JPH11507677A - コラーゲンを基材とした光学的に透明な生体適合性ポリマー材料及びその製造方法 - Google Patents

コラーゲンを基材とした光学的に透明な生体適合性ポリマー材料及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は生体適合性のポリマーであり、テロコラーゲンとグラフト重合された、疎水性及び親水性アクリル並びに/又はアリルモノマーの混合物の共重合生成物を含む。本発明の材料は変形可能なレンズ、例えば眼内レンズ、屈折眼内レンズ、若しくは、例えば無水晶体症、近視及び遠視の矯正に有用である標準コンタクトレンズの製造に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 コラーゲンを基材とした光学的に透明な生体適合性ポリマー材料 及びその製造方法 関連出願 本出願は、1994年7月22日に出願された米国特許出願第08/279 ,303号の一部継続出願であり、米国特許出願第08/279,303号の全 てを援用して本文の記載の一部とする。 発明の分野 本発明は、疎水性及び親水性のアクリル並びに/又はアリルモノマーの混合物 と、グルコプロテイン及びプロテオグルコースから予め精製されたテロコラーゲ ンとの共重合生成物を含む生体適合性ポリマーに関する。この材料は、例えば無 水晶体症、近視及び遠視の矯正に有用な軟質な眼内レンズ、屈折眼内コンタクト レンズ及び標準的なコンタクトレンズの製造に有用である。 発明の背景 純粋な非ポリエン性のアクリレート又はアリルモノマーを基材とした通常のポ リマーは、ポリマー表面上に、タンパク質の吸収に対して緩衝される水-溶媒(wa tersolvent)イオン層を有さない。水-溶媒イオン層はコンタクトレンズの受容者 の眼細胞膜とコンタクトレンズの生体適合性を大いに改良するであろうから、ポ リマー表面上に上記層があることが望ましい。 ポリエン性の水-溶媒イオンモノマーは水-溶媒層を製造するために使用され得 る。しかし、これは上記共重合体の、膨潤に対する抵抗を低減する。例えば、ア クリルア ミド、又はHEMAを含むアクリル酸を基材としたポリエン性の共重合体の系は 、全ての境界を越えて過剰膨潤する傾向を持つ。これは、この系に含まれる純粋 なホモポリマー、ポリアクリルアミド又はポリアクリル酸が水中で溶解するため に生じる。それゆえ、このような重要な水-溶媒層を形成することができ、且つ 膨潤に対するポリマーの抵抗に影響を及ぼさないであろうポリマーを製造するこ とが有益である。 コラーゲンのグラフト共重合体に関する参考文献は米国特許第4,388,42 8号(1983年6月14日)及び米国特許第4,452,925号(1994年 6月5日)を含む。これらの特許においては、水-溶媒モノマー及びAテロコラ ーゲンの系が使用されている。しかし、この系は加水分解に安定でなく、且つ光 学的にあまり透明でない。米国特許第4,452,925号においては、透過性の ポリマーの製造に必要な特別の光学的条件について何も記載されていない。該特 許において開示された水-溶媒Aテロコラーゲンは有機モノマー溶液内でゲルを 形成するための素質を有さず、従ってコラーゲンは沈殿又は凝固する。 発明の開示 本発明の目的は、テロコラーゲンを基材とした、光学的に透明な生体適合性ポ リマー材料を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、疎水性及び親水性のアクリル並びに/又はアリル型 モノマーの混合物とテロコラーゲンとの共重合生成物を含む生体適合性ポリマー を提供することにある。 本発明の目的は、コラーゲンを基材とした、光学的に透明な生体適合性ポリマ ー材料の製造方法を提供することにある。 本発明のさらなる目的は、疎水性及び親水性のアクリル並びに/又はアリル型 モノマーの混合物と、テロコラーゲンとの共重合生成物を含む生体適合性ポリマ ーの製 造方法を提供することにある。 本発明は、変形可能なレンズの製造において使用するための、コラーゲンを基 材とした生体適合性ポリマー材料の製造方法に向けられている。 本発明は、また、本発明の光学的に透明な生体適合性ポリマー材料から構成さ れた変形可能なレンズに向けられている。さらに本発明は、変形可能なレンズの 製造方法に向けられている。 本発明は、また、本発明の変形可能なレンズを患者の眼内に外科移植すること により患者の無水晶体症(眼のレンズの欠乏)、近視、又は遠視を矯正する方法に 向けられている。 本発明に従う生体適合性ポリマー材料は、テロコラーゲンとグラフト重合され る、疎水性及び親水性のアクリル並びに/又はアリルモノマーの混合物の共重合 生成物として製造される。例えば、一以上の疎水性アクリル及び/又はアリルモ ノマーを一以上の親水性アクリル及び又はアリルモノマーと混合し、次いで、得 られた溶液を、一以上の親水性アクリル及び/又はアリルモノマー中に溶解した テロコラーゲンと混合する。次いで、得られた材料に照射し、本発明の光学的に 透明な生体適合性ポリマー材料を形成する。 本発明に使用されるテロコラーゲンは、本質的に豚の眼強膜又は角膜から得ら れるIV型コラーゲンである。該コラーゲンは疎水性の、ヒドロキシル基の、且つ 分極したアミノ酸を含む、天然に安定なポリエンである(T.マツムラによる「ア ミノ酸組成物とコラーゲン分化の関係」、Lut.J.Biochem.3(15):265-274頁(1972 年)、並びにW.トラウブ及びK.A.ピエズによる「コラーゲンの化学及び構造」 、Advances in Protein Chem 25:243-352頁(1971年))。変性コラーゲンは経時 的に生分解する(1990年12月18日付与の米国特許第4,978,352号 )ため、本発明に従う系において、変性コラーゲンを使用することは妥当ではな い。 得られる生体適合性ポリマー材料は、疎水性及び親水性モノマー混合物並びに テロコラーゲンを基材とした弾性のある生重合体(バイオポリマー)である。疎 水性及び親水性水性モノマーの共重合生成物は、親水性モノマーのみを基材とす るポリマーと比較した場合、より高度の加水分解安定性、及び遙かに高い屈折率 を示す。 テロコラーゲン分子の高分子量(320,000D)、分子の寸法(1000Aま で)、空間における分子の不整列、屈折率1.47(J.J.ホーガンらによる「人 間の眼の組織学」、An Atlas and Textbook、フィラデルフィア、ロンドン、トロ ント(1971年))、及びコラーゲンのその他の特性が、コラーゲンのみから生 成される光学的に透明なヒドロゲル移植材料を製造することを不可能にしている 。ヒドロゲル基材物質の屈折率である水性度数は1.336に等しく、それは実 質的にコラーゲンの屈折率1.47と異なり、もし、水性モノマー中でコラーゲ ン懸濁液が製造されると、ゲルの乳白化を生じる結果となる。 有機モノマーの混合物において光学的に均質なゲルを製造するためには、テロ ペプチドを含むテロコラーゲンを利用することが必要である。テロペプチドはコ ラーゲン分子間の相互作用の基礎要素である。これは疎水性及び親水性モノマー の混合物中で安定なゲルを製造し、このゲルは沈殿も凝固もしない。 この系における光学的透明性及び均質性を増大するために、レリーの方程式( U.G,フロロフによる、Course of Colidle Chemistry、モスクワ ケミア、( 1989年))に従って、光拡散強度がゼロに近くなるようにポリマー及びテロ コラーゲンの屈折率は、ほぼ等しくなければならない。 ここで、I=I0{24π3(N1 2−N0 2/N1 2+2N0 2)・(C・V2/λ4r)・(1 +COS2w)} I0=入射光の強度; I=放射量の単位としての拡散光の強度; Pr=検知器までの距離; w=光拡散角度; C=容量単位あたりの粒子濃度; λ=入射光波長; N1=粒子の屈折率; N0=基礎物質の屈折率;及び V=分子量である。 もし、N1=N0であるとIp=0である。従って、拡散光の強度はゼロである。 本発明で使用するための好ましい親水性アクリルモノマーは2−ヒドロキシエ チルメタクリレート(HEMA)であり、本発明で使用するための好ましい疎水 性モノマーは4−メタクリロキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノンである。テロ コラーゲンは豚の眼の強膜又は角膜から生成されることが好ましい。 好ましい具体例の詳細な説明 1.定義 以下の定義は、明細書及び請求の範囲を明確に且つ矛盾なく理解するために与 えられるものであり、上記用語に付与される範囲を含む。 テロコラーゲン; 用語「テロコラーゲン」は、本発明のために意図された用 語であり、疎水性であり、ヒドロキシル化し且つ分極したアミノ酸を含む天然に 安定なポリエン(T.マツムラによる「アミノ酸組成物とコラーゲンの分化の関 係」、Lut.J.Biochem 3(15):265-274頁(1972年))を意味する。 本発明におけるテロコラーゲンは、好ましくは豚の眼の強膜又は角膜から製造 された、本質的にIV型のテロコラーゲンであり、1000センチポイズ(cP) 以上の粘度を有する。本発明におけるテロコラーゲンはテロペプチドを保持し、 約1.44から1.48の屈折率を有する。 生体適合性ポリマー材料; 術語「生体適合性ポリマー材料」は、一以上の疎 水性のモノマー(アクリル及び/又はアリルモノマー)と、一以上の親水性モノマ ー(アクリル及び/又はアリルモノマー)とを交ぜ合せ又は混合し、且つ得られた 混合物をテロコラーゲン/親水性モノマー/酸性溶液とグラフト共重合すること により製造される材料を意味する。 モノマー; 用語「モノマー」は、繰り返しにより巨大構造又はポリマーを構 成する分子単位を意味する。例えばエチレンCH2=CH2は、ポリエチレン、H (CH2)nHのモノマーである。 アリル; 用語「アリル」は2−プロペニルの一価の基、CH2=CHCH2− を意味する。 有機酸; 用語「有機酸」は有機基を含む分子から組成される酸を意味する。 このような酸は、例えば蟻酸(H−COOH)、酢酸(CH3COOH)及びクエ ン酸(C687)であり、それらは全てイオン化可能な−COOH基を含む。 アクリル; 用語「アクリル」はアクリル酸から誘導された合成プラスチック 樹脂を意味する。 光学的に透明; 術語「光学的に透明」は、視覚の閾値(すなわち、視覚をも たらす光強度の最小量)以上の光の透過を可能にするポリマー材料の特性を意味 する。COLLAMERを含む本発明の生体適合性ポリマー材料は、好ましくは 、1.44から1.48の範囲の屈折率を有し、さらに好ましくは1.45から 1.47の、及び最も好ましくは1.45から1.46の範囲の屈折率を有する 。本発明の最良の形態は生体適合性ポリマー材料COLLAMERである。 重合; 用語「重合」はモノマーが結合してポリマーを形成する工程を意味す る。 上記重合は、モノマーが結合し且つ他の生成物が生成されない「付加重合」、及び 副生物(例えば水)もまた形成される「縮合重合」を含むことができる。本発明 が属する分野の通常の能力を有する者(当業者)は、本発明における生体適合性 ポリマー材料の製造のために既知の好適な重合工程を容易に選択及び採用するこ とができる。 ポリエン; 用語「ポリエン」は一連の共役(交互)二重結合を有する化合物 の系、例えばカロチノイドを意味する。 屈折率; 術語「屈折率」は、半透明な/透明な物質、特に視覚媒体における 屈折度の測定値を意味する。「屈折率」は、空気中における光の速度と比較した 、別の媒体(本発明におけるポリマー材料のような)における光の相対速度とし て測定される。例えば、空気対クラウンガラスの場合、屈折率(n)は1.52 であり空気対水の場合n=1.33である。 引張強さ; 術語「引張強さ」は、材料が耐え得る最大の応力又は荷重を意味 し、kPa(キロパスカル)で表される。COLLAMERを含む本発明におけ る生体適合性ポリマー材料は、約391〜1778kPaの範囲の、好ましくは 591〜1578kPaの範囲の、さらに好ましくは791〜1378kPaの 、最も好ましくは991kPaから1178kPaの範囲の引張強さを有する。 本発明における材料COLLAMERは、好ましくは1085±493kPaの 引張強さを有する。ポリマー材料の引張強さは、当業者により既知の方法を用い て容易に求められる。 遠視; 用語「遠視」(h.)は、遠視/遠視眼、すなわち長い又は遠い視覚 を意味し、それは収束光線のみを網膜上の焦点に到達させることができる光学的 条件である。この条件は以下のものを含む。(1)絶対h.--調節の努力によって克 服されることができない;(2)軸h.--眼球の前後直径の短縮によるh.;(3)曲率 h.--眼球の前方直径の低減した屈折よるh.;(4)顕在h.--調節によって補整さ れることができるh.;(5)偶発的h.--顕在h.;(6)潜在h--総計と顕在との差 異のh.;及び(7)総計h.--毛様体筋麻痺による調節の完全な麻痺の後に求めら れる;(8)指数h.--レンズの屈折性の低下か ら生じるh. 近視; 用語「近視」(m)は「近眼であること;近視であること;近い又は 短い視界;眼からの距離が限定された光線のみが網膜上に焦点を合わせる光学的 条件」を意味する。上記条件は以下のものを含む。 (1)軸性m.--眼球の伸長によるm;(2)彎曲m.--角膜の過剰な彎曲から生じる 屈折誤差によるm.;(3)変性m.--異常m.;(4)指数m.--核硬化症におけるよう な、レンズの屈折性の増大から生じるm;(5)悪性m.--異常m.;(6)夜間m.-- 長い光線が眼網膜の前で焦点を合わせるために、通常では正常視の眼に生じるm .;(7)異常m.--変性の又は悪性のm.,眼底の変化、後極ブドウ膜腫及び、正常 以下の矯正された視力により特色づけられる進行性のm.;(8)早熟m.--出産時 に低体重がの幼児に観察されるか又は水晶体後線維増殖と連合するm;(9)老年 性レンズm.透視;(10)単純m.--前区の屈折力と眼球の長さとの相関関係の不全 から生じるm;(11)空間m.--網膜上に輪郭の像が造られないときに生じるm; 及び(12)暫定m.--虹彩毛様体炎又は眼の挫傷に続いて生じる調節性の痙縮に観 察されるm。 親水性アリルモノマー; 用語「親水性アリルモノマー」は、本発明のために 意図された用語であり、水に可溶な、アリル基を含む任意のモノマーを意味する 。 親水性アクリルモノマー; 術語「親水性アクリルモノマー」は、水に可溶な 、アクリル基を含む任意のモノマーを意味する。例えば、HEMAは、疎水基及 び親水基の両方を含むが、水中で可溶性であるため、親水性アクリルモノマーで ある。 疎水性アリルモノマー; 用語「疎水性アリルモノマー」は、本発明のために 意図された用語であり、水に可溶でなく、アリル基を含む任意のモノマーを意味 する。 疎水性アクリルモノマー; 用語「疎水性アクリルモノマー」は、本発明のた めに意図された用語であり、水に可溶でなく、アクリル基を含む任意のモノマー を意味する。 変形可能なレンズ; 用語「変形可能なレンズ」は、例えば、遠視又は近視を 矯正するための、任意のタイプの変形可能なレンズを意味し、レンズは本発明に おける材料を含む。上記レンズは米国特許出願第08/318,991号及び米国特許出願 第08/225,060号に開示されたレンズを含む。これらの出願の全てを援用して本文 の記載の一部とする。上記レンズは、患者の眼内へ、例えば前眼房、嚢又は溝内 へ移植するための眼内レンズ;患者の眼内へ、例えば前眼房又は溝内へ移植する ための屈折眼内レンズ;及び標準的な軟質コンタクトレンズを含む。 移植; 用語「移植」は本発明におけるレンズを患者の眼内へ、例えば前眼房 内、嚢又は溝内へ、米国特許第出願第08/195,717,08/318,991及び08/220,999に 開示された方法により、例えば米国特許第08/197,604,08/196,855,08/345,360 及び08/221,013に開示された外科的装置を用いて挿入する外科的方法を意味する 。これらの出願の全てを援用して本文の記載の一部とする。 本発明における親水性モノマー及び疎水性モノマーは疎水性モノマーが親水性 モノマー中で可溶であるように選択されなくてはならない。親水性モノマーは疎 水性モノマーの溶剤として働く。好適なモノマーは本発明が属する分野の当業者 によって容易に選択されることができる。 好適な疎水性モノマーの例は: 1)4−メタクリロキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン(アクリル); 2)エチル−3 ベンゾイルアクリレート(アクリル); 3)3−アリル−4−ヒドロキシアセトフェノン(アリル); 4)2−(2'−ハイドロキシ−3'−アリル−5'−メチルフェニル)−2H− ベンゾトリアゾール(アリル); 5)N−プロピルメタクリレート(アクリル) 6)アリルベンゼン(アリル); 7)アリルブチレート(アリル); 8)アリルアニソール(アリル); 9)N−プロピルメタクリレート(アクリル); 10)エチル−メタクリレート(アクリル); 11)メチルメタクリレート(アクリル); 12)n−ヘプチルメタクリレート(アクリル)を含む。 好適な親水性モノマーの種々の例は: 1)2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(アクリル); 2)ヒドロキシプロピルメタクリレート(アクリル); 3)2−ヒドロキシエチルメタクリレート;(アクリル) 4)ヒドロキシプロピルメタクリレート(アクリル); 5)アリルアルコール(アリル); 6)ポリ(エチレングリコール)nモノメタクリレート(アクリル); 7)4−ヒドロキシブチルメタクリレート(アクリル); 8)アリルグルコールカーボネート(アリル)を含む。 II.コラーゲンを基材とした本発明のポリマー材料の製造方法 以下は本発明に従う生体適合性ポリマー材料の好ましい製造方法の説明である 。 工程1: 親水性モノマーを酸、特に蟻酸と混合する。親水性モノマー対酸の重量比は、 約5:1から約50:1の範囲が好ましく、14:1から20:1の範囲がさら に好ましく、且つ14:1が最も好ましい。この溶液は0.2マイクロのフィル ターを通して濾過することが好ましい。 工程2: 独立した工程において、テロコラーゲンを有機酸(好ましくは蟻酸)と混合す ることにより、酸性テロコラーゲン溶液を調製する。溶液は1M(モル)の蟻酸 中テロコラーゲン2重量%が好ましい。 工程3: 次いで、工程1及び2から得られる溶液を混合する。得られた溶液を、15〜 30℃の温度で、好ましくは約10分から60分間、最も好ましくは20分間混 合する。テロコラーゲン対親水性モノマーの比率は約1:2から1:7であり、 好ましくは1:3から1:6であり、最も好ましくは1:4である。 工程4: 独立した工程において、疎水性モノマーと親水性のモノマーを、重量比約10 :1から1:1、好ましくは8:1から3:1、最も好ましくは5:1で混合す る。モノマーを約30分から90分間、好ましくは60分間、70℃から95℃ で、好ましくは80℃〜95℃で、及び最も好ましくは80℃92℃で攪拌して 混合する。得られた溶液を0.2ミクロンのフィルターを通して濾過することが 好ましい。 工程5: 工程3及び4で得られた溶液を、重量比約1:1から50:1の範囲、好まし くは2:1から5:1の範囲、及び最も好ましくは3:1で混合する。この溶液 を20分間、加熱せずに25〜40℃の温度で混合することが好ましい。混合は ホモジナイザーを用いて行うことが好ましい。 工程6: 次いで、工程5から得られる材料をガス抜きすることが好ましい(すなわち、 遠心処理、又は本発明が属する分野の当業者に良く知られた他の方法を用いる) 。 工程7: 工程6から得られる材料を(放射線)照射して最終生成物を形成し、それを乾 燥し貯蔵することができる(すなわち、材料の感湿性によりデシケーターに貯蔵 する)。また、工程6から得られる材料を、照射する前に、例えば5℃から10 ℃の冷却器に貯蔵することができる。 本発明に従うポリマー材料は、1メガラッド/時の放射の下でテロコラーゲン 複合体溶液と、親水性及び疎水性モノマーとの間の相互作用から得られ、総放射 線量は0.20から0.80メガラッド、好ましくは0.30から0.60メガ ラッド、及び最も好ましくは0.35から0.50メガラッド(1メガラッド= 10キログレイ)である。 ホモジナイザーのようなターボ型ミキサーが少なくとも工程3及び5の溶液を 混合するために使用されることが好ましく、前述の混合時間はターボ型ミキサー の使用に基づいている。当業者は、時間の範囲と同様に、他の既知のミキサー及 び方法を容易に選択し且つ使用することができる。 好ましい具体例において、本発明におけるポリマー材料は、溶液粘度を増大す るために2つの段階において疎水性モノマーを混合することにより製造される。 第1段階ではテロコラーゲン複合体、並びに、蟻酸及び2−ヒドロキシエチルメ タクリレートの混合物が超コロイド状態溶液の安定剤として使用され、第2段階 では少なくとも1つのモノマーの疎水性配合物が、生成されたゲルに導入される 。 III.本発明におけるCOLLAMERの配合のための標準化された方法 A.酸性コラーゲン溶液の調製 1モルの酸性溶液、好ましくは1モルの蟻酸を調製する。膨潤組織が溶解する ために必要な酸性溶液の量を、膨潤コラーゲン組織:(強膜または角膜)酸性溶 液の比率、約40:0.5から55:2、好ましくは約45:1から約52:1. 5、最も好ましくは約50:1を用いて計算する。 次いで膨潤組織をホモジナイザー内に分配し、約10分から20分間、好まし くは約15分間、約2rpmから10rpm、好ましくは4〜5rpmの割合で 、室温にて均質化する。次いで生成された溶液を、100〜150ミクロンの細 孔寸法を備える漏斗ガラスフィルターを通して濾過し、次いで濾液を、75〜1 00ミクロンの細孔寸法を備える第2の漏斗ガラスフィルターを通して濾過する 。次いで生成された 均質な溶液を容器に移す。 B.疎水性及び親水性溶液の調製 1.疎水性モノマー、好ましくはHEMAを、疎水性モノマー、好ましくはM HBPHと約5:1の重量比で混合し、攪拌しながら(例えば攪拌熱板を使用し て)80℃から92℃で1時間加熱する。次いで、加熱した溶液を、5.0ミク ロンのフィルターを通して濾過する。 2.HEMAを有機酸(好ましくは蟻酸)と、好ましくは約14:1の重量比 で混合する。この混合物を、生成したコラーゲン溶液(A)に、HEMA溶液: コラーゲン溶液が重量比約1:3になるように加え、且つ室温で約20分間混合 する。混合は6000rpmの速度のホモジナイザーを使用して行われることが 好ましい。 3.次いでB.(1)のHEMA MHBPH溶液の少量を、B.(2)のHE MAテロコラーゲン溶液と混合する。混合はホモジナイザー内で10分間、室温 で行われることが好ましい。 C.COLLAMERの生成 次いでガラス管壜を約7mmのパラフィン蝋で塗被する。次いでB(3)の溶 液をガラス管壜に注入し且つガス抜きをする(例えば15分間遠心分離して空気 を除去する)。その後、管壜を5キログレイで照射する。(注:照射の前に管壜を 冷却器内に、例えば5℃から10℃で貯蔵することができる。) IV.本発明におけるモノマーを選択するためのガイダンス 以下の式を使用して、本発明において望ましい範囲の屈折率(1.44から1 .48、好ましくは1.45から1.47、及び最も好ましくは1.45から1 .46)を有する、本発明におけるポリマー材料を得るために必要な、適切なモ ノマー濃度の選択の助けとすることができる。 テロコラーゲン複合体と共重合するモノマーは以下のように選択される。 N=(Ks・Na)+(1−Ks)Np=Nc±0.02 Ks=膨潤係数 Ns=水の屈折率(1.336) Np=乾燥ポリマーの屈折率 Nc=テロコラーゲンの屈折率(約1.45から1.46) i=iモノマーの屈折率 Ci=iモノマーの濃度 A=重合による屈折率の増大係数 n=モノマー数 i=モノマー番号 疎水性及び親水性モノマーは、親水性モノマーが疎水性モノマーのための溶媒 であるように、すなわち疎水性モノマーが親水性モノマー中で可溶であるように 、選択されなくてはならない。 本発明を遂行する手段及び方法は、以下の例を参照することにより本発明が属 する分野の当業者にさらに十分に理解され得るのであり、例は、いかなる場合に おいても本発明の範囲及び本発明に示された請求の範囲を限定するものではない 。 例 例1:COLLAMERの配合 A.酸性コラーゲン溶液の調製 排気フードの下で、蒸留水1リットルを計量し3リットルのガラスビーカー内 に入れた。次いで蟻酸52グラムをビーカー内に加え溶解するまで混合した。次 いで膨潤コラーゲンを含む組織(豚の眼から)を酸性溶液に、膨潤組織:酸性溶 液を以下の比率で加えた。 膨潤組織 酸性溶液 1. 517.00グラム 10.21グラム 2. 50.64グラム 1.00グラム 次いで混合物を温度5℃の冷却器内に貯蔵し、その後ホモジナイザー内で4〜 5rpmで15分間、室温で分散させた。 次いで生成した溶液を100〜150ミクロンの細孔寸法を備える漏斗ガラス フィルターを通して濾過した。その後、濾液を75〜100ミクロンの細孔寸法 を備える漏斗ガラスフィルターを通して濾過した。次いで最終的な均質溶液を2 50mlの容器に移した。 B.MHBPH及びHEMA溶液の調製 1.HEMA527.4gをMHBPH106.2gと混合し、且つ攪拌熱 板を用いて80℃で1時間加熱した。加熱溶液をAcro50−5.0ミクロン のフィルターを通して濾過した。 2.次いでHEMA1415.6gを蟻酸99.4gと、テフロン蓋を備え た気密ガラス容器内で混合した。HEMA/酸性溶液100g部分をテロコラー ゲン溶液333gに加え、室温で20分間混合した。混合はホモジナイザー内で 6000rpmの割合で行った。 3.次いでHEMA/MHBPH溶液を少量、HEMAテロコラーゲン溶液 に加えた。混合をホモジナイザー内で室温で10分間行った。 C.COLLAMERの生成 ガラス管壜を約7mmのパラフィン蝋で塗被した。次いで工程B(3)で得ら れた 溶液をガラス管瓶に注入し15分間遠心分離して空気を除去した。次いで管壜を 5キログレイで照射して材料を重合し且つ架橋させた。 例2:光学的に透明な生体適合性ポリマー材料の調製 この例では豚の眼の強膜を使用した。2−ヒドロキシエチルメタクリレート3 00gを蟻酸16gと混合した。テロコラーゲン50gを、水2.5リットル中 でNaOH200g及びNa2SO4200gを用いてアルカリ加水分解により強 膜から濾過精製し、100ミクロンのフィルターを通して濾過した。テロコラー ゲンを、2−ヒドロキシエチルメタクリレート及び2−ヒドロキシエチルメタク リレートを含む蟻酸溶液と混合した。次いで、HEMA中で溶解した4−メタク リロキシ−2−ヒドロキシベンゾフェノン(MHBPH)20gを加えた。この 混合物に3.5〜5.0キログレイの範囲のガンマ線を放射し、全ての成分を重 合し且つ架橋した。 疎水性モノマーを、この系に用いて、重合材料を眼の水性媒体に導入するとき に水を吸収して膨潤することを低減した。さらに、疎水性モノマーは、得られる ポリマーの屈折率を増大してテロコラーゲンの屈折率とほぼ同一にするように選 択した。 例3: 以下のモノマーを代用可能であることを除き、例2における操作と同一の操作 を用いることができる。 1)エチル−3−ベンゾイルアクリレート(疎水性アクリルモノマー)、及び 2)2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(親水性アクリルモノ マー) 例4: 以下のモノマーを代用可能であることを除き、例2における操作と同一の操作 を用いることができる。 1)3−アリル−4−ヒドロキシアセトフェノン(疎水性アリルモノマー)、及 び 2)2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(親水性アクリルモノ マー) 例5: 以下のモノマーを代用可能であることを除き、例2における操作と同一の操作 を用いることができる。 1)2−(2'−ヒドロキシ−3'−アリル−5'−メチルフェニル)−2H−ベ ンゾトリアゾール(疎水性アリルモノマー)、及び 2)ヒドロキシプロピルメタクリレート(親水性アクリルモノマー) 例6: 以下のモノマーを代用可能であることを除き、例2における操作と同一の操作 を用いることができる。 1)メチルメタクリレート(疎水性アクリルモノマー)、及び 2)ヒドロキシプロピルメタクリレート(親水性アクリルモノマー) 例7: 以下のモノマーを代用可能であることを除き、例2における操作と同一の操作 を用いることができる。 1)2−(2'−ヒドロキシ−3'−アリル−5'−メチルフェニル)−2H−ベ ンゾトリアゾール(疎水性アリルモノマー)、及び 2)ヒドロキシプロピルメタクリレート(親水性アクリルモノマー) 例8: A.COLLAMER材料の引張強さ試験 この試験の目的は本発明におけるCOLLAMER材料の引張特性を求めるこ とであった。引張特性は、引張強さ、ヤング率、及び破損時の伸び率を含む。収 集したデータは検査に関する基準を構成するために使用した。引張試験はシリー コン引張試験と同様である。試料の形状寸法は異なるが応力原理は同一のままで ある。 B.材料 COLLAMER試料 インストロン引張試験機(モデル1112) ピンセット 記録帳 C.手順 1.試料の調製 a.乾燥材料試料を環状に切断した。寸法は、外径=10±0.1m m、内径=8±0.1mm、厚み=1.0±0.01mmである。材料を、レン ズ製造のために用いる操作に従って調製した。レンズをMSOP#113AGに 従って水和した。 2.試験 a.インストロン試験機をESOP202、RMX−3スラブ引張試 験、概要Bに従って引張試験片のために調整した。掴み具をジョー内へ配置し、 且つ掴み具のクロスヘッドを上下に移動させることにより掴み具を頂部と底部と が接触するように集めた。掴み具が接触しているとき2つのピンの間は約8mm であった。これはジョーの分離の始動位置であり、それゆえインストロン位置座 標をゼロに設定した。 b.荷重ダイヤルを最大目盛出力の2kgに、クロスヘッド速度を5 00mm/分に、及び記録紙記録計を500mm/分に設定した。記録紙の速度 はジョーの分離と対応しジョーの分離を記録した。「ペン」及び「時間」と記さ れた記録紙ボタンを押下げた。 c.湿潤試験試料を試料の管壜から取出し2つのピンの間にほぼ引張 するように配置した。試料を配置した直後に、クロスヘッド制御盤上の「上昇」 ボタンを押した。次いでこの試料に荷重をかけて破壊した。 d.試料が破壊したとき、クロスヘッド制御盤上の「停止」ボタンを 押し た。次いで「ペン」及び「時間」と記された記録紙ボタンを、それらが上昇位置 になるように押下げた。次いでクロスヘッド制御盤上の「戻し」を押してクロス ヘッドを始動位置に戻した。 e.次いで、破壊時の荷重(kg)及びジョーの分離が示されて記録 紙中に破壊点が記された。 f.工程2aから2eを繰り返して全試料を全て試験した。 C.データ 極限引張強さの計算 (1) σ=F/A ここで: σ=極限引張強さ、パスカル(Pa) F=試験試料片を破壊するために必要な力、ニュートン(N) A=試験片の水和横断面積、平方メートル(m2) δ=膨潤因子、1.17 w=幅、mm t=厚み、mm 前提: F=0.29kg×9.81m/s2=2.84N A=2[δ(w)×δ(t)]=2[(1.17×1.0)×(1.17×1.0)]=2.74mm2 mm2からm2への換算:2.74mm2=2.74×10-62 A=2.74×10-62 求めるもの: 極限引張強さ、σ 解: σ=F/A=2.84N/2.74×10-62=1038.3kPa 145.04×10-3を掛けることによりkPaからpsiに換算する 1038.3kPa×145.04×10-3=150.6psi σ=1038.3kPa又はσ=150.6psi 伸び率パーセントの計算 (2)δ=200[L/MC(TS)] ここで: δ=伸び率(規定)、パーセント L=規定の伸び率でのジョー分離の増大、(mm)、及び MC(TS)=試験試料片平均円周、mm、 円周=πd 前提: L=41.5m MC(TS)=(πd1+πd2)/2=(π×10mm+π×8mm)/2 =28.27mm 求めるもの: 伸び率、δ 解: δ=200[L/MC(Ts)]=200[41.5mm/28.27mm] =293.6% δ=293.6% ヤング率の計算 (3)E=Pl/Ae ここで: E=ヤング率、パスカル(Pa) P=力、ニュートン、(N) l=試料の長さ、メーター (m) A=横断面積、平方メートル、(m2) e=総縦方向変形、メートル、(m)。 前提: P=0.29kg×9.81m/s2=2.84N l=0.008m A=A=2[δ(w)×δ(t)]=2[(1.17×1.0)×(1.17×1.0)]=2.74m m2 mm2からm2への換算:2.74mm2=2.74×10-62 A=2.74×10-62 e=0.0415m 求めるもの: ヤング率、E 解: E=Pl/Ae=(2.84N×.008m)/(.0415m×2.74×10-62)=20 0.2kPa 145.04×10-3を掛けることによりkPaからpsiに換算す る 199.8kPa×145.04×10-3=29.0psi E=199.8kPa又は29.0psi E.考察 インストロン試験機を設置し、ESOP#202に従って検量した。試験掴み 具を、中心線を位置合わせしてポスト間が約8mmであるように収束した。これ はゼロと表示され、掴み具をこの位置に毎試験後戻した。クロスヘッド速度及び 記録紙記録計速度を500mm/分に設定した。 記録計記録紙を、各試験の前に荷重及び指針の振れがゼロであるように設定し た。記録計記録紙はキログラム荷重及びジョー分離を記録した。荷重は、試料が 破壊するときの応力である、極限引張強さ(試験データ部、式1参照)を求める ために用いられる。標準ゲージ長さを用いて試料を設定して伸び率を試験したの ではなく、ASTM D412標準における式を用いて伸び率を計算する(デー タ部、式2参照)。 試験片の性能は、材料が弾性であり、且つ破壊まで線形の割合で増大する応力 を有することを証明した。線形の増大は以下2つのうちの1つであることができ る:(1)試験片が内径上に応力上昇部ライザーを有することが可能である。微 粉砕工程が旋削外径の表面仕上を持たないため、応力上昇部が微粉砕工程により もたらされるであろう。;これは、材料を試験の塑性変形段階の間にネックダウ ン(neck down)させないようにし得る。応力の大部分は内周に集中し、それは応 力が外周にかかると仮定した場合よりもより大きい応力上昇部ライザーを荷重す る;(2)材料は、カプトンフィルムのような他のプラスチック材料のようにネ ックダウン(塑性変形)しないであろう。材料は、RMX−3のように反応しフ ックの法則に示されるように、横断面積が伸び率の増大に従いより小さくなる。 本発明におけるは、任意の応力上昇部で起こるであろう、引裂に対するCOL LAMERの十分な抵抗を示した。破壊部分の横断面(積)は平坦であり、弾性 破壊を示していた。 E.結論 本発明のCOLLAMER試料から得られた複合データは、平均引張強さ10 84.6キロパスカル(kPa)、及び平均伸び率324.9パーセント(%)を 示した。平均引張強さに対する許容差を標準偏差の±3倍と計算して、上限許容 差1578kPa(229psi)及び下限許容差591kpa(86psi) を示した。伸び率に対する許容差も同様に計算される。上限許容差は伸び率39 5%であり下限許容差は伸び率255%と計算される。計算のための付属書類3 を参照せよ。引張強 さ標準は1085±493kPa(157±71psi)であり、伸び率は32 5±70%である。ヤング率の標準は189±25kPa(27±11psi) である。 F.参考文献 ASTM D412引張におけるゴムの特性 ESOP 202−RMX−3 スラブ引張試験、概要B Mark's Standard Handbook for Mechanical Engineers 第9版 例証した参考文献の全ての援用して本文の記載の一部とする。以上、本発明を 十分に説明してきたが、条件、パラメーター等の広範且つ均等な範囲内で、発明 の又は発明のいずれの具体例の精神若しくは範囲に影響を及ぼすことなく発明を 実行し得ることが当業者に理解されよう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/485,252 (32)優先日 1995年6月7日 (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 08/485,253 (32)優先日 1995年6月7日 (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UG,US,UZ,VN (72)発明者 オジポフ,アレクセイ ブイ アメリカ合衆国 92653 カリフォルニア 州,ラグーナヒルズ,ロス アリソス 24531 ナンバー315

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コラーゲンを基材とした光学的に透明な生体適合性ポリマー材料であって、 一以上の親水性アクリル又はアリルモノマー、及び一以上の疎水性アクリル 又はアリルモノマーと、 テロペプチドを含むテロコラーゲンとを含み、 上記一以上の親水性アクリル又はアリルモノマー及び上記一以上の疎水性ア クリル又はアリルモノマーが、上記テロコラーゲンとグラフト重合されて、コラ ーゲンを基材とした光学的に透明な生体適合性ポリマーを形成しているポリマー 材料。 2.上記テロコラーゲンが1000cP以上の粘度を有する請求項1に記載のポ リマー材料。 3.上記一以上の親水性アクリル又はアリルモノマーが、HEMA(アクリル); 2−ヒドロキシエチルメタクリレート(HEMA)(アクリル);ヒドロキシプロ ピルメタクリレート(アクリル);2−ヒドロキシエチルメタクリレート(アクリ ル);ヒドロキシプロピルメタクリレート(アクリル);アリルアルコール(アリル );ポリ(エチレングリコール)nモノメタクリレート(アクリル);4−ヒドロキシ ブチルメタクリレート(アクリル);アリルグルコールカーボネート(アリル)か ら成る群から選択され、 上記一以上の疎水性アクリル又はアリルモノマーが、4−メタクリロキシ−2 −ヒドロキシベンゾフェノン(MHBPH)(アクリル);アリルベンゼン(アリ ル);アリルブチレート(アリル);4−アリルアニソール(アリル);3−アリル −4−ヒドロキシアセトフェノン(アリル);2−(2'−ヒドロキシ−3'−アリ ル−5'−メチルフェノン−2H−ベンゾトリアゾール)(アリル);N−プロピル メタクリレート(アクリル);エチル−メタクリレート(アクリル);メチルメタク リレート(アクリル);エチル−3−ベンゾイルアクリレート(アクリル);及びn −ヘプチルメタクリレート(アクリル)から成る群から選択され; 上記一以上の疎水性モノマーが上記一以上の親水性モノマー中で可溶である請 求項 1に記載のポリマー材料。 4.上記親水性モノマーがHEMAであり上記疎水性モノマーがMHBPHであ る請求項3に記載のポリマー材料。 5.上記光学的に透明な生体適合性ポリマー材料が1.44から1.48の範囲 の屈折率を有する請求項1に記載のポリマー材料。 6.上記屈折率が1.45から1.47の範囲である請求項5に記載のポリマー 材料。 7.上記光学的に透明な生体適合性ポリマー材料が1.45から1.46の範囲 の屈折率を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載のポリマー材料。 8.請求項1に記載のポリマー材料であって、 酸性テロコラーゲン溶液を一以上の親水性モノマー中に溶解してコラーゲン /親水性溶液を形成することと; 一以上の疎水性モノマーを一以上の親水性モノマー中に溶解して疎水性/親 水性溶液を形成することと; 上記コラーゲン/親水性溶液と上記疎水性/親水性溶液とを交合して得られ る溶液を形成することと; 上記得られた溶液をグラフト重合して、コラーゲンを基材とする光学的に透 明な生体適合性ポリマー材料を形成することを含む方法により製造されるポリマ ー材料。 9.光学的に透明な生体適合性ポリマー材料の製造方法であって、 酸性テロコラーゲン溶液を一以上の親水性モノマー中に溶解してコラーゲン /親水性溶液を形成することと; 一以上の疎水性モノマーを一以上の親水性モノマー中で溶解して疎水性/親 水性溶液を形成することと; 上記コラーゲン/親水性溶液と上記疎水性/親水性溶液とを交合して得られ る溶 液を形成することと; 上記得られた溶液をグラフト重合してコラーゲンを基材とする光学的に透明 な生体適合性ポリマー材料を形成することを含むポリマー材料の製造方法。 10.上記グラフト重合の工程が上記得られる溶液を放射線照射することを含む 請求項9に記載の方法。 11.請求項1に記載の、コラーゲンを基材とする光学的に透明な生体適合性ポ リマー材料を含む変形可能なレンズ。 12.上記変形可能レンズがコンタクトレンズである請求項11に記載の変形可 能なレンズ。 13.上記変形可能なレンズが軟質の眼内レンズである請求項11に記載の変形 可能なレンズ。 14.上記変形可能なレンズが屈折眼内レンズである請求項11に記載の変形可 能なレンズ。 15.請求項13又は14のいずれか一項の眼内レンズを上記患者の眼内に移植 することを含む、無水晶体症、近視又は遠視を患う患者における該症状を矯正す るための方法。 16.上記ポリマー材料が約591kPaから約1578kPaの引張強さを有 する請求項1に記載のポリマー材料。 17.上記変形可能なレンズが約591kPaから約1578kPaの引張強さ を有する請求項11に記載の変形可能なレンズ。 18.請求項4に記載の光学的に透明な生体適合性ポリマー材料を含む、変形可 能な眼内レンズ。
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