括弧は、制限酵素部位が元 の遺伝子配列中には存在せず、そしてPCT変異誘発により作製されたことを示す 。3つの重要な残基(Cys-15、Cys-65およびLys-255)を、上向きの白抜き矢印 により示す。中央の点を付した棒は、遺伝子フラグメントが下部の塩基対(bp)で 与えられることを表す。プラスミド名を左に示す一方、これらのプラスミド内の 各挿入物に対する対応するアミノ酸数(AA#)を右に示す。D11およびF10に対する 各組換え融合タンパク質の反応性を、「+」(反応性)および「−」(非反応性 )により示す。 図2は、GST融合タンパク質のSDS-PAGEおよびウェスタンブロット分析の結果 を示す。パネルAは、クマシーブルー染色されたゲルであり、一方パネルBはウ ェスタンブロットである。レーン1:コントロールベクターpGEX-1N由来のGST; レーン2〜4:それぞれ、発現プラスミドpGEX-BR、pGEX-BB、およびpGEX-BS由 来のGST融合タンパク質(上記の図1を参照)。 図3は、種々の長さの重複する合成ペプチドに結合するmAbのELISA分析の結果 を示す。D11について得られた結果を左の4つのパネルに示し、一方F10について 得られた結果を右側に示す。ペプチドの長さを各パネルの上右角に示す。Y軸上 の数字はOD読み取り値を表し、一方、X軸上の基数1〜20は、BTV-1 VP7分子の 残基256〜275に対応する(Eatonら、1991)。 図4は、タグ化QYPALTエピトープおよび3つのリーディングフレーム中のマル チクローニング部位を示す、9つの発現ベクターの配列を提供する。 図5は、pGDベクター由来のGSTタグタンパク質のウェスタンブロット分析の結 果を示す。パネルAは、クマシーブルー染色されたゲルであり、一方、パネルB およびCは、それぞれD11およびF10を用いたウェスタンブロットである。レーン 0:コントロールベクターpGEX-1Nから発現したGST;レーン1〜3:それぞれ、 pGD1、pGD2およびpGD3由来のGST-タグタンパク質(配列については図4を参照) 。 図6は、BTV-0と称される以前は未知であった血清型由来の組換えVP7タンパク 質、およびBTV-15由来の組換えVP7タンパク質のウェスタンブロットを示す。パ ネルAおよびBは、それぞれD11およびF10でプローブしたウェスタンブロットで ある。レーン1:ポジティブコントロールとして用いたpGEX-BS由来のGST融合タ ンパク質(図1および図2を参照);レーン2:pETベクターから発現したBTV-0 VP7(Studierら、1990);レーン3:同じpET系から発現したBTV-15 VP7。 図7は、BTV-1、BTV-0およびBTV-15のVP7分子の推定のアミノ酸配列の比較を 示す。同一のアミノ酸残基を点で示し、一方BTV-1と異なるアミノ酸残基を1文 字表記のアミノ酸コードで示す。 図8は、競合ELISAアッセイのメカニズムを例示する。 パネルAは、同じエピトープに結合する抗体間での競合を示す。 パネルBは、近傍のエピトープに結合する抗体間の競合を示す。実施例1 2つのモノクローナル抗体により認識されるブルータングウイルスVP 7分子のエピトープの同定 BTVウイルスタンパク質の構造的および機能的研究のために、mAbのパネルを主 要なコアタンパク質VP7に対して作製した。 マウスを、ドデシル硫酸ナトリウムで変性したオーストラリアBTV血清型1で 免疫化し、そしてハイブリドーマ細胞を、Luntら(1988)により一般的に記載され るように、従来の方法を用いて、マウスの腹水の細胞として確立しそして維持し た。免疫化したBalb/cマウス由来の脾臓細胞を、融合薬剤としてポリエチレング リコールMW1500(BDH)を用いて、マウス骨髄腫細胞株Ag14-Sp2/0の細胞と融合し た(Schulmanら、1978)。 ハイブリドーマ細胞株を、40%スクロースによる遠心分離により部分的に精製 したBTV抗原を用いて間接ELISAによりスクリーニングした。サブクローンを、親 株の限外希釈によりポジティブクローンから作製し、そしてポジティブなサブク ローンを同定するために、酵母で産生した組換えVP7を用いてELISAおよびウェス タンブロッティングによりスクリーニングした。モノクローナル抗体を、プロテ インAアフィニティークロマトグラフィーを用いてマウス腹水液から精製した。 これらのmAbのうち、2つの特定のmAb(D11およびF10)は、ウェスタンブロット 分析で強力な結合活性を示した。これは、それらがVP7分子上の線状エピトープ を認識することを示す。 pGEXベクター中のグルタチオン-S-トランスフェラーゼ(GST)との融合タンパク 質として発現させた組換えペプチドを用いて(SmithおよびJohnson、1988)、D11 およびF10の両方が、VP7分子中の残基256と275との間の20アミノ酸(aa)ペプチド に結合することが示された。これを図1および図2に例示する。これらのmAb-規 定されたエピトープの分子構造のさらなる特徴づけを、Geysenら(1984)のPepSca n法、およびランダムエピトープライブラリー法(Scottら、1990;Devlinら、199 0;Cwirlaら、1990)により重複する合成ペプチドを組織的に調べることにより行 った。 これらの技術は、6つの連続するアミノ酸残基からなるエピトープを正確に示 した。さらに、エピトープライブラリーは、認識のために重要ないくつかの残基 の同定、ならびにEHDV上の潜在的な交差反応決定基の存在を予測することを可能 にした。 PepScan分析のために、ELISAアッセイによるD11およびF10のハイブリドーマ細 胞培養上清を、1:20希釈にて使用した。重複ペプチド(5〜8マー)を合成し 、そしてmAb結合について試験した。結果(図3に表す)は、両抗体はアミノ酸 位259〜263に位置するペンタペプチドQYPALを認識するが、ヘキサペプチドQYPAL Tがより高いシグナルを生じたということを示す。mAb F10は、またTAEIFNV、お よび隣接のヘプタペプチドと反応し、これは、mAb F10が、おそらく、潜在的な βターンにより並列される、両ペプチド上の不連続的なエピトープ組込み接触部 位を認識し得ることを示唆している(ChouおよびFasman、1974)。従って、PepSca n分析は、両方のmAbがVP7の同じ領域を認識することを示したが、これらがわず かに異なる特異性を有し得ることを示した。従って、両mAbの主要な抗原決定基 は、配列QYPALTを有する6-aaのペプチドであった。実施例2 MAb により認識される種々の配列の同定 糸状ファージライブラリーが提示するランダムヘキサペプチド(ScottおよびSm ith、1990)由来のペプチドの選択を、良好なエピトープマッピングのためのPepS canの補助として使用した。結合ファージのアフィニティー精製は、本質的に、S cottおよびSmith(1990)、ならびにParmleyおよびSmith(1988)により記載される 通りであり、そして3回の生物選抜(biopanning)および各々のMabを用いる1回 のマイクロ選抜にライブラリーを供することにより行った。アフィニティー選択 されたファージのDNAを、製造者により記載されるように、fUSE配列決定プライ マー(ParmleyおよびSmith、1988)およびTaq Track配列決定システム(Promega)を 用いて配列決定した。 3回の連続的な生物選抜の後、93の異なるテトラサイクリン耐性の形質導入細 菌コロニーにより産生されたファージをマイクロ選抜のために拾い、それらが提 示したヘキサペプチドがそれぞれの抗体により個々に認識されることを確認した 。20μlスポットあたり100を超えるの形質導入コロニーを生じたマイクロ選抜コ ロニーのみをDNA配列決定のために拾った。それらの推定のアミノ酸配列の比較 は、MAb D11が、表2に示されるように、3つの非常に類似するヘキサペプチド を提示するファージを選択したことを示した。 各々のヘキサペプチドクラスを提示するファージクローンの数を、括弧中に示 す。259位〜264位における真正のVP7配列(QYPALT)に類似するかまたは同一の残 基を太字で示す。 BTVのVP7のアミノ酸配列の観察は、これらのヘキサペプチドが、今までに特徴 づけられたBTV VP7配列の8つにおいて259〜264位に位置する残基QYPAL(T)に最 もよく似ていることを明らかにした。本発明者らは、2つの単離体がこの領域中 で異なることを見出した;BTVOは配列QYPSLTを有し、そしてBTV-15はQYPALAを有 する。MAb F10はまた、ライブラリーから非常によく似たペプチドを選択した。Q YPALTにまったく同一の物はなかった。なぜなら、おそらく多くのヘキサペプチ ドが、単に偶然により、このようなライブラリーから欠失し得るためである(Sco ttおよびSmith、1990)。それにもかかわらず、エピトープライブラリーから単離 したペプチドの配列は、PepScan法により認識されたペプチドの配列とよく相関 していた。しかし、MAb F10はまた、PepScan中のヘキサペプチドTAEINBFVに結合 し(図3)、一方アフィニティー精製したファージはどれも、比較可能な配列を 発現しなかった。この見かけ上の矛盾に対する可能性のある理由は、ライブラリ ーが遠い関係のヘキサペプチドのみを含有する場合、それらはパラトープ(parat ope)に対して低い親和性を有し得、そして従って生物選択の間に排除されたこと である。さらに、PepScanおよびファージディスプレイペプチドを示す方法は、 おそらく厳密には比較できない。それにもかかわらず、両方の技術は、QYPALT( 以前に同定されたVP7上の3つの抗原領域由来とは異なるエピトープ)を同定し た(LiおよびYang、1990;Eatonら、1991)。 それらの表示されたペプチドがBTVエピトープを表すことを確認するために、 アフィニティ選択された配列の各々を発現するファージを増殖し、ScottおよびS mith(1990)により記載されるように精製し、そしてウサギにおいてBTVに対して 惹起された2つのMAbおよびポリクローナル抗血清を用いたELISAにより試験した 。表3に表された結果は、MAb F10が全ての4つの生物選択されたペプチドと反 応するが、D11はQWAVL(MAb F10によってのみ単離されていた配列)を認識しな かったことを示す。 ELISAプレートウェルを、0.25のA288に調節したファージ調製物で被覆した。 モノクローナル抗体を10μg/mlの濃度で、そしてウサギ抗血清を1/100の希釈度 で添加した。MAbをペルオキシダーゼ結合ウサギ抗マウスIgG(Dakopatts)で検出 し、そしてウサギ抗体はペルオキシダーゼ結合プロテインA(Cappel)であった。 結果は3つの測定の平均を表す。 従って、エピトープライブラリーは、2つのmAbの微細な特異性が異なること を確認した。D11またはF10のいずれもBTV-15のVP7に結合せず、一方F10(D11で はない)はBTV-0のVP7に結合するという本発明者らの発見によりさらに支持され た結果であった。単離BTV4に対するウサギ抗血清はまた、すべての選択されたペ プチドを認識した。これは、QYPALT領域が、免疫原として用いられた精製ウイル ス調製物中で抗原性であったことを示す。 正確なエピトープマッピングに加えて、アフィニティー精製されたペプチド配 列の比較は、残基を同定されるべき抗体抗原相互作用に対して重要にし得る(Sco tt、1992)。BTV特異的なMAb F10およびD11については、QおよびPはおそらく重要 であり、2位での芳香族残基は明らかに重要であり、一方、5位は、関連するL またはVにより優先的に占められる。6位のL(またはD11により選抜された1 つのクローン中のV)はまた、VP7においてこの位置がTによって占められるた めに興味深く、ファージ系において重要であるように思われる(表3)。4位は 、A、V(両方とも脂肪族であり、非極性)、またはS(極性、ヒドロキシル基 )を取り得るので、いずれの抗体に対する重要な接触残基も提示しない。しかし 、ファージディスプレイ系は、ウイルスタンパク質における状況を正確に反映し ない。例えば、両方のMAbは、関連した領域におけるQYPALAを有するBTV-15のVP7 に結合しない。6位においてTを提示している選抜されたファージがないにもか かわらず、真正のエピトープの第6番目の残基におけるTからAへの変化は認識 に対して明らかに非常に重要である。この発見は、ランダムエピトープライブラ リーは所定のエピトープ中のいくつかの重要な残基を同定し得るが、おそらく隣 接する配列の予測できない効果のためにその能力は限定され得るということを意 味する。実施例3 ヘキサペプチドQYPALTがD11およびF10の両方の結合に対する重要な決 定基であることの確認 ヘキサペプチドQYPALTがmAb D11およびF10の結合に対して重要な決定基である ということを証明するために、合成オリゴヌクレオチドプライマーを作製して、 6-aaのエピトープタグを異なる発現ベクターへ導入し、そしてタグ化組換えタン パク質におけるその抗原性を試験した。これは、オリゴヌクレオチドプライマー およびポリメラーゼ連鎖反応(PCR; Saikiら、1985)を用いて達成した。エピトー プをコードする小さなPCRフラグメントを、発現ベクターへ挿入した。本実施例 中で用いられる3つのクラスのエピトープタギングベクター(pD、pTDおよびpYD と称する)は、3つの広範に用いられるE.coliおよび酵母発現ベクター由来で あった:pGDは、pGEX-1N由来であった(SmithおよびJohnson、1988)、pTDは、pET -5b由来であった(Studierら、1990)、そしてPYDはpYELC5由来であった(Macreadi eら、1989;Macreadie 1990)。これらの元のベクターのすべては、唯一のBamHI クローニング部位を含む。 構築プロセスは、各々の3つのクラスについて同じであった。QYPALTのコード 配列をマルチクローニング部位の上流に挿入するために、3つの小さなDNAフラ グメントを合成した。3つのフラグメントの各々はQYPALTコード領域の3'末端 における単一の塩基対により異なり、そのためこれらの各々は外来遺伝子の融合 に対して異なるリーディングフレームを生成する。これらの3つの小さな遺伝子 カセットの3つの元の発現ベクターの各々の唯一のBamHI部位への挿入は、9つ の新規のベクターを生じ、それらの配列を図4に示す。 3つのベクター(例えば、pGD1、2、3)の各クラスについて、マルチクロー ニング部位に存在する特定の制限部位のいずれかに対する3つの可能なリーディ ングフレームのいずれか1つを用いて融合を行い得る。 pGEX由来のベクター(pGD1、pGD2およびpGD3)から発現したタグ化GSTタンパク 質の抗原性を、ウェスタンブロットにより試験した。図5に示される結果は、す べての3つのGSTタグタンパク質がタグの抗原性を維持していたことを示した。 しかし、pGD1の場合においては、おそらくエピトープ配列の下流の高度に正に荷 電したLys残基の存在のために、抗原性は弱められるように思わた(図4を参照 )。これは、所定のエピトープタグの抗原性が、標的タンパク質の配列環境によ り影響され得ることを示す。結果はまた、pGD1における弱まった効果はD11に対 するよりもF10に対してより厳密ではないということを実証した。実施例4 組換えタンパク質のモニターおよび精製におけるタギング系の適用 pGDベクターにおけるエピトープタグの抗原性が保持されていることを確認し て、種々のタグ化タンパク質を、細菌Escherichia coliおよびBacillus subtili sで、酵母Saccharomyces cerevisiaeで、そしてベビーハムスター腎臓(BHK)細胞 で発現した。 本発明者らは、現在、本発明のエピトープタグを用いて23個の異なるタンパク 質を発現させている。すべての実験において、本発明者らは、例えば、ウェスタ ンブロット、ELISA、免疫沈降、または免疫蛍光顕微鏡検査法の免疫学的方法に より検出され得る機能的なエピトープタグを生成し得た。交差反応性のタンパク 質バンドは、試験した宿主系のいずれにおいても検出されなかった。さらに、公 共の配列データバンク(GenBankを含む)の配列ホモロジー検索は、配列QYPALT を含むタンパク質を示さなかった。 本発明者らは、タンパク質分泌、膜挿入、およびウイルスアセンブリのような 複雑な機能を含む、タグ化組換えタンパク質の発現または機能のいずれにおいて も不都合な影響を観察しなかった。 本発明者らは、Escherichia coli(プラスミド系およびファージ系の両方を用 いる)、Bacillus subtilis、酵母Saccharomyces cerevisiae、ならびにBHK細胞 のような哺乳動物細胞株を含む、種々の発現系および組換え宿主において本発明 のエピトープタグを利用し得た。本発明者らは、本発明のエピトープタグは、一 般に適用可能であり、そしてまたバキュロウイルスのような系においても使用し 得ると考える。 本発明者らが行ったタギング実験において、エピトープタグを、N末端、C末 端、または組換えタンパク質の配列の内部に配置した。本発明者らの結果は、本 発明のエピトープタグが強力な抗原決定基であり、これは抗原性を有意に欠失す ることなく種々の隣接配列環境に隣接して利用し得るということを示す。実施例5 C末端タギング 図4に示すように、BTagを、3つのすべてのリーディングフレームで、3つの 異なる発現系(pGEXベクター、T7 RNAポリメラーゼベースのpETベクター、およ び酵母の発現ベクターであるpYELC)に最初に組み込み、従って9つの異なる融 合ベクターを生じさせた。 pGDベクターの場合、BTagをpGEXベクター中のGSTタンパク質のC末端に配置し た(いわゆる、「C末端タギング」)。3つのすべてのベクター中のBTagの抗原 性を、ウェスタンブロットにより試験しそして確認した。 mAb D11でプローブした場合、pGD1中のBTagの抗原性は、pGD2およびpGD3中の ものと比較して弱く、これはおそらくすぐ下流のGlu(E)およびLys(K)残基の存在 による(図5を参照)。しかし、mAb 20F10をウェスタンブロットにおいて用い た場合、この差はほとんど問題ではない。pGD1中のBTagの抗原性の減少は、BTag とGlu(E)コドンとの間にGCG(Ala)コドンを挿入して小さなAla残基(BTV VP7タン パク質の天然の配列中に存在した)を導入し、そしてリーディングフレームを維 持することにより克服され得る。 pGDベクターでのGST-BTag発現のこれらの例に加えて、本発明者らまた、E.co li中でC末端タグ化scFv抗体分子を発現させた。この実験において、本発明のペ プチドが、FLAGのような、scFvの発現に対して以前に使用されていた他のタギン グ系よりも優れていることを見出した。すなわち、抗原性が安定しており、そし て組換えscFv分子の発現について、不都合な効果が観察されなかった。 C末端タギング実験を表4に要約する。 pPOWは、単鎖抗体の発現のためのE.coliベクターである(Powerら;Gene、1992 113 95-99)。実施例6 N末端タキング 2つの群のN末端融合を行った。第1の群は、pTDまたはpYDベクターへの標的 遺伝子(フラグメント)のクローニングにより得られた。これらの場合、BTagは 、N末端に正確には配置されず、N末端からそれぞれ13位および6位のアミノ酸 に位置された。第2の群のN末端タギングタンパク質は、重複プライマーのPCR により生成された小さな二本鎖DNAフラグメントの挿入により得られた。これは 、タンパク質コード領域のちょうど最初のBTag配列をコードし、従って真正な「 N末端タグ」を形成する。5つの融合タンパク質を第1の群で発現させた(pTD ベクターより3つ、およびpYDベクターより2つ)。それらのすべては、ウイル ス表面タンパク質であった。 第2の群において、BTagを糸状ファージfdコートタンパク質pIIIおよびpVIII のN末端に配置した。4つの異なる融合タンパク質を構築した。これは、pIII融 合に対して2つ、およびpVIII融合に対して2つであった。これらの場合に、BTa gをシグナルペプチド切断部位の直後に配置した。BTagのファージ粒子への機能 的な組込みは、BTag化融合コートタンパク質が、正常な野生型タンパク質として 分泌され、プロセスされそしてアセンブルされたことを示す。 結果を表5に要約する。 fd-tetは糸状ファージfd由来のベクターのクラスである(ParmleyおよびSmith、 1988)。実施例7 内部タグギング 内部タグギングはまた、2つの群に分けられ得る。第1の群はpGDベクター中 の組換えタンパク質の発現を含み、一方、第2の群はBTagコードフラグメントの 挿入により得られた。 3つのウイルス構造タンパク質がpGDベクターにおいて発現され、GST-BTag-標 的タンパク質融合体を形成する。 第2の群において、3つの異なる融合タンパク質を発現させた。これらの2つ を、Bacillus subtilisにおいて発現させた。これは、BTagが細胞外タンパク質 のプロペプチド領域に挿入されている。融合タンパク質の機能は完全に維持され 、このことはBTagがタンパク質の分泌およびプロセシングに影響しないことを示 した。3つ目の融合体の受容タンパク質はウイルス膜糖タンパク質であり、この 場合、BTagは細胞表面に曝されていると推定される小さなドメイン中に挿入され た。融合構築物は組換えワクシニアウイルスにおいて発現され、そしてBTagは、 感染された細胞表面で免疫蛍光的に顕微鏡によって検出された。結果を表6にま とめる。 pNC3は、細胞外中性プロテアーゼの遺伝子を含むB.subtilis発現ベクターであ る(Wuら;Gene,1991 106 103-107)。実施例8 抗原性における配列多様性の効果 上記のように、pGD1において、エピトープタグの抗原性はいくらか弱められて いた(図5)が、この効果は、mAb D11ほどmAb F10では厳密でなかった(図5Bお よび5Cそれぞれのレーン1を比較)。さらなる証拠は、2つの異なる血清型由来 のBTV VP7分子のウェスタンブロット分析から得られる。この結果を図6に示す 。BTV-0 VP7のエピトープ領域における単一の点変異(QYPALTからQYPSLTへの変 化、配列比較については図7を参照のこと)はD11の結合を排除したが、F10は減 少した効率であるが結合することがなお可能であった。実施例9 エピトープタグ化タンパク質のアフィニティークロマトグラフィー精 アフィニティーカラムを、製造者により使用された手順を使用してMAb D11お よびAffi-Gel樹脂(Bio-Rad)を用いて調製し、そしてリン酸緩衝化生理食塩水 (pH7.2)で平衡化した。組換えタンパク質は、酵母由来のBTV-1 VP7であった。 これは、配列中にQYPALTタグを有する。 総粗細胞溶解物を、超音波処理および遠心分離によって調製した。 粗細胞溶解物をリン酸緩衝化生理食塩水中で調製した。この緩衝液は、カラム を平衡化するのに用いたものである。溶解物を2度カラムにアプライした。 カラムを2倍のベッド容量の0.5ギ酸(pH約2.5)で溶出した。溶出物を8つの 画分に回収し、そしてNaOHで中和した。 画分を3つの異なる方法によってアッセイした: 1)OD280; 2)mAb D11および溶出物の1:400希釈を用いるELISA; 3)mAb D11および5μlの溶出物を用いるウェスタンブロット。 結果を表7にまとめる。 この予備実験においては、カラムの調製中に精度管理は行われず、そして固定 化したD11の組換え抗原に対する比が最適化されなかったが、この結果は、D11が 使用した条件下で組換えBTV-VP7に結合し得たこと、および組換えタンパク質が キ酸で溶出され得たことを示した。実施例10 本発明のモノクローナル抗体を用いる競合ELISAアッセイ 抗体検出は、ヒトおよび動物においてウイルスまたは細菌感染を診断またはモ ニターするための最も便利な方法の1つである。組換えDNA技術の進歩により、 組換え抗原は、現在では、このような目的のために容易に利用可能である。しか し、血清抗体は、直接アッセイされる場合に高いバックグラウンドの問題を引き 起こし得る。図8に示すように、競合ELISA(C-ELISA)は、特異的抗原へのmAb の結合が、血清抗体を同一のエピトープ(図8A)または非常に近接したエピトー プ(図8B)に競合結合させることによってブロックまたは逆転され得るという事 実に基づく。 有効なC-ELISAの考案における主要な困難は、このような適用のために適切なm Abを産生し、そしてスクリーニングする多くの時間を要するプロセスである。 本発明者らは、小さなBTagが任意の標的タンパク質の免疫原性領域の隣りに配 置されるように組換え抗原を操作することによってC-ELISAを考案することが可 能であると考える。この場合、C-ELISAは主に、図8Bに概説されるメカニズム、 すなわち、BTagへのmAbの結合と標的抗原上の近傍のエピトープへのポリクロー ナル抗体の結合との間の競合を利用する。 2つの特定の例を試みた: a)第1の例は以下の立体配置を有する組換えタンパク質CSFV-gp55を使用した : N--T7 tag::BTag::CSFV-gp55(分子のC-末端側1/3)--C mAb D11を用いてELISAアッセイを行った場合、ウサギ抗T7タグ抗体(Novage nから購入)により約60〜70%の阻害が引き起こされた。コントロールのウサギ 血清が全く阻害を生じず、そしてこれは、mAbが指向するエピトープが、アッセ イされる標的エピトープ(この場合はT7タグエピトープ)に無関係である「異種 の」競合システムであったことを考慮すれば、このことは重要であった。 b)本発明者らはまた、以下の立体配置を有するRCV-VP60のGST融合タンパク質 である、他の組換えタンパク質を使用した: N--GST::BTag::RCV-VP60--C ヒツジ抗RCVポリクローナル抗体と競合させてmAb D11を用いてアッセイした場 合、コントロールのヒツジ血清と比較して75%の平均の阻害が観察された。 本発明者らは、これらの結果は競合が達成されたこと、そしてその異種の性質 のために、阻害は、同種のC-ELISAの場合のような100%には決して到達し得ない ことを示唆すると結論する。 本発明のエピトープタギングシステムの独特の特徴の1つは、タグペプチドが 2つの別のmAbによって認識され、なおさらにその高い特異性を維持することで ある。異なる結合親和性が必要とされる場合の特定の適用(例えば、mAbの過剰 な結合が試験血清における抗体によるエピトープについての競合を妨げ得る競合 ELISA分析)において、これは非常に有用である。さらに、エピトープタグに隣 接するか、またはエピトープタグ内の配列の多様性が、mAbの結合に影響し得る 。タギングシステムにおいて2つのmAbを有することは、一方のmAbによる結合の 失 敗が他方の成功によって補われ得るように、タギング適用における成功の機会を 増大する。実施例11 アフィニティーカラム アフィニティー精製カラムを、シアノゲンブロミド活性化セファロース樹脂( Pharmacia)にカップリングさせたD11およびF10モノクローナル抗体のそれぞれ を用いて、製造者のプロトコルに従って調製した。各抗体についての最適なカッ プリングレベルは5mg/ml樹脂であると決定した。 表8は、作製したエピトープタグQYPALTを含むE.coli組換えタンパク質を示 す。 粗細胞溶解物を、先のタンパク質それぞれについて、超音波処理および遠心分 離によって調製した。 500μlの各溶解物を、100mMのリン酸緩衝液(pH7.0)で平衡化したD11カップ リング樹脂500μlとともにインキュベートした。さらに、GSTについて溶解物500 μlを、F10カップリングアフィニティー樹脂500μlとともにインキュベートした 。溶解物および樹脂を穏やかに撹拌しながら30分間室温でインキュベートして結 合させた。30分を超えるインキュベーションは、不可逆結合のために収量の減少 を生じることが示された。 溶出を、100mMのグリシン(pH3.5)の使用を通じて達成した。3.5より大きいp H値はタンパク質収量の減少を生じる。 溶出画分を以下の方法によって、純度、免疫反応性、および収量について分析 した: 1.OD280 2.ブラッドフォードタンパク質定量法(Bradford protein estimation) 3.クマシー染色したPAGE 4.ウェスタンブロット(西洋ワサビペルオキシダーゼに結合させたmAb D11 およびF10を用いる)。 得られた結果を表9に示す。 本発明は、特徴づけられたタンパク質のタギング、分子生物学の現在の進歩、 および小さなタグ配列が任意の未知のランダムなクローン化された遺伝子配列中 にポリメラーゼ連鎖反応(PCR)技術により挿入され得る容易さに関して記載さ れているが、本発明は一般的に適用可能なエピトープタギングシステムを提供す る。 本発明は、明確にすることおよび理解の目的のためにいくらか詳細に記載され ているが、本明細書中に記載の実施態様および方法についての種々の改変および 変更が本明細書中に開示される発明の概念の範囲を逸脱することなくなされ得る ことが、当業者に明らかである。 本明細書中に引用される参考文献を以下のページに列挙し、これらは参考とし て本明細書中で援用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07K 19/00 C07K 19/00 C12N 1/19 C12N 1/19 1/21 1/21 5/10 C12P 21/02 C C12P 21/02 21/08 21/08 G01N 33/53 D G01N 33/53 33/577 B 33/577 C12N 5/00 B //(C12P 21/02 C12R 1:865) (C12P 21/02 C12R 1:125) (C12P 21/02 C12R 1:91) (C12P 21/02 C12R 1:19)

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  1. 【特許請求の範囲】 1.配列Q-Y、F、HまたはW-P-A、SまたはV-LまたはV-T、L、VまたはQを有するペ プチドを含むエピトープタグであって、該ペプチドは分子に結合される、エピト ープタグ。 2.前記ペプチドがQYPALT、QYPSLL、QYPSLQ、QFPALL、QYPVLVおよびQYPSLTから 成る群より選択される配列を有する、請求項1に記載のエピトープタグ。 3.前記ペプチドが配列QYPALTを有する、請求項2に記載のエピトープタグ。 4.前記エピトープタグが請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘキサペプチド を含む、エピトープタグ化分子。 5.前記エピトープタグが請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘキサペプチド である、エピトープタグ化分子。 6.請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘキサペプチド、該ヘキサペプチドで タグ化された分子、および、必要に応じて、ヘキサペプチドとタグ化分子との間 に挿入されたアミノ酸の1以上の結合配列を含むハイブリッドポリペプチドであ って、該結合配列がタンパク質分解薬剤により特異的なアミノ酸において切断さ れ得る、ハイブリッドポリペプチド。 7.DNA発現ベクターであって、以下: 1)請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘキサペプチド、 2)該ヘキサペプチドでタグ化されるポリペプチド;および必要に応じて 3)該ヘキサペプチドと該ポリペプチドとの間に挿入されたアミノ酸の少なく とも1つの結合配列、該結合配列はタンパク質分解薬剤により特異的なアミノ酸 において切断され得る を含むハイブリッドポリペプチドをコードするDNAを含む、ベクター。 8.DNA発現ベクターであって、以下: 1)請求項1〜3のいずれか一項に記載のヘキサペプチド;および必要に応じ て 2)アミノ酸の少なくとも1つの結合配列、該結合配列はタンパク質分解薬剤 により特異的なアミノ酸において切断され得る を含むハイブリッドポリペプチドをコードするDNAを含む、ベクター。 9.エピトープタグ化分子を含むハイブリッドポリペプチドの産生方法であって 、請求項7または8に記載のDNA発現ベクターで宿主細胞を形質転換する工程、 および該ハイブリッドポリペプチドを発現させる工程を包含する、方法。 10.前記宿主細胞が、細菌、真核生物細胞、および哺乳動物細胞からなる群よ り選択される、請求項9に記載の方法。 11.前記宿主細胞が、E.coli、B.subtilis、S.cerevisiaeおよびベビーハ ムスター腎臓細胞からなる群より選択される、請求項10に記載の方法。 12.前記タグ化分子が、酵素、ホルモン、FC領域を欠損する遺伝子操作された 単鎖抗体分子、および組換えタンパク質からなる群より選択される、請求項4〜 6のいずれか一項に記載のタグ化分子。 13.前記タグ化分子が組換えウイルスの構造成分である、請求項4〜6のいず れか一項に記載のタグ化分子。 14.前記タグ化分子が炭水化物である、請求項4または5に記載のタグ化分子 。 15.前記ヘキサペプチドタグがタンパク質のN末端、タンパク質の配列内の任 意の部位、またはタンパク質のC末端に位置する、請求項12に記載のタグ化分 子。 16.タンパク質またはタグ化タンパク質を精製または単離する方法であって、 請求項12に記載のタグ化タンパク質をアフィニティークロマトグラフィーに供 する工程を包含する、方法。 17.前記ヘキサペプチドタグを前記アフィニティークロマトグラフィーの後に タグ化タンパク質から切断する、請求項16に記載の方法。 18.前記タグ化タンパク質をヘキサペプチドタグに特異的な固定化した抗体と 接触させ、そして該タンパク質をタンパク質からヘキサペプチドタグを切断する ことにより精製または単離する、請求項16に記載の方法。 19.請求項1〜3のいずれか一項に記載のエピトープタグを認識する抗体。 20.モノクローナル抗体である、請求項19に記載の抗体。 21.酵素またはシグナル系に結合された、請求項19または20に記載の抗体 。 22.請求項19〜21のいずれか一項に記載の抗体が固相支持体に結合されて いる、アフィニティークロマトグラフィー支持体。 23.請求項1〜3のいずれか一項に記載のペプチド、および請求項19〜21 のいずれか一項に記載の抗体を含む、キット。 24.請求項8に記載の発現ベクターおよび請求項19〜21のいずれか一項に 記載の抗体を含む、キット。 25.前記抗体が請求項22に記載のアフィニティークロマトグラフィー支持体 上に存在する、請求項23または24に記載のキット。 26.前記タグ化分子が一連の分子量基準またはマーカーである、複数のエピト ープタグ化分子を含むキット。 27.前記エピトープタグが配列QYPALTを有するペプチドである、請求項26に 記載のキット。
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