JPH11502351A - 時間的に順次連続する画像の運動物体を検出する方法 - Google Patents

時間的に順次連続する画像の運動物体を検出する方法

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JPH11502351A JP9525567A JP52556797A JPH11502351A JP H11502351 A JPH11502351 A JP H11502351A JP 9525567 A JP9525567 A JP 9525567A JP 52556797 A JP52556797 A JP 52556797A JP H11502351 A JPH11502351 A JP H11502351A
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Abstract

(57)【要約】 時間的に順次連続する画像において動いている物体を検出するために利用される方法を提供する。この場合、ブロック指向形の分析のために目下の画像を画像ブロックに分割し、各画像ブロックごとに目下の画像の画像信号と、画像の時間順序で目下の画像に先行する第1の基準画像の対応する画像ブロックにおける画像信号とを比較する。その際にこの比較を、たとえば画像信号変化および/またはテクスチャ変化を求めることにより行う。そして変化検出のため、目下の画像の画像信号と運動物体のない第2の基準画像の画像信号との差を、画素単位精度で所定の第1の閾値と比較する。その差が所定の第1の閾値を超えていれば、物体指向形の分析で物体の大きさおよび/または形状を求め、動いている物体を表す画像信号と、第1の基準画像の対応する画像領域における画像信号とを、たとえば画像信号変化および/またはテクスチャ変化を求めることで比較する。また、所定の第1の大きさ閾値を下回っている目下の画像の少なくとも1つの運動物体に対し、第1の基準画像の対応する物体への対応づけとその動きベクトルの形成により動き予測を行う。予測された動きベクトルの値が所定の第2の閾値を超えていれば、その物体に対し時間的な監視を行い、予測された動きベクトルの値が所定の第3の閾値を超えていれば、その物体を運動物体として識別する。時間的に監視されている物体に対し、以前に利用された目下の画像に対応する第3の基準画像に基づき、目下の画像に対する新しい物体位置を予測することで動き予測を実行する。さらに、目下の画像における物体への被監視物体の対応づけを、動き予測により得られた物体位置と物体指向形の分析で求められた目下の画像中の対応する物体位置とをオーバーラップさせることによって行う。この場合、被監視物体の動きを、それまでに求められた動きベクトルの和の形成により時間に依存して求め、和の形成による動きベクトルの値が所定の第3の閾値を超えていれば、被監視物体を動いている物体として検出する。

Description

【発明の詳細な説明】 時間的に順次連続する画像の運動物体を検出する方法 従来の技術 本発明は、請求項1の上位概念に記載の時間的に順次連続する画像における運 動物体を検出する方法に関する。 未公開の特許出願第4440671号明細書には、運動物体を光学的に検出す る方法についてすでに述ベられている。この公知の方法によれば運動物体を検出 するために、目下の画像と基準画像とが画像信号変化、テクスチャないし組織構 造、変位という測定量に関して比較される。運動物体が検出されると、それに続 いて、背景画像と関連づけて画素単位精度の変化検出手法を用いることにより、 その運動物体の物体指向形分析が実施される。次に、物体マスクにおいて、運動 物体に属する関連の画像領域が特徴づけられる。そして特徴、大きさ、直線性に 基づくトポロジー検査、ならびに画像信号変化、テクスチャ、動きという物体関 連の測定量の検査を完了させることで、運動物体が検出される。 発明の利点 これに対し請求項1の特徴部分に記載の構成を備えた本発明による方法の利点 とは、ある物体に関する物 体特徴がある1つの時点で検出され評価されるだけでなく、特徴の時間的なシー ケンスが求められて評価されることにある。このことにより、短時間だけ短い距 離で移動した物体と、比較的長い距離にわたり連続的に移動した物体との区別を 行うことができる。したがってたとえば、ある撮影場面中を方向づけられて移動 する人物と、風の中でごく短い距離しか運動していない樹木の領域とを区別する ことができる。そしてこのようにして有効量と障害量との区別が改善されること で、物体検出手法の安定性が高められる。 従属請求項には、請求項1記載の方法の有利な実施形態が示されている。 殊に有利には請求項2に示されているように、物体の動きをそれまでに求めら れた動きベクトルの和の計により時間に依存して求める。このことにより、動い ている物体が観察されている撮影場面中を方向づけられて移動しているという情 報に加えて、撮影場面中の物体の経路に関する精確な情報もベクトル連鎖の形で 得られる。このようにして、アラームトリガの判定が著しく改善される。 有利には請求項3に記載のように物体指向形の分析を、ブロック指向形の分析 により運動物体が識別されている画像領域ないしは動き予測により物体が予測さ れている両像領域に制限される。このようにすれば、物体運動に係わる画像領域 においてのみ分析が行われ ることになり、その結果、計算コストおよび計算時間が節約される。 有利には請求項4に示されているように、物体を監視すべきか否かの必要性を 判定するために、物体に関する平均的な時間的テクスチャ変化を関与させる。こ のようにして、物体の時間特性判定のために付加的な特徴を得ることができ、そ の結果、有効量と障害量との区別がさらに改善される。 請求項5に記載されているように、物体に関する平均的な時間的テクスチャ変 化を求めるためにテクスチャ変化のブロック指向形分析を利用するのが有利であ る。これにより、物体に関する平均的な時間的テクスチャ変化を求めるための付 加コストが大幅に低減される。 請求項6に示されているように、和の形成による動きベクトルの値が所定の第 2の閾値を下回っていれば物体の監視を中止すると有利である。これにより、重 要でない動きをしている物体たとえば行ったり来たりして動いている樹木の枝の ような動きをしている物体を、方向づけられた動きをしている重要な物体と区別 することができ、これと同時にコストが節約される。それというのも、いっそう 僅かな物体しか監視しなくてよいからである。 有利には請求項7と8に記載されているように、直前に実行された動き予測で は動きベクトルを求めるこ とができなかったとき、ないしは目下の画像における物体への被監視物体の対応 づけが不可能であるとき、被監視物体が運動物体として識別される。このように すれば、たとえば画像撮影頻度が制限されている理由で捕捉できないような物体 の動きであっても識別される。 さらに有利には請求項9に示されているように、より精密な物体指向形の分析 の前に、物体をその大きさおよびその形状について所定の大きさおよび所定の形 状と比較し、物体の大きさないし物体の形状が所定の大きさないし所定の形状に 適合していなければ、物体の画像信号が続いて比較されないように構成されてい る。このようにすることで方法の効率が改善される。 請求項10に示されているように、動いていると識別された物体について物体 アラームがトリガされると有利である。これにより、この方法を警報設備に適用 することができる。 請求項11に記載されているように、動いていると識別された物体について監 視を中止するのが有利である。これにより、まだ動いていると識別されていない 物体を監視するためのコスト、時間および記憶場所を節約することができる。 請求項12に示されているように、動き予測を品質基準により判定するのが有 利である。これにより、信頼性のない動き予測を伴う物体を特別にマーキングし て監視することができるようになる。このことはたとえば、予測の信頼性のなさ が、物体が撮影場面から離れ去ったことあるいは画像撮影頻度が制限されている 理由でその動きが捕捉不可能であることに起因している場合に、とりわけ重要な 役割を果たす。 請求項13に記載されているとおり、物体マスク中に含まれている画素を利用 して物体の変位を求めるようにして物体運動の効率的な算出を行うのが有利であ る。 請求項14に示されているように、画素単位精度の変化検出により上記の物体 マスクを求めるのが有利であり、この場合、変化していると識別された幾重にも 関連する各画像領域が識別子によってマーキングされる。これにより、本発明に よる方法がさらに簡単になる。 有利には請求項15に示されているように簡単かつ僅かなコストで、目下の画 像における物体への被監視物体の対応づけが行われ、この対応づけは、予測され た物体の動きを考慮しながら各物体マスクをオーバーラップさせ、それを取り囲 む矩形のオーバーラップを検査するようにして行われる。 請求項16に記載されているように、動いている物体の大きさを画像位置に依 存して重み付けるのが有利である。このことによって撮影場面の遠近法的な判定 を実現することができ、いっそう遠くに位置する物体 については物体検出のための閾値ないし物体アラームのための閾値を低減するこ とができる。 請求項17に示されているように、物体が監視されておらず、かつ目下の画像 中のすべての物体が非運動物体として識別されたのであれば、第2の基準画像を 第1の基準画像による上書きによって追従処理するのが有利である。このように することで、動いている物体のない第2の基準画像の簡単な更新を実現できる。 請求項18に示されているように、小さい動きをしている物体をバッファメモ リに記憶し、第1の基準画像においてそれを考慮するのが有利である。このこと で、蓄積する著しく小さい動きを捕捉することができる。 請求項19に記載されているように、動いている物体あるいは信頼性のない動 き予測であるとされた物体が存在しているとき、第1の基準画像を後続の目下の 画像により上書きするのが有利である。これにより画像撮影頻度が高められ、そ の結果、相応に速い物体でも捕捉できるようになる。 図面 図面には本発明の実施例が示されており、次にそれについて詳細に説明する。 図1は本発明による方法を実施するための装置を示す図であり、図2はプログ ラムのフローチャート、図3および図4は物体指向分析のためのサブプログラム のフローチャート、図5は物体変位を伴う物体マスクを示す図であり、図6は画 素単位精度の変化検出により求められた物体マスク、図7は周囲を取り囲む矩形 のオーバーラップを示す図、さらに図8はオーバーラップした周囲を取り囲む矩 形の画素単位精度のオーバーラップ平面を示す図である。 実施例の説明 図1には画像撮影ユニット1が示されており、このユニットはデータライン7 を介して計算ユニット2と接続されている。計算ユニット2は別のデータライン 7を介して信号表示装置5と接続されている。さらに計算ユニット2は別のデー タライン7を介してメモリ4と接続されている。また、この計算ユニット2とは 、さらに別のデータライン7を介してディスプレイ6が接続されている。これに 加えて図1には入力ユニット3も示されており、このユニットは別のデータライ ン7を介して計算ユニット2と接続されている。 図2には、時間的に順次連続する画像における運動物体を検出する方法を実施 するためのプログラムのフローチャートが示されている。この場合、対応するプ ログラムはメモリ4に格納されており、計算ユニット2により処理される。 このプログラムのステップ10において、画像撮影ユニット1により時間的に 順次連続する2つの画像が記録され、計算ユニット2へ転送される。その際、時 間的に古い方の画像が第1の基準画像にコピーされる。さらにこの時間的に古い 方の画像は、運動物体のない撮影場面を表す第2の基準画像にコピーされる。時 間的に新しい方の画像は以下では目下の画像と称する。 計算ユニット2は、目下の画像と第1および第2の基準画像をメモリ4に記憶 し、目下の画像と第1の基準画像を画像ブロックへ分割する。このようにして、 目下の画像全体と第1の基準画像全体が同じ大きさの矩形の画像ブロックに分割 される。この場合、たとえば10×10画素の大きさの画像ブロックが用いられ る。 ステップ20において、目下の画像の各画像ブロックごとに、第1の基準画像 の対応する画像ブロックとの比較によって画像信号変化という測定量が算出され る。次に、このようにして求められた測定量はステップ30において(平均値と 分散により記述される)時間的な分散関数と比較される。これにより各画像ブロ ックごとに、以前に求められた画像信号変化と画像ブロックに典型的な画像信号 変化との間の画像信号変化比rsが、統計的な有意性検査手法に基づき求められ る。 画像ブロックに対する典型的な画像信号変化は、この方法の開始にあたり有利 にはカメラとして構成される画像撮影ユニット1のノイズに応じた値で開始され 、ステップ320において画像シーケンスから再帰的に評価される。画像信号変 化比rsが画像信号変化閾値tsよりも大きい画像ブロックについては、ステータ ス”運動物体”がブロック単位精度のステータスマスクにエントリされる。他の 画像ブロックについては、ブロック単位精度のステータスマスクにステータス” 非運動物体”がエントリされる。ブロック単位精度のステータスマスクはバイナ リマスクであって、そこでは画像信号変化比rsが画像信号変化閾値tsを上回る と、対応する画像ブロックないしはその画像ブロックの画素に1が割り当てられ る。画像信号変化比rsが画像信号変化閾値tsを下回ると、ブロック単位精度の ステータスマスクにおける対応の画像ブロックに0が割り当てられる。 ステップ40において、目下の画像中の画像ブロック各々に対しテクスチャな いし組織構造という測定量が計算される。 ステップ50において画像ブロックの各々について、該当画像ブロックに対す るテクスチャの時間的平均値で表される、以前に求められたテクスチャとその画 像ブロックに典型的なテクスチャの偏差が求められ、典型的なテクスチャの時間 分散で表される、以前に求められたテクスチャ変化と該当画像ブロックに典型的 なテクスチャ変化との間におけるテクスチャ変化比rtが、統計的な有意性検査 手法に従って求められる。 この方法の開始にあたりテクスチャの時間的平均値と時間的分散の値は、第1 の基準画像からカメラノイズを考慮した値によって開始され、ステップ320に おいて画像シーケンスから再帰的に評価される。テクスチャ変化比rtがテクス チャ変化閾値ttを下回っており、かつブロック単位精度のステータスマスクに ステータス”運動物体”がエントリされていれば、ブロック単位精度のステータ スマスクに”非運動物体”がエントリされる。これにより、画像信号変化に関す る画像信号変化比rsとテクスチャ変化に関するテクスチャ変化比rtが対応の変 化閾値tsおよびttを上回っているすべての画像ブロックに対するブロック単位 精度のステータスマスクには、ステータス”非運動物体”が生じる。残りの画像 ブロックについては、ステータス”非運動物体”がエントリされている状態とな る。この場合、ステータス”運動物体”は、ブロック単位精度のステータスマス クにおいて値1でマーキングされる画像ブロックに対応し、ステータス”非運動 物体”は、ブロック単位精度のステータスマスクにおいて値0でマーキングされ る画像ブロックに対応する。ステップ60においてこのプログラムは目下の画像 の物体指向形分析を可能にするサブプログラムにジャンプし、図3および図4に はそのサブプログラムのフローチャートが示されている。 物体を時間的に監視するために、被監視物体の2次 元のリストが管理される。この2次元のリストのうち一方のインデックスにより 被監視物体の個数が計数され、他方のインデックスにより1つの被監視物体がセ グメント化されている画像の個数が計数される。この2次元のリストは方法開始 にあたり空のものとして初期化される。 ステップ70において、被監視物体の2次元のリスト中に物体がエントリされ ているかが調べられる。もしエントリされているならば、この方法はステップ8 0に進み、そうでなければステップ110に進む。 ステップ80において、被監視物体の2次元のリスト中の全ての物体について 動き予測が実行される。この動き予測は、以前に用いた目下の画像に対応する第 3の基準画像に基づきその目下の画像に関する新たな物体位置を予測しながら実 行される。この場合、以前に用いられた目下の画像の物体マスクの出発物体位置 を利用することができる。 この方法を開始する際にはまだ第3の基準画像は存在していない、それという のも以前に用いられた目下の画像がなく、同様にそれに属する物体マスクもほと んどない。したがって動き予測は方法開始時には実行できず、被監視物体の2次 元のリストは方法開始時にはいずれにせよ空のものとして初期化されている。動 き予測を行うためには次のような方法が用いられる。すなわちこの方法によれば 、起こり得る各動きベクト ルに対するサーチ領域内で品質基準が求められ、その品質基準を最良に満たす動 きベクトルが、起こり得る他の動きベクトルに対し相対的に評価される。サーチ される動きベクトルについて、起こり得る他のすべての動きベクトルよりも品質 基準を著しく良好に満たしていれば、信頼性のある予測が生じる。そうでなけれ ば、予測は信頼できないものとして評価しなければならない。動き予測の結果は 被監視物体の2次元のリストにエントリされる。 ステップ90において、ある動きベクトルを以前に求めることのできた被監視 物体の2次元のリストからの全ての物体について、そのベクトルならびに以前に 用いられた目下の画像の物体マスク中の先行の位置を利用しながら、目下の画像 内の新しい物体位置が予測される。 次のステップにおいて物体指向形分析が実行される。有利にはこの物体指向形 分析は、可能な運動物体が検出された画像ブロックについてのみ実行される。こ れに相応する画像ブロックは、ブロック単位精度のステータスマスクにおいて値 1でマーキングされている。さらにこの物体指向形分析は、予測された物体位置 から取り出される画像領域に対しても行われる。 そしてステップ90において画素単位精度の補助マスクが生成され、このマス クには予測された物体位置が画素単位の精度で挿入される。 次にステップ100において、ブロック単位精度のステータスマスクにステー タス”運動物体”をもつエントリが存在しているかが調べられる。それが存在し ているならばステップ120に進み、そうでなければステップ130にジャンプ する。 ステップ110においても、ブロック単位精度のステータスマスク中にステー タス”運動物体”をもつエントリが存在しているかがやはり調べられる。存在し ているならばステップ120に進み、そうでなければステップ310に進む。 ステップ120において、ブロック単位精度のステータスマスク内でステータ ス”運動物体”をもつすべての画像ブロックが、画素ごとに画素単位精度の補助 マスクの対応領域にエントリされる。 このようにすると画素単位精度の補助マスクによって、物体指向形分析を行う べき画素すべてが表される。 ステップ130において、画素単位精度の補助マスクに従って物体指向形で分 析すべき画像領域中の目下の画像の画像信号が、第2の基準画像における対応の 画像信号と画素ごとに比較され、その結果、画素単位精度の変化マスクが求めら れる。この画素単位精度の変化マスクにより運動物体が表される。画素単位精度 の変化マスクを求めるために、目下の画像における被検査画像ブロックの各画素 の画像信号が、第2の基準 画像における画素の対応する画像信号と比較される。次に画像信号の差が、まえ もって定められた第1の閾値と比較される。変化マスクにおいて画素がマーキン グされるのは、画像信号の対応の差が所定の第1の閾値を超えているときである 。その際、この所定の第1の閾値は、対応する画素における画像信号の時間経過 特性および/またはそれらの画像信号と空間的に隣接する画素に依存して適合調 整できる。 ステップ140において、変化マスクにおける関連領域が識別子によりマーキ ングされ、物体として検出される。その結果は、目下の画像の画素単位精度の物 体マスクである。目下の画像における画素単位精度の物体マスクにおいて、個々 の物体の画素が物体固有のグレー値により特徴づけられ、このグレー値は対応す る物体に特徴的なものであり、一義的に他の物体とは識別可能に特徴づけられる ものである。関連領域の個数は目下の画像における物体の個数である。目下の画 像の画素単位精度の物体マスクにおいて、特徴的なグレー値により表された各物 体について、物体ステータス”運動物体”が所定のデータ構造体内に記憶される 。 ステップ150において、画像単位精度の物体マスクに従って表されている目 下の画像における物体すべてについて、物体の大きさが求められる。これは関連 領域に属する画素の個数からじかに得られる。まえも って定められた第2の大きさ閾値よりも小さいすべての物体に対し、上記のデー タ構造体において物体ステータス”非運動物体”が与えられる。他のすべての物 体に対しては、物体ステータス”運動物体”が与えられる。この場合、まえもっ て定められている上述の第2の大きさ閾値は、目下の画像中の対応する物体の位 置に合わせて整合され、これにより撮影場面の遠近法的な評価が可能となる。こ のために利用される方法は、未公開の特許出願第4440671号明細書に記載 されている。 ステップ160において、データ構造体中で物体ステータス”運動物体”を有 するすべての物体に対し、目下の画像の物体領域におけるテクスチャと、物体な しの撮影場面において再帰的に求められたテクスチャとの偏差が求められる。こ の目的で、物体に属する画像ブロックについて目下のテクスチャとテクスチャの 時間的平均値との偏差の2乗の重みづけられた和Saと、テクスチャの時間的分 散の重みづけられた和Svが求められ、上記のデータ構造体にエントリされる。 次に、2乗偏差の和Saと時間的分散の和Svから、物体指向のテクスチャ変化比 rtobjが求められ、対応する物体のためのデータ構造体に同様にエントリされる 。物体指向のテクスチャ変化比rtobjは、物体領域におけるテクスチャとこの領 域における物体のないテクスチャとの偏差に対する尺度である。この場合、対 応する物体における面積配分に依存して画像ブロックの重み付けが行われる。 図4のステップ170において、被監視物体の2次元のリスト中に物体が存在 しているかが調べられる。存在していないならばこのプログラムはステップ22 0に進み、そうでなければステップ180に進む。 ステップ180において、被監視物体の2次元のリストからの物体と目下の画 像における物体との対応づけが行われる。その際、以前に用いられた目下の画像 における物体マスク中に正確な位置が記述されている被監視物体の2次元のリス ト内のすべての物体について、目下の画像の画素単位精度の物体マスク中に正確 な位置が記述されている目下の画像の物体への対応づけが行われる。 図5には、以前に用いられた目下の画像の物体マスク11が描かれている。こ の物体マスク11には、ある物体のマスク12が含まれている。この場合、以前 に用いられた目下の画像の物体マスク11内において上記のある物体に属するマ スク12が、図5に参照符号13で示されているステップ80でその物体につい て求められた動きベクトルだけシフトされる。これにより、シフトされた物体の マスク14が得られる。次に、既述のデータ構造体においてステータス”運動物 体”をもつ目下の画像における画素単位精度の物体マスクの物体との位置に関す るオーバーラップが存在す るか否かが調べられる。この目的で、シフトされた物体のマスク14について周 囲を取り囲む矩形15が形成される。図6には目下の画像の画素単位精度の物体 マスク17が描かれており、この図によればそこに描かれている物体20にも周 囲を取り囲む矩形16が付されている。次に、目下の画像の画素単位精度の物体 マスクにおいて、既述のデータ構造体中に格納されているステータス”運動物体 ”をもつすべての物体について、周囲を取り囲む矩形15と16とのオーバーラ ップが存在しているか否かが調べられる。オーバーラップが存在しているならば 、図7に示されているようにオーバーラップ矩形19が求められ、このオーバー ラップ矩形19内で図8に示されているようにして画素単位精度のオーバーラッ プ平面18が求められる。画素単位精度のこのオーバーラップ平面18は、オー バーラップ矩形19内に存在している。目下の画像における画素単位精度の物体 マスクにおいて、ステータス”運動物体”をもつ複数の物体が存在している可能 性がある。この場合、画素単位精度のオーバーラップ平面が最大となる物体への 対応づけが行われる。その際、目下の画像における画素単位精度の物体マスク中 の対応づけられた物体にステータス”追跡済みの物体”が与えられ、これは上述 のデータ構造体にエントリされる。次に、物体のこの特性が被監視物体の2次元 のリストにエントリされる。目下の画像の画素単位精 度の物体マスクにおける物体とのオーバーラップが存在していなければ、やはり そのことが被監視物体の2次元のリストにエントリされる。このような結果はた とえば、物体が撮影場面から離れ去ったかあるいは障害物に隠されたことを意味 する可能性がある。 ステップ190において、被監視物体の2次元のリストにおけるすべての物体 の評価が行われる。この目的で、それらの物体の各々について新たな2つの特徴 が求められる。この場合、一方は、求められた各動きベクトルのベクトル和とし ての全体動きベクトルvであり、他方は、物体に関する平均的な時間的テクスチ ャ変化である。物体に関連する平均的な時間的テクスチャ変化を求めるために、 ブロック指向形分析で求められた少なくとも部分的に物体を有する各画像ブロッ クのテクスチャにおける2乗偏差において物体指向形分析により求められた重み づけられた和が、テクスチャの時間的な平均値により物体指向形で時間にわたり 加算され、やはりブロック指向形分析により求められ同様に重みづけられたテク スチャの時間分散の和の時間的な和により除算される。 これにより得られた商rtgesが所定の第4の閾値と比較される。商rtgesがこ の閾値を下回っていれば、その物体は被監視物体の2次元のリストから消去され る。次に、仝体ベクトルvの値が所定の第2の閾値と比較される。この値が第2 の閾値を下回っていれば、 その物体は被監視物体の2次元のリストから消去される。上記の値が所定の第2 の閾値よりも大きいかまたはそれと等しければ、その物体に関してステップ80 における先行の動き予測において動きベクトルを求めることができなかった場合 、またはその物体について関連物体が見つけられなかった場合、運動物体が検出 され、その物体が2次元のリストから消去される。その理由は、運動物体の後続 追跡が保証されないからである。これによりたとえば、撮影場面から離れ去った 物体、あるいはその動きによって障害物に隠された物体が、動いているものとし て検出される。全体ベクトルvの値が所定の第3の閾値よりも大きければ、運動 物体が検出され、その物体はやはり2次元のリストから消去され、ないしは2次 元のリストにおいて後続追跡されないまま放置されることになる。 さらにステップ200において、被監視物体の2次元のリスト中の運動物体が ステップ190において検出されたか否かが調べられる。検出されていたのであ れば、ステップ210において物体アラームがトリガされてステップ220にジ ャンプし、そうでなければ物体アラームがトリガされることなくこのプログラム のステップ220へ進む。ステップ220において、データ構造体中にステータ ス”運動物体”をもつ目下の画像の画素単位精度の物体マスク中の物体について 、ステップ160により求められたテクスチャ偏差が 物体指向形のテクスチャ変化閾値ttobjと比較される。テクスチャ偏差がこの閾 値を下回っていれば、その物体に対しデータ構造体におけるステータス”非運動 物体”が与えられる。 ステップ230において、データ構造中でステータス”運動物体”をもつ目下 の画像の画素単位精度の物体マスクにおける物体について、物体指向形の画像信 号変化が求められる。この目的で、その物体に属する画像ブロックについて、画 像信号変化の時間的平均値と目下の画像信号変化が累算される。これら両方の和 の商は物体指向形の画像信号変化比rsobjであり、これは物体により引き起こさ れた画像信号変化の有意性に対する尺度である。この場合、画像ブロックは、物 体におけるその面積配分に依存して重みづけられる。 ステップ240においてステータス”運動物体”を有するすべての物体につい て、ステップ230で求められた物体指向形の画像信号変化比rsobjが物体指向 形の画像信号変化閾値tsobjと比較される。物体指向形の画像信号変化比rsobj がこの閾値を下回っていれば、その物体に対しデータ構造においてステータス” 非運動物体”が与えられる。 ステップ250において、ステップ150で求められた物体の大きさが第1の 大きさ閾値よりも下でありデータ構造体に格納されたステータス”運動物体”を もつすべての物体について、物体指向形の動き予測が 実行される。この場合、第1の大きさ閾値は、この閾値よりも上の大きさの物体 は、有為な動き予測が不可能であるような大きさの全画像における面積配分を有 するものとなるよう選定される。物体指向形の動き予測の場合には目下の画像に 基づき、データ構造体に格納されたステータス”運動物体”をもつ目下の画像の 画像単位精度の物体マスクにおけるすべての物体について、第1の基準画像と関 連づけて予測が実行される。これに利用される方法によれば、既述のように起こ り得る各動きベクトルに対するサーチ範囲内で品質基準が求められ、その品質基 準を最良に満たす動きベクトルが、起こり得る他の動きベクトルに対し相対的に 評価される。最良に満たされた品質基準をもつ動きベクトルに関して、その品質 基準が起こり得る他の動きベクトルよりも著しく良好に満たされているならば、 信頼性のある予測が得られる。さもなければ、その予測は信頼できないものとし て評価される。先に述べたこの方法はたとえば、R.Mester および M.Hoetter 著 の刊行物”Zuverlaessigkeit und Effizienz von Verfahren zur Verschiebungs vektorschaetzung”,Jarestagung 1995 der deutschen Arbeitsgemeinschaft f uer Mustererkennung,Bielefeld,に示されている。 ある物体に関する動きベクトルを信頼性を伴って求めることができなければ、 その物体に対しステータス”不確実物体”が与えられる。動きベクトルを信頼性 を伴って求めることができるならば、まずはじめにその値が所定の第2の閾値と 比較される。この値が所定の第2の閾値よりも小さければ、その物体に対しステ ータス”小さい動きの物体”が与えられる。個々のステータスはやはりデータ構 造体に格納される。動きベクトルの値が所定の第2の閾値を超えていれば、その 値はさらに所定の第3の閾値と比較される。動きベクトルの値がこの所定の第3 の閾値よりも小さければ、その物体に対しステータス”追跡すべき物体”が与え られ、被監視物体の2次元のリスト中にエントリされる。動きベクトルの値が上 記の第3の閾値を超えていれば、その物体は運動物体として識別され、ステータ ス”運動物体”がその物体に与えられる。これらの個々のステータスはやはりデ ータ構造体にエントリされる。 次にステップ270において、データ構造体においてステータス”運動物体” をもつ物体が目下の画像中に存在しているか否かが調べられる。存在しているの であれば、ステップ280において物体アラームがトリガされる。物体アラーム をトリガされた被監視物体の2次元のリストにおける物体は、その2次元のリス トから消去することもできるし、あるいはこの2次元のリスト中で後続追跡しな いまま放置しておいてもかまわない。 さらにステップ290において、ブロック単位精度 のステータスマスクは物体指向形の分析結果に応じて適合化される。この目的で まずはじめに、すべての画像ブロックに値”非運動物体”が書き込まれる。次に すべての物体について、それぞれに属するステータスがデータ構造体から物体の 触れている画像ブロックへ書き込まれる。この場合、1つの画像ブロックに対し 複数の物体が触れている可能性があるので、一定の順序でステータスが求められ 、その結果、いっそう重要なステータスによってそれよりも重要でないステータ スが上書きされるようになる。その際、重要度が増していくようにしたステータ スの順序は以下のとおりである。”小さい動きの物体”、”不確実な物体”、” 追跡済みの物体””追跡すべき物体”、”運動物体”という具合である。被監視 物体の2次元のリストにおいてそのリストから消去された、運動していると検出 された物体に対しては、さらに動きが検出されたときに新たにアラームがトリガ されるので、運動していると検出された物体の後続追跡によっていずれにせよ、 何度でも物体アラームがトリガされることになる。 ステップ300において、被監視物体の2次元のリスト中に少なくとも1つの 物体がエントリされている場合、目下の画像の画素単位精度の物体マスクが以前 に使用された目下の画像の物体マスクにコピーされ、これによりこの物体マスク はやはり画素単位精度の物体マスクを表すことになり、さらに目下の画像が第3 の基準画像にコピーされる。 ステップ310において、被監視物体の2次元のリスト中に物体がなにもエン トリされておらず、かつ目下の画像中のすべての物体がステータス”非運動物体 ”をデータ構造体において有している場合、第1の基準画像が新しい第2の基準 画像として記憶される。 ステップ320において、ブロック指向形の画像信号変化とテクスチャの平均 値および分散の形式で、ブロック単位精度のステータスマスクに依存して統計デ ータの追従処理が続けられる。この目的で1次のIIRフィルタが使用される。 このフィルタの巡回係数rは、ブロック単位精度のステータスマスクに依存して 設定される。分析により運動物体または起こり得る運動物体が検出された画像領 域においては、たとえば小さい巡回係数rが設定される。他の画像領域では中庸 な大きさの巡回係数が設定され、その結果、追従処理により撮影場面のゆっくり とした変化、たとえば昼と夜との移り変わりの場合に生じるようなゆっくりとし た変化が考慮されるようになる。 ステップ330において、ブロック単位精度のステータスマスク中にステータ ス”小さい動きの物体”がエントリされているすべての画像領域が、第1の基準 画像からバッファメモリへコピーされる。 ステップ340において、データ構造体に格納されているステータス”運動物 体”または”不確実な物体 ”をもつ少なくとも1つの物体が存在しているか否かが調べられる。存在してい ないのであれば、ステップ350において第1の基準画像が目下の画像により上 書きされ、続いて目下の画像が画像撮影ユニット1からの新たな映像により上書 きされる。ステータス”運動物体”または”不確実な物体”をデータ構造中にも つ少なくとも1つの物体が存在しているならば、ステップ360において第1の 基準画像と目下の画像が画像撮影ユニット1からの新たな映像によって上書きさ れる。このようにして画像撮影頻度が高められ、その結果、いっそう速い動きの 物体も捕捉できるようになる。そしてこの方法はステップ370へと進む。 ステップ370において、ブロック単位精度のステータスマスク中にステータ ス”小さい動きの物体”がエントリされているすべての画像領域が、バッファメ モリから第1の基準画像へコピーされる。これによって、蓄積していく著しく小 さい動きを捕捉することができる。 次にこの方法はステップ20へ進む。 ステップ150で求められた物体の大きさに加えて、あるいはそれに対する代 案として、形状特徴を求めることもでき、これにより所定の要求を満たしていな い形状の物体は運動物体として検出されないようになり、計算コスト節約のため それらの物体に関する画像信号比較を避けることができるようになる。形状特徴 としてたとえば、関連する領域の直線性を検出することができる。直線性を検出 するために、相応の物体の空間的な最大の広がりeが求められる。この目的で、 相互間で最大の距離を有する関連領域の画素が求められる。直線性の測定量とし て、物体面積に対する最大距離の2乗が用いられる。つまり直線性=e2:Aで あり、ここでeは物体における2つの画素の最大距離、Aは物体における画素の 個数を表す。所定の直線性閾値を超えた直線性を有する物体(たとえば枝が該当 する)はそれ以降検査されず、データ構造体においてステータス”非運動物体” が与えられることになる。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 を行う。予測された動きベクトルの値が所定の第2の閾 値を超えていれば、その物体に対し時間的な監視を行 い、予測された動きベクトルの値が所定の第3の閾値を 超えていれば、その物体を運動物体として識別する。時 間的に監視されている物体に対し、以前に利用された目 下の画像に対応する第3の基準画像に基づき、目下の画 像に対する新しい物体位置を予測することで動き予測を 実行する。さらに、目下の画像における物体への被監視 物体の対応づけを、動き予測により得られた物体位置と 物体指向形の分析で求められた目下の画像中の対応する 物体位置とをオーバーラップさせることによって行う。 この場合、被監視物体の動きを、それまでに求められた 動きベクトルの和の形成により時間に依存して求め、和 の形成による動きベクトルの値が所定の第3の閾値を超 えていれば、被監視物体を動いている物体として検出す る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ブロック指向形の分析のために目下の画像が画像ブロックに分割され、各 画像ブロックごとに目下の画像の画像信号が、画像の時間順序で該目下の画像に 先行する第1の基準画像の対応する画像ブロックの画像信号と比較され、比較に あたりたとえば画像信号変化および/またはテクスチャ変化が求められる、 時間的に順次連続する画像の運動物体を検出する方法において、 変化検出のため、目下の画像の画像信号と運動物体のない第2の基準画像の画 像信号との差を、画素単位精度で所定の第1の閾値と比較し、 該所定の第1の閾値を前記の差が超えていれば、物体指向形の分析において物 体の大きさおよび/または形状を求め、運動物体を表す画像信号を、前記第1の 基準画像の対応する画像領域における画像信号と比較し、たとえば画像信号変化 および/またはテクスチャ変化を求めることにより比較し、 所定の第1の大きさ閾値を下回っている目下の画像における少なくとも1つの 運動物体に対し、前記第1の基準画像の対応する画像領域への対応づけとそれに 属する動きベクトルの形成により動き予測を実行し、 予測された動きベクトルの値が所定の第2の閾値を超えていれば、前記物体に 対し時間的な監視を行い、 予測された動きベクトルの値が所定の第3の閾値を超えていれば、運動物体と して前記物体を検出することを特徴とする、 時間的に順次連続する画像の運動物体を検出する方法。 2.時間的に監視される少なくとも1つの物体に対し、以前に使用された目下 の画像に対応する第3の基準画像に基づき、その動きベクトルを形成して目下の 画像に対する新しい物体位置を相応に予測しながら動き予測を実行し、 画素単位精度の変化検出にあたり、目下の画像の予測された物体位置における 画像信号と、第2の基準画像の対応する画像信号との差を、画素単位精度で所定 の第1の閾値と比較し、 該所定の第1の閾値を前記の差が超えていれば、物体指向形の分析により物体 の大きさおよび/または形状を求め、被監視物体を表す画像信号を物体指向で、 第1の基準画像の対応する画像領域における画像信号と、テクスチャ変化を求め ることにより比較し、 目下の画像の物体への前記被監視物体の対応づけを、動き予測で得られた物体 位置と物体指向形分析で求められた目下の画像中の対応する物体位置とをオーバ ーラップさせることにより実行し、 被監視物体の動きを、それまでに求められた動きベクトルの和の形成により時 間に依存して求め、 和の形成による動きベクトルの値が所定の第3の閾値を超えていれば、前記被 監視物体を運動物体として検出する、 請求項1記載の方法。 3.前記の物体指向形の分析を、ブロック指向形の分析により運動物体が検出 されたおよび/または動き予測により物体の予測された画像領域においてのみ実 行する、請求項1または2記載の方法。 4.前記被監視物体に対し物体に関する平均的な時間的テクスチャ変化を求め 、該テクスチャ変化が所定の第4の閾値を下回っていれば物体の監視を中止する 、請求項1〜3のいずれか1項記載の方法。 5.物体に関する平均的な時間的テクスチャ変化を求めるために、少なくとも 部分的に物体を有する画像ブロックについてブロック指向形の分析で求められた テクスチャの2乗偏差を、テクスチャの時間的平均値により重み付けて累算し、 被加数の重み付けを物体を覆っている画像ブロックの面積に比例して選定し、 重み付けられた和を物体指向で時間にわたり累算し、やはりブロック指向形の 分析で求められ同様にテクスチャの時間分散の重み付けられた和の時間的な和に より除算する、 請求項1〜4のいずれか1項記載の方法。 6.和の形成による前記被監視物体の動きベクトルの値が所定の第2の閾値を 下回れば、物体の監視を中 止する、請求項1〜5のいずれか1項記載の方法。 7.直前に実行された動き予測では信頼性のある動きベクトルを求めることが できなかったとき、和の形成による前記被監視物体の動きベクトルの値が所定の 第2の閾値を超えていれば、物体を運動物体として識別する、請求項1〜6のい ずれか1項記載の方法。 8.目下の画像における物体への被監視物体の対応づけが不可能であるとき、 和の形成による前記被監視物体の動きベクトルの値が所定の第2の閾値を超えて いれば、物体を運動物体として識別する、請求項1〜7のいずれか1項記載の方 法。 9.大きさが所定の第2の大きさ閾値を下回っている物体および形状が所定の 要求を満たしていない物体は運動物体として識別せず、その物体に関する画像信 号の比較を行わない、請求項1〜8のいずれか1項記載の方法。 10.検出された運動物体に対し物体アラームをトリガする、請求項1〜9のい ずれか1項記載の方法。 11.検出された運動物体に対し該物体に対し存続中の監視を中止する、請求項 1〜10のいずれか1項記載の方法。 12.起こり得る動きベクトルに対する所定のサーチ領域内で動き予測を行うた めに品質基準を求め、最良の品質をもつ動きベクトルが起こり得る他の動きベク トルよりも著しく良好な品質基準を有しているとき、 測を信頼性のあるものとして評価し、さもなければ予測を信頼できないものとし て評価する、請求項1〜11のいずれか1項記載の方法。 13.物体の動きを物体マスク中に含まれている画素の変位により求める、請求 項1〜12のいずれか1項記載の方法。 14.前記物体マスクを画素単位精度の変化検出により求め、変化したと識別さ れた関連する各画像領域を識別子によってマーキングする、請求項1〜13のい ずれか1項記載の方法。 15.目下の画像における物体への被監視物体の対応づけを確定するため、目下 の画像の物体マスクと以前に使用された目下の画像の物体マスクとを、予測され た物体の動きを考慮することでオーバーラップさせ、一義的な対応づけのため対 応する物体を取り囲む矩形をオーバーラップさせる、請求項1〜14のいずれか 1項記載の方法。 16.運動物体の大きさを画像位置に依存して重み付けて求める、請求項1〜1 5のいずれか1項記載の方法 。 17.物体が監視されおらず、目下の画像中のすべての画像が非運動物体として 識別されていれば、第1の基準画像を第2の基準画像へコピーする、請求項1〜 16のいずれか1項記載の方法。 18.小さい動きをしている物体を有する画像ブロックを第1の基準画像からバ ッファメモリへコピーし、第1の基準画像の変化後、動きのない物体を有する画 像ブロックを前記バッファメモリから再び第1の基準画像へコピーする、請求項 1〜17のいずれか1項記載の方法。 19.非運動物体または信頼性のない動き予測であるとされた物体が存在してい れば、第1の基準画像を目下の画像により上書きし、そうでなければ第1の基準 画像を後続の目下の画像により上書きする、請求項1〜18のいずれか1項記載 の方法。
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