JPH11508443A - プライマーウオーキング循環配列決定 - Google Patents

プライマーウオーキング循環配列決定

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JPH11508443A
JPH11508443A JP9504240A JP50424097A JPH11508443A JP H11508443 A JPH11508443 A JP H11508443A JP 9504240 A JP9504240 A JP 9504240A JP 50424097 A JP50424097 A JP 50424097A JP H11508443 A JPH11508443 A JP H11508443A
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リーヴ,マイケル・アラン
ロビンソン,フィリップ・スティーヴン
ボール,スチュアート
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、核酸のプライマーウオーキング配列決定方法を提供するが、その際、予め合成された1セットのウオーキングプライマーを用い、該プライマーはアニーリング温度を上昇させ、および/または配列の複雑性を増加させずにアニーリング特性を改良する。

Description

【発明の詳細な説明】 プライマーウオーキング循環配列決定 序論: プライマーウオーキング(walking)配列決定において、プライマー/鋳型複 合体はポリメラーゼにより伸長合成されて、鎖が停止することによりネステッド セットの断片を生じ、電気泳動および検出(放射性または蛍光)の後に配列が読 まれる。次に、第1プライマーから得られた配列の末端付近の配列情報を用いて 、第2プライマーを合成する。次に、この第2の(ウオーキング)プライマーを 用いて同じ鋳型の配列を決定する。プライマーウオーキング配列決定は、別法で ある「ショットガン」アプローチに比して、重複配列情報を生じることが少ない ので、より効果的である。 本技術の欠点: プライマーウオーキングの主な欠点は、各配列決定ラウンドの後のウオーキン グプライマーの再合成である。研究(Studier)(J Kieleczawa et al,Science 258,p1787(1992))およびその他(T Azhikina et al,PNAS,90,p11460, (1993))は、予め合成されたセットから構築された変調プライマーを用いて各 配列決定ラウンドの後にデノボのプライマー合成を回避する、洗練された計画を 提案した。これらのウオーキングプライマー計画の何れもが、しかしながら、循 環配列決定(cycle sequencing)に適合しない。 循環配列決定は、循環配列決定に用いられるポリメラーゼ酵素に最適な温度に 近いアニーリング温度を有するプライマーを必要とする。18から24の間の残基数 のプライマーが一般的に循環配列決定に用いられる。 プライマーの長さが増加すれば、与えられた数の連続して(contiguous)オー バーラップするフレーム内で完全な対合(perfect match)を得るための一定の 確率(probability)を得るために必要なあらゆる予め合成されたウオーキング プライマーセットのサイズも増加する。18から24の間の残基数のプライマーに関 しては、必要な予め合成されたウオーキングプライマーセットのサイズにより、 プライマーウオーキングが実行不可能な問題となる。 本発明の利点: 本発明により、循環配列決定のための扱いやすいサイズセットの予め合成され たウオーキングプライマーの使用が可能になる。 本発明: 本発明は、核酸標的のプライマーウオーキング配列決定方法を提供するが、該 方法は一連の配列決定反応を実施することを含み、各々はプライマーを標的にハ イブリダイズさせてプライマーの鎖伸長合成/鎖停止を作用させるが、その際、 各々の配列決定反応に関して、アニーリング温度を上昇させ、および/または、 それらの配列の複雑性を増大させることなくアニーリング特性を改良させる、予 め合成された1セットのウオーキングプライマーから選択されたプライマーを使 用する。 本発明はyオリゴヌクレオチドライブラリーも提供するが、yは2から20000 として定義されて、各オリゴヌクレオチドはn個のヌクレオチド類似体残基Nお よびx個のヌクレオチド残基Xからなるが、但し、 i)nは8または9と定義され、 ii)xは3−5と定義され、 iii)各ヌクレオチド類似体残基Xは、2以上のA,C,GおよびTと塩基対合 することが可能であるか、またはA,C,G,Tよりも強い塩基相互作用を形成 すると定義され、 iv)オリゴヌクレオチド内のヌクレオチド残基Nおよびヌクレオチド類似体残基 Xの順番は、無作為であるかまたはオリゴヌクレオチド鎖の5’末端が残基Xで ある。 本明細書において、DNA配列は、ひとつだけ隣の残基から翻訳される各フレ ームを伴う、一連の連続してオーバーラップする同一サイズのフレームとして考 えられる。 以下の例は、本明細書において用いられる用語を定義する。 各々のフレームはn残基の長さであり、 例えば、配列 内において、TTACGACTは8残基のフレームであり、 即ち、n=8であり、 例えば、配列 内において、TACGACTは7残基のフレームであり、 即ち、n=7である。 ウオーキングプライマーを選択するのに適切なiのそのようなフレームが存在 し、 例えば、配列 内において、 およびTTACGACTは8残基の3フレームであり、 即ち、i=3、n=8であり、 例えば、配列 内において、 およびTACGACTは7残基の4フレームであり、 即ち、i=4、n=7である。 n残基の各フレームに関しては、可能な配列の数は、 4n として与えられる。 5から9の間のnに関する4nの値を以下に与える。 n 4n 5 1,024 6 4,096 7 16,384 8 65,536 9 262,144 したがって、無作為配列DNAにおいては、平均1kbごとに与えられた5マー の配列が約1度生じ、与えられた6マーの配列は平均して4kbごとに約1度生じ 、与えられた7マーの配列は平均して16kbごとに約1度生じ、与えられた8マー の配列は平均して65kbごとに約1度生じ、そして与えられた9マーの配列は平均 して262kbごとに約1度生じる。 即ち、与えられた5マーは、約1kb未満の鋳型内において唯一の位置において 完全な対合を形成すると予測するはずである。約1kbより大きな鋳型に関しては 、5マーは鋳型内の複数の位置において完全な対合を形成すると予測されるはず である。鋳型内の複数位置における完全対合のそのような形成は、5マーを、配 列決定のためのウオーキングプライマーとして無益なものとする。 与えられた6マーは、約4kb未満の鋳型内において唯一の位置において完全な 対合を形成すると予測するはずである。約4kbより大きな鋳型に関しては、6マ ーは鋳型内の複数の位置において完全な対合を形成すると予測されるはずである 。鋳型内の複数位置における完全対合のそのような形成は、6マーを、配列決定 のためのウオーキングプライマーとして無益なものとする。 与えられた7マーは、約16kb未満の鋳型内において唯一の位置において完全な 対合を形成すると予測するはずである。約16kbより大きな鋳型に関しては、7マ ーは鋳型内の複数の位置において完全な対合を形成すると予測されるはずである 。鋳型内の複数位置における完全対合のそのような形成は、7マーを、配列決定 のためのウオーキングプライマーとして無益なものとする。 与えられた8マーは、約65kb未満の鋳型内において唯一の位置において完全な 対合を形成すると予測するはずである。約65kbより大きな鋳型に関しては、8マ ーは鋳型内の複数の位置において完全な対合を形成すると予測されるはずである 。鋳型内の複数位置における完全対合のそのような形成は、8マーを、配列決定 のためのウオーキングプライマーとして無益なものとする。 与えられた9マーは、約262kb未満の鋳型内において唯一の位置において完全 な対合を形成すると予測するはずである。約262kbより大きな鋳型に関しては、 9マーは鋳型内の複数の位置において完全な対合を形成すると予測されるはずで ある。鋳型内の複数位置における完全対合のそのような形成は、9マーを、配列 決定のためのウオーキングプライマーとして無益なものとする。 配列決定鋳型および鋳型のサイズは変更可能であり、当業者には明らかである 。以下のガイドラインは、例示のためにのみ与えられる。 プラスミド鋳型は2kbから15kbの範囲であってよく、 M13鋳型は8kbから15kbの範囲であってよく、 ラムダ鋳型は45kbから55kbの範囲であってよく、 コスミッド鋳型は45kbから55kbの範囲であってよい。 バクテリアの人工染色体鋳型は50kbから150kbの範囲であってよい。 酵母の人工染色体鋳型は100kbから1,000kbの範囲であってよい。 即ち、プライマーおよびM13鋳型内において唯一の部位において完全対合を 生じさせるためには、7残基またはそれ以上のプライマーが必要とされる。 ラムダおよびコスミッド鋳型内において唯一の部位において完全対合を生じさ せるためには、8残基またはそれ以上のプライマーが必要とされる。 バクテリアの人工染色体鋳型内において唯一の部位において完全対合を生じさ せるためには、9残基またはそれ以上のプライマーが必要とされる。 酵母の人工染色体鋳型内において唯一の部位において完全対合を生じさせるた めには、10残基またはそれ以上のプライマーが必要とされる。 予め合成された1セットのウオーキングプライマーを用いたプライマーウオー キング配列決定に関して、上記予め合成されたセット内のプライマーと、前のプ ライマーから読まれた配列の末端近くのn残基のiの連続してオーバーラップす るフレーム内の配列の一つとの間で完全な対合を見いだす確率を計算することが 可能である。 Sはウオーキングプライマーセットを含むn残基長のプライマーの数とする。 単一フレームのn残基長に関して、フレーム配列とウオーキングプライマーの セット中のプライマーのn残基長の間に完全対合が存在する確率は、 S/4n により与えられる。 単一フレームのn残基長に関して、フレーム配列とウオーキングプライマーの セット中のプライマーのn残基長の間に完全対合が存在しない確率は、 1−(S/4n) により与えられる。 iの連続オーバーラップフレームn残基長に関して、あらゆるフレーム配列と ウオーキングプライマーのセット中のプライマーのn残基長の間に完全対合が存 在しない確率は、 1−(S/4niにより与えられる。 即ち、 logP=i log(1−(S/4n)) i=logP/log(1−(S/4n)) S=4n(1−(P)1/i) S/4n=(1=(P)1/i) である。 以下の表の値は、示された連続オーバーラップフレーム(i)の数の範囲で完 全対合の示されたパーセンテージ確率を与えるのに必要なウオーキングプライマ ーセットの函数(fraction)を与える。 S/4n 示された連続オーバーラップフレーム(i)の数の範囲で完全対合の示された パーセンテージ確率(P)を与えるのに必要な5マーの数は、以下に与えられる : 示された連続オーバーラップフレーム(i)の数の範囲で完全対合の示された パーセンテージ確率(P)を与えるのに必要な6マーの数は、以下に与えられる : 示された連続オーバーラップフレーム(i)の数の範囲で完全対合の示された パーセンテージ確率(P)を与えるのに必要な7マーの数は、以下に与えられる : 示された連続オーバーラップフレーム(i)の数の範囲で完全対合の示された パーセンテージ確率(P)を与えるのに必要な8マーの数は、以下に与えられる : 示された連続オーバーラップフレーム(i)の数の範囲で完全対合の示された パーセンテージ確率(P)を与えるのに必要な9マーの数は、以下に与えられる : 以下の実施例は、長さn残基の完全なセットの予め合成されたウオーキングプ ライマーの函数のみが、予め合成されたウオーキングプライマーの一つとn残基 のiの連続オーバーラップフレームの一つの間で完全対合を見いだす極めて高い 確率を有するために使用されるのに必要であることを明確に示すが、iはサイク ルあたりに読まれる配列の平均の長さより小さい(約400−500塩基)。 この実施例に関して、サイズSの予め合成されたウオーキングプライマー1セ ットのための完全対合の示されたパーセンテージ確率(P)を与えるのに必要な 8マーの連続オーバーラップフレーム(n=8)の数(i)を、以下の表に与え る: 即ち、例えば、1,500の8マーの予め合成された1セットは、該8マーと99の 連続オーバーラップフレーム8残基長の一つの間の完全対合を見いだす90%のチ ャンスを与えるはずである。 同じ1,500の8マーの予め合成された1セットは、該8マーと198の連続オーバ ーラップフレーム8残基長の一つの間の完全対合を見いだす99%のチャンスを与 えるはずである。 同じ1,500の8マーの予め合成された1セットは、該8マーと297の連続オーバ ーラップフレーム8残基長の一つの間の完全対合を見いだす99.9%のチャンスを 与えるはずである。 上記例において、そのような予め合成された1セットのウオーキングプライマ ーは、各配列決定ラウンド後に8マーの予め合成されたウオーキングプライマー を選択する極めて高い確率を与えるはずである。1,500の8マーの1セットは、 合成のために扱いやすい量であり、プライミングの各ラウンドのためには入手し やすい。そのような8マーのプライマーは、ラムダおよびコスミッド鋳型までを 包含するサイズのすべての鋳型内の唯一の部位において完全対合を生じさせるこ とも予測されるはずである。そのような単一の8マーのプライマーは、しかしな がら、循環配列決定には不適切なはずである。上記のとおり、循環配列決定は、 循環配列決定に使用されるポリメラーゼ酵素に最適な温度に近いアニーリング温 度を有するプライマーを必要とする。一般には、18から24残基長の間のプライマ ーが循環配列決定に使用される。 本発明は、以下の方法において必要とされるウオーキングプライマー1セット のサイズを増加させることなしに、(上記の種類の)予め合成された1セットの ウオーキングプライマーのアニーリング温度を上昇させること(あるいは、より 一般にはアニーリング特性を改良すること)をあてにする。 a. 4つのDNA塩基(A,C,GおよびT)各々と塩基対合可能なプライマ ーに残基を付加する。例は、 i)イノシン (優先度C>A>G〜Tにて全4塩基と対合する)である。 ii)5−ニトロインドール: (全4塩基と対合できるが、主として都合よくスタッキング相互作用を安定化さ せる)。 iii)5−ニトロ−ピロール: (全4塩基と対合するが、主として都合よくスタッキング相互作用を安定化させ る)。 iv)K(2−アミノ−6−メトキシアミノプリン): (ピリミジンと対合する)。 v)P(6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド[4,5−c][1,2]オキ サジン−7−ワン]: (プリンと対合する)。 vi)当業者には明らかな使用可能なその他。 B. 通常のA,C,GおよびT塩基より強い塩基対合相互作用を形成するプラ イマー中にて塩基を用いる。例は、 i)2−アミノアデニン (Aの代わりに使用できる)。 ii)5−メチルシトシン (Cの代わりに使用できる)。 iii)当業者には明らかな使用可能なその他。 上記の塩基はまとめて縮重塩基と呼んでよい。そのような縮重塩基の数は、本 発明が関係する予め合成された1セットのウオーキングプライマーにおいて、好 ましくは1から20である。これらの縮重塩基は各々のオリゴヌクレオチドウオー キングプライマーの長さに従って、分散されるか、または、5’末端または3’ 末端または中間に集中させてよい。良好な結果は、オリゴヌクレオチドの5’末 端に集中された3、4または5の縮重塩基の使用により得られた。 実施例1 以下のオリゴヌクレオチドを合成した: 5’GTCACGAC 3’ (AM1) 5’XXX GTCACGAC 3’ (AM2) (式中、Xは5−ニトロインドール残基を示す)。 25pmolのこれら各プライマーをCsCl精製されたM13mp8鋳型に加えて、ビストラ DNAシステムズDNAラブステーション625(アマーシャムインターナショナ ルplc.)上において、ラブステーションサーモシークエナーゼ(商標名)蛍光染 料ターミネーター循環配列決定キット(RPN2435,アマーシャムインターナショ ナルplc.)、ラブステーションFMP(商標名)蛍光染料ターミネーター沈殿キッ ト(RPN2433,アマーシャムインターナショナルplc.)および1−32染料ターミ ネーター循環配列決定v2.0方法を用いて循環配列決定した。該方法は、循環配 列決定アニーリング温度を40℃に下げ、2秒間/℃ランピング(ramping)によ り60℃にて4分間伸長させることにより、この例を校正した(edited)。 次に、サンプルを電気泳動して、アプライドバイオシステムズ373A蛍光配列決 定機上で分析した。 結果は、プライマーAM2の5’末端に添加された5−ニトロインドール残基 により、シグナル強度並びに配列の質の両方の点における顕著な改良を明確に示 した。シグナル強度は、AM1におけるよりもAM2の方が8倍高かった。解読 可能な配列はAM2については460−500塩基であるのに対して、AM1について は340−380であった。 実施例2 一般式 5’X12… XmGTCACGAC 3’ (式中、 X m 5−ニトロインドール 1,2,3,4,5 5−ニトロインダゾール 3,4,5 3−ニトロピロール 3 ベンズイミダゾール 1−6) のオリゴヌクレオチドを合成した。 5−ニトロインドール残基を含むオリゴヌクレオチドは全て、実施例1に記載 された試験においてAM1よりも良好であったが、mが3または4の場合、限界 に近い最上であった。 5−ニトロインダゾール残基を含むオリゴヌクレオチドの性能はAM2に匹敵 した。 3−ニトロピロール残基を含むオリゴヌクレオチドの性能はAM1よりも良好 であった(シグナルは2倍強かった)。 これらの結果を基にすると、8または9の正常塩基および3、4または5の上 記された特別の縮重塩基を含む予め合成されたオリゴヌクレオチドライブラリー は、本明細書に記載されたプライマーウオーキング配列決定方法において使用さ れた場合に、改良された結果を与えることが予測されうる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1997年7月25日 【補正内容】 条約第34条に基づく補正書の翻訳文 1.一連の配列決定反応を実施することを含むが、各々はプライマーを標的に ハイブリダイズさせてプライマーの鎖伸長合成/鎖停止を作用させ、その際、各 々の配列決定反応に関して、予め合成された1セットのウオーキングプライマー から選択されたプライマーを使用するが、但し、各々のウオーキングプライマー はヌクレオチド残基並びに少なくとも一つのヌクレオチド類似体残基の鎖からな り、それにより、アニーリング温度を上昇させ、および/または、その配列の複 雑性を増大させることなくアニーリング特性を改良させる、核酸標的のプライマ ーウオーキング配列決定方法。 2.核酸標的が循環配列決定される、請求項1記載の方法。 3.蛍光染料ターミネーター標識を配列検出に用いる、請求項1または2記載 の方法。 4.放射性-ddNTP標識を配列検出に用いる、請求項1または2記載の方法。 5.ウオーキングプライマーが鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能な塩基を 含む、請求項1ないし4の何れか1項記載の方法。 6.ウオーキングプライマーがそれらの5’末端において連続塩基を含むが、 但し、該連続塩基は鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である、請求項5項記 載の方法。 7.ウオーキングプライマーがそれらの配列を通して分散させた塩基を含むが 、但し、該分散塩基は鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である、請求項5項 記載の方法。 8.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基がイノシンである、請求 項6または7項記載の方法。 9.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基が5−ニトロインドール である、請求項6または7項記載の方法。 10.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基が3−ニトロピロールで ある、請求項6または7項記載の方法。 11.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基がK(2−アミノ−6− メトキシアミノプリン)およびP(6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド[4 ,5−c][1,2]オキサジン−7−ワン]の混合物である、請求項6または 7項記載の方法。 12.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基が請求項8ないし11に記 載の任意の塩基の組み合わせである、請求項6または7項記載の方法。 13.yが2から20000として定義されて、各オリゴヌクレオチドはn個のヌク レオチド類似体残基Nおよびx個のヌクレオチド残基Xからなるが、但し、 i)nは8または9と定義され、 ii)xは3−5と定義され、 iii)各ヌクレオチド類似体残基Xは、2以上のA,C,GおよびTと塩基対合 することが可能であるか、またはA,C,G,Tよりも強い塩基相互作用を形成 すると定義され、 iv)オリゴヌクレオチド内のヌクレオチド残基Nおよびヌクレオチド類似体残基 Xの順番は、無作為であるかまたはオリゴヌクレオチド鎖の5’末端が残基Xで ある、yオリゴヌクレオチドライブラリー。 14.ポリメラーゼ酵素、ヌクレオチド3リン酸、鎖停止ヌクレオチド3リン酸 類似体、反応バッファー、並びに予め合成された1セットのウオーキングプライ マーを含み、但し、各々のウオーキングプライマーはヌクレオチド残基並びに少 なくとも一つのヌクレオチド類似体残基の鎖からなり、それにより、アニーリン グ温度が上昇し、および/または、その配列の複雑性を増大させることなくアニ ーリング特性が改良される、配列決定キット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロビンソン,フィリップ・スティーヴン イギリス国エイチピー22・4キュービー, バッキンガムシャー,エールズベリー,ウ ィングレイヴ,ミル・クローズ,サースト ン・ハウス(番地なし) (72)発明者 ボール,スチュアート イギリス国エルイー11・3ジェイエイ,レ スターシャー,ラクボロー,ホルト・ドラ イブ 34

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.一連の配列決定反応を実施することを含むが、各々はプライマーを標的に ハイブリダイズさせてプライマーの鎖伸長合成/鎖停止を作用させ、その際、各 々の配列決定反応に関して、アニーリング温度を上昇させ、および/またはそれ らの配列の複雑性を増大させることなくアニーリング特性を改良させる、予め合 成された1セットのウオーキングプライマーから選択されたプライマーを使用す る、核酸標的のプライマーウオーキング配列決定方法。 2.核酸標的が循環配列決定される、請求項1記載の方法。 3.蛍光染料ターミネーター標識を配列検出に用いる、請求項1または2記載 の方法。 4.放射性-ddNTP標識を配列検出に用いる、請求項1または2記載の方法。 5.ウオーキングプライマーが鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能な塩基を 含む、請求項1ないし4の何れか1項記載の方法。 6.ウオーキングプライマーがそれらの5’末端において連続塩基を含むが、 但し、該連続塩基は鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である、請求項5項記 載の方法。 7.ウオーキングプライマーがそれらの配列を通して分散させた塩基を含むが 、但し、該分散塩基は鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である、請求項5項 記載の方法。 8.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基がイノシンである、請求 項6または7項記載の方法。 9.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基が5−ニトロインドール である、請求項6または7項記載の方法。 10.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基が3−ニトロピロールで ある、請求項6または7項記載の方法。 11.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基がK(2−アミノ−6− メトキシアミノプリン)およびP(6H,8H−3,4−ジヒドロピリミド[4 ,5−c][1,2]オキサジン−7−ワン]の混合物である、請求項6または 7 項記載の方法。 12.鋳型の鎖上の任意の4塩基と対合可能である塩基が請求項8ないし11に記 載の任意の塩基の組み合わせである、請求項6または7項記載の方法。 13.yが2から20000として定義されて、各オリゴヌクレオチドはn個のヌク レオチド類似体残基Nおよびx個のヌクレオチド残基Xからなるが、但し、 i)nは8または9と定義され、 ii)xは3−5と定義され、 iii)各ヌクレオチド類似体残基Xは、2以上のA,C,GおよびTと塩基対合 することが可能であるか、またはA,C,G,Tよりも強い塩基相互作用を形成 すると定義され、 iv)オリゴヌクレオチド内のヌクレオチド残基Nおよびヌクレオチド類似体残基 Xの順番は、無作為であるかまたはオリゴヌクレオチド鎖の5’末端が残基Xで ある、yオリゴヌクレオチドライブラリー。 14.ポリメラーゼ酵素、ヌクレオチド3リン酸、鎖停止ヌクレオチド3リン酸 類似体、反応バッファー、並びにアニーリング温度を上昇させ、および/または それらの配列の複雑性を増加させずにアニーリング特性ガ改良されるような予め 合成された1セットのウオーキングプライマーを含む、配列決定キット。 15.予め合成された1セットのウオーキングプライマーとして請求項13記載の オリゴヌクレオチドライブラリーを用いる、請求項14記載の配列決定キット。
JP9504240A 1995-06-28 1996-06-26 プライマーウオーキング循環配列決定 Pending JPH11508443A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

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GB95304564.8 1995-06-28
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