JPH11503684A - 空気圧ブレーキブースタ - Google Patents

空気圧ブレーキブースタ

Info

Publication number
JPH11503684A
JPH11503684A JP8517351A JP51735196A JPH11503684A JP H11503684 A JPH11503684 A JP H11503684A JP 8517351 A JP8517351 A JP 8517351A JP 51735196 A JP51735196 A JP 51735196A JP H11503684 A JPH11503684 A JP H11503684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
brake booster
pneumatic brake
booster
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8517351A
Other languages
English (en)
Inventor
ジャン ピエール ゴーチエ
ユーリス ベルボ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Systems de Freinage
Original Assignee
Bosch Systems de Freinage
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bosch Systems de Freinage filed Critical Bosch Systems de Freinage
Publication of JPH11503684A publication Critical patent/JPH11503684A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
    • B60T13/569Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by piston details, e.g. construction, mounting of diaphragm
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
    • B60T13/567Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units characterised by constructional features of the casing or by its strengthening or mounting arrangements
    • B60T13/5675Supportstruts

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Systems And Boosters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、低圧力源に常時接続される前方室(14)と、制御ロッド(28)により駆動される三方弁(30)によって前方室(14)又は高圧力源に選択的に接続される後方室(16)とに可動壁構造体(12)によって密封態様で区分され、対称軸線(X−X′)を有するケーシング(10)を包含しており、制御ロッド(28)が、反動ディスク(80)と一体のプッシュロッド(82)の後面にプランジャ(26)の前面を介して当接することができ、補助ハウジング(32)が可動壁(12)と一体で、前方室(14)内へ突出し、補助ピストン(34)が補助ハウジング(32)の内部を前方容積室(36)と後方容積室(38)とに密封態様で分割し、ケーシング(10)に対して固定装架され、前方容積室(36)が後方室(16)に常時接続され、後方容積室(38)が前方室(14)に常時接続されている空気圧ブレーキブースタに関する。本発明によると、ブースタはさらに、ブースタの対称軸線(X−X′)に対して平行にケーシング(10)を貫通しケーシング(10)の前方壁(42)及び後方壁(44)と一体をなす少なくとも1つの反力伝達要素(50,100)を包含する。

Description

【発明の詳細な説明】 空気圧ブレーキブースタ 本発明は、自動車の制動を増強するのに用いられる型式の空気圧ブースタに関 する。 このようなブースタはよく知られており、自動車分野において広く採用されて いる。ブースタは、慣例的に、エンジン室を運転室から分離する防火壁にその後 方壁で固着されたケーシングを含んでいて、運転室内に配置されたブレーキペダ ルによって駆動され、エンジン室内に配置され車両のブレーキに流体回路を介し て接続されているマスターシリンダの主ピストンを駆動することができ、マスタ ーシリンダはブースタのケーシングの前方壁に固着されている。 ケーシングは、低圧力源に常時接続される前方室と、制御ロッドにより駆動さ れる三方弁によって前方室又は高圧力源に選択的に接続される後方室とに可動壁 構造体によって密封態様で区分されており、ブレーキペダルに連結された制御ロ ッドは、反動ディスクと一体のプッシュロッドの後面にプランジャの前面を介し て当接し、マスターシリンダの主ピストンを駆動することができる。 このようなブースタによって得られるブースト力を増大させるように、複式又 はタンデムブースタが開発 されており、これらのブースタは概ね直列に配設した2つのブースタから成って いる。従って、これらのタンデムブースタは比較的大きい全体寸法を有していて 、その使用を、エンジン室内で利用できる空間が十分にある或る種の車両に制限 している。 この欠点を解消するため、例えば文献DE−A−3,343,160において、 ブースタの外寸を大幅に増加することなしにブースタにより得られるブースト力 を増大するように、小容積の付加の室を含むブースタを開発することが求められ ている。 例えば文献EP−B−0,395,461から、主請求項の前文に一致し、補助 ハウジングが可動壁と一体で前方室内へ突出するようにしたブースタが公知であ る。補助ピストンが補助ハウジングの内部を前方容積室と後方容積室とに密封態 様で分割する。補助ピストンはケーシングに対して固定装架され、前方容積室は 後方室に常時接続され、後方容積室は前方室に常時接続されている。 付加の室をもつこれらのブースタの欠点は、ブースタがより大きいブースト力 を伝達するため、ブースタが軸線方向に相応して大きい変形を受けることである 。従って、ブースタが制動作用のために駆動された時、ブースタの前方及び後方 壁の間の軸線方向距離が変化し、ブレーキペダルの行程を延長させる結果となる 。 従って、本発明の目的は、軸線方向の剛性を高めて ブレーキペダルの行程を一定にするようにした、付加の室を含むブースタを提供 することにある。 この目的のため、本発明によると、上述した型式のブースタは、ブースタの対 称軸線に対して平行にケーシングを貫通しケーシングの前方壁及び後方壁と一体 をなす少なくとも1つの反力伝達要素をさらに包含している。 本発明の他の目的、特徴及び利点は、例として与えられた一実施例について添 付図面を参照して行う下記説明から明らかとなるであろう。 図1は、本発明に従って製作した空気圧ブレーキブースタの縦断側面図である 。 図2は、本発明の第2実施例に従って製作した空気圧ブレーキブースタの縦断 側面図である。 図は、車両のブレーキペダルと、この車両の流体ブレーキ回路を制御するマス ターシリンダとの間に通常の態様で配置されるように設計されている空気圧ブレ ーキブースタを示している。慣例により、マスターシリンダに向かって指向する ブースタの部分を“前方”と称し、ブレーキペダルに向かって指向する部分を“ 後方”と称する。従って図においては、前方が左側で、後方が右側である。 図示のブースタは、軸線X−X′を中心とする対称回転体をなすシェルの形状 の外部ケーシング10を包含する。 可動壁構造体12が、逆止弁15を介して部分真空源に常時接続される前方室 24と後方室26とをケーシング10内に密封態様で画成する。可動壁構造体1 2はエラストマー製の撓み可能な転動形シール18と組合わされており、このシ ールの内周端縁は、ブースタの軸線X−X′に沿って配置された中空ブーストピ ストン20内に内方ビードを介して密封態様で収容され、その外周端縁は外部ケ ーシング10に密封態様で締着されている。 中空ピストン20は管状部分22の形状で後方に延びており、この管状部分は ケーシング10の後方壁を密封態様で貫通する。ピストン20とケーシング10 の前方壁との間に介装された圧縮スプリング24は、通常図示の後方休止位置に ピストン20を保っており、この位置では、後方室16がその最小容積を有する とともに、前方室14がその最大容積を有する。 後方管状部分22の前方に位置した可動壁の中央部分において、ピストン20 は、プランジャ28が摺動するように収容されている孔26を有する。軸線X− X′に沿って配置されているブースタを制御するためのロッド28の前方端部は 、プランジャ28の盲孔内に枢動できるように装架され、管状部分22の外部に 突出するその後方端部は、車両のブレーキペダル(図示しない)によって直接に 制御される。 周知の態様で、プランジャ26は三方弁30の作動 を制御し、この三方弁は、後方室16を前方室14又は例えば管状部分22の後 部に存在する大気圧のような高圧力源に選択的に連通せしめる。 環状補助ハウジング32が可動壁12と一体であり、前方室14内へ突出して いる。環状補助ピストン34がハウジング32内に前方容積室36と後方容積室 38とを密封態様で画成する。エラストマー製の撓み可能な転動形シール40に よって密封が確保され、その外周端縁がハウジング32に密封態様で締着されて いる。 本発明によると、ブースタのケーシング10の前方壁42と後方壁44との間 で反力を伝達するための要素が設けられている。 図1の実施例によると、この力伝達要素は、図示のように、環状補助ピストン 34と一体又はこのピストンとで単一部片として形成される貫通ボルトから成る 。 より詳細には、貫通ボルト50は例えば管であり、その2つの端部は雌ねじ切 りされている。ケーシング10内に配置されて後方壁44の内面に当接する膨出 した中間部分54を形成されたスタッド52の第1部分は、後方端部内へねじ込 まれ、スタッド52の第2部分56は壁44の開口を貫通しており、この開口の 端縁はスタッド上にクリンプされている。有益的には、シールが膨出部54と壁 44との間に取付けられてよい。 同様に、第2のスタッド58の第1部分が貫通ボル ト50の前方端部内へねじ込まれ、スタッド58の第2部分60は例えば図示の ような管状ゴムプラグ62を介して前方壁42の開口を密封態様で貫通する。プ ラグ62はまた貫通ボルト50に密封態様で当接される。 ピストン34には、シール40のビードを密封態様で収容するために環状溝6 4が貫通ボルト50のまわりに形成されている。同様に、可動壁構造体12のシ ール18は開口を形成され、この開口の端縁は、貫通ボルト50の後方端部のま わりに密封態様で嵌着されるビード66を形成する。 貫通ボルト50の後方端部の雌ねじには、スタッド52の第1部分の長さより も大きい長さにわたって軸線方向溝68が形成されており、貫通ボルト50の後 方端部には、ビード66の嵌着部の後方に、ブースタの後方室16を管状貫通ボ ルト50の内部の容積室72に連通せしめるために溝68に開口する半径方向開 口70が形成されている。 また、管状貫通ボルト50には、シール40のビードが嵌着されている溝64 の前方に、容積室72を補助ハウジング32の前方容積室36に連通せしめるた めに半径方向開口74が形成されている。補助ハウジング32の壁には、ブース タの前方室14を補助ハウジング32の後方容積室38に連通せしめるために開 口76が形成されている。 最後に、リップシール78が補助ハウジング32の前部に形成した開口内に配 置されて、このハウジングと貫通ボルト50との間の密封を提供する。有益的に は、一方において、ケーシング10を形成する2つの部分42及び44を互いに 保持しブースタの取扱い及び保管を容易にするために、また他方において、ブー スタの前方壁42と後方壁44との間の休止状態での軸線方向距離を正確に定め るために、ナット79がスタッド58の第2部分60上にねじ込まれている。 こうして組立てられたブースタは、車両のエンジン室を運転室から分離する防 火壁(図示しない)に、防火壁の開口を貫通するスタッド52の第2部分56に 運転室を経てねじ込まれるナットによって固着される。マスターシリンダ(図示 しない)が、マスターシリンダの取付フランジに形成した開口を貫通するスタッ ド58の第2部分60にねじ込まれるナットによって、ブースタの前部に固着さ れる。 ブースタ組立体が休止位置にある時、制御ロッド28とプランジャ26は後方 に押圧されるので、三方弁はブースタの2つの室14及び16の間の連通を通常 確立する。これらの室はそれぞれ補助ハウジング32の容積室38及び36に常 時連通しているので、ブースタ組立体は弁15を介し部分真空源によって供給さ れる圧力を受ける。 車両の運転者がブレーキペダルを踏込むと、制御ロ ッド28及びプランジャ26の前方移動を生じさせる結果となり、このプランジ ャは三方弁30の作動を生じさせる。それから、大気圧の空気が後方室16及び 前方容積室36に導入される。部分真空源の圧力がいまだ流通している前方室1 4及び後方容積室38との比較による圧力差は、ブースト力を生起し、このブー スト力は中空ピストンによって反動ディスク80に伝達され、この反動ディスク はまたプランジャ26を介して制御ロッド28の駆動力を受ける。 反動ディスク80は、マスターシリンダの主ピストンを駆動するプッシュロッ ド82と一体であり、従って、マスターシリンダは、これに接続されたブレーキ 回路内の流体圧力を増大させる。マスターシリンダの駆動はこのマスターシリン ダの取付フランジに反力を発生する。このフランジは、車両の防火壁にスタッド 52で固着された貫通ボルト50と一体であるスタッド58に固着されているの で、マスターシリンダの駆動により発生された反力は、ブースタのケーシング10 を介して伝達されることなしに、貫通ボルト50を介して車両の防火壁に直接に 伝達されるのである。 こうして、ブースタのケーシング10はその内部容積と外部大気との間の圧力 差を単に受けるだけであるため、このケーシング10を薄肉又はより軽量の材料 で製作することが可能である。 図2は、上述した実施例の変形例を示している。図 2において、図1の要素と同一の要素は同一符号を付してあり、詳細については 再び説明しない。この変形例によると、貫通ボルトは軸線方向に圧縮可能である ので、反力をマスターシリンダからこの防火壁に伝達できるが、車両が衝突した 場合に荷重を防火壁に伝達することはなく、従ってこのようなブースタを装備し た車両の受動的安全性を高めることができる。 図2に示した貫通ボルト100はケーブル102から成り、その両端部には端 末部片104及び106がクリンプされている。端末部片104及び106の各 々はその端部に、それぞれ壁42及び44の開口を貫通するねじ付部分108及 び110を設けている。端末部片106は、ケーシング10内に配置されて後方 壁44の内面に当接する膨出した中間部分112を形成されており、壁44の開 口の端縁は端末部片106上にクリンプされている。有益的には、シールが膨出 部112と壁44との間に取付けられてよい。 環状補助ピストン34は、貫通ボルト100を囲繞し且つ補助ハウジング32 の前部に形成した開口内に配置されたリップシールを介してこのハウジング32 を密封態様で貫通する管114と一体である。管114は、ブースタの後方室16 を補助ハウジング32の前方容積室36に連通せしめるために、前記実施例と同 様な開口74及び70を設けている。同様に、管状プラグ62は、壁42を通る 端末部片104の貫通部を 密封するとともに、ブースタの前方室14に対して管114の内部を密封する。 管114は、補助ハウジング32の前面を通るケーブル102の貫通部を密封 し且つブースタの後方室16を補助ハウジングの前方容積室36に連通せしめる以 外の機能を有しておらず、マスターシリンダの駆動に因る反力は、貫通ボルト1 00のケーブル102によって伝達される。従って、管114はプラスチックの ような比較的軽量の材料で作ることができる。 このような構成により、例えば車両の正面衝突によりブースタが圧縮方向に作 用された時、管114は破断するので、後方への力がブースタの壁42から車両 の防火壁に伝達されることはない。従って、車両の運転者へ与える衝突の影響が 軽減されるのである。 勿論、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、請求の範囲から逸 脱することなしに、当業者には自明な幾多の変更を受け入れることができる。例 えば、圧縮可能な貫通ボルトを入れ子型式のものとし、例えば一方が他方の内部 を滑動する2つの管で構成することが可能である。従って、図1の貫通ボルト5 0は2つの管から成っていてよく、後方の管がブースタの後方壁44に固着され 、環状補助ピストン34と一体であり、前方の管がブースタの前方壁42に固着 され、反力を伝達するために後方の管の半径方向内方肩部と相互作用する半径方 向外方肩部を含み、貫通ボル トの内部空間をブースタの前方室から隔離するために2つの管の間にシールが設 けられており、前方の管は衝突に伴なう外力の作用のもとで後方の管内を摺動し て、ブースタの前方壁から車両の防火壁への力の伝達を回避することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】1996年10月21日 【補正内容】 明細書 空気圧ブレーキブースタ 本発明は、自動車の制動を増強するのに用いられる型式の空気圧ブースタに関 する。 このようなブースタはよく知られており、自動車分野において広く採用されて いる。ブースタは、慣例的に、エンジン室を運転室から分離する防火壁にその後 方壁で固着されたケーシングを含んでいて、運転室内に配置されたブレーキペダ ルによって駆動され、エンジン室内に配置され車両のブレーキに流体回路を介し て接続されているマスターシリンダの主ピストンを駆動することができ、マスタ ーシリンダはブースタのケーシングの前方壁に固着されている。 ケーシングは、低圧力源に常時接続される前方室と、制御ロッドにより駆動さ れる三方弁によって前方室又は高圧力源に選択的に接続される後方室とに可動壁 構造体によって密封態様で区分されており、ブレーキペダルに連結された制御ロ ッドは、反動ディスクと一体のプッシュロッドの後面にプランジャの前面を介し て当接し、マスターシリンダの主ピストンを駆動することができる。 例えば文献EP−A−0,327,997におけるようなこの種のブースタによ って得られるブースト力を 増大させるように、複式又はタンデムブースタが開発されており、これらのブー スタは概ね直列に配設した2つのブースタから成っている。従って、これらのタ ンデムブースタは比較的大きい全体寸法を有していて、その使用を、エンジン室 内で利用できる空間が十分にある或る種の車両に制限している。 この欠点を解消するため、例えば文献DE−A−3,343,160において、 ブースタの外寸を大幅に増加することなしにブースタにより得られるブースト力 を増大するように、小容積の付加の室を含むブースタを開発することが求められ ている。 例えば文献EP−B−0,395,461から、主請求項の前文に一致し、補助 ハウジングが可動壁と一体で前方室内へ突出するようにしたブースタが公知であ る。補助ピストンが補助ハウジングの内部を前方容積室と後方容積室とに密封態 様で分割する。補助ピストンはケーシングに対して固定装架され、前方容積室は 後方室に常時接続され、後方容積室は前方室に常時接続されている。 付加の室をもつこれらのブースタの欠点は、ブースタがより大きいブースト力 を伝達するため、ブースタが軸線方向に相応して大きい変形を受けることである 。従って、ブースタが制動作用のために駆動された時、ブースタの前方及び後方 壁の間の軸線方向距離が変化し、ブレーキペダルの行程を延長させる結果となる 。 従って、本発明の目的は、軸線方向の剛性を高めてブレーキペダルの行程を一 定にするようにした、付加の室を含むブースタを提供することにある。 この目的のため、本発明によると、上述した型式のブースタは、マスターシリ ンダの駆動によってマスターシリンダを空気圧ブレーキブースタの前部に固定す るためのフランジに発生された反力を伝達する少なくとも1つの反力伝達要素を さらに包含しており、反力伝達要素はマスターシリンダを固定するためのフラン ジに固定され、ブースタの対称軸線に対して平行にケーシングを貫通し且つケー シングの前方壁及び後方壁と一体をなし、この反力伝達要素は、補助ハウジング の前面を密封態様で貫通する貫通ボルトである。 本発明の他の目的、特徴及び利点は、例として与えられた一実施例について添 付図面を参照して行う下記説明から明らかとなるであろう。 図1は、本発明に従って製作した空気圧ブレーキブースタの縦断側面図である 。 図2は、本発明の第2実施例に従って製作した空気圧ブレーキブースタの縦断 側面図である。 図は、車両のブレーキペダルと、この車両の流体ブレーキ回路を制御するマス ターシリンダとの間に通常の態様で配置されるように設計されている空気圧ブレ ーキブースタを示している。慣例により、マスターシリンダに向かって指向する ブースタの部分を“前方” と称し、ブレーキペダルに向かって指向する部分を“後方”と称する。従って図 においては、前方が左側で、後方が右側である。 図示のブースタは、軸線X−X′を中心とする対称回転体をなすシェルの形状 の外部ケーシング10を包含する。 可動壁構造体12が、逆止弁15を介して部分真空源に常時接続される前方室 24と後方室26とをケーシング10内に密封態様で画成する。可動壁構造体12 はエラストマー製の撓み可能な転動形シール18と組合わされており、このシー ルの内周端縁は、ブースタの軸線X−X′に沿って配置された中空ブーストピス トン20内に内方ビードを介して密封態様で収容され、その外周端縁は外部ケー シング10に密封態様で締着されている。 中空ピストン20は管状部分22の形状で後方に延びており、この管状部分は ケーシング10の後方壁を密封態様で貫通する。ピストン20とケーシング10 の前方壁との間に介装された圧縮スプリング24は、通常図示の後方休止位置に ピストン20を保っており、この位置では、後方室16がその最小容積を有する とともに、前方室14がその最大容積を有する。 後方管状部分22の前方に位置した可動壁の中央部分において、ピストン20 は、プランジャ28が摺動するように収容されている孔26を有する。軸線X− X′に沿って配置されているブースタを制御するためのロッド28の前方端部は 、プランジャ28の盲孔内に枢動できるように装架され、管状部分22の外部に 突出するその後方端部は、車両のブレーキペダル(図示しない)によって直接に 制御される。 周知の態様で、プランジャ26は三方弁30の作動を制御し、この三方弁は、 後方室16を前方室14又は例えば管状部分22の後部に存在する大気圧のよう な高圧力源に選択的に連通せしめる。 環状補助ハウジング32が可動壁12と一体であり、前方室14内へ突出して いる。環状補助ピストン34がハウジング32内に前方容積室36と後方容積室 38とを密封態様で画成する。エラストマー製の撓み可能な転動形シール40によ って密封が確保され、その外周端縁がハウジング32に密封態様で締着されてい る。 本発明によると、ブースタのケーシング10の前方壁42と後方壁44との間 で反力を伝達するための要素が設けられている。 図1の実施例によると、この力伝達要素は、図示のように、環状補助ピストン 34と一体又はこのピストンとで単一部片として形成される貫通ボルトから成る 。 より詳細には、貫通ボルト50は例えば管であり、その2つの端部は雌ねじ切 りされている。ケーシング10内に配置されて後方壁44の内面に当接する膨出 した中間部分54を形成されたスタッド52の第1部 分は、後方端部内へねじ込まれ、スタッド52の第2部分56は壁44の開口を 貫通しており、この開口の端縁はスタッド上にクリンプされている。有益的には 、シールが膨出部54と壁44との間に取付けられてよい。 同様に、第2のスタッド58の第1部分が貫通ボル 請求の範囲 1 低圧力源に常時接続される前方室(14)と、制御ロッド(28)により駆 動される三方弁(30)によって前方室(14)又は高圧力源に選択的に接続さ れる後方室(16)とに可動壁構造体(12)によって密封態様で区分され、対 称軸線(X−X′)を有するケーシング(10)を包含しており、制御ロッド( 28)が、反動ディスク(80)と一体のプッシュロッド(82)の後面にプラ ンジャ(26)の前面を介して当接することができ、補助ハウジング(32)が 可動壁(12)と一体で、前方室(14)内へ突出し、補助ピストン(34)が 補助ハウジング(32)の内部を前方容積室(36)と後方容積室(38)とに 密封態様で分割し、ケーシング(10)に対して固定装架され、前方容積室(3 6)が後方室(16)に常時接続され、後方容積室(38)が前方室(14)に 常時接続されている空気圧ブレーキブースタにおいて、マスターシリンダの駆動 によってマスターシリンダを空気圧ブレーキブースタの前部に固定するためのフ ランジに発生された反力を伝達する少なくとも1つの反力伝達要素(50,10 0)をさらに包含しており、反力伝達要素(50,100)がマスターシリンダ を固定するためのフランジに固定され、ブースタの対称軸線(X−X′)に対し て平行にケーシング(10)を貫通し且つケーシング(10)の前方壁(42) 及 び後方壁(44)と一体をなし、この反力伝達要素が、補助ハウジング(32) の前面を密封態様で貫通する貫通ボルト(50)であることを特徴とする空気圧 ブレーキブースタ。 2 請求項1記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、貫通ボルト(50)が補 助ピストン(34)と一体であることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。 3 請求項2記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、貫通ボルト(50)がそ の長さの少なくとも一部分にわたって管状であり、且つ、貫通ボルト(50)の 内部空間(72)を後方室(16)に連通せしめる少なくとも1つの第1開口( 70)と、貫通ボルト(50)の内部空間(72)を前方容積室(36)に連通 せしめる少なくとも1つの第2開口(74)とを含んでいることを特徴とする空 気圧ブレーキブースタ。 4 請求項1記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、貫通ボルト(100)が 軸線方向(X−X′)に圧縮可能であることを特徴とする空気圧ブレーキブース タ。 5 請求項4記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、圧縮可能な貫通ボルト( 100)がその長さの少なく一部分にわたってケーブル(102)を含んでいる ことを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。 6 請求項5記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、ケーブル(102)が、 補助ハウジング(32)の前方壁を密封態様で貫通する管(114)内に配置さ れ ていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。 7 請求項4記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、圧縮可能な貫通ボルトが 、入れ子式貫通ボルトを構成するように一方が他方の内部を滑動する少なくとも 2つの管を包含することを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 少なくとも1つの反力伝達要素(50,100)を包含 する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低圧力源に常時接続される前方室(14)と、制御ロッド(28)により駆 動される三方弁(30)によって前方室(14)又は高圧力源に選択的に接続さ れる後方室(16)とに可動壁構造体(12)によって密封態様で区分され、対 称軸線(X−X′)を有するケーシング(10)を包含しており、制御ロッド( 28)が、反動ディスク(80)と一体のプッシュロッド(82)の後面にプラ ンジャ(26)の前面を介して当接することができ、補助ハウジング(32)が 可動壁(12)と一体で、前方室(14)内へ突出し、補助ピストン(34)が 補助ハウジング(32)の内部を前方容積室(36)と後方容積室(38)とに 密封態様で分割し、ケーシング(10)に対して固定装架され、前方容積室(3 6)が後方室(16)に常時接続され、後方容積室(38)が前方室(14)に 常時接続されている空気圧ブレーキブースタにおいて、ブースタの対称軸線(X −X′)に対して平行にケーシング(10)を貫通しケーシング(10)の前方 壁(42)及び後方壁(44)と一体をなす少なくとも1つの反力伝達要素(5 0,100)をさらに包含することを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。 2 請求項1記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、反力伝達要素(50)が 補助ピストン(34)と一体の貫通ボルト(50)であることを特徴とする空気 圧 ブレーキブースタ。 3 請求項2記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、貫通ボルト(50)が補 助ハウジング(32)の前面を密封態様で貫通することを特徴とする空気圧ブレ ーキブースタ。 4 請求項3記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、貫通ボルト(50)がそ の長さの少なくとも一部分にわたって管状であり、且つ、貫通ボルト(50)の 内部空間(72)を後方室(16)に連通せしめる少なくとも1つの第1開口( 70)と、貫通ボルト(50)の内部空間(72)を前方容積室(36)に連通 せしめる少なくとも1つの第2開口(74)とを含んでいることを特徴とする空 気圧ブレーキブースタ。 5 請求項1記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、反力伝達要素(100) が軸線方向(X−X′)に圧縮可能であることを特徴とする空気圧ブレーキブー スタ。 6 請求項5記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、反力伝達要素(100) がその長さの少なく一部分にわたってケーブル(102)を含んでいることを特 徴とする空気圧ブレーキブースタ。 7 請求項6記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、ケーブル(102)が、 補助ハウジング(32)の前方壁を密封態様で貫通する管(114)内に配置さ れていることを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。 8 請求項5記載の空気圧ブレーキブースタにおいて、圧縮可能な反力伝達要素 が、入れ子式貫通ボルトを構成するように一方が他方の内部を滑動する少なくと も2つの管を包含することを特徴とする空気圧ブレーキブースタ。
JP8517351A 1994-12-09 1995-10-12 空気圧ブレーキブースタ Pending JPH11503684A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR9414811A FR2727921A1 (fr) 1994-12-09 1994-12-09 Servomoteur pneumatique d'assistance au freinage
FR94/14811 1994-12-09
PCT/FR1995/001330 WO1996017759A1 (fr) 1994-12-09 1995-10-12 Servomoteur pneumatique d'assistance au freinage

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11503684A true JPH11503684A (ja) 1999-03-30

Family

ID=9469629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8517351A Pending JPH11503684A (ja) 1994-12-09 1995-10-12 空気圧ブレーキブースタ

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP0796190B1 (ja)
JP (1) JPH11503684A (ja)
DE (1) DE69516014T2 (ja)
ES (1) ES2143653T3 (ja)
FR (1) FR2727921A1 (ja)
WO (1) WO1996017759A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016052633A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 株式会社アドヴィックス 負圧式倍力装置
KR20190063701A (ko) * 2017-11-30 2019-06-10 현대모비스 주식회사 브레이크 부스터

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9519753D0 (en) * 1995-09-28 1995-11-29 Lucas Ind Plc Improvements in pneumatically-operated boosters for vehicle braking systems
DE102017203559A1 (de) * 2017-03-06 2018-09-06 Robert Bosch Gmbh Elektromechanischer Bremskraftverstärker und Herstellungsverfahren für einen elektromechanischen Bremskraftverstärker

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2830262A1 (de) * 1978-07-10 1980-01-24 Teves Gmbh Alfred Bremskraftverstaerker fuer ein kraftfahrzeug
JP2739875B2 (ja) * 1988-02-05 1998-04-15 ルーカス・インダストリーズ・パブリック・リミテッド・カンパニー 車両ブレーキ装置用空気圧倍力装置
FR2646477B1 (fr) * 1989-04-28 1991-07-05 Bendix France Servomoteur a depression
DE9005629U1 (de) * 1990-05-17 1991-09-12 Lucas Industries P.L.C., Birmingham, West Midlands Pneumatischer Kraftverstärker für Fahrzeug-Bremsanlagen

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016052633A1 (ja) * 2014-09-30 2016-04-07 株式会社アドヴィックス 負圧式倍力装置
JP2016068845A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社アドヴィックス 負圧式倍力装置
US9975533B2 (en) 2014-09-30 2018-05-22 Advics Co., Ltd. Negative-pressure-type booster
KR20190063701A (ko) * 2017-11-30 2019-06-10 현대모비스 주식회사 브레이크 부스터

Also Published As

Publication number Publication date
FR2727921A1 (fr) 1996-06-14
FR2727921B1 (ja) 1997-02-14
DE69516014D1 (de) 2000-05-04
EP0796190A1 (fr) 1997-09-24
EP0796190B1 (fr) 2000-03-29
DE69516014T2 (de) 2000-09-14
WO1996017759A1 (fr) 1996-06-13
ES2143653T3 (es) 2000-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4433614A (en) Vacuum booster device
US4393749A (en) Vacuum actuated type booster device
US4671167A (en) Pneumatic booster
US4594854A (en) Assembly of vacuum booster and master cylinder
GB2100379A (en) Pneumatic booster
JP4649085B2 (ja) 壁への取付け手段を備えたブレーキブースタ
US4434707A (en) Vacuum type brake booster device for vehicular use
EP1293407B1 (en) Booster
US4328738A (en) Vacuum servo booster
JPH11503684A (ja) 空気圧ブレーキブースタ
JP2010126039A (ja) 気圧式倍力装置
US4416191A (en) Vacuum booster device
US5711203A (en) Pneumatic brake booster
EP0009393B1 (en) Pneumatic force multiplying device
US4393750A (en) Brake booster
EP0238376B1 (en) Vacuum brake booster assembly
US5823089A (en) Booster
GB2104989A (en) Pneumatic servo booster
US4984507A (en) Three chamber brake booster with variable pressure passages having a minimum channel length
JPS623327Y2 (ja)
US5063830A (en) Brake booster
US4407184A (en) Pneumatic servo booster
EP0242085B1 (en) Compressed air-operated servo-booster
GB2118654A (en) Brake power booster
US6848352B2 (en) Pneumatic brake booster with reduced noise levels