JPH11502313A - モジュラコア、自己動力式送電線センサー - Google Patents

モジュラコア、自己動力式送電線センサー

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JPH11502313A JP10521567A JP52156798A JPH11502313A JP H11502313 A JPH11502313 A JP H11502313A JP 10521567 A JP10521567 A JP 10521567A JP 52156798 A JP52156798 A JP 52156798A JP H11502313 A JPH11502313 A JP H11502313A
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Abstract

(57)【要約】 モジュラコア、自己動力式送電線センサー(10)は、交流送電線(12)の周りに配置されるための複数のモジュラコアエレメント(18,20,22)と、交流送電線によって電圧を加えられるべき巻線層と、交流送電線内および交流送電線の周りにおける状態を感知するための1または2以上のセンサー(36)と、感知された状態を示す信号を受信するために、巻線(24,26,28)によって電力を供給されかつセンサー(36)に応答するコントローラ(106)とを具備する。交流送電線は、各モジュラコアエレメント(18,20,22)の周りに配置された複数の相互結合された巻線(24,26,28)を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】 モジュラコア、自己動力式送電線センサー 発明の分野 この発明は、モジュラコア、自己動力式送電線センサーに関し、かつ、更に詳 細には、極めて低いレベルの線電流を有する送電線から効率よく電力を引き出す ことができるそのようなセンサーに関する。 関連する出願 この出願は、1996年2月21日に提出された米国特許出願第08/604 ,357号の一部継続出願である。米国特許出願第08/604,357号は、 1994年4月25日に提出された米国特許出願第08/232,702号(放 棄済み)の継続出願である。 発明の背景 高架と地下との両方においておよび一次用途と二次用途との両方において交流 送電線を監視することは、供給停止を未然に防ぐために、電気公益法人にとって 有用な活動である。供給停止は、欠陥設備や交流送電線上の過負荷によって生じ 、かつ、結果として潜在的に非常に多くの顧客に対するサービスの損失となる。 供給停止に対する可能性および最大数の顧客の損失に対する可能性は、電力使用 が最大でありかつ連続した電力の配送が最もクリティカルであるピークピリオド の間に増加する。線や変圧器や他の設備の欠陥および過負荷によって生じる供給 停止は、修理するには高価であり、かつ、公益法人の従業員に対しては危険であ る。また、上記供給停止は、逸したサービスに対する収入損失の点において、か つ、使用者の評判に対するダメージの点において、電気公益法人に対して多大の 費用を要する。もし、送電線が地下にあるならば、欠陥または過負荷の送電線の 結果としての予期されない供給停止の影響が悪化する。傷ついた地下線を置き換 えることは、より多くの延べ時間と高められた安全な予防措置とを要求する。こ れは、「要求される仕事の大部分は、窮屈でかつときどき湿っておりかつ常に理 想的な条件以下である地下で発生する」という事実による。結果として、そのよ うな傷ついた地下線を修理することは、まさにより多くの費用を要しかつ時間を 消費しかつ危険である。 故に、電力と電圧と電流のような電気的な状態を感知する交流送電線センサー は、欠陥および過負荷の送電線によって生じる予期されない供給停止の可能性を よりよく未然に防ぐために、交流送電線と(変圧器やスイッチのような)関連設 備とを監視する際に、電気公益法人にとって非常に有用である。もし、電気公益 法人が送電線上の状態を監視できるならば、電気公益法人は、過負荷または欠陥 の結果として電源を断たれやすい送電線上の保守とその置き換えとをよりよく実 行でき、それによって、予期されない供給停止の数を下げる。そのような設備を 置き換えかつ保守することによって、公益法人は、顧客に対する供給停止回数を 大幅に減らすことができる。傷ついたケーブルの修理または置き換えに関する費 用もまた減少する。通常の計画された保守または置き換えと比較すると、傷つい たケーブルを置き換えまたは修理することの費用は、結果として伴われる超過時 間の支出によって、より大きい。 しかしながら、従来の商業的な送電線センサーは、典型的には、監視されてい る電力回路への侵入した電気的接続を要求する。このタイプの取り付けは、公益 法人にとっては高価であり、取り付けを行う者にとっては潜在的に危険であり、 かつ、顧客に対するサービスの中断を起こさなくてはならない。これらの制約に よって、送電線センサーは、電気公益産業では、広く使用されることはなかった 。 1994年4月25日に提出された米国特許出願第08/232,702号に 記載され、かつ、本発明の譲受人に割り当てられた我々のセンサーは、従来技術 システムの欠陥を克服する。そのセンサーは、高い透磁率の強磁性材料の薄いし かし比較的広いコア層を利用する。このコア層は、全く侵入しない方法で、交流 送電線の絶縁ゴム層の周りに巻かれる。複数の巻線が、交流送電線の方向に対し て十分平行であるように、コア層の周りに巻かれる。送電線内の交流は、非基準 電圧レベルを測定するためはもちろんのこと、巻線内に電流を誘導するために、 かつ、センサーおよびコントローラに電力を供給するために、かつ、交流送電線 内の電流を感知するために使用される。そのセンサーは、形状が非常に小さく、 故に、限定的な体積内にかつ非常に近接した間隔をあけて置かれた線上に簡単に 取り付けられることができる。さらに、そのセンサーは、送電線への侵入した接 触なしに動作し、故に、安全かつ簡単かつ素早く取り付けられる。しかしながら 、そのセンサーは、欠点を有している。 第1にまず、そのセンサーは、交流送電線から電力を効率よくは引き出さない 。電力を最も効率よく引き出すためには、コア層は、その断面の厚みがその幅に ほぼ等しく、形状が環状体であるべきある。しかしながら、小さな外形を維持す るために、そのセンサーは、コア層の厚みよりも十分に幅広いコア層の断面を有 する。その結果として、送電線から電力を効率よく引き出さないセンサーとなり 、故に、小さい線電流を用いて送電線上で動作するのに十分な電力を引き出すこ とができない。より多くの電力を引き出すためには、コア層の幅は、増大されな くてはならない。しかし、同時に効率を最大にするためには、断面の厚みは、対 応して増大されなくてはならない。望まれる電力要求を達成するために、コア層 の断面の厚みは、ある点まで増大されなくてはならない。その点とは、「コア層 の小さな外形構成がもはや維持されず、故に、限定的な体積内にかつ近接して間 隔をあけて置かれた線上には、もはや取り付けられることができない」という点 である。 加えて、そのセンサーのコア層の幅は、いくぶん柔軟性に欠けるようにし、か つ、極端な湾曲を有する送電線の部分上に取り付けることを困難にする。 発明の概要 故に、全く侵入しない方法で交流送電線内または交流送電線の周りにおける状 態を感知するモジュラコア、自己動力式送電線センサーを提供することが、この 発明の目的である。 小さい外形構成を維持しながら、交流送電線からの電力の引き出しを効率よく 最大化するそのようなモジュラコア、自己動力式送電線センサーを提供すること が、この発明のさらなる目的である。 非常に小さい線電流で送電線から電力を引き出すことができるそのようなモジ ュラコア、自己動力式送電線センサーを提供することが、この発明のさらなる目 的である。 非常に柔軟性のあるそのようなモジュラコア、自己動力式送電線センサーを提 供することが、この発明のさらなる目的である。 全く侵入しない方法で交流送電線から直接取り出された小さな電力によって電 力が供給されるそのようなモジュラコア、自己動力式送電線センサーを提供する ことが、この発明のさらなる目的である。 交流送電線内および交流送電線の周りにおける感知された状態を、送電線自身 上に送信することができるそのようなモジュラコア、自己動力式送電線センサー を提供することが、この発明のさらなる目的である。 全く侵入しない方法で遠方基地局からの通信を送電線自身上に送信しかつ受信 することができるそのようなモジュラコア、自己動力式送電線センサーを提供す ることが、この発明のさらなる目的である。 顧客への電力サービスを中断することなく、または、顧客への電力サービスに 影響を及ぼすことなく、素早くかつ簡単にかつ安全に取り付けられるそのような モジュラコア、自己動力式送電線センサーを提供することが、この発明のさらな る目的である。 様々なサイズの送電線上に取り付けられるそのようなモジュラコア、自己動力 式送電線センサーを提供することが、この発明のさらなる目的である。 限定的な体積内に近接した間隔をあけて置かれたケーブル上に取り付けられる そのようなモジュラコア、送電線センサーを提供することが、この発明のさらな る目的である。 小さい外形を有しかつサイズがコンパクトでありかつ軽量であるそのようなモ ジュラコア、自己動力式送電線センサーを提供することが、この発明のさらなる 目的である。 交流送電線によって物理的に支えられるそのようなモジュラコア、自己動力式 送電線センサーを提供することが、この発明のさらなる目的である。 安価でかつ使い捨てできるそのようなモジュラコア、自己動力式送電線センサ ーを提供することが、この発明のさらなる目的である。 この発明は、「コアを提供することによって、かつ、交流送電線内または交流 送電線の周りにおける状態を感知する手段と、感知された状態を示す信号を受信 するために、巻線によって電力を供給されかつ感知するための手段に応答する制 御手段とを提供することによって、非常に小さい外形の自己動力式送電線センサ ーが達成されることができる」という実現に起因する。上記自己動力式送電線セ ンサーは、非常に小さい線電流を有する交流送電線からでさえ動作させるのに十 分な電力を効率よく引き出すことができる。コアは、交流送電線の周りに配置さ れた複数の小さい外形のモジュラコアエレメントを具備する。各モジュラコアエ レメントは、交流送電線から電力を引き出す多数の巻線を有する。各々のモジュ ラコアエレメントは、相互結合されている。 この発明は、モジュラコア、自己動力式送電線センサーを特徴付ける。センサ ーの電流引出装置は、交流送電線の周りに配置するための複数のモジュラコアエ レメントを具備する。交流送電線によって電圧を加えられるべき巻線層が存在す る。巻線層は、各モジュラコアエレメントの周りに配置された複数の巻線を具備 する。各モジュラコアエレメントの巻線は、相互結合されている。電流電圧セン サーおよび(交流送電線内および交流送電線の周りにおける状態を感知する)他 の手段は、もし、電流電圧センサーおよびこれらの手段が電力を要求するならば 、巻線によって電力が供給される。コントローラ(これも巻線によって電力を供 給される)は、感知するための手段に応答し、かつ、感知された状態を示す信号 を受信(および送信)する。 好ましい実施形態において、電流引出装置のモジュラコアエレメントは、好ま しくは、形状が環状体であり、かつ、外形が小さい。そして、モジュラコアエレ メントは、高い磁気的な透磁率の強磁性材料から形成される。コアエレメントの 幅は、コアエレメントの断面の厚みにほぼ等しい。モジュラコアエレメントは、 モジュラコアエレメント内に間隙を具備する。間隙は、送電線センサーが交流送 電線上に取り付けられかつ交流送電線から取り除かれることを可能にするために 、分けられる。各モジュラコアエレメントの巻線は、電気的に直列にまたは並列 に相互結合されており、かつ、巻線は、交流送電線を伴う非接触変圧動作によっ て電圧を加えられる 電圧センサーは、交流送電線上の電圧を容量性により感知するためのキャパシ タを具備する。キャパシタは、交流送電線の近くに置かれた第1および第2の間 隔をあけられたプレートと、プレートの間に配置された誘電体とを具備する。誘 電体は、空気でもよい。第1および第2の間隔をあけられたプレートは、交流送 電線の周りに同軸に配置されている。電流センサーは、インダクタである。イン ダクタは、第1および第2の間隔をあけられたプレートの周りに配置された複数 の巻線と、分離材料とを具備する。交流送電線内または交流送電線の周りにおけ る複数の他の状態を感知するために、他のセンサーが使用されてもよい。 制御手段は、交流送電線上の感知された状態を示す信号を送信するための手段 を具備する。送信するための手段は、信号を遠方基地局へ送信する。送信するた めの手段は、交流送電線の周りに配置された通信コアエレメントと、信号を交流 送電線へ非接触変圧器動作を通して結合するために通信コアエレメントの周りに 配置された複数の巻線とを具備する。制御手段は、交流送電線上の感知された状 態を示す信号を送信するための手段を具備し、かつ、送信するための手段は、信 号を交流送電線へ容量性により結合するために、キャパシタと相互結合されてい る。制御手段は、遠方基地局からの通信を受信するための手段を具備し、かつ、 受信するための手段は、送電線からの通信を容量性により結合するために、キャ パシタと相互結合されている。制御手段は、交流送電線上を送信される遠方基地 局からの通信を受信するための手段を具備する。受信するための手段は、交流送 電線の周りに配置された通信コアエレメントと、遠方基地局からの通信を交流送 電線から結合するために通信コアエレメントの周りに配置された複数の巻線とを 具備する。制御手段は、交流送電線上の感知された状態を示す信号を送信するた めの手段と、遠方基地局から送信される通信を受信するための手段とを具備し、 送信するための手段と受信するための手段とは、制御手段によって送信される信 号を交流送電線へ容量性により結合するために、かつ、遠方基地局によって送信 される交流送電線からの信号を容量性により結合するために、キャパシタと相互 結合されている。制御手段は、遠方基地局から通信を受信するための手段を更に 具備し、かつ、通信コアエレメント上の複数の巻線は、交流送電線からの通信を 非接触変圧器動作を通して結合する。制御手段は、公称状態レベルを確定するた めに、予め決定された時間期間上の感知された状態を示す受信された信号を統計 的に扱うための手段と、公称レベルから分散を検出するための手段とを具備する 。感知される状態は、電圧である。統計的に扱うための手段は、予め決定された 時間期間上に受信された信号を平均するための手段を具備する。 好ましい実施形態の開示 他の目的と特徴と利点とは、好ましい実施形態の以下の説明と添付図面とから 本技術の当業者に見いだされる。添付図面は以下の通りである。 図1Aは、本発明によるモジュラコア、自己動力式送電線センサーの斜視図で ある。 図1Bは、図1のモジュラコアエレメントの周りの巻線の相互結合を示す概要 図である。 図1Cは、図1Aに示されるようなモジュラコア、自己動力式送電線センサー の感知装置の斜視図である。 図2は、図1のモジュラコア、自己動力式送電線センサーを、その周りに巻か れた保護カバー、および、保護カバーとセンサーの巻線との間に配置された電子 部品と共に示す。 図3は、図1のセンサーと基地局との概要ブロック図であり、両者は交流送電 線に結合されている。 図4は、交流送電線の中または周りにおける感知された状態に対する時間基準 の公称レベルを構成するために、図3のマイクロコンピュータによって使用され るソフトウェアのフローチャートである。この時間基準の公称レベルは、交流送 電線の中または周りにおける公称状態から分散を判断するためのものである。 図1Aには、この発明によるモジュラコア、自己動力式送電線センサー10が 示される。モジュラコア、自己動力式送電線センサー10は、交流送電線12の 周りに配置される。送電線12は、伝導性のストランド(または単一コア)14 と絶縁ゴム層16とを具備する。示される交流送電線12は、地下の二次電力分 配用途において典型的に使用されるタイプのケーブルである。しかしながら、セ ンサー10は、絶縁されたまたは絶縁されていないケーブルを使用して、高架の 二次電圧用途でかつ高架および地下の一次電圧用途で使用されてもよいので、こ のことはこの発明の必要な制約ではない。 電力引き出し センサー10は、小さな外形のモジュラコアエレメント18,20,22を具 備する。モジュラコアエレメント18,20,22は、(コアエレメントを送電 線12上に取り付けるために)モジュラコアエレメント内に間隙19,21,2 3を分けることによって、そして、(コアエレメントを位置に固定するために) モジュラコアエレメント18,20,22がその元の位置に跳ね返って戻ること を可能にすることによって、送電線12の回りに配置される。コアエレメントは 、鋼鉄のような高い磁気的な透磁率の強磁性材料から形成され、かつ、典型的に は絶縁材料で覆われている。 コアエレメント18,20,22は、形状が環状体であり、かつ、断面の厚み Tを有する。厚みTは、コアエレメント18,20,22の幅Wにほぼ等しく、 典型的には、ほぼ1/2インチである。故に、発明の背景で説明されたように、 コアエレメント18,20,22は、交流送電線12から最も効率よく電力を引 き出すためにほぼ構成されている。また、発明の背景で説明されたように、単一 コアシステムでは、交流送電線からの電力引き出しの量を改善するためには、コ アの幅は増大されなくてはならず、かつ、効率を維持するためには、コアの断面 の厚みは、対応して増大されなくてはならない。しかし、効率を維持するために 断面の厚みが増大されるので、センサーの外形は、非常に大きくなり、かつ、限 定的な体積におけるセンサーの適用と近接した間隔をあけて置かれた線上でのセ ンサーの適用とを禁止する。この発明によると、コアは多数のモジュラコアエレ メントからなる。この場合は3個である。このことは、コアエレメントの断面の 厚みをコアエレメントの幅にほぼ等しくすることによって、かつ、多数のコアエ レメントを使用することによって、センサーの効率を維持する。センサーの断面 の厚みは、電力引き出しが増大される一方で小さな外形を維持するために、制限 されることができる。 最適化された電力引き出しのためのコアエレメント18,20,22のサイズ は、コア上の複数の巻線(二次巻線)とコアの中心を通る送電線ケーブル(一次 巻線)との間の結合を最大化しながら、損失を最小化することの組み合わせであ る。 実際に観察される3つの基本的な損失は、二次巻線の抵抗による損失と、磁気 漏れインダクタンスによる損失と、コア材料内で誘導された渦電流による損失と である。他の損失が存在し、かつ、設計詳細によっては多かれ少なかれ性能に影 響を与えうる。しかしながら、上述された3つの損失は、観察された主要な損失 である。 センサーの試験された実施形態では、コアは、磁気的な鋼鉄材料に巻かれたテ ープから製作された設計を具備する。巻かれたテープによって、それは「鋼鉄の 連続した細片を螺旋方法で巻くことによってコアが組み立てられ、普通のテープ のロールに非常によく似た環状体形状を生成する」ということを意味される。こ の製作アプローチの利点は、「比較的簡単であり、かつ、費用が高くない」とい うことであり、かつ、そのことは、(優先的に向けられた)磁気鋼鉄の使用が( 鋼鉄の細片の長さに沿って並べられた)最も高い磁気的な透磁率を有することを 可能にする。そのような向けられた鋼鉄の細片が環状体形状に巻かれる場合、最 も高い磁気的な透磁率が、環状体コアの本体の円形経路に沿ってほぼ位置される 。故に、最も高い磁気的な透磁率の経路は、環状体コアの中心を通る一次導体に 沿った電流の流れによって生成される磁束の経路に並べられる。もし、テープを 巻かれたコアが(電気的な絶縁被覆で覆われた)磁気材料から製作されるならば 、その材料は、結果として、コア構造となる。このコア構造は、一次巻線の中心 からコアを通して外側へ放射状に向けられた経路に沿った渦電流の流れを、効率 よく制限する。しかしながら、そのような構造は、一次巻線に平行なコア内の経 路に沿った渦電流の流れを制限する傾向にない。そして、一次巻線電流によって コア内に誘導された渦電流は、これらの平行な経路に沿って存在する傾向にある 。他の問題点を無視して、もし、一次巻線に平行な(コア内の)渦電流経路を分 断するために、環状体コアが多数の並んでいるコアへ電気的に分離されることが できるならば、これらの渦電流は、渦電流に関連する損失(非効率性)を伴って 十分に減少される。 損失を最小化するために、かつ、一次巻線と二次巻線との間の結合を最大化す るために、コアの断面は、最適化されることができる。典型的なコアは、内径R1 と外径R2と幅Wとを有する。コアの断面の厚みTは、R1とR2との間の差、即 ち、 T=R2−R1 (1) である。一次巻線と二次巻線との間の結合は、コア内の磁束鎖交によって特徴付 けられることができる。二次巻線抵抗と漏れインダクタンスとは、コア上の各二 次包装の長さによって、または、コア断面の周囲(2T+2W)の長さによって 、特徴付けられることができる。磁束鎖交を最大化することによって、かつ、コ アの断面の周囲を最小化することによって、コアのサイズは、最適化されること ができる。センサーに対して予期されるサイズの範囲に対しては、最適化された コアのサイズは、Tに対するWの比率(W/T)に値する。この比率は、ほぼ、 1〜3の範囲である。説明されたように、センサーの試験された実施形態は、3 つのコア18,20,22を利用する。各コアは、ほぼ1であるW/T比率を有 する。 巻線24,26,28を具備する巻線層は、(28ゲージの磁気ワイヤのよう な)ワイヤを各コアエレメント18,20,22の周りに多くの回数巻くことに よって、かつ、(図1Bに示されるように)各コアエレメントの巻線を直列に相 互結合することによって形成される。これに代えて、巻線は、並列に接続されて もよい。送電線12内の交流電力は、非接触の変圧器動作によって、巻線24, 26,28内に電流を誘導する。交流送電線12が電源を入れられたときに、望 ましい電流が巻線内に誘導されるように、巻線の適切な比率が選択される。巻線 内の巻き数は、巻線内に誘導された電流と交流送電線12内における所定地点へ の電流との間の比率を決定する。上記所定地点において、コアエレメント18, 20,22は、誘導された磁束密度を具備する。この磁束密度は、該磁束密度の 飽和レベルかまたは該飽和レベルより下である。各コアエレメントに対する巻線 の典型的な数は、75である。これは、センサー10を20アンペアと同じぐら い小さい線電流で動作させるために十分な電力を引き出すための値である。コア エレメントの数または巻線の数または両者の数を増大することによって、センサ ー10は、より多くの電力を引き出すよう作られることができ、故に、さらに小 さい交流線電流で動作することができる。 電圧感知 センサー10は、さらに、図1Aおよび図1Cに示すように電圧電流感知装置 36を具備する。電圧は、キャパシタ37によって感知される。キャパシタ37 は、交流送電線12の絶縁層16から近接した間隔をあけて置かれた第1の内側 表面導体38と、内側導体38から間隔をあけて置かれた外側表面導体40とを 有する。両導体は、交流送電線12の周りに同軸に配置され、かつ、空気または 発泡体コアのような誘電体42が両導体の間に具備される。キャパシタ37は、 交流送電線12から容量性により結合された(送電線12の電圧に比例する)電 圧を感知するために使用され、かつ、(以下に説明されるように)送電線12か らの高周波送電線通信を容量性により結合するための受信機として使用される。 キャパシタ37は、送電線12の周りに同軸に配置されているので、キャパシタ 37は、送電線12に近接した間隔をあけて置かれた(送電線12以外の)送電 線内の電力の影響を打ち消す傾向にある。 外部電界(例えば、隣接した送電線、または、他の電磁気電界源)からのノイ ズおよび/または望ましくない影響をさらに減少するために、内側表面導体38 は、追加の同軸プレート39,41に電気的に接続されている。同軸プレート3 9,41は、プレート40と同じ方法で、かつ、プレート39とプレート38と の間、および、プレート38とプレート41との間に、同じ誘電体を伴って、プ レート38の外側に間隔をあけて置かれている。追加のプレート39,41は、 それぞれ、外側同軸プレート40の表面積のほぼ1/2を有し、かつ、(示され るように)内側同軸プレート38に電気的に接続されている。故に、全ての外部 信号が、内側同軸プレート38と外側同軸プレート40との両方によって等しく 拾われる傾向にあり、かつ、内側表面導体38と外側表面導体40との間の差異 測定内に存在しない。外側プレート40と同じ表面積を有するたった1つの同軸 プレート(例えば、プレート39)が存在してもよい。これに代えて、3つの同 軸プレートが存在してもよい。その各々は、外側プレート40の表面積の1/3 を伴う。一般に、もし、n個のプレートが存在するならば、各プレートの表面積 は、外側プレート40の表面積の1/nである。 電流感知 インダクタ43が、キャパシタ37の周りに配置されている。インダクタ43 は、多数の電流測定巻線44を有する。電流測定巻線44は、環状体形状にされ た分離材料(例えば、発泡体)45の周りに巻かれている。送電線12からの電 流は、巻線44内に電流の流れを誘導する。巻線44内の電流は、交流送電線1 2内を流れる電流に比例する。インダクタ43は、(空気または発泡体材料を含 む)分離材料45の周りに巻かれるので、インダクタ43は、典型的な鉄製コア が飽和するようには飽和しない。故に、感知された電流は、より線形である。こ のことは、遮断することをより正確かつ簡単にする。 分離材料45は、巻線44に対して発泡体として働き、かつ、分離材料45の 材料は、空気のような低い磁気的な透磁率を有する。分離材料45は、より高い 透磁率を有することができる。しかし、発泡体45の材料が磁気的に飽和しない ように、かつ、インダクタ43によって感知された電流が線形以下となりかつ遮 断することがより困難になるように、間隙を具備することまたは磁気的な透磁率 を制御することは注意を要する。非線形電流測定は、インダクタ43によって感 知されることができ、かつ、正確に解明されることができる。しかしながら、こ のことは、センサーの他の構成要素において、いくぶんより大きな複雑性を要求 する。 電圧電流感知装置36は、また、間隙46を具備する。間隙46は、交流送電 線12上に取り付けるために、かつ、交流送電線12から電圧電流感知装置36 を取り除くために、電圧電流感知装置36内に形成される。電圧電流感知装置3 6の電圧センサー装置(キャパシタ37)と電流センサー装置(インダクタ43 )とは、送電線12の周りの同じ位置に配置されて示されている。このことは、 本発明の必要な制約ではない。電圧電流感知装置36の電圧センサー装置(キャ パシタ37)と電流センサー装置(インダクタ43)とは、互いに隣接して配置 されてもよいし、または、互いに間隔をあけて置かれてもよい。 通信 通信装置48は、センサー10から交流送電線12へ、非接触変圧動作により 、通信を非侵襲的に送信するために、通信コアエレメント50と、該コアエレメ ント50の周りに巻かれた複数の巻線52とを具備している。通信装置48を、 電圧センサーとして使用することに加えて、高周波通信送信器として使用するこ と、およびセンサー36のコンデンサ37を高周波通信受信器として使用するこ とが好ましい。送信または受信またはその両方のいずれのために使用されてもよ い。したがって、この発明による通信信号の非侵襲的な送電線へ結合または送電 線からの結合は、広く、容量性による結合技術および誘導性による結合技術の両 方を包含するためにリアクタンスによる結合として説明することができる。 センサー10は、一般には、電気的な絶縁を提供する保護カバー62(図2) を含んいる。カバー62は、通常、ゴムからなり、自然加硫テープ、接着剤また は他の好適な手段によって巻線に固定されている。保持バンド63,64は、交 流送電線12の周りの適当な位置に送電線センサー10を取り外し可能に固定し ている。カバー62は、フレキシブルプリント回路基板68上に実装された複数 の電子構成部品66を、該カバー62と巻線の表面との間に効果的に挟むという 追加の機能を奏する。巻線(図1B)と電子構成部品との電気的接続は、この図 では見ることができないが、図3に概略的に示されている電気的接続により達成 される。電子構成部品66は、本質的にあらゆる現象、例えば、温度、圧力、放 射線、湿気等を感知するための種々の形式のセンサーと、交流送電線12ととも に作動する非接触式変圧器により電圧を加えられる巻線24,26,28(図1 )により供給される電源と、マイクロコントローラと、図3に関連して以下によ り詳細に説明される他の種々の構成部品とを含んでいる。 図2に示された全ての電子構成部品は、フレキシブル回路基板68上に固定さ れた状態で示されているけれども、これは必須のものではなく、センサーは回路 基板68から外れて配置され、カバー62と巻線との間に挟まれてもよく、また は、センサーは、保護カバー62の外部の所定の形式の現象を感知するために保 護コーティング62の外部に配置されてもよい。 モジュラコアの自己動力式送電線センサー10が、概略的に図3のシステム1 00内に示されている。モジュラコア、自己動力式送電線センサー10のための 動力は、明確のために単一の巻線としてこの図に表されている巻線24,26, 28によって、単独であり、または多層動力送信または分配システムの一部であ る単相送電線交流送電線12から引き出される。これらの巻線は、電源102に 接続され、配線103,104によって、フレキシブル回路基板上に配置されて いる。交流−直流レギュレータ統合回路である電源102は、マイクロコントロ ーラ106に対して直流5Vを供給し、1つまたはそれ以上のセンサーまたは他 の電子構成部品により利用される+12Vおよび+5Vの出力をも供給している 。 マイクロコントローラ106は、AD変換器を有する8ビットの組込形コント ローラでよい。センサー108〜112は、マイクロコントローラ106に相互 に接続されて示されている。しかしながら、種々の数のセンサーが使用され得る 。センサー108〜110は、フレキシブル回路基板68上に配置されている一 方、センサー111,112は保護カバー62の外部に配置されている(図2) 。単一のセンサーのみ、すなわち、センサー112のみが、電源102により電 源供給され、残りのセンサーは、作動するために外部動力を必要としない。これ らのセンサーは、交流送電線内部またはその周りにおいて感知された特定の状態 を表すアナログ信号またはデジタル信号をマイクロコントローラ106に供給す る。これらのセンサーに加えて、電圧センサーとして作動するキャパシタ37お よび電流センサーとして作動するインダクタ43も示されている。 キャパシタ37は、配線114,115によって信号調整器116に接続され ている。信号調整器116は、マイクロコントローラ106の入力要求に合致す るように感知された信号の増幅およびフィルタリングを行う。電圧センサー37 からの信号は、交流送電線12における瞬間的な電圧を示す容量性により結合さ れた電圧である。電圧センサー37は、基準電圧がないので、マイクロコントロ ーラ106への絶対的な電圧の読みを提供しない。しかしながら、平均的なまた は公称の電圧レベルは、キャパシタ37により一定期間にわたって供給される瞬 時電圧レベルを監視することにより決定され、公称レベルが確立された後は、キ ャパシタ37からの瞬時入力から、公称電圧レベルからの変動分が決定され得る 。マイクロコントローラ106は、基準のない電圧入力信号の重み付けのような 他の統計的な操作を実施することができ、これらの他の形式の統計的決定から偏 差値を決定することができる。 電流感知は、送電線12内の交流配線電流に比例する電流を内部に誘起するイ ンダクタ43により行われる。誘起された電流は、その後、電流ピックアップ信 号調整器117に供給され、マイクロコントローラ106に供給する前に増幅さ れかつフィルタにかけられる。 センサー108〜110は、フレキシブル回路基板68上に配置され、センサ ー111,112は、保護カバー62の外面に配置されている。これらのセンサ ーは、例えば、温度、圧力、ガス、湿気、放射線または光(可視光または赤外光 )を感知することができる。実際には、実質的にいかなる現象を感知するための センサーをも利用することができる。温度センサーまたは放射線センサーのよう な一定のセンサーは、フレキシブル回路基板68上に直接装着されてもよく、例 えば、ガスおよび光を感知するセンサー111,112のような他のセンサーは 、保護カバー62の外面に配置された場合にのみ作動する。 センサー108〜112と、電圧および電流センサー36は、送電線12の内 部およびその周りの種々の状態を連続的に感知し、マイクロコントローラ106 に、これらの感知された状態を表すアナログまたはデジタル信号を供給する。セ ンサーにより供給されるこれらの信号は、必要であれば、マクロコントローラ1 06によってデジタル信号に変換され、その後、マイクロコントローラ106は 感知された状態を表示する通信データを発生し、そのデータは、該データを符号 化する送電線搬送回路120に配線118を通して供給される。送電線搬送回路 120は、その後、符号化されたデータを出力ドライバ122に供給し、出力ド ライバ122は、非接触の変圧動作を通して、センサー10のマイクロコントロ ーラ106からの送信を交流送電線12に非侵襲的に結合するべく、通信装置4 8の巻線52へ低電圧、高電流のパルスを送信するために使用される。送電線の 状態の集中した読み出しのために、記憶装置129が配線118,119に接続 されても良い。記憶装置129は、送電線の近くの都合のよい場所に配置されて も良い。 これに代えて、破線で示されているように、ドライバ122からの出力は、図 1のキャパシタ37の内面および外面導体38,40にそれぞれ配線124,1 25を通して供給されてもよい。この図において、マイクロコントローラ106 から送信された信号は、容量性により交流送電線12に結合され、ドライバ12 2は、高電圧、低電流出力パルスを供給するように構成されていなければならな い。現在のところ、通信装置48の巻線52を駆動するように、ドライバ122 を構成することが好ましい。ドライバ122は、高電圧増幅器(変換または非変 換のもの)でよい。 マイクロコントローラ106から送信されるデータは、送電線センサー10を 識別する識別コードと、送電線センサー10上の各特定の個別のセンサー(10 8〜112,37,43)のための識別コードとを含んでおり、送信されるデー タの形式を示している。すなわち、送信は、送信元についての情報(多くの送電 線センサーが電気事業会社の分配システムにおいて種々の場所で利用され得る) と、送信されたデータの形式、すなわち、そのデータが電圧、電流、温度、放射 線等に関するデータであるか否かについての情報とを含んでいる。送信および識 別コードおよび目的とするデータは、定期的に、時間によって、特定のしきい値 が感知されたときに、または任意の所望の臨界値によって生じ得る。通信コード は、選択された定式の通信システム仕様またはプロトコルに従ってもよい。プロ トコルは、スイス国ジュネーブのISO(国際標準化機構(International Organ ization for Standardization))により作り出された通信のためのOSI(開放 形システム相互接続(Open System Interconnect))参照モデルに基づいても良い 。送電線通信に適した他の任意の通信コードも利用され得る。 センサー10から送信されたデータは、遠隔の基地局126によって受信され る。基地局126は、送電線分配または送信/システムの一部であり、一般には 、グランド、中立または(多位相システムにおいては)送電線12’とは異なる 位相の送電線のいずれかである送電線12’に接続された直接電気的接続127 ,128によって送電線12に相互に接続されている。しかしながら、送電線へ の接続は、センサー10に関して上述したように、非接触の変圧動作または容量 性による結合によって達成され得る。例えば、インダクタ43’は、非侵襲的な 誘 導性による結合により送電線への接続を提供するために使用され、かつ/または 、キャパシタ37’は、非侵襲的な容量性による結合を提供するために使用され 得る。送信されたデータは、センサー10の通信モジュールに合致する標準送電 線搬送モデム130を通して、コンピュータ132へ供給される。基地局126 は、コンピュータ132から送電線搬送モデム130を介して送電線12へデー タを送信することができる。その後、例えば、基地局126は、送電線センサー からの送信を受動的に待つ代わりに、要求に応じたセンサー情報を求めて、モジ ュラコア、自己動力式の送電線センサー10およびシステムにおける他の任意の 送電線センサーをポーリングすることができる。さらに、送電線センサーは、基 地局126から再プログラムされ得る。 遠隔の基地局126から送信された符号化した通信は、交流送電線12からの 容量性による結合によってキャパシタ37により受信されることが好ましい。こ れらの高周波数通信信号は、ハイパスフィルタ134,136に供給され、そこ を通過することができ、送電線搬送回路120に供給される。送電線搬送回路1 20は、通信信号を復号化し、その後、それらを配線119を通してマイクロコ ントローラ106に送る。 これに代えて、通信装置48の巻線は、遠隔の基地局126からの通信を受信 するために使用され得る。このことは、ハイパスフィルタ134,136に巻線 52を相互接続しているリード線138,139(破線で表されている)を提供 することにより達成される。 センサー10と基地局126との間の非侵襲性の送電線通信を使用することが 好ましいけれども、これはこの発明の必要な限定事項ではないことを明記してお く。直接接触送電線通信またはRF、電話回線モデム、ケーブルテレビ、セルラ ー電話、赤外線、光ファイバケーブル、マイクロ波または超音波通信のような非 送電線通信も使用することができる。 マイクロコントローラ106は、感知した状態のアナログ−デジタル変換を行 い、以前に感知した状態を格納している記憶位置を操作しかつ更新し、移動時間 平均等の決定のような複数の動作を行い、同期目的のために時間を追跡し続け、 かつ、モジュラコアの自己動力式の送電線センサー10と基地局126との間の 通信を制御する。 マイクロコントローラ106は、基地局126に、特定の感知した状態の瞬時 値、すなわち、実際の温度または放射線の読みを提供することができる。しかし ながら、マイクロコントローラ106は、基地局126に、感知された特定の状 態が公称レベルから変化したことおよびそのような変化量の表示をも供給するこ とができる。上記において手短に述べたように、この種のデータ送信は、絶対電 圧を決定するために感知された電圧を比較することができる基準レベルが存在し ないので、電圧感知が必要である。したがって、感知された電圧は、公称電圧と 比較され、感知された電圧の公称レベルからの変動が決定されかつ基地局126 に送信される。公称レベルは、平均電圧レベルでよく、または、重み付けのよう な他の形式の統計的操作が感知された電圧データに対して実施され、かつ、公称 レベルからの変動を決定するために公称レベルに対して比較されても良い。さら に、このプロセスは、(多くのセンサーは感知される状態の絶対値を提供するの で)全ての形式のセンサーにおいて実施される必要はなく、感知された任意の状 態とともに使用され得る。実際に、感知された実際の絶対値を提供するよりもむ しろ、感知された状態の公称レベルからの変動を供給するためにより有効である 。このことは、多くの場合において、監視されるべき状態は実際の値として監視 されず、むしろ、何らかの公称値からの変化分として監視されるからである。 監視された状態の公称レベルからの変動分を検知しかつ送信するために、マイ クロコントローラ106は、図4のフローチャート150に従って作動する。ス テップ152において、モジュラコアの自己動力式送電線センサーが装着され、 1つまたは複数の状態(例えば、電圧、電流、温度、放射線等)が連続的に、瞬 間的に、ステップ154において得られる。ステップ156において、瞬時値の 時間平均または重み付けのような感知された状態の他の任意の形式の時間tにわ たる統計的操作が交流送電線における状態についての公称レベルを決定するため に行われる。この点において、初期の較正が完了、すなわち、所望の形式の満足 な操作についての公称レベルが決定される。較正プロセスは、正確な公称レベル の読みを得るために、概して数秒から数週間または数ヶ月までもかかることがあ る。初期の較正プロセスが完了した後に、ステップ158において、ステップ1 54において得られた瞬時値が公称レベルと比較される。初期公称レベルが決定 された後には、それは、新たな瞬間的なセンサーのデータから継続して再計算さ れる。ステップ160において、瞬時値が公称レベルに対して変化するかどうか 、および、それが変動があること示す信号であるかどうかが決定され、変動の程 度が遠隔の基地局へ、ステップ162において送信される。変動が検知されたか どうかに関わらず、システムはステップ154に戻り、そこで、他の瞬時値が得 られ、かつ、プロセスは、センサーが交流送電線から取り除かれ、または特定の 状態の決定がもはや必要でなくなるまで継続する。 この発明の特定の特徴はいくつかの図面に示され、かつ、他には示されていな いけれども、各特徴は、この発明に従う他の特徴のいくつかまたは全てと組み合 わせられ得るので、これは単に簡便のためである。 他の実施形態は、当業者が思いつくものであり、請求の範囲内に含まれるもの である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),UA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH, CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD, MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,P T,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN (72)発明者 バスタラシュ,ゲリー アール アメリカ合衆国 マサチューセッツ 01331 アソル ハンプスティード プレ イス 86

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.交流送電線の周りに配置されるための複数のモジュラコアエレメントと、 各前記モジュラコアエレメントの周りに配置された複数の巻線を具備し、各前 記モジュラコアエレメントの巻線は相互結合されており、交流送電線によって電 圧を加えられるべき巻線層と、 交流送電線内または交流送電線の周りにおける状態を感知する手段と、 感知された状態を示す信号を受信するために、前記巻線によって電力を供給さ れかつ感知するための前記手段に応答する制御手段と を具備する ことを特徴とするモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 2.前記モジュラコアエレメントは、形状が環状体である ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 3.前記モジュラコアエレメントは、外形が小さい ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 4.前記モジュラコアエレメントは、高い透磁率の強磁性材料から形成される ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 5.各前記コアエレメントの幅は、コアエレメントの断面の厚みにほぼ等しい ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 6.前記モジュラコアエレメントは、モジュラコアエレメント内に間隙を具備し 、 間隙は、送電線センサーが交流送電線上に取り付けられかつ交流送電線から取 り除かれることを可能にするために、分けられる ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 7.各前記モジュラコアエレメントの巻線は、電気的に直列にまたは並列に相互 結合されている ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 8.前記複数の巻線は、交流送電線を伴う非接触変圧器動作によって、電圧を加 えられる ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 9.状態を感知するための前記手段は、交流送電線上の電圧を感知するための手 段を具備する ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 10.電圧を感知するための前記手段は、交流送電線上の電圧を容量性により感 知するためのキャパシタを具備し、 キャパシタは、 前記交流送電線の近くに置かれた内側および外側の間隔をあけられたプレート と、 前記間隔をあけられたプレートの間に配置された誘電体と を具備する ことを特徴とする請求項9記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 11.前記誘電体は空気である ことを特徴とする請求項10記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 12.前記第1および第2の間隔をあけられたプレートは、前記交流送電線の周 りに同軸に配置される ことを特徴とする請求項10記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 13.ノイズを減少するために、前記内側同軸プレートに電気的に接続されたn 個の追加のプレートをさらに具備する ことを特徴とする請求項10記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 14.前記n個の追加のプレートは、前記外側プレートの表面積のほぼ1/nの 表面積を有する ことを特徴とする請求項13記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 15.感知するための前記手段は、交流送電線の電流を感知するための手段を具 備する ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 16.感知するための前記手段は、インダクタを具備する ことを特徴とする請求項15記載のセンサー。 17.前記インダクタは、送電線の周りに配置された分離材料の周りに巻かれた 複数の電流測定巻線を具備する ことを特徴とする請求項16記載のセンサー。 18.前記分離材料は、低い磁気的な透磁率を有する ことを特徴とする請求項17記載のセンサー。 19.前記分離材料は、発泡体である ことを特徴とする請求項17記載のセンサー。 20.前記分離材料は、形状が環状体である ことを特徴とする請求項17記載のセンサー。 21.状態を感知するための前記手段は、交流送電線内または交流送電線の周り における複数の状態を感知するための手段を具備する ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 22.前記制御手段は、交流送電線上の感知された状態を示す前記信号を送信す るための手段を具備する ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 23.送信するための前記手段は、前記信号を遠方基地局へ送信する ことを特徴とする請求項22記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 24.送信するための前記手段は、前記信号を、送電線の近くに置かれた記憶装 置へ送信する ことを特徴とする請求項23記載のセンサー。 25.送信するための前記手段は、 交流送電線の周りに配置された通信コアエレメントと、 前記信号を交流送電線へ非接触変圧器動作を通して結合するために、前記通信 コアエレメントの周りに配置された複数の巻線と を具備する ことを特徴とする請求項22記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 26.前記制御手段は、交流送電線上の感知された状態を示す前記信号を送信す るための手段を具備し、かつ、 送信するための前記手段は、前記信号を交流送電線へ容量性により結合するた めに、前記キャパシタと相互結合されている ことを特徴とする請求項10記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 27.前記制御手段は、遠方基地局からの通信を受信するための手段を具備し、 かつ、 受信するための前記手段は、送電線からの前記通信を容量性により結合するた めに、前記キャパシタと相互結合されている ことを特徴とする請求項10記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 28.前記制御手段は、交流送電線上を送信される遠方基地局からの通信を受信 するための手段を具備する ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 29.受信するための前記手段は、 交流送電線の周りに配置された通信コアエレメントと、 前記遠方基地局からの通信を交流送電線から結合するために、前記通信コアエ レメントの周りに配置された複数の巻線と を具備する ことを特徴とする請求項28記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 30.前記制御手段は、 交流送電線上の感知された状態を示す信号を送信するための手段と、 遠方基地局から送信される通信を受信するための手段と を具備し、 送信するための前記手段と受信するための前記手段とは、 前記制御手段によって送信される信号を交流送電線へ容量性により結合するた めに、かつ、 前記遠方基地局によって送信される交流送電線からの信号を容量性により結合 するために、 前記キャパシタと相互結合されている ことを特徴とする請求項10記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 31.前記制御手段は、 遠方基地局から通信を受信するための手段を更に具備し、かつ、 前記通信コアエレメント上の前記複数の巻線は、交流送電線からの前記通信を 非接触変圧器動作を通して結合する ことを特徴とする請求項25記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 32.前記制御手段は、 公称状態レベルを確定するために、予め決定された時間期間上の前記感知され た状態を示す前記受信された信号を統計的に扱うための手段と、 前記公称レベルから分散を検出するための手段と を具備する ことを特徴とする請求項1記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 33.前記感知される状態は、電圧である ことを特徴とする請求項32記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 34.統計的に扱うための前記手段は、前記予め決定された時間期間上に受信さ れた前記信号を平均するための手段を具備する ことを特徴とする請求項32記載のモジュラコア、自己動力式送電線センサー 。 35.交流送電線の周りに配置されるための複数のモジュラコアエレメントと、 各前記モジュラコアエレメントの周りに配置された複数の巻線を具備し、各前 記モジュラコアエレメントの巻線は相互結合されており、交流送電線によって電 圧を加えられるべき巻線層と、 交流送電線内または交流送電線の周りにおける状態を感知する手段と、 前記感知された状態を示す信号を受信するために、かつ、前記交流送電線上の 前記受信された信号を遠方基地局へ送信するために、かつ、前記遠方基地局から 送信された通信を受信するために、前記巻線によって電力を供給されかつ感知の ための前記手段に応答する制御手段と を具備する ことを特徴とするモジュラコア、自己動力式送電線センサー。 36.送電線のための感知装置であり、 電圧を感知するためのキャパシタと電流を感知するためのインダクタとを具備 し、 キャパシタは、 送電線の周りに配置された1対の間隔をあけられた内側および外側プレートと 、 前記プレートの間に配置された誘電体媒体と を具備し、 インダクタは、 送電線の周りに配置された分離材料と、 前記分離材料の周りに巻き付けられた複数の巻線と を具備する ことを特徴とする感知装置。 37.前記キャパシタは、前記内側プレートに電気的に接続されたn個の追加の プレートをさらに具備し、かつ、 各前記プレートの表面積は、ノイズを減少するために、前記外側プレートの表 面積のほぼ1/nを有する ことを特徴とする請求項36記載の感知装置。 38.前記内側および外側プレートは、形状が環状体である ことを特徴とする請求項36記載の感知装置。 39.前記分離材料は、低い磁気的な透磁率を有する ことを特徴とする請求項36記載の感知装置。 40.前記分離材料は、発泡体である ことを特徴とする請求項39記載の感知装置。 41.前記分離材料は、形状が環状体である ことを特徴とする請求項39記載の感知装置。 42.前記インダクタは、前記キャパシタ上に配置されている ことを特徴とする請求項36記載の感知装置。 43.前記巻線は、前記キャパシタ上に巻き付けられている ことを特徴とする請求項42記載の感知装置。 44.交流送電線の周りに配置されるための複数のモジュラコアエレメントと、 各前記モジュラコアエレメントの周りに配置された複数の巻線を具備し、各モ ジュラコアエレメントの巻線は相互結合されており、前記送電線によって電圧を 加えられるべき巻線層と を具備する ことを特徴とする電力引出装置。 45.前記モジュラコアエレメントは、形状が環状体である ことを特徴とする請求項44記載の電力引出装置。 46.前記モジュラコアエレメントは、外形が小さい ことを特徴とする請求項44記載の電力引出装置。 47.前記モジュラコアエレメントは、高い透磁率の強磁性材料から形成される ことを特徴とする請求項44記載の電力引出装置。 48.各前記コアエレメントの幅は、コアエレメントの断面の厚みにほぼ等しい ことを特徴とする請求項44記載の電力引出装置。 49.前記モジュラコアエレメントは、モジュラコアエレメント内に間隙を具備 し、 間隙は、送電線センサーが交流送電線上に取り付けられかつ交流送電線から取 り除かれることを可能にするために、分けられる ことを特徴とする請求項44記載の電力引出装置。
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