JPH11502680A - 遠隔式聴取者調査システム及びそのための方法 - Google Patents

遠隔式聴取者調査システム及びそのための方法

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JPH11502680A JP8523059A JP52305996A JPH11502680A JP H11502680 A JPH11502680 A JP H11502680A JP 8523059 A JP8523059 A JP 8523059A JP 52305996 A JP52305996 A JP 52305996A JP H11502680 A JPH11502680 A JP H11502680A
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Abstract

(57)【要約】 アンテナ(26)が道路を横切る検出ゾーン(28)を形成する。スキャニングレシーバ(32)はコンピュータ(34)に接続している。当該レシーバは、前記検出ゾーン内から発せられる1つのFMローカル発振(LO)信号(22)を探索する。前記LO信号が検出されると、当該LO信号がもはや検出されなくなる(90〜106)まで、前記レシーバにおいて検出された他のLO信号は無視される。検出されたLO信号は、それらの検出時間が最小継続時間(100)よりも小さい場合、あるいはそれらの検出時間が最大継続時間よりも大きい場合には、無視される。2つの連続的に検出されたLO信号のうち2番目の信号は、当該信号が、先に検出されたLO信号から見て最小継続時間以内に生じており、且つ、先に検出されたLO信号と同じ周波数を有する場合には、無視される。

Description

【発明の詳細な説明】 遠隔式聴取者調査システム及びそのための方法 この出願は、1995年1月26日に提出した米国特許出願第08/378, 746号に基づく優先権を主張する。技術分野 本願発明は、一般に無線周波数による通信に関する。より具体的には、本願発 明は、ラジオやテレビ等のチューナーが同調している放送局を、離れた位置から 正確に同定する(identify)ことに関する。背景技術 無線周波数による放送メディアを介して広告を行う民間放送産業及び商業にお いては、特定の時刻に特定の局にダイヤルを合わせている聴衆の多寡を知ること が必要である。この要求は、主として聴取者参加の調査により満たされてきた。 すなわち、個々人に対して、直接的に、又はチューナーに連結する装置を介して 間接的に、ダイヤルを合わせている局を特定するように求めるのである。 聴取者参加による調査データの収集には多くの問題がある。例えば、このデー タの正確さには疑問の余地がある。人はしばしば、その時自分がどの放送番組を 聞いているかを正直に言うことにためらいを感じる。ラジオに関して言えば、聴 取者の過半数は車の中である。しかしながら聴取者が、正確であるにせよないに せよ、運転中における自分の聴取傾向の記録を作成することは現実的に不可能で ある。したがって、車中での聴取に関する調査データは、特に疑わしいものとな る。なぜならそれらは、事後の回想により収集したものだからである。さらに、 このような調査に参加してもよいと考える人々は、他人とは異なる聴取傾向を持 っており、これが要因でデータが偏ったものとなる可能性がある。 聴取者参加型調査によるデータ収集に伴う別の問題に、コストがある。自動的 に聴取傾向を記録するためには、しばしば、高価な装置を用いて聴取者に対する 調査を行う。正確さは向上するだろうが、これに伴う法外なコストを最小限に抑 えるために、標本(sample)のサイズを小さくしなければならないという大きな制 限が加わる。小さな標本サイズは、調査データの不正確さにつながる。しかも、 設置のためのコストや聴取者が不必要に自分の車をいじられるのを嫌がることを 考えると、チューナー連動型装置の利用は、車中のラジオ聴取者に対する調査を 行う上ては、全く非現実的な選択肢である。さらに、参加者を調査するに際し、 彼らの不便さを償ういみで、しばしば金銭の提供が行われる。その結果、聴取者 参加により得られた調査データは、正当性が疑わしく、しかも高価なデータとな る。 今までにも、チューナーが同調する局を、離れた場所から同定するために、受 動的な電子式無線周波数モニター装置を用いる試みがいろいろとなされてきた。 一般に、聴取者のチューナーは、現在同調している各局の周波数に対応するロー カル発振信号を使用している。これらのローカル発振信号は、感度の優れたモニ ター装置のみが検出しうる非常に弱い信号として、チューナーから放送あるいは 発信される。 このような遠隔式モニター方法は、聴取者からの協力を必要とせず、聴取者参 加に伴う様々な不正確さ及びコストが低減あるいは解消できる点で望ましいもの である。聴取者参加の方法に比べて、小さなコストでサイズの大きな標本をモニ ターすることができる。しかしながら、このような遠隔式モニター技術を実行す るための従来の方法及びシステムは、うまく機能しないことが判明した。 従来の遠隔式モニターシステムの失敗は、少なくとも部分的には、大きなサイ ズの標本を記録することに過度にこだわったことによる。一般に、標本サイズが 大きくなることは、正確さの向上につながるので望ましいことである。しかしな がら、より大きなサイズの標本に歪んだ、あるいは不当に偏ったデータが含まれ る場合は、正確さの劣る調査結果が簡単に出現してしまう。 従来の遠隔式ラジオモニターシステムは、不正確な又は偏った調査データにつ ながる様々な状況に対し、適切に対処することができなかった。例えば、複数の チューナーが互いに近くにある場合において、それらが同じ局に同調している際 には、上記モニターシステムではこれらチューナーを互いに区別することが出来 ない。このため、調査データは、あまり人気のない局に有利となってしまう。さ らに、最小ローカル発振信号強度や周波数の正確さに対する基準はない。従来の モニター装置では、ある特定のチューナーにおけるローカル発振信号が弱いため に記録できない局があったり、また別のチューナーにおいて1つの局を何回もカ ウントしたりする。さらに、背景ノイズが原因で、ローカル発振信号が、他の周 波数よりもある周波数においてより容易に検出されてしまう。その結果、上記ノ イズは、他の局の犠牲の下にある局に有利となるように聴取率を歪めてしまう。 さらに、従来の装置により得られた調査データの正確さは、操作者の技量及び集 中力に依存する。このような人的要因がさらなる不正確さを調査データに入り込 ませることになる。発明の開示 従って、本願発明の1つの利点は、チューナーが同調する局を特定するための 改良されたシステム及び方法を提供することである。 本願発明の別の利点は、聴取者調査データを聴取者の参加を要求せずに集める ことである。 また別の利点は、操作者を要することなく、本願発明が聴取者調査データを収 集することである。 別の利点は、本願発明が低いコストで大きな標本集団を遠隔的にモニターする ことである。 別の利点は、本願発明が聴取者調査データの正確さを向上することである。 別の利点は、聴取者調査データから従来得られていた正確さを本願発明が改良 することである。 別の利点は、大きな調査標本を得るよりも正確な調査データを得ることに重点 を置いたシステム及び方法を、本願発明が提供することである。 別の利点は、不公平な偏りを調査データに持ち込むことを防ぐべく、調査に含 まれる可能性のあった検知可能な及び検知されたデータを、本願発明が自動的に 無視することである。 本願発明の上記及び他の利点は、遠隔式聴取者調査方法による一形態において 実行される。当該方法は、チューナーが同調している局を同定する。チューナー は当該チューナーから発信されるローカル発振信号を有している。上記方法にお いては、検出ゾーンを設けることが必要であり、このゾーン内に位置するチュー ナーから発信されるローカル発振信号は、レシーバのアンテナを介して検出可能 である。複数のローカル発振信号のうちの1つがレシーバにおいて検出される。 当該1つのローカル発振信号を記述するデータが得られる。当該1つのローカル 発振信号かレシーバにおいて検出される一方、前記検出ゾーンに存在する前記複 数のローカル発振信号の内の他のものを記述するデータは無視される。図面の簡単な説明 図面を考慮し、以下における詳細な説明及び請求の範囲を参照すれば、本願発 明がよりよく理解できよう。異なる図面において、同じ参照符号は同じ要素を示 している。 図1は、本願発明の好適な実施例が使用しうる環境の一例を示すレイアウト図 である。 図2は、遠隔式聴取者調査システムのブロック図である。 図3は、図2に示す遠隔式聴取者調査システムの対象周波数領域におけるノイ ズと望ましい信号の関係を示すグラフである。 図4は、図2に示す遠隔式聴取者調査システムのスキャニングレシーバ部によ り実行されるプロセスのフローチャートである。 図5は、図2に示す遠隔式聴取者調査システムのデータ記録コンピュータ部に より実行されるデータ記録プロセスのフローチャートである。 図6は、図2に示す遠隔式聴取者調査システムの前記データ記録コンピュータ 部内のメモリ構造に保存されるチューニングテーブルを示す。 図7は、図2に示す遠隔式聴取者調査システムの前記データ記録コンピュータ 部により記録されたデータレコードに対するフォーマットの一例を示す。 図8は、図2に示す遠隔式聴取者調査システムのコンパイリングコンピュータ 部により実行されるコンピレーションプルーニングプロセスを示すフローチャー トである。 図9は、図2に示す遠隔式聴取者調査システムの前記コンパイリングコンピュ ータ部により実行されるコンパイルプロセスのフローチャートである。 図10は、図2に示す遠隔式聴取者調査システムの前記コンパイリングコンピ ュータ部により作成されたスプレッドシートアレイの一例を示すブロック図てで る。発明を実施するための最良の形態 図1は、本願発明の好適な実施例を使用しうる環境の一例を示すレイアウト図 である。図1が示す道路10には、自動車やトラック、オートバイ等のラジオを 備えた車12が二方向に走っている。道路10は、交差部14及び非交差部16 を有している。交差部14は、交差点18の近傍に位置する道路10の一部分で あって、そこては車12は停車する場合が多く、比較的長い時間を費やし、車ど うしが密集する、すなわち互いに近接する場所である。交差部14に比較して、 非交差部16においては車12はたいてい移動中であり、互いに離間した状態と なる。 車12の多くは、既存のAMや、FM、テレビ等の民間のラジオ放送やその他 の情報を受信すべくラジオ又はチューナー20を備えている。本願発明の好適な 実施例は、ラジオ20が受信中のFMラジオ局を同定するためのものである。本 願発明の好適な実施例では対象をFMラジオ局に限定している。しかしながら、 AM局又はテレビ局のみを同定する場合にも、あるいはFM局に加えてこれらの 局を同定する場合にも本願発明の特徴の多くが効果的に適用できることは、当業 者には明らかであろう。 ラジオ20は、周知の復調プロセスによって放送局を検波する。このプロセス によりラジオ20は、放送局の電波の周波数に近い周波数を有するローカル発振 (LO)信号22を発信する。FM放送局の場合、LO信号22は、ラジオ20 が同調している放送信号の周波数よりも10.7MHzほど高い周波数で振動す る。したがって、ラジオ20が同調している放送信号の周波数は、前記チューナ ーのLO信号22の存在を検出し、当該チューナーのLO信号22の周波数を同 定することで分かる。LO信号22は、ラジオ20から主に車のアンテナ24を 介して発せられる非常に弱い信号である。車のアンテナ24はラジオ20に接続 されており、主な目的は放送局を受信することにある。LO信号22の強さは、 車12ごとに大きく異なり、ラジオ20で受信される放送信号の周波数に対応す るLO信号22の正確な周波数は車ごとに異なり得る。 本願発明は、車12から発信されたLO信号22を受信する検出ゾーン28を 構成すべく、アンテナ26を利用する。本願発明の好適な実施例では、検出ゾー ン28は道路10を横切って延びており、二方向の通行レーンをカバーする。好 ましくは、アンテナ26は、方向性を有するアンテナであり、対象とする周波数 バンド(すなわち10.7MHzだけオフセットされたFMバンド)を通じて実 質的にフラットな応答性を有している。アンテナ26が方向性を有するので、検 出ゾーン28の外側から発せられたスプリアス(spurious)信号による干渉発生の 可能性が減ぜられる。 好ましくは、道路10の非交差部16の脇における地点をアンテナ26の設置 箇所として選択する。アンテナ26は道路10の近傍に設置され、ラジオ20及 びラジオアンテナ24は前記道路上にある。検出ゾーン28は、LO信号22を 受信できるように延びている。道路10の非交差部16の脇をアンテナ26の設 置箇所に選ぶ場合には、一般に車12は上記ゾーン28を通り過ぎて行き、しか もアンテナ26を交差部14の近傍に設置する場合よりも、車は大きな車間距離 を保つ傾向がある。これにより、以下で述べるように、本願発明のシステム及び 方法によって検出されるサンプル数が増加することとなる。 図1に示す検出ゾーン28が、平均的信号強度を有するLO信号22に対する ゾーンであることは、当業者には明らかであろう。LO信号22の強度は車ごと に異なる。したがって、ゾーン28は、ある車に対しては大きくなり、他の車に 対しては小さくなる。ゾーン28は、どのようなサイズの道路10とも使用可能 であり、道路は図1に示すものよりも大きくても小さくてもよい。 図2は、本願発明の好適な実施例に基づき構成された遠隔式聴取者調査システ ムのブロック図である。システム30は、上述のアンテナ26、スキャニングレ シーバ32、当該レシーバ32とデータのやりとりを行うデータ記録(logging) コンピュータ34、及び、当該データ記録コンピュータ34とデータのやりとり を行うコンパイリングコンピュータ36を含んでいる。レシーバ32及びデータ 記録コンピュータ34は、道路10の脇のアンテナ26(図1参照)の近くに位 置することが好ましい。LO信号22が微弱であるために、レシーバ32及びコ ンピュータ34の各々に供給される電力は、無線周波数クランプ装置(図示せず )を介して個々に調整されており、これによって干渉を減らすようにしている。 また、無線周波数シールド(図示せず)が、レシーバ32及びコンピュータ34 の各々の周囲に個別に施された上に、レシーバ32及びコンピュータ34の周囲 に全体的に施されている。レシーバ32とコンピュータ34との間のデータのや りとりは、RS−232データリンクを介して行われ、当該リンクを提供するケ ーブル38はクランプされ、且つシールドされている。 アンテナ26は、同軸ケーブル42を介して減衰器40に接続する。図2では 減衰器40はレシーバ32内に含まれるように描かれているが、減衰器40を個 別の装置として、アンテナ26とレシーバ32との間の位置に設けてもよいこと は当業者には明らかである。 レシーバ32はスキャニングレシーバを表す。レシーバ32は、無線周波数コ ンディショニング回路44を含んでおり、当該回路は減衰器40から信号を受け る。コンディショニング回路44の出力部は、IFディテクタ46に連結してい る。レシーバ32は、中央演算処理装置(CPU)48を含んでおり、当該処理 装置は、IFディテクタ46及び電圧制御水晶発振子(VCXO)に接続するデ ータラインと、上述のRS−232データリンクをデータ記録コンピュータ34 に送るケーブル38とを含んでいる。VCXO50はIFディテクタ46に接続 しており、メモリ52はCPU48に接続している。メモリ52は、CPU48 及びレシーバ32によって実行されるプロセスを規定するプログラム命令を蓄え るとともに、これらプロセスに従って使用され及び発生するデータを蓄える。ス キャニングレシーバ32は、これが行うプロセスを除外すれば、それ自体は周知 のスキャナーである。市場で入手可能な様々なスキャナーは、本願発明において 十分な機能を行いうる。しかしながら、好適な実施例では、インディアナ州のA CEコミュニケーションオブフィッシャーズ(ACE Communications of Fishers) で入手できるモデルAR3000Aレシーバを使用している。 図3は、遠隔式聴取者調査システム30の対象である周波数領域(すなわち、 10.7MHzだけシフトしたFM周波数バンド)における、所望の信号とノイ ズとの関連を示すグラフである。図3のグラフは仮想的状況を示しており、シス テム30(図2参照)による信号振幅対周波数の関係は、時間により及び場所に より様々であることは、当業者には明らかであろう。そうではあるが、上記周波 数領域の下半分における背景ノイズは通常、同周波数領域の上半分における背景 ノイズよりもかなり大きい。このような現象が生ずる原因の少なくとも一部は、 無線周波数エネルギの相当量が存在するFMバンドに、上記LO信号周波数領域 の下半分があることに起因する。一方、上記LO信号周波数領域の上半分は、1 08MHzの最も高いFM放送信号よりも高い範囲に存在するが、そこでは無線 周波数エネルギは非常に小さい。 特に、アメリカ合衆国及び他の国におけるFM信号は、88〜108MHzに おける周波数のうち、88.1MHz、88.3MHz、88.5MHz等から 上は107.9MHzまで、10分の1の位が奇数であるような周波数で放送さ れている。もちろん、地理的範囲ごとに、百ほどもあるFM放送局用周波数のう ちから様々な周波数が選ばれて使用されている。しかしながら、干渉を避ける理 由から、10分の1の位が奇数である上記のような周波数の全て、あるいはその 過半数の周波数に対して放送することを認可されたFM局を有する地域は1つも ない。図3は、地方のFM放送局から発せられるエネルギを示しており、主とし てピーク23に集中している。これら信号は、大きな振幅を有しているので、そ の全体像はグラフには描かれていない。上記ピークは、10分の1の位が奇数で ある周波数に中心を有している。 一般に、LO信号22の信号強度は、FM放送局の信号強度よりもかなり小さ い。図3において、様々な周波数のLO信号22は、一定した振幅を有するよう に描かれている。しかしながら、既に述べた理由により、この一定振幅は平均的 なものであり、個々のLO信号22は、示されたものよりも大きなあるいは小さ な振幅を有している。実際、多くのラジオ20(図1参照)のLO信号22は、 上記背景ノイズのレベルよりも小さな振幅を有する可能性がある。 LO信号はFM放送信号よりも10.7MHzだけシフトしているいるので、 当該LO信号は、98.8〜118.6MHzの範囲の周波数のうち10分の1 の位が偶数である周波数で発信されている。具体的には98.8MHz、99. 0MHz、99.2MHz等であり、上限は118.6MHzである。LO信号 22は、10分の1の位が偶数である周波数で発信され、FM局の放送信号23 は、10分の1の位が奇数である周波数で発信されるので、LO信号22の多く はFM放送信号23と区別することが可能である。しかしながら、図3の符号2 2’及び23’で示すように、あるLO信号22の周波数が、あるFM信号23 と互いに極めて近接している場合には、このような干渉を受けない他のLO信号 22と比べて、上記LO信号22は検出することが難しい、すなわち、背景ノイ ズから区別することが困難である。 減衰器40(図2参照)は、LO信号22’等LO信号22のうち最もノイズ の大きいものの検出を、他のよりノイズの少ないLO信号22の検出と同程度に する役割を果たす。このような同等化を行わない場合は、最もノイズの大きいL O信号22’のシステム30(図2参照)による検出率が、他のLO信号22の システム30による検出率よりも小さくなる。このように検出率が小さくなるこ とで、システム30による聴取者調査が不正確なものとなる可能性がある。 従来と同じく、レシーバ32は、感度パラメータよりも大きな振幅を有する信 号を検出するものである。上記感度パラメータは、レシーバ32が検出しうる最 小振幅信号を規定するもので、図3では文字“S”で示されている。LO信号周 波数における最大背景ノイズレベルは、図3では文字“N”で示されている。当 該レベルは、アンテナ26(図1〜2参照)を設置する各地点において実験的に 決定しうる。減衰器40は、N/Sに対応する量の減衰を行う。したがって、L O信号22も含めて、Nよりも小さな振幅を有するいかなる信号もレシーバ32 には検出されなくなる。図3を検討すれば、このようにレシーバ32を構成する ことにより、他の場合ならばレシーバ32によって検出されたであろう多くのL O信号22が検出されなくなることは当業者には明らかである。しかしながら、 これにより、上記LO信号22の周波数に対応する局に対する不当な偏りが防止 できる。 再び図2を参照すると、データ記録コンピュータ34は、少なくとも1つのメ モリ56に接続するCPU54と、タイマー58と、ディスクドライブ60とを 含んでいる。メモリ56は、CPU54及びデータ記録コンピュータ34によっ て実行されるプロセスを規定するプログラム命令を記憶し、これらのプロセスに 従って使用され且つ発生するデータを記憶する。タイマー58は、現在のデータ 及び時刻を追跡するクロックを維持することによってCPU54を補助する。デ ィスクドライブ60は、好ましくはディスケット等の持ち運び可能な媒体上にお けるデータの不揮発性記憶用に使用される。もちろん、データ記録コンピュータ 34が、キーボードや、ディスプレイ、モデム等(図示せず)の付加的な構成要 素を含んでいてもよい。実際、本願発明の好適な実施例では、従来の持ち運び可 能なパーソナルコンピュータがデータ記録コンピュータ34として作用する。 データ記録コンピュータ34によって記録されたデータは、データリンク62 を介してコンパイリングコンピュータ36に伝送される。好適な実施例では、デ ータリンク62は、ディスケットをデータ記録コンピュータ34からコンパイリ ングコンピュータ36まで物理的に移動することによって達成される。しかしな がら、モデム及び携帯電話を利用してリンクを構成するなど、より自動化された リンクを用いてもよい。好適な実施例では、記録されたデータは、その後、コン パイリングコンピュータによりコンパイルされたデータとは別個に保存される。 これにより、同じデータに対して様々なコンピレーション(compilation)フォー マットを取り入れることが可能である。 コンパイリングコンピュータ36は、少なくとも1つのメモリ66に接続する CPU64と、ディスクドライブ68と、キーボード及びディスプレイ70と、 プリンタ72とを含んでいる。メモリ66は、CPU64及びコンパイリングコ ンピュータ36によって実行されるプロセスを規定するプログラム命令を記憶す るとともに、これらプロセスに従って使用され且つ発生するデータを蓄える。デ ィスクドライブ68は、データの不揮発性記憶を行うため、及びディスケットを 介してデータ記録コンピュータ34からデータを得るために使用する。プリンタ 72は、調査データの文書レポートを作成する目的で使用する。もちろん、コン パイリングコンピュータ36が、ハードディスクドライブや、モデム、マウス等 (図示せず)の付加的な構成要素を含んでいてもよい。本願発明の好適な実施例 では、従来のパーソナルコンピュータがコンパイリングコンピュータ36として 機能する。 図4は、スキャニングレシーバ32(図2参照)によって実行されるスキャナ プロセス74のフローチャートである。一般に、スキャナプロセス74により、 レシーバ32はデータ記録コンピュータ34(図2参照)の制御下で作動する。 レシーバ32は、データ記録コンピュータ34からデータリンク38(図2参照 )を介して与えられる命令に単に対応するだけである。プロシージャ74は、当 業者に周知の態様でレシーバ32のメモリ52に蓄えられたソフトウェアプログ ラム命令に従って実行される。 プロシージャ74は、レシーバ32が現在同調している周波数において得られ た結果を記述するデータを出力すべく、タスク76を実行する。これらデータは データリンク38を介して出力された後、データ記録コンピュータ34に受入れ られ、以下に述べる態様で処理される。タスク76における上記データ出力は、 一般に、レシーバ32が現在同調している周波数において、信号が検出されたか 否かを記述するものである。このような検出情報はそのまま伝送されるか、ある いは、このように検出された信号の強度を示すデータが付加される。必ずしも必 要ではないが、他のデータ、例えばレシーバ32が現在同調している周波数や減 衰率、及び/又はAM、FM等の信号のタイプなどを記述するデータが提供され てもよい。 タスク76の後は、問合わせタスク78が、データリンク38を介してデータ 記録コンピュータ34から新たなチューニングコマンドが受信されたか否かを判 断する。チューニングコマンドは、レシーバ32に特定の周波数に同調するよう に指令を与えるものであって、信号を検出する際に使用するバンド幅や、受信信 号に適用する減衰率、検出する信号のAM、FMなどのタイプ等の他のデータを 含んでいてもよい。新たなチューニングコマンドがない場合は、タスク78はプ ログラム制御をタスク76に戻す。プロセス74は、新しいチューニングコマン ドが受け取られるまでは、タスク76及び78を含むループの中に留まる。レシ ーバ32は1つの周波数に同調されたままとなり、一連のデータがレシーバ32 によってデータリンク38を介して供給される。この一連のデータは、当該同調 周波数において検出される任意の信号を追跡するものである。 タスク78が新たなチューニングコマンドを検出すると、このチューニングコ マンドに従い、タスク80カルシーバ32をプログラムする。特に、IFディテ クタ46及びVCXO50(図2参照)は、上記コマンドを実行するようにプロ グラムされる。プログラム制御は、新しく指定された周波数に存在しうる任意の 信号を獲得すべく、十分な時間が経過するまでタスク80に留まる。この時間が 経過した後は、プログラム制御はタスク76に戻って、上記新たなチューニング コマンドに基づく結果を記述する一連のデータを出力する。プログラム制御は、 タスク76、78及び80からなる上述のループの中にいつまでも留まる。しか しながら、データの記録操作が1つの地点で完了した場合には、操作者がレシー バ32の電源を切るなどしてプロセス74を終わらせてもよい。 図5は、データ記録コンピュータ34によって行われるデータ記録プロセス8 2のフローチャートである。一般に、データ記録プロセス82は、スキャニング レシーバ32の作動をコントロールし、レシーバ32により提供されたデータを 記録するものである。プロシージャ82は、当業者に周知の態様でコンピュータ 34のメモリ56(図2参照)に蓄えられたソフトウェアプログラム命令に従っ て実行される。 プロシージャ82は、別のチューニングコマンドをデータリンク38を介して レシーバ32に送るためのタスク84を行う。既に述べたように、上記コマンド は、レシーバ32が同調させられる周波数を同定するデータとともに、信号のタ イプや減衰及びバンド幅等に関する他のチューニングパラメータを含むものであ る。タスク84において送られる特定の周波数は、チューニングテーブル86を 参照することで得られるが、そのブロック図の一例を図6に示す。テーブル86 は、メモリ56(図2参照)に蓄えられるメモリ構造に形成しうる。 図6において、テーブル86はLO信号の周波数のリストを含んでいる。既に 述べたように、これら周波数は、98.8〜118.6MHzの範囲にある、1 0分の1の位が偶数である周波数である。しかしながら、テーブル86は、シス テム30により行われる聴取者調査の対象とされるFM局に対応するLO信号の みを含むように構成されている。一般に、検出ゾーン28(図1参照)内の典型 的なラジオ20によって検出しうるすべてのFM局が、聴取者調査に含まれる。 前記ゾーン28において適切に検出されない局は、テーブル86及び聴取者調査 から省かれている。どの局もテーブル86に重複して記載されることはない。さ らに、テーブル86は各LO信号周波数に関連する記述データを含んでいてもよ い。この記述データには、LO信号周波数に対応し且つこのLO信号周波数より も10.7MHzだけ低いFM局の周波数や、当該局のコールサインなど、様々 な記述事項が含まれていてもよい。 図5及び6に関し、レシーバ32にどのLO信号周波数を送るべきかを決定す べく、タスク84によって、テーブル86の次のエントリーまでポインター(図 示せず)を移動させるようにしてもよい。このとき、レシーバ32によって次に 同調される周波数は、テーブル86において次に記載されている周波数である。 もちろん、上記ポインターがテーブル86の最後まで行った後は、テーブル86 の最初に戻るようにしておいてもよい。 図5において、上記チューニングコマンドによって要求される他のデータを、 メモリ56(図2参照)に蓄えられた定数からタスク84が選択するようにして もよい。好適な実施例では、タイプに関するパラメータはFM信号を受信するコ マンドに設定されており、減衰パラメータは減衰無しのコマンドに設定されてい る。好適な実施例では、より正確な減衰が得られるという理由で、減衰器40を 介して行われる。しかしながら、異なる実施例では、減衰機能をソフトウェアプ ログラミングを介してレシーバ32内で行ってもよい。 好適な実施例では、バンド幅パラメータは、18KHzよりも小さく、より好 ましくは約12KHzであるバンド幅をコマンドするように設定されている。こ のバンド幅は、不正確なデータを得ること及びコールを逃すことを比較考量した 上での好ましい値である。ここで、コールとは、ラジオ20(図1参照)が同調 するラジオ局を検出することを言う。バンド幅が大きくなれば、データの不正確 さにつながる。これは、LO信号周波数バンドの下半分において、FM放送信号 23(図3参照)とLO信号22とが混乱する可能性があるからである。また、 バンド幅が小さくなれば、コールの取り逃しにつながる。これは、LO信号22 の正確な周波数はラジオ20ごとに異なるからである。 タスク84の後、プロセス82は、レシーバ32からデータ記録コンピュータ 34に送られたデータを得るためにタスク88を行う。タスク88は、レシーバ 32が新たにプログラムされた周波数に同調し、且つこの新たな周波数に存在す る信号にロックできるだけの待ち時間を含んでいることが望ましい。しかしなが ら、一般に、待ち時間は一秒の何分の一かのわずかなものでしかない。このよう なデータが受け取られると、問合わせタスク90が起動し、レシーバ32から来 たデータを評価して、LO信号22が検出されたかどうかを判断する。この判断 に際し、タスク90は、受け取られたLO信号22が、所定の最小値をこえる振 幅を有しているかを確認すべく信号強度パラメータを評価することが望ましく、 これにより、スプリアス信号と本当のコールとを混同する可能性を減ずることが できる。信号が検出されないとき、又は十分な振幅の信号が存在しないときは、 プログラム制御はタスク84に戻り、レシーバ32がまた別の周波数に同調する ように命令される。LO信号22が検出されるまで、プロセス82は、タスク8 4、88及び90を含むスキャンループの中に留まる。換言すれば、プロセス8 2により、レシーバ32は、聴取者調査に含まれるFM局に対応するLO信号周 波数を求めて、このようなLO信号22が検出されるまでスキャニングを行うの である。 正しいLO信号22が検出されたとタスク90が判断すると、プロセス82は タスク92を行う。タスク92は、上述のスキャンループの一部ではない。新た なチューニングコマンドがレシーバ32に送られることはなく、レシーバ32は 上記LO信号22が検出された周波数に同調されたままである。この時点におい てレシーバ32に検出されたかもしれない他のLO信号22は無視される。 タスク92は、データ記録コンピュータ34のメモリ56におけるコールレコ ード94を初期化する。図7は、コールレコード94用フォーマットの一例を示 すブロック図である。図5及び7に関し、タスク92は、レコード94に対する データを書き込む。このデータは、コールに対して一義的に付されるシリアル番 号や、当該コールによって検出されたラジオ局の周波数、ラジオ局のコールサイ ンやLO周波数等の様々な記述データ、現在の日付、及び現在の時間を記述する ものである。現在の時間はコールの開始時間を同定するものである。これらのデ ータは、レシーバ32に現在検出されている特定のLO信号を同定するパラメー タである。 再び図5を参照すると、タスク92の後、タスク96がレシーバ32から付加 的なデータを得る。タスク96は、上述したタスク88と実質的に同じように機 能する。タスク96の後、問合わせタスク98がタスク96で得られたデータを 検査し、レシーバ32によって検出されたLO信号22が、所定の限界値以下で あることにより消えてしまったかどうかを判断する。LO信号22が消えていな い場合は、プログラム制御はタスク96に戻り、レシーバ32からさらなるデー タを得る。このようにあるLO信号22が一旦検出されると、プロセス82は、 当該LO信号22がレシーバ32によって検出されなくなるまで、タスク96及 び98からなるループに留まる。 LO信号22が消えたとタスク98が判定すると、問合わせタスク100が、 当該検出されたコールが、少なくとも最小許容コール継続時間の間、続けられた か否かを判定する。好適な実施例において、上記最小許容コール継続時間は約1 秒である。上記判定は、現在の時刻と、タスク92において上記コールレコード に記録された時間とを比較することによってなされる。コール継続時間が上記許 容最小値よりも小さい場合には、タスク102が、タスク92で初期化されたコ ールレコード94(図7参照)をクリアする。そして、プログラム制御はタスク 84に戻り、レシーバ32は、次の検出可能なLO信号22に対するスキャンを 行う。上述の短いコールは、聴取者調査において無視される。このような短いコ ールは、スプリアス信号や、瞬間的な反射、ラジオ20におけるラジオ局の変更 操作などに起因するものである。このような事柄は正当なコールではなく、聴取 者調査データをゆがめる可能性がある。 タスク100が、コール継続時間が上記許容最小値をこえていると判断した場 合は、タスク104が、コールレコード94(図7参照)を完全なものにする。 特に、タスク104は、当該コールの間に検出された信号のピーク強度を記述す るデータとともに、現在の時刻をコールレコード94に付け加える。コールの終 了時にコールレコード94に記録される時刻は、コールの開始時に記録される時 刻と組み合わされて、当該コールの継続時間を記述する。タスク104の後、タ スク106は、コールレコード94をファイルに書き込む。このファイルは、即 時にあるいは後に、ディスクドライブ60(図2参照)の持ち運び可能なディス ケットに書き込まれる。このように、タスク106によって、コールレコード9 4は、実質的に永久的で且つ非揮発性の媒体に記録されることになる。 タスク106の後、プログラム制御はタスク84に戻り、レシーバ32はまた 別のLO信号22に対してスキャンを行うように命令を受ける。上記LO信号周 波数バンドは、LO信号22を求めてスキャニングされる。そのような信号が検 出されると、当該検出LO信号22がレシーバ32に検出されなくなるまで、そ の他のLO信号は無視される。 1つのLO信号を検出する一方で他のLO信号を無視することにより、聴取者 調査データにおける特定の偏りを防止することができる。したがって、検出ゾー ン28において、複数のラジオが共通の局にダイヤルを合わせている場合であっ ても、聴取者調査データがゆがめられることがない。他の状況下では検出された であろう他のLO信号を無視することによりサンプル数が減少する一方、それに より、複数のラジオ局にダイヤルを合わせていたラジオの実際の数に比例して、 上記調査に含まれる全てのラジオ局に対して記録されたコールが減少する。その 結果、調査データに不公平な偏りが持ち込まれることはない。他方、2以上のL O信号が検出されるとともに、他の検出可能なLO信号が記録される場合には、 不当に少ない数のコールが、人気のある局に対して記録されることとなろう。こ のような不公平な結果は、検出ゾーン28にある2以上のラジオが同じ局に同調 しているか否かを判定することが難しいことによる。より人気のある局は検出ゾ ーン28において同時に複数のコールを有する傾向にある。 本願発明の好適な実施例によれば、任意の期間、所定の場所において、レシー バ32はプロセス74(図4参照)を連続的に行い、データ記録コンピュータ3 4はプロセス82を連続的に行う。継続時間が48〜96時間である場合、一般 には何千ものコールが記録される。もちろん、記録されるコールの数がその場所 の交通量及びその他の要因に依存することは、当業者には明らかであろう。これ らコールが記録されたディスケットはコンパイリングコンピュータ36(図2参 照)まで運ばれる。このコンピュータは、検出ゾーン28(図1参照)の近傍で あるか否かに関係なく、都合の良い場所に配備される。アンテナ26、レシーバ 32、及びデータ記録コンピュータ34は、同じ場所で記録を続けたのち、場所 を移動して当該異なる場所のコールを記録してもよい。あるいは作動を終了して もよい。 レシーバ32やデータ記録コンピュータ34の操作、あるいは受信したデータ の解釈に対しては人間のオペレータが要らないことは、当業者には明らかであろ う。これにより正確さの面で有利となるが、これは、結果がオペレータの技術及 び集中力に左右されないためである。また、コストの面でも有利となる。なぜな ら、熟練したオペレータに支払う高い給料も必要ではなく、調査地付近において 人間のオペレータが快適に作業できるように環境を整備する必要もないからであ る。 図8は、コンパイリングコンピュータ36によって行われるコンピレーション プルーニング(pruning)プロセス108のフローチャートを示す。一般に、コン ピレーションプルーニングプロセス108は、既に述べたような態様で記録され たコールレコード94のファイルに含まれるコールレコード94の中から所定の コールレコードを削除するものである。プロセス108は、調査データを歪める 可能性のある不適当なコールを記述していると思われるコールレコード94を取 り除く。プロシージャ108は、当業者には周知の態様でコンピュータ36のメ モリ66(図2参照)に蓄えられたソフトウェアプログラム命令に従い、行われ る。 プロシージャ108は、以下で説明するループにおいて、記録された各コール レコード94(図7参照)を繰り返し検査する。プロシージャ108は、タスク 110を実行して、上記ファイルから次のコールレコード94を得る。次に、問 合わせタスク112は、直前に検査したコールの終了時点と現在検査中のコール の開始時点との間に経過するインターコール継続時間が、所定の最小継続時間よ りも小さいか否かを判定する。好適な実施例では、この最小継続時間は、都市に おける通常の交通移動速度に対して約8秒に設定されている。しかしながら、こ の最小継続時間は、より低速の又は高速の交通速度に対応すべく、より長く又は より短くなるように調節してもよい。このインターコール継続時間が上記最小継 続時間よりも短い場合には、不適当なコールが記録されている可能性がある。そ の場合は、このコールレコード及び以前のコールレコードに対して記録された信 号周波数を検査すべく、問合わせタスク114が実行される。これらの周波数が 同じである場合には、そのコールは不適当なコールとして扱われ、プログラム制 御はタスク110に戻って、ファイルの次のコールルコード94を検査する。上 記コールレコードに記録されたデータは無視されることになる。 2つの連続するコールが、最小継続時間内において同じラジオ局に対して記録 された状況に対し、タスク112及び114が協働して検査を行う。場合によっ ては、このような状況では2つの不適当なコールが含まれているかもしれない。 あるいは、単一のラジオ20において、そのLO信号22が瞬間的に中断したこ とによる影響かもしれない。例えば、このような中断は、本来検出がほとんど不 可能であるような低レベルの信号に起因して、あるいは、LO信号22を発する ラジオ20とアンテナ26(図1参照)との間に別の車12が入り込むことに起 因して発生する。このような瞬間的な中断が生じた場合、単一のラジオに対し2 つのコールが記録されることにより、聴取者調査データが偏ったものとなる。す なわち、このような現象がより起こりやすいラジオ局、例えば、より多くのノイ ズが発生するLO周波数バンドの下半分にLO周波数がある局や、より人気のあ る局にとって有利となるように作用する。 上記インターコール継続時間が最小継続時間よりも小さくない場合、あるいは インターコール継続時間が最小継続時間よりも小さいが、上記コールが異なる周 波数に対するものである場合には、プログラム制御はタスク116に進む。タス ク116は、検査中のコールレコード94に記録された継続時間と、所定の最大 許容継続時間とを比較する。好適な実施例では、上記最大許容継続時間は約10 分に設定されている。上記コールレコードが、この最大値よりも大きな継続時間 を示す場合には、上記コールは不適当なものとみなされ、プログラム制御はタス ク110に戻って、次のコールレコード94を検査する。上記コールレコード9 4に含まれるデータは無視される。 車12は通常、検出ゾーン28を数秒で通過する。コールレコードが上記最大 許容継続時間よりも大きなコール継続時間を示す場合には、レシーバ32はおそ らく、ラジオ20以外のものを検出したのであろう。例えば、妨害電波源が近傍 にやって来た可能性がある。このようなコールデータは、典型的にはFM放送信 号周波数バンドて振動するLO信号を有するラジオ局が有利となる方向に、聴取 者調査データを歪めてしまう。 上記コールレコード94が、最大許容値よりも小さいコール継続時間を示して いると、タスク118が判断した場合は、その時刻に対する当該コールは正しい ものであると考えられ、プログラム制御は問合わせタスク120に進む。タスク 120は、コールレコードにおけるデータを検査して、異常なものがあるか否か を判定する。例えば、タスク120は上記コールの信号強度を検査し、過剰に高 い信号が受信されているか否かを判定する。また、タスク120は、コール継続 時間が上記最大許容値よりも小さい場合であっても、上記コールの継続時間を検 査して、異常に長いコールが記録されていないかを調べる。このような事柄及び その他の事柄は、それ自身適切でないデータを示しているわけではないが、もし それらが異なるコールレコード94で生じる場合には、適切でないデータが示さ れている可能性がある。したがって、このような事柄が検出されたときは、後に 検討する対象として、コールレコード94に対するフラグを起動する。 タスク124の後、あるいはタスク120が、コールレコード94において問 題となるデータを見つけられなかった場合は、プロセス108は、タスク126 を実行する。タスク126は、コールレコード94をコンピレーションファイル にセーブする。次に、当該コールレコード94が、選別のために検査すべき最後 のコールレコード94であるかどうかを、問合わせタスク128が判定する。最 後のコールレコード94でない場合は、プログラム制御はタスク110に戻り、 次のコールレコード94を検査する。プロセス108は、全てのコールレコード 94が検査をされるまで、このループに留まる。潜在的に歪みを生じさせるデー タは、その他のコールレコード94から自動的に選別される。全てのコールレコ ード94が検査されると、プログラム制御はコンパイルプロセス130に進む。 もちろん、プログラム制御が必ずしも自動的にプロセス130に進まなくてもよ いこと、及びプロセス130は、プロセス108とは完全に異なるコンピュータ プログラムによって記述しうることは、当業者にとって明らかであろう。 図9は、コンパイリングコンピュータ36によって実行しうるコンパイルプロ セス130のフローチャートを示す。一般的に、コンパイルプロセス130は、 プルーニングプロセス108(図8参照)で作成されたコンピレーションファイ ルからのデータを、一例として図10に示すスプレッドシートアレイ(spread sh eet array)に移行する。プロシージャ130は、当業者に周知の態様でコンピュ ータ36のメモリ66(図2参照)に蓄えられたソフトウェアプログラム命令に 従って実行される。 プロセス130はタスク132を実行して、一例が図10に示されたスプレッ ドシート134に対するセルデフィニション(cell definitions)を得る。スプレ ッドシート134は、複数の行(row)及び列(column)に配列されたセル136に 分割されている。データの幾つかの事項は、各セル136に含まれるようにして もよい。好適な実施例において、列は、一日の各時間に対して与えられており、 行は、聴取者調査に含まれる各ラジオ局に対して与えられている。タスク132 は、これらの行及び列を規定する。しかしながら、スプレッドシートの行及び列 の規定は、用途に応じて柔軟に変更してもよいことは、当業者には明らかであろ う。例えば、さらに列を付け加えて、数時間分のブロックを設けることも可能で ある。 再び図9を参照すると、タスク132の後、タスク138がコンピレーション ファイルを処理して、そこに含まれたデータ又は少なくともその一部を、スプレ ッドシート134(図10参照)の中に蓄積する。タスク138は、各時間ごと に各局に対して記録されたコールの数、及び特定のレポートを作成するために価 値があると思われるその他の要素を決定する。次に、タスク140は、スプレッ ドシート134のアレイにおける各セル136に対するセル百分率を計算する。 当該パーセンテージは、スプレッドシート134の各列に対して記録されたコー ルの総数をもとに計算され、時間ごとの比較を行う上での標準化されたデータを 提供するものである。 タスク140の後、別のループを起動して、上記様々なセル136及びスプレ ッドシート134の列を検査する。好適な実施例では、1つの列の全てのセルが 検査された後、別の列のセルの検査に移る。このように、タスク142は、次に 検査すべきスプレッドシートの列を同定し、タスク144は、現在同定されてい る列における次に検査すべきセルを同定する。タスク144が対象となるセル1 36を同定した後、潜在的に不適当なデータにフラグを付すべく一連の決定がな される。この決定の数は任意である。例えば、問合わせタスク146によって、 記録されたフラグの数が対象たるセル136に対して多すぎるか否かを決定する ようにしてもよい。このようなフラグは、プルーニングプロセス108(図8参 照)のタスク124において設定されたものである。数が多すぎることが判明し た場合には、タスク148によって、対象セル136に記述的フラグを付け加え てもよい。 タスク148の後、あるいはタスク146が余分な数のフラグを見つけられな かった場合には、問合わせタスク150によって、過度のパーセンテージ変化が その前の時間から上記セルに対して報告されているか否かを決定するようにして もよい。2つの連続する時間の間におけるマーケットシェアのパーセンテージに おける過度の変化は、不適当なデータを示すものでありうる。したがって、この 状況が検出された場合には、タスク152により、記述フラグを対象セル136 に付すようにしてもよい。タスク152の後、あるいは、タスク150が連続す る時間において過度のマーケットシェアパーセンテージ変化を見出さなかった場 合には、問合わせタスク154によって、前の月あるいは前の週にたいするスプ レッドシート134において対応する地理的位置に対する対応するセルから上記 セルに対して、過度のパーセンテージ変化が報告されているか否かを決定するよ うにしてもよい。前月あるいは先週に対するスプレッドシート134は、メモリ 66あるいはディスクドライブ68(図2参照)から得ることが可能である。こ こでも、2つの連続する月あるいは週の間でマーケットシェアパーセンテージに 過度の変化があれば、誤ったデータである可能性がある。過度の変化が検出され た場合は、タスク156によって、対象セル136に記述フラグを付すようにし てもよい。 タスク156の後、あるいはタスク154が、先月又は先週からのマーケット シェアパーセンテージに過度の変化を見出さなかったときには、問合わせタスク 158により、対象セル136がスプレッドシート134の対象列において検査 されるべき最後のセル136であるか否かが判断される。違う場合には、プログ ラム制御はタスク144に戻って、当該列の次のセルを検査する。当該列の最後 のセル136が検査された場合は、問合わせタスク160によって、当該列に記 録されたコールの総数が、所定の最小数よりも大きいか否かが判定される。当該 最小数よりも小さい場合は、コールレコードのサンプル数が、統計的に有意なサ ンプルサイズにとどいていない危険性がある。このような状況が生ずるのは、数 多くのコールレコード94がプロセス108(図8参照)において取り除かれた ときか、又は車の交通量が少ないときである。このような状況が検出された場合 には、タスク162が、スプレッドシート134の対象セルに記述フラグを付加 するようにしてもよい。タスク162の後、あるいはタスク160によりコール の数が上記最小数よりも大きいと判定された場合には、問合わせタスク164に より、対象列がスプレッドシート134の最後の列であるか否かが判断される。 まだ他に評価すべき列が残っている場合には、プログラム制御はタスク142に 戻って、スプレッドシート134の残りを検査する。スプレッドシート134全 体が検査されると、プロセス130はタスク166に進行して、スプレッドシー ト134の処理を続ける。 タスク166により、外部データをスプレッドシート134のアレイに挿入す る。このような外部データは、例えば、監視位置における車のカウント数を表す ものである。車のカウント数は、特定の地点を通過する車の総数である。本願発 明のシステム及び方法は、既に述べた様々な理由から検出ゾーン28を通過する 全ての車12(図1参照)を記録するわけではない。したがって、監視地点にお いて特定の時間に特定のラジオ局を聞いている車12の総数を示すためには、上 記の車のカウント数にパーセンテージ数を掛ければよい。また、上記の外部デー タは、検出ゾーン28が設けられた都市等のエリアに対する母集団、又は交通カ ウントデータなどであってもよい。このような母集団データは、パーセンテージ データを乗じることによりスプレッドシート134に挿入されると、一種の公分 母を与える。これにより、異なる地域に対するスプレッドシート134を互いに 比較し、一緒にコンパイルすることによって、より小さな地域の集合からなる大 きな地域に対する統計となるようにすることが可能である。 タスク166の後、タスク168が、上記スプレッドシート134を不揮発性 記憶媒体に保存する。オプションとして、タスク170により、スプレッドシー トアレイ、又は少なくともその一部を、特定のレポートフォーマットにプリント するようにしてもよい。その後、プロセス130は終了する。 タスク146〜162に関連して既に説明したように、フラグを付されたセル 及び列を人間のオペレータが検査し、不適切なデータが示されているか否かに関 するコールの判断を行ってもよい。オペレータが不適切なデータが含まれている と判断した場合は、上記コンピレーションから特定の日付又は時間を除くべく、 タスク132のスプレッドシートセルデフィニションを調節することにより、プ ロセス130を繰り返してもよい。データが不十分な場合には、図1〜7に関連 して既に述べたように、同じ地点でさらにデータを集めてもよい。 要約すれば、本願発明は、チューナーが同調している局を判定するための改良 されたシステム及び方法を提供する。聴取者調査データは、聴取者の参加、ある いは、熟練したオペレータによる絶え間無い監視が無くとも集められる。本願発 明のシステム及び方法は、大きな調査サンプルを得ることよりも、正確な調査デ ータを得ることをより優先する。したがって、調査データに不公平な偏りが入り 込むことを防ぐため、本願発明は、本来調査に含まれていたかもしれない、検出 可能な及び/又は検出されたデータを自動的に無視する。それにもかかわらず、 本願発明の自動データ収集技術により、大きなサンプル集団を小さなコストでモ ニターすることが可能である。聴取者調査データの正確さが、信号及びデータ処 理によって向上する。聴取者調査データの正確さが向上する要因は、検出ゾーン を任意の数の異なる位置に設けられること、及び、これらの位置で得られる聴取 者調査データが、調査結果と母集団等の外部データとを比較考量した後に結合さ れることにある。 以上において、本願発明を好適な実施例に基づいて説明した。しかしながら、 本願発明の範囲を逸脱することなく、これらの好適な実施例に変更及び改変を行 いうることは、当業者には明らかであろう。例えば、本願発明のレシーバはスキ ャニングレシーバである必要はなく、スペクトル分析器や、異なる局に同調し且 つ並列的に操作される複数のレシーバであってもよい。さらに、本願明細書で説 明した処理機能を、当該説明とは異なる態様で、レシーバやデータ記録コンピュ ータ、及びコンパイリングコンピュータ間に割り当てることも当業者には可能で ある。また、本願明細書において、システムの異なるコンポーネントで実行され るものとして説明した諸機能を結合することも、当業者には可能である。さらに は、本願発明が、特定のタスク、及び本願明細書に説明したプロセスを実行する ための特定のタスク命令に関する幅広いバリエーションを含むものであることも 当業者には明らかであろう。当業者に容易なこれらの及び他の変更及び改変は、 本願発明の範囲に含まれることを意図されたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),UA(AZ,BY,KG,KZ,RU,TJ,TM ),AL,AM,AT,AU,AZ,BB,BG,BR ,BY,CA,CH,CN,CZ,DE,DK,EE, ES,FI,GB,GE,HU,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU ,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,S I,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US ,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ローカル発振信号を発するチューナーが同調しているラジオ局を同定するた めの遠隔式聴取者調査方法であって、 検出ゾーンの設置に際し、前記ラジオ局のうちの異なる局に同調しているチ ューナーから前記検出ゾーンにおいて発せられる前記ローカル発振信号が、レシ ーバのアンテナを介して検出可能とするステップと、 前記レシーバにおいて前記ローカル発振信号のうちの1つを検出するステッ プと、 前記ローカル発振信号のうちの前記1つを記述するデータを獲得するステッ プと、 前記ローカル発振信号のうちの前記1つが前記レシーバにおいて検出される 一方で、前記検出ゾーン内から発せられる前記ローカル発振信号のうちの他のも のを記述するデータを無視するステップと、 を含んでいる方法。 2.前記検出ゾーン設置ステップは、複数のローカル発振周波数のうちの任意の 周波数において前記検出ゾーン内で発せられるローカル発振信号が検出可能であ るように構成されており、前記複数のローカル発振周波数のうち最もノイズが大 きいものに対する前記検出ゾーンにおけるノイズレベルは、前記複数のローカル 発振周波数のうちの他のものにおけるノイズレベルよりも大きく、 前記方法は、前記ローカル発振周波数のうちの任意の周波数において所定の 最小信号強度よりも大きな信号強度を有するローカル発振信号を前記レシーバが 検出するように構成するステップをさらに含んでおり、 前記方法は、前記最もノイズが大きいローカル発振周波数以外の周波数にお いて前記最小信号強度よりも小さい信号強度を有するローカル発振信号に対応す るコールが前記調査の結果を歪めないようにするステップをさらに含んでいるこ とを特徴とする、請求項1に記載の遠隔式聴取者調査方法。 3.前記検出ステップは、一の時刻においてただ1つのローカル発振信号を検出 するように構成されており、 前記方法は、前記1つのローカル発振信号が、前記レシーバにおいて検出さ れなくなる時点を判定するステップをさらに含んでおり、 前記方法は、前記1つのローカル発振信号が前記レシーバにおいて検出され なくなった後に、前記検出ステップを繰り返すステップをさらに含んでいること を特徴とする、請求項1に記載の遠隔式聴取者調査方法。 4.前記データ獲得ステップは、所定の最小時間よりも小さい継続時間を有する コールを無視するように構成されている、請求項1に記載の遠隔式聴取者調査方 法。 5.前記検出ゾーン設置ステップは、前記ラジオ局の異なる局に同調しているチ ューナーから前記検出ゾーンにおいて発せられる前記ローカル発振信号が、前記 アンテナを介して検出可能であるように構成されており、 前記方法は、1つのローカル発振信号を検出すべく前記検出ステップが実行 されている一方で、前記検出ゾーン内から発せられる他の検出可能なローカル発 振信号を記述するデータを無視するステップをさらに含んでいることを特徴とす る、請求項1に記載の遠隔式聴取者調査方法。 6.前記獲得ステップは、前記1つのローカル発振信号が前記レシーバにおいて 検出されている継続時間を同定するデータを記録するステップをさらに含んでお り、前記方法が、 前記継続時間を所定の時間と比較するステップと、 前記継続時間が前記所定の時間よりも大きいと前記比較ステップが判定した ときには、前記ローカル発振信号のうちの前記1つを記述する前記データを無視 するステップとをさらに含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の遠隔式 聴取者調査方法。 7.ローカル発振信号を発するチューナーが同調しているラジオ局を同定するた めの遠隔式聴取者調査方法であって、 検出ゾーンの設置に際し、当該検出ゾーンにおいて発せられるローカル発振 信号がレシーバのアンテナを介して検出可能であるようにするステップと、 前記レシーバにおいてローカル発振信号を検出するステップと、 前記ローカル発振信号を記述するデータを獲得するに際し、当該データは複 数のコールに区分されており、各コールは単一の検出されたローカル発振信号に 対応しており、前記複数のコールは、連続するコール間の継続時間を判定しうる ように構成されたローカル発振周波数データ及びタイミングデータを担っている ことを特徴とするステップと、 前記獲得ステップに対応して、前記コールの一部のみに対応する調査結果を 発生させるステップと、 2つの連続するコールが、実質的に等しいローカル発振周波数を有するとと もに互いの所定継続時間内において生ずる場合に、当該2つの連続するコールの うちの1つが前記調査結果を歪めないようにするステップと、 を含んでいる方法。 8.前記検出ゾーン設置ステップは、複数のーカル発振周波数のうちの任意の周 波数において前記検出ゾーン内で発せられるローカル発振信号が検出可能である ように構成されており、前記複数のローカル発振周波数のうち最もノイズが大き いものに対する前記検出ゾーンにおけるノイズレベルは、前記複数のローカル発 振周波数のうちの他のものにおけるノイズレベルよりも大きく、 前記方法は、前記ローカル発振周波数のうちの任意の周波数において所定の 最小信号強度よりも大きな信号強度を有するローカル発振信号を前記レシーバが 検出するように構成するステップをさらに含んでおり、 前記方法は、前記最もノイズが大きいローカル発振周波数以外の周波数にお いて前記最小信号強度よりも小さい信号強度を有するローカル発振信号に対応す るコールが前記調査の結果を歪めないようにするステップをさらに含んでいるこ とを特徴とする、請求項7に記載の遠隔式聴取者調査方法。 9.前記検出ステップは、一の時刻においてただ1つのローカル発振信号を検出 するように構成されており、 前記方法は、前記1つのローカル発振信号が、前記レシーバにおいて検出さ れなくなる時点を判定するステップをさらに含んでおり、 前記方法は、前記1つのローカル発振信号が前記レシーバにおいて検出され なくなった後に、前記検出ステップを繰り返すステップをさらに含んでいること を特徴とする、請求項7に記載の遠隔式聴取者調査方法。 10.前記コールの前記タイミングデータはさらに、前記ローカル発振信号が前記 レシーバにおいて検出されている継続時間を判定可能とするように構成されてお り、 前記獲得ステップは、所定の最小時間よりも小さい検出継続時間を有するコ ールを無視するように構成されていることを特徴とする、請求項7に記載の遠隔 式聴取者調査方法。 11.前記設置ステップは、前記ラジオ局の異なる局に同調しているチューナーか ら前記検出ゾーンにおいて発せられる前記ローカル発振信号が前記アンテナを介 して検出可能であるように構成されており、 前記方法は、1つのローカル発振信号を検出すべく前記検出ステップが実行 されている一方で、前記検出ゾーン内から発せられる他の検出可能なローカル発 振信号を記述するデータを無視するステップをさらに含んでいることを特徴とす る、請求項7に記載の遠隔式聴取者調査方法。 12.ローカル発振信号を発するチューナーが同調しているラジオ局を同定するた めの遠隔式聴取者調査方法であって、 検出ゾーンを設置するに際し、複数のローカル発振周波数のうちの任意の周 波数において当該検出ゾーン内で発せられるローカル発振信号が、レシーバのア ンテナを介して検出可能であるようにし、前記複数のローカル発振周波数のうち 最もノイズが大きい周波数に対する前記検出ゾーンにおけるノイズレベル が、前記複数のローカル発振周波数の他の周波数におけるノイズレベルよりも大 きくなるようにするステップと、 前記ローカル発振周波数のうちの任意の周波数において所定の最小信号強度 よりも大きい信号強度を有するローカル発振信号を、レシーバに検出させるよう に構成するステップと、 前記レシーバにおいてローカル発振信号を検出するステップと、 前記ローカル発振信号を記述するデータを獲得するに際し、当該データは複 数のコールに区分されており、各コールは単一の検出されたローカル発振信号に 対応しているステップと、 前記獲得ステップに対応して、前記コールの一部のみに対応する調査結果を 発生させるステップと、 前記最もノイズの大きいローカル発振周波数以外の周波数において前記最小 信号強度よりも小さい信号強度を有するローカル発振信号に対応するコールが前 記調査結果を歪めないようにするステップと、 を含んでいる方法。 13.前記チューナーは、88.1〜107.9MHzの範囲において10分の1 の位が奇数である複数の周波数のうちの任意の周波数に同調しており、前記検出 ステップは、98.8〜118.6MHzのローカル発振周波数領域における、 10分の1の位が偶数である複数の周波数を検出すべく、前記レシーバをチュー ニングするステップを含んでいる、請求項12に記載の遠隔式聴取者調査方法。 14.前記検出ステップは、一の時刻においてただ1つのローカル発振信号を検出 するとともに、当該1つのローカル発振信号と同時に生ずる検出可能なローカル 発振信号を無視するように構成されており、 前記方法は、前記1つのローカル発振信号が、前記レシーバにおいて検出さ れなくなる時点を判定するステップをさらに含んでおり、 前記方法は、前記1つのローカル発振信号が前記レシーバにおいて検出され なくなった後に、前記検出ステップを繰り返すステップをさらに含んでいること を特徴とする、請求項12に記載の遠隔式聴取者調査方法。 15.前記獲得ステップは、 前記ローカル発振信号が前記レシーバにおいて検出されている継続時間を記 述するタイミングデータを担うステップと、 所定の最小時間よりも小さい継続時間を有するコールを無視するステップと を含んでいる、請求項12に記載の遠隔式聴取者調査方法。 16.1つのローカル発振信号を検出すべく前記検出ステップが実行されつつある 一方で、前記検出ゾーン内から発せられる他のローカル発振信号を記述するデー タを無視するステップをさらに含んでいる、請求項12に記載の遠隔式聴取者調 査方法。
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