JPH11500247A - 企業コンピューティング・システムで情報を記憶するための情報リポジトリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 情報処理システムは複数のデータ処理ツールと、アトム情報リポジトリと、複数の生成した変換エンジンとを備える。各々のデータ処理ツールは関連するデータ・モデルにしたがってデータを処理し、処理において関連データ・モデルにしたがってデータにアクセスするためのアクセス要求を生成する。アトム情報リポジトリはツールの全部に関連するデータ・モデルの組み合せに対応するアトム・データ・モデルでの構成を用いてデータ項目を記憶する。各変換エンジンはツールのひとつに関連する。各変換エンジンは関連ツールのデータ・モデルに関連ツールからのアクセス要求を受信して、変換操作を実行し要求をリポジトリのアトム・データ・モデルに変換し、更に変換したアクセス要求との関連でリポジトリへのアクセス操作を開始する。新規ツールがシステムに追加された時にリポジトリのアトム・データ・モデルを更新して追加したツールに関連するデータ・モデルを反映し、新規ツールのための変換エンジンを生成し、また既存のツールに関連する変換エンジンを更新して更新を反映させることができるシステム・マネージャを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】 企業コンピューティング・システムで情報を 記憶するための情報リポジトリ 発明の分野 本発明は、一般にデジタルデータ処理システムの分野に関し、さらに詳しくは 、企業コンピューティング環境で、各種コンピューティング・ツールによりアク セスするための大量のデータを記憶して取り出しを容易にするための情報リポジ トリに関する。 発明の背景 現代の「企業」コンピューティング環境では、つまり、会社のオフィス環境で 使用するコンピュータ・システムでは、多数のパーソナル・コンピュータ、ワー クステーション、ミニ・コンピュータおよびメインフレーム・コンピュータなら びに、大容量記憶サブシステム、ネットワーク・プリンタおよび公衆電話回線へ のインタフェース等のその他の装置を相互接続して、社内ユーザの間で情報を共 有できる統合環境を提供している。代表的には、ユーザは受注、製造、出荷、請 求、在庫管理、その他の操作を含む各種操作を実行でき、リアルタイムでのデー タ共有は、たとえば、独立した記録を保持して後でこれらを照合することに対し て顕著な利点を提供できる。 企業コンピューティング環境で情報を共有できるようにする幾つかの戦略(str ategies)が開発されてきた。企業コンピューティング環境で起こるひとつの問題 は、ユーザが受信し、処理し、および記憶するデータがプログラムにユニークな ものであると仮定したデータ・モデルに基づいて、開発されたプログラムを様々 なユーザが使用することが多いことで、このモデルは特定の種類の操作をプログ ラムで実行する場合プログラム開発者にとって便利なものである。しかし、 ひとつの戦略では、全ての種類のプログラムが同一のデータ・モデルに制約され 兼ねない。この戦略では幾つかの問題がある。例えば、ある種のプログラムにと っては効率的だが他の種類のプログラムにとっては極めて非効率的な同じデータ ・モデルに、全ての種類のプログラムが制限されることもある。更に、このよう な戦略ではプログラム開発者全員が単一のデータ・モデルに準拠する必要がある 。これは、自分自身の選んだデータ・モデルを使用できる場合に開発者のプログ ラムが有することができるような競合的な利点(competitive advantages)を減少 させるものである。 別の戦略は、企業コンピューティング環境で使用される各種プログラムのモデ ル・フォーマットの間でデータを変換できるような情報交換エンジンを提供する ことである。これは、各々のプログラムが自分自身のデータ・モデルを保有でき るが、多数のプログラムについて交換エンジンを取得し維持する必要があり、ま た、ユーザは、別のプログラムから情報を取り込むまたは別のプログラムへ送り 出す場合に、適切な交換エンジンを選択する必要がある。 発明の要約 本発明は、企業コンピューティング環境において、各種のコンピューティング ・ツールによりアクセスする大量のデータを記憶しその取り出しを容易にするた めの新規の情報リポジトリおよびその改良を提供するものである。 要約すると、情報処理システムは、複数の情報処理ツールと、アトム情報リポ ジトリ(atomic information repository)と、複数の生成された変換エンジンと を含む。各々のデータ処理ツールは関連するデータ・モデルにあわせてデータを 処理し、処理において関連するデータ・モデルにあわせてデータをアクセスする ためのアクセス要求を生成する。アトム情報リポジトリはツール全部に関連する データ・モデルの組合せに対応するアトム・データ・モデルの機構を用いてデー タ項目(data items)を記憶する。各々の変換エンジンはツールのひとつに関係す る。各変換エンジンは、これに関連するツールから関連ツールのデータ・モデル で、アクセス要求を受信して変換操作を実行し、要求をリポジトリのアトム・ データ・モデルに変換し、変換されたアクセス要求に関連した、リポジトリに対 するアクセス操作を開始する。新規ツールがシステムに追加された時に、リポジ トリのアトム・データ・モデルを更新して追加したツールに関連するデータ・モ デルを反映させ、新規ツールのための変換エンジンを生成し、また既存のツール に関連する変換エンジンを更新して更新を反映させることのできるシステム・マ ネージャを提供する。 図面の簡単な説明 本発明は付属の請求項に特に明示されている。本発明の上記のおよび更なる利 点は、添付の図面と組み合せて以下の詳細な説明を参照することでより良く理解 できよう。図面において、 図１は、本発明により構成した情報リポジトリを含む企業コンピューティング 処理システムの機能ブロック図である。 図２は、図１に図示してあるシステムの動作を理解する上で有用なブロック図 である。 図３および図４は、図１に図示してある情報リポジトリとの関連で動作を理解 する上で有用なフローチャートを示す。 好適実施例の詳細な説明 図１は、本発明により構成した情報リポジトリを含む企業コンピューティング ・システム１０の機能ブロック図である。図１を参照すると、企業コンピューテ ィング・システム１０は複数のツール１１（１）から１１（Ｔ）（一般的には、 参照番号１１（ｔ）で示す）を含み、これらのツールは各々の変換エンジン１３ （１）から１３（Ｔ）（一般的には、１３（ｔ）で示す）を経由して、本明細書 においてリポジトリ情報マネージャ（repository information maneger：ＲＩＭ ）と呼ぶ、共通データ構造１２をアクセスする。ツール１１（ｔ）は一般に、例 えば、ＲＩＭ１２に記憶してある共有データにアクセスする各種のデータ ベース管理システムやその他のアプリケーション・プログラムを含む。データベ ース管理システムやアプリケーション・プログラムは一般に、デジタル・コンピ ュータ・システムで通常の方法により実行されるコンピュータ・プログラムを含 む。更に、ひとつの実施例において、変換エンジン１３（ｔ）は、デジタルコン ピュータ・システム（各々のツール１２（ｔ）が実行されるのと同じデジタル・ コンピュータ・システムでもよい）で実行されるコンピュータ・プログラムを含 み、ＲＩＭ１２もデジタル・コンピュータ・システム上に維持される。ツール１ １（ｔ）、ＲＩＭ１２、変換エンジン１３（ｔ）は単一のデジタル・コンピュー タ・システム上で処理されまた維持されるか、あるいはまた、例えば、データア クセス要求、変換データアクセス要求、およびツール１１（ｔ）と変換エンジン １３（ｔ）が処理され、ＲＩＭ１２を維持しているコンピュータ・システム間の 応答を転送するネットワーク（図示していない）により相互接続される多数のデ ジタル・コンピュータ・システム上で処理維持されることもある。 処理が行なわれている間に、ツール１１（ｔ）はデータアクセス要求を生成し てデータアクセス操作、つまり、ＲＩＭ１２のデータの取り出しまたは記憶を開 始する。一方で、データは後述するように、「アトム」データ・モデルとそのフ ォーマットでＲＩＭ１２に記憶される。代表的には、ツール１１（ｔ）は、後述 するような様々に特徴的なデータ・モデルおよびフォーマット各種でＲＩＭ１２ に記憶されたデータを「参照（view）」し、各変換エンジン１３（ｔ）は、デー タアクセス要求の受信時に、各々のツールの特徴的なモデルおよびフォーマット とＲＩＭ１２のアトムモデル・フォーマットの間で必要に応じてデータを変換す る。例えば、データ項目をＲＩＭ１２から取り出そうとする取り出し（retrieva l）型のアクセス操作の間に、変換エンジン１３（ｔ）はアクセス要求に応答し て取り出そうとするデータ項目を共同で構成するＲＩＭ１２の１つまたはそれ以 上のデータ項目を識別し、ＲＩＭ１２から変換エンジン１３（ｔ）へアトム・デ ータ項目を提供できるようにする。一方、変換エンジン１３（ｔ）は、ツールの 特徴的なモデルおよびフォーマットで要求された通りにＲＩＭ１２から受信した アトムデータ項目を１つまたはそれ以上のデータ項目に統合して、アクセス要求 を発行したツール１１（ｔ）へ統合したデータ項目を提供する。反対 に、ＲＩＭ１２のデータを更新するかまたは新規データをＲＩＭ１２に記憶する ようなデータ記憶型のアクセス要求の間には、変換エンジン１３（ｔ）はツール の特性モデルおよびフォーマットで記憶すべきデータを受信し、ＲＩＭ１２のア トム・モデルおよびフォーマットへデータを変換し、記憶のためにＲＩＭ１２へ 変換データを提供する。データ記憶アクセス要求でデータを更新できる場合、Ｒ ＩＭ１２はＲＩＭ１２から新規に供給したデータをカレント・データに置き換え る。他方で、データ記憶アクセス要求が新規データを表わす場合、ＲＩＭ１２は 変換エンジン１３（ｔ）で提供されたアトム・フォーマットで、維持されている カレント・データにデータを追加する。 企業コンピューティング・システム１０は、ＲＩＭ１２のアトム・フォーマッ トを維持更新するシステム・マネージャ１４を更に含み、ツール１１（ｔ）とし ての変換エンジン１３（ｔ）が企業コンピューティング・システム１０に追加さ れる。システム・マネージャ１４が実行する幾つかの操作が、操作者（図示して いない）の制御下に有り得ることは理解されよう。要するに、システム１０が初 期設定される場合、または現在のデータ・モデルおよびフォーマットとはデータ ・モデルおよびフォーマットが異なっているシステム１０に１つまたはそれ以上 のツール１１（ｔ）が追加される場合、システム・マネージャ１４は相違を判定 し、ＲＩＭ１２のデータのデータ・モデルおよびフォーマットを変更して新規の ツール１１（ｔ）のデータ・モデルおよびフォーマットに適合させる。この操作 において、システム・マネージャ１４は（ひとつの実施例では操作者の制御下で ）、現在システム１０にある全てのツール１１（ｔ）のデータ・モデルに共通す るアトム・データ・モデルおよび追加しようとするツール１１（ｔ）を決定し、 ＲＩＭ１２のデータ・モデルを新規アトム・データ・モデルへと更新できるよう にする。更に、システム・マネージャ１４は、ＲＩＭ１２の更新したアトム・デ ータ・モデルに基づいて、システム内に現在存在する何らかのツール１１（ｔ） に関連する変換エンジン１３（ｔ）を更新し、システムに追加しようとする新規 ツール１１（ｔ）のための変換エンジン１３（ｔ）を生成する。したがって、シ ステム・マネージャ１４は、ＲＩＭ１２のアトム・データ・モデルおよびフォー マットが企業コンピューティング・システム１０のツール１１（ｔ）の 追加に対応するように変更される場合に、ＲＩＭのこれら（即ちアトム・データ ・モデルおよびフォーマット）に対して、現在システムにある何らかのツール１ １（ｔ）ならびに追加しようとするツール１１（ｔ）を含む全てのツール１１（ ｔ）の変換エンジン１３（ｔ）が適合することを保証する。 更に説明を進めるまでに、各種ツール１１（ｔ）に有用な特性データ・モデル およびフォーマットと、ＲＩＭ１２に有用なアトム・データ・モデルおよびフォ ーマットとを示す特定の例を提供するの分かり易いであろう。ツール１１（ｔ） の特定の特性データ・モデルおよびフォーマットは、特定の企業コンピューティ ング・システム１０に存在する特定のツール１１（ｔ）に依存することが理解さ れよう。更に、ＲＩＭ１２の特定のアトム・データ・モデルおよびフォーマット は、ツール１１（ｔ）に使用されるアトム・データ・モデルおよびフォーマット に依存し、企業コンピューティング・システム１０のツール１１（ｔ）全部につ いてのデータ・モデルおよびフォーマットのもっとも細かいエレメントの集合体 またはユニオン(aggregate or union)を効率的に表わすことが理解されよう。 図２との関連で説明する特定の例は、特に「カップ」として識別される例えば 飲物のコップ、または、物理的品物を製造するまたは何らかで作成するのに使用 できるその他の容器等の液体を入れるための特定の種類の製品を設計するための 設計データベースを表わす。この例示したデータベースを使用すると、例えばＲ ＩＭ１２のカップ設計エレメントを追加する、ＲＩＭ１２に記憶しているカップ 設計エレメントを変更する、または、ＲＩＭ１２の特定のカップ設計エレメント を再利用し多数のカップ設計と関連させるためにツールを使用し、ＲＩＭ１２と 変換エンジン１３（ｔ）は、エレメントに共通の方式またはモデルとフォーマッ トの構成に一致する必要なしに、ＲＩＭ１２に記憶されているエレメントを多数 の異なるツール１１（ｔ）が共有できるメカニズムを提供できる。 前述の例について続けると、ひとつの特定の実施例において、ＲＩＭ１２は、 「実体−関連性(entity-relationship)」フォーマットでデータ項目(dataitem) を記憶している。ここで、各実体(entity)は、データ項目およびデータ項目の間 の関連性を反映した関連性であり、以下で説明する。実体は「オブジェク ト」の形であり、これは順次、クラスおよびサブクラスのメンバまたはインスタ ンスであるが、ＲＩＭ１２において、他のモデルおよびフォーマットを用い得る ことは理解されよう。図２は「カップ」設計データベースの代表的なクラス構造 ２０を示す。図２を参照すると、代表的なクラス構造２０は、メイン・クラス２ １と、メイン・クラス２１が依存する２つのサブクラス２２（１）、２２（２） と、サブクラス２２（１）から更に依存される２つのもっと低いレベルのサブク ラス２３（１）（１）および２３（１）（２）を含む。上記で参照した例を用い ると、メイン・クラス２１は全体としてのユニットまたは実体として「カップ」 についてのデータを表し、２つの上位レベルサブクラス２２（１）と２２（２） は例えば各々「容器」および「ハンドル」を表わす。ここで「容器」サブクラス はインベントリ（在庫）中のカップの容器部分についてのデータ項目を表し、ま た「ハンドル」サブクラスはインベントリ中のカップのハンドル部分についての データ項目を表す。実体−関連性フォーマットで「実体」として表されているメ イン・クラス２１の各データ項目は、インベントリ中のカップの特定のカップま たは特定の種類のカップを表わすことができ、またカップの各種の特性を定義す る属性と関連があり、各々の属性は特定の属性識別子およびその属性についての データ値で識別される。 同様に、サブクラス２２（１）、２２（２）の各データ項目は、実体−関連フ ォーマットではこれも「実体」であり、インベントリ中の特定のカップまたは特 定の種類のカップの容器とハンドルの特性を表わす。さらに詳しく説明すると、 クラス２２（１）の各データ項目は、メイン・クラス２１のデータ項目で表わさ れるカップの容器特性、例えば色、側壁の特性、基部の特性その他を表わす。更 に、クラス２２（２）の各データ項目は、メイン・クラス２１のデータ項目で表 わされるカップのハンドル特性、例えば曲率、色配置その他を表わす。更に、ク ラス２２（１）のデータ項目とクラス２２（２）のデータ項目との間には１つま たはそれ以上の関連性があり、これは、実体−関連性フォーマットでの「関連性 」に対応するもので、クラス２２（１）および２２（２）のデータ項目をリンク するために用いられる。例えば、「has」関連性があり、これはクラス２２（１ ）のデータ項目で表わされる特定の容器がクラス２２（２）のデータ項 目で表わされるハンドルを「有する(has)」ことを意味しており、「関連性」で 識別される。更に、「個数(number)」関連性があり、これは、クラス２２（１） のデータ項目で表わされる特定の容器が「has」関連性で指定されたクラス２２ （２）のデータ項目で表わされるハンドルの特定の個数を有することを示してい る。更に、「位置(position)」関連性があり、これは「has」関連性で指定され たクラス２２（２）のデータ項目で表わされるハンドル（群）が取り付けられて いるクラス２２（１）のデータ項目で表わされる容器の位置（群）を表わす。 「個数」および「位置」関連性は「has」関連性に従属し、更にこれを定義する ように見なされることが理解されよう。その他の関連性は当該分野の当業者者に は明らかであろう。 同様に、２つの低レベルのサブクラス２３（１）（１）と２３（１）（２）は インベントリ中のカップまたはカップの種類の各種エレメントを表わす。図２に 図示してある図面では、サブクラス２３（１）（１）とサブクラス２３（１）（ ２）は、特に「側壁の種類」および「基部の種類」属性を各々表わしている。実 体−関連性フォーマットで「実体」であるサブクラス２３（１）（１）とサブク ラス２３（１）（２）の各データ項目は、容器（インベントリ中のカップまたは カップの種類のクラス２２（１）の実体で表わされる）の側壁と基部のハンドル 属性を表わし得る。さらに詳しくは、サブクラス２３（１）（２）の各データ項 目はクラス２２（１）のデータ項目で表わされる容器の側壁特性を表わす。更に 、サブクラス２３（１）（２）の各データ項目はメイン・クラス２１のデータ項 目で表わされているカップの基部の特性を表わす。更に、サブクラス２３（１） （１）のデータ項目とサブクラス２３（１）（２）のデータ項目の間に１つまた はそれ以上の関連性があり、これが実体−関連性フォーマットの「関連性」に相 当し、サブクラス２３（１）（１）とサブクラス２３（１）（２）のデータ項目 をリンクするために用いられることは理解されよう。例えば、「has」関連性は 、「関連性」で識別し得るサブクラス２３（１）（２）のデータ項目で表わされ る基部を、サブクラス２３（１）（１）のデータ項目で表わされる特定の容器が 「保有する(has)」ことを表わしている。その他の関連性は当該分野の当業者に は明らかであろう。 図１に図示してあるツールの幾つか、例えば図２に図示したようなツール１１ （１）は、メイン・クラス２１の実体として、上記の図面におけるカップを観察 (view)する特性データ・モデルおよびフォーマットを有し得ることが理解されよ う。つまり、データ項目は「カップ」であり、ＲＩＭ１２に記憶されている「カ ップ」の特性は属性であり、データ項目に関連するカップ設計の属性値である。 このような観察では、取り出し型のアクセス要求において、こうしたツール１１ （ｔ）は、取り出そうとするメイン・クラス２１の「カップ」データ項目の識別 を関連の変換エンジン１３（ｔ）に提供し、応答において、要求で識別し得るデ ータ項目の属性データの少なくとも幾つかを受信すると想定している。同様に、 記憶型のアクセス要求に応答して、これらのツールは、更新または作成しようと する「カップ」データ項目の識別と、新規データ項目の作成で更新するまたは使 用する関連属性情報とを関連の変換エンジン１３（ｔ）に提供する。 一方で、他のツール例えば図２に図示してあるツール１１（２）は、クラス２ ２（１）およびクラス２２（２）の容器およびハンドル実体として、カップを別 々に観察する特性データ・モデルおよびフォーマットを有することができる。こ の観察において、２種類のデータ項目、即ち、各々のカップに関連する「容器」 と「ハンドル」があり、各々が容器とハンドル各々を記述する属性を有している 。この場合、各データ項目は各々独立して取り出し可能また更新可能であり新規 のデータ項目は２つのクラスの各々で独立して作成できる。このような観察では 、ツール１１（ｔ）は、取り出し型のアクセス要求において、取り出そうとする 容器またはハンドルの識別を関連の変換エンジン１３（ｔ）に提供し、応答にお いてデータ後続の属性データを受信するものと想定する。同様に、記憶型のアク セス要求に応答して、これらのツールは、更新または作成しようとする「容器」 または「ハンドル」データ項目の識別と関連属性情報とを関連の変換エンジン１ ３（ｔ）に提供する。したがって、これらのツール１１（ｔ）は、独立して容器 およびハンドルのデータを観察し、容器とハンドルの属性データを独立して取り 出したり、更新また記憶することができる。 さらに、他のツール例えば図３に図示してあるツール１１（３）等は、クラス ２３（１）（１）、２３（１）（２）、２２（２）の側壁、基部、ハンドルの実 体として、別々にカップを観察する特性フォーマットを有し得る。この観察にお いて、３種類のデータ項目、即ち「側壁」、「基部」、「ハンドル」が各々のカ ップに関連し、その各々は側壁、基部、ハンドル各々を記述する属性を有する。 この場合、各データ項目は各々が独立して取り出し可能であり、更新可能であり 、新規データ項目は３つのクラス２３（１）（１）、２３（１）（２）、２２（ ２）の各々について独立して作成できる。このような観察では、ツール１１（ｔ ）は、取り出し型のアクセス要求において、データ項目を取り出そうとする側壁 、基部、またはハンドルの識別を変換エンジン１３（ｔ）へ提供し、応答におい て、データ項目の属性データを受信するように想定する。同様に、記憶型のアク セス要求において、このようなツール１１（ｔ）は属性（群）を更新しようとす る、または関連データに沿って、データ項目を作成しようとする「側壁」、「基 部」または「ハンドル」データ項目の識別を関連の変換エンジン１３（ｔ）へ提 供する。したがって、これらツール１１（ｔ）はカップの側壁、基部、ハンドル のデータを独立して観察して、容器およびハンドルのデータを独立して取り出し 、更新し、また記憶する。 既に述べたように、ＲＩＭ１２は「アトム」データ・モデルおよびフォーマッ トでデータを記憶する。つまり、図２に図示したような「カップ」設計ベースで のクラス構造２０では、ＲＩＭ１２はクラス構造で必要とされる最も詳細なフォ ーマットでデータ項目を記憶する。したがって、ＲＩＭ１２は、「側壁」、「基 部」、「ハンドル」のアトム・フォーマットにおいて、実体としてデータ項目を 記憶するが、これは図２に図示したクラス構造２０で最も詳細なフォーマットで あることによる。このようなアトム・フォーマットで記憶されたＲＩＭ１２のデ ータでは、メイン・クラス２１の実体としてカップを観察する、ツール１１（ｔ ）に関連する変換エンジン１３（ｔ）は、カップについてのアクセス要求に応答 して、ＲＩＭ１２で処理するために、「側壁」についての要求、「基部」につい ての要求、「ハンドル」についての要求の、３つのアクセス要求へとアクセス要 求を変換する。取り出し型アクセス要求では、ＲＩＭ１２は「側壁」、「基部」 、「ハンドル」アクセス要求について、適切なデータ項目を変換エンジン１３（ ｔ）に提供する。更に、ツール１１（ｔ）が、ＲＩＭ１２に記憶された データ項目で使用される対応した属性の名称とは異なる特定の属性についての名 称を使用する場合、変換エンジン１３（ｔ）はＲＩＭ１２で使用される属性の名 称へと要求の属性名称を変換する。ＲＩＭ１２は、各々の要求に対して要求され たデータ項目を提供し、変換エンジン１３（ｔ）は、ＲＩＭ１２からのデータ項 目とツール１１（ｔ）へ転送するための単一のデータ項目とを、ＲＩＭ１２から 提供されたデータ項目の属性名称に関連した逆変換を実行する処理において組み 合せ、ツール１１（ｔ）で使用される属性の名称を使用するデータ項目をツール １１（ｔ）に提供する。同様に、記憶型のアクセス要求では、変換エンジン１３ （ｔ）は、ツール１１（ｔ）から受信するデータ項目への応答において、更新ま たは生成しようとする側壁、基部、およびハンドル実体の各々についての記憶要 求を生成して、要求された属性名称変換を実行する処理で記憶のためにＲＩＭ１ ２へこれを提供する。 同様に、クラス２２（１）（「容器」）および２２（２）（「ハンドル」）の 実体としてカップを観察するツール１１（ｔ）に関連した変換エンジン１３（ｔ ）は、容器に関連したアクセス要求への応答において、前述した属性名称の変換 を実行する処理においてＲＩＭ１２による処理のために、一つは「側壁」につい ておよび他は「基部」についての、２つのアクセス要求へとアクセス要求を変換 する。取り出し型のアクセス要求では、ＲＩＭ１２は「側壁」および「基部」ア クセス要求の適当なデータ項目を変換エンジン１３（ｔ）に提供し、変換エンジ ン１３（ｔ）は、ＲＩＭ１２からの２つのデータ項目をツール１１（ｔ）への転 送のためにひとつのデータ項目へと組み合せ、また、要求された属性名称の変換 を実行する。同様に、記憶型のアクセス要求では、ツール１１（ｔ）から受信す るデータ項目への応答において、要求された属性名称変換を実行する処理で、更 新または生成しようとする側壁および基部の実体の各々について記憶要求を生成 して、これを記憶のためにＲＩＭ１２へ提供する。クラス２２（１）および２２ （３）の実体としてカップを観察するツール１１（ｔ）に関連する変換エンジン １３（ｔ）は、ハンドルに関連したアクセス要求への応答において、ＲＩＭ１２ が「アトム」フォーマットでハンドルのデータを記憶するため、属性名称変換だ けを実行する必要がある。 一方、サブクラス２３（１）（１）（「側壁」）、サブクラス２３（１）（２ ）（「基部」）、およびクラス２２（２）（「ハンドル」）の独立する実体とし てカップを観察するツール１１（ｔ）に関連した変換エンジン１３（ｔ）は、Ｒ ＩＭ１２で、ＲＩＭ１２のアトムフォーマットにクラスが対応しているため、属 性名称変換だけを実行すれば良い。 前述のように、システム・マネージャ１４は、システム１０（図１）にツール １１（ｔ）が追加されると、ＲＩＭ１２および変換エンジン１３（ｔ）を維持更 新するように動作する。例えば、メイン・クラス２１の実体としてカップを観察 するツール１１（１）を含むシステム１０に基づいてＲＩＭ１２が初期設定され る場合、ＲＩＭ１２のアトム・データ・モデルおよびフォーマットはそのクラス に基づく。したがってＲＩＭ１２のデータ項目は設計ベースの各々の「カップ」 を示し、各データ項目に関連する属性は容器、側壁、基部、およびハンドル（独 立したデータ項目としてではなく、「カップ」データ項目の属性として）ならび に色その他の情報を含むことができる。更に、そのツール１１（１）に関連する 変換エンジン１３（１）は、ＲＩＭ１２の初期アトム・フォーマットに基づいて 設定される。ＲＩＭ１２がこのような単一のツールに基づいて、そのツールで指 定された各種属性についての識別子に基づいて初期設定される場合、および、こ のような追加のツール１１（ｔ）（つまり、メイン・クラス２１の実体としてカ ップを観察する追加のツール１１（ｔ））がその後に追加され、その各種属性の 識別子が異なっている場合、このような追加ツールに対する変換エンジン１３（ ｔ）には、各々のツールで使用される属性識別子と、ＲＩＭ１２で使用される属 性識別子との間の対応が提供される。ここでは、追加ツールの属性は本来のツー ル属性に対応するが、別々に識別される。追加ツールが、システム１０とＲＩＭ １２にそれまでに追加されたツールで使用される属性に対応しない追加の属性を 有する場合、属性はＲＩＭ１２のデータ項目に単純に追加され、また、既存の変 換エンジン１３（ｔ）に関連するツール１１（ｔ）は新規の属性にアクセスしな いため、これには変更が必要とされないことが理解されよう。同様に、新規ツー ル１１（ｔ）が、システム１０にそれまでに追加されたツールではアクセスされ ないデータについての追加クラスを有する場合、クラスは単純に追加で き、変換エンジン１３（ｔ）に関連するツール１１（ｔ）が新規クラスのデータ 項目にアクセスしないため、既存の変換エンジン１３（ｔ）には変更が必要とさ れない。 カップがメイン・クラス２１の実体として観察されるツール１１（ｔ）に基づ いてＲＩＭ１２が設定された後で、クラス２２（１）およびクラス２２（２）で の実体としてカップを観察するツール１１（ｔ）がシステム１０に追加される場 合、システム・マネージャ１４は２つの一般的操作を実行する。ひとつの操作に おいて、システム１４はＲＩＭ１２のデータの再構成を決定して、アトム・デー タ・モデルおよびフォーマットがクラス２２（１）およびクラス２２（２）に対 応するようにし、特に、クラス２２（１）に関連している各々のデータ項目の属 性（もしあれば）と、クラス２２（２）に関連している属性（もしあれば）とを 識別する。更に、システム・マネージャは、一方がクラス２２（１）に対応し他 方がクラス２２（２）に対応する２つのデータ項目を設定し、クラス２２（１） に対応するデータ項目にあるクラス２２（１）に関連した属性の属性データと、 クラス２２（２）に対応するデータ項目にあるクラス２２（２）に関連した属性 の属性データとを提供する。システム・マネージャ１４がＲＩＭ１２のアトム・ フォーマットについて新規データ項目と属性の構成を決定したあと、第２の一般 的操作において、新規の構成に基づいて既存のツール１１（ｔ）に対して新規の 変換エンジン１３（ｔ）を生成する。更に、システム・マネージャ１４は、新規 ツールで使用する属性識別子と既存の属性識別子とに基づいて、新規ツール１１ （ｔ）の変換エンジン１３（ｔ）を生成する。 図２との関連で前述したように、クラス２３（１）（１）、クラス２３（１） （２）およびクラス２２（２）の実体としてカップを観察するツール１１（ｔ） がシステム１０に追加される場合、システム・マネージャ１４は、同様に２つの 一般的操作を実行する。一つの操作において、システム１４は、ＲＩＭ１２のデ ータの再構成を決定して、クラス２３（１）（１）、クラス２３（１）（２）お よびクラス２２（２）にアトム・フォーマットが対応するようにし、特に、サブ クラス２３（１）（１）に関連する各々のデータ項目の属性（もしあれば）、サ ブクラス２３（１）（２）に関連する属性（もしあれば）、およびクラス２２ （２）に関連する属性（もしあれば）を識別する。更に、システム・マネージャ は、ひとつがサブクラス２３（１）（１）に対応し、ひとつがサブクラス２３（ １）（２）に対応し、残りがクラス２２（２）に対応する３つのデータ項目を設 定する。（システム・マネージャ１４がクラス２２（２）に対応するデータ項目 を既に設定している場合、また同じことをする必要はなく、サブクラス２３（１ ）（１）および２３（１）（２）に対応するデータ項目だけを設定する必要があ ることは理解されよう）。更に、システム・マネージャ１４は、クラス２２（１ ）に対応するデータ項目にクラス２２（１）と関連する属性の属性データを提供 し、またクラス２２（２）に対応するデータ項目のクラス２２（２）に関連した 属性の属性データも（必要なら）提供する。システム・マネージャ１４がＲＩＭ １２のアトム・フォーマットについて新規データ項目および属性の構成を決定し た後、新規構成に基づいて既存のツール１１（ｔ）に新規変換エンジン１３（ｔ ）を生成する。更に、システム・マネージャ１４は、新規ツールで使用される属 性識別子と、ＲＩＭ１２との関連で使用される既存の属性識別子とに基づいて新 規ツール１１（ｔ）に変換エンジン１３（ｔ）を生成する。 システムにツール１１（ｔ）が追加されると、前述したようにクラス構造を更 新し再生成することで、システム・マネージャ１４は、次第に詳細になるアトム ・コンポーネントへそれまでアトム・コンポーネントと思われていたものを分解 することで基本的に新規のアトム・モデルを作成する。更に、システム・マネー ジャ１４は、システム１０に現在存在しているツール１１（ｔ）に関連した変換 エンジン１３（ｔ）を参照し、アトム分解に基づいて基本的に新規ＲＩＭの構成 へツール１１（ｔ）を再割り当てする。実際、さらなるアトム分解に特に関連す る変換エンジン１３（ｔ）の部分だけは、新規分解に基づいて変更または更新す る必要があり、各々の変換エンジン１３（ｔ）の残りの部分は変更なしに実行し 続けることができる。 ＲＩＭ１２と変換エンジン１３（ｔ）の更新を行なって、システム１０への新 規ツールの追加に対応するためのシステム・マネージャ１４により実行される詳 細な操作は、既存のＲＩＭ１２および現在のツール１１（ｔ）の特定のデータ・ モデルおよびフォーマットと、一方で追加しようとするツールのデータ・モデル およびフォーマットとの間での関連性（即ちマッピング）に依存するようになる 。ひとつの特定の実施例において、システム・マネージャ１４は、ＲＩＭ１２の 新規フォーマットを設定するとともに、更新手続の間に生成された各々のクラス およびサブクラスの間の関連性に基づいて、各クラスのオブジェクトまたは実体 に追加される属性に基づいて、更に、現行のツール１１（ｔ）で既存の属性に使 用される属性識別子と新規ツール１１（ｔ）で使用される属性識別子の対応に基 づいて、ルールに準拠した方法を使用して、更新された変換エンジン１３（ｔ） を生成する。システム・マネージャ１４を使用して、操作者は、各々のツール１ １（ｔ）で使用されるデータ・モデルおよびフォーマットと、ＲＩＭ１２で使用 されるデータ・モデルおよびフォーマットとの間のマッピングの関連性を決定し かつ指定することができ、各々の変換エンジン１３（ｔ）の生成および更新に使 用することのできるマッピング関連性からのルールベースを維持することができ る。 前述したような操作において、ＲＩＭ１２のデータ項目が記憶型のアクセス要 求に応答して更新できることを保証するため、システム・マネージャ１４は、各 ツール１１（ｔ）オブジェクトと、関連データ項目（群）が「マスター物理項目 (master physical items)」と見なされるクラスとを、および、もしあれば、他 のデータ項目への特定の関連性とを関連付ける。望ましくは、システム・マネー ジャ１４は、マスター物理項目として、ツールのデータ・モデルのオブジェクト に対してもっとも意味的に等価であるとみなせる特定のクラスを選択する。マス ター物理項目に関連している他のデータ項目は、もしあれば、グラフで副次的な 物理項目とみなされる。例えば、図２を参照すると、ツール１１（１）について 、システム・マネージャ１４は、ツール１１（１）に関連する唯一のクラスであ ることから、メイン・クラス２１に関連するデータ項目をマスター物理項目とし て識別する。ツール１１（１）に関連する他のクラスが存在しないため、副次的 物理項目は存在せず、ツール１１（１）に関連した指向グラフは実効的にひとつ のノード、即ちメイン・クラス２１に関連するノードを有する。 他方で、ツール１１（２）について、システム・マネージャ１４は、データ項 目が「マスター物理項目」とみなされるクラスとしてクラス２２（１）を識別す る。この場合、クラス２２（２）に関連するデータ項目は「副次的物理項目」と して識別される。更に、システム・マネージャ１４は選択した関連性として、図 ２のクラス２２（１）とクラス２２（２）の間の「関連性」で識別される矢印に よって表わされる関連性のひとつを選択する。この場合、マスター物理項目とし てクラス２２（１）に関連しているＲＩＭ１２のデータ項目と、選択した関連性 を表わす矢印で相互接続されているように、副次的物理項目としてのクラス２２ （２）に関連するデータ項目とは、各々指向性グラフを形成する。ツール１１（ ２）からのアクセス要求への応答で更新操作を実行する際に、更新しようとする データ項目に関連している指向性グラフをマスター物理項目からたどり（トラバ ースし）、適当な属性と値が更新される。指向性グラフをたどる際に、従来のグ ラフ・トラバース・アルゴリズムを用いて、グラフ内のデータ項目の各々を、グ ラフのノードとして適切に巡回し更新することを保証し、これによってデータ項 目が更新されることを保証する。 同様に、ツール１１（３）（図３）では、システム・マネージャ１４は、デー タ項目が「マスター物理項目」とみなされるクラスとしてサブクラス２３（１） （１）を識別する。この場合、サブクラス２３（１）（２）と２２（２）に関連 するデータ項目は副次的物理項目とみなされ、システム・マネージャ１４は指定 された関連性として（サブクラス２３（１）（１）とサブクラス２３（１）（２ ）の間の「関連性」で識別される矢印で表わされる）、直接の関連性のひとつを 選択する。図２ではサブクラス２３（１）（１）とクラス２２（２）の間に直接 の関連性は存在しないが、サブクラス２３（１）（１）はクラス２２（１）のサ ブクラスであるため、これ（サブクラス２３（１）（１））は、親クラスの関連 性を含む親クラス２２（１）の幾つかの特徴を継承し、少なくとも推論的には、 ツール１１（３）についての指向性グラフを設定する際に使用されるサブクラス ２３（１）（１）とクラス２２（２）の間の関連性が存在することが理解されよ う。したがって、ツール１１（３）からのアクセス要求に対する応答で更新操作 を実行する際に、クラス２３（１）に関連するマスター物理項目から更新しよう とするデータ項目に、関連する指向性グラフをたどって適切な属性および値を更 新する。指向性グラフをたどる際に、従来のグラフ・トラバース・アルゴリ ズムを使用してグラフのデータ項目各々を、グラフのノードとして適切に巡回し 更新することを保証し、これによってデータ項目が更新されることを保証する。 この背景により、システム・マネージャ１４と変換エンジン１３（ｔ）によっ て実行される特定の操作を、各々図３および図４との関連で説明する。まず、図 ３を参照すると、新規ツール１１（ｔ）をシステム１０に追加する際にＲＩＭ１ ２を設定または更新する場合、システム・マネージャ１４は、最初に、ＲＩＭ１ ２の現在のアトム・データ・モデルおよびフォーマット（もしあれば）としての 情報と、追加しようとするツール１１（ｔ）のデータ・モデルおよびフォーマッ トを受信する（ステップ１００）。これが追加される最初のツール１１（ｔ）で ある場合（決定はステップ１０１で行なわれる）には、システム・マネージャ１ ４は、そのツールのデータ・モデルおよびフォーマット、または、操作者によっ て選択される何らかのもっと詳細なデータ・モデルおよびフォーマットを、アト ム・データ・モデルおよびフォーマットとして使用することができる。他方で、 これが追加しようとする最初のツール１１（ｔ）ではないことをシステム・マネ ージャ１４が決定した場合、新規ツールのクラスおよび属性構造とそのクラスと 属性構造との間の関連性を含む新規ツールのデータ・モデルおよびフォーマット と、ＲＩＭの現在のアトム・データ・モデルおよびフォーマットのクラスおよび 属性構造との間の対応が決定され、前述したように、ここからＲＩＭおよび変換 エンジン更新ルールベースを生成する（ステップ１０３）。ルールベースが生成 されてから、システム・マネージャ１４は、ルールベースを使用してＲＩＭのア トム・データ・モデルおよびフォーマットと既存の変換エンジン１３（ｔ）とを 既に説明したように更新し、さらに生成しようとするツールの変換エンジン１３ （ｔ）を設定できる（ステップ１０４）。 この後、変換エンジン１３（ｔ）がツール１１（ｔ）について生成または更新 され、ツール１１（ｔ）によって生成されたアクセス要求と関連して使用するこ とができる。アクセス要求との関連で実行される操作は、図４との関連で説明す る。図４を参照すると、ツール１１（ｔ）は最初にアクセス要求を生成し、これ を関連する変換エンジン１３（ｔ）へ転送する（ステップ１２０）。アクセス要 求を受信してから、変換エンジン１３（ｔ）は要求の形式を決定する、即ち、取 り出し要求かまたは記憶要求かを決定する（ステップ１２１）。要求が取り出し 要求の場合、変換エンジン１３（ｔ）はツールのデータ・モデルおよびフォーマ ットとＲＩＭのデータ・モデルおよびフォーマットの間の関連性を用いて要求を 、ＲＩＭ１２からの１つまたはそれ以上の要求へ変換し（ステップ１２２）、こ れをＲＩＭ１２へ提供して要求されたデータ項目の取り出しを容易にする（ステ ップ１２３）。ＲＩＭ１２からのデータ項目の受信においては、変換エンジン１ ３（ｔ）はＲＩＭ１２から受信したモデルおよびフォーマットからのデータ項目 を、ツール１１（ｔ）で要求されるモデルおよびフォーマットに変換してツール １１（ｔ）へ提供する（ステップ１２４）。 他方で、要求がそれまでに記憶されたデータ項目を更新する要求を含めた記憶 要求であることを変換エンジンがステップ１２１で決定した場合、変換エンジン １３（ｔ）は、ＲＩＭ１２でツール１１（ｔ）に関連するマスター物理項目から の各々のクラスとサブクラスについての指向性グラフを生成する（ステップ１２ ５）。操作が更新操作の場合、指向性グラフは、グラフ・ノードとして、各々の クラスおよびサブクラスの既存のデータ項目を含み、操作が新規データを記憶す ることであれば、指向性グラフはグラフ・ノードとして要求に含まれる新規デー タを記憶するために使用することのできる空のデータ項目を含む。指向性グラフ が設定された後、変換エンジン１３（ｔ）とＲＩＭ１２はグラフをたどり、要求 で要求されているデータ項目の内容を設定または更新するように動作する（ステ ップ１２６）。グラフ・トラバース手続が完了した後、変換エンジン１３（ｔ） は記憶操作が完了したことをツール１１（ｔ）に通知することができる（ステッ プ１２７）。 本発明は多数の利点を提供することが理解されよう。特に、企業コンピュー ティング環境において、何らかの所定のデータ・モデルにツール１１（ｔ）を制 限する必要なしに、また更には各々のツールの対の間で情報を交換するためにツ ール１１（ｔ）が情報交換プログラムを使用する必要なしに、多数のツール１１ （ｔ）による情報の効率的な共有および更新を提供する。本発明は、システム内 のツール１１（ｔ）で使用されるアトム・データ・モデルおよびフォーマットで データを維持するアトム・リポジトリ情報マネージャ（ＲＩＭ）１２を提供し、 これは、新規ツール１１（ｔ）がシステムに追加されるときに、使いやすい方法 で容易に更新および進化させることができるので、新規のシステムおよび市場の 要求に応答できる。 更に、各々のツール１１（ｔ）を「マスター物理項目」クラスに関連させるこ とによって、ＲＩＭ１２のデータ項目の間で指向性グラフが設定され、また更新 要求への応答としてのＲＩＭ１２の情報の更新は、従来の指向性グラフ・トラバ ース手続を用いて効率的に実現できる。 前述の説明は本発明の特定の実施例に制限されていた。しかし、本発明の利点 の幾つかまたは全部を実現して本発明に各種の変化および変更を成し得ることが 理解されよう。添付の請求項の目的は本発明の真の趣旨および範囲内にあるもの としてこれらのまた同様にその他の変化および変更を包含することである。 新規なものとして請求し米国特許法により保護されることを所望する請求の範 囲は以下の通りである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 レーバーグ，チャールズ，ピー. アメリカ合衆国 03060 ニュー ハンプ シャー州 ナシュア スティーヴンス ス トリート 15 (71)出願人 ニコルズ，バーバラ，エイ. アメリカ合衆国 01720 マサチューセッ ツ州 アクトン ダガン ロード 24 (71)出願人 マイヤーズ，ロクサーヌ，エヌ. アメリカ合衆国 02172 マサチューセッ ツ州 ウォータータウン オルコット ス トリート 64 (72)発明者 ボウジアン，ムハメド アメリカ合衆国 03062 ニュー ハンプ シャー州 ナシュア カドガン ウェイ 26 (72)発明者 マストロ，ヴィンセント，エイ. アメリカ合衆国 02192 マサチューセッ ツ州 ニードハム グリーンウッド アヴ ェニュ 62 (72)発明者 レーバーグ，チャールズ，ピー. アメリカ合衆国 03060 ニュー ハンプ シャー州 ナシュア スティーヴンス ス トリート 15 (72)発明者 ニコルズ，バーバラ，エイ. アメリカ合衆国 01720 マサチューセッ ツ州 アクトン ダガン ロード 24 (72)発明者 マイヤーズ，ロクサーヌ，エヌ. アメリカ合衆国 02172 マサチューセッ ツ州 ウォータータウン オルコット ス トリート 64 【要約の続き】 る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．Ａ．複数のデータ処理ツールの全部に関連するデータ・モデルの組み合せに 対応するアトム・データ・モデルで構成されるデータ項目を記憶するためのアト ム情報リポジトリと、 Ｂ．前記ツールに関連して複数の生成された複数の変換エンジンであって、各 々の変換エンジンは、(i)前記関連するツールのデータ・モデルで関連するツー ルからのアクセス要求を受信し、(ii)変換操作を実行して前記要求を前記リポジ トリのアトム・データ・モデルへ変換し、(iii)変換したアクセス要求と関連し て、前記リポジトリとのアクセス操作を開始する変換エンジンと を備えることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ２．請求項１に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、複数のデータ処理ツ ールを更に備え、各々のツールはこれに関連するデータ・モデルにしたがってデ ータを処理し、また、各々のツールはこれに関連するデータ・モデルにしたがっ てデータにアクセスするためのアクセス要求を生成することを特徴とする情報リ ポジトリ・システム。 ３．請求項１に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひとつの 変換エンジンはこれに関連するツールから取り出し型のアクセス要求を受信して 前記リポジトリからのデータ項目の取り出しを開始し、前記少なくともひとつの 変換エンジンは前記取り出しアクセス要求に応答して前記取り出しアクセス要求 を前記関連ツールのデータ・モデルにしたがって少なくともひとつの変換アクセ ス要求へ変換することを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ４．請求項３に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記リポジトリは前 記少なくともひとつの変換エンジンからの変換アクセス要求の受信に応答して、 前記少なくともひとつの変換エンジンへ１つまたはそれ以上のデータ項目を提供 し、前記少なくともひとつの変換エンジンは前記関連ツールへ提供する関連ツー ルのデータ・モデルにしたがって、前記少なくともひとつのデータ項目をフォー マットすることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ５．請求項３に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひとつの 変換エンジンはこれに関連するツールから取り出し型のアクセス要求を受信して 前記リポジトリからのデータ項目の取り出しを開始し、前記少なくともひとつの 変換エンジンは、前記取り出しアクセス要求に応答して前記取り出しアクセス要 求を前記関連ツールのデータ・モデルにしたがって１つまたはそれ以上の変換ア クセス要求へ変換することを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ６．請求項５に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記リポジトリは前 記少なくともひとつの変換エンジンからの変換アクセス要求の受信に応答して前 記少なくともひとつの変換エンジンへ１つまたはそれ以上のデータ項目を提供し 、前記少なくともひとつの変換エンジンは前記関連ツールへ要求されたデータと して提供する関連ツールのデータ・モデルにしたがって前記少なくともひとつの データ項目をフォーマットすることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ７．請求項１に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひとつの 変換エンジンはこれに関連するツールから記憶型のアクセス要求を受信して前記 リポジトリへ少なくともひとつのデータ項目の記憶を開始し、前記少なくともひ とつの変換エンジンは前記記憶アクセス要求に応答して前記関連ツールのデータ ・モデルにしたがって前記記憶アクセス要求を少なくともひとつの変換アクセス 要求へ変換し、前記変換アクセス要求には前記少なくともひとつのデータ項目を 備えることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ８．請求項７に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記リポジトリは、 前記少なくともひとつの変換エンジンからの前記変換アクセス要求の受信に応答 して、前記変換アクセス要求にしたがって前記少なくともひとつのデータ項目を 記憶することを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ９．請求項７に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひとつの 変換エンジンはこれに関連するツールから記憶型のアクセス要求を受信して前記 リポジトリへのデータの記憶を開始し、前記少なくともひとつの変換エンジンは 前記記憶アクセス要求に応答して前記関連ツールのデータ・モデルに全てしたが って前記記憶アクセス要求を１つまたはそれ以上の変換アクセス要求へ変換し、 前記変換アクセス要求の各々には前記リポジトリへ記憶するデータ項目を備える ことを特徴とする情報リポジトリ・システム。 １０．請求項５に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記ツールのデー タ・モデルは実体−関連性モデルにしたがって定義される複数の階層型クラスを 定義し、前記アトム・データ・モデルはまた実体−関連性モデルにしたがって定 義された複数のクラスも有し、各々のツールのデータ・モデルでの各々のクラス では前記リポジトリのデータ・モデルのひとつのクラスがマスター・クラスとし て識別され、前記リポジトリのデータ・モデルの他のクラスは２次的クラスとし て識別され、実体−関連性アトム・データ・モデルはマスター・クラスから一連 の前記２次的クラスを通って各々のツールについての指向性グラフを定義するこ とを特徴とする情報リポジトリ・システム。 １１．請求項１０に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひと つの変換エンジンはこれに関連するツールから記憶型のアクセス要求を受信して 前記リポジトリへのデータ項目の記憶を開始し、前記少なくともひとつの変換エ ンジンは前記記憶アクセス要求に応答して全て前記関連ツールのデータ・モデル にしたがって前記記憶アクセス要求を１つまたはそれ以上の変換アクセス要求へ 変換し、前記変換アクセス要求の各々には前記リポジトリへ記憶するデータ項目 を含み、これによって記憶するデータ項目に関連する前記指向性グラフを生成す ることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 １２．請求項１に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、新規ツールのため の新規変換エンジンを生成し、リポジトリのアトム・データ・モデルを更新する ためのシステム・マネージャを更に備えることを特徴とする情報リポジトリ・シ ステム。 １３．請求項１２に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記システム・ マネージャは、前記新規変換エンジンを生成して前記新規ツールのデータ・モデ ルと前記リポジトリの現在のアトム・データ・モデルの構造との間の対応の決定 から、前記リポジトリのアトム・データ・モデルを更新することを特徴とする情 報リポジトリ・システム。 １４．請求項１３に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記システム・ マネージャは、更に前記リポジトリの更新されたアトム・データ・モデルに応答 して前記変換エンジンを更新することを特徴とする情報リポジトリ・システム。 １５．Ａ．複数のツールのひとつに関連して、変換エンジンが関連ツールからの アクセス要求を前記関連ツールのデータ・モデルで受信できるようにするステッ プと、 Ｂ．変換エンジンが変換操作を実行してアクセス要求を変換し、アトム情報リ ポジトリのアトム・データ・モデルにしたがい変換アクセス要求を生成できるよ うにし、前記リポジトリは前記ツールのアトム・データ・モデルの全部に関連す るデータ・モデルの組み合せに対応するアトム・データ・モデルにしたがって構 成されたデータ項目を記憶するステップと、 Ｃ．前記変換アクセス要求との関連で前記リポジトリへのアクセス操作を前記 変換エンジンが開始できるようにするステップと を備えることを特徴とする情報リポジトリを動作させる方法。 １６．請求項１５に記載の方法において、各々が関連データ・モデルにしたがっ てデータを処理する複数のデータ処理ツールの少なくともひとつが、関連データ ・モデルにしたがってデータをアクセスするためのアクセス要求を生成できるよ うにするステップを更に備えることを特徴とする方法。 １７．請求項１５に記載の方法において、少なくともひとつの変換エンジンは、 前記リポジトリからのデータ項目の取り出しを開始するための取りだし型のアク セス要求の関連ツールからの受信に応答して、前記関連ツールのデータ・モデル にしたがい前記取り出しアクセス要求を少なくともひとつの変換アクセス要求へ 変換できることを特徴とする方法。 １８．請求項１７に記載の方法において、前記少なくともひとつの変換エンジン は、前記変換アクセス要求に応答して前記リポジトリからの少なくともひとつの データ項目の受信時に、関連ツールのデータ・モデルにしたがって前記関連ツー ルへ提供するために前記少なくともひとつのデータ項目をフォーマットできるこ とを特徴とする方法。 １９．請求項１７に記載の方法において、少なくともひとつの変換エンジンは、 前記リポジトリからのデータ取り出しを開始するための取り出し型のアクセス要 求を関連ツールから受信することに応答して、前記関連ツールのデータ・モデル に全てしたがって前記取り出しアクセス要求を複数の変換アクセス要求へ変換で きることを特徴とする方法。 ２０．請求項１９に記載の方法において、前記少なくともひとつの変換エンジン は、前記変換アクセス要求に応答して前記リポジトリからのひとつまたはそれ以 上のデータ項目の受信時に、関連ツールのデータ・モデルにしたがって前記関連 ツールへ要求されたデータとして提供するために前記ひとつまたはそれ以上のデ ータ項目をフォーマットできることを特徴とする方法。 ２１．請求項１５に記載の方法において、少なくともひとつの変換エンジンは、 前記リポジトリへ少なくともひとつのデータ項目の記憶を開始するための記憶型 のアクセス要求を関連ツールから受信することに応答して、前記関連ツールのデ ータ・モデルにしたがって前記記憶アクセス要求を少なくともひとつの変換アク セス要求へ変換でき、前記変換アクセス要求は前記少なくともひとつのデータ 項目を備えることを特徴とする方法。 ２２．請求項２１に記載の方法において、前記リポジトリは、前記少なくともひ とつの変換エンジンからの前記変換アクセス要求の受信に応答して、前記変換ア クセス要求にしたがい前記少なくともひとつのデータ項目を記憶できることを特 徴とする方法。 ２３．請求項２１に記載の方法において、少なくともひとつの変換エンジンは、 前記リポジトリへデータの記憶を開始するための記憶型のアクセス要求の関連ツ ールからの受信に応答して、前記関連ツールのデータ・モデルに全てしたがって 前記記憶アクセス要求を１つまたはそれ以上の変換アクセス要求へ変換でき、各 々の前記変換アクセス要求は前記リポジトリへ記憶するためのデータ項目を備え ることを特徴とする方法。 ２４．請求項１９に記載の方法において、前記ツールのデータ・モデルは実体− 関連性モデルにしたがって定義された複数の階層型クラスを定義し、前記アトム ・データ・モデルはまた実体−関連性モデルにしたがって定義された複数のクラ スも有し、各々のツールのデータ・モデルの各々のクラスに対して前記リポジト リのデータ・モデルでのひとつのクラスがマスター・クラスとして識別され、ま た、前記リポジトリのデータ・モデルに対して他のクラスは２次的クラスとして 識別され、実体−関連性アトム・データ・モデルはマスター・クラスから一連の 前記２次的クラスを通って各々のツールについての指向性グラフを定義すること を特徴とする方法。 ２５．請求項２４に記載の方法において、少なくともひとつの変換エンジンは、 これの関連ツールから記憶型のアクセス要求を受信して前記リポジトリへのデー タ項目の記憶を開始し、前記少なくともひとつの変換エンジンは前記記憶アクセ ス要求に応答して前記関連ツールのデータ・モデルに全てしたがい前記記憶アク セス要求を複数の変換アクセス要求へ変換し、各々の前記変換アクセス要求は前 記リポジトリへ記憶するデータ項目を含み、これによって記憶されるデータ項目 に関連する前記指向性グラフを生成することを特徴とする方法。 ２６．請求項１５に記載の方法において、新規ツールのための新規変換エンジン を生成して前記リポジトリのアトム・データ・モデルを更新するステップを更に 備えることを特徴とする方法。 ２７．請求項２６に記載の方法において、新規変換エンジンおよび前記リポジト リのアトム・データ・モデルの更新は、前記新規ツールのデータ・モデルと前記 リポジトリの現在のアトム・データ・モデルの構造との間の対応の決定から生成 されることを特徴とする方法。 ２８．請求項２７に記載の方法において、前記リポジトリの更新されたアトム・ データ・モデルに応答して前記変換エンジンを更新するステップを更に備えるこ とを特徴とする方法。 ２９．Ａ．コンピュータと、 Ｂ．前記コンピュータを制御するための制御サブシステムとを備え、前記制御 サブシステムには、 ｉ．前記コンピュータがデータ項目を記憶するためのリポジトリを維持でき るようにして複数のデータ処理ツールの全部に関連するデータ・モデルの組み合 せに対応するアトム・データ・モデルに構成されるアトム情報リポジトリ・モジ ュールと、 ii．複数の生成された変換エンジン・モジュールであって、各々が前記ツー ルに関連し、各々の変換エンジンは、前記コンピュータが(i)前記関連ツールの データ・モデルに関連ツールからのアクセス要求を受信し、(ii)変換操作を実行 して前記リポジトリのアトム・データ・モデルへ前記要求を変換し、(iii)前記 変換アクセス要求との関連で前記リポジトリとのアクセス操作を開始することが できるようにする複数の変換エン ジン・モジュールと を備えることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ３０．請求項２９に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、複数の情報処理 ツールを更に含み、各々のツールはこれに関連するデータ・モデルにしたがって データを処理し、各々のツールはこれに関連するデータ・モデルにしたがってデ ータにアクセスするためのアクセス要求を生成することを特徴とする情報リポジ トリ・システム。 ３１．請求項２９に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひと つの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関連するツールから 取り出し型のアクセス要求を受信して前記リポジトリからのデータ項目の取り出 しを開始できるようにし、前記少なくともひとつの変換エンジン・モジュールは 前記コンピュータが前記取り出しアクセス要求に応答して前記取り出しアクセス 要求を前記関連ツールのデータ・モデルにしたがって少なくともひとつの変換ア クセス要求に変換できるようにすることを特徴とする情報リポジトリ・システム 。 ３２．請求項３１に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記リポジトリ ・モジュールは前記コンピュータが変換アクセス要求に応答して前記少なくとも ひとつの変換エンジンへ少なくともひとつのデータ項目を提供できるようにし、 前記少なくともひとつの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに 関連するツールのデータ・モデルにしたがって前記関連ツールへ提供するため前 記少なくともひとつのデータ項目をフォーマットできるようにすることを特徴と する情報リポジトリ・システム。 ３３．請求項３１に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひと つの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関連するツールから 取り出し型のアクセス要求を受信して前記リポジトリからのデータの取り出しを 開始できるようにし、前記少なくともひとつの変換エンジン・モジュールは前記 コンピュータが、前記取り出しアクセス要求に応答して、全て前記関連ツールの データ・モデルにしたがって前記取り出しアクセス要求を１つまたはそれ以上の 変換アクセス要求に変換できるようにすることを特徴とする情報リポジトリ・シ ステム。 ３４．請求項３３に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記リポジトリ ・モジュールは前記コンピュータが前記少なくともひとつの変換エンジンからの 前記変換アクセス要求の受信に応答して少なくともひとつの変換エンジン・モジ ュールの制御下で処理するために１つまたはそれ以上のデータ項目を提供し、前 記少なくともひとつの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関 連するツールのデータ・モデルにしたがって前記関連ツールへ要求されたデータ として提供するため前記少なくとも１つまたはそれ以上のデータ項目をフォーマ ットできるようにすることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ３５．請求項２９に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひと つの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関連するツールから 記憶型のアクセス要求を受信して前記リポジトリへ少なくともひとつのデータ項 目の記憶を開始できるようにし、前記少なくともひとつの変換エンジン・モジュ ールは前記コンピュータが前記関連ツールのデータ・モデルにしたがって前記記 憶アクセス要求を少なくともひとつの変換アクセス要求へ変換できるようにし、 前記変換アクセス要求は前記少なくともひとつのデータ項目を備えることを特徴 とする情報リポジトリ・システム。 ３６．請求項３５に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記リポジトリ ・モジュールは、前記コンピュータが、前記変換アクセス要求の受信に応答して 、前記変換アクセス要求にしたがい前記少なくともひとつのデータ項目を記憶で きるようにすることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ３７．請求項３５に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひと つの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関連したツールから 記憶型のアクセス要求を受信して前記リポジトリへのデータ記憶を開始できるよ うにし、前記少なくともひとつの変換エンジンは前記コンピュータが全て前記関 連するツールのデータ・モデルにしたがって前記記憶アクセス要求を１つまたは それ以上の変換アクセス要求へ変換できるようにし、前記変換アクセス要求の各 々は前記リポジトリへ記憶するためのデータ項目を備えることを特徴とする情報 リポジトリ・システム。 ３８．請求項３３に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記ツールの前 記データ・モデルは実体−関連性モデルにしたがって定義された複数の階層型ク ラスを定義し、前記アトム・データ・モデルはまた実体−関連性モデルにしたが って定義された複数のクラスも有し、各々のツールのデータ・モデルの各々のク ラスで前記リポジトリのデータ・モデルのひとつのクラスがマスター・クラスと して識別され前記リポジトリのデータ・モデルの他のクラスは２次的クラスとし て識別され、前記実体−関連性アトム・データ・モデルはマスター・クラスから 一連の前記２次的クラスを通って各々のツールのための指向性グラフを定義する ことを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ３９．請求項３８に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、少なくともひと つの変換エンジンはこれに関連するツールから記憶型のアクセス要求を受信して 前記リポジトリへのデータ項目の記憶を開始できるようにし、前記少なくともひ とつの変換エンジンは前記記憶アクセス要求に応答して全て前記関連ツールのデ ータ・モデルにしたがい前記記憶アクセス要求を複数の変換アクセス要求に変換 し、前記変換アクセス要求の各々は前記リポジトリに記憶するデータ項目を含み これによって記憶しようとするデータ項目に関連する前記指向性グラフを生成す ることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ４０．請求項２９に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記コンピュー タが新規ツールのための新規変換エンジンを生成して前記リポジトリのアトム・ データ・モデルを更新できるようにするためのシステム・マネージャ・モジュー ルを更に備えることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ４１．請求項４０に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記システム・ マネージャ・モジュールは、前記新規ツールのデータ・モデルと前記リポジトリ の現在のアトム・データ・モデルの構造の間の対応の決定から、前記コンピュー タが、前記新規変換エンジンを生成して前記リポジトリのアトム・データ・モデ ルを更新できるようにすることを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ４２．請求項４１に記載の情報リポジトリ・システムにおいて、前記システム・ マネージャ・モジュールは更に、前記コンピュータが前記リポジトリの更新した アトム・データ・モデルに応答して前記変換エンジンを更新できるようにするこ とを特徴とする情報リポジトリ・システム。 ４３．コンピュータとの関連において情報リポジトリ・システムを形成するため に使用する制御サブシステムであって、 Ａ．アトム情報リポジトリ・モジュールであって、前記コンピュータがデータ 項目を記憶するためのリポジトリを維持できるようにし、前記データ項目は複数 のデータ処理ツールの全部に関連するデータ・モデルの組み合せに対応するアト ム・データ・モデルで構成されているアトム情報リポジトリ・モジュールと、 Ｂ．各々が前記ツールに関連する複数の生成された変換エンジン・モジュール であって、各々の変換エンジンは、前記コンピュータが(i)これに関連するツー ルから前記関連ツールのデータ・モデルにアクセス要求を受信し、(ii)変換操作 を実行して前記リポジトリのアトム・データ・モデルへ前記要求を変換し、(iii )前記変換したアクセス要求との関連で前記リポジトリのアクセス操作を開始す ることができるようにする複数の変換エンジン・モジュールと を備えることを特徴とする制御サブシステム。 ４４．請求項４３に記載の制御サブシステムにおいて、複数のデータ処理ツール を更に含み、各々のツールはこれに関連するデータ・モデルにしたがってデータ を処理し、各々のツールはこれに関連するデータ・モデルにしたがってデータに アクセスするためのアクセス要求を生成することを特徴とする制御サブシステム 。 ４５．請求項４３に記載の制御サブシステムにおいて、少なくともひとつの変換 エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関連するツールから取り出し 型のアクセス要求を受信して前記リポジトリからのデータ項目の取り出しを開始 できるようにし、前記少なくともひとつの変換エンジン・モジュールは前記コン ピュータが前記取り出しアクセス要求に応答して前記関連ツールのデータ・モデ ルにしたがい前記取り出しアクセス要求を少なくともひとつの変換アクセス要求 に変換できるようにすることを特徴とする制御サブシステム。 ４６．請求項４５に記載の制御サブシステムにおいて、前記リポジトリ・モジュ ールは前記コンピュータが変換アクセス要求の受信に応答して前記少なくともひ とつの変換エンジンへ少なくともひとつのデータ項目を提供できるようにし、前 記少なくともひとつの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関 連するツールのデータ・モデルにしたがって前記関連ツールへ提供するため前記 少なくともひとつのデータ項目をフォーマットできるようにすることを特徴とす る制御サブシステム。 ４７．請求項４５に記載の制御サブシステムにおいて、少なくともひとつの変換 エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関連するツールから取り出し 型のアクセス要求を受信して前記リポジトリからのデータ項目の取り出しを開始 できるようにし、前記少なくともひとつの変換エンジン・モジュールは前記コン ピュータが前記取り出しアクセス要求に応答して全て前記関連ツールのデータ・ モデルにしたがい前記取り出しアクセス要求を１つまたはそれ以上の変換アクセ ス要求に変換できるようにすることを特徴とする制御サブシステム。 ４８．請求項４７に記載の制御サブシステムにおいて、前記リポジトリ・モジュ ールは前記コンピュータが前記少なくともひとつの変換エンジンからの前記変換 アクセス要求の受信に応答して前記少なくともひとつの変換エンジンの制御下に おいて処理するためのひとつまたはそれ以上のデータ項目を提供できるようにし 、前記少なくともひとつの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれ に関連するツールのデータ・モデルにしたがって前記関連ツールへ前記要求され たデータとして提供するため前記少なくともひとつまたはそれ以上のデータ項目 をフォーマットできるようにすることを特徴とする制御サブシステム。 ４９．請求項４３に記載の制御サブシステムにおいて、少なくともひとつの変換 エンジン・モジュールはこれに関連するツールから記憶型のアクセス要求を受信 して前記リポジトリへのデータ項目の記憶を開始できるようにし、前記少なくと もひとつの変換エンジン・モジュールは前記コンピュータが前記関連ツールのデ ータ・モデルにしたがって前記記憶アクセス要求を少なくともひとつの変換アク セス要求に変換できるようにし、前記変換アクセス要求は前記少なくともひとつ のデータ項目を備えることを特徴とする制御サブシステム。 ５０．請求項４９に記載の制御サブシステムにおいて、前記リポジトリ・モジュ ールは前記コンピュータが前記変換アクセス要求の受信に応答して、前記変換ア クセス要求にしたがい前記少なくともひとつのデータ項目を記憶できるようにす ることを特徴とする制御サブシステム。 ５１．請求項４９に記載の制御サブシステムにおいて、少なくともひとつの変換 エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関連するツールから記憶型の アクセス要求を受信して前記リポジトリへデータの記憶を開始できるようにし、 前記少なくともひとつの変換エンジンは前記コンピュータが全て前記関連ツール のデータ・モデルにしたがって前記記憶アクセス要求を１つまたはそれ以上の変 換アクセス要求に変換できるようにし、前記変換アクセス要求の各々は前記リポ ジトリに記憶するためのデータ項目を備えることを特徴とする制御サブシステ ム。 ５２．請求項４７に記載の制御サブシステムにおいて、前記ツールの前記データ ・モデルは実体−関連性モデルにしたがって定義された複数の階層型クラスを定 義し、前記アトム・データ・モデルはまた実体−関連性モデルにしたがって定義 された複数のクラスも有し、各々のツールのデータ・モデルでの各々のクラスで は前記リポジトリのデータ・モデルのひとつのクラスがマスター・クラスとして 識別され、前記リポジトリのデータ・モデルの他のクラスは２次的クラスとして 識別され、実体−関連性アトム・データ・モデルはマスター・クラスから一連の 前記２次的クラスを通って各々のツールについての指向性グラフを定義すること を特徴とする制御サブシステム。 ５３．請求項５２に記載の制御サブシステムにおいて、少なくともひとつの変換 エンジン・モジュールは前記コンピュータがこれに関連するツールから記憶型の アクセス要求を受信して前記リポジトリへのデータ項目の記憶を開始できるよう にし、前記少なくともひとつの変換エンジンは前記コンピュータが前記記憶アク セス要求に応答して前記関連ツールのデータ・モデルに全てしたがって前記記憶 アクセス要求を複数の変換アクセス要求に変換できるようにし、前記変換アクセ ス要求の各々は前記リポジトリへの記憶するためのデータ項目を含みこれによっ て記憶しようとするデータ項目に関連する前記指向性グラフを生成することを特 徴とする制御サブシステム。 ５４．請求項４３に記載の制御サブシステムにおいて、前記コンピュータが新規 ツールのための新規変換エンジンを生成し前記リポジトリのアトム・データ・モ デルを更新できるようにするためのシステム・マネージャ・モジュールを更に備 えることを特徴とする制御サブシステム。 ５５．請求項５４に記載の制御サブシステムにおいて、前記システム・マネージ ャ・モジュールは前記コンピュータが前記新規変換エンジンを生成して前記新 規ツールのデータ・モデルと前記リポジトリの現在のアトム・データ・モデルの 構造の間の対応の決定から前記リポジトリのアトム・データ・モデルを更新でき るようにすることを特徴とする制御サブシステム。 ５６．請求項５５に記載の制御サブシステムにおいて、前記システム・マネージ ャ・モジュールは更に、前記コンピュータが前記リポジトリの更新したアトム・ データ・モデルに応答して前記変換エンジンを更新できるようにすることを特徴 とする制御サブシステム。