JPH11507323A - 保存に安定なゲル形成ポリマー、脂質及び結晶性エチレングリコール脂肪酸エステルを含む皮膚洗浄液剤 - Google Patents

保存に安定なゲル形成ポリマー、脂質及び結晶性エチレングリコール脂肪酸エステルを含む皮膚洗浄液剤

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JPH11507323A JP8517676A JP51767696A JPH11507323A JP H11507323 A JPH11507323 A JP H11507323A JP 8517676 A JP8517676 A JP 8517676A JP 51767696 A JP51767696 A JP 51767696A JP H11507323 A JPH11507323 A JP H11507323A
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(57)【要約】 本発明の液体は良好な洗浄、泡立ちと使用感の良さを供給できなおかつ使用者の皮膚に脂質の沈着による湿潤効果を驚異的に供給できる。液体組成物は安定でマクロなスケールで均一である。本発明の洗浄と湿潤の複合組成物は以下のものを含む:(1)約5部から約30部の脂溶性皮膚湿潤剤;(2)約1部から約15部のエチレングリコール脂肪酸エステル:(3)約0.05部から約3部の選ばれた、水に分散できるゲル形成ポリマー;(4)約5部から約30部の起泡性の合成界面活性剤;および(5)水を含み、そしてその前述の合成界面活性剤と石鹸分は合わせた時に15から50のCMC平衡表面張力値を持つ、そしてその起泡性の皮膚洗浄液組成物は皮膚1cm2当たり約5μgから約1,000μgの脂質の脂質沈着値(LDV)を持つ。

Description

【発明の詳細な説明】 保存に安定なゲル形成ポリマー、脂質及び結晶性エチレングリコール 脂肪酸エステルを含む皮膚洗浄液剤 技術分野 本発明は個人用の皮膚湿潤及び洗浄用の組成物に関するものである。 発明の背景 湿潤剤は通常残留性の製剤として皮膚に直接適用される。個人用洗浄剤は通常 、泡沫あるいは泡として水と共に適用され清浄な水で洗い流される。理想的な洗 い流す形の個人用洗浄剤は、頻繁に使用した後でも皮膚を脱脂あるいは乾燥する ことなく、また皮膚を緊張させることなく、ほとんどあるいは全く刺激を起こさ ずに皮膚を穏やかに洗浄すべきものである。ほとんどの個人用起泡性洗浄剤、固 形石鹸、液剤及び合成の液剤はこの観点から不充分である。 いくつかの現在市販されている個人用洗浄剤は皮膚に”潤いを与える”とうた っている。しかし、これらの現在ある洗浄用液体のほとんどは充分な湿潤効果を 与えてはいない。そこで、使用者は一般に、洗浄の後に別の残留性の製品で皮膚 を湿潤しなくてはならない。 現在市販されている個人用洗浄剤について、洗浄液組成物からの皮膚湿潤剤の 移行を改良することが非常に望まれるであろう。もしこれが達成されれば単一の 製品から洗浄と湿潤の両方の利点を得るという便利さを使用者に提供することに なる。 洗浄と脂質による湿潤の両方を合せ持つ液剤の組成物は非常に配合や加工が困 難である。その一つの理由は、一般的に洗浄成分は脂質の湿潤成分と両立しない 傾向にあるからである。もう一つの問題は商業的スケールでの製造である。更に 問題は液剤中の脂質分を使用者の皮膚上に沈着させるという点である。液剤から の脂質の湿潤剤の皮膚への沈着は洗浄とすすぎで脂質が失われるために、非常に 少ないと思われる。逆に、皮膚上に沈着した場合には脂質分はひどくべとつく感 じを与える。また、もう一つの問題は泡立ちやすい2種の液体の配合である。更 に問題は、保存安定な2種の液体の配合である。 起泡性の2種の液剤の組成物からの、脂質の湿潤剤の実際の沈着は、効果的な 脂質の有利性のために必須である。既に市販されている液剤洗浄剤と脂質の湿潤 剤と称するものでも、洗浄後の皮膚1cm2当たり3μgの量の脂質を沈着させ るものはない。 1974年8月13日に特許された Barry 等による米国特許第3,829,563号は 、5ミクロンより小さい粒子直径を持つものが98%まで、望ましくは95〜9 8%であるペトロラタムを10〜70%の重量比で含む柔軟化性の洗浄用組成物 を開示している。 1994年5月3日に特許された Dias 等による米国特許第5,308,526号は、 ここに参照文献として組み込まれるが、5%までのペトロラタムを含みそのペト ロラタムのうちの20〜80%が10〜120ミクロンの粒子サイズである、皮 膚用液剤の組成物を開示している。 1994年5月17日に特許された Kacher 等による米国特許第5,312,559号 は、ここに参照文献として組み込まれるが、粒子の20〜80%が10〜120 ミクロンの粒子サイズの分布を持つペトロラタムを0.5〜15%含む60,00 0から400,000cpsの半固形組成物を開示している。 泡立ちと洗浄の特性を維持しながら皮膚に優れた湿潤効果と使用感の良さを与 えるために充分な脂質を沈着する、効果的で緩和な両方の効果を持つ洗浄液組成 物を供給することが本発明の目的である。 発明の要約 本発明の液体は良好な洗浄、泡立ちと使用感の良さを供給できな、おかつ使用 者の皮膚に脂質の沈着による湿潤効果を驚異的に供給できる。液体組成物は安定 でマクロなスケールで均一である。 本発明の洗浄と湿潤の複合組成物は以下のものを含む:(1)約5部から約3 0部の脂質皮膚湿潤剤;(2)約1部から約15部のエチレングリコール脂肪酸 エステル;(3)約0.05部から約3部の選択された、水中分散型ゲル形成ポ リマー;(4)約5部から約30部の起泡性の合成界面活性剤;および(5)水 を含み、そしてその前述の合成界面活性剤と石鹸分は、合わせた時に15から5 0のCMC平衡表面張力値を持つ、そしてその起泡性の皮膚洗浄液組成物は皮膚 1cm2当たり約5μgから約1,000μgの脂質の脂質沈着値(LDV)を持 つ。 発明の詳細な説明 本発明は洗浄と脂質湿潤液剤の両方を合せ持つ液体組成物を供給することがで き;その組成物は1)充分な量の安定で高品質な泡を産生し、2)効果的な皮膚 洗浄剤で、3)皮膚と目の粘膜に対して非常に穏やかであり、4)洗い流しても 使用者の皮膚に効果的な量の脂質湿潤剤を実際に移行させ、5)使用後もべとつ かず、そして6)保存にも安定である。 本液剤は重量比で以下の様な液体組成物を含む起泡性の皮膚洗浄用液剤の組成 物である: (a) 約5部から約30部の、5から10のボーガン(Vaughan)溶解度指数(V SP)を持つ脂質の皮膚湿潤剤; (b) 約1部から約15部の炭素数10から22のエチレングリコール脂肪酸エ ステル; (c) 約0.05部から約3部の選択された、水中分散型ゲル形成ポリマー; (d) 約5部から約30部の合成界面活性剤; (e) 約0部から約15部の炭素数8から14の脂肪酸石鹸;そしてその石鹸は K、NH4、N(CH2CH2OH)3とおよびそれらの混合物等より成る群から選択 される対イオンを持つ; (f) 水、そして その前記の合成界面活性剤と石鹸分は15から50の複合CMC平衡表面張力値 を持つ、そしてその前記の起泡性の皮膚洗浄液組成物は皮膚1cm2当たり約5 μgから約1,000μgの脂質の脂質沈着値(LDV)を持つ。 用語の解説 ここで使われている“水中油型乳液安定剤”とは、油や脂質が洗浄剤の原液か ら分離するのを防ぐことを助け、かつ風呂やシャワーで使用されている時に、脂 質が皮膚上に沈着するために放出されるのは許すような成分として定義される。 そのような安定剤のいくつかの例は;結晶性のエチレングリコール脂肪酸エステ ル、水中分散型ゲル形成ポリマーあるいはこのエステルとゲル形成ポリマーの複 合体である。 ここで使われている“保存安定な液体洗浄剤”とは室温条件では少なくとも2 週間、望ましくは少なくとも6カ月、最も望ましくは永久に相が分離しないよう な原液の起泡性皮膚清浄液組成物として定義される。 ここで使われている“脂質の遊離”とは液体乳液洗浄剤の中の脂質が、起泡す る濃度に希釈された時に、乳液から遊離あるいは分離するということを意味する 。このような液体の洗浄剤は脂質の沈着を改良するであろう。 ここで使われている“水中分散型ゲル形成ポリマー”とはポリマーが水に分散 でき、5〜40℃で液体洗浄剤の水中にゲルを形成するということを意味する。 ”ボーガン溶解度指数(VSP)”は脂質の溶解度を定義するために使われる 計算されたパラメーターである。ボーガン指数は典型的には5−25の範囲であ る。 ”脂質沈着値(LDV)”はここにいう組成物から皮膚上へ脂質がどれだけ沈 着されたかの測定値であり、その値は、ここに脂質沈着プロトコール1として定 義されるように、セブメーターを用いて測定したもの(典型的には4〜6回の読 みの平均値)と一致する。 ”平衡表面張力”とは、25℃で臨界ミセル濃度で測定された時の界面活性剤 の表面張力の測定値である;単位はダイン/cmである。 粘稠度kは、粘性が剪断力の関数である物質の粘度を定めるために、剪断指数 と組合せて用いられる、脂質の粘度の測定指標である。測定は35℃で行われ単 位はポアズである(100cpsに等しい)。 ”剪断指数n”は、粘度が剪断力の関数である物質の粘度を定義するために粘 稠度と共に用いられる、脂質の粘度の測定指標である。測定は35℃で行われ単 位は無次元である。 ”弾性係数G’”は脂質のレオロジー的な特性を定義するために用いられる、 そして脂質がエネルギーを蓄えまたは戻す能力の測定指標である。測定は35℃ で行なわれ単位はダイン/cm2である。 ”粘性係数 G””は、脂質のレオロジー的特性を決めるために用いられ、そし て喪失エネルギーの測定値である。測定は35℃で行なわれ、単位はダイン/c m2である。 全ての部分でここで用いられるパーセンテージと比率は重量であり、全ての測 定は特に指示しない限りは25℃で行なわれる。 結晶性のエチレングリコール脂肪酸エステル安定剤 本発明の液体洗浄剤の水中油型乳液安定剤のひとつは、結晶性のエチレングリ コール脂肪酸エステルである。この安定剤は界面活性剤ではない。この結晶型の 安定剤はより大きな脂質粒子を持つ安定な液体洗浄剤を与える。 この安定剤は改良された保存安定性を与えるが、しかし一方、起泡する濃度ま で希釈された場合は水中脂質型乳液が分離できるようにし、そのため皮膚への脂 質の沈着を増加させる。 非界面活性剤型水中油型乳液の組織は、炭素数10から22のエチレングリコ ールの脂肪酸エステルの結晶からなる。エチレングリコール脂肪酸エステルは液 体中1部から15部の、望ましくは1部から10部の、より望ましくは3部から 8部の脂質を含む。そのエステルは望ましくはジエステル、より望ましくは炭素 数14から18のジエステル、最も望ましくはエチレングリコールジステアレー トである。 理論的に拘束されるものではないが、エステルが脂質粒子の融合を妨げる不溶 性の粒子組織、望ましくは板状晶、を形成し、それによって製品の相の分離を防 ぐと考えられている。この組織は、泡立ちの時の希釈によって破壊され、結果と して泡中の乳液の不安定化と皮膚への脂質の沈着が起こる。 水中分散型ゲル形成ポリマー 上記の選択された本発明中の水中油型安定剤は、本発明中のもうひとつの水中 油型安定剤と共に用いられる。もうひとつの安定剤とは水中分散型のゲル形成ポ リマーである。このポリマーは、分子量1,000から3,000,000の陽イ オン型グアーガムクラスの陽イオン型ポリサッカライド、陰イオン型、陽イオン 型および非イオン型のアクリルおよび/あるいはメタアクリル酸由来のホモポリ マー、陰イオン型、陽イオン型および非イオン型のセルロースレジン;陽イオン 型塩化ジメチルジアルキルアンモニウムとアクリル酸のコポリマー;陽イオン型 塩化ジメチルジアルキルアンモニウムのホモポリマー;分子量100,000か ら4,000,000の陽イオン型ポリアルキレンおよびエトキシポリアルキレン イミンポリエチレングリコールおよびそれらの混合物等より成る群から選択され た、望ましくはポリマーは陰イオン型、非イオン型、陽イオン型あるいは親水性 のポリマーである。望ましくはポリマーはポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキ シエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロースとポリクォータニウム 10からなる群から選択される。望ましい組成物は1部から15部の炭素数10 から22のエチレングリコール脂肪酸エステルと0.1部から3部あるいは5部 の、より望ましくは0.3部から3部のゲル形成ポリマーを含む。 いくつかの組成物は、0.3部から5部の、より望ましくは0.8部から3部の 水中分散型のゲル形成ポリマーを含む。エチレングリコールの脂肪酸エステルを 含まない製品中には、望ましくはポリアクリル酸ナトリウム、ヒドロキシエチル セルロース、セチルヒドロキシエチルセルロースとポリクォータリウム10から なる群から選択された0.3部から3部の水中分散型のゲル形成ポリマーおよび 炭素数10から18の脂肪族アルコール、オレイルアルコール、炭素数10から 18の脂肪酸、オレイン酸およびそれらの混合物等より成る群から選択されたも のを0.5部から6部含む。最も望ましくは、これらの液体組成物は炭素数16 、炭素数18およびオレイルアルコール、あるいはミリスチン酸およびそれらの 混合物等から選択されたものを1.0部から5部含む。 水中分散型のゲル形成ポリマーはまた、製品の安定化に加えて皮膚上の脂質の 使用感を改良できる。改良された使用感は、べとつき感や油っぽさが減ったこと や滑らかさが改良されたことの結果によるものである。ポリマーの混合物を使用 することは特に望ましい態様である、そのうちのいくつかは製品の安定化のため に望ましく、またいくつかは使用感の向上のために望ましい。使用感を向上する のに望ましいポリマーはポリエチレングリコール、ヒドロキシプロピルグア、グ ア塩化ヒドロキシプロピルトリモニウム、ポリクォータナリー3、5、6、7、 10、11および24およびそれらの混合物等より成る群から選択される。水と ゲルを形成しないポリマーは任意のもので、単一では、あるいは本発明の液体組 成物の安定化の為には用いられない。 脂質遊離試験 以下の試験は、水中脂質型の液体洗浄剤中の脂質が脂質相として”遊離”ある いは分離されるかどうかを決定するため用いられる。 原液の液体洗浄剤の20%溶液を、5gの原液の液体製品を100mlのビー カーにはかり取り20gの75〜78°F(22〜24℃)の硬度7〜8の水道 水を加えることで作る。溶液は 1 1/2インチ(3.75cm)の撹拌子でマグネテ ィックスターラー上で3分間中程度の速さでよく撹拌される。 撹拌されたサンプルは目盛りのあるシリンダーに移され(望ましくは10ml )そして1時間室温で観察される。望ましい組成物はこの時間の間に、透明な相 を底あるいは底の近くにして相が分離し、それはより軽い脂質相が上の方に分か れていることを示している。より望ましくない組成物は、分離により長い時間が かかる。 市販の先行する同様の脂質を含む液体洗浄剤で、上述の試験に付されたとき、 1時間の間に測定できる程の分離を示すものは知られていない。理論的に拘束さ れるものではないが、これに対する可能な理由はこれらの先行する同様の液剤は 、界面活性剤および/または非晶質の乳化剤によって乳化しすぎているためであ ると考えられる。 脂質皮膚湿潤剤 液体組成物中の脂質の皮膚湿潤剤は使用者の皮膚上に使用中に、脂質の沈着を 通して湿潤の効果を与える。本発明において脂質の皮膚湿潤剤は検査によって定 義される。本発明中における脂質のタイプとその物理的性状は製品全体の効果の 鍵を握っている、そして下記のように定義された物理的、レオロジー的な性状を 持った親水性の物質に限られている。 ボーガン溶解度指数(VSP) 本発明中の脂質は更にVaughan in Cosmetics and Toiletries、103巻47 〜69頁、1988年10月号中で定義されているように、その溶解度指数で定 義される。ボーガン溶解度指数(VSP)が5から10、望ましくは5.5から 9、より望ましくは前記の脂質の少なくとも70%が6.5から7.75のVSP 値を持つものがここでの液体組成物に用いられる。 ボーガン溶解度指数テーブル* シクロメチコン 5.92 スクアレン 6.03 ミネラルオイル 7.09 ペトロラタム 7.33 イソプロピルパルミテート 7.78 イソプロピルミリステート 8.02 ひまし油 8.90 コレステロール 9.55 * C.D.Vaughan,Cosmetics and Toiletries,Vol.103,October,1988中の溶解度、製品の効果、包装、浸透および保存 に報告されている。 脂肪酸、脂肪酸の石鹸あるいは水溶性のポリオールは我々の脂質の定義からは 特に除外される。それゆえ、ステアリン酸、グリセリンそしてプロピレングリコ ールも我々の脂質の定義から除外される。 望ましい脂質 レオロジー的および溶解度の要件にもかかわらず、広範な種類の物質やその混 合物等が本発明の組成物中に使用されることに適している。望ましくは脂質は、 炭化水素の油脂およびワックス、シリコーン、脂肪酸誘導体、コレステロール、 コレステロール誘導体、2価および3価のグリセリド、植物油、植物油誘導体お よびアセトグリセリドエステル、アルキルエステル、アルケニルエステル、ラノ リンとラノリン誘導体、ミルクトリグリセリド、ワックスエステル、蜜蝋誘導体 、ステロールとリン脂質およびそれらの混合物等より成る群から選択される。 炭化水素の油脂およびワックス:いくつかの例を挙げれば、ペトロラタム、ミ ネラルオイル、微結晶ワックス、ポリアルケン、パラフィン、セラシン、オゾケ ライト、ポリエチレンおよびパーヒドロスクアレン等である。 シリコーンオイル類:いくつかの例を挙げれば、ジメチコンコポリオール、ジ メチルポリシロキサン、ジエチルポリシロキサン、高分子量のジメチコン、炭素 数1から30のアルキルポリシロキサンの混合物、フェニルジメチコン、ジメチ コノールおよびそれらの混合物等である。より望ましいものは、ジメチコン、ジ メチコノール、炭素数1から30のアルキルポリシロキサンおよびそれらの混合 物等から選択された不揮発性のシリコーンである。ここにおいて有用なシリコー ンの例は、参照文献として組み込まれ、1991年4月30日に特許された Cio tti らによる米国特許第5,011,681号中に述べられているが、これらに限定され るものではない。 ジ−およびトリ−グリセリド:いくつかの例を挙げれば、ひまし油、大豆油、 大豆油のマレイン酸エスエルのような誘導化された大豆油、ベニバナ油、綿実油 、コーン油、くるみ油、ピーナッツ油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、 アボガド油、ヤシ油、ごま油、植物油および植物油誘導体、ココナツ油およびコ コナツ油誘導体、棉実油および棉実油誘導体、ホホバ油、カカオ脂等である。 アセトグリセリドエステルが用いられ、ひとつの例としてアセチル化されたモ ノグリセリドが挙げられる。 ラノリンとその誘導体は好んで用いられ、いくつかの例を挙げれば、ラノリン 、ラノリンオイル、ラノリンワックス、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸、 イソプロピルラノレート、アセチルラノリン、アセチルラノリンアルコール、ラ ノリンアルコールリノレート、ラノリンアルコールリコノレート等である。 ミルクグリセリドが用いられ、ひとつの例として水酸化されたミルクグリセリ ドが挙げられる。 ポリオール脂肪酸ポリエステルもまた用いられる。 ワックスエステルは、蜜蝋と蜜蝋誘導体、鯨蝋、ミリスチルミリステート、ス テアリルステアレートのようなものも用いられる。植物油も用いられ、いくつか の例を挙げれば、カルナウバやカンデリラワックスである。ステロールも用いら れ、いくつかの例を挙げれば、コレステロール、コレステロール脂肪酸エステル 等である。レシチンとレシチン誘導体、スフィンゴ脂質、セラミド、スフィンゴ 糖脂質の様なリン脂質もまた有用である。 少なくとも脂質の70%が、ペトロラタム、ミネラルオイル、微結晶ワックス 、パラフィン、オゾケライト、ポリエチレン、水素添加ポリブテン、ポリデセン 、パーヒドロスクアレン、ジメチコン、シクロメチコン、アルキルシロキサン、 ポリメチルシロキサン、およびメチルフェニルポリシロキサンおよびそれらの混 合物等より成る群から選択されることがより望まれる。 少なくとも脂質の75%が、ペトロラタム、ミネラルオイル、水素添加ポリブ テン、ポリデセンおよびそれらの混合物等より成る群から選択された脂質により 構成されることが最も望ましい、そして他の選択された脂質(水素添加ポリブテ ンあるいはポリデセンあるいはミネラルオイル)に対するペトロラタムの比率は 約10:1から約1:3であり、より望ましくは約5:1から約1:1である。 脂質は望ましくは、変則的に非常に小さいかあるいはいくつかの非常に大きな 粒子を除いた、約0.1ミクロンから100ミクロンの範囲の小滴を含む乳液と して液体中に存在する。望ましくは、脂質粒子の25%より多くが5ミクロンか ら120ミクロンであり、より望ましくは、少なくとも40%の脂質粒子が約5 ミクロンから20ミクロンである。特に望ましくは、粒子のサイズの範囲は、1 5%から35%の粒子が0.1から5ミクロンの粒子サイズで、15%から45 %の粒子が5から10ミクロンの粒子サイズで、30%から50%の粒子が10 から15ミクロンの粒子サイズで、15%より少ない粒子が15ミクロンより大 きい粒子サイズを持つというものである。高いレベルの大きな脂質粒子が液体洗 浄液組成物中で安定であり、また洗い流す過程で効果的なレベルで沈着を起こす ということは驚くべき知見である。理論的な裏付けはないが、大きい粒子の方が 一般的に小さな粒子よりも効果的に沈着する。 理論的に拘束されるものではないが、ここで以下に定義されるレオロジー的な 特性からはずれる脂質は、容易に乳化しすぎて沈着しないか、あるいは皮膚に接 着あるいは沈着して湿潤効果を与えるには“硬すぎる”かのどちらかである。脂 質のレオロジー的な特性は脂質の沈着に重要な効果を持っていると考えられる。 更に加えて、脂質のレオロジー的な特性は使用者の感覚的なものに対しても重要 である。皮膚への沈着に関して、いくつかの脂質はべとつき過ぎて使用者に好ま れないと考えられる。 ここで用いられている脂質を定義するために二つの種類のレオロジー的パラメ ーターが使用されている。液体の粘性は粘稠度(consistency)(k)と剪断指 数(shear index)(n)で示される、そして理論的に拘束されるものではない が、粘着性を示すと考えられている。ここで使われる他のタイプのパラメーター は弾性係数(elastic modulus)(G')と粘性係数(viscous modulus)(G") である。理論的に拘束されるものではないが、G’とG”は脂質の乳化特性を決 定する重要なファクターであると考えられている。 ここにおいて有用な脂質は約0.1から約0.8の剪断指数nと、35℃で、5 から5,000ポアズの;望ましくは10から3,000ポアズの;より望ましく は50から2,000ポアズの粘稠度kを持つ。望ましい脂質のレオロジーは以 下のテーブル中で更に定義される: 剪断指数nと粘稠度kとは、剪断速度の関数である粘度をもつ物質の粘性を表 す工業基準として広く受け入れられている。 全ての物質に対して粘性は、例えば"Chemical Engineering,by Coulson and Richardson"中で定義されているが、次の式で示される。 粘度,μ = δ/γ’ ここで δ は、剪断応力でありγ’は、剪断速度である。 全ての物質に対して粘性は、剪断速度を適用しそして結果的に起こる剪断応力 を測定するか、あるいはその逆の方法で測定される。 Carrimed CSL 100 ストレス制御型レオメーターはここでの脂質の剪断指数n 、と粘稠度kを決定するために用いられる。測定は35℃で典型的に51ミクロ ンのギャップでセットされた4cm、2°の円錐を用いて行なわれる、そして設 定された剪断応力を適用して(典型的には約0.06ダイン/cm2から約5,0 00ダイン/cm2まで)何回か行なわれる。もしこの応力がサンプルの歪みを もたらす場合には、すなわち測定方向の歪みが少なくとも10〜4rad/秒な らば、この歪みの速度(rate of strain)が剪断速度(shear grate)として報 告される。これらのデータは物質の粘度 μ 対 剪断速度 γ’の流れの曲線を描 くために用いられる。この流れの曲線は次に物質の特定の範囲内の剪断応力と剪 断速度を記述する数学的な式を与えるために使われる。これらの結果は以下の良 く知られている力学公式に適用される。(例えば以下を参照:Chemical Engineer in g,by Coulson and Richardson,Pergamon,1982 あるいは Transport Phenomena ,by Bird,Stewart and Lightfoot,Wiley,1960): 粘度, μ = k(γ’)n-1 * 同じ装置で測定されたが2cmの平行移動設定である。 ** 粘稠で硬すぎるので、数字を得ることが困難。 ★ SE solid はショ糖エステル結晶であり、望ましいポリオール脂肪酸ポリエ ステルの例である。SBO は大豆油であり、Pet はペトロラタムである。 ミネラルオイル、微結晶ワックスと他のいくつかの脂質は、それ自身本液体組 成物中に使用するのに適さないレオロジー的な特性を持っているが、しかし他の 脂質と混合することで使用できる混合脂質と成りうるということを注意されたい 。 G’とG”を決定する試験のプロトコール Carrimed CSL 100 ストレス制御型レオメーターが35℃で典型的に51ミク ロンのギャップでセットされた4cm、2°の円錐測定システムで振動試験を行 うために用いられる。35℃での試験は2段階で行なわれる。最初の段階は振動 数掃引に対する予想される始めと終わりの振動数での応力振幅掃引である。これ らの試験は、被試験体に対して予期される振動数の範囲で、直線的な粘弾性の範 囲内にその条件が入っているかどうかを決定することを可能にする。直線的な粘 弾性の範囲とは、応力とひずみの間に直線的な関係のある範囲である。第二の段 階は、直線的な粘弾性の範囲内での応力レベルでの振動数掃引である。振動数掃 引では試験される物質の粘弾性的挙動を測定することができる。ストレス制御型 レオメーターでの振動テストは、振動による応力を与え、与えられた応力波形と 、結果として起こる被試験体中のひずみ波形の間の振動ひずみ応答と相のシフト を測定することによって行なわれる。結果として出てくる複合した係数は物質の 弾性係数(G')と粘度係数(G”)の成分の組合せで表される: 弾性係数(G')は物質の回収できるエネルギーを保存する能力の測定値であ る。このエネルギー保存は複雑なポリマーや構造組織あるいはそれらの複合物が 、変形の後に保存されたエネルギーを回復する能力の結果であろう。粘度あるい は喪失係数(G”)は粘性流のために失われた喪失エネルギーの測定値である。 脂質は重量比で液体の約5部から約30部のレベルで液体中に存在する。その より望ましいレベルは10部から25部である。 脂質を含む知られている市販の液剤は、沈着プロトコール1で測定を行うと、 皮膚の1cm2あたり3μgより少ない量の効率で、脂質を沈着させる。 本発明中の脂質は、使用中皮膚1cm2あたり少なくとも5μgの脂質を産生 するという効率で皮膚上に沈着される。沈着の望ましい量は約10μg/cm2 から約500μg/cm2である。より望ましい沈着のレベルは沈着プロトコー ル1で測定されたとき10〜25μg/cm2から約200μg/cm2の値であ る。皮膚への測定可能な脂質の沈着を得るためにはある最低限の脂質の量が必要 であるということがわかっている。理論的には拘束されるものではないが、知ら れている液体を含む市販の液剤は、乳液の製品安定性を与えるための脂質の乳化 をほとんど完全に界面活性剤に頼っている。しかしながらこれは、製品が泡を形 成するために希釈された時に乳液が安定することになり、結果として沈着の効率 は非常に悪くなる。乳液は製品中で、界面活性剤ではない方法でも安定化される ということが、本発明での一つの見解である。その結果、乳液は泡中で相の分離 を起こしやすくなり、皮膚上へ非常によく脂質の沈着を起こす。 脂質沈着値 皮膚上への脂質の沈着のレベルは他のプロトコールで測定することができる、 すべては、皮膚洗浄用製剤がどのように消費者に典型的に用いられるかをモデル にしている。すべてのプロトコールは“インビボ”で行なわれ、そしてすべての 試験はひとつの試作品に対して少なくとも6つの被験者を使って統計的にデザイ ンされたプロトコールを使って行なわれる。 すべてのプロトコールは、通常の適用状態より成り、引き続き沈着した脂質の 量が決定される。以下に述べる2つのプロトコールは皮膚上への脂質の沈着の量 を決めるのに用いられる分析技術のみが異なっている。脂質の定量は“インビボ ”で、皮膚のタイプや状態に違いがあるために多くの変動がある。これを相殺す るため試作品を試験するために平均化されたデザインが使われる:平均化された 皮膚のタイプと多くの母集団を用いることである。すべてのケースで製品の適用 と測定が、誤差を減らすために熟練した技術者によって行なわれている。 プロトコール1と2のための脂質沈着の準備 被験者は95〜100°Fの水道水で前腕の内側のすべての表面を湿らせる。 技術者は“パフ”として知られる用具を用いて、1mlの製品をあらかじめ湿ら せた膨らみの部分へ適用する。技術者は膨らみの部分を均一な力と速さで30秒 間こする(例えば、正確に30回上へこすり、30回下へ、というように)。泡 を前腕上に15秒間残し、その後ひじの内側から手首へと流れる水で15秒間洗 い流す。被験者の腕はペーパータオルでたたくようにして乾燥される。被験者は 次に腕を振って30秒間“風乾”する。 脂質沈着プロトコール1 使用される装置はCourage and Khazaka GmbH から購入可能なセブメーターSM8 10で、科学界に認識されていると報告されている。セブメーターは脂質を吸収す ると透明になる特殊なプラスチックの板の光学的な測定によって皮膚上の脂質を 測定する。プラスチックの板は、バネに接続されている鏡上に置かれる。機械の 測定用の部分は(ばねと鏡とプラスチックの板からなる)皮膚に30秒間押し付 けられる。値(μg/cm2)は皮膚上の脂質の量を示す、そして脂質の量が増 えると増加する。この方法は湿気に対しては感受性が高くない。セブメーターの 読みは(4〜6回)上腕にそって測定されそして脂質沈着値(LDV)(μg/ cm2)が4〜6回の読みの平均として定義され、脂質混合物を含むペトロラタム の場合0.56で割る。この0.56という値は脂質を含むペトロラタムのセブメ ーターの測定値をμg/cm2で表される実際の沈着値に換算する変換率である 。15から200μg/cm2の、より望ましくは30から150μg/cm2の 脂質沈着値が望ましい。 セブメーターには以下の限界がある。 1. セブメーターテープは自然の皮脂をも測定する。この試験法の基準は、洗 浄に先立つセブメーターでの測定の被験者のベースラインの値が前腕1cm2あ たり1あるいは2μgより少ないか等しいというものである。 2. 他の表面抽出型の測定と同様にセブメーターはすべての沈着した脂質を測 定しない。もし皮膚の形状がうねっている場合には沈着された脂質はセブメータ ーテープで抽出されない可能性があるかもしれない。 3. セブメーターテープは約300μg/cm2より上では飽和するので300 μg/cm2より上の値の沈着に対してはプロトコール2が使われることが了解 されている。 4. 脂質のシステムが異なれば変換率も変わる。ペトロラタムではない脂質の 試験には新しい補正曲線が必要である。 脂質沈着プロトコール2 第二のプロトコールはタイプが Journal Sociey of Cosmetic Chemists of Gr eat Britain Vol.21(p 521-532),1970中に述べられているものと類似した溶液 抽出法を使用する。抽出用のカップをしっかりと前腕に設置し、前腕に添ってヘ プタンが注がれる。抽出された脂質を含む抽出液は、標準的なガスクロマトグラ フィー法で分析される。 起泡性合成界面活性剤 液体組成物は、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、陽イオン界面活性 剤、両性界面活性剤およびそれらの混合物等より成る群から選択される起泡性の 合成界面活性剤より成る。 起泡性の合成界面活性剤はここでは、混合された時、25℃においてCMC(臨 界ミセル濃度)で測定された15から50ダイン/cmの間の、より望ましくは 25から40ダイン/cm の間の平衡表面張力値を持つ合成界面活性剤あるい はそれらの混合物等として定義される。いくつかの界面活性剤の混合物は個々の 成分の持つ値よりも低い表面張力を持つことができる。 * Rosen,Wiley,1988 の合成界面活性剤表面張力表による界面活性剤と界面現 から計算された。 ** Kruss BF-10 Dynamic 表面張力計によって測定されたものであり、これら の測定値は平衡状態のものではなく、CMCにおけるものではない。平衡状態で の測定値は通常 Dynamic より低いものである。 ここにいう合併された個人用洗浄および湿潤用液体組成物は少なくとも約5部 から約30部の、望ましくは約5部から約25部の、そして最も望ましくは約1 0部から約25部の起泡性の合成界面活性剤を含む。 ここで使用される陰イオン界面活性剤とは:アシルイセチオネート、アシルサ ルコシネート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、アシルラクチレート 、メチルアシルタウレート、パラフィンスルホネート、直鎖のアルキルベンゼン スルホネート、N-アシルグルタメート、アルキルスルホサクシネート、アルファ スルホ脂肪酸エステル、アルキルエーテルカルボキシレート、アルキルホスフェ ートエステル、エトキシアルキルホスフェートエステル、アルファオレフィンサ ルフェート、アルキルエーテルサルフェート(1から12のエトキシ基を持つ) およびそれらの混合物等である、そしてその前記の界面活性剤は、炭素数8から 22のアルキル鎖を持ち、そしてその対イオンは Na、K、NH4、N(CH2CH2OH)3 か ら成る群から選択される。陰イオン型の界面活性剤はアシルイセチオネート、ア シルサルコシネート、アシルラクチレート、アルキルスルホサクシネート、アル キルグリセリルエーテルスルホネート、メチルアシルタウレート、アルキルエー テルサルフェート、アルキルサルフェート、アルキルホスフェートエステルおよ びそれらの混合物等より成る群から選択されるのがより望ましい、そしてその前 記の界面活性剤は、炭素数8から14のアルキル鎖を含み、そして約8部から約 15部のレベルで存在する。 両性の合成界面活性剤は、本製品中で単一の界面活性剤としては働くことはで きない、しかしながら重量比で約1部から約10部のより低いレベルで併用界面 活性剤として用いられることが望ましい、そしてより望ましいタイプはアルキル -アンフォモノおよびジアセテート、アルキルベタイン、アルキルジメチルアミ ンオキシド、アルキルサルタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキル アミドプロピルヒドロキシサルタインおよびそれらの混合物等より選択される、 そしてその前記の界面活性剤は炭素数8から22のアルキル鎖を含む。 非イオン合成界面活性剤は、本製品中で単一の界面活性剤としては働くことは できない、しかしながら重量比で約1部から約15部のより低いレベルで併用界 面活性剤として用いることができる。より望ましいタイプは以下のものを含む群 から選択される:アルキルグルコースアミド、アルキルグルコースエステル、ポ リオキシエチレンアミド、脂肪酸のアルカンアミド、アルキルアミンオキシド、 アルキルポリグルコシド、ポリオキシエチレンアルキルフェノール、脂肪酸のポ リオキシエチレンエステル、ポリオキサミンとポロキサマーのようなEO/PO ブロックコポリマー、ソルビタンエステル、アルコールエステルおよびそれらの 混合物等。 望ましい態様は、合成の起泡性の界面活性剤に加えて、0.5部から8部の炭 素数8から10の石鹸を含む液体組成物であり;そしてその石鹸分はKとN(C H2CH2OH)3およびそれらの混合物等より成る群から選択される対イオンを持 つ。 陽イオン合成界面活性剤は、本製品中で単一の界面活性剤としては働くことは できない、しかしながら重量比で約0.5部から約6部のより低いレベルで併用 界面活性剤として用いられることが望ましい。より望ましいタイプの陽イオン界 面活性剤は以下のものを含む群から選択される:アルキルトリモニウムクロリド 、メトサルフェート、ジアルキルジモニウムクロリド、メチルサルフェート、ア ルキリアルコニウムクロリド、メチルサルフェートおよびそれらの混合物等。こ れらの界面活性剤はひとつのアルキル鎖当たり12から24の炭素原子を含む。 最も望ましい陽イオン界面活性剤はステアラルコニウムクロリド、ステアリルト リモニウムクロリド、ジステアリルジモニウムクロリドおよびそれらの混合物等 より成る群から選択される。陽イオン界面活性剤はまた、脂質沈着剤としての挙 動もする。 水および水相 本発明中の湿潤と洗浄用の液体組成物は基本的な成分として水を含んでいる。 水は約30部から約80部、望ましくは約40部から約75部、最も望ましくは 約40部から約65部のレベルで存在する。充分な水の割合は、他の水溶性の成 分をも含む水相の重要な部分を形成する。ポリオールと界面活性剤は水溶性であ る。 理論的に拘束されるものではないが、水中脂質型乳液の存在は、皮膚への脂質 の沈着のために重要であると考えられている。水の割合が水中脂質型乳液の形成 の鍵である。それゆえ、効果的な量の水が水中脂質型乳液を支える水相を形成す るために必要である。脂質に対する水相の割合は、望ましくは2:1より大きく 、より望ましくは3:1より大きい方がよい。 水の上限は望ましい液体の粘度と液剤の安定性を与えるために調節される。ま た、水の量の低下は組成物の分散能によって制限されるので、液剤を適切に加工 するために充分な量の水が必要とされる。 任意成分 本組成中の非常に望ましい他の任意成分は1種かそれ以上の保湿剤と溶質であ る。色々な種類の保湿剤と溶質を用いることができ、10部の水への溶解度が少 なくとも5部の不揮発性の有機物の約0.5部から約25部、より望ましくは約 3.0部から約20部のレベルで存在することができる。望ましい水溶性の有機 物は下記の様な構造のポリオールを含む群より選択される; R1-O(CH2-CR2HO)n H ここでR1=H、C1〜C4 のアルキル;R2=H、CH3であり、n=1〜 200;C2〜C10 のアルカンジオール;グアニジン;グリコール酸および グリコレート塩類(例:アンモニウムおよび4級アルキルアンモニウム);乳酸 および乳酸塩類(例:アンモニウムおよび4級アルキルアンモニウム);ソルビ トール、グリセロール、ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ヘキシレ ングリコール等のような多価アルコール;ポリエチレングリコール;糖とでんぷ ん;糖とでんぷんの誘導体(例:アルコキシグルコース);パンテノール(D− 体、L−体、および DL−体を含む);ピロリジンカルボン酸;ヒアルロン酸 ;ラクタミドモノエタノールアミン;アセトアミドモノエタノールアミン;尿素 ;と一般式が (HOCH2CH2)x NHy (ここで、x=1〜3、y=0〜2 であり、x+y=3 である)であるよう なエタノールアミンおよびそれらの混合物等である。最も望ましいポリオールは グリセリン、ポリオキシプロピレン(1)グリセロールとポリオキシプロピレン (3)グリセロール、ソルビトール、ブチレングリコール、プロピレングリコー ル、ショ糖、尿素およびトリエタノールアミンより成る群から選択される。 望ましい水溶性の有機物はグリセリン、ポリオキシプロピレン(1)グリセロ ールとポリオキシプロピレン(3)グリセロール、ソルビトール、ブチレングリ コール、プロピレングリコール、ショ糖、尿素およびトリエタノールアミンより 成る群から選択された場合に、より好まれる。 オイル増粘性のポリマーの使用は、ここに参照文献として組み込まれるが、1 993年の6月23日に公告された Hewitt 等による EP 0 547 897 A2 中に掲 載されているもののように、もし脂質とポリマーの最終的なレオロジーが望まし い範囲以内で推移する場合には有用である。 望ましい任意成分は一種あるいはそれ以上の陽イオンおよび/あるいは非イオ ン皮膚調節剤である。様々の種類のポリマーが使用可能であり、そして分子量が 1,000から3,000,000の陽イオン型のグアーガムクラスの陽イオン型 ポリサッカライド、アクリル酸および/あるいはメタアクリル酸由来の陽イオン 型および非イオン型ホモポリマー、陽イオン型および非イオン型のセルロースレ ジン;ジメチルジアルキルアンモニウムクロリドとアクリル酸の陽イオン型コポ リマー;ジメチルジアルキルアンモニウムクロリドの陽イオン型ホモポリマー; 陽イオン型ポリアルキレンとエトキシポリアルキレンイミンおよびそれらの混合 物等より成る群から選択された、重合型、非イオン型、陽イオン型あるいは親水 性に修飾された重合型皮膚調節剤の約0.1部から約10部までのレベルで、よ り望ましくは約0.25部から約3部までのレベルで存在することができる。そ の例としてはヒドロキシプロピレングア、グアヒドロキシプロピルトリモニウム クロリド、ポリクォータナリー3、5、6、7、10、11と24等がある。本 発明中で述べられている利点を達成するために、ポリマーは適当に且つ充分に水 和され、次いで石鹸の支持体中により良く結合するように構造的なあるいは物理 的な特性を持たなくてはならない。 他の任意成分 多様な追加の成分が本発明中の組成物中に組み込まれることができる。これら の物質は限定はされないが、液体の外観改良用の懸濁剤、塩とその水和物、粘土 および、ここに参照文献として組み込まれるが、1994年8月23日に特性さ れた Kacher 等による米国特許第 5,340,492 号および1990年4月24日に 特許された Deckner 等による 米国特許第4,919,934号に記載されている他の“ 充填物質”等である。 他の限定されないこれらの追加成分の例は、ビタミンとそれらの誘導体(例、 アスコルビン酸、ビタミンE、トコフェリルアセテート等);光線遮断剤;増粘剤 (例、ポリオールアルコキシエステル、Croda 社のCrothix として入手可能)組 成物の抗微生物性の完ぺき性を維持するための保存剤;抗にきび薬(レゾルシノ ール、サリチル酸等);抗酸化剤;アロエ抽出物、アラントイン等の様な皮膚鎮 静剤および癒合剤;キレート形成剤および金属イオン封鎖剤;および香料、精油 、トナー成分、色素、真珠光沢剤(例、雲母および酸化チタン)、レーキ、着色 剤等(例、クローブ油、メントール、カンファー、ユーカリ油、およびオイゲノ ール)のような外観上の目的に適した物などである。 液体組成物 上述したように、本発明の2特性液体組成物は良好な洗浄と泡立ちを供給でき 、そしてその上脂質の沈着によって皮膚を湿潤することができる。本発明の液体 組成物はそれ自身少なくとも1cm2当たり5μgの脂質沈着値(LDV)を持 っている。これはここに開示する脂質沈着プロトコール1を用いて前腕の皮膚の 1cm2上に少なくとも5μgの脂質を沈着するということを意味する。 理論的に拘束されるものではないが、泡の中の不安定な水中脂質型乳液の存在 は、洗浄中の皮膚への脂質の沈着の鍵であると考えられている。本発明の湿潤と 洗浄の両面を持つ液剤は以下の過程のいずれかの方法によって製造される: 単一容器法 1.カルボポール(Carbopol)のような増粘剤を室温で蒸留水の中に加え、混合 し、約20分間あるいは混合物が粘稠化するまで水和する。 2.蒸留水、フレーク状の脂肪酸、グリセリンとエチレングリコールジステアレ ートを165〜170°F(73〜80℃)まで共に加熱する。 3.もしカリウム石鹸が組成物の一部の場合には、苛性の溶液(45%活性苛性 カリ)を加えそして反応混合物を中程度の速度で混合物が均一になるまで10〜 15分撹拌する。 4.合成界面活性剤(両性、陽イオン型、陰イオン型)を加え、よく撹拌しなが ら、成分を加えることで温度を140°F(60℃)まで下げる。 5.ポリマーをタイプによって、いくつかある方法のうちの一つで加える。ポリ マーがポリクォータリウム10の場合、半量のミネラルオイルか水素添加ポリブ テンであらかじめ混合し、プレミックスとして加え、続ける前に5分間撹拌する 。他の方法としては、ポリクォータリウム10をあらかじめ水と混ぜ、ポリマー が水和物になるまで10から20分撹拌する。もしポリマーがポリオックスの場 合、乾燥した状態で混合物中に非常にゆっくり加え、滑らかに分散するまで撹拌 する。 6.シリコーンのような追加の感覚助剤を加えて1〜2分撹拌する。 7.あらかじめ混合した105〜110°F(40〜43℃)の脂質の混合物( 例、水素添加ポリブテン、あるいはペトロラタムを含むミネラルオイル)を11 0〜115°F(43〜46℃)の混合物中に加え低速から中くらいの速度で2 分間撹拌する。脂質の添加後の撹拌の継続と強さが特に粒子のサイズに関して重 要であると考えられている。したがって、もし撹拌が長すぎたり強すぎたりする と、粒子サイズとその結果である脂質沈着が低下する。 8.香料を加え、そしてバッチの重さを測り、バッチ製造中に蒸発によって失わ れた量を加えることで、失われた水分を調製する。 三容器法 1.用いられる界面活性剤(25〜50%)の一定量を、一定量の水(20〜5 0%)に加え、160°F(71℃)まで加熱する、そして約20分間もしくは 界面活性剤が溶けるまで撹拌する。種々の(あるいは複数の)タイプの界面活性 剤(両性、非イオン性、陽イオン性および陰イオン性)がエチレングリコ−ルジ ステアレ−ト(EGDS)の溶解を最大にする混合界面活性系を作るために用い られる。界面活性剤の濃度も重要で、この理由で水は低いレベルで用いられる。 しかしながら、高い界面活性剤の濃度はEGDSの結晶化に、否定 的に影響する。それゆえ、EGDSの溶解度と結晶化との間の調和が見いだされ る必要がある。界面活性剤は以下の様な順序で加えられることが望ましい:両性 、非イオン性、陰イオン性そして陽イオン性である。 2.EGDSを加熱した界面活性剤混合物中に加え、約20分から30分間溶解 し撹拌する。EGDSの溶解度が最大になる(約60%であるが)時間を決定す るために光学顕微鏡法が用いられる。 3.EGDS分散物を平板−フレーム熱交換器を用いてより長いEGDSの結晶 を形成させるために約110°Fから80°F(43℃から27℃)の温度まで 速やかに冷却する。最適の析出温度はDSCスペクトルの冷却曲線から決定され る。熱交換器を通すのに先立って、EGDSの結晶の品質に影響を及ぼし最終的 な製品の安定性を低下させるEGDS温度は145〜160°F(63〜71℃ )に維持される。 4.別の容器中で、残りの水がポリクォータリウム10、メルカート550ある いはジャガーのような陽イオンポリマーを溶解、水和するために用いられる。ポ リマーを中速か低速の撹拌下、冷水に加える。 5.溶媒あるいはグリセリンのような他の水溶性の有機物をポリマー溶液を更に 希釈し薄めるために加える。 6.フレーク状の脂肪酸とEDTA四ナトリウムを加え約10分間撹拌する、そ して160°Fから170°F(71℃から77℃)までに加熱する。 7.苛性の溶液(45%活性水酸化カリウム)を加え混合物を中速から高速で、 混合物が均一になるまで10〜15分間撹拌する。 8.反応温度を、直列耐圧外殻−チューブ熱交換器を用いて約120°F(49 ℃)に下げる。残りの界面活性剤を加え撹拌する。 9.混合物の温度が110°Fから90°F(45℃から32℃)になったら、 あらかじめ混合してあったEGDSをこの混合物に加え、約10分から20分混 合する。 10.アクリレート(例、カルボポール、サルケア)とセルロース(例、ベルモコ ール)型の増粘剤とポリオックスのような感覚向上剤および香料を加え約10分 間混合する。 11.シリコーンのような追加の感覚助剤を加え1〜2分間混合する。 12.水素添加ポリブテンあるいはペトロラタムを含むミネラルオイルのどちらか の、105°F〜110°F(40℃〜44℃)のあらかじめ混合した脂質の混 和物を界面活性剤/EGDS/ポリマーの混合物と、制御された剪断応力条件下 で(例、スタティックミキサーを用いて)連続的に混合する。あらかじめ混合し た脂質もまた混合物に加えられ、適用された剪断と混合時間が最小に保たれてい る時間内で、撹拌容器内で混合される。両方のケースで系に適用された剪断の継 続と強さは、両方とも脂質沈着に影響を及ぼすため、重要であると考えられてい る。 手による液剤の起泡試験 液剤の手による起泡試験は、皮膚洗浄用液剤の起泡能について、使用中の泡の 体積の測定値を与えるために用いられる。この試験は、汚垢存在下での産生され る泡の体積を測定する。ここで報告される試験のために合成汚垢が用いられる。 その配合は、ここに参照文献として組み込まれるが、1987年6月16日に特 許された Small 等による米国特許第 4,673,525 号中に報告されている。 検査技師は試験を始める前に、象牙棒で手を洗う。検査技師は0.2mlの合 成汚垢を乾燥した手の平にこする。続いて、検査技師は一方の手を95°Fの水 道水に通し、少量の水が手の平に残るようにし、1.7mlの検体をその手にと る。検査技師は次にもう一方の手を水に通し、検体を、手の平を擦り合わせるこ とで拡げる。検体を、手の平と指上で、3回円を描くように擦り合わせ、続いて 手の甲で1回擦り合わせる。この手順を連続的に5回繰り返す。検査技師は、手 の検体を集め、かきとって250mlのビーカーに入れる。”空(flash)”無 汚垢状態の体積の程度がビーカーの体積に基づいて決められる。一方、泡の程度 は標準のセットに基づいて、泡の量と特性について決められる。 同様の基本的な方法が、”究極(ultimate)”の体積を決めるために繰り返さ れる。検体が集められビーカーに入れられる前に、2mlの水が手の上に加えら れ、検体を再び手に拡げ、上に示されたように連続的に更に5回、円を描くよう に擦り合わせる、それから検体を250mlのビーカーに集めてかきとり、体積 に基づいて目盛りを測る。一方、泡の程度は標準のセットに基づいて、泡の量と 特性について決められる。 実施例 様々のEGDSレベルで安定化された配合剤 例A、B、Cは2%から7.5%のEGDSでの、沈着、起泡および製品の安 定性の組合せを示す。ペトロラタムとミネラルオイルの比はAとBについては4 :1、Cについては2:1で、全脂質量は14.5%から15%である。例A、 B、Cは全て保存安定性がある。例Cは5ミクロン以上の粒子が70%以上の大 粒子サイズの範囲の例を示す。 様々の脂質タイプ、レベルおよび比率の EGDSで安定化された製品の望ましい例 例D、E、FおよびGはペトロラタム/ミネラルオイルとペトロラタム/ポリ ブテンの広い範囲の沈着と異なった比率を示す望ましい例である。これらの配合 は、異なった使用感の特性を持っている。その結果それらは、強い湿潤化から弱 い湿潤化まで、異なった消費者のタイプにアピールする広い範囲の感覚的な特性 を示す。例D、E、FおよびGは全て保存に安定で、少なくとも40%の5ミク ロンより大きい粒子を持ち、水中脂質型乳化安定性試験に基づく希釈の際には安 定ではない。これに対して、現在市販されている脂質とOlayシャワーゲルオイル の混合物から成る製品は希釈後1時間たっても分離しない。 EGDSと様々の脂質タイプで安定化された製品の望ましい例 例H、IおよびJは異なった脂質混合物から成り、高い沈着のレベルを持つ。 例Hはペトロラタム/ミネラルオイルの比が4:1であり、例Iはペトロラタム /ポリブテンの比が4:1であり、例Jはペトロラタム/ポリブテン/ジメチコ ンの比が4:1:0.9であった。例HとIがこの発明の最も良い液体組成物で あることがわかる。 EGDSと様々の重合型皮膚感覚剤で安定化された製品の例 例K、L、MおよびNは全て保存に安定であり、良好な沈着を持ち、そして良 好な起泡性を持つ、そして異なった皮膚感覚ポリマーであるので異なった皮膚感 覚を与える。例KとLはポリクォータリウム7を含み、例MとNはポリエチレン グリコール(分子量400,000)を含む。製品の粘稠化のために、Lには硫 酸ナトリウムが加えられ、Nにはイソブチレン/マレイン酸無水物のコポリマー が加えられた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カツワラ,コンスタンス セイガル アメリカ合衆国オハイオ州、ミルフォー ド、シャロー、クリーク、ドライブ 5943 (72)発明者 トーレンズ,フェルナンド レイ アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 グリーン−アーバーズ、レーン 4289 (72)発明者 シュミット,ロバート レイモンド アメリカ合衆国ケンタッキー州、フォー ト、ライト、ジェネラル、ドライブ 504 (72)発明者 エヴァンズ,マーカス ウェイン アメリカ合衆国オハイオ州、ハミルトン、 ピークヴュー、コート、4525 (72)発明者 ゲーリー,ニコラス ウィリアム アメリカ合衆国オハイオ州、ブルー、アッ シュ、ベルヴュー、ドライブ 4724

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.液体組成物中の重量部で以下の物を含むことを特徴とする起泡性皮膚洗浄液 組成物: (a) 5から10の間のボーガン溶解度指数(VSP)を持つ5部から30部 の脂溶性皮膚湿潤剤; (b) 1部から15部の炭素数10から22のエチレングリコール脂肪酸エス テル; (c) 5部から30部の合成界面活性剤; (d) 0.05部から3部の、分子量が1,000から3,000,000の陽イ オン型のグアーガムクラスの陽イオン型ポリサッカライド、アクリル酸および/ あるいはメタアクリル酸由来の陰イオン型、陽イオン型および非イオン型ホモポ リマー、陰イオン型、陽イオン型および非イオン型のセルロースレジン;ジメチ ルジアルキルアンモニウムクロリドとアクリル酸の陽イオン型コポリマー;ジメ チルジアルキルアンモニウムクロリドの陽イオン型ホモポリマー;分子量100 ,000から4,000,000の陽イオン型ポリアルキレンとエトキシポリアル キレンイミンポリエチレングリコールおよびそれらの混合物等より成る群から選 択された水中分散型のゲル形成陰イオン型、非イオン型、陽イオン型あるいは親 水性に変性されたポリマー; (e) 0部から15部の炭素数8から14の脂肪酸石鹸;そしてその前記の石 鹸はK、NH4、N(CH2CH2OH)3およびその混合物等より成る群から選択さ れる対イオンを持つ; (f) 水;そして その前記の合成界面活性剤と石鹸は15から50の併せたCMC平衡表面張力値 を持ち、そしてその前記の起泡性皮膚洗浄液組成物は5〜1,000μgの脂質 を皮膚1cm2当たり沈着する脂質沈着値(LDV)を持つ。 2.前記の脂質が組成物中重量比で10部から25部であり;そして、前記の脂 質が炭化水素のオイルとワックス、シリコ−ンオイル、ジグリセリドオイル、ト リグリセリドオイル、アセトグリセリドエステル、ポリオ−ル脂肪酸ポリエステ ル、ラノリンとラノリン誘導体、ワックスエステル、蜜蝋誘導体、植物油、ステ ロ−ルとリン脂質から成る群から選ばれ;そして前記の脂質が5から9のボーガ ン溶解度指数(VSP)と、35℃で5ポアズから5,000ポアズの粘稠度k を持ち;そして前記の脂質が35℃で0.1から0.8の範囲の剪断指数を持ち; そしてその液体組成物が10から400のLDV(脂質沈着値)を持ち;そして 前記のエチレングリコールエステルがジエステルで1部から10部であり;前記 のポリマ−が0.3部から3部で、ナトリウムポリアクリレ−ト、ヒドロキシエ チルセルロ−ス、セチルヒドロキシエチルセルロ−スとポリクォ−タリウム10 からなる群から選ばれたものであり;前記の合成界面活性剤が組成物中重量比で 5部から25部であり; そして前記の合成界面活性剤と石鹸が25℃で25から40ダイン/cmの複合 臨界ミセル濃度平衡表面張力値を持ち、そして前記の水が30部から80部であ る請求の範囲第1項による起泡性皮膚洗浄液組成物。 3.前記の水が前記の脂質より高いレベルで存在し;そして前記の水のレベルが 40部から75部で;そして前記の水と前記の脂質が水中脂質型乳液を形成し; 前記の乳液が保存に安定で、しかし脂質遊離試験に付された時には不安定な水中 脂質型乳液である請求の範囲第1項による起泡性皮膚洗浄液組成物。 4.前記の合成界面活性剤の割合が5部から25部であり、そしてその合成界面 活性剤がアシルイセチオネート、アシルサルコシネート、アルキルグリセリルエ ーテルスルホネート、アシルラクチレート、メチルアシルタウレート、パラフィ ンスルホネート、直鎖のアルキルベンゼンスルホネート、N-アシルグルタメート 、アルキルスルホサクシネート、アルファスルホ脂肪酸エステル、アルキルエー テルカルボキシレート、アルキルホスフェートエステル、エトキシアルキルホス フェートエステル、アルファオレフィンサルフェート、アルキルエーテルサルフ ェート(1から12のエトキシ基を持つ)およびそれらの混合物等からなる群か ら選ばれ、そしてその前記の界面活性剤は、炭素数8から22のアルキル鎖を持 ち、そしてその対イオンはNa、K、NH4、N(CH2CH2OH)3より成る群か ら選択される請求の範囲第2項による起泡性皮膚洗浄液組成物。 5.前記の組成物が0.5部から8部の炭素数8から14の石鹸を含み;前記の 石鹸が KとN(CH2CH2OH)3およびそれらの混合物等より成る群から選択さ れる対イオンを持つ請求の範囲第4項による皮膚洗浄液組成物。 6.前記の水が40部から65部であり、前記の合成界面活性剤の割合が重量比 で10部から25部であり;そして前記の合成界面活性剤が更に、ナトリウムラ ウリルとココイセチオネート、ナトリウムラウリルとココサルコシネート、ナト リウムC12〜16スルホサクシネート、ナトリウムC12−16アルキルグリセ リルエーテルスルホネート、ナトリウムラウリルとココタウレ−ト、ナトリウム ラウリルラクチレート、ナトリウムラウレスサルフェート、ナトリウムラウリル サルフェート、アンモニウムラウレスサルフェート、アンモニウムラウリルサル フェートから成る群(1)とラウリルとココベタイン、ラウリルとココヒドロキ シサルタインおよびそれらの混合物等より成る群(2)から選択され;そしてそ こでの前記の群(1)と群(2)との比が1:1から30:1であり;そして前 記のLDVが15から250である請求の範囲第5項による起泡性皮膚洗浄液組 成物。 7.前記の合成界面活性剤の部分が、アルキルグルコ−スアミド、アルキルグル コ−スエステル、ポリオキシエチレンアミド、脂肪酸アルカンアミド、アルキル アミンオキシド、アルキルポリグルコシド、ポリオキシエチレンアルキルフェノ ール、脂肪酸のポリオキシエチレンエステル、ポリオキシアミンとポロキサマ− のようなEO/POブロックコポリマ−、ソルビタンエステルとアルコ−ルエス テルおよびそれらの混合物等より成る群から選択される非イオン型起泡性合成界 面活性剤の1部から15部からなる請求の範囲第2項による起泡性皮膚洗浄液組 成物。 8.前記の組成物が0.5部から25部の水溶性の有機物を含み、そしてその前 記の水溶性有機物が下記の様な構造のポリオールよりなる群から選ばれ: R1-O(CH2−CR2HO)n H ここで R1=H、C1〜C4のアルキル;R2=H、CH3であり、n=1〜 200;C2〜C10のアルカンジオール;グアニジン;グリコール酸およびグ リコレート塩(例:アンモニウムおよび4級アルキルアンモニウム);乳酸および 乳酸塩(例:アンモニウムおよび4級アルキルアンモニウム);ソルビトール、グ リセロール、ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコー ル等のような多価アルコール;ポリエチレングリコール;糖とでんぷん;糖とで んぷんの誘導体(例:アルコキシグルコース);パンテノール(D-体、L-体、お よび DL-体を含む);ピロリドンカルボン酸;ヒアルロン酸;ラクタミドモノ エタノールアミン;アセトアミドモノエタノールアミン;尿素;と一般式が(H OCH2CH2)x NHy、ここでx=1〜3、y=0〜2であり、x+y=3であ る、であるようなエタノールアミンおよびそれらの混合物等より成り、そしてそ の前記の水溶性有機物が水に少なくとも50%溶ける請求の範囲第1項による起 泡性皮膚洗浄液組成物。 9.前記のポリマーが重量比で0.25部から3部であり、ポリエチレングリコ ール、ヒドロキシプロピルグア、グアヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド 、ポリクォ−タナリ−3、5、6、7、10、11、および24およびそれらの 混合物等より成る群から選択される請求の範囲第2項による起泡性皮膚洗浄液組 成物。 10.前記の脂質が1Hz で35℃で測定された時に25から100,000ダ イン/cm2の範囲の弾性係数(G')と1Hz で35℃で測定された時に25か ら500,000ダイン/cm2の範囲の粘度係数(G”)を持つ請求の範囲第1 項による起泡性皮膚洗浄液組成物。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004262838A (ja) * 2003-02-28 2004-09-24 Kao Corp 皮膚洗浄剤組成物

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