JPH115047A - 液体散布用スプレー装置 - Google Patents

液体散布用スプレー装置

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JPH115047A
JPH115047A JP16078997A JP16078997A JPH115047A JP H115047 A JPH115047 A JP H115047A JP 16078997 A JP16078997 A JP 16078997A JP 16078997 A JP16078997 A JP 16078997A JP H115047 A JPH115047 A JP H115047A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は液体散布用スプレー装置であって被
散布物に均等濃度の水道水希釈液を水道水圧により動力
を要せずスプレーし得るばかりでなく3方弁6、10又
はコック12、13操作により、散布薬液を同一ノズル
14から水道水のみ噴出させて洗い落すことのできるス
プレー装置を得ることを目的とする。 【解決手段】 密閉容器1の一端に水道水注入口2を設
け、他端に薬液注入口3を設け、上記容器1の内部に収
容した拡縮自在の薄膜容器4の出入口4’を薬液注入口
3に連通接続してなり、水道水注入口2に接続したチュ
ーブ5を3方弁6を介して水道栓7及びスプレー機8に
接続し、かつ薬液注入口3に接続したチューブ9を3方
弁10を介して薬液貯槽11及び上記スプレー機8に接
続し、該スプレー機8に水道水用及び薬液用開閉コック
12、13を介してスプレーノズル14を設けてなるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気清浄機等の家庭
用品、植木への薬品、浄剤液スプレー又はスプレー薬
品、浄剤液等の洗い落し等に用いる液体散布用スプレー
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農業用スプレー装置ではポンプ等
の動力水管に薬品タンクから吸引力を利用して吸引して
薬品希釈液とし動力水をスプレーしたため散布薬品を洗
い落すことができず果実等に薬品が附着した状態のまま
収穫しなければならず、かつ薬品・水比が不均衡即ち薬
品の量が水に対しきわめて小となり易い。
【0003】又動力水管に容器を介在し、容器内に石鹸
のような固形物を収容して石鹸水をスプレーしたため石
鹸水のスプレーにむらを生じ詰り易いという問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は1個のスプレ
ー機によって均等な薬品又は洗剤液を散布し得るばかり
でなく、同一のスプレー機で薬品又は洗剤液の洗浄スプ
レーを行い得て、しかも水道水を利用してポンプ等によ
る動力水を用いることを要しないスプレー装置を得るこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は密閉容器の一端に水道水注入口を設け、他端
に薬液注入口を設け、上記容器の内部に収容した拡縮自
在の薄膜容器の出入口を薬液注入口に連通接続してな
り、水道水注入口に接続したチューブを3方弁を介して
水道栓及びスプレー機に接続し、かつ、薬液注入口に接
続したチューブを3方弁を介して薬液貯槽及び上記スプ
レー機に接続し、該スプレー機に水道水用及び薬液用開
閉コックを介してスプレーノズルを設けてなる液体散布
用スプレー装置 密閉容器が球形であって、薄膜容器の出入口の外周が該
容器の内周に支持されて薬液注入口及び薬液排出口に連
通接続してなり、水道水注入口に接続したチューブに3
方弁に代え分岐チューブを設けて水道栓及びスプレー機
に接続し、かつ薬液注入口に代り薬液排出口に接続した
チューブを直接スプレー機に接続した上記第1発明記載
の液体散布用スプレー装置 上記水道栓に代り薬液貯槽を水道水注入口側のチューブ
に接続し、薬液貯槽に代り水道栓を薬液注入口側のチュ
ーブに接続した上記第1発明記載の液体散布用スプレー
装置 薬液に代る洗剤液である上記第1、第2又は第3発明の
いずれかに記載の液体散布用スプレー装置 によって構成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明ではまず、3方弁10を薬
液注入口3側に開いて薬液を薬液貯槽11から密閉容器
1内の薄膜容器4内に注入し、該容器4を図1に示すよ
うに膨隆させる。
【0007】その状態で上記3方弁10を閉じ、水道栓
7を開いて他方の3方弁6を水道水注入口2側に開いて
圧力水道水を密閉容器1内に充填した状態となし他方の
3方弁6を閉じる。勿論コック12、13も閉じてい
る。
【0008】その状態では密閉容器1内は薄膜容器4の
被膜4”を境界として図1では上部に圧力水道水、下方
の薄膜容器4内には一定濃度の薬液が充満する。この状
態で3方弁6、10を水道栓7及び薬液貯槽11からス
プレー機8側に切替え、スプレー機8の基部に接続した
分岐チューブ5”、9”の開閉コック12、13を一度
に開口するとスプレー機8の先端の1個のスプレーノズ
ル14から水・薬液均等混合液が噴霧状に噴出され、こ
れを家具、シャンデリア等の被洗浄物又は被防虫農産物
又は植木等に噴射することができる。
【0009】その際薄膜容器4内の薬液及び水道水は水
道水の圧力によって被膜4”を介して両者は均圧され均
等圧力にノズル14から噴射される。
【0010】混合液噴射終了後はスプレー機8の薬液用
又は洗剤液用開閉コック13を閉じるとスプレーノズル
14からは水道水のみ噴出するから被洗浄物に附着した
薬液又は洗剤は洗い落される。その後水道水用開閉コッ
ク12を閉じてスプレー作業を終る。
【0011】又図3、図4に示すように密閉容器1を球
形となして内圧に対応させ、上記薄膜容器4の出入口
4’の外周を密閉容器1の中程内周に密着支持して薬液
注入口3及び薬液排出口3”に該容器4を連通接続させ
る。
【0012】そして薬液注入口3から薬液を上記薄膜容
器4及び密閉容器1の上端まで充満し、薬液注入口3を
栓3’で閉じる。
【0013】そして水道栓7を開いて分岐チューブ5’
を経て水道水注入口2から密閉容器1内に圧力水を注入
し、薄膜容器4の下面まで水を充満し、さらに圧力水を
注入し、その状態でスプレー機8の水道水用及び薬液用
開閉コック12、13を開くとスプレーノズル14から
水道水薬液混合液が噴出する。この噴出は水道水の圧力
によるものであって薄膜容器4は図3実線位置から仮想
線位置に変形し、さらに球形容器1の上部内面まで拡大
して薬液の排出は止る。
【0014】
【実施例】キャスター15’による手押可搬機枠15の
内部に円筒形又は球形の密閉容器1を縦向に支持する。
該容器1の上端(一端)に水道水注入口2を設け、下端
(他端)に薬液注入口3を設ける。図3、図4では下端
に水道水注入口2を、上端に薬液注入口3及び薬液排出
口3’を設ける。
【0015】上記容器1の内部には拡縮自在の薄膜容器
4を収容し、該容器4の出入口4’を薬液注入口3の上
記容器1の内部開口部3’に連通接続する。この薄膜容
器4には耐薬品性合成樹脂(例えばポリエチレン)等の
フイルム製耐水性風袋等が用いられる。図3では薄膜容
器4の出入口4’の外周を球形の上記容器1の中程内周
に密着接続することによって該出入口4’を薬液注入口
3及び薬液排出口3’に連通接続し、薬液注入口3には
栓3’を開閉自在に設ける。
【0016】水道水注入口2の外端開口部に接続したチ
ューブ5は3方弁6を介して又は直接(図3)分岐し、
一方の分岐チューブ5’を水道栓7に接続するように
し、他方の分岐チューブ5”又は主チューブ5(図3)
をスプレー機8に接続する。
【0017】又薬液注入口3の外端開口部又は図3に示
す薬液排出口3”に接続したチューブ9には3方弁10
を介して分岐し、一方の分岐チューブ9’を薬液貯槽1
1に接続するようにして、他方の分岐チューブ9”をス
プレー機8に接続する。又図3、図4ではスプレー機8
と上記排出口3”を直接接続する。
【0018】スプレー機8には水道水用の分岐チューブ
5”又は主チューブ5及び薬液用の分岐チューブ9”又
は上記排出口3”からの直接排出チューブ9の開閉用コ
ック12、13を設け、両分岐チューブ12、13を1
個の混合チューブ16に接続し、これをスプレー機8の
本体8’に接続する。
【0019】本体8’の一端部には把持杆17による手
動開閉弁18を設け、該開閉弁18を介してスプレーノ
ズル14を設けてある。
【0020】図2では上記水道栓7に代り薬液貯槽11
を水道水注入口2側のチューブ5’に接続し、薬液貯槽
11に代り水道栓7を薬液注入口3側のチューブ9’に
接続することができる。又、薬液に代って水溶性洗剤液
を用いることができる。
【0021】尚図1、図2中6’、10’で示すものは
3方弁6、10の切換ハンドル、19は3方弁6、10
とスプレー機8を接続するチューブ5”、9”を一緒に
挿通する可撓性パイプ、20は水道栓7とチューブ5’
又は9’とのジョイント、21は密閉容器1の開口用螺
合蓋で薬液注入口3を設けてある。図3、図4中5a、
5b、9aは中間開閉コックである。
【0022】
【発明の効果】本発明は上述のように密閉容器の一端に
水道水注入口を、他端に薬液又は洗剤液の注入口又は排
出口を設け、円筒形又は球形の密閉容器の内部に拡縮自
在の薄膜容器を挿入し、該容器の薄膜を境界として水道
水の圧力を薄膜容器の内又は外に伝達し得て双方の3方
弁から又は直接分岐する2条のチューブを開閉コックを
介してそれぞれスプレー機の基部に導入接続し、スプレ
ーノズルによって水道水の圧力により水道水と薬液又は
洗剤との混合液を均等濃度及び均等圧力にポンプ等の動
力を要せず噴霧又は噴出し得る効果がある。
【0023】又2個のコック又は2個の3方弁操作によ
って薬液又は洗剤液噴射後一方又は他方のコック又は一
方又は他方の3方弁を閉じることにより上記スプレーノ
ズルから水道水のみを噴出し、散布した薬剤や洗剤液を
洗い落すことができ薬剤や洗剤液の残留を防止し得る効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体散布用スプレー装置を示す一部縦
断正面図である。
【図2】第2の発明のスプレー装置の一部縦断正面図で
ある。
【図3】球形密閉容器の縦断面図である。
【図4】図3の斜視図である。
【符号の説明】
1 密閉容器 2 水道水注入口 3 薬液注入口 4 薄膜容器 4’ 出入口 5、9 チューブ 6、10 3方弁 7 水道栓 8 スプレー機 11 薬液貯槽 12 水道水用開閉コック 13 薬液用開閉コック 14 スプレーノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器の一端に水道水注入口を設け、
    他端に薬液注入口を設け、上記容器の内部に収容した拡
    縮自在の薄膜容器の出入口を薬液注入口に連通接続して
    なり、水道水注入口に接続したチューブを3方弁を介し
    て水道栓及びスプレー機に接続し、かつ薬液注入口に接
    続したチューブを3方弁を介して薬液貯槽及び上記スプ
    レー機に接続し、該スプレー機に水道水用及び薬液用開
    閉コックを介してスプレーノズルを設けてなる液体散布
    用スプレー装置。
  2. 【請求項2】 密閉容器が球形であって、薄膜容器の出
    入口の外周が該容器の内周に支持されて薬液注入口及び
    薬液排出口に連通接続してなり、水道水注入口に接続し
    たチューブに3方弁に代え分岐チューブを設けて水道栓
    及びスプレー機に接続し、かつ、薬液注入口に代り薬液
    排出口に接続したチューブを直接スプレー機に接続した
    請求項1記載の液体散布用スプレー装置。
  3. 【請求項3】 上記水道栓に代り薬液貯槽を水道水注入
    口側のチューブに接続し、薬液貯槽に代り水道栓を薬液
    注入口側のチューブに接続した請求項1記載の液体散布
    用スプレー装置。
  4. 【請求項4】 薬液に代る洗剤液である請求項1、2又
    は3のいずれかに記載の液体散布用スプレー装置。
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