JPH11503865A - 光子パルス検出装置 - Google Patents

光子パルス検出装置

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JPH11503865A
JPH11503865A JP8531328A JP53132896A JPH11503865A JP H11503865 A JPH11503865 A JP H11503865A JP 8531328 A JP8531328 A JP 8531328A JP 53132896 A JP53132896 A JP 53132896A JP H11503865 A JPH11503865 A JP H11503865A
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photon
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ノールダム,ランベルトゥス・ドミニクス
ランクハイゼン,ヘラルドゥス・マルセリス
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スティックティング・フォール・フンダメンテール・オンデルズーク・デル・マテリー
シード・キャピタル・インヴェストメンツ−2(エスシーアイ−2)ベスローテン・フェンノートシャップ
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Abstract

(57)【要約】 検出するための光子パルスを電子流に変換するためのパルス変換器が、ガス状媒体を含むストリークカメラ。遠赤外光領域における光子パルスのためのストリークカメラは、ガス状媒体内の粒子をリュードベリ状態にするためのレーザー光源を備える。X線パルスのためのストリークカメラにおいて、ガス状媒体はオージェ状態にするための粒子を含むとともに、さらに一次電子流を二次電子流から分離するための偏向プレートを付加的に備える。

Description

【発明の詳細な説明】 光子パルス検出装置 本発明は、たとえばストリークカメラ(streak camera)のような、時間の関数 として光子パルスを検出するための装置に関する。この装置は、検出するための 光子パルスを電子流に変換するためのパルス変換器と、時間の関数として電子流 を偏向するための第1の偏向手段と、電子流の偏向を検出するための位置感知検 出器とを含む。 本発明に関する従来技術は、R.Yen,P.M.Downey,C.V.Shank and D.H.Aus ton "Appl.Phys.Lett." Vol.44,No.8,(1984),pp.718-720 の論文発表によ って知られている。この論文にはストリークカメラが記述されており、そのスト リークカメラのストリークチューブ(イメージコンバータ管)は、光電陰極と、 マイクロチャネルを備えたコリメータープレートと、偏向プレートと、けい光面 (phosphor screen)とを有する。このストリークチューブの出力イメージを光フ ァイバーの縮小束を介してイメージ増幅器に結合し、イメージ増幅器の出力をフ ァイバ光学素子を使ってシリコンイメージ増幅器に結合する。また、シリコンイ メージ増幅器の出力信号を光学的多チャネル解析器(OMA)のスクリーン上に 表示する。 光電陰極に投じる光子パルスは、偏向プレートによって偏向された電子ビーム を生成する。偏向プレートには光子パルスの入射に同期して素早く増大する電圧 を印加する。偏向された光子パルスは蛍光体スクリーンを叩き、その蛍光体スク リーンの上に時間とともに推移する線分を表示する。線分の強度は入射光子パル スの強度に対応する。このイメージはさらに関係するファイバ光学素子、イメー ジ増幅器、そしてOMAによって処理される。その後、入射光子パルスの強度の イメージが時間の関数として最終的に得られる。 公知のストリークカメラには、パルス強度を表示できる光子の波長領域がスペ クトラムの長波側、つまり約1.5μmの波長(赤外)に制限されるという欠点 が存在する。一方、X線領域(すなわち非常に短い波長を有するスペクトラム領 域)における光子は非単色的パルスの多くの実例において現れる。こうした例で は上記タイプの装置を使用しても先鋭なイメージを作り出すことができない。 本発明の目的は、可視光より短い波長または赤外光より長い波長を有する光子 パルスを、時間の関数として検出し、こうした光子パルスの先鋭なイメージを作 り出すための装置を提供することにある。 この目的は冒頭に述べたような装置を使えば遂行することができる。ここで本 発明による装置におけるパルス変換器は、検出すべき光子パルスを吸収し、電子 流を放出するためのガス状媒体を含む。 パルス変換器がガス状媒体を含む本発明の装置において、検出すべき光子パル スのスペクトラム領域は可視光および赤外光に限定されず、このスペクトラム領 域は必要に応じて、遠赤外光のスペクトラム領域またはX線放射の波長領域にま で拡張することができる。 遠赤外光領域における光子パルスを検出するための本発明による装置の一つの 好ましい実施形態において、この装置は励起された電子状態に粒子を置くための 励起手段を備える。また、ガス状媒体は、この励起状態で光子パルスを吸収し、 電子流を放出させるために、この励起状態にさせるための粒子を含む。 励起された電子状態はたとえばリュードベリ(Rydberg)状態である。 パルス変換器は、たとえば原子などの粒子をたとえばリュードベリ状態などの 励起状態にすることによって、(遠)赤外光、すなわち低エネルギー光子パルス を電子流に変換する。リュードベリ状態にある原子(リュードベリ原子と以下呼 ぶ。)は、高い主量子数n、従って比較的に低い結合エネルギーE(E=−13 . 6/n2eV)を有する。結果として、遠赤外光子の比較的低いエネルギーは、 リュードベリ状態にある原子を光イオン化し、原子に弱く結合された電子を自由 にするには十分である。さらに、光イオン化に対する活性断面積はリュードベリ 原子を有するガスにとっては高いため、この過程においては比較的ほとんど光子 が必要とされない。 励起状態にされる粒子を含むガス状媒体は、たとえばガス供給ラインを介して 装置に収容される。 ある一つの実施形態において本発明の装置は、励起電子状態にされる粒子をガ ス状態にするための蒸発オーブンを含む。 本発明の装置において使用されるのに適当な、励起電子状態にするための原子 は、たとえばアルカリ原子、特にRb(ルビジウム)またはCs(セシウム)原 子である。 これらの原子は、たとえばレーザー光源を使用して励起させることによって、 励起電子状態にされる。 本発明の装置において使用されるレーザー光源は、たとえば、Nd:YAG( ネオジウム:イットリウム−アルミニウムガーネット)レーザーによって励起さ れたダイレーザー(色素レーザー)である。Nd:YAGレーザーの第二高調波 光は、特にこうした装置におけるダイレーザーを励起させるには適当である。 他の実施形態において、本発明による装置はダイオードレーザーを備える。 本発明はさらに赤外光領域の光子パルスを時間の関数として検出するための装 置を提供する。この装置は、検出するための光子パルスを電子流に変換するため のパルス変換器と、この電子流を検出するための検出器とを含む。またこの装置 は、粒子を励起電子状態にするための励起手段を備える。ここでパルス変換器は 、光子パルスを吸収し、そして電子流を放出するために、この電子励起状態にさ せるための粒子を有するガス状媒体を含む。 こうした装置は、たとえば1ns(ナノ秒)(=1GHz)の時間解像度によ って、時間的プロフィール、特に赤外光領域(波長λが約1.1μmより大きい 領域)におけるパルス長(最大値の半分に等しい値における全幅であり、FWH Mで示す。)を測定するには特に適当である。 X線領域の光子パルスを検出するための本発明装置のもう一つの実施形態では 、光子パルスを吸収し、所定の一次電子エネルギーで一次電子流を放出し、オー ジェ状態において、その所定の一次電子エネルギーとは異る所定の二次電子エネ ルギーで二次電子流を放出するために、ガス状媒体がオージェ状態にさせるため の粒子を含む。さらに、一次および二次電子流を第一の偏向手段の方向とは異な る方向に偏向させる第二の偏向手段が提供され、一次電子流を二次電子流から分 離し、実質的にただ二次電子流の偏向だけが位置感知検出器によって決定される 。 前記装置内に検出するためのX線パルスが入射する際、内殻電子は粒子、特に 原子、から遊離され、一方では所定の一次エネルギーを有する一次電子流が発生 する結果となり、他方ではいまやオージェ状態にある原子の問題となる内部殻に ホールが生成する。このホールは外殻電子が輻射なしに遷移することによって埋 められる。後者の遷移において遊離エネルギーは第二の外殻電子によって吸収さ れる。この第二の電子は遊離され、すでに言及した一次電子流のエネルギーとは 原則的に異る所定の二次エネルギーを有する二次電子流を発生する結果となる。 一次電子のエネルギーが二次電子のエネルギーと原則的に異ることから、一次電 子および二次電子が第二の偏向手段を受ける時間もまた異り、これにより一次電 子が位置感知検出器に到達することがないように一次的電子を偏向し、そして、 二次的電子が該位置感知検出器に到達するように二次電子を偏向することが可能 である。たまたま一次電子のエネルギーが二次電子のエネルギーと一致する場合 にのみ、一次および二次電子が同一の角度で偏向されることがある。しかしなが ら、検出するためのX線パルスの波長とオージェ原子のスペクトラムの知識を使 えば、異なる適当なオージェ原子を選ぶという単純な仕方によって、こうした状 況を実際には防ぐことができる。 X線パルスを検出するための本発明の装置において、第二の偏向手段を、一次 および二次電子流を第1の偏向方向とは実質的に垂直の方向に偏向するように備 えることが好ましい。こうした装置において、入射X線パルスの強度に対応する 二次電子流は位置感知検出器上に時間の関数として決まった方向に線分として表 示される。二次電子流の強度はX線パルスの強度に対する物差しである。一方、 一次電子流は前記線分の方向とは垂直の方向に、かつ、前記位置感知検出器の感 知領域の外側に偏向される。たとえば、一次電子の経路にあるスリットはこれら の電子をほぼ遮蔽する。つまり、一次電子は前記位置感知検出器に到達すること が妨げられる。入射X線パルスが単色的ではないが多数の波長を持つ(このX線 に対しては通常それぞれの波長に対応するエネルギーが与えられる。)とき、原 子から放出された一次電子はX線パルスに存在する波長の数と同数の異なるエネ ルギーを有する。一方、二次電子は単一エネルギーを持つ。非単一エネルギー的 である一次電子流は位置感知検出器の外側に偏向させられる。一方、単一エネル ギー的である二次電子流は、位置感知検出器上に入射X線パルスの強度の先鋭な イメージを時間の関数として生成する。このイメージは、入射X線パルスのエネ ルギー分布の結果として、拡がったり、さもなければ質的に劣化することもない 。 ガス媒体は、原則的に、たとえばNe(ネオン)のように、適当な光子パルス によってオージェ状態になることができる任意の原子を含む。 本発明の遠赤外光領域ストリークカメラを使って、たとえば、最大約100μ mまでの波長λを有する光子パルスを、非常に高い解像度(約10-12秒)での 時間の関数として検出することができる。このため、こうしたストリークカメラ は、たとえば、超高速レーザーのパルス形状およびパルス長、レーザーによって 加熱されたプラズマおよび核分裂燃料タブレットからの光放出を時間の関数とし て測定すること、溶剤における吸収現象、生物学的な標本におけるピコ秒(一兆 分の一秒)的な蛍光発光減衰、時間に依存する医学画像信号および通信ファイバ における光学的パルスの分散の測定にとって特に適当なものである。 本発明の入射光子パルスを検出するためのストリークカメラは、これらのパル スが単色的でないときに特に有用である。 本発明のいくつかの実施形態は以下の図面に基づいて記述される。 図1は本発明による第1の実施形態の概略図である。 図2は本発明による第2の実施形態の概略図である。 図3は本発明による第3の実施形態の概略図である。 図4は本発明による第4の実施形態の概略図である。 図1は、赤外光領域にある光子パルスを検出するためのストリークカメラ1を 示している。ストリークカメラ1はストリークチューブ2を有し、ストリークチ ューブ2は、カソードプレート3(その接続および供給源は図示省略)と、コリ メータープレート4と、コリメータースリット5と、ターミナル7を持つ偏向プ レート6と、チャネルプレート8と、けい光面9と、オーブン10と、窓11、 12とを含む。ストリークカメラ1は、さらに、コンピュータ13に接続された CCDカメラ14と、ダイオードレーザー15を含む。偏向プレート6を、高電 圧供給源18によってGaAs光スイッチを介して帯電できるコンデンサ16に 並列に接続する。ストリークカメラ1が動作しているとき、矢印19の方向から 窓12を経由して入射した光子パルス20(遠赤外光パルス)はガス21によっ て吸収される。ガス21は、ダイオードレーザー15から発せられた、窓11を 経由したレーザー光(矢印22によって表示)によって励起され、リュードベリ 状態にある。リュードベリガス21は、コリメータープレート4から相対的に− 5kV(キロボルト)にあるカソードプレート3によって、図示された座標系2 3のz軸方向に加速された光電子を放出する。コリメータースリット5を経由し て加速された光電子は、高電圧供給源18およびコンデンサ16を使用して急速 に増大する電圧がターミナル7を介して印加される偏向プレート6の間を移動す る。偏向プレート6上の偏向電圧は、光子パルス20から得られるとともにそれ と同期して伝搬する光パルス25によって励起される(矢印24で表示)GaA s光スイッチを使用して切り替えられる。電子流(点線26で表示)はこうして 矢印27の方向に時間の関数として偏向され、チャネルプレート8によって107 倍に増幅され、けい光面9にぶつかる。蛍光体スクリーン9において、電子は 10の増幅因子において光子に変換される。一般的に偏光プレート6上の電圧の 立ち上がり時間は、けい光面9上で単位時間当たりの大きな変位(一般的に0. 2mm/ps)を確保するため、約5V/psとなることにも注意する。このよ うにして、入射光子パルス20の強度に対応する強度の線分が(曲線28で概略 されるように)蛍光体スクリーン9上に表示される。このイメージはCCDカメ ラ14を使用して読み取られ、コンピュータ13を使用して処理が行われる。C CDカメラの感度は、単独の入射光電子に応じた信号を生成することができるほ ど十分に高いものである。図1から明らかなように、リュードベリ原子21によ って放出された、カソード3の近くに位置する光電子は、カソード3からさらに 隔たったリュードベリ原子21によって放出された光電子と比べて、偏向プレー ト6までのより長い経路をカバーしなければならない。しかし、カソード3まで の距離が短いためより長い経路をカバーしなければならない電子は、それよりも 短い距離をカバーしなければならない電子と比べて、高いエネルギーを持たなけ ればならないことから、後者の電子は前者の電子に追い越される。それゆえに、 正確に決定されるいわゆる時間焦点と呼ばれる、カバーされる経路に沿った点が 存在する。この時間焦点に、リュードベリガスによってある時点で放出されたす べての電子は同時に到着する。けい光面9上に良質の先鋭なイメージを形成する には、偏向プレート6をたとえばこの時間焦点の位置に配置する。 偏向プレート6はこの時間焦点のちょうど正面に配置されることが好ましい。 偏向プレート6をこの場所に配置すれば、高いエネルギーを持つ電子は低いエネ ルギーを持つ電子よりもやや遅くに偏向レート6の間に到達する。この遅延され た到着時点において、偏向プレート6の電圧は低いエネルギーを持つ電子の到着 時点よりも大きいため、高いエネルギーを持つ電子は低いエネルギーを持つ電子 よりも短い時間、偏向プレート6の間に残るものの、低いエネルギーを持つ電子 よりもより大きな偏向電圧を体験する。偏向プレートの間での滞在時間と偏向プ レート6上の偏向電圧の組み合わせを適当に選択することによって、入射光子パ ルス20によってパルス変換器の中で同時に生成されたすべての電子は偏向プレ ート6によって同一の角度で偏向される。その結果、けい光面上のイメージの先 鋭さが最適化される。 図2は、X線領域にある光子パルスを検出するためのストリークカメラ31を 示している。図1のストリークカメラに対応する部分には同一符号を付し、これ らについては再び説明しない。このストリークカメラ31は、オージェ原子35 から放出される一次および二次電子流をX軸方向に偏向させるための偏向プレー ト32が存在する点で、図1のストリークカメラ1とは異る。偏向プレート32 をターミナル(図示省略)を介して直流電源(図示省略)に接続する。一次およ び二次電子流のエネルギーは異るので、偏向プレート32間での滞在時間も一次 および二次電子流では異なる。偏向電圧および、ストリークカメラ31の構成要 素の位置づけおよび配置は、時間の関数としてのy軸方向(矢印27)への偏向 の後、二次電子流がチャネルプレート8によって107倍に増幅され、けい光面 9をヒットするように選択される。一方、一次電子流(点線33で表示)は、そ れがけい光面9をヒットしないように、x軸方向(矢印34)に偏向される。こ うしてけい光面9上に線分がy軸方向に表示され、この線分はまた偏向プレート 32による電子の偏向の結果、x軸方向にやや拡がりを見せる。しかし、この線 分(曲線28で表示)の強度は入射光子パルス20(この場合、X線)に対応し ている。 図3は波長λが約1.1μmよりも長い波長領域にある光子パルスを検出する ための光子検出器51を示している。図1のストリークカメラに対応する部分に は同一符号を付し、これらについては再び説明しない。この光子検出器51は、 偏向プレートとけい光面が存在しないという点で、図1のストリークカメラ1と は異る。検出器51において、レーザー15を使って励起されたリュードベリ原 子21を光イオン化することによって生成された電子(点線36で表示)は、コ リメータースリット5を経由して直接、電子検出器に移動する。本例においてこ の電子検出器は一組のマイクロチャネルプレート8を備えるが、いわゆるチャネ ルトロンまたは他の適当な電子検出器を備えることもできる。電子検出器8は、 入射する電子数に比例した電流37を生成する。この電流37は、たとえばオシ ロスコープを使って、時間の関数として測定することも可能である。マイクロチ ャネルプレート8上でガスが凝縮することを防ぐには、マイクロチャネルプレー ト8を使用中に加熱することが好ましい。加えて、あるいは代替的な方法として 、コリメータースリット5を、たとえば2nmの厚さを持つAlフォイルなどの 薄いフォイルで覆うことも可能である。このフォイルは、一方ではガス粒子21 がスリット5を通過することを抑制するが、その一方で、電子を通し、または電 子検出器8に順に到達する二次電子を生成する。チャネルプレート8での電子3 6の到着時間は光子パルス20の時間依存の様子によって第一次近似で決定され る。チャンネルプレート8からコリメータースリット5までの距離がちょうどコ リメータースリット5からリュードベリガス21の相互作用中心までの距離の2 倍になるようにチャネルプレート8の位置が選択されたとき、この到達時間は時 間的に特に先鋭にフォーカスされる。レーザー15とリュードベリガス21は、 測定するための光子パルス20の波長によって選択される。たとえば、波長λ< 16 35nmにある光子パルス20は、リュードベリ状態5pにあるNaガスをイオ ン化する。Naガスは、波長285nmのレーザーによる励起によってリュード ベリ状態になることができる。波長λ<35μmにある光子パルス20は、たと えばリュードベリ状態20fにあるRbガスをイオン化する。Rbガスは、波長 780nm、776nm、そして1299nmのダイオードレーザーによる逐次 的な励起によって、それぞれ、リュードベリ状態5p、5d、そして20fにな ることができる。 図4は、図3の光子検出器の代替となる形態71を示している。この光子検出 器71では、電子流36を光子流38に変換するけい光面9を使って、光電子3 6が検出される。光子流38は、可視領域のための光子検出器39を使って、た とえば光子倍率器チューブまたはイメージ増倍装置などを使ってチューブ2の外 側で再び測定され、入射光子パルス20に応じた信号37が再び生成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG ,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK, EE,ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX, NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,S G,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG ,US,UZ,VN (72)発明者 ノールダム,ランベルトゥス・ドミニクス オランダ国、エヌエル−1097 ハーエス アムステルダム、マリーバーン 14 (72)発明者 ランクハイゼン,ヘラルドゥス・マルセリ ス オランダ国、エヌエル−1111 ベーベー ディーメン、ヨー.ファン・スースダイク ストラート 53

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.検出される光子パルスを電子流に変換するパルス変換器と、時間の関数 として上記電子流を偏向するための第一の偏向手段と、上記電子流の偏向を決定 する位置感知検出器とを含む、例えばストリークカメラなどのような光子パルス を時間の関数として検出するための装置であって、上記パルス変換器が、上記検 出するための光パルスを吸収して上記電子流を放出するために、ガス状媒体を含 むことを特徴とする光子パルス検出装置。 2.上記光子パルスが遠赤外光領域にある光子パルス検出装置であって、該 光子パルス検出装置は粒子を励起電子状態にするための励起手段を備え、上記ガ ス状媒体が、上記光パルスを吸収して上記電子流を放出するために、上記励起電 子状態にするための粒子を含むことを特徴とする請求項1に記載の光子パルス検 出装置。 3.検出するための光子パルスを電子流に変換するパルス変換器と、該電子 流を検出するための検出器とを含む、赤外光領域にある光子パルスを時間の関数 として検出するための装置であって、該装置が粒子を励起電子状態にするための 励起手段を備え、上記パルス変換器が、上記光パルスを吸収して上記電子流を放 出するために、上記励起電子状態にするための粒子を有するガス状媒体を含むこ とを特徴とする光子パルス検出装置。 4.上記励起電子状態が、リュードベリ状態であることを特徴とする請求項 2または3に記載の光子パルス検出装置。 5.励起電子状態にするための粒子をガス状態にするための蒸発オーブンを 備えたことを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の光子パルス検出装置。 6.上記粒子が、アルカリ金属原子であることを特徴とする請求項2〜5の いずれかに記載の光子パルス検出装置。 7.上記アルカリ金属原子が、Rb(ルビジウム)またはCs(セシウム) のいずれか一つを含むことを特徴とする請求項6に記載の光子パルス検出装置。 8.上記励起手段がレーザー光源を含むことを特徴とする請求項2〜7のい ずれかに記載の光子パルス検出装置。 9.上記レーザー光源は、Nd:YAG(ネオジウム:イットリウム−アル ミニウムガーネット)レーザーによってポンプされたダイレーザー(色素レーザ ー)であることを特徴とする請求項8に記載の光子パルス検出装置。 10.上記レーザー光源が、ダイオードレーザーであることを特徴とする請求 項8に記載の光子パルス検出装置。 11.上記光子パルスがX線パルスである光子パルス検出装置であって、上記 ガス状媒体が、上記光子パルスを吸収して所定の一次電子エネルギーを有する一 次電子流を放出し、オージェ状態で、該所定の一次電子エネルギーとは異る所定 の二次電子エネルギーを有する二次電子流を放出するために、オージェ状態にす るための粒子を含み、上記一次的電子流が上記二次的電子流から引き離され、実 質的に上記二次電子流の偏向だけが上記位置感知検出器によって決定されるよう に、上記第一の偏向手段による偏向方向とは異なる方向に上記一次および二次電 子流を偏向させるための第二の偏向手段を備えたことを特徴とする請求項1に記 載の光子パルス検出装置。 12.上記第二の偏向手段が、上記第一の偏向手段による偏向方向とは実質的 に垂直の方向に上記一次および二次電子流を偏向させるように備えられたことを 特徴とする請求項11に記載の光子パルス検出装置。 13.オージェ状態で上記二次的電子流を放出するための粒子が、Ne(ネオ ン)原子であることを特徴とする請求項11または12に記載の光子パルス検出 装置。 14.上記ガス状媒体から一定の時点で放出され、上記偏向手段によって偏向 するための上記電子が同時に到着する場所に、上記第一の偏向手段が存在するこ とを特徴とする請求項1または11に記載の光子パルス検出装置。 15.上記パルス変換器と、上記ガス状媒体から一定の時点で放出され、上記 偏向手段によって偏向するための上記電子が同時に到着する場所との間に、上記 第一の偏向手段が存在することを特徴とする請求項1または11に記載の光子パ ルス検出装置。
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EP (1) EP0871971B1 (ja)
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AU (1) AU4848596A (ja)
DE (1) DE69608467T2 (ja)
NL (1) NL1000198C2 (ja)
WO (1) WO1996033508A1 (ja)

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