【発明の詳細な説明】
再帰反射材料
技術分野発明の分野
本発明は再帰反射マーキング材料に関する。
背景技術背景
道路のセンターラインやエッジライン上のマーキングなど、舗装マーキングは
、自動車運転手に視覚的案内を提供するために重要である。舗装マーキング材料
は、路上の短距離レーンストライピング、停止線、交差点の歩行者専用舗装マー
キングおよび長い境界レーンマーキングなど、交通制御マーキングとして様々な
用途に使用される。舗装材料の一般的な形は、路面に所望の位置および長さで貼
付される粘着テープであって、テープの上面は選択された色彩および一般に再帰
反射特性を有する。
現在、多くの平らな舗装マーキングは、一般に、二酸化チタン（ＴiＯ2）やク
ロム酸鉛（ＰbＣrＯ4）などの反射顔料粒子を再帰反射体機構として含有する結
合剤層に部分的に埋封された透明な微小球を含む露出レンズ光学システムを頼み
にしている。乗り物のヘッドライトからの光線は微小球に入り、屈折して反射顔
料上に向けられる。一般に、光線の一部は、運転手に見えるように、もとの侵入
路に沿って乗り物に向かって戻る。
現在利用できる目立たない舗装マーキングは、時には所望の範囲より狭い範囲
の入射角だけに効果的な再帰反射応答を提供する。た
とえば、上述の拡散性顔料を含有する層に部分的に埋封された微小球を頼みとす
る平らな舗装マーキングは、約８０ｍ以下の距離で最も容易にみられる。これ以
上の距離では、一部は入射光線の入射角が比較的大きいため、また一部は再帰反
射輝度が本質的に限られているため、再帰反射輝度は低減する。
米国特許第４，３８８，３９５号(Ｅthen ら)、第４，９８８，５５５号(Ｈed
blom)、第４，９８８，５４１号(Ｈedblom)、および第５，２２７，２２１号(Ｈ
edblom)には、顔料材料を含有する結合剤層に部分的に埋封され、且つ同結合剤
から部分的に突出している微小粒子を担持する突出部を具有する舗装マーキング
シートが開示されている。このような構造は、高入射角で改良された輝度を提供
するが、製造にかかる費用が多い。
また、多くの舗装マーキング材料の破壊モードは、路面への接着の脆弱化また
は喪失であり、その結果、マーキングテープのかなりの部分が移動する。
高入射角でも高い再帰反射輝度を示し、濡れたときでも高入射角で効果的な再
帰反射輝度を保持し、且つ耐久性である、安価で目立たない再帰反射物品が必要
である。さらに、ガードレール、ジャージーバリヤー、橋脚、壁など、垂直表面
に貼付するための、広範囲の入射角で効果的な再帰反射応答を示す再帰反射物品
が必要である。発明の概要
本発明は、驚くほど有効な再帰反射特性を示し、且つ比較的安価に製造するこ
とができる新規材料を提供する。本発明の材料は、高入射角（たとえば、８５°
以上）で再帰反射機能を示し、垂直面および水平面で使用するのに適する。さら
に、本発明のマーキング材料は、道路に対して驚くほど優れた接着力を示し、そ
の結果、より
長い有効寿命を提供する。
本願で使用する用語の一部の用語解説を、本明細書の終わりに記載する。以下
の説明の多くは、再帰反射舗装マーキング材料として使用される本発明の実施態
様に特に関連したものである。このような実施態様の多くの局面は、垂直面の再
帰反射マーキングとして使用される実施態様にも関連している。
手短に要約すると、本発明の再帰反射材料は、複数の露出レンズ再帰反射要素
、たとえば、顔料粒子を含有する結合剤層に部分的に埋封され、且つ同結合剤層
から部分的に突出している透明な微小球粒子を含む上層を含む。この層の第１部
分は上方に向かって（すなわち、層本体に比較的垂直に）輪郭を示すように配置
され、層の第２部分は下位の、時には実質的に平面の位置に配置される。一般に
、本発明の材料は、複数のこのような第１部分および第２部分を１枚の連続シー
トに含む。
本発明の再帰反射マーキング材料は、可撓型で製造することができ、且つ所望
の色彩で製造することができる。さらに、本願明細書に提供する材料は、路面に
非常によく適合するように、目立たず且つ極めて順応性にさせることができる。
適当な材料で製造すると、マーキング材料は、交通による損傷に抵抗性であり、
水、塩、油、紫外線、砂摩損、高温などへの曝露に耐え、路上で使用するのに適
するようになる。連続工程で製造することができ、かなり安価に製造することが
できる。交通制御マーキングを提供するために本発明のマーキング材料を道路に
貼付すると、線引きは自動車運転者によく見え、したがって、安全性を改良する
ことが可能である。
本発明の再帰反射物品は、光線が約８５°より大きい高入射角で入射する用途
、たとえば、舗装マーキングに特に適する。この物品は、入射光線が多くの方向
から来る用途にも適する。例としては、
交差点およびいわゆる水平標識などがある。水平標識の実例としては、駐車場の
舗装上に配置される障害者用駐車場所を表す記号や符号、交差点の舗装上に配置
される矢印やレーンマーキングなどがある。
さらに、本発明の再帰反射物品は、垂直面、特にガードレール、路地に沿った
建築物の壁、ジャージーバリヤー、橋脚、ポスト、交通バレルなど、高入射角で
みられるものに使用するのに適している。
図面の簡単な説明
図面を参照して、本発明をさらに説明する。
図１は、本発明の例証的舗装マーキング材料の一部の平面図であり、
図２は、図１に示す材料の断面図であり、
図３は、本発明の別の例証的舗装マーキング材料の断面図である。
これらの図は、理想化ざれており、一定の割合で作成されたものではなく、単
に例証にすぎず、非限定的である。
発明を実施するための最良の形態例証的実施態様の詳細な説明
本発明の物品は一般に再帰反射上層シート、構成部材、任意の裏材料、および
接着剤層とを含む。構成部材は、上方に向かって輪郭を示す部分を物品に与える
ために使用される。この文脈で、上方に向かっては、第２部分を除く、第１部分
の一般的隆起に関連して使用され、舗装マーキングは一般に水平面に貼付される
。垂直なマーキングでは、第１部分が第２部分を超えて突出する様式を指すこと
も理解されるであろう。
本発明の例証的マーキング材料を図１および２に示す。材料１０は、結合剤層
１４から突出している微小球１６および滑り調節粒子１７を含む上層１２を含む
。上層１２の第１部分１８は、上方に向かって輪郭を示すように配置され、上層
１２の第２部分２０は、低位の、時には実質的に平面の位置に配置される。マー
キング材料１０は、任意の適合層２２で作製された裏材および接着剤層２４をさ
らに含み、それらによって道路（表示せず）などの所望の基材に固定することが
できる。示した実施態様で、第１部分１８は、構成部材１９により第２部分２０
より上に持ち上げられている。
再帰反射シートの様々な構成成分要素は、あらゆるタイプの気象条件で接着し
、舗装マーキング用途の場合、シート材料を通り越す道路交通によって生じる反
復衝撃および剪断応力を受けても接着することが好ましい。
上層は、顔料粒子を含有する結合剤層から突出する微小球を含む。
このようなレンズ系の長所は、様々な望ましい、きらびやかな色彩または真の昼
光色で作製できることである。これは、日中に、よりはっきりしたコントラスト
および可視度を達成するためにより明るく彩色されたマーキングが望ましいコン
クリートまたは他の比較的明るい路面に貼付することを目的とする実施態様で特
に有用である。結合剤層に適した顔料および染色材料を選択し、且つ無色の微小
球または有色の微小球を選択することによって、昼間の再帰反射視認条件で望ま
しい色が達成される。
一般に、舗装マーキング用途では、当該分野で既知の理由から、物品の裏材料
は任意の適合層および／または任意のスクリム層を含む。通常の熟練者は、適当
な適合層およびスクリム材料を容易に選択することができる。
接着剤は、表面、たとえば、道路に再帰反射物品を接着する機構
を提供する。要望に応じて、再帰反射物品を貼合せる前に、接着剤または下塗剤
の層を表面に塗布することが可能である。たとえば、感圧接着剤、ホットメルト
接着剤、活性接着剤など、適当な接着剤の選択は、貼付条件、基材を取り巻く条
件、接着剤層を接着しなければならない物品の層の性質によってある程度異なる
。通常の熟練者は、適当な接着剤層を容易に選択することが可能である。
一般に、本発明の舗装マーキング材料は、ロール形式に巻取ることができる。
このような場合、剥離ライナーを使用するか、剥離処理剤、たとえば、シリコー
ンをマーキングの上面に塗付することが望ましいと考えられる。
上述の通り、上層の一部は、第２部分を基準にして上方に向かって輪郭を示す
第一部分を具有する。この上方に向かって輪郭を示す部分は、その外形が垂直で
あるため、次のような幾つかの長所を有する。（１）高入射角光線がより効果的
に再帰反射される、（２）雨水は、存在しても、流出する、（３）タイヤが下位
の輪郭部分と繰り返し接触するにつれて、道路への接着力が増大する。
選択的に上方に向かって描かれる望ましい輪郭は、構成部材によって画定され
、この構成部材は単一部材、たとえば、結合繊維のメッシュであってもよく、別
々の部材の配列、たとえば、独立した繊維または節の配列であってもよい。構成
部材は、繊維と繊維の間に開口部を有する不連続な、たとえば、点結合ナイロン
繊維またはポリエステル繊維のメッシュが好ましい。開口部は、周囲の構成要素
、たとえば、上層や接着剤層を、構成部材によって直接接着させる。構成部材は
、本願明細書に記載の再帰反射シートの一部を持ち上げる限り、適当などのよう
な形のものであってもよい。構成部材は、道路に容易に適合できるように、可撓
性でなければならない。
本願明細書で使用される構成部材は一般に高分子である。高分子
材料の実例としては、ポリウレタン類、およびエチレンメタクリル酸(ＥＭＡＡ)
、エチレンアクリル酸(ＥＡＡ)、イオン的に架橋したＥＭＡＡまたはＥＡＡから
成るポリエチレン酸コポリマーなどのポリオレフィンコポリマーなどがある。
第１部分は、不連続な突出の形をとる場合もある。これは、節の配列を構成部
材として使用することにより達成できる。節は、実質的に独立していてもよく、
比較的細いフィラメントで接続されていてもよい。後者の実施態様は一般に、再
帰反射マーキング材料の作製中の取扱が容易である。
幾つかの実施態様では、第１部分は実質的に交差しないストリップか、連続網
状構造で交差するストリップの形をとる。各ストリップは実質的に直線であって
もよく、湾曲していてもよく、正弦曲線のネスティッドアレイまたは他の所望の
配置に配列されていてもよい。第１部分の形および配置は、第２部分の形を画定
する。第２部分の形の実例は、矩形、ダイアモンド、六角形である。第１部分が
交差している場合、第２部分は互いに離れていてもよい。第１部分が不連続で連
続しない場合、第２部分は相接していてもよい。要望に応じて、このような配列
の組み合わせを使用することが可能である。
最上シートの上方に向かって所望の輪郭を示すことができるように、物品の他
の成分は、十分に従順でなければならない。構成部材は、適合層が存在するので
あれば、適合層に粘着することが好ましく、これによって、耐久性の最終製品に
なると考えられる。メッシュは、本願明細書に開示されている機能を提供するほ
かにも、米国特許第４，１４６，６３５号（Ｅigenmann）および４，２２９，８
７４号（Ｊones ら）に開示されているスクリムと同様の方式で、改良された機
構特性を舗装マーキング材料に与える。
幾つかの実施態様では、上方に向かって輪郭を示す部分の一部は第１部分の他
の部分よりも高くなる。たとえば、上述の矩形の実施態様で、進行方向に垂直な
、上方に向かって輪郭を示す部分は、進行方向に平行な部分よりも高く隆起して
いる。このような方法で、上方に向かって輪郭を示すより高い部分は、効果的な
再帰反射機能を提供する。より低い、上方に向かって輪郭を示す部分は、たとえ
水があっても、排水する。
どのような形の輪郭を選択しても、上方に向かって輪郭を示す部分の高さは、
これらの部分の間の距離を考慮して選択することが好ましい。たとえば、接近し
ている乗り物からの視線に沿った、上方に向かって輪郭を示す部分は、付影を最
小限に抑えることができるように、十分に離して配置しなければならない。上方
に向かって輪郭を示す部分の間の距離（すなわち、第２部分の幅）は、好ましく
は少なくとも幅３ｍｍである。一般に、第１部分の最上部は第２部分より少なく
とも０．１ｍｍ、好ましくは約１〜４ｍｍ高く持ちあがっている。再帰反射輝度
に顕著な影響を与えずに、上方に向かって輪郭を示す部分の間隔をより近くして
もよいが、最適必要量よりも多量の構成部材を必要とするであろう。同様に、上
方に向かって輪郭を示す部分の間隔をより大きくしてもよいが、より近い視認で
の輝度が低くなる。しかし、より長い視認では、輝度に影響を及ぼさない。本願
明細書で使用される「より近い視認」は、乗り物と本発明の材料との距離が短い
こと、たとえば、約３０ｍの距離を指す。「より長い視認」は、乗り物と本発明
の材料との距離が長いこと、たとえば、約１２０ｍの距離を指す。当業者は、発
明に従って、適当な輪郭パターンを選択したり設計したりすることができる。
本発明のマーキング材料は、予備形成上層、構成部材、存在する場合には、適
合層、接着剤層を、同時にまたは別々に、所望の順序
で積層することによって容易に製造することができる。他の構成要素を組み立て
ることも可能であり、要望に応じて、上層を上に形成してもよい。
本発明の長所は、構成部材として使用されるメッシュまたはネットは、マーキ
ング材料と容易に協力し、マーキング材料に容易に組込むことができ、部材中の
突出部を選択的に型押してから突出する微小球を含む結合剤層材料をその上に塗
付または形成するよりも容易に且つ安価に、上方に向かって所望の輪郭を示すこ
とができることである。
上層に、時には滑り止め粒子と呼ばれる滑り調節粒子を部分的に型押しして、
その上を通過する乗り物の牽引を改善することが好ましい場合もある。滑り止め
粒子は、当該技術上周知である。当業者は、適当な実施態様を容易に選択するこ
とができる。
−般に、結合剤が柔らかい状態の間に、滑り止め粒子を上層に無作為に撒き散
らすことが可能である。上方に向かって輪郭を示す部分の天頂付近に、滑り止め
粒子を優先的に配置できることが確認されている。たとえば、上方に向かって輪
郭を示す部分を具有する再帰反射シートのウェブを、結合剤組成物を用いて第１
部分の上にキス塗付し、結合組成物がまだ湿っているときに、多量の滑り止め粒
子をウェブに撤き散らすことができる。再帰反射シートの残りは乾燥しているた
め、粒子は湿った領域のみに付着する。余分な滑り止め粒子は、ウェブを振動さ
せて取り払う。次に、このウェブを一連のオーブンを通過させて乾燥させ、硬化
させるか、湿った結合剤組成物を凝固させる。結果として、上方に向かって輪郭
を部分の天頂領域に滑り止め粒子を固定し、滑り止め抵抗性を提供する。この方
法は、再帰反射性を幾らか失う可能性がある。
本発明の材料は、ロール形式に巻き取ることが可能である。上方
に向かって描かれる輪郭によって作られた突出部は、実質的に巻取りを妨害する
ほどではない。
レーンマーキング用の舗装マーキングとして典型的な実施態様では、本発明の
材料は幅約７．５〜３０ｃｍ(３〜１２インチ)、長さ少なくとも３０ｃｍ(１２
インチ)である。通常、舗装マーキングはもっと長い。本発明のマーキング材料
は一般に標準材料に適合するサイズで形成される。合衆国では、舗装マーキング
テープは一般に幅約４インチ、約６インチまたは約８インチである。欧州では、
舗装マーキングテープは一般に幅約１５ｃｍまたは３０ｃｍである。用語解説
本願明細書では次の定義を使用する。
「基準軸」は、光が再帰反射物品に入射する点における再帰反射物品に垂直な
線である。
「入射軸(Ｅntrance Ａxis)」（時には「Ｉncidence Ａxis」と呼ばれる）は
、光源、たとえば自動車のヘッドライトから、物品上の入射点までの入射光線の
光路によって規定される軸である。
「入射角(Ｅntrance Ａngle)」（時には「Ｉncidence Ａngle」やβとも呼ば
れる）は、基準軸と入射軸との間の角である。
「観測軸」は、物品上の入射点から観測点、たとえば、自動車の運転手の目ま
での再帰反射光線の光路によって規定される軸である。
「観測角」（時にはαと呼ばれる）は、入射軸と観測軸との間の角である。
「入射面」は、基準軸と入射軸によって規定される平面である。
「観測面」は、観測軸と入射軸によって規定される平面である。
本発明の様々な修正および変更は、本発明の範囲および精神から逸脱すること
なく、当業者に明白になるであろう。 FIELD OF THE INVENTION The Detailed Description of the Invention retroreflective material art invention relates to retroreflective marking material. Like markings on the center line and the edge line of the background art background road, pavement markings are important in order to provide visual guidance to motor vehicle drivers. Pavement marking materials are used in a variety of applications as traffic control markings, such as short-distance lane striping on roads, stop lines, pedestrian-only pavement markings at intersections, and long boundary lane markings. A common form of pavement material is an adhesive tape that is applied to a road surface at a desired location and length, with the top surface of the tape having a selected color and generally retroreflective properties. At present, many flat pavement markings are generally partially embedded in a binder layer containing reflective pigment particles such as titanium dioxide (TiO 2 ) and lead chromate (PbCrO 4 ) as a retroreflector mechanism. It relies on an exposure lens optical system that includes transparent microspheres. Light from the vehicle headlights enters the microspheres and is refracted and directed onto the reflective pigment. Generally, some of the light rays return to the vehicle along the original path of entry, as seen by the driver. Currently available unobtrusive pavement markings provide an effective retroreflective response, sometimes only for a range of angles of incidence less than desired. For example, flat pavement markings relying on microspheres partially embedded in a layer containing the diffusible pigment described above are most easily seen at distances of about 80 m or less. Above this distance, the retroreflective brightness is reduced, in part because the angle of incidence of the incident light beam is relatively large, and in part because the retroreflective brightness is essentially limited. U.S. Patent Nos. 4,388,395 (Ethen et al.), 4,988,555 (Hed blom), 4,988,541 (Hedblom), and 5,227,221 (Hedblom). Discloses a pavement marking sheet having protrusions carrying microparticles partially embedded in a binder layer containing a pigment material and partially projecting from the binder. Such structures provide improved brightness at high angles of incidence, but are expensive to manufacture. Also, the failure mode of many pavement marking materials is weakening or loss of adhesion to the road surface, which results in a significant portion of the marking tape moving. There is a need for an inexpensive and inconspicuous retroreflective article that exhibits high retroreflective luminance even at a high incident angle, maintains effective retroreflective luminance at a high incident angle even when wet, and is durable. Further, there is a need for a retroreflective article that exhibits an effective retroreflective response over a wide range of angles of incidence for application to vertical surfaces, such as guardrails, jersey barriers, piers, walls, and the like. SUMMARY OF THE INVENTION The present invention provides novel materials that exhibit surprisingly effective retroreflective properties and can be manufactured relatively inexpensively. The materials of the present invention exhibit a retroreflective function at high angles of incidence (eg, greater than 85 °) and are suitable for use in vertical and horizontal planes. In addition, the marking material of the present invention exhibits surprisingly good adhesion to roads, thus providing a longer useful life. A glossary of some of the terms used in this application is provided at the end of this specification. Much of the following description is particularly relevant to embodiments of the present invention used as retroreflective pavement marking materials. Many aspects of such embodiments also relate to embodiments used as vertical retroreflective markings. Briefly summarized, the retroreflective material of the present invention is partially embedded in a plurality of exposed lens retroreflective elements, e.g., a binder layer containing pigment particles, and partially projecting from the binder layer. An upper layer containing transparent microsphere particles. A first part of this layer is arranged so as to outline upwards (ie relatively perpendicular to the layer body) and a second part of the layer is arranged in a lower, sometimes substantially planar position. . Generally, the material of the present invention comprises a plurality of such first and second portions in one continuous sheet. The retroreflective marking material of the present invention can be manufactured in a flexible mold and in any desired color. In addition, the materials provided herein can be made inconspicuous and very compliant so that they fit very well on road surfaces. When made of a suitable material, the marking material is resistant to traffic damage, withstands exposure to water, salt, oil, ultraviolet light, sand attrition, high temperatures, etc., and is suitable for use on roads. It can be manufactured in a continuous process and can be manufactured quite cheaply. When the marking material of the present invention is applied to roads to provide traffic control markings, the draw is better visible to motorists and thus can improve safety. The retroreflective articles of the present invention are particularly suitable for applications where light rays are incident at high angles of incidence greater than about 85 °, for example, for pavement marking. The article is also suitable for applications where the incident light beam comes from many directions. Examples are intersections and so-called horizontal signs. Examples of the horizontal sign include a sign or a sign indicating a parking place for a disabled person arranged on a pavement of a parking lot, and an arrow or lane marking arranged on a pavement of an intersection. Further, the retroreflective articles of the present invention are suitable for use on vertical surfaces, particularly those found at high angles of incidence, such as guardrails, building walls along alleys, jersey barriers, piers, posts, traffic barrels, etc. I have. BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS The invention will be further described with reference to the drawings. 1 is a plan view of a portion of an exemplary pavement marking material of the present invention; FIG. 2 is a cross-sectional view of the material shown in FIG. 1; FIG. 3 is another exemplary pavement marking material of the present invention. FIG. These figures are not idealized and are not drawn to scale, but are merely illustrative and non-limiting. BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Detailed Description of Illustrative Embodiments The articles of the present invention generally comprise a retroreflective topsheet, components, optional backing, and an adhesive layer. The component is used to impart an upwardly contoured portion to the article. In this context, upwards, in connection with the general elevation of the first part, except for the second part, the pavement marking is generally applied on a horizontal surface. It will also be appreciated that vertical marking refers to the manner in which the first portion protrudes beyond the second portion. Illustrative marking materials of the present invention are shown in FIGS. The material 10 includes an upper layer 12 containing microspheres 16 and slip-control particles 17 projecting from a binder layer 14. The first portion 18 of the upper layer 12 is arranged so as to outline upwards, and the second portion 20 of the upper layer 12 is arranged in a lower, sometimes substantially planar position. The marking material 10 further includes a backing and an adhesive layer 24 made of an optional conformable layer 22 so that they can be secured to a desired substrate, such as a road (not shown). In the embodiment shown, the first part 18 is raised above the second part 20 by a component 19. The various component elements of the retroreflective sheeting will adhere in all types of weather conditions, and in the case of pavement marking applications, will preferably adhere even under repeated impact and shear stresses caused by road traffic past the sheet material. The upper layer contains microspheres that protrude from the binder layer containing the pigment particles. The advantage of such a lens system is that it can be made in a variety of desirable, glittering colors or true daylight. This is particularly useful in embodiments that are intended to be applied to concrete or other relatively bright road surfaces where brighter colored markings are desired to achieve sharper contrast and visibility during the day. By choosing suitable pigments and dyeing materials for the binder layer, and choosing colorless or colored microspheres, the desired color is achieved in daytime retroreflective viewing conditions. Generally, for pavement marking applications, for reasons known in the art, the backing of the article includes an optional conformable layer and / or an optional scrim layer. A person of ordinary skill in the art can readily select a suitable conforming layer and scrim material. The adhesive provides a mechanism for bonding the retroreflective article to a surface, for example, a road. If desired, a layer of an adhesive or primer can be applied to the surface prior to laminating the retroreflective article. For example, the selection of an appropriate adhesive, such as a pressure sensitive adhesive, a hot melt adhesive, or an active adhesive, depends to some extent on the conditions of the application, the conditions surrounding the substrate, and the nature of the layer of the article to which the adhesive layer must be adhered. different. An ordinary expert can easily select an appropriate adhesive layer. Generally, the pavement marking material of the present invention can be wound into a roll. In such cases, it may be desirable to use a release liner or to apply a release treatment, such as silicone, to the top surface of the marking. As described above, a portion of the upper layer has a first portion that outlines upward with respect to the second portion. This upwardly contoured portion has several advantages, as the profile is vertical, as follows. (1) high-incidence rays are more effectively retroreflected; (2) rainwater, if present, flows out; (3) adhesion to the road as the tire repeatedly contacts the lower contours. Power increases. The desired contour, which is selectively drawn upwards, is defined by a component, which may be a single member, for example, a mesh of bonded fibers, or an array of separate members, for example, independent fibers. Or it may be an arrangement of nodes. The component is preferably a discontinuous mesh, for example point-bonded nylon fibers or polyester fibers, with openings between the fibers. The opening allows the surrounding components, for example, the upper layer and the adhesive layer, to be directly bonded by the component. The component may be of any suitable shape as long as a portion of the retroreflective sheet described herein is lifted. The components must be flexible so that they can be easily adapted to the road. The components used herein are generally polymeric. Illustrative examples of polymeric materials include polyurethanes and polyolefin copolymers such as ethylene methacrylic acid (EMAA), ethylene acrylic acid (EAA), polyethylene acid copolymers of ionically cross-linked EMAA or EAA. The first portion may take the form of a discontinuous protrusion. This can be achieved by using an array of nodes as a component. The nodes may be substantially independent, or may be connected by relatively thin filaments. The latter embodiment is generally easier to handle during fabrication of the retroreflective marking material. In some embodiments, the first portion is in the form of substantially non-intersecting strips or intersecting strips in a continuous network. Each strip may be substantially straight, curved, arranged in a sinusoidal nested array or other desired arrangement. The shape and arrangement of the first part define the shape of the second part. Examples of the shape of the second part are rectangles, diamonds, hexagons. If the first portions intersect, the second portions may be separated from each other. If the first portion is discontinuous and not continuous, the second portions may be adjacent. It is possible to use such a combination of arrangements as desired. The other components of the article must be sufficiently compliant so that the desired contour can be drawn up the top sheet. The component preferably adheres to the conformable layer, if present, and is believed to be a durable end product. The mesh, in addition to providing the functionality disclosed herein, can be used with the scrims disclosed in U.S. Patent Nos. 4,146,635 (Eigenmann) and 4,229,874 (Jones et al.). In a similar manner, improved mechanical properties are imparted to the pavement marking material. In some embodiments, a portion of the portion that outlines upwards is higher than another portion of the first portion. For example, in the rectangular embodiment described above, the portion that is contoured upwards, perpendicular to the direction of travel, is raised higher than the portion parallel to the direction of travel. In this way, the higher sections that outline upwards provide an effective retroreflective function. The lower, upwardly contoured portion drains, even if there is water. Regardless of the shape of the contour selected, it is preferable to select the height of the portion showing the contour upwardly in consideration of the distance between these portions. For example, portions that outline upwards, along the line of sight from an approaching vehicle, must be spaced sufficiently far to minimize shadowing. The distance between the parts delineating upwards (ie the width of the second part) is preferably at least 3 mm in width. Generally, the top of the first portion will be raised at least 0.1 mm, preferably about 1-4 mm higher than the second portion. The spacing of the upwardly contoured portions may be closer without significantly affecting the retroreflective brightness, but would require more components than optimal. Similarly, the spacing between the parts that outline upward may be greater, but the brightness at closer viewing will be lower. However, longer viewing does not affect the brightness. As used herein, "closer visibility" refers to a short distance between the vehicle and the material of the present invention, for example, a distance of about 30 meters. "Longer vision" refers to a longer distance between the vehicle and the material of the present invention, for example, a distance of about 120 m. One skilled in the art can select and design a suitable contour pattern in accordance with the invention. The marking material of the present invention can be easily manufactured by laminating the preformed upper layer, components, if present, the conformable layer, the adhesive layer, simultaneously or separately, in the desired order. Other components can be assembled and, if desired, an upper layer may be formed thereon. An advantage of the present invention is that the mesh or net used as a component can easily cooperate with the marking material, be easily incorporated into the marking material, and selectively emboss the protrusions in the member before projecting the microscopic projections. It is possible to easily and inexpensively form the desired contour upwardly, rather than applying or forming a binder layer material including spheres thereon. It may be desirable to partially emboss the upper layer with slip-control particles, sometimes referred to as anti-slip particles, to improve the traction of vehicles passing over it. Anti-slip particles are well known in the art. One skilled in the art can easily select a suitable embodiment. In general, it is possible to randomly sprinkle the non-slip particles into the upper layer while the binder is in a soft state. It has been confirmed that the non-slip particles can be preferentially arranged near the zenith of the portion that outlines upward. For example, a web of retroreflective sheeting having an upwardly contoured portion may be kissed over the first portion using a binder composition, and when the binder composition is still wet, Non-slip particles can be dislodged on the web. Since the rest of the retroreflective sheet is dry, the particles adhere only to the wet areas. Excess non-slip particles are shaken off the web. The web is then dried by passing it through a series of ovens to cure or to solidify the wet binder composition. As a result, the anti-slip particles are fixed in the zenith region of the contour upwards and provide anti-slip resistance. This method may lose some of the retroreflectivity. The material of the present invention can be wound into a roll. The protrusions created by the upwardly drawn contour are not substantially impeding the winding. In a typical embodiment, as a pavement marking for lane marking, the material of the present invention is about 7.5 to 30 cm (3 to 12 inches) wide and at least 30 cm (12 inches) long. Usually pavement markings are longer. The marking material of the present invention is generally formed in a size compatible with standard materials. In the United States, pavement marking tape is generally about 4 inches, about 6 inches or about 8 inches wide. In Europe, pavement marking tapes are generally about 15 cm or 30 cm wide. Glossary The following definitions are used in this specification. "Reference axis" is the line perpendicular to the retroreflective article at the point where light enters the retroreflective article. "Entrance Axis" (sometimes referred to as "Incidence Axis") is the axis defined by the optical path of an incident ray from a light source, eg, a vehicle headlight, to the point of incidence on the article. "Entrance Angle" (sometimes also referred to as "Incidence Angle" or β) is the angle between the reference axis and the incident axis. The "observation axis" is the axis defined by the optical path of the retroreflected light beam from the point of incidence on the article to the observation point, for example, the driver's eyes. The “observation angle” (sometimes called α) is the angle between the incident axis and the observation axis. The “incident surface” is a plane defined by the reference axis and the incident axis. The “observation plane” is a plane defined by the observation axis and the incident axis. Various modifications and alterations of this invention will be apparent to those skilled in the art without departing from the scope and spirit of this invention.
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ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ
Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ
，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，
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，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，
ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，Ｉ
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ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，Ｒ
Ｕ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ
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