JPH11502017A - 核クアドラポール共鳴あるいは核磁気共鳴を使用した物質探知のための自動チューニング装置及び方法 - Google Patents

核クアドラポール共鳴あるいは核磁気共鳴を使用した物質探知のための自動チューニング装置及び方法

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JPH11502017A
JPH11502017A JP8527033A JP52703396A JPH11502017A JP H11502017 A JPH11502017 A JP H11502017A JP 8527033 A JP8527033 A JP 8527033A JP 52703396 A JP52703396 A JP 52703396A JP H11502017 A JPH11502017 A JP H11502017A
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Abstract

(57)【要約】 NQRあるいはNMRの使用を介して標的物質を探知させるシステムをチューニングする装置が開示されている。この装置はテスト対象の物質を励起させるように採用されたRFコイル(34)をチューニングする。このチューニング装置(36)はコントロール可能なスイッチ(94)でチューニング回路にスイッチ処理された一連の固定値キャパシタ(93)を含んでいる。そのスイッチ処理をコントロールし、コイルのチューニングをコントロールするようにプログラム可能なコントローラ(21)が採用されている。

Description

【発明の詳細な説明】 核クアドラボール共鳴あるいは核磁気共鳴を使用した物質探知のための自動チ ューニング装置及び方法 技術分野 本発明は一般的に、核クアドラボール共鳴(nuclear quadrupole resonance) あるいは核磁気共鳴(nuclear magnetic resonance)のいずれかを利用した、隠 蔽された爆発物や薬物を検出するための物質探知システムに関し、さらに特定す れば、そのような探知システムのチューニングのための実用的なシステムと方法 とに関する。 背景技術 原子核によっては、特に1/2のスピン量子数(spin quantum number)を有 する原子核は、それらが外部から適用された磁界内に存在するとき固有の磁気サ イン(magnetic signature)を提供する。この磁気共鳴効果は1Hにて最も普通 に観測され、核磁気共鳴(NMR)として知られている。1/2以上のスピン量 子数を有する原子核もその核と電界との相互作用に関係した別な固有の磁気サイ ンを示す。この現象は核クアドラポール共鳴(NQR)として知られている。 これら両現象では、エネルギーレベル移動(energy level transition)は主 として無線周波数(RF:radio frequency)領域で観測される。従って、これ らエネルギーレベル移動の検出は、その移動を励起(excite)させるためのRF 周波源と、信号を検出するためのRF周波受信機構とを必要とする。通常は、こ れら信号は所定の周波数で現れる。その所定の周波数にチューニングされている か近接(close)されているRFコイルはこれら信号を励起あるいは検出するこ とがで きる。これら信号は非常に弱く、約10マイクロ秒から2ミリ秒程度の短時間で のみ観測が可能である。その結果、(普通の場合)高Qにチューニングが可能で 、非常に低ノイズで、高電圧RFパルス後に急速に復帰できるNQRあるいはN MR受信機が必要となる。たいていの磁気共鳴(NMRとNQR)実験において は、小型で非常に均質なサンプルが調査の対象となっている。 ここ数年間はNQRとNMRの大型スケールの”実用的”な適用が重要視され るようになってきた。これらの実用的な適用の場合は、小型スケールの実験的調 査手段では充分な成果が得られない。それらはたいてい非常に異質な物理的/化 学的材料で満たされた大型物体の調査を要求する。爆発物あるいは薬物の存在を 知るための郵便物あるいは手荷物の内容物の探知がその1例である。 爆発物に関しては、RDXやPETNを含んだC−4やセムテックス(Semtex )のごときプラスチック爆薬は、ほぼ無限の形状を有することができ、テロリス トによる爆弾戦法に利用されている。プラスチック爆弾は非常に安定したもので あり、粘土のような塑性を有しており、比較的に少量でも爆発力は強力である。 封筒内の少量のプラスチック爆薬、起爆装置及びトリップワイヤで殺人的な爆発 力を発揮する。残念ながら、危険を伴う視覚的検査を経なければプラスチック爆 弾は発見することが困難である。特にシート状の爆弾は僅か6mm程度の厚みで あり、従来技術ではその検出は困難であった。 不法な薬物売買の撲滅キャンペーンの存在は、麻薬類の探知も非常に重要であ ることの証拠である。梱包された容器、郵便物、その他の手荷物内部の薬物の検 出のための簡単で精度が高い方法の必要性は非常に高い。従来の薬物探知方法は 時間とコストがかかり、せいぜい大まかな信頼度しか提供しなかった。 NQRやNMRを利用した探知は爆発物と薬物類の両方において有効である。 理由の一部は、それらは結晶状態で14Nの成分要素(constituent element)を 有しているからである。特に薬物に関しては、コカイン類、コカイン塩酸塩(co ca ine hydrochloride)及びヘロイン類で該当する。コカイン塩酸塩等の塩酸塩形 態の薬物はクアドラボール核35Clや37Clをも含んでいる。 特にNQR手段による禁制品探知で重要な要素は、薬物と爆薬に共通して存在 し、容易に検出ができるであろうクアドラポール核が、他の核に混じって窒素(14 N)と塩素(35Clと37Cl)を含んでいることである。よって、商業的な利 用の場合には、郵便物、郵便袋、あるいはチェック済み荷物等の航空貨物に含ま れるクアドラボール核の検出能力が要求される。これら物質内の窒素の共鳴周波 数は各々の化学構造によって異なるが、これら共鳴周波数は定義されており、一 定値である。これら存在が疑われる物質を含んだ容器にRF信号を適用し、RF パルスの適用で発生されたクアドラボール共鳴を検出することで禁制品物質の特 定が容易に可能である。 NQR信号とNMR信号は特定の核に関連するエネルギー移動で発生される。 これらエネルギー移動は普通はRF領域で行われる。従って、NQR信号とNM R信号の両方の検出は普通はRF発信/受信装置を必要とする。ノイズとRFパ ワーを低減させ、受信機の感度を改善させるため、従来のNQRシステムとNM Rシステムは送信と受信に狭バンドで高Qのサンプルコイルを使用している。し かし、この種の狭バンドで高Qの検出装置の使用では、NQR信号とNMR信号 の検出性能を大きく損なう多数の要因が存在する。そのいくつかは次のものであ る。 (1)サンプルコイル内での導伝材料の存在。 (2)サンプルコイル内での高誘電率(dielectric constant)を有した材料 の存在。 (3)RFコイルをチューニングしてマッチングさせるのに使用されるキャパ シタンスの値に影響を及ぼす温度の変化。 (4)コイルの物理的な移動。 これら要因の全ては検出装置の脱チューニング(de-tuning)を引き起こし、 サ ンプルコイル内の材料からのNQR信号とNMR信号の検出精度を下げる原因と なる。 たいていのNQRとNMRの適用において、これらは過去において重大な弱点 を現さなかった。この装置は通常は最良条件下でセットアップされ、通常の場合 、調査対象物質はその特性が良く知られていたからである。しかし、この数年、 逆境条件(例えば、大容量のほとんど特性が知られていない物質が調査対象とな る適用ケース)での対象物質の検出のためにNQRやNMRを利用する新しい適 用の需要が高まってきた。 発明の開示 大まかに言えば、本発明は、最良条件にはない環境下で、NMRあるいはNQ Rを使用した大容量物体内の物質検出ための実用的な方法と装置とを提供する。 本発明はそのような悪条件下でNQRあるいはNMR検出コイル/ヘッドの自動 精密チューニング(automatic fine tuning)の方法と装置を提供する。このシ ステムは真空リレー(vacuum relay)でスイッチされる一連の固定値キャパシタ (fixed value capacitor)を含む。チューニング回路にスイッチされるキャパ シタンス量は、RFアンプからRF検出コイルへと送られるパワー量(さらに正 確に定義すれば、”前方(forward)”パワーから”反射(reflected)”パワーへの パワー量)を計測することで決定される。このパワー移動効率(power transfer efficiency)の計測手段は、多様な一般的RF技術で提供される。1適用例に おいては、方向性ワットメータ(directional watt meter)が使用され、”前方 ”から”反射”へのパワー量が測定される。このパワー移動効率に基づいて、キ ャパシタはチューニング回路内外にスイッチ操作され、RFアンプからRFコイ ルへのパワー移動効率を最大にする。このシステムはこのように再チューニング され、最も効率的で感度が良好なRFコイルを提供する。 本質的には本発明は自動チューニング装置であり、所定の物質が被検体内に存 在するならば検出システムにその核クアドラポール周波数あるいは核磁気共鳴周 波数を検出させるように、NQR/NMR検出システムの検出要素内に被検体が 挿入されたとき、NQR/NMR検出システムの少なくとも1つの選択された所 定周波数で最大パワーの移動効率を確立させるものである。その所定の物質とは 、所定の特徴的な核共鳴周波数を有したものであり、この核共鳴周波数とは、分 子電界グラジエント(molecular electric field gradient)とのクアドラボー ル作用(NQR)か、適用静磁界(applied static magnetic field)(NMR )かのいずれかによる核プレセッション(nuclear presession)の周波数である 。この装置は、装置にタイミング/プログラミングパルスを提供する手段を有し たシーケンスコントローラ(sequence controller)と、一般的には所定の物質 の核共鳴周波数に対応した所定の周波数でパルスされたRF励起(excitation) を提供する可変周波数RFソース(源)と、内部に所定の容積のキャビティ(ca vity:孔部)を定義し、コイルによって定義されたそのキャビティ内で被検体を 受領するように形状化された1巻型RFコイルシート(single turn distribute d RF coil sheet)と、を含んでおり、そのRFソースからのRF信号はそのキ ャビティ内で送信され、そのRFコイルキャビティ内の被検体に対して均質に適 用され、そのキャビティ内で均質な磁界を発生させるものであり、そのRFコイ ルは被検体からのNQR/NMR信号のためのピックアップコイルとしても機能 して出力信号を提供するものであり、この装置はさらに、その所定の核共鳴周波 数におけるRFコイルのパワー移動効率を測定する手段と、この装置内で接続さ れており、そのRFコイルで回路内に選択的にスイッチ処理が可能な複数個の固 定値キャパシタのアレイと、それらキャパシタをそのRFコイル回路内に選択的 に接続するための個々に制御が可能な複数のスイッチ手段と、を含んでおり、前 記のシーケンスコントローラは、そのRFコイルで回路内外へそれらキャパシタ のスイッチングを前記の測定手段からのパワー移動効率の測定値に応じて制御し 、その所定の核共鳴周波数でそのRFコイルの最大パワー移動効率を確立させて 維持する。 本発明はさらに、コイルによって形成されたキャビティ内に被検体が挿入され たとき、そのコイル内の所定の周波数で最大パワー移動効率を確立させる自動チ ューニング装置の使用方法をも含んでおり、その被検体内に存在するのであれば 、そのコイルに所定の物質のNQRあるいはNMR周波数を検出させるものであ る。その所定の物質は所定の特徴的な核共鳴周波数を有しており、この核共鳴周 波数とは、分子電界グラジエントでのクアドラボール相互作用(NQR)か、あ るいは適用静磁界(NMR)による核プレセッションの周波数である。この方法 は、所定の容積を内部に有するキャビテイを定義する1巻型RFコイルシートを 形成させるステップを含んでおり、このキャビティは所定の物質の存在を確認す るために被検体を受領するように採用されており、この方法はさらに、そのRF コイルによって形成されているキャビティ内に被検体を挿入するステップと、そ の被検体を収容したコイル内のキャビティ内に均質な磁界を確立させ、そのRF コイルキャビティ内の被検体に均質なRF信号を適用させるようにRFコイルに 対して所定の特徴的な核共鳴周波数のRFパルスを提供するステップと、その所 定の核共鳴周波数でのコイルのパワー移動効率を測定するステップと、その所定 の核共鳴周波数で内部に被検体を収容したコイルの最大パワー移動効率を確立さ せるようにそのRFコイルで回路内部に複数の固定値キャパシタを選択的にスイ ッチ処理するステップと、を含んでいる。 図面の簡単な説明 本発明の目的、利点及び特徴は添付の図面を利用した以下の詳細な説明によっ てさらによく理解されるであろう。 図1は、本発明の自動チューニング装置を含んだNQR検出システムのブロッ ク図である。 図2は、その自動チューニングサブシステムをさらに詳細に示している。 図3は、図2の自動チューニングサブシステムの操作フロー図である。 発明の最良実施態様 この方法と装置は、RFコイルに直接的に伝達されるパワー量(”前方”パワ ー)と、回路内でのロスとミスチューニングによるパワーロス量(”反射”パワ ー)とを測定することで検出ヘッド内のRFコイルのチューニング状態を決定す る。このRFコイルのチューニング状態が前方パワーと反射パワーの値で決定さ れたなら、そのコイルは以下に説明するアルゴリズムに従ったキャパシタンスの スイッチ処理により再チューニングされる。 本発明のチューニング装置を詳細に説明する前に、まず図1を説明する。これ は一体的な重要器材として本発明のチューニング装置を含むNQR検出システム である。このシステムはブロック21がシーケンスコントローラサブシステムで ある検出システムである。このサブシステムは本発明の全ての他の要素とサブシ ステムの正確なタイミングとその他の制御機能を提供する。これは一般的にマイ クロプロセッサー装置を含んでおり、全ての他のサブシステムに対してシーケン スコントロール情報をダウンロードして所期化するものであり、さらにデータ保 存手段すなわちメモリ手段を含むであろう。これはさらに将来の利用に備えて個 々のスキャニングの結果をも保存する。1実施例においては、このマイクロプロ セッサーベースの制御及び保存装置はハードディスクを備えたパーソナルコンピ ュータ(PC)である。 このシーケンスコントローラサブシステムはさらに、標準コンピュータバス( computer bus)をランオフ(run off)する高精度/高解析装置であるパルスプ ログラマーを含んでいる。このパルスプログラマーは図示のNQRスキャナーの 全ての他の主要器材の正確な操作に必要な正確なシーケンスコントロールを提供 する。そのパーソナルコンピュータとの組み合せで、それは正確に定義されたパ ルスを提供し、それが接続されているサブシステムを起動させる。このサブシス テムに関しては後述する。 RFサブシステム22は、RF信号ソース23、RFパワーアンプ24、レシ ーバRFプレアンプ25、レシーバRFアンプ26、検出器27と28を含んだ いくつかの機能的な要素を有している。これら検出器はフェーズ(位相)感知検 出器(phase-sensitive detector)として図示されている。90°フェーズシフ ト発生器31もこのRFサブシステムの一部である。これは本発明の1実施例で あり、検出器27と28とがフェーズシフト検出器であるときに使用される。通 常のアンプ保護装置29もこのRFサブシステムの一部である。 RF信号ソース23はサンプル材料の共鳴周波数に応じた周波数にて連続式ま たはパルス式のRF励起を提供する。例えば、RDXベースのプラスチック爆薬 は約3.410MHzの共鳴周波数を有しており、PETNベースのプラスチッ ク爆薬は約890KHzの共鳴周波数を有している。この励起ソースは適当なパ ワーレートを有したアンプリファイヤ24にフィードされ、コイル内に約1ガウ スのRF磁界を発生させる。この励起周波数は標的物質のNQR周波数と正確に 同一である必要はないが、その約500から1000Hz内に納まるべきである 。NQR検出のためのRF励起は、対象の物質にもよるが10μs(マイクロ秒 )から500μs(マイクロ秒)の単一パルス(single pulse)でもよい。この ような単一パルスはNQRリターンを引き起こすかも知れないがその核は安定し たプリセス(precess)状態に達していないかも知れず、よって、そのNQRリ ターンは検出あるいは利用が可能となる程度には充分に強力ではないであろう。 郵便爆弾スキャナーの場合には、毎秒667パルスの反復レートで約3秒のRF パルス、すなわち各々が200μsのパルス幅を有した2000パルスのパルス トレン(pulse train)が好適に適用できるであろう。これらパルスの周波数は 300Hzから2KHzの範囲でよい。これでNQR信号のシリーズが創出され 、デジタル信号プロセッサー44で加処理(add)されて平均化される。この操 作は従来技術の適用であり、標的信号は一次式に加処理されるが、ノイズはラン ダムに加処理され、信号−ノイズ比(SNR)を改善させることで明瞭に定義が 可能なパルスが構築される。SNRを改善させるいかなる方法でも利用が可能で あろう。 このNQRスキャナーに必要なパワーは一般的に検出コイル容積と比例する。 25リットルの検出コイル容積を備えた郵便小包の爆薬スキャナーは、例えば約 25ワットのピーク値でレートされたRFパワーアンプを備えることもできよう 。このアンプは25リットルの容積全域にわたって約1ガウスの均質なRF磁界 を創出する。薬物探知のごとき他の適用においては、このRF磁界はこの値より も大きいであろう。航空貨物の場合、約300リットル(10フィート3)の爆 薬検出ヘッドは1から2KWのRFパワーアンプを必要とする。これらのパラメ ータはあくまでも参考までに列挙したものであり、実際のNQRシステムの実際 の特徴を定義するものでも制限もするものでもない。 これらRF励起パルスはアンプ24から検出ヘッド33へとフィードされる。 この操作は後述する。検出ヘッド内のサンプルがこのRFパルスで励起された後 、短時間のRFコイル”リングダウンタイム(ring-down time)”あるいはデッ ドタイム(dead time)が発生し、その間はレシーバは検出が実行される以前に は”デフ状態(deaf)”となる。このリングダウンタイムは、例えば500μs である。その後、RFコイル34はNQR信号を検出し、そのレスポンスは20 から30dBのゲインと1から2dBのノイズ値(noise figure)を有する低ノ イズ/高ゲインプレアンプ(low-noise,high-gain preamplifier)25でアン プ処理される。このようなプレアンプの例は、AnzacモデルAM−110と Mini−CircuitsモデルZFL−500LNSである。 本発明の手荷物あるいは手紙スキャナーサイズのものにおいては、受信された 信号が、アンプ保護器材29と共に適当な従来型フィルター機能を含んだRFア ンプ25で充分にアンプ処理された後、それはフェーズシフト要素31の手段で 互いから90°シフトされた基準信号を有した2体のフェーズ感知検出器27と 28にフィードされる。RFソース23からの基準RF信号はフェーズ感知検出 器27に適用され、一方、フェーズ感知検出器28への基準信号はフェーズシフ ト要素31を通過することに注意。これら2つの相互にフェーズシフトされたア ナログ信号は信号捕獲/データ処理サブシステム(signal-capture and data pr ocessing subsystem)41にフィードされる。これを後述する。 検出ヘッドサブシステム33は4つの主要器材を含んでいる。これらはRFコ イル34、RFチューニング/マッチングネットワークであるRFプローブ回路 35、RFシールド37、及び品発明の自動チューニングサブシステム36であ る。この検出ヘッドは2つの主要な目的のために利用される。一方はこのRFコ イル内に均質なRF磁界を創出させることである。他方は、対象物質が存在する ときに、探知対象物からの末処理のNQR信号を受信することである。 アンテナと呼ぶこともできるRFコイル34は銅のごとき非常に導電性が高い 材料で作製される。このコンダクターは操作周波数にてコンダクター材料の浸透 厚(skin depth)の少なくとも5倍程度の厚みを有するべきである。これによっ てコイルがRFでエネルギーを与えられたときの電流への最低抵抗量が確実とな る。25リットルの検出容積(郵便スキャニング装置)は1枚シートで作製され た1巻型高Q、0.010インチ(約0.254mm)厚の銅コイルを有してい る。3.4MHzでの銅の浸透厚は約0.001インチ(約0.025mm)で あり、900KHzでの銅の浸透厚は約0.002(約0.051mm)インチ である。 直接的なコイルチューニングによって、本発明の郵便スキャニングの実施例の 増強されたた全体的効率が達成される。このチューニングは本発明のサブシステ ム36で達成される。サンプルが存在しないとき、すなわちコイル内が空のとき 、この1巻型高Qコイルは、RDX爆薬の14N共鳴周波数を検出するには約3. 4MHzでのチューニング用の約30,000pFのキャパシタンスを必要とす る。異なるロード条件でこのコイルを再チューニングするためにキャパシタンス を追加(add)あるいは削減(remove)るための一連のスイッチの使用で、この システムをチューニングキャパシタンスの10%の変化のために再チューニング 可能とすることは有益であることが確認された。この特定の適用において、キャ パシタンスの粗チューニング増分(coarse tuning increment)は約80pFと 選択され、精密チューニングモード(fine tuning mode)では約10pFと選択 された。 この自動チューニングサブシステムを利用するのに使用されるRFサブシステム 22のRF信号ソース/アンプ(23、24)は、物質検出の目的に使用される RFコイルの励起用のものと同一である。この自動チューニングサブシステムの 詳細は以下で述べる。 悪条件下でのNQR検出コイル/ヘッドの自動精密チューニングのための本発 明の装置は図2に詳細に示されている。シーケンスコントローラ21内には自動 チューニングサブシステム36用のソフトウェアすなわちコントロールプログラ ム91が存在する。この自動チューニングサブシステムは好適にはRFコイル3 4とマッチングネットワーク35と同様にRFシールド37内に内蔵される。入 力/出力ライン92はチューニング処理されたRFコイルをアンプ処理されたR F励起信号に接続し、NQR信号のレシーバとしてのコイルを1/4ウェーブラ イン(wave line)38(図1)に接続する。 このシステムは等数の真空リレー94でスイッチ処理された一連の固定値キャ パシタ93を含む。このチューニング回路にスイッチ処理されたキャパシタンス 量はRFアンプ24からRFコイル34に移されているパワー量(さらに正確に 言えば、”前方”パワーから”反射”パワーへのパワー量)を測定することで決 定される。このパワー移動効率の測定手段は多様な一般的RF技術で提供される 。1適用例では方向性ワットメータが使用され、”前方”パワーから”反射”パ ワーへの量を測定する。このパワー移動効率に基づいてキャパシタンスは回路内 外にスイッチ処理され、RFアンプからRFコイルへのパワー移動効率を最大化 させる。このシステムはこのように再チューニングされ、最も効率的で感度が高 いRFコイルを提供する。このRFコイルのチューニング状態が前方パワーと反 射パワーの値から決定されたら、このコイルは以下に説明するアルゴリズムに従 ってキャパシタンスのスイッチ処理によって再チューニングされる。 RFコイルのチューニングは2段階で実行される。すなわち、粗チューニング と精密チューニングとである。このシーケンスのフロー図は図3に提供されてい る。図2の”C”値は10pFと選択されており、各キャパシタは”C”値の倍 数となる。その他の値は希望通りに決定できる。 粗チューニング 前方パワーと反射パワーの両方が測定される。反射パワーが前方パワーの所定 のパーセントよりも大きければ、このシステムは前述した大ジャンプ(large ju mp)を実行することで(精密チューニングモードが扱える反射パワーの最大値以 下に反射パワーが降下するまでキャパシタンスを増加させることで)粗チューニ ングに自己調整する。この条件が達成されたとき、このシステムは精密チューニ ングされる。キャパシタンスジャンプのサイズの上限は精密チューニングサブシ ステムのキャパシタンス範囲によって決定される。反射パワーが所定の上限サイ ズ以下となるまで降下したら、このシステムは精密チューニングを開始するであ ろう。これは”精密チューニングモード開始(start fine tuning mode)”ポイ ントである。 精密チューニング (キャパシタンスの増か処理あるいは減少処理の)いずれかのステップを実行 した後、その反射パワーは再度測定される。この反射パワーが増加され、その方 向(すなわち、キャパシタンスの増加か減少)が先行ステップの反対となれば、 このシステムは”精密チューニングモード開始”ポイントにまで1ステップ戻る 。精密チューニングが再度開始されるが、今回は反対方向(すなわち、キャパシ タンスを差し引く代わりに加える)で行う。しかし、もし反射パワーが増加しな かったら、別ステップが同一方向(キャパシタンスの加処理あるいは減処理)で 行われる。この処理は方向の逆転に遭遇するまで継続される。この段階でシステ ムは1ステップ戻り、精密チューニングが完了する。これで反射パワーは最小値 となっている。このRFトランスミッターの正確な機能を提供するためにこの前 方パワーは測定され、所定値と比較される。 自動チューニングサブシステム36は2つの主要な機能を果たす。1つはコイ ルローディング条件範囲内でそのRFコイルを再チューニングして最良の機能を 発揮させることである。他方は、所定の”ゼロ”セッティングと比較することで そのチューニング状態を判定することである。このシステムは、RFパワーソー スと、方向性ワットメータと、チューニングリアクタンスを変更させるスイッチ 処理されたキャパシタとで成る。コントロールユニット21はそのRFパワーソ ースを操作し、その反射パワーを測定し、反射パワーの最低値が達成されるまで そのチューニングリアクタンスを変化させる。サンプルコイルをチューニングす るこのシステムの能力によって全効率の増加が直接的に導かれる。通信電子機器 に通常に使用されるアンテナチューニングシステムはNQRやNMRの適用にお けるコイル精密チューニングには不必要に複雑である。それらはNQRとNMR 適用に対する非効率性をも併せて有している。すなわち、それらはコイルを直接 的にはチューニングできず、より高いフィードラインロスを発生させ、ノイズを 高める。さらに、アンテナチューニングシステムはマッチされている対象(例え ば、チューニング範囲)に照らして一般的に過ぎる傾向がある。 図1の検出システムをさらに詳細に説明すると、RFプローブ35はマッチン グネットワークとバラン(Balum)であり、コイルのチューニングとマッチング とを提供し、さらに、プレアンプ25をRF励起中のコイル内の高電圧から保護 する。RFプローブ35はRFコイル34を50Ω非バランス入力(unbalanced input)にマッチさせる。これで、そのコイルは50Ωトランスミッター/レシ ーバのように振舞うが、これは従来のマッチング技術である。1/4ウェーブラ イン38の機能はこのレシーバをトランスミッターから絶縁させることである。 トランスミッター絶縁ダイオード39と40は関連機能を有している。この自動 サブシステムは、RFコイルを検出容量体内のロードにマッチングさせることで 検出ヘッド内のRFコイルのチューニング状態を判定する。これはRFコイルへ と直接的に送られたパワー量(”前方”パワー量)と、回路のロスやミスチュー ニングによるロスを原因とする反射されたパワー量(”反射”パワー量)を測定 す る。これら前方パワーと反射パワーの値を比較することでそのチューニング状態 が決定されたら、そのコイルは前述の所定のシーケンス処理に従ってキャパシタ ンスをスイッチ処理することで再チューニングされる。 コイル34が未知の内容物を含んだ手荷物でロードされているときそれは脱チ ューニングされる。本発明の1適用例では、このコイル再チューニングには8体 の真空リレーが、I0、20、40、80である2倍のパワーのpF値でアレン ジされたキャパシタをスイッチ処理する。この特殊なアレンジは、最大全量30 00pFであるシステムの再チューニングのためのキャパシタンスの256の値 を創出させることができる。キャパシタンスの各々の値のために1リレーでこの システムをオーバーローディングするのではなく、このパワーアレンジは所定の キャパシタンス(例えば、10+20=30;20+80=100)を創出させ るのに必要なリレー数を最小にとどめ、非常に迅速な作動スピードを提供する。 連続可変キャパシタンスシステムの場合も同じアルゴリズムが使用可能である。 ステッパモータの採用が可能であり、実際のチューニングシーケンスはディスク リートで直接的なキャパシタチューニングで説明したものと非常に類似したもの でよいであろう。前述した直接的なコイルチューニングキャパシタンスアレンジ は本発明に好適である。 真空リレーによりスイッチ処理されたキャパシタの使用は、それらリレーを操 作させ、その反射パワーに安定状態値を達成させるために約6ms以下の”セト リングタイム(settling time)”を必要とする。固定スイッチキャパシタスキ ームによる全体的なシステムの頑丈さ、効率、精度、及び小型化の利点は、さら に多くの通常タイプの可変キャパシタを使用して達成が可能であるかも知れない 精密チューニングの如何なる利点にも勝るものである。しかも、このシステムは コンピュータを利用したシーケンス制御装置によって制御されるスイッチコマン ドを使用するため、このシステムの脱チューニング量の正確な情報が得られる。 この検出システムのこのチューニング装置は、サンプルコイル(RFコイル) の最良自動精密チューニングによってNQRシステムのための改善された精度を 提供する。今までのコイル精密チューニングはシステムの手動チューニングを必 要とした。これは研究室では問題がないが実用的ではない。このシステムは、大 型で時間を要する可変キャパシタではなく真空リレー(高RFスイッチング用に デザインされたもの)によってスイッチ処理される固定キャパシタに基づいた自 動チューニングの利点を提供する。このシステムは、コイルローディングの変化 を測定するが、これは他の検出システムでは不可能であった。このシステムは手 動チューニングされるサンプルコイルよりも使用が迅速で容易であり、コイルの 内容物(サンプル)の種類に関する情報を提供することができるRFコイルのチ ューニング状態の情報を提供する。このシステムはコントロールユニットに対し てそのRFアンプの作動状態の情報をも提示することもできる。 この自動チューニングステップが完了したらスキャニングステップが開始され る。このスキャニングステップは現実の調査におけるNQR信号の検出の基準で ある。本発明の1適用例では、このステップは、SSFP(steady state free precession)のPAPS(phase-alternated pulse sequence)とNPAPS(n on-phase-alternated pulse sequence)のバージョンとして一般的に知られるR Fパルスの組み合せで成る。これらシーケンスは米国特許第5,365,171 号に解説されており、本文にその内容を援用する。しかし、本発明に適用が可能 なNQRステップに通常に使用される他のRFパルスシーケンスも存在する。こ れらは周知の技術であり、この技術分野の通常技術者であれば容易に使用が可能 である。 テストが開始されると、コイルは前述のようにチューニングされ、手荷物のス キャニングは実行され、少なくとも1つの光源が点灯する。チューニングとテス ドが完了しつつあるときには白光灯91がフラッシュする。緑光灯92の点灯は 禁制品が存在しないことを示す。赤光灯93の点灯は問題となる量の標的物質が 発見されたことを示す。黄光灯94が点灯すれば、さらに調査が必要な何かが存 在することを示す。相当量の金属が存在することを示しているかも知れない。黄 光灯と緑光灯の両方の点灯は、明瞭なNQR信号が存在せず、金属あるいは他の 導伝性物体が存在することを示す。赤光灯と黄光灯の点灯の場合は、標的物質は 存在するであろうが少なくとも部分的に金属で遮蔽されていることを示す。これ らは中間的な結論である。ユニット81の非可視側のON/OFFボタンは図示 されていない。 研究室から航空貨物のスキャニング用の実用NQR検出システムへの転用で克 服されなければならない1つの問題は音響発生現象(acoustic ringing)の問題 である。パルスされるRF磁界内に設置されるコンダクタには定在波(standing wave)をセットすることが可能である。この音響定在波はRFコイルでピック アップされる。創出された信号はしばしばNQR信号の一部の強度(magnitude )と近似し、非常に類似した特徴を有しており、偽の警告音を発生させることが ある。この音響信号はしばしば励起RFパルスとコヒーレントであり、これも励 起RFパルスとコヒーレントであるNQR信号と誤認される可能性がある。さら に、信号平均及び/又はRFフェーズのリバースのような研究室のNQRシステ ムでの音響発生現象(spurious ringing effect)を減少させる通常の方法はで はこの問題に充分に対処できない。バネ鋼のような通常に存在する材料等は特に 音響発生現象を引き起こしやすい。 本発明の好適実施例では、NQR検出での音響発生現象を減少させる単純で効 果的な方法が採用される。音響発生信号とのNQR信号の特徴の主な相違点はN QR信号が所定の周波数でのみ発生することである。一方、音響発生信号はRF 励起パルスのいかなる周波数でも発生することが可能である。よって、標準ある いは改良されたRFパルスシーケンスを使用してNQRサンプル周波数の範囲外 の周波数でNQRスキャニングシステムを操作することで、標的物質からは信号 が発生されず、検出されない。この条件下でもし信号が存在するならば、これは 音響発生現象によるものである。この方法の適用は本発明のチューニングシステ ムの直接的利用である。この”音響発生検出”シーケンスは主要サンプル検出シ ーケンスの前後いずれでも適用でき、プログラムとRF信号発生の一部である。 この周波数エクスカーション(excursion)は本発明の自動チューニングの特徴 によって容易に提供が可能である。 図1のスキャニングシステムにおいて、アナログ検出器を使用するときには、 信号捕獲/データ処理サブシステム41は、2体のアナログ−デジタル(A/D )変換器42と43、及びデジタル信号プロセッサー44を含む。フェーズ感知 検出器27と28から受信された信号はA/Dコンバータ42と43にそれぞれ フィードされる。サンプルスキャニングとリング検出シーケンス(ring detect sequence)で発生された全信号はA/D変換器にフィードされ、デジタル信号プ ロセッサーで処理される。このサンプルスキャニングシーケンスを通じて信号は 米国特許第5,365,171号に紹介されたアルゴリズムに従って加処理ある いは減処理される。この加処理/減処理アルゴリズムはRFコイルリング−ダウ ン(ring-down)現象と磁気音響発生現象(magnetoacoustic ringing)を減少さ せる。 本発明のこの部分の実用的な1形態では、信号捕獲と信号処理の大部分はプラ グイン(plug-in)PC A/D変換カードで実行される。このカードは2チャン ネルである14ビット解析(resolution)と2MHzサンプルレートを有してい る。サブシステム41はさらに、必要に応じて連続データセットの加処理あるい は減処理のごときオンボード(on-board)デジタル信号処理機能を実行する。こ の出力信号の処理が完了したら、それはデジタル式にフィルターされて所定のし きいレベル(threshold level)と比較される。あるいは、その信号がアポダイ ズ処理(apodized)され、フーリエ変換されれば、それは周波数スペクトルの0 Hzで、あるいはその近辺でクワドラチャ(直角)”スパイク”(quadrature " spike")として発生し、フィルターされて検出対象物体の”知られた”信号と比 較される。 その周波数領域において、この信号捕獲/データ処理サブシステムは他の信号 要素を予期される信号要素と比較する。例えば、その信号形状(ローレンツ形あ るいはガウス形)をハーフ高(half height)でのライン幅と比較するであろう 。前記のこれら信号要素の組み合せは標的物質の存在あるいは非存在の決定に使 用が可能である。デジタル信号プロセッサーの出力は表示器46に送られる。 NQR検出された信号はデジタル信号プロセッサー44のメモリに保存された 所定のしきいレベルと比較される。もし検出された信号が所定のしきい値と等し いかそれよりも大きければ、赤光灯93が表示器46の操作員パネル上でフラッ シュし、標的物質の存在を示す。もしその信号が所定のしきい値よりも小さけれ ば、緑光灯92がフラッシュし、標的物質の非存在を示す。もしこの自動チュー ニングアルゴリズムが、平均調査値あるいは所定しきい値と比較してコイルの再 チューニングの過剰量が必要であると検出したら、あるいは音響発生信号が検出 されたら、この状態はフラグ(flagged)され、警告黄光灯94が点灯する。こ の警告黄光灯の点灯は、(1)コイル内に異常な量の金属が存在すること、(2 )多量の高誘電材料が検出されたこと、あるいは、(3)音響発生信号が検出さ れたこと、を示す。NQRテストの不完全な結論を補うため、さらなる別形態の テストあるいは可視検査が利用可能である。 前述の点灯表示に加えて、表示器は信号のグラフィック表示95をオプション で提供することもでき、インフェーズ信号(in-phase signal)やクワドラチャ ー信号、及び他の信号やシステムの特徴を示すこともできる。さらにオプション として、時間、日付、信号強度、周波数、コイルチューニングパラメータ、及び スピーカ97からの音響信号レスポンス等の他の情報を含んだプリントアウト9 6を提供することもできる。 従来のNQR信号検出器の効果を低減させてきた要因はこのシステムによって 減少あるいは排除される。もしサンプルに導伝性あるいは誘電性物体が存在すれ ば、この自動チューニングサブシステムは邪魔な物体の影響を中和(neutralize )させるように採用されるであろう。その理由があれば視覚検査が続いて実行さ れる。この自動チューニング性能は、チューニングキャパシタンスに影響を及ぼ す 温度変化や、キャビティ内にサンプルが挿入されるときに発生するかも知れない コイルの移動や歪みにも素早く対処することができる。 本発明のチューニングシステムはNQRスキャニングシステムの1特定器材と して説明されてきた。NMR検出器システムも適用して検出される可変RF周波 数を必要とする理由で、本発明はそれらNMR検出器システムにも同様に適用で きる。従って、本発明の自動チューニング機能はNQRとNMR検出システムの いずれにも適用が可能である。 このチューニング装置は、サンプルコイルの最良自動精密チューニングによっ てNMRとNQRシステムのための改良感度を提供する。使用されるアルゴリズ ムと、そのアルゴリズムを適用するようにデザインされた装置の双方は、NQR とNMRの分野の現行のアルゴリズムと装置とはそれぞれに異なる新規性を提供 している。さらに、このシステムほど効率性が高い従来装置は存在せず、チュー ニングの現状を表示したり、その情報を提供することができる従来技術も装置も 存在しない。このシステムは広範囲のインピーダンスマッチングと共鳴周波数の 維持とを提供する。 以上、本発明の実施例を説明してきた。当業者であれば添付の「請求の範囲」 のスコープ内でその実施例の改良や改善が可能なことであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR ,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN, MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT ,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.核クアドラポール共鳴(NQR)探知システム及び核磁気共鳴(NMR) 探知システムにおいて、被検体内に存在するときには所定の物質の核クアドラボ ール共鳴周波数または核磁気共鳴周波数を検出させるようにその被検体がNQR /NMR探知システムの検出要素内に挿入されたとき少なくとも1つの選択され た所定の周波数で最大パワー移動効率を確立させる自動チューニング装置であっ て、その物質とは所定の特徴的な核共鳴周波数を有しており、核共鳴周波数とは 、分子電界グラジエントとのクアドラボール相互作用(NQR)か、あるいは適 用された静磁界(NMR)によって生じる核プリセッションの周波数であり、本 装置は、 タイミングとプログラミングパルスを本装置に提供する手段を有したシーケ ンスコントローラ(21)と、 一般的には所定の物質の核共鳴周波数に対応した所定の周波数でパルスされ たRF励起を提供する可変周波数RFソース(23)と、 内部に所定容積のキャビティを定義するように形状化された1巻型RFコイ ルシート(34)であって、そのコイルで定義されたそのキャビティ内に前記被 検体を受領するものであり、前記RFソースからのRF信号はそのキャビティ内 で伝達され、そのRFコイルキャビティ内でその被検体に均質に適用されてその キャビティ内に均質な磁界を発生させ、そのRFコイルはその被検体からのNQ R/NMR信号のピックアップコイルとしても機能して出力信号を提供するRF コイルと、 その所定の核共鳴周波数で前記RFコイルのパワー移動効率を測定する手段 (36)と、 本装置に接続されており、前記RFコイルで回路内に選択的にスイッチ処理 が可能な固定値キャパシタのアレイ(93)と、 それらキャパシタを前記RFコイル回路内に選択的に接続させる複数の個々 に制御が可能なスイッチ手段(94)と、 を含んでおり、 前記シーケンスコントローラは、前記測定手段からのパワー移動効率の測定 値に基づいて前記キャパシタの前記RFコイルでの回路内外のスイッチ処理を制 御し、所定の核共鳴周波数での前記RFコイルの最大パワー移動効率を確立させ て維持する、 ことを特徴とする自動チューニング装置。 2.各々の連続したキャパシタは先行のものの2倍である静電容量値(capaci tive value)を有していることを特徴とする請求項1記載の装置。 3.前記コントロール可能なスイッチ手段は前記各キャパシタに対して各々が 対応する一連の真空リレー(94)を含んでおり、その真空リレーは前記シーケ ンスコントローラ(21)で個別にコントロールされていることを特徴とする請 求項2記載の装置。 4.前記RFコイルのパワー移動効率を測定する前記手段は前記RFソースか らそのRFコイルへと直接的に送られるパワー(前方パワー)の量を測定し、そ のコイルへ反射して戻ってくるパワー(反射パワー)の量を測定する手段を含ん でいることを特徴とする請求項1記載の装置。 5.所定の物質が被検体内に存在するとき、コイルにその所定の物質の核クア ドラポールあるいは核磁気共鳴(NQR/NMR)周波数を検出させるため、そ のコイルによって形成されたキャビティ内に前記被検体が挿入されたとき、その コイル内の所定の周波数で最大パワー移動効率を確立させる自動チューニング装 置のための方法であって、前記所定の物質は所定の特徴的な核共鳴周波数を有し ており、核共鳴周波数とは、分子電界グラジエントとのクアドラポール相互作用 (NQR)か、あるいは適用された静磁界(NMR)によって生じる核プリセッ ションの周波数であり、本方法は、 前記所定の物質の存在を知るために被検体を受領するように所定の容積を有 した前記キャビティを定義するよう1巻型RFコイルシート(34)を形成する ステップと、 そのRFコイルで形成されたそのキャピティ内にその被検体を挿入するステ ップと、 その被検体を収容するそのコイル内のそのキャビティ内に均質な磁界を確立 させ、そのRFコイル内の前記被検体に対して均質なRF信号を適用させるよう に前記所定の特徴的な核共鳴周波数の1つあたりでRFパルスを提供するステッ プと、 その所定の核共鳴周波数で前記コイルのパワー移動効率を測定するステップ と、 その所定の核共鳴周波数で内部に前記被検体を含んだ前記コイルの最大パワ ー移動効率を確立させるためにそのRFコイルで複数の固定値キャパシタ(93 )を回路内に選択的にスイッチ処理するステップと、 を含んでいることを特徴とする方法。 6.前記RFコイル(34)での前記キャパシタ(94)の回路内外への選択 的なスイッチ処理は複数の真空リレー(94)で遂行され、そのスイッチ処理を コントロールするフィードバッタアルゴリズムをコントロール装置で提供し、そ の信号はそのコントロール装置(21)から提供されることを特徴とする請求項 5記載の方法。 7.パワー移動効率を測定する前記ステップは、 前記RFコイルへ直接的に送られるパワー(前方パワー)の量を測定するス テップと、 そのRFコイルへと反射して戻ってくるパワー(反射パワー)の量を測定す るステップと、 前記所定の核共鳴周波数でそのRFコイルの最大パワー移動効率を確立させ るため、フィードバックアルゴリズムに従ってそのRFコイルで前記固定値キャ パシタを回路内外に選択的にスイッチ処理するステップと、 を含んでいることを特徴とする請求項5記載の方法。
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